JP2020144086A - 流体残量検出装置及び流体容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサー部が停止した状態から再起動した場合であっても、表示子の位置を確認することができ、電力消費を光学センサーよりも低減できる、小型化が可能な流体残量検出装置の提供。【解決手段】残量検出器10を備えた流体容器1に取り付けられる流体残量検出装置20であって、前記残量検出器10の残量表示部材13の変位範囲内に設置され、前記残量表示部材13の位置を磁気的に検出するセンサー部21と、前記センサー部21に接続され、前記センサー部21からの出力信号を前記流体容器1内の流体残量に対応する電気信号に変換して外部出力する信号処理部30と、を備え、前記センサー部21は、互いに直交する三軸方向の磁界を検出する三軸磁気センサー22を有することにより解決される。【選択図】図4

Description

本発明は、流体残量検出装置及び流体容器に関し、特に、磁気センサーを備えた流体残量検出装置及び流体容器に関する。
暖房のため灯油を多量に消費する豪雪地域では、容量が100リットルから200リットル以上の大容量の灯油タンク(流体容器)が普及している。図1に示すように、灯油タンク1は、家屋Hの外に設置される金属製のタンク本体2を有しており、タンク内の灯油の残油量を外部から目視することはできないため、タンク内の灯油の残量は、灯油タンク1の上部に備えられたコップ型油量計10で確認される。
コップ型油量計10は、図2に示すように、灯油の上面に浮くフロート11と、該フロート11の位置に応じて上下動する作動ロッド12と、該作動ロッド12の上部先端部に形成される円盤状の表示子13と、を備えて構成されている。表示子13は、灯油タンク1の内部の灯油の液面位置に応じて上下動するため、灯油タンク1の灯油が消費されて減少すると、表示子13の位置が下降する。
表示子13は、透明なコップ型のケース14で被われており、該ケース14には所定の目盛りが表示されている。ユーザーは、表示子13の位置に対応するケースの目盛りを目視することで、灯油タンク1の内部の残油量を確認する。しかし、大容量の灯油タンク1は、屋外に設置されるものであるため、残油量を確認するためには、屋外の灯油タンク1が設置されている場所まで行って目視で確認しなければならなかった。また、豪雪地域では、降雪によって灯油タンク1が雪に埋もれてしまうと、表示子13の位置を容易には確認できないという課題があった。
特許文献1には、灯油タンクのコップ型油量計の表示子の位置を検知する光検知型のセンサー部と、センサー部の出力に応じて残油量を表示する残油量表示部とを有する灯油タンクの残油量表示装置が記載されている。
より詳細には、特許文献1には、センサー部が、油量計のケースに被せられる光を通さない被覆カバーと、被覆カバーの内側に設けられた投光用LEDと、投光用LEDの光を受光するための複数の硫化カドニウムセルと、を有している。特許文献1の灯油タンクの残油量表示装置によると、センサー部が表示子の位置を検知し、その位置を残油量表示部の表示用ランプにて屋内で確認することができる。
特開2008−260545号公報
特許文献1に記載の技術では、光学的に表示子を検知するため、投光用LED及び硫化カドニウムセルから構成される光学センサーを複数設けないと表示子の位置を読みとることができなかった。また、センサー部が停止した状態から再起動した際に、表示子の位置によっては対応する光学センサーが存在せず、表示子の位置がわからないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、センサー部の作動が停止した状態から再起動した場合であっても、表示子の位置を確認することができ、電力消費を光学センサーよりも低減できる、小型化が可能な流体残量検出装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の流体残量検出装置によれば、残量検出器を備えた流体容器に取り付けられる流体残量検出装置であって、前記残量検出器の残量表示部材の変位範囲内に設置され、前記残量表示部材の位置を磁気的に検出するセンサー部と、前記センサー部に接続され、前記センサー部からの出力信号を前記流体容器内の流体残量に対応する電気信号に変換して外部出力する信号処理部と、を備え、前記センサー部は、互いに直交する三軸方向の磁界を検出する三軸磁気センサーを有すること、により解決される。
上記構成によれば、センサー部が三軸磁気センサーを有するため、表示子などの残量表示部材の変位方向とは異なる方向の磁気ベクトルを検出することで、残量表示部材の位置を磁気的に検出できる。したがって、センサー部の作動が停止した状態から再起動した場合であっても、表示子の位置、つまり、流体容器内の流体残量を確認することができ、電力消費を光学センサーよりも低減でき、装置の小型化も可能となる。
このとき、前記残量検出器の頂部に載置される載置部を備えると好適である。
上記構成によれば、残量検出器に対する流体残量検出装置の鉛直方向の取り付け位置が正確なものとなる。
このとき、前記残量検出器の側部に係合する係合部を備えると好適である。
上記構成によれば、残量検出器に対する流体残量検出装置の水平方向の取り付け位置が正確なものとなる。
このとき、前記残量検出器に取り付けるための固定部材を備えると好適である。
上記構成によれば、残量検出器に対する流体残量検出装置の取り付けが確実なものとなる。
このとき、前記センサー部は、前記三軸磁気センサーを、鉛直方向において離間した位置に少なくとも2つ備えると好適である。
上記構成によれば、事前にキャリブレーションを行うことなく、残量表示部材の位置を磁気的に検出できる。
このとき、前記流体容器が燃料タンクであり、前記残量検出器が、前記燃料タンクの上部に設けられたコップ型油量計であると好適である。
上記構成によれば、流体残量検出装置を、コップ型油量計を備えた燃料タンクに適用することで、燃料タンク内の燃料残量を確認することができる。
前記課題は、本発明の流体容器によれば、流体容器であって、該流体容器の上部に供えられた残量検出器と、該残量検出器に取り付けられる流体残量検出装置と、を備え、前記残量検出器は、前記流体容器内の流体の上面に浮かぶフロートと、該フロートに接続されて設けられ、前記フロートの位置に応じて上下方向に移動する作動部材と、該作動部材の上端に設けられた残量表示部材と、を備え、前記流体残量検出装置は、前記残量検出器の前記残量表示部材の変位範囲内に設置され、前記残量表示部材の位置を検出するセンサー部と、前記センサー部に接続され、前記センサー部からの出力信号を前記流体容器内の流体残量に対応する電気信号に変換して外部出力する信号処理部と、を備え、前記センサー部は、互いに直交する三軸方向の磁界を検出する三軸磁気センサーを有すること、により解決される。
本発明の流体残量検出装置によれば、センサー部の作動が停止した状態から再起動した場合であっても、表示子の位置、つまり、流体容器内の流体残量を確認することができる。
灯油タンクの構成を説明するための外観図である。 灯油タンクが備えるコップ型油量計の構成を説明するための外観図である。 本発明の一実施形態に係る流体残量検出装置の構成を示す概略模式図である。 コップ型油量計に対して、本発明の一実施形態に係る流体残量検出装置を取り付けた状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るセンサー部の電気的構造を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る流体残量検出装置が備える三軸磁気センサーによる表示子の位置検出方法を説明する模式的説明図である。 本発明の一実施形態に係る流体残量検出装置が測定した流体残量を携帯端末に表示した状態を示す図である。 変形例に係る流体残量検出装置による表示子の位置検出方法を説明する模式図である。 変形例に係る流体残量検出装置による表示子の位置検出方法を説明する概念図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る流体残量検出装置及び流体容器について図1乃至9を参照して説明する。
<灯油タンク1>
まず、本実施形態の流体残量検出装置20を適用する流体容器の一例である灯油タンク1について図1乃至図4を参照して説明をする。
灯油タンク1は、一般に家屋Hの外に設置されており、金属製のタンク本体2を有している。タンク本体2の内部の灯油の残量は、タンク本体2の上部2aに備えられた残量検出器としてのコップ型油量計10で目視にて確認することが出来る。
(コップ型油量計10)
コップ型油量計10は、図2に示すように、灯油(流体)の上面に浮かぶフロート11と、フロート11に接続され、フロート11の位置に応じて鉛直方向(上下方向)に移動する作動部材としての作動ロッド12と、作動ロッド12の上端に設けられた残量表示部材としての円盤状の表示子13と、を備えている。
表示子13は通常、樹脂材料で形成されており、図4に示されるように、側面視台形形状に形成されている。表示子13は、灯油タンク1の内部の灯油の液面位置に応じて上下動(換言すると、鉛直方向に移動)するため、灯油タンク1の灯油が消費されて減少すると、表示子13の位置が下降する。
本実施形態に係るコップ型油量計10では、図4に示されるように、表示子13の上面に、磁石13aが取り付けられている。磁石13aは、S極とN極が、それぞれ上下方向となるように、表示子13に取り付けられている。
図4に示すように、表示子13は、透明なコップ型のケース14で被われており、ケース14には、後述するように、所定の目盛りが表示されている。ユーザーは、表示子13の位置に対応するケース14の目盛り15を目視することで、灯油タンク1の内部の残油量を確認する。
<流体残量検出装置20>
本実施形態に係る流体残量検出装置20はコップ型油量計10の表示子13の変位範囲内に設置され、表示子13の位置を磁気的に検出する機能を有している。本実施形態に係る流体残量検出装置20は、図3乃至図5に示すように、表示子13の位置を磁気的に検出するセンサー部21と、センサー部21に接続され、センサー部21からの出力信号を灯油タンク1内の灯油の残量に対応する電気信号に変換して外部出力する信号処理部30と、を備えている。なお、図3では、ケース14の目盛り15の図示を省略している。
センサー部21は、互いに直交する三軸方向の磁界を検出する三軸磁気センサー22を有している。三軸磁気センサー22は、互いに直行する三軸方向の磁界の大きさ(絶対値)と磁界の方向(符号)とを検出することができる。三軸磁気センサー22が検出する検出結果は、電気的な信号(電圧信号又は電流信号)であり、信号の絶対値が磁界の大きさ(絶対値)を示し、信号の符号が磁界の方向を示す。三軸磁気センサー22は、互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向についてそれぞれ磁界の大きさ(絶対値)及び磁界の方向(符号)を検出することができるよう、X軸方向検出部、Y軸方向検出部、Z軸方向検出部を備えている。
図3に示すように、センサー部21は直方体形状を有しており、センサー部21の厚み方向、換言すると、センサー部21に内蔵されている基板(不図示)に直交する方向がZ軸方向として定義されている。また、図3に示すように、表示子13の移動方向である鉛直方向(上下方向)がY軸方向と定義され、Y軸及びZ軸と直交する方向がX軸方向と定義されている。
本実施形態に係る流体残量検出装置20は、三軸磁気センサー22により、表示子13の移動方向に平行な方向の磁界、つまり、Z軸方向の磁界の大きさ(絶対値)及び磁界の方向(符号)について検出を行う。
図3及び図4に示すように、流体残量検出装置20は、コップ型油量計10のケース14の頂部14aに載置される載置部23を備えている。載置部23によれば、コップ型油量計10に対する流体残量検出装置20の鉛直方向の取り付け位置が正確なものとなる。
また、流体残量検出装置20は、コップ型油量計10の側部14bに係合する、互いに離間した3つの係合部24を備えている。係合部24によれば、コップ型油量計10に対する流体残量検出装置20の水平方向の取り付け位置が正確なものとなる。
また、流体残量検出装置20は、流体残量検出装置20をコップ型油量計10に取り付けるための固定部材25を備えていてもよい。固定部材25としては、結束バンドを用いることができる。固定部材25によれば、コップ型油量計10に対する流体残量検出装置20の取り付けが確実なものとなる。また、固定部材25として結束バンドを用いた場合、サイズの異なるコップ型油量計10に対しても流体残量検出装置20を取り付けることが可能となる。
ケース14には、目盛り15が印字されている。具体的には、図4に示すように、残油量に応じて、下から順に「空」、「1/4」、「1/2」、「3/4」、「満」の文字が目盛り線と共に印字されている。
表示子13は、側面視台形形状を有しているが、台形の下端が目盛り15の1/4の表示となるときに、磁石13aの真横に三軸磁気センサー22が位置するようにセッティングされている。後述するように、表示子13が、目盛り15の「1/4」の表示に対応する位置にある時に、Z軸方向の磁気ベクトルがゼロとなるように設定されている。
図5に示すように、信号処理部30は、センサー部21からの出力信号(より詳細には三軸磁気センサー22からの出力信号)、つまり、直行する三軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の磁界の大きさ(絶対値)及び磁界の方向(符号)を、灯油タンク1内の灯油の残量に対応する電気信号に変換して無線通信にて外部出力する。なお、センサー部21及び信号処理部30は、不図示のバッテリーにより駆動される。
(表示子の位置検出方法について)
図6は、本実施形態に係る流体残量検出装置20が備える三軸磁気センサー22による表示子13の位置検出方法を説明する模式的説明図である。図6では、磁石13aの位置を固定して、三軸磁気センサー22との相対位置が異なる3つの場合を示している。三軸磁気センサー22は、ベクトル量である磁界Mの大きさ(絶対値)と磁界Mの方向(符号)を、三軸方向それぞれにおいて検出可能となっている。
三軸磁気センサー22が、磁石13aに対して上方にある場合、磁界MのZ軸成分Mは正の値、磁界MのY軸成分Mは負の値となる。また、三軸磁気センサー22が、磁石13aに対して同レベルの高さにある場合、磁界MのZ軸成分Mは、ゼロとなり、磁界MのY軸成分Mは負の値となる。そして、三軸磁気センサー22が、磁石13aに対して下方にある場合、磁界MのZ軸成分Mは負の値、磁界MのY軸成分Mも負の値となる。
つまり、鉛直方向(上下方向)における、三軸磁気センサー22と磁石13aの相対位置、具体的には、磁界MのZ軸成分Mの大きさ(絶対値)と磁界Mの方向(符号)を監視することで、磁石13aの位置、すなわち表示子13の位置を検出することが可能である。
より詳細には、表示子13が、ケース14の目盛り15の「1/4」の表示に対応する位置にある時に、磁石13aによる磁界MのZ軸成分Mの大きさ(絶対値)がゼロとなるように設定されている。灯油タンク1内の灯油の残量が「1/4」となるのを境に、磁石13aによる磁界MのZ軸成分Mの方向(符号)が反転することとなる。磁界Mの方向(符号)の反転は、感度良く検出可能であるため、間もなく灯油の補給が必要となる、灯油の残量「1/4」が基準となるように設定することが好ましい。
なお、磁界Mのベクトルは磁石13aのN極とS極を反転させると、磁界MのY軸成分MとZ軸成分Mが反転するため、磁界MのZ軸方向ベクトルの方向(符号)が変わってもY軸方向ベクトルの方向(符号)を確認することが可能である。したがって、センサー部21において、磁界Mの向きは、自動的に変更できるため、磁石13aのN極とS極の向きは問題とならない。
以上、本実施形態に係る流体残量検出装置20は、センサー部21が三軸磁気センサー22を有するため、表示子13(残量表示部材)の変位方向とは異なる方向の磁気ベクトル(例えば、図4及び図6における磁界MのZ軸成分M)を検出することで、表示子13の位置を磁気的に検出できる。したがって、センサー部21の作動が停止した状態から再起動した場合や、センサー部21の真横に表示子13が位置する場合であっても、表示子13の位置、つまり、灯油タンク1(流体容器)内部の灯油残量(流体残量)を確認することができる。また、磁気センサーによれば、電力消費を光学センサーよりも低減でき、装置のサイズの小型化も可能となる。
また、本実施形態に係る流体残量検出装置20は、表示子13のケース14の外側に配置されており、ケース14内部の磁石13aの磁力線を読みとるため、光学方式など、他の方式と比べて、ケース14の劣化による変色や、ケース14内外の汚れ、灯油タンク1が置かれる周囲の環境の影響を受けにくいという利点を有している。
図7は、本実施形態に係る流体残量検出装置20が測定した流体残量を携帯端末40の画面に表示した状態を示す図である。信号処理部30において、センサー部21からの出力信号が、灯油タンク1内の灯油の残量に対応する電気信号に変換して無線通信にて外部出力される。このとき、無線通信はBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)を使用すると好適であるが、Wi−Fiまたは3G回線等の長距離無線を使用してもよい。
信号処理部30から無線出力された灯油タンク1内の灯油の残量に対応する電気信号は、携帯端末40にダウンロードされたアプリケーションソフト、又はPC等の専用端末のソフトウェアにて、灯油タンク1内の灯油の残量の情報に変換される。したがって、家屋Hの内部にいるユーザーが家屋Hの外へと出ることなく、灯油の残量を知ることができる。
また、無線出力された電気信号を、家屋Hの内部又は外部に設けられた無線ルーターを介して、灯油供給業者の専用端末に送信することも可能である。このような構成によれば、灯油の残量が少なくなった場合に、家屋Hの住人が連絡をすることなく、灯油供給業者が灯油を自発的に補充するサービスを提供できる。
また、磁界MのZ軸成分Mの大きさを、特定の時間間隔で監視することで、灯油タンク1内部の灯油量の急激な減少があった場合に、携帯端末40又は灯油供給業者の専用端末にアラーム信号を送信するようにすることも可能である。このような構成によれば、灯油量の異常な減少を迅速に検知することができる。
また、暖房等の稼働により灯油量が減少するはずの冬季において、所定の期間に渡って灯油量が変化せず停滞した場合に、灯油供給業者の専用端末にアラームを送信するようにすることも可能である。このような構成によれば、冬季に灯油量が変化しない場合に、灯油タンク1が配置された家屋Hの住人に何らかの異常があったことを、遠隔にて検知することができる。
<変形例>
上述の実施形態では、流体残量検出装置20のセンサー部21が1つの三軸磁気センサー22を備えている例を示したが、センサー部21が2つ以上の三軸磁気センサー22を備えていてもよい。
以下、図8及び図9を参照して、センサー部が2つの三軸磁気センサー22A(第1の三軸磁気センサー)及び三軸磁気センサー22B(第2の三軸磁気センサー)を備えている例を説明する。
2つの三軸磁気センサー22A及び22Bを用いる変形例に係るセンサー部21Xでは、磁石13Aが図8の上方位置にある場合(例えば、「3/4」の灯油残量に対応する位置)、上方の三軸磁気センサー22Aで検出される磁界MのZ軸成分がゼロとなり、磁石13Aが図8の下方位置にある場合(例えば、「1/4」の灯油残量に対応する位置)、下方の三軸磁気センサー22Bで検出される磁界MのZ軸成分がゼロとなるように設定されている。したがって、事前に表示子13の位置と磁界の関係を初期設定する作業(キャリブレーション)を行わない場合であっても、磁石13Aの位置を特定することが可能となる。
各センサーの中央位置に磁石13Aがある場合、各センサーで検出される磁界Mと磁界Mの大きさ(絶対値)が同じで、方向(符号)が反対となる。磁石13Aの位置が変わり、各センサーで検出される磁界Mと磁界Mの大きさ(絶対値)が変化した場合であっても、磁界Mと磁界Mの大きさ(絶対値)の割合と方向(符号)から、磁石13Aの位置を判断することができる。
上記の実施形態のように、1つの三軸磁気センサー22で磁石13Aの磁界Mの大きさ(絶対値)、換言すると、磁石13Aとの間の距離を検知する場合、事前にキャリブレーションをしないと、磁石13Aの絶対的な位置を特定することができない。変形例に係るセンサー部21Xによれば、事前にキャリブレーションを行うことなく、磁石13A、つまり残量表示部材たる表示子13の絶対的な位置を磁気的に検出することが可能となる。
上記実施形態では、樹脂製(非磁性)の表示子13の上面に磁石13Aが取り付けられていたが、表示子それ自体を帯磁可能な材料で形成することで、追加の磁石13Aを用いない構成とすることも可能である。
1 灯油タンク(流体容器)
2 タンク本体
2a 上部
T 灯油(流体)
H 家屋
10 コップ型油量計(残量検出器)
11 フロート
12 作動ロッド(作動部材)
13 表示子(残量表示部材)
13a,13A 磁石
14 ケース
14a 頂部
14b 側部
15 目盛り
20 流体残量検出装置
21,21X センサー部
22,22A,22B 三軸磁気センサー
23 載置部
24 係合部
25 固定部材
30 信号処理部
40 携帯端末

Claims (7)

  1. 残量検出器を備えた流体容器に取り付けられる流体残量検出装置であって、
    前記残量検出器の残量表示部材の変位範囲内に設置され、前記残量表示部材の位置を磁気的に検出するセンサー部と、
    前記センサー部に接続され、前記センサー部からの出力信号を前記流体容器内の流体残量に対応する電気信号に変換して外部出力する信号処理部と、を備え、
    前記センサー部は、互いに直交する三軸方向の磁界を検出する三軸磁気センサーを有することを特徴とする流体残量検出装置。
  2. 前記残量検出器の頂部に載置される載置部を備えることを特徴とする請求項1に記載の流体残量検出装置。
  3. 前記残量検出器の側部に係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体残量検出装置。
  4. 前記残量検出器に取り付けるための固定部材を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流体残量検出装置。
  5. 前記センサー部は、前記三軸磁気センサーを、鉛直方向において離間した位置に少なくとも2つ備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の流体残量検出装置。
  6. 前記流体容器が燃料タンクであり、
    前記残量検出器が、前記燃料タンクの上部に設けられたコップ型油量計であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の流体残量検出装置。
  7. 流体容器であって、
    該流体容器の上部に供えられた残量検出器と、
    該残量検出器に取り付けられる流体残量検出装置と、を備え、
    前記残量検出器は、
    前記流体容器内の流体の上面に浮かぶフロートと、
    該フロートに接続されて設けられ、前記フロートの位置に応じて上下方向に移動する作動部材と、
    該作動部材の上端に設けられた残量表示部材と、を備え、
    前記流体残量検出装置は、
    前記残量検出器の前記残量表示部材の変位範囲内に設置され、前記残量表示部材の位置を磁気的に検出するセンサー部と、
    前記センサー部に接続され、前記センサー部からの出力信号を前記流体容器内の流体残量に対応する電気信号に変換して外部出力する信号処理部と、を備え、
    前記センサー部は、互いに直交する三軸方向の磁界を検出する三軸磁気センサーを有することを特徴とする流体容器。
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