JP2001201390A - 液位検出装置 - Google Patents

液位検出装置

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JP2001201390A
JP2001201390A JP2000008278A JP2000008278A JP2001201390A JP 2001201390 A JP2001201390 A JP 2001201390A JP 2000008278 A JP2000008278 A JP 2000008278A JP 2000008278 A JP2000008278 A JP 2000008278A JP 2001201390 A JP2001201390 A JP 2001201390A
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JP2000008278A
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Shinichiro Aranami
真一郎 荒浪
Kunihiro Harada
邦弘 原田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出指示量誤差の発生を抑えることができ、
部品点数の少ない小型化が可能な液位検出装置を提供す
る。 【解決手段】 容器53内に充填されたLPG34の液
面位置に応じて回転移動する検出側マグネット46と容
器53側に固定されたホールIC51との相対位置変化
に基づいてホールIC51を通る磁束により生じる起電
力により容器53内のLPG34の液面位置を検出する
ようにした。このため、非接触方式により検出指示量誤
差の発生を抑えることができ、且つ部品点数の少ないL
PG用液位検出装置30を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液位検出装置に関
し、さらに詳しくは、例えばLPG(LiquefiedPetrole
um Gas;液化石油ガス)などの容器内に高圧条件で封
入、充填された高圧液体の液位検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LPG用液位検出装置は、LPG
を充填した容器内圧が高圧であるため、この高圧に耐え
得るような耐圧構造が採られている。図5及び図6は、
耐圧構造を備えたLPG用液位検出装置を示している。
【0003】図5に示すように、容器1の上壁に形成し
たユニット取付孔2には、検出器ユニット3の構成要素
である金属製のベース4を気密的且つ液密的に固定して
いる。このベース4の外側(上側)には凹部5が形成さ
れ、この凹部5内にケーシング6が収容、固定されてい
る。
【0004】ベース4は、容器1の内外を隔離する隔壁
7を備えている。隔壁7の下方近傍には、フロートの上
下運動をギヤ機構により回転運動として変換して回転さ
れる回転軸8の上端に設けられた内部マグネット9が配
置されている。
【0005】ケーシング6は金属製のロアカバー10と
合成樹脂製の絶縁性ボディ11とを備えている。この絶
縁性ボディ11の中心部内には、ホルダー部12が形成
されている。このホルダー部12に形成した環状溝13
には、合成樹脂製の絶縁性リング15に抵抗巻線16を
施した環状の巻板14が嵌装固定されている。この巻板
14は、下方へ突出するように設定されている。
【0006】また、ロアカバー10の底部中心には、軸
受ピン17が立設されている。この軸受ピン17には、
検出側マグネット18とコンタクト19とを固定した管
状のコンタクト軸20が回転自在に嵌合されている。そ
して、コンタクト19の接点21は、上記した巻板14
の下面の接触面14aに接触するように設定されてい
る。
【0007】ロアカバー10と絶縁性ボディ11とは、
それらの合わせフランジ部分でケース押え22の爪片2
3がかしめられて結合されている。このようにケース押
え22でロアカバー10と絶縁性ボディ11とを一体に
組付けたケーシング6は、ロアカバー10をベース4の
凹部5に収容して、検出側マグネット18を隔壁7を境
として内部マグネット9と対向配置し、ケース押え22
のブラケット片24をベース4の上面に締結してベース
4に固定される。
【0008】このような構成により、このLPG用液位
検出装置は以下のような作用をする。すなわち、容器1
内のLPG液面の変位に従ってフロート(図示省略す
る)が上下方向に移動し、その上下運動が回転運動に変
換されることにより回転軸8が回転すると、内部マグネ
ット9と検出側マグネット18との磁気結合によりコン
タクト軸20も一体的に回転し、コンタクト19の接点
21が巻板14の下面の接触面14aを摺動する。この
結果、フロートが追従する液位を電気抵抗値に変換して
検出することができる。すなわち、巻板14が可変抵抗
として機能する。この電気的検出信号は図示しないメー
タに出力され、メータでは出力信号に基づいて容器1内
のLPG残量(充填量)を表示させている。
【0009】なお、図5、6において、符号26は検出
側マグネット18の上面側に設けられてコンタクト軸2
0の回転を規制するストッパーを示しており、符号2
7、28はケース押え22と絶縁性ボディ11との合わ
せ面と、及び絶縁性ボディ11と文字板25およびロア
カバー10との合わせ面とに介在させたシール用のパッ
キンを示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLPG用液位検出装置は、絶縁性リング15に
巻板14に巻回した抵抗巻線16と接点21との接触に
より液位と相関する電気抵抗値を測定する接触式の検出
装置であるため、接触部の摩耗による抵抗値の経年変化
が発生する可能性がある。このため、従来のLPG用液
位検出装置では、長期間の使用においては点検、管理が
必要であった。また、このようなLPG用液位検出装置
では、巻板14を使用するため小型化に制限があると共
に、組み付ける部品の点数が多いため、組立作業が繁雑
となる問題があった。このような問題は、LPG用液位
検出装置に限定されるものではなく、他の高圧条件で充
填、保存される液体の液位検出において同様の問題があ
る。
【0011】そこで、本発明は、検出指示量誤差の発生
を抑えることができ、部品点数の少ない小型化が可能な
液位検出装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
容器内に充填された液体の液面位置に応じて相対的に回
転する検出側マグネットとホールICとを備え、前記ホ
ールICを通る磁束により生じる起電力により前記容器
内の前記液面位置を検出することを特徴とする。
【0013】このような構成の請求項1記載の発明で
は、容器内の液体の液面位置に応じて、検出側マグネッ
トとホールICとが相対的に回転するため、この相対的
な回転に伴って磁束が変化し、その磁束の変化によりホ
ールICに発生する起電力の変化を検知することにより
液面位置を検出することができる。よって、請求項1記
載の発明では、非接触で液面位置を検出できるため、摩
耗によるセンサ劣化などの問題が排除でき耐久性の高い
液位検出装置を実現することができる。また、検出側マ
グネットとホールICとを実質的に備える構成であれば
よいため、部品点数を削減することができ組立作業性が
向上できると共に、装置の小型化を図ることができる。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の液位検出装置であって、前記ホールICは前記容器
側に固定され、前記検出側マグネットは前記液面位置に
応じて回転することを特徴とする。
【0015】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の発明の作用に加えて、前記ホールICが容
器側に固定され、配線系統を要しない検出側マグネット
が回転する構成であるため、相対的な回転を容易に行う
ことができる。
【0016】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の液位検出装置であって、前記検出側マグネット
は、少なくともベースを介して隔離され、前記容器内に
前記液体の液面位置に応じて回転する容器内回転シャフ
トが配置され且つ該容器内シャフトの端部に容器内マグ
ネットが固定され、該容器内マグネットの回転に伴って
前記検出側マグネットが回転することを特徴とする。
【0017】したがって、請求項3記載の発明では、請
求項2記載の発明の作用に加えて、容器内シャフトが液
面位置に応じて回転すると容器内シャフトの端部に固定
された容器内マグネットの回転に応じて検出側マグネッ
トが回転するように設定されている。このため、ベース
を介して容器外側に配置された検出側マグネット及びホ
ールICは、容器内の液体の影響を受けることなく、良
好に液位検出を行うことができる。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の液位検出装置であって、前記検出側マグネットは検
出側回転シャフトの一端部側に一体的に設けられ、該検
出側回転シャフトの他端部側に、前記容器内マグネット
に対して磁気的空間を保持しつつ前記ベースを介して対
峙して当該容器内マグネットの回転を前記検出側回転シ
ャフトに伝達する回転伝達用マグネットが固定されてい
ることを特徴とする。
【0019】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項3記載の発明の作用に加えて、容器外側に配置され
た回転伝達用マグネットが容器内マグネットと同時に回
転することにより、検出側回転シャフトを介して検出側
マグネットが回転する。このため、検出側マグネットへ
容器内マグネットの磁気的影響が及ぶのを抑制する作用
があり、検出精度を高めることができる。
【0020】さらに、請求項5記載の発明は、請求項2
乃至請求項4のいずれかに記載の液位検出装置であっ
て、前記検出側マグネットは、2極を有する略リング状
に形成され、前記検出側マグネット内に一対のコアが離
間して配置されると共に前記コア同士の間に前記ホール
ICが配置されていることを特徴とする。
【0021】したがって、請求項5記載の発明では、請
求項2〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、一対の
コア間の磁力線の向きが検出側マグネットの回転により
変化し、この変化に伴いホールICを通る磁束密度が変
化する。そして、この磁束密度の変化によってホールI
Cで検出される起電力に基づいて液面位置を検出するこ
とが可能となる。このような磁束の変化は、検出側マグ
ネットの回転移動位置とリニアな相関を有するため、精
度の高い液面位置の検出を行うことが可能となる。
【0022】また、請求項6記載の発明は、請求項2乃
至請求項5のいずれかに記載の液位検出装置であって、
前記検出側回転シャフトの一端部側に目視用目盛板が固
定され、その目視用目盛板に前記検出側マグネットが固
定されていることを特徴とする。
【0023】したがって、請求項6記載の発明では、請
求項2〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、検出側
マグネットの回転に伴って目視用目盛板も回転するた
め、液面位置を目視により認識することが可能となる。
【0024】さらに、請求項7記載の発明は、請求項1
乃至請求項6のいずれかに記載の液位検出装置であっ
て、前記容器は耐圧容器であり、前記液体は液化石油ガ
スであることを特徴とする。
【0025】したがって、請求項7記載の発明では、請
求項1〜請求項6に記載された発明の作用に加えて、L
PGの液面位置の検出を簡単な構造の液位検出装置で安
全に検出することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液位検出装置
の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0027】図1〜図3は、本発明に係る液位検出装置
をLPG用液位検出装置に適用した実施形態を示してい
る。図1は本実施形態のLPG用液位装置30の要部分
解斜視図、図2はLPG用液位検出装置30の縦断面
図、図3はLPG用液位検出装置30の検出側マグネッ
トとホールICとを示す平面図である。
【0028】本実施形態のLPG用液位検出装置30
は、図2に示すように、耐圧性を有する容器53内に配
置される下部機構32と、容器53の上部外側に設けら
れる検出部33とから大略構成されている。
【0029】まず、図2を用いて下部機構32の構成に
ついて説明する。下部機構32は、容器53内に収容さ
れた液体であるLPG34の液面に追従して浮かぶ中空
球体からなるフロート35と、このフロート35が自由
端に固定され且つ基端に第1歯車36が固定された揺動
ロッド37と、下端部に第1歯車36が軸支され且つ容
器53側に固定される軸受け筒38と、この軸受け筒3
8に回転自在に嵌合され下端部に第1歯車36と噛合す
る第2歯車39が固定され且つ上端部に容器内マグネッ
ト40が固定された容器内回転シャフト41とを備えて
構成されている。なお、容器内マグネット40は、容器
53上に設けられたベース54の内側面近傍に配置され
ている。
【0030】このような構成の下部機構32において
は、第1歯車36の回転軸36Aは水平方向に沿って配
置され、第2歯車39の回転軸は回転シャフト41と同
軸で上下方向に沿って配置されている。このため、液面
を追従するフロート35の移動に伴って揺動ロッド37
が上下動すると、第1歯車36の回転が第2歯車39の
水平面での回転に変換されるようになっている。
【0031】次に、検出部33の構成について図1及び
図2を用いて説明する。検出部33は、容器53上に設
けられたベース54の上に、上記した下部機構32の容
器内回転シャフト41と同一軸線上に位置するように回
転自在に配置される検出側回転シャフト42を備えてい
る。この検出側回転シャフト42の下部には、下部機構
32の容器内回転シャフト41の上端に固定された容器
内マグネット40に対して、前記ベース(隔壁)54を
介して対峙するように回転伝達用マグネット43が固定
されている。なお、検出側回転シャフト42の下端は、
ケース31の上板31Aに形成された軸受け部31Bに
回転自在に支持されている。一方、検出側回転シャフト
42の上端は、後述するカバー44の軸受け部44Bに
回転自在に支持されている。
【0032】また、検出側回転シャフト42の上部に
は、略円盤状の目視用目盛板45が一体的に設けられて
いる。このため、目視用目盛板45は、検出側回転シャ
フト42と共に回転するようになっている。また、上記
目視用目盛板45は、周縁部に沿って垂下する側板45
Aを有している。そして、図1及び図2に示すように、
側板45Aの外側面には、LPG34の残量を示す数値
表示部45Bが表記されている。さらに、目視用目盛板
45の側板45Aの内側には、図1及び図2に示すよう
に、リング形状をなす2極の検出側マグネット46が固
定されている。すなわち、この検出側マグネット46
は、回転伝達用マグネット43が容器内マグネット40
との磁気的作用で回転されると検出側回転シャフト42
が回転して目視用目盛板45と共に回転するようになっ
ている。
【0033】ところで、ケース31に形成された軸受け
部31Bの周囲には、円筒状の支持用ベース47が上方
へ向けて突設されている。この支持用ベース47と上板
31Aとで形成される凹部48内には、上記した回転伝
達用マグネット43が収容されている。そして、支持ベ
ース47の上には、皿形状のコアベース49が載置、固
定されている。このコアベース49の上には、一対の扇
形状をなすフェライトなどの磁性材料からなるコア5
0、50が所定間隔を置いて配置、固定されている。
【0034】また、コア50、50の対向する端面同士
の間には、ホールIC51が配置、固定されている。ホ
ールIC51は、シリコンチップにホール素子や増幅器
並びにプロセッサなどを組み込んで集積化したものであ
り、本実施形態ではパッケージ化したものを用いてい
る。ホールIC51の複数の端子51Aは、コアベース
49の下方に導出され、適宜配線が施されて図示しない
検出回路へ接続されている。なお、このように配置、固
定されたコア50、50は、リング状をなす検出側マグ
ネット46の内側に位置するように設定されている。図
3は、コア50、50と、これらの間に配置されたホー
ルIC51と、コア50、50を取り囲む検出側マグネ
ット46との配置状態を示す平面説明図である。
【0035】なお、コアベース49及びコア50、50
の中央には、上記した検出側回転シャフト42が回転自
在に貫通している。すなわち、コアベース49の中央に
は、該シャフト42の直径よりも大きい直径をもつ開口
部49Aが開設されている。
【0036】最後に、これらの構成部材は、図1及び図
2に示すように透明材料で形成された容器形状のカバー
44で覆われている。なお、カバー44の天板44Aの
下面中央には、検出側回転シャフト42の上端を回転自
在に支持する軸受け部44Bが形成されている。また、
カバー44の下縁部は、ケース31の上板31Aに固定
されている。また、カバー44の側面の所定位置には、
外側へ膨出したレンズ部44Cが形成されており、目視
用目盛板45の側板45Aの外面に表記された数値表示
部45Bを目視し易くしている。また、レンズ部44C
の下には、指針シール52が貼り付けられており、数値
表示部45Bを目視する際の基準としている。
【0037】以上、本実施形態のLPG用液位検出装置
30の構成について説明したが、次にこの装置30の作
用・動作について説明する。
【0038】まず、図2に示すように、容器53内に充
填されたLPG34の表面に浮かぶフロート35が液面
に追従して上下に移動すると、揺動ロッド37が第1歯
車36の軸36Aを支点として上下動して第1歯車36
を回動させる。このとき、第1歯車36に噛合する第2
歯車39に回転が伝達され、上下運動が回転運動に変換
される。そして、第2歯車39の回動に伴って容器内回
転シャフト41が所定回転方向に回転する。これに伴っ
て、容器内回転シャフト41の上端に固定された容器内
マグネット40も同回転方向に回転する。
【0039】検出部33側では、上記した容器内マグネ
ット40の回転に伴って、上板31Aを介してこのマグ
ネット40に対峙する回転伝達用マグネット43が容器
内マグネット40と一体的に回転し、同時に検出側回転
シャフト42及び目視用目盛板45及び検出側マグネッ
ト46が回転する。このため、カバー44のレンズ部4
4Cから視認される数値表示部45Bも回転移動して、
容器53内のLPG34の残量を認識することが可能と
なる。このとき、検出側マグネット46の回転により、
容器53側に固定されている一対のコア50、50内を
通るコア空隙部の磁束が変化する。
【0040】このため、コア50、50の端面間に配
置、固定されたホールIC51を通る磁束も変化して、
当該ホールIC51で検出されるホール起電力が変化す
る。このホールIC51から出力される起電力の大きさ
により、液位(液面高さ)を検出することができ、LP
G34の残量を知ることができる。因に、ホール効果に
よりホールIC51で検出される起電力と検出側マグネ
ット46の回転角度との関係は図4に示す通りであり、
両者の間にリニアな相関があることを示している。
【0041】本実施形態では、このように従来に比較し
て大幅に部品点数を削減することができるため、LPG
用液位検出装置30の組立作業が容易となる。特に、液
位検出において非接触方式で検出を行うため、摩耗によ
る検出精度の悪化を排除することができ、精度及び耐久
性を向上させることができる。
【0042】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付随
する各種の変更が可能である。例えば、上記した実施形
態では、本発明をLPG用液位検出装置に適用して説明
したが、高圧条件で容器に封入、充填される液体の液位
を検出する各種の液位検出装置に本発明を適用するが可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、非接触で液面位置を検出できる
ため、摩耗によるセンサ劣化などの問題が排除でき耐久
性の高い液位検出装置を実現することができる。また、
検出側マグネットとホールICとを実質的に備える構成
であればよいため、部品点数を削減することができ組立
作業性が向上できると共に、装置の小型化が図れるとい
う効果がある。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、ホールICが容器側に固定さ
れ、配線系統を要しない検出側マグネットが回転する構
成であるためホールICと検出側マグネットとが相対的
な回転を円滑且つ容易に行うことができ、精度の高い液
位検出を可能にする効果がある。
【0045】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、ベースを介して容器外側に配
置された検出側マグネット及びホールICが、容器内の
液体の影響を受けることなく、安全且つ良好に液位検出
を行うことができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、検出側マグネットへ容器内マ
グネットの磁気的影響が及ぶのを抑制する効果があり、
検出精度を高めることができる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、請求項2〜
請求項4に記載の発明の効果に加えて、コア及びコア間
の磁束変化によってホールICで検出される起電力に基
づいて液面位置を検出することで、精度の高い液面位置
の検出が行える効果がある。
【0048】請求項6記載の発明によれば、請求項2〜
請求項5に記載の発明の効果に加えて、検出側マグネッ
トの回転に伴って目視用目盛板も回転するため、液面位
置を目視により認識することが可能となり、液位検出装
置の利便性を高める効果がある。
【0049】請求項7記載の発明によれば、請求項1〜
請求項6に記載された発明の効果に加えて、LPGの液
面位置の検出を簡単な構造の液位検出装置で安全に検出
することできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液位検出装置をLPG用液位検出
装置に適用した実施形態を示す要部分解斜視図である。
【図2】本実施形態のLPG用液位検出装置の縦断面図
である。
【図3】本実施形態のLPG用液位検出装置における検
出側マグネットとコアとホールICとの配置関係を示す
平面説明図である。
【図4】本実施形態のLPG用液位検出装置のホールI
Cにおける起電力と検出側マグネットの回転角度との関
係を示す特性図である。
【図5】従来のLPG用液位検出装置の要部断面図であ
る。
【図6】従来のLPG用液位検出装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
30 LPG用液位検出装置 31 ケース 31A 上板 34 LPG 40 容器内マグネット 41 容器内回転シャフト 42 検出側回転シャフト 43 回転伝達用マグネット 45 目視用目盛板 46 検出側マグネット 50 コア 51 ホールIC 53 容器 54 ベース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に充填された液体の液面位置に応
    じて相対的に回転する検出側マグネットとホールICと
    を備え、前記ホールICを通る磁束により生じる起電力
    により前記容器内の前記液面位置を検出することを特徴
    とする液位検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液位検出装置であって、 前記ホールICは前記容器側に固定され、前記検出側マ
    グネットは前記液面位置に応じて回転することを特徴と
    する液位検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液位検出装置であって、 前記検出側マグネットは、少なくともベースを介して隔
    離され、前記容器内に前記液体の液面位置に応じて回転
    する容器内回転シャフトが配置され且つ該容器内シャフ
    トの端部に容器内マグネットが固定され、該容器内マグ
    ネットの回転に伴って前記検出側マグネットが回転する
    ことを特徴とする液位検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液位検出装置であって、 前記検出側マグネットは検出側回転シャフトの一端部側
    に一体的に設けられ、該検出側回転シャフトの他端部側
    に、前記容器内マグネットに対して磁気的空間を保持し
    つつ前記ベースを介して対峙して当該容器内マグネット
    の回転を前記検出側回転シャフトに伝達する回転伝達用
    マグネットが固定されていることを特徴とする液位検出
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
    の液位検出装置であって、 前記検出側マグネットは、2極を有する略リング形状に
    形成され、前記検出側マグネット内に一対のコアが離間
    して配置されると共に前記コア同士の間に前記ホールI
    Cが配置されていることを特徴とする液位検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載
    の液位検出装置であって、 前記検出側回転シャフトの一端部側に目視用目盛板が固
    定され、その目視用目盛板に前記検出側マグネットが固
    定されていることを特徴とする液位検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の液位検出装置であって、 前記容器は耐圧容器であり、前記液体は液化石油ガスで
    あることを特徴とする液位検出装置。
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