JP2020144428A - 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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啓倫 土岸
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正樹 設楽
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Abstract

【課題】荷物を運ぶ効率を高める、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置のプログラムは、所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、第一の容量に収まる第一の荷物を車両によって運ぶ場合の料金を第一の容量に基づいて設定することと、所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、料金に関する情報及び第一の容量に関する情報を出力することと、を実行する。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
自律走行する移動体による荷物の配送方法を指定した際に、自律走行する移動体による配送の可否を確認するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2018−124676号公報
移動体で荷物を運ぶ場合に、移動体にまだ荷物を載せるスペースがあるのにもかかわらず、載せる荷物がない場合には、荷物を運ぶためのコストが高くなる虞がある。すなわち、移動体で荷物を運ぶ場合には、なるべく多くの荷物を隙間なく載せることが望ましい。本発明の目的は、荷物を運ぶ効率を高めることにある。
本発明の態様の一つは、所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、前記第一の容量に収まる第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の料金を前記第一の容量に基づいて設定することと、前記所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、前記料金に関する情報及び前記第一の容量に関する情報を出力することと、を実行する制御部を備える情報処理装置である。
本発明の態様の一つは、コンピュータが、所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、前記第一の容量に収まる第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の料金を前記第一の容量に基づいて設定することと、前記所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、前記料金に関する情報及び前記第一の容量に関する情報を出力することと、を実行する情報処理方法である。
本発明の態様の一つは、コンピュータに、所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、前記第一の容量に収まる第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の料金を前記第一の容量に基づいて設定することと、前記所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、前記料金に関する情報及び前記第一の容量に関する情報を出力することと、を実行させるプログラムである。
本発明によれば、荷物を運ぶ効率を高めることができる。
実施形態に係る輸送システムの概略構成を示す図である。 実施形態に係る輸送システムを構成する車両、ユーザ端末及びサーバのそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 サーバの機能構成の一例を示す図である。 車両情報のテーブル構成を例示した図である。 ユーザ情報のテーブル構成を例示した図である。 車両の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ端末の機能構成を例示した図である。 ユーザ端末がサーバから料金情報等を受信したときに、ユーザ端末の出力部に表示される画面の一例を示した図である。 輸送システムの処理のシーケンスを示す図である。 実施形態に係る料金情報提供処理のフローチャートの一例である。 実施形態に係る運行指令生成処理のフローチャートの一例である。
本発明の態様の一つである情報処理装置は、車両における第一の容量を取得する。第一の容量は、現時点における車両の空き容量を示している。すなわち、第一の容量は、まだ車両に載せることができる第一の荷物の容量を示している。なお、第一の容量を以下では、残存容量ともいう。例えば、車両に隙間なく荷物が載せられているのであれば残存容量は0である。第一の荷物を載せることができるスペースがあれば、その容量に応じた残存容量が取得される。残存容量は、例えば車両内に設置されたカメラにより撮像される画像に基づいて算出することもできるし、各ユーザが入力する荷物の大きさに基づいて算出することもできる。車両は所定範囲内を走行して荷物を輸送している。所定範囲は、例えば、車両によって荷物を配達または集荷することが予め定められている範囲であってもよく、または、車両によって荷物を配達可能または集荷可能な範囲であってもよい。また、所定範囲は、例えば、車両が移動する経路を変更しても車両の負担が許容範囲内となる範囲であってもよい。車両の負担には、例えば、時間的負担、コスト的負担等がある。なお、以下では所定範囲を運行範囲ともいう。
制御部は、仮に残存容量に収まる第一の荷物を車両が運ぶ場合の料金を、残存容量に基づいて設定する。この料金は、例えば基準料金よりも安く設定される。基準料金は、例えば残存容量によらずに設定される料金であり、値引きがないときの料金としてもよい。
このようにして設定した料金に関する情報を、制御部は、残存容量に関する情報とともにユーザの端末に出力する。この出力は、ユーザからの要望により行ってもよい。これらの情報を受け取るユーザは、所定範囲内に存在しているユーザであって、荷物の輸送をまだ希望していないユーザである。料金に関する情報が出力されると、例えば、ユーザが所持する端末に、その料金が表示される。料金及び残存容量によっては、第一の荷物を運んでもらうことをユーザが希望する場合もある。このようにして、残存容量に収まる第一の荷物が集まれば、一度により多くの荷物を運ぶことができるため、荷物を運ぶ効率を高めることができる。そのため、コスト削減になる。
前記制御部は、前記第一の容量が大きいほど、前記第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の前記料金が低くなるように、前記料金を設定することを実行してもよい。
残存容量が大きいほど第一の荷物の輸送にかかる料金が低くなるように料金を設定すれば、ユーザが集まりやすくなるので、残存容量をより小さくし得る。そのため、荷物を運ぶ効率を高めることができる。
前記制御部は、前記ユーザの端末から、前記第一の荷物を前記車両によって運ぶことを希望することに関する情報を受信した場合に、前記ユーザに対応する地点を前記車両が経由するように前記車両の運行指令を生成することと、前記生成した運行指令を前記車両に出力することと、を実行してもよい。
ユーザに対応する地点とは、例えば、ユーザの所在地、ユーザの住所、又は、第一の荷物を車両に載せる地点としてユーザが希望する地点である。ユーザが、車両によって第一
の荷物を運ぶことを希望した場合には、そのユーザから第一の荷物を受け取り可能なように車両の運行指令を生成する。この運行指令にしたがって車両が移動すれば、車両がユーザから第一の荷物を受け取ることができる。
前記制御部は、前記ユーザの端末に対して、前記車両が運行される時期に関する情報をさらに出力することを実行してもよい。
そうすると、例えばユーザが在宅している時期に第一の荷物を載せることが可能な車両を選択することができるため、より確実に第一の荷物を車両に載せることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。また、以下の実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
<実施形態>
(輸送システムの概要)
図1は、実施形態に係る輸送システム1の概略構成を示す図である。輸送システム1は、例えば、車両10、ユーザ端末20、サーバ30を含む。車両10、ユーザ端末20、サーバ30は、ネットワークN1によって相互に接続されている。ネットワークN1は、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網でありWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信網を含んでもよい。なお、車両10の台数は図1に例示した1台に限らず、2台以上であってもよい。車両10は、サーバ30が生成した運行指令に基づいて自律走行可能である。車両10は、荷物の配達及び集荷が可能なように構成されている。図1に示す輸送システム1は、ユーザがユーザ端末20を介して荷物の輸送を依頼すると、車両10が自律走行によってユーザから荷物を受け取るようにサーバ30が車両10の運行指令を生成して、荷物を輸送するシステムである。
なお、集荷を依頼するユーザは、複数存在することができる。以下では、他のユーザが依頼した荷物が車両10に既に載せられており、車両10が荷物を輸送している途中の場合について説明する。
サーバ30は、車両10に荷物を輸送させるために、荷物の配達地及び集荷地を車両10の経由地に設定して、車両10の運行指令を生成する。サーバ30によって生成された運行指令は、サーバ30から車両10に送信される。運行指令を受信した車両10は、この運行指令にしたがって自律走行する。
サーバ30は、車両10の残存容量に基づいて、残存容量に収まる荷物を運ぶときの料金を設定する。サーバ30は、車両10の残存容量に関する情報と、料金に関する情報とを、所定範囲内に存在するユーザ端末20に送信する。このときに、車両10が運行される時期に関する情報も併せてユーザ端末20に送信してもよい。サーバ30は、ユーザ端末20から荷物を運ぶ依頼を受けると、そのユーザ端末20に対応するユーザから荷物を受け取るように車両10の運行指令を生成し、その運行指令を車両10に送信する。この運行指令を受信した車両10は、運行指令にしたがって走行し、ユーザから荷物を受け取る。この荷物は、例えば、ユーザが指定する場所まで運ばれる。
サーバ30が料金に関する情報等を送信する範囲である所定範囲は、例えば、車両10が配達及び集荷が可能な範囲として予め定められている。この所定範囲は、車両10の位置情報に基づいて、これ以降に車両10が経由可能な範囲として設定してもよい。料金に関する情報を送信した後に、荷物を運ぶ依頼がユーザからあった場合には、このユーザか
ら荷物を受け取るように車両10が移動する経路をサーバ30が変更する。荷物を運ぶ料金は、例えば、残存容量が大きくなるほど、低くなるようにサーバ30によって設定される。したがって、車両10がユーザから荷物を受け取って残存容量が小さくなると、その後に発送を依頼するユーザの料金が基準料金以下の範囲内で高くなることもある。
(ハードウェア構成)
図2に基づいて、車両10、ユーザ端末20及びサーバ30のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る輸送システム1を構成する車両10、ユーザ端末20及びサーバ30のそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
サーバ30は、一般的なコンピュータの構成を有している。サーバ30は、プロセッサ31、主記憶部32、補助記憶部33、通信部34を有する。これらは、バスにより相互に接続される。サーバ30は、情報処理装置の一例である。
プロセッサ31は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等である。プロセッサ31は、サーバ30を制御し、様々な情報処理の演算を
行う。プロセッサ31は、「制御部」の一例である。主記憶部32は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。補助記憶部33は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等である。補助記憶部33には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。補助記憶部33に格納されたプログラムをプロセッサ31が主記憶部32の作業領域にロードして実行し、このプログラムの実行を通じて各構成部等が制御される。これにより、所定の目的に合致した機能をサーバ30が実現する。主記憶部32および補助記憶部33は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。なお、サーバ30は、単一のコンピュータであってもよいし、複数台のコンピュータが連携したものであってもよい。また、補助記憶部33に格納される情報は、主記憶部32に格納されてもよい。また、主記憶部32に格納される情報は、補助記憶部33に格納されてもよい。
通信部34は、ネットワークN1経由で車両10、ユーザ端末20と通信を行う手段である。通信部34は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
なお、サーバ30で実行される一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。サーバ30のハードウェア構成は、図2に示されるものに限定されない。また、サーバ30の一部または全ての構成が、車両10に搭載されていてもよい。
次に、車両10について説明する。車両10は、プロセッサ11、主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、通信部16、位置情報センサ17、環境情報センサ18、駆動部19、撮影装置100を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ11、主記憶部12、補助記憶部13については、サーバ30のプロセッサ31、主記憶部32、補助記憶部33と同様であるため、説明を省略する。
入力部14は、ユーザが行った入力操作を受け付ける手段であり、例えば、タッチパネル、押しボタン等である。出力部15は、ユーザに対して情報を提示する手段であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル、スピ
ーカ、ランプ等である。入力部14及び出力部15は、1つのタッチパネルディスプレイとして構成してもよい。通信部16は、車両10をネットワークN1に接続するための通
信手段である。通信部16は、例えば、移動体通信サービス(3G(3rd Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の電話通信網、WiFi等の無線通信)を利用して、
ネットワークN1経由で他の装置(例えばサーバ30等)と通信を行うための回路である。
位置情報センサ17は、所定の周期で、車両10の位置情報(例えば緯度、経度)を取得する。位置情報センサ17は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信部
、WiFi通信部等である。位置情報センサ17で取得された情報は、例えば、補助記憶部13等に記録され、サーバ30に送信される。
環境情報センサ18は、車両10の状態をセンシングしたり車両10の周辺をセンシングしたりする手段である。車両10の状態をセンシングするためのセンサとして、加速度センサ、速度センサ、方位角センサが挙げられる。車両10の周辺をセンシングするためのセンサとして、ステレオカメラ、レーザスキャナ、LIDAR、レーダなどが挙げられる。
駆動部19は、プロセッサ11が生成した制御指令に基づいて、車両10を走行させる。駆動部19は、例えば、車両10が備える車輪を駆動するためのモータやインバータ、ブレーキ、ステアリング機構等を含んで構成され、制御指令に従ってモータやブレーキ等が駆動されることで、車両10の自律走行が実現される。
撮影装置100は、車両10の荷室内に設けられており、荷室内を撮影する。撮影装置100は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を用いて撮影を行うカメラである。撮影により得られる画像は、静止画または動画の何れであってもよいが、本実施形態では撮影装置100が静止画を撮影するものとする。
次に、ユーザ端末20について説明する。ユーザ端末20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)といった小型のコンピュータである。ユーザ端末20は、プロセッサ21、主記憶部22、補助記憶部23、入力部24、出力部25、通信部26を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ21、主記憶部22、補助記憶部23、入力部24、出力部25、通信部26は、車両10のプロセッサ11、主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、通信部16と同様であるため、説明を省略する。なお、ユーザ端末20は、単一のコンピュータであってもよいし、複数台のコンピュータが連携したものであってもよい。
(機能構成:サーバ)
図3は、サーバ30の機能構成の一例を示す図である。サーバ30は、機能構成要素として、車両管理部301、発送要求取得部302、ユーザ情報取得部303、残存容量取得部304、料金情報提供部305、運行指令生成部306、車両情報DB311、ユーザ情報DB312、地図情報DB313を含む。車両管理部301、発送要求取得部302、ユーザ情報取得部303、残存容量取得部304、料金情報提供部305、運行指令生成部306は、例えば、サーバ30のプロセッサ31が、補助記憶部33に記憶された各種プログラムを実行することで提供される機能構成要素である。
車両情報DB311、ユーザ情報DB312、地図情報DB313は、プロセッサ31によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System、DBMS)のプログラムが、補助記憶部33に記憶されるデータを管
理することで構築される、例えば、リレーショナルデータベースである。なお、サーバ30の各機能構成要素のいずれか、またはその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。
車両管理部301は、車両10に関する様々な情報を管理する。車両管理部301は、例えば、所定の周期で車両10から送信された位置情報、または、サーバ30からの要求に応じて車両10から送信された位置情報を取得して管理する。車両管理部301は、位置情報を車両IDと関連付けて車両情報DB311に格納する。車両IDは、車両10に固有な識別子である。また、車両管理部301は、車両10に載せされている荷物に対応するID(以下、荷物IDともいう。)に関する情報を管理する。荷物IDは、荷物に固有な識別子であり、ユーザIDと紐付けされている。ユーザIDは、ユーザに固有な識別子である。
発送要求取得部302は、例えば、荷物の輸送を希望するユーザのユーザ端末20から発送要求を取得する。発送要求とは、ユーザの識別子を含む情報であり、当該ユーザが荷物を発送するために車両10による集荷を要求するための情報である。発送要求は、荷物を車両10によって運ぶことを希望することに関する情報といえる。発送要求には、ユーザIDに関する情報、及び、ユーザが集荷を希望する車両10に固有の識別子(以下、車両IDともいう。)に関する情報を含む。発送要求取得部302は、発送要求を取得すると、この発送要求に対応する荷物に荷物IDを付与する。
ユーザ情報取得部303は、例えば、夫々のユーザ端末20に対応するユーザの情報(ユーザ情報)を取得する。ユーザ情報には、例えば、ユーザと紐付けされているユーザID、氏名、住所等に関する情報が含まれる。ユーザ情報は、ユーザ端末20からサーバ30へ送信される。ユーザ情報取得部303は、ユーザ情報を取得すると、そのユーザ情報を後述のユーザ情報DB312に格納する。
残存容量取得部304は、車両10の残存容量に関する情報を取得する。残存容量は、車両10の撮影装置100によって撮影された画像に基づいて算出する。この画像は、車両10の撮影処理部105によってサーバ30に送信された画像であり、補助記憶部33に記憶されている。残存容量の算出には周知の技術を用いることができる。なお、本実施形態では車両10の荷室を撮像した画像に基づいて残存容量を算出するが、残像容量を算出する方法はこれに限らない。例えば、荷物の発送時にユーザがユーザ端末20に荷物の大きさを入力し、この情報に基づいて残存容量を算出してもよい。また、車両10に残存容量を検出するセンサを設け、このセンサの出力値に基づいて車両10の残存容量を算出してもよい。残存容量の算出は、ユーザからの問い合わせがあったとき(ユーザからの要望があったときであってもよい。)に行ってもよく、車両10の撮影装置100によって荷室が撮影されたときに行ってもよい。
料金情報提供部305は、現時点における残存容量に応じて、現時点においてユーザが車両10によって荷物を運ぶことを依頼した場合の料金を演算する。料金の演算は、各車両10について行われる。例えば、残存容量が大きいほど、料金を低くしてもよい。この料金は残存容量によって段階的に変化させてもよい。また、残存容量に応じて設定される料金は、基準料金よりも低い料金に設定される。基準料金は、残存容量によらずに設定される料金であり、値引き前の料金である。残存容量と料金との関係は、補助記憶部33に格納されている。そして、料金情報提供部305は、ユーザの住所が所定範囲内のユーザを検索する。そして、検索されたユーザのユーザ端末20に料金に関する情報(料金情報)、残存容量に関する情報、運行時期に関する情報を送信する。これらの情報には、車両IDが紐づけされている。
運行指令生成部306は、例えば、車両10が出発地から出発して、荷物の配達地や集荷地を経由して、車両10が出発地に戻るように運行指令を生成する。運行指令生成部306は、後述する地図情報DB313に格納されている地図情報に基づいて移動経路を生成する。移動経路の生成には周知の技術を用いることができる。例えば、移動経路は、車両10の移動距離が最短になる経路や、車両10の移動時間が最短になる経路等の予め決められたルールにしたがった経路となるように生成される。運行指令生成部306は、生成した運行指令を車両10に送信する。また、運行指令生成部306は、ユーザ端末20から発送要求を受信すると、発送要求に係る荷物の集荷地まで車両10を移動させ、集荷地において荷物を車両10に載せるように運行指令を生成する。
車両情報DB311は、補助記憶部33に車両情報が格納されて形成されており、そこでは車両IDと車両情報との紐付けが行われている。ここで、車両情報DB311に格納される車両情報の構成について、図4に基づいて説明する。図4は、車両情報のテーブル構成を例示した図である。車両情報テーブルは、車両ID、位置情報、運行範囲、運行時期、荷物IDの各フィールドを有する。車両IDフィールドには、車両10を特定する識別情報(車両IDを示す情報)が入力される。位置情報フィールドには、車両10が送信した位置情報が入力される。この位置情報は、車両10の現在地を示す情報である。運行範囲フィールドには、車両10が配達及び集荷を行う範囲に関する情報が入力される。なお、配達及び集荷を行う範囲は、上記の所定範囲に相当し、以下では、運行範囲ともいう。運行時期フィールドには、車両10が配達及び集荷を行う時期、すなわち、運行時期に関する情報が入力される。荷物IDフィールドには、荷物IDを示す情報が入力される。各車両10に対応する運行範囲に関する情報及び運行時期に関する情報は予め入力されている。荷物IDには、例えば、ユーザID、配達地、集荷地が紐づけされている。
ユーザ情報DB312は、補助記憶部33にユーザ情報が格納されて形成されており、そこではユーザIDとユーザ情報の紐付けが行われている。ここで、ユーザ情報DB312に格納されるユーザ情報の構成について、図5に基づいて説明する。図5は、ユーザ情報のテーブル構成を例示した図である。ユーザ情報テーブルは、ユーザID、氏名、住所の各フィールドを有する。ユーザIDフィールドには、ユーザを特定するための識別情報(ユーザIDに関する情報)が入力される。氏名フィールドには、ユーザの氏名に関する情報が入力される。住所フィールドには、ユーザの住所に関する情報(以下、住所情報ともいう。)が入力される。なお、ユーザの住所は、荷物の配達地および集荷地として利用される。
地図情報DB313には、地図データ、当該地図データ上の各地点の特性を示す文字や写真等のPOI(Point of Interest)情報を含む地図情報が格納される。なお、地図情
報DB313は、ネットワークN1に接続される他のシステム、例えば、GIS(Geographic Information System)から提供されてもよい。
(機能構成:車両)
図6は、車両10の機能構成の一例を示す図である。車両10は、機能構成要素として、運行計画生成部101、環境検出部102、走行制御部103、位置情報送信部104、撮影処理部105を含む。運行計画生成部101、環境検出部102、走行制御部103、位置情報送信部104、撮影処理部105は、例えば、車両10のプロセッサ11が、補助記憶部13に記憶された各種プログラムを実行することで提供される機能構成要素である。
運行計画生成部101は、サーバ30から運行指令を取得し、自身の運行計画を生成する。当該運行指令には、車両10が経由する経由地に関する情報が含まれる。運行計画生成部101は、サーバ30から与えられた運行指令に基づいて、車両10の移動経路を算
出し、移動経路を移動する運行計画を生成する。
環境検出部102は、環境情報センサ18が取得したデータに基づいて、自律走行に必要な車両10の周囲の環境を検出する。検出の対象は、例えば、車線の数や位置、車両10の周囲に存在する他の移動体の数や位置、自身の周囲に存在する障害物(例えば歩行者、自転車、構造物、建築物など)の数や位置、道路の構造、道路標識などであるが、これらに限られない。自律的な走行を行うために必要なものであれば、検出の対象はどのようなものであってもよい。例えば、環境情報センサ18がステレオカメラである場合には、それにより撮像された画像データを画像処理することで車両10の周囲の物体検出が行われる。環境検出部102が検出した、車両10の周囲環境に関するデータ(以下、環境データ)は、後述する走行制御部103へ送信される。
走行制御部103は、運行計画生成部101が生成した運行計画と、環境検出部102が生成した環境データ、ならびに、位置情報センサ17が取得した車両10の位置情報に基づいて、車両10の自律的な走行を制御するための制御指令を生成する。例えば、走行制御部103は、所定の経路に沿って走行し、かつ、車両10を中心とする所定の安全領域内に障害物が進入しないように車両10を走行させるべく制御指令を生成する。生成された制御指令は、駆動部19へ送信される。車両10を自律移動させるための制御指令の生成方法については、公知の方法を採用することができる。
位置情報送信部104は、位置情報センサ17から取得される位置情報を、通信部16を介してサーバ30に送信する。位置情報送信部104が位置情報を送信するタイミングは適宜設定可能であり、例えば、定期的に送信してもよいし、何らかの情報をサーバ30に送信するタイミングに合わせて送信してもよいし、サーバ30からの要求に応じて送信してもよい。位置情報送信部104は、自車両を一意に識別する識別情報(車両ID)とともに、位置情報をサーバ30に送信する。なお、車両10を識別する車両IDは、予め割り当てられる。
撮影処理部105は、撮影装置100を制御することにより、所定のタイミングで車両10の荷室内を撮影する。所定のタイミングは、例えば、車両10に荷物が載せられたタイミング、車両10から荷物が降ろされたタイミング、車両10が配達地または集荷地から出発したタイミング、車両10の荷室のドアが閉められたタイミング、サーバ30から要求されたタイミング等である。撮影処理部105は、撮影装置100によって撮影された画像を補助記憶部13に記憶させる。また、撮影処理部105は、撮影装置100によって撮影された画像を、通信部16を介してサーバ30に送信する。
(機能構成:ユーザ端末)
次に、ユーザ端末20の機能について説明する。図7は、ユーザ端末20の機能構成を例示した図である。ユーザ端末20は、機能構成要素として、発送要求生成部201、ユーザ情報生成部202、料金情報取得部203を備える。発送要求生成部201、ユーザ情報生成部202、料金情報取得部203は、例えば、ユーザ端末20のプロセッサ21が、補助記憶部23に記憶された各種プログラムを実行することで提供される機能構成要素である。ただし、各機能構成素のいずれか、またはその処理の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
発送要求生成部201は、例えば、出力部25に操作画面を出力し、ユーザによる入力部24への入力に応じて発送要求を生成する。図8は、ユーザ端末20がサーバ30から料金情報等を受信したときに、ユーザ端末20の出力部25に表示される画面の一例を示した図である。出力部25には、ユーザの住所において集荷可能な車両10に対応する、車両ID、残存容量、料金、運行時期が表示される。この画面は、後述の料金情報取得部
203がサーバ30から受信した料金情報に基づいて生成する。例えば、この画面に表示された車両IDのいずれかをユーザがクリックすると、発送要求生成部201は、発送要求を生成する。発送要求生成部201は、生成した発送要求をサーバ30に送信する。発送要求には、ユーザ端末20の補助記憶部23に記憶されているユーザIDに関する情報、及び、ユーザが選択した車両10に対応する車両IDに関する情報を含む。
ユーザ情報生成部202は、ユーザ情報を生成する。ユーザ情報生成部202は、出力部25にユーザ情報(例えば氏名、住所)の入力を促す操作画面を表示し、ユーザによる入力部24への入力に応じたユーザ情報を生成する。生成されたユーザ情報は、ユーザ情報生成部202がユーザIDと紐づけしてサーバ30に送信する。なお、ユーザ情報は、予めユーザが入力部24を用いて入力しておき、ユーザ端末20の補助記憶部23に記憶させておいてもよい。そして、ユーザ情報生成部202は、補助記憶部23に記憶されているデータに基づいて、ユーザ情報を生成してもよい。また、ユーザ情報生成部202は、例えば、各ユーザがユーザ登録を行うときにユーザ情報を生成してサーバ30に送信してもよい。この場合、サーバ30のユーザ情報DB312に予めユーザ情報が記憶される。
料金情報取得部203は、サーバ30から送信される料金情報、残存容量に関する情報、運行時期に関する情報を取得する。料金情報取得部203が取得した料金情報、残存容量に関する情報、運行時期に関する情報は、補助記憶部23に記憶されると共に、発送要求生成部201に渡される。なお、料金情報取得部203は、サーバ30に対して料金情報及び残存容量に関する情報の送信を要求する機能を有していてもよい。
(処理の流れ:システム)
次に、輸送システム1の動作について説明する。図9は、輸送システム1の処理のシーケンスを示す図である。なお、図9に示したシーケンス図では、ユーザ情報は各ユーザ端末20から予め送信してあり、車両10の位置情報は所定の時間毎にサーバ30へ送信されているものとする。また、車両10にはすでに他のユーザの荷物が載せられており、車両10は自律走行しているものとする。
S10では、サーバ30が、料金情報提供処理を実行する。料金情報提供処理については後述する。料金情報提供処理が終了すると、料金情報及び残存容量に関する情報(以下、料金情報等ともいう。)が、サーバ30からユーザ端末20に送信される(S11の処理)。料金情報等を受信したユーザ端末20は、図8に示したように、料金情報に対応した画像を出力部25に出力させる(S12の処理)。
ユーザ端末20に料金が出力されることにより、ユーザは、荷物を発送する場合の現時点での料金を知ることができる。また、ユーザ端末20に残存容量が出力されることにより、ユーザは、車両10にユーザの荷物を載せることができるか否か判断することができる。そして、ユーザが集荷を依頼する場合に、例えば、ユーザがユーザ端末20の画面に表示されている車両IDをクリックする。そうすると、ユーザ端末20は、発送要求を生成する(S13の処理)。この発送要求は、S14においてユーザ端末20からサーバ30に送信される(S14の処理)。発送要求を受信したサーバ30は、受信した発送要求に含まれるユーザIDに関する情報及び車両IDに関する情報に基づいて、車両10の運行指令を生成する(S15の処理)。運行指令は、例えば、車両10が、荷物の配達地及び集荷地を最短距離で移動するように生成される。生成された運行指令は、サーバ30から車両10に送信される(S16の処理)。運行指令を受信した車両10は、運行指令に従って自律走行する(S17の処理)。
(処理の流れ:サーバ)
次に、図9に示したシーケンス図のS10において実行される料金情報提供処理について説明する。図10は、本実施形態に係る料金情報提供処理のフローチャートの一例である。図10に示した料金情報提供処理は、残存容量取得部304及び料金情報提供部305によって各車両10について所定の時間毎に実行される。なお、料金情報提供処理は、車両10による荷物の受け取り又は受け渡しがある度に、その車両10について実行されてもよい。なお、ここでは、車両情報DB311及びユーザ情報DB312を構築するために必要な情報を、車両10及びユーザ端末20からサーバ30が既に受信しているものとする。
ステップS101では、残存容量取得部304が、補助記憶部33から車両10の荷室の画像を取得する。ステップS102では、残存容量取得部304が、取得した画像に基づいて残存容量を取得する。残存容量の算出には、補助記憶部33に記憶されている所定のプログラムが用いられる。ステップS103では、料金情報提供部305が、料金を設定する。料金情報提供部305は、残存容量に基づいて現時点における荷物の運搬に要する料金を算出し設定する。また、料金情報提供部305は、料金の算出結果に基づいて料金情報を生成する。ステップS104では、料金情報提供部305が、ユーザ情報DB312に格納されているユーザの住所に関する情報(住所情報)と、車両情報DB313に格納されている車両10の運行範囲に関する情報(運行範囲情報)及び運行時期に関する情報(運行時期情報)とを取得する。
次に、ステップS105では、料金情報提供部305が、ステップS104で取得された住所情報と運行範囲情報とに基づいて、ユーザの住所が車両10の運行範囲内に位置するユーザを検索する。料金情報提供部305は、ユーザの住所情報に基づいて、運行範囲内に住所が位置する全てのユーザをピックアップする。そして、ステップS106では、料金情報提供部305が、ステップS104においてピックアップされたユーザに対応するユーザ端末20に対して、ステップS102で取得された残存容量に関する情報、ステップS103で生成された料金情報、ステップS104で取得された運行時期情報を、対応する車両IDと紐づけしてユーザ端末20に送信する。その後、図10に示される処理が終了する。
次に、図9に示したシーケンス図のS15において実行される運行指令生成処理について説明する。図11は、本実施形態に係る運行指令生成処理のフローチャートの一例である。図11に示す処理は、サーバ30の発送要求取得部302及び運行指令生成部306によって所定の時間毎に実行される。なお、ここでは、車両情報DB311及びユーザ情報DB312を構築するために必要な情報を、車両10及びユーザ端末20からサーバ30が既に受信しているものとする。
ステップS201では、発送要求取得部302が、ユーザ端末20から発送要求を受信したか否か判定する。ステップS201で肯定判定された場合にはステップS202へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。ステップS202では、運行指令生成部306が、車両情報DB311から車両情報を取得する。本実施形態では車両10がすでに走行しているために、本ステップS202において車両10の位置情報が取得される。また、荷物IDと紐づけされている配達地または集荷地が取得される。ステップS203では、運行指令生成部306が、発送要求を発信したユーザ端末20に対応するユーザの住所情報を取得する。そして、ステップS204では、運行指令生成部306が、ステップS202で取得した車両情報及びステップS203で取得した住所情報に基づいて運行指令を生成する。その後、運行指令生成部306は、生成した運行指令を車両10に送信する。なお、運行指令生成部306は、運行指令に基づいて各ユーザの住所への車両10の到着時刻を算出し、その時刻を対応するユーザ端末20へ送信してもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、自律走行する車両10を利用して荷物を運ぶときに、まだ荷物を載せることができるスペースがある場合に、料金を低減することにより、そのスペースに載せる荷物を集めやすくすることができる。これにより、無駄なスペースを無くすことができるため、荷物を運ぶときの効率を高めることができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。上記実施形態では、情報処理装置としてサーバ30を例に挙げて説明したが、これに限らず、車両10が情報処理装置として機能してもよく、ユーザ端末20が情報処理装置として機能してもよい。また、サーバ30と、車両10またはユーザ端末20とが、情報処理装置として機能してもよい。例えば、上記実施形態では、サーバ30が、機能構成要素として、車両管理部301、発送要求取得部302、ユーザ情報取得部303、残存容量取得部304、料金情報提供部305、運行指令生成部306、車両情報DB311、ユーザ情報DB312、地図情報DB313を含んでいるが、これらの機能構成要素の一部または全部が、車両10に含まれていてもよい。例えば、車両10が、残存容量を算出してもよい。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1 輸送システム
10 車両
20 ユーザ端末
30 サーバ
31 プロセッサ
32 主記憶部
33 補助記憶部
34 通信部

Claims (6)

  1. 所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、
    前記第一の容量に収まる第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の料金を前記第一の容量に基づいて設定することと、
    前記所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、前記料金に関する情報及び前記第一の容量に関する情報を出力することと、
    を実行する制御部を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第一の容量が大きいほど、前記第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の前記料金が低くなるように、前記料金を設定することを実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記ユーザの端末から、前記第一の荷物を前記車両によって運ぶことを希望することに関する情報を受信した場合に、前記ユーザに対応する地点を前記車両が経由するように前記車両の運行指令を生成することと、
    前記生成した運行指令を前記車両に出力することと、
    を実行する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記ユーザの端末に対して、前記車両が運行される時期に関する情報をさらに出力することを実行する請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータが、
    所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、
    前記第一の容量に収まる第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の料金を前記第一の容量に基づいて設定することと、
    前記所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、前記料金に関する情報及び前記第一の容量に関する情報を出力することと、
    を実行する情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    所定範囲内で自律走行を行う車両における荷物を載せることが可能な残りの容量である第一の容量を取得することと、
    前記第一の容量に収まる第一の荷物を前記車両によって運ぶ場合の料金を前記第一の容量に基づいて設定することと、
    前記所定範囲内に存在しているユーザの端末に対して、前記料金に関する情報及び前記第一の容量に関する情報を出力することと、
    を実行させるプログラム。
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