JP2001174314A - 液位検出装置 - Google Patents

液位検出装置

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JP2001174314A
JP2001174314A JP35741699A JP35741699A JP2001174314A JP 2001174314 A JP2001174314 A JP 2001174314A JP 35741699 A JP35741699 A JP 35741699A JP 35741699 A JP35741699 A JP 35741699A JP 2001174314 A JP2001174314 A JP 2001174314A
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Shinichiro Aranami
真一郎 荒浪
Kunihiro Harada
邦弘 原田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出指示量誤差の発生を抑えることができ、
部品点数の少ない小型化が可能な液位検出装置を提供す
る。 【解決手段】 液位検出装置30は、容器内のLPGの
液面位置に応じて回転する回転シャフト33と、この回
転シャフト33の上端に固定された目盛板35と、この
目盛板35の表面に表示されたセンサ用認識マーク35
Bを読み取る光学式センサ45とを備える。また、目盛
板35と光学式センサ45との間に、センサ用窓部48
及び目視用窓部49のみが光を透過するように遮光性塗
料47が塗布された耐圧ガラス板46を介在させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液位検出装置に関
し、さらに詳しくは、例えばLPG(LiquefiedPetrole
um Gas;液化石油ガス)などの容器内に高圧条件で封
入、充填された高圧液体の液位検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LPG用液位検出装置は、LPG
を充填した容器内圧が高圧であるため、この高圧に耐え
得るような耐圧構造が採られている。図7及び図8は、
耐圧構造を備えたLPG用液位検出装置を示している。
【0003】図7に示すように、容器1の上壁に形成し
たユニット取付孔2には、検出器ユニット3の構成要素
である金属製のベース4を気密的且つ液密的に固定して
いる。このベース4の外側(上側)には凹部5が形成さ
れ、この凹部5内にケーシング6が収容、固定されてい
る。
【0004】ベース4は、容器1の内外を隔離する隔壁
7を備えている。隔壁7の下方近傍には、図示しないフ
ロートの上下移動をギヤ機構により回転運動として変換
して回転される回転軸8の上端に設けられた内部マグネ
ット9が配置されている。
【0005】ケーシング6は金属製のロアカバー10と
合成樹脂製の絶縁性ボディ11とを備えている。この絶
縁性ボディ11の中心部内には、ホルダー部12が形成
されている。このホルダー部12に形成した環状溝13
には、合成樹脂製の絶縁性リング15に抵抗巻線16を
施した環状の巻板14が嵌装固定されている。この巻板
14は、下方へ突出するように設定されている。
【0006】また、ロアカバー10の底部中心には、軸
受ピン17が立設されている。この軸受ピン17には、
検出側マグネット18とコンタクト19とを固定した管
状のコンタクト軸20が回転自在に嵌合されている。そ
して、コンタクト19の接点21は、上記した巻板14
の下面の接触面14aに接触するように設定されてい
る。
【0007】ロアカバー10と絶縁性ボディ11とは、
それらの合わせフランジ部分でケース押え22の爪片2
3がかしめられて結合されている。このようにケース押
え22でロアカバー10と絶縁性ボディ11とを一体に
組付けたケーシング6は、ロアカバー10をベース4の
凹部5に収容して、検出側マグネット18を隔壁7を境
として内部マグネット9と対向配置し、ケース押え22
のブラケット片24をベース4の上面に締結してベース
4に固定される。
【0008】このような構成により、このLPG用液位
検出装置は以下のような作用をする。すなわち、容器1
内のLPG液面の変位に従ってフロート(図示省略す
る)が上下方向に移動して、その上下運動が回転運動に
変換されて回転軸8が回転すると、内部マグネット9と
検出側マグネット18との磁気結合によりコンタクト軸
20も一体的に回転し、コンタクト19の接点21が巻
板14の下面の接触面14aに対して摺動する。この結
果、フロートが追従する液位を電気抵抗値に変換して検
出することができる。すなわち、巻板14が可変抵抗と
して機能する。この電気的検出信号は図示しないメータ
に出力され、メータでは出力信号に基づいて容器1内の
LPG残量(充填量)を表示させている。
【0009】なお、図7、8において、符号26は検出
側マグネット18の上面側に設けられてコンタクト軸2
0の回転を規制するストッパーを示しており、符号2
7、28はケース押え22と絶縁性ボディ11との合わ
せ面と、及び絶縁性ボディ11と文字板25およびロア
カバー10との合わせ面とに介在させたシール用のパッ
キンを示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLPG用液位検出装置は、巻板14に巻回した
抵抗巻線16と接点21との接触により液位と相関する
電気抵抗値を測定する接触式の検出装置であるため、接
触部の摩耗による抵抗値の経年変化が発生する可能性が
ある。このため、従来のLPG用液位検出装置では、長
期間の使用においては点検、管理が必要であった。ま
た、このようなLPG用液位検出装置では、巻板14を
使用するため小型化に制限があると共に、組み付ける部
品の点数が多いため、組立作業が繁雑となる問題があっ
た。このような問題は、LPG用液位検出装置に限定さ
れるものではなく、他の高圧条件で充填、保存される液
体の液位検出において同様の問題がある。
【0011】そこで、本発明は、検出指示量誤差の発生
を抑えることができ、部品点数の少ない小型化が可能な
液位検出装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
容器内の液体の液面位置に応じて回転する回転シャフト
と、該回転シャフトに設けられた目盛板と、該目盛板の
表面に表示されたセンサ用認識マークを読み取る光学式
センサとを備えることを特徴とする。
【0013】このような構成の請求項1記載の発明で
は、回転シャフトに設けられた目盛板に表示されたセン
サ用認識マークを、光学式センサにより非接触にて検出
することができる。このため、センサ部分と目盛板との
摩耗が発生せず、液位検出装置の耐久性を高めることが
できる。また、請求項1記載の発明では、目盛板を回転
シャフトに設けることで、別途配線や摺接部材などを用
いる必要がなくなるため、部品点数及び部品コストを少
なくすることができる。このため、液位検出装置の組立
作業を簡略化して作業コストを低下させることができ
る。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の液位検出装置であって、前記目盛板は、前記容器の
外側に配設されたケーシング内に配置されると共に、前
記目盛板の上方に、所定位置のみに光透過領域が形成さ
れた窓付き遮光板が配置され、前記光透過領域を介して
前記光学式センサが前記センサ用認識マークを光学認識
することを特徴とする。
【0015】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の発明の作用に加えて、窓付き遮光板で必要
な領域のみ光透過性を持たせたことにより、光学式セン
サの誤認識の発生を抑制することができる。
【0016】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の液位検出装置であって、前記回転シャフトは前記
ケーシングを貫通して前記容器内に導入され、且つ前記
窓付き遮光板は耐圧ガラス板であることを特徴とする。
【0017】したがって、請求項3記載の発明では、請
求項2記載の発明の作用に加えて、回転シャフトが1本
で液位に応じた回転と、目盛板の回転を同時に行うこと
ができる。このため、部品点数が少なくなり液位検出装
置を低コスト化することができる。また、窓付き遮光板
は耐圧ガラス板であるため、容器内の液体が高圧条件で
封止、充填された液体であっても、液体漏れやガス漏れ
などを防止する作用がある。このため、請求項3記載の
発明では、安全性を確保しつつ部品点数を削減すること
ができる。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の液位検出装置であって、前記回転シ
ャフトは、前記容器内の空間に対して少なくとも隔壁を
介して隔離されて前記ケーシング内に回転自在に配置さ
れ且つ検出側マグネットを同軸上に固定すると共に、前
記容器内に前記液体の液面位置に応じて回転する容器内
回転シャフトが配置され且つ該容器内シャフトの端部に
前記検出側マグネットと磁気的空間を保って配置される
容器内マグネットが固定されていることを特徴とする。
【0019】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項1及び請求項2に記載の発明の作用に加えて、隔壁
が容器内の圧力を保持し、且つ容器内回転シャフトの回
転を検出側マグネットに伝達することが可能となり、圧
力保持や液漏れなどを防止する作用がある。
【0020】さらに、請求項5記載の発明では、請求項
2乃至請求項4のいずれかに記載の液位検出装置であっ
て、前記窓付き遮光板は、目視用窓部を備えることを特
徴とする。
【0021】したがって、請求項5記載の発明では、請
求項2〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、光学式
センサによる検出結果を見る以外に目視による液体状態
(例えば残量など)を認識することを可能にする作用が
ある。
【0022】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載の液位検出装置であって、
前記容器は耐圧容器であり、前記液体は液化石油ガス
(LPG)であることを特徴とする。
【0023】したがって、請求項6記載の発明では、請
求項1〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、LPG
の液位検出を簡単な構造の液位検出装置で安全に検出す
ることを可能にする作用がある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液位検出装置
の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0025】(実施形態1)図1〜図5は、本発明に係
る液位検出装置をLPG用液位検出装置に適用した実施
形態1を示している。図1は本実施形態のLPG用液位
装置30の要部分解斜視図、図2はLPG用液位検出装
置30の要部縦断面図、図3はLPG用液位検出装置3
0の下部機構を示す説明図、図4はLPG用液位検出装
置30の平面図、図5は目盛板の平面図である。
【0026】本実施形態のLPG用液位検出装置30
は、図2に示す容器31内に配置される下部機構(図3
参照)32と、下部機構32に設けられた回転シャフト
33が回転可能に貫通すると共に容器31に対して気密
的に固定されるケーシング34と、ケーシング34内で
上記した回転シャフト33の上端に固定された目盛板3
5と、目盛板35の表面のセンサ用認識マーク35Bを
光学認識する光学式センサ45とを備えて大略構成され
ている。
【0027】まず、図3を用いて下部機構32の構成に
ついて説明する。下部機構32は、容器31内に収容さ
れたLPG36の液面に追従して浮かぶ中空球体でなる
フロート37と、このフロート37が自由端に固定され
且つ基端に第1歯車38が固定された揺動ロッド39
と、下端部に第1歯車38が軸支され且つ容器31側に
直接的に又は間接的に固定される軸受け筒40と、軸受
け筒40に回転自在に嵌合され下端部に第1歯車38と
噛合する第2歯車41が固定された上記回転シャフト3
3とを備えて構成されている。
【0028】なお、下部機構32においては、第1歯車
38の回転軸は水平方向に沿って配置され、第2歯車4
1の回転軸は回転シャフト33と同軸で上下方向に沿っ
て配置されている。このため、液面を追従するフロート
37の移動に伴って揺動ロッド39が上下動すると、第
1歯車38の回転が第2歯車41の水平面での回転に変
換されるようになっている。
【0029】上記した構成の下部機構32を備えたLP
G用液位検出装置30は、上記した回転シャフト33の
上端が貫通するフランジ形状のケーシング34が、容器
31の上板31Aに開設された開口部31Bに気密的且
つ液密的に装着、固定されている。なお、ケーシング3
4を容器31に固定する方法としては、溶接や螺子固定
などの各種の固定手段を適宜用いる。
【0030】ケーシング34の上面には、図1及び図2
に示すように目盛板35を収容するための凹部42が形
成されている。また、この凹部42の中央には、ケーシ
ング34の下面まで貫通するシャフト貫通用開口部43
が開設されている。図2は、このシャフト貫通用開口部
43に回転シャフト33が貫通された状態を示してい
る。
【0031】そして、凹部42内に上方へ向けて突出し
た回転シャフト33の上端部には、目盛板35が水平に
なるように回転シャフト33と同軸に固定されている。
なお、図1及び図2に示すように、目盛板35は回転シ
ャフト33にプッシュナット44を用いて固定されてい
る。また、図示しないが、回転シャフト33はケーシン
グ34に対して上下方向に相対移動しないように設定さ
れている。
【0032】目盛板35は、図1及び図5に示すよう
に、円板の表面に容器31内のLPGの残量を表記(例
えば10%、20%等の文字表示)した複数の数値表示
部35Aと、残量情報を表示するセンサ用認識マーク3
5Bとが円板周縁に沿って描かれている。センサ用認識
マーク35Bとしては、例えばLPG36の残量に応じ
て、矩形パターンを黒色等によって塗ったものを使用す
る。例えば、LPG36の残量が50%であれば矩形パ
ターンの半分の領域を黒色で塗り、残量が100%であ
れば矩形パターン全てを黒色で塗り潰す。本実施形態で
は、黒色で表示するが、光学式センサ45によって読み
取ることができれば黒色に制限されない。なお、目盛板
35の中央部には、回転シャフト33の上端部が挿入さ
れる開口部35Cが開設されている。
【0033】このように凹部42内に目盛板35が配置
されたケーシング34の上面には、窓付き遮光板である
耐圧ガラス板46が凹部42を覆うように装着されてい
る。なお、耐圧ガラス板46の上面には、上記した光学
式センサ45を配置するセンサ位置と、このセンサ位置
と略180°回転移動した位置の所定面積領域を除いた
領域に、遮光性塗料47が塗装されており、窓付き遮光
板を構成している。センサ位置には、遮光性塗料47が
塗布されないセンサ用窓部48が形成されている。ま
た、センサ位置と略180°の回転移動した位置には、
遮光性塗料47が塗布されない目視用窓部49が形成さ
れている。なお、センサ用窓部48は目盛板35のセン
サ用認識マーク35Bに対応した位置に配置され、目視
用窓部49は目盛板35の数値表示部35Aに対応した
位置に配置されている。
【0034】また、耐圧ガラス板46及びケーシング3
4には、互いに対応する位置に複数(本実施形態では4
つ)のボルト挿通口48A、34Aがそれぞれ開設され
ている。また、耐圧ガラス板46とケーシング34との
接合部には、図1及び図2に示すように、気密性を確保
するためのリング状のパッキン50が介在される。図2
は、ケーシング34にパッキン50を介して耐圧ガラス
板46を載せ、ボルト51、ナット52で緊締、固定し
た状態を示している。
【0035】さらに、耐圧ガラス板46のセンサ用窓部
48の上方には、光学式センサ45が配置されている。
なお、図2に示すように、光学式センサ45は、例えば
インターフェイス回路、A/D変換回路などを備えてな
る検出回路53に接続されている。また、検出回路53
には表示装置54が接続されており、光学式センサ45
で検出されたデータに基づいて検出回路53から出力さ
れた表示データを表示装置54で表示するようになって
いる。
【0036】以上、本実施形態1のLPG用液位検出装
置30の構成について説明したが、次にこのLPG用液
位検出装置30の作用・動作について説明する。
【0037】まず、容器31内に充填されたLPG36
の表面に浮かぶフロート37が液面に追従して上下に移
動すると、揺動ロッド39が第1歯車38の軸を支点と
して上下動して第1歯車38を回動させる。このとき、
第1歯車38に噛合する第2歯車41に回転が伝達さ
れ、第2歯車41の回動に伴って回動シャフト33が所
定回転方向に回転する。当然、回転シャフト33の上端
に固定された目盛板35も同回転方向に回転する。この
ため、目視用窓部49から視認される数値表示部35A
も回転して、容器31内のLPG36の残量を表示す
る。このとき、耐圧ガラス板46のセンサ用窓部48を
介して光学式センサ45が、目盛板35のセンサ用認識
マーク35Bを光検知することにより、回転シャフト3
3側の目盛板35と非接触でLPG36の残量検知を行
うことができる。また、目視によりLPG36の残量も
%表示で見ることができる。
【0038】本実施形態1では、目盛板35と光学式セ
ンサ45との距離を耐圧ガラス板46を介在させるだけ
で極めて近接させることができるため、LPG用液位検
出装置30の薄型化、小型化を図ることができる。ま
た、従来のように巻板やこれに伴う接点部材、配線部材
などの多くの部品点数を要しないため、製作コストの削
減と作業性の向上を図ることができる。さらに、本実施
形態1のLPG用液位検出装置30では、検出器側が目
盛板35に対して非接触での検出が行えるため、摩耗に
よる検出精度の低下などの問題の発生の余地を排除する
ことができる。
【0039】(実施形態2)図6は、本発明に係る液位
検出装置をLPG用液位検出装置60に適用した実施形
態2を示す要部断面図である。
【0040】まず、本実施形態2のLPG用液位検出装
置60において、容器31の上板31Aに形成した開口
部31Bには、検出器ユニット61の金属製のベース6
2を気密的且つ液密的に締結固定し、このベース62の
外側の凹部63内にケーシング64を収容固定してい
る。
【0041】ベース62は容器31の内外を隔成する隔
壁65を備えていて、図示しないフロートの上下移動を
ギヤ機構により回転運動として変換して回転される回転
シャフト66端の内部マグネット67を、隔壁65に近
接して配置してある。
【0042】ケーシング64は金属製のロアカバー68
と合成樹脂製の円筒形状の絶縁性ボディ69とを備えて
いる。絶縁性ボディ69の内部には、透明基板70が水
平に配置され、この表面に遮光性塗料71を塗布して、
光学式センサ72が配置される部分に光透過が可能なセ
ンサ用窓部71Aが形成されている。また、透明基板7
0の他の位置には、遮光性塗料71が塗布されていない
目視用窓部(図示省略する)が形成されている。
【0043】ロアカバー68の底部中心には軸受ピン7
3が立設され、この軸受ピン73に検出側マグネット7
4と、この検出側マグネット74の上に載置された目盛
板75とを固定した管状の回転軸管76を回転自在に嵌
装配置している。なお、目盛板75の構成は、上記した
実施形態1と同様である。
【0044】ロアカバー68と絶縁性ボディ69は、そ
れらの合わせフランジ部分でケース押え77の爪片78
をかしめて結合されている。このようにケース押え77
でロアカバー68と絶縁性ボディ69とを一体に組付け
たケーシング64は、ロアカバー68をベース62の凹
部63に収容して、検出側マグネット74を隔壁65を
境として内部マグネット67と対向配置し、ケース押え
77のブラケット片をベース62の上面に締結してベー
ス62に固定している。
【0045】本実施形態2では、容器31内のLPG3
6の液面が変位してフロート37が上下方向に移動し回
転シャフト66が回転すると、内部マグネット67と検
出側マグネット74との磁気結合により目盛板75も一
体的に回転し、光学式センサ72がセンサ用窓部71A
を介して目盛板75上のセンサ用認識マークを読み取
り、フロートの位置、即ち、液位を検出し、この電気的
検出信号をメータや表示装置に送信して容器31内のL
PG残量(充填量)を表示するようになっている。
【0046】本実施形態2においては、上記した実施形
態1のように、回転シャフト66と回転軸管76とが隔
壁65を介して隔離されているため、隔壁65で容器3
1内の圧力を保持することができる。このため、透明基
板70は耐圧性を有する必要がなく、通常のガラス板や
合成樹脂製の透明板を用いることができる。本実施形態
2においても、上記した実施形態1と同様に摩耗による
検出器側の劣化が発生せず、耐久性の高いLPG用液位
検出装置60とすることができる。また、本実施形態2
のLPG用液位検出装置60では、従来の装置と比較し
て、巻板やこれに伴う接点部材、配線部材などの多くの
部品点数を要しないため、製作コストの削減と作業性の
向上を図ることができる。
【0047】以上、実施形態1及び実施形態2について
説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。例
えば、上記した両実施形態では、本発明をLPG用液位
検出装置に適用して説明したが、高圧条件で容器に封
入、充填される液体の液位を検出する各種の液位検出装
置に本発明を適用することが可能である。
【0048】また、上記した両実施形態では、センサ用
窓部と目視用窓部とを略180°回転移動した位置に配
置したが、光学式センサの配置位置を避けた位置に目視
用窓部を適宜設定することは可能である。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、センサ部分と目盛板との摩耗が
発生せず、検出指示量誤差の発生を抑えることができ液
位検出装置の耐久性を高める効果がある。また、請求項
1記載の発明によれば、目盛板を回転シャフトに設ける
ことで、別途配線や摺接部材などを用いる必要がなくな
るため、部品点数を少なくする効果がある。このため、
液位検出装置の組立作業を簡略化して作業コストを低下
させる効果を奏する。
【0050】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、窓付き遮光板で必要な領域の
み光透過性を持たせたことにより、光学式センサの誤認
識の発生を抑制する効果がある。
【0051】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、部品点数が少なくなり液位検
出装置を低コスト化する効果がある。また、請求項3記
載の発明によれば、窓付き遮光板は耐圧ガラス板である
ため、容器内の液体が高圧条件で封止、充填された液体
であっても、液体漏れやガス漏れなどを防止でき、安全
性を確保しつつ部品点数を削減できる効果がある。
【0052】請求項4記載の発明によれば、請求項1及
び請求項2に記載の発明の効果に加えて、隔壁が容器内
の圧力を保持し、且つ容器内回転シャフトの回転を検出
側マグネットに伝達することが可能となり、圧力保持や
液漏れなどを防止する効果がある。
【0053】請求項5記載の発明によれば、請求項2〜
請求項4に記載の発明の効果に加えて、光学式センサに
よる検出結果を見る以外に目視による液体状態(例えば
残量など)を認識することが可能になり利便性を有す
る。
【0054】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
請求項5に記載の発明の効果に加えて、LPGの液位検
出を簡単な構造の液位検出装置で安全に検出することを
可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液位検出装置をLPG用液位検出
装置に適用した実施形態1を示す要部分解斜視図であ
る。
【図2】実施形態1のLPG用液位検出装置の要部縦断
面図である。
【図3】実施形態1のLPG用液位検出装置の下部機構
を示す説明図である。
【図4】実施形態1のLPG用液位検出装置の平面図で
ある。
【図5】実施形態1のLPG用液位検出装置の目盛板の
平面図である。
【図6】本発明に係る液位検出装置をLPG用液位検出
装置に適用した実施形態2を示す要部断面図である。
【図7】従来のLPG用液位検出装置の要部断面図であ
る。
【図8】従来のLPG用液位検出装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
30、60 LPG用液位検出装置 31 容器 33、66 回転シャフト 34、64 ケーシング 35 目盛板 35B センサ用認識マーク 36 LPG 45、72 光学式センサ 46 耐圧ガラス板 48 センサ用窓部 49 目視用窓部 65 隔壁 70 透明基板 74 検出側マグネット 75 目盛板 76 回転軸管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の液体の液面位置に応じて回転す
    る回転シャフトと、該回転シャフトに設けられた目盛板
    と、該目盛板の表面に表示されたセンサ用認識マークを
    読み取る光学式センサとを備えることを特徴とする液位
    検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液位検出装置であって、 前記目盛板は、前記容器の外側に配設されたケーシング
    内に配置されると共に、前記目盛板の上方に、所定位置
    のみに光透過領域が形成された窓付き遮光板が配置さ
    れ、前記光透過領域を介して前記光学式センサが前記セ
    ンサ用認識マークを光学認識することを特徴とする液位
    検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液位検出装置であって、 前記回転シャフトは前記ケーシングを貫通して前記容器
    内に導入され、且つ前記窓付き遮光板は耐圧ガラス板で
    あることを特徴とする液位検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の液位検出
    装置であって、 前記回転シャフトは、前記容器内の空間に対して少なく
    とも隔壁を介して隔離されて前記ケーシング内に回転自
    在に配置され且つ検出側マグネットを同軸上に固定する
    と共に、前記容器内に、前記液体の液面位置に応じて回
    転する容器内回転シャフトが配置され且つ該容器内シャ
    フトの端部に前記検出側マグネットと磁気的空間を保っ
    て配置される容器内マグネットが固定されていることを
    特徴とする液位検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
    の液位検出装置であって、 前記窓付き遮光板は、目視用窓部を備えることを特徴と
    する液位検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の液位検出装置であって、 前記容器は耐圧容器であり、前記液体は液化石油ガスで
    あることを特徴とする液位検出装置。
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