JP2020143905A - 軸受診断装置、軸受診断方法、及びエスカレーター - Google Patents

軸受診断装置、軸受診断方法、及びエスカレーター Download PDF

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Abstract

【課題】軸受の機器の状態を把握して、軸受に異常が発生した場合に適切な対策をとることができる軸受診断装置を提供する。【解決手段】軸受診断装置は、転動体、保持器及び環状部材の各々の回転周期を検出する回転周期検出部と、転動体、保持器及び環状部材の比較用回転周期を記憶する記憶部と、を備え、回転周期検出部で検出された回転周期と、記憶部に記憶された比較用回転周期データとを比較して、軸受の状態を診断する。【選択図】図2

Description

本発明は、軸受についての軸受診断装置、軸受診断方法、及びエスカレーターに関する。
従来、モータ等の回転装置の軸受に対する異常診断技術として、軸受に加速度計を設置し、該軸受の振動加速度を計測し、更にこの信号にFFT(Fast Fourier Transform)処理を行って特定周波数成分の信号を抽出し、その値から軸振動を検知して軸受診断を行う技術が知られている。
また、軸受の転動体を保持する保持器の周期変動を監視して、軸受を含む回転装置の異常診断を行う装置が知られている(特許文献1)。
特開2005−344842号公報
しかしながら、軸受は転動体、転動体を保持する保持器、転動体と点接触する環状部材のような複数の機器で構成されており、各機器の異常が原因で軸受全体の異常が生じる場合がある。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、軸受の機器の状態を把握して、軸受に異常が発生した場合の適切な対策を行うことを課題とする。
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願の軸受診断装置は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、転動体、保持器及び環状部材の各々の回転周期を検出する回転周期検出部と、転動体、保持器、及び保持器の内側に配置された環状部材の比較用回転周期を記憶する記憶部と、を備え、回転周期検出部で検出された回転周期と、記憶部に記憶された比較用回転周期データとを比較して、軸受の状態を診断する。
なお、上記軸受診断装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映した軸受診断方法及びエスカレーターについても、本発明の一側面を反映した軸受診断装置と同様の構成を有する。
本発明によれば、軸受の機器の異常を把握することにより、軸受に異常が生じた場合の適切な対策をとることができる。
本発明の一実施形態によるエスカレーターの概略図(下部側)である。 本発明の一実施形態によるエスカレーターの機械室の拡大正面図である。 本発明の一実施形態による軸受近傍の構成図である。 本発明の一実施形態に使用されるベアリングの正面図である。 本発明の一実施形態による軸受診断装置の外観斜視図である。 本発明の一実施形態による軸受診断装置の筐体部の概略断面図である。 本発明の一実施形態による軸受に軸受診断装置を設置した状態を示す全体図である。 本発明の一実施形態による軸受診断装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る回転周期検出部の磁気センサで計測した正常時における軸受の計測データのグラフである。 本発明の一実施形態に係る回転周期検出部の磁気センサで計測した異常発生時における軸受の計測データのグラフである。 本発明の一実施形態に係る振動数検出部の振動センサで計測した正常時における軸受の計測データのグラフである。 本発明の一実施形態に係る振動数検出部の振動センサで計測した異常発生時における軸受の計測データのグラフである。 多変量解析手法で用いる縦軸が軸受各機器の周波数強度、横軸が軸受各機器の周波数を表すグラフである。 本発明の一実施形態に係る軸受診断装置による軸受についての診断処理を説明するためのフロー図である。 軸の両端に設けられた軸受に設置された軸受診断装置の回転周期検出部の磁気センサによる計測データの一例である。 軸の両端に設けられた軸受に設置された軸受診断装置の振動数検出部の振動センサによる計測データの一例である。
以下、本発明の軸受診断装置の実施の形態例(以下、「本例」という。)について、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一要素又は同一機能を有する部材には、同一符号を用いることとし、重複する発明の説明は省略する。
図1は、本例の軸受診断装置が取り付けられるエスカレーターの全体概略図であり、エスカレーターの下部側を示している。
図1に示すように、本例のエスカレーター1は、階段状のステップ2と、ハンドレール3とを備えている。ステップ2の手前側には、踏み台17が設けられており、踏み台17の下方空間に設けられた下部機械室5には、ステップ2及びハンドレール3を駆動するための下部駆動部4が設置されている。下部駆動部4には、図示しないモータ等の回転体が含まれており、回転体の軸と嵌合する軸受6が設けられている。なお、ステップ2及びハンドレール3を駆動するための駆動部は、エスカレーターの上部側の機械室に設置してもよい。
図2は、本例のエスカレーターの機械室の拡大正面図である。
図2に示すように、駆動部4は、ステップ2及びハンドレール3を駆動するためのチェーン27が張架されたターミナルギヤ23を有し、ターミナルギヤ23を駆動するモータ等の駆動体を備えている。また、駆動体と連結した回転軸24が軸受6に嵌合されている。軸受6は、機械室5に配置されたトラス梁9に設けられたスライドレール8上に移動可能に配置され、軸受6の上部を覆うように設けられたハウジング7によって保持固定されている。ハウジング7には、テンションロッド10が連結されており、テンションロッド10にはチェーン27に付勢力を与えるテンションバネ11が取り付けられている。なお、テンションロッド10及びテンションバネ11を支持する部材は、トラス梁9上にボルト等により固定されている。
軸受6の上方には、本例の軸受診断装置30が設けられている。軸受診断装置30は、トラス梁9に取り付け固定されている。なお、軸受診断装置30については、後述する。
図3は、軸受6近傍の構成図であり、図3Aはその上面図であり、図3Bは回転体の軸24の先端が挿入された状態の上面拡大図である。
図3Aに示すように、軸受6には側方から軸24が挿入されており、図3Bに示すように、軸24の先端は細くなるようにテーパ状に形成され、先端が軸受6として設置されたベアリング40に嵌合されている。
図4は、本例の軸受としてのベアリング40の正面図である。
ベアリング40は、ハウジング7に接触固定される円環状の部材である外輪41と、ボール状の転動体42を回動自在に等間隔で保持する円環状の保持器43と、保持器43の内側に配置された環状部材であって転動体42と点接触する円環状の内輪44と、を備えている。内輪44の内側に軸24の先端が挿入されて、止めねじ等により挿入された軸24と内輪44とが嵌め合い固定されている。本例では、軸24が回転すると同時に内輪44及び保持器43も周方向に回転し、内輪44に点接触している転動体42が360度の方向に回動する。なお、転動体42、保持器43、内輪44は、それぞれ半径や回転方向が異なるため、軸24の回転により生じる転動体42、保持器43、内輪44の回転周波数はそれぞれ異なる。
図5は、本例の軸受診断装置30の外観斜視図である。
図5に示すように、軸受診断装置30は、センサを収納する筐体部12と、筐体部12を支持する支持ロッド15と、を有している。筐体部12は円筒状に形成されており、収納部13と蓋部14とからなる二分割構造となっている。筐体部12は、樹脂若しくは金属で構成されている。
収納部13の底部には、軸受6(ハウジング7)と連結するために下方に突出した連結部16が形成されている。連結部16の先端部には、ハウジング7の形状に合わせた曲面を有する嵌合部16aが形成されている。このように、嵌合部16aを設けることにより、ハウジング7との隙間を無くした状態で連結することができる。
支持ロッド15は、内部に空間部が形成された棒状の部材であって、先端が筐体部12に挿通されている。
図6は、図5に示すA−A線で切断した筐体部12の概略断面図である。
図6に示すように、収納部13には、磁気センサからなる回転周期検出部17と、振動センサからなる振動数検出部18と、コネクタ20を有するプリント基板19とが収納されている。
回転周期検出部17は、軸受6の転動体42、保持器43、内輪44のそれぞれの回転周期を検出するものである。磁気センサ17は、磁化された転動体42、保持器43、内輪44の磁気を検出する。なお、転動体42、保持器43、内輪44は、製造される工程(例えば、焼き嵌めによる加熱、磁気チャック固定等)において磁化される。
また、磁気センサ17は、収納部13の下部に設置されており、具体的には、プリント基板19の下側に位置する連結部16内の空間部13aに収納されている。このように、磁気センサ17を軸受6に近づくように収納部13の下部に配置することで、転動体42、保持器43、内輪44の磁気を正確に検出することができる。
振動数検出部18は、軸受6の振動数を検出するものである。振動センサ18は、収納部13の上部に設置されており、具体的には、プリント基板19の上側に位置する空間部13bであって、蓋部14の裏面に取り付けられている。このように、振動センサ18を収納部13の上部に設けることで、転動体42、保持器43、内輪44から生じた振動を収納部13内の空間13bで共鳴させて検出精度を高めることができる。
プリント基板19は、ケーブルを介して接続されている磁気センサ17及び振動センサ18で検出した信号を処理し、筐体部12の外部に設置されている制御部に伝達する。
プリント基板19は、ボルト21によって収納部13の底部に固定されている。プリント基板19の上面にはコネクタ20が、下面には磁気センサ17が取り付けられており、コネクタ20にはケーブル22が接続されている。ケーブル22は、収納部13の側面に挿通されている支持ロッド15の内部空間を通って筐体部12の外へ引き出され、後述する制御部ボックス25に接続される。
図7は、軸受6に対して軸受診断装置30を設置した状態を示す全体図である。
本例の軸受診断装置30は、筐体部12、支持ロッド15、制御ボックス25と、を有しており、図7に示すように、磁気センサ17及び振動センサ18を収納した筐体部12が、軸受6の直上に位置するように配置されている。これにより、軸受6と磁気センサ17との距離を短くすることができ、センサの検出精度を上げることができる。ここで、「軸受の直上に位置する配置」とは、軸受6の外周に設けられるハウジング7の、軸受診断装置30が配置される面において、少なくとも転動体42との距離が最も短くなる点と重なる位置に軸受診断装置30を配置することを意味する。すなわち、軸受診断装置30の配置される場所は、転動体42との距離が最も短くなる位置であれば、ハウジング7の円周面7a上であっても、軸受6に取り付けられる軸24と垂直となる側面6a上であってもよい。
なお、エスカレーター1の設置状況によっては、軸受6の側面側にトラス梁9が位置している場合があるが、軸受6の円周方向の周辺、特に垂直方向における上側の空間には機器が存在していないため、軸受診断装置30をハウジング7における円周面7a上に配置することで、取り付け作業の効率を上げることができる。
また、本例では、ハウジング7をベアリング40の形状に合わせて湾曲させることにより、センサの検出精度を高めている。さらには、筐体部12の嵌合部16aの形状をハウジング7の湾曲面に合致させることにより、筐体部12とハウジング7との間にできる隙間を少なくすることができる。このように、本例では、ハウジング7を介することにより、筐体部12を直接軸受6に接触させていない状態であっても、軸受6で発生する周波数や振動を正確に検出することができる。
また、本例では、連結部16の嵌合面16aにグリスを塗布することにより、筐体部12とハウジング7との間に生じた隙間を埋めることができる。これにより、軸受6で発生した振動等を確実に筐体部12のセンサに伝達することができる。また、グリスを用いて、センサ自体を筐体部12に固定してもよい。
筐体部12を支持する支持ロッド15の他端は、トラス梁9に固定されている制御ボックス25に挿通されている。支持ロッド15は、筐体部12と制御ボックス25とを連結し、内部に挿通されたケーブル22により筐体部12のプリント基板19と制御ボックス25の制御基板とを接続する。
制御ボックス25は、ボルト若しくは磁石により、トラス梁9に取り外し可能に固定されている。制御ボックス25の内部には制御基板(図示せず)が収納されており、制御基板はケーブル22を介して伝達された回転周期検出部17及び振動数検出部18で検出された信号を処理する。
なお、本例の軸受診断装置30は、トラス梁9から制御ボックス25を取り外すことにより、軸受6に対して取り外し可能に設置されている。従って、定期点検作業時には、軸受診断装置30をトラス梁9に一時的に固定し、経年変化による異常の検出を行う場合には、軸受診断装置30をトラス梁9に一定期間固定するようにしてもよい。
図8は軸受診断装置30の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本例の軸受診断装置30は、センサ部50と、制御部60とを備えている。
軸受診断装置30は、センサ部50内の磁気センサ17及び振動センサ18にて検出された信号を、アンプ,フィルタ処理部52にてアンプ,フィルタ処理を行い、その後、A/D変換部53にてA/D変換を行い、変換された信号を制御部60へ出力する。
制御部60へ出力された信号は制御部60内の演算処理部64にて演算処理を行う。制御部60内には、装置に電源を供給する電源部65、装置の動作状況や電池残量などをLEDなどで表示する状態表示部66、WiFiなどでPCなどの外部機器67と接続しデータの送受信を行う外部通信部68、回転周期検出部17及び振動数検出部18により検出された信号、予め設定されている転動体42、保持器43、内輪44の比較用回転周期データとしての固有回転周期及び固有振動数や、測定プログラムなどを格納しておく記憶部としてのデータ保管部69等で構成されている。
図9は、本例の回転周期検出部17により検出した正常時における軸受6の計測データを示すものであり、図9Aは、軸受6が正常時における軸受6の計測データを、横軸を時間とし、縦軸を信号強度として波形図にしたものである。
図9Bは、正常時における軸受6の計測データについてFFT処理を行い、横軸を周波数とし、縦軸を信号強度としたピーク図を示している。図9Bに示すように、正常時の軸受6の転動体42、保持器43、内輪44は、それぞれは決まった固有の回転周期(「保持器0.1Hz」、「内輪0.25Hz」、「転動体1Hz」)で回転している。なお、転動体42、保持器43、内輪44の固有回転周期は、それらが使用される軸受6の大きさにより異なるものであって、本例に示す値は一例に過ぎない。
図10は、本例の回転周期検出部17により検出した異常発生時における軸受6の計測データを示す一例であり、図10Aは、磁気センサ17により検出した異常発生時における軸受6の計測データを、横軸を時間とし、縦軸を信号強度として波形図にしたものである。図10Aに示すように、軸受6に何らかの理由で異常が発生している場合には、波形図に乱れdが現れる。
図10Bは、本例の磁気センサ17により検出した異常発生時における軸受6の計測データについてFFT処理を行い、横軸を周波数とし、縦軸を信号強度としたピーク図の一例を示している。本例では、図10Bに示すように、「内輪0.25Hz」と「転動体1Hz」の間に高調波のピーク(0.5Hz)が現れている。ここで、高調波のピークが発生した要因として、何らかの原因で傷ついた内輪44に嵌め合い異常や偏心が生じ、正常時には現れない周波数成分が発生したと考えられる。すなわち、軸24と内輪44との嵌合面がクリープにより摩耗すると、内外輪の固渋により接触面が荒れて、軸受6の故障に至るおそれがある。また、内輪44だけでなく、軸24側も損傷させてしまう恐れがあるため、至急対策を講じる必要がある。
図10Cは、図10Bの場合とは異なる原因で、軸受6に異常が発生した場合におけるピーク図を示している。本例では、図10Cに示すように、「内輪0.25Hz」と「転動体1Hz」の間に固有振動以外のピーク(0.65Hz)が現れている。ここで、固有振動以外のピークが発生した要因として、例えば、潤滑油(グリス)の劣化や枯渇による潤滑不良によりいずれかの転動体42の回転が停止して低い周波数の回転周期が発生したり、滑り摩擦の増加により生じた金属の削りカスが異物として付着したりして、固有振動以外のピークが生じたと考えられる。なお、転動体42のみに異常が見られた場合には、軸受6の故障の初期状態と考えられるため至急に対策をとる必要はないが、転動体42の異常が発展して保持器43が破損すると、等間隔に保持されていた転動体42が下方向に偏ることで内輪44と外輪41とが分離してしまうおそれがある。この場合には、軸受6の故障の後期状態として、保持器43の即時交換等の対策を講じる必要がある。
本例では、正常時の軸受6の転動体42、保持器43、内輪44の固有回転周期(比較用回転周期データ)と、回転周期検出部17により検出した軸受6の転動体42、保持器43、内輪44の回転周期と、を比較することで、軸受6のどの機器に異常が生じているのか知ることができる。すなわち、図10Cに示すような固有振動以外のピークが現れている場合には、転動体42に異常が生じていることがわかる。この場合は、主にグリス枯渇等による潤滑不良が原因であるので、グリスを補充するなどの対策をとることにより、初期段階で軸受の異常を解消することができる。
なお、従来の軸受診断装置では転動体42に生じた傷を検出することができず、点検時に異常が見られない場合には次回点検が約2年後となってしまい、その間に傷が進行し軸受の故障に至ってしまう場合があった。これに対して、本例の軸受診断装置30によれば、転動体42の傷を検出した場合には点検周期を通常より短くすることにより、軸受の故障が大事に至る前に対策をとることできるので、不稼働時間低減や他機器への影響拡大を防止することができる。また、転動体42の傷の度合いに応じて、点検周期を例えば「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」などに、適宜設定することができる。なお、軸受診断装置30が転動体42の異常を検知した場合に、点検周期を変更する旨を保守員に通知するため、保守端末画面や保守員が身に付けている携帯端末画面への表示、または音声による通知を行うようにしてもよい。
また、図10Bに示すような高周波のピークが現れている場合には、主に内輪44に異常が生じていることが原因であることがわかる。この場合は、内輪44を即時に交換するなどの対策をとることで、後期段階の軸受6の異常を解消することができる。また、内輪44に異常が見られた場合、内輪44に接続されている軸24側にも異常(軸の損傷)が発生している可能性があるので、対策として軸24の点検を行う措置をとることもできる。なお、内輪44の異常を検知した場合に、軸24の点検を保守員に指示するため、保守端末画面や保守員が身に付けている携帯端末画面への表示、または音声による通知を行うようにしてもよい。
このように、本例の軸受診断装置30によれば、軸受6の各機器の異常を検出して、軸受6の故障状態の段階に応じて適切な対策をとることができる。
なお、転動体42、内輪44に生じる異常の原因としては、過大なモーメント荷重、取り付け不良、異物の混入,水の混入、潤滑不良、潤滑剤不適、軸受すきまの不適正、軸、ハウジングの精度不良、ハウジングの剛性むら、軸のたわみ大、腐食ピット、スミアリング、圧こんからの進展などが挙げられる。また、保持器43に生じる異常の原因としては、過大なモーメント荷重、大きな回転変動、潤滑不良、潤滑剤不適、異物のかみ込み、振動が大きい、取り付け不良、異常温度上昇などが挙げられる。
図11は、本例の振動数検出部18により検出した正常時における軸受6の振動数の計測データを示すものである。図11Aは、振動センサ18により検出した正常時における軸受6の計測データを、横軸を時間とし、縦軸を信号強度として波形図の一例であり、図11Bは、振動センサ18により検出した正常時における軸受6の計測データについてFFT処理を行い、横軸を周波数とし、縦軸を信号強度としたピーク図の一例を示している。図11Bに示すように、正常時の軸受6は決まった固有振動数(周波数)を有している。
図12は、本例の振動数検出部18により検出した異常発生時における軸受6の振動数の計測データを示すものであり、図12Aは、振動センサ18により検出した異常発生時における軸受6の振動数の計測データを波形図にした一例である。図12Aに示すように、軸受6に何らかの原因で異常が発生している場合には、図11Aの正常時に比べて信号強度が大きくなり波形図が乱れる。図12Bは、振動センサ18により検出した異常発生時における軸受6の計測データについてFFT処理を行ったピーク図の一例であり、正常時の図11Bに比べてピーク時の信号強度が大きくなっている。
このように、本例の軸受診断装置30によれば、振動数検出部18により、軸受6の転動体42、保持器43、内輪44の振動数を検出して、正常時における軸受6の転動体42、保持器43、内輪44の固有振動数と比較することにより、軸受6に異常が生じていることがわかる。なお、本例では、振動数検出部18は軸受6で生じる振動を計測しているが、計測した振動を音に変換した計測データを用いてもよい。
ここで、計測したデータについて正常か異常かを判断するための具体例(多変量解析手法)について説明する。
図13は、多変量解析手法で用いる縦軸が軸受各機器の周波数強度、横軸が軸受各機器の周波数を表すグラフである。
ここでは、あらかじめ正常群として蓄積された正常データを正常群(正常範囲)として定義しておき、計測したデータが定義した正常群(正常範囲)に対して、同じ空間に属するか異なる空間に属するかで判定を行う。なお、同じ軸受でも機器ごとや使用環境により計測されるデータにはバラつきが発生するため、一定数の正常とされるデータを計測し正常群(正常範囲)を生成する。
例えば、図13に示すように、計測データXの場合、正常群(正常範囲)の中心からは離れた距離にあるが、正常群(正常範囲)の範囲内のため正常と判断する。また、計測データY、Zの場合、正常群(正常範囲)から外れた位置にあるので異常と判断する。なお、異常度合いは、正常群(正常範囲)の中心からの距離により決まり、Y<Zであるので、Zの方がYよりも異常度が高くなる。
次に、本例の軸受診断装置30による軸受6の診断方法について説明する。
図14は、軸受診断装置30による軸受6についての診断処理を説明するためのフロー図である。
先ず、軸受診断装置30の回転周期検出部17の磁気センサ及び振動数検出部18の振動センサを用いて、軸受6の転動体42、保持器43、内輪44のそれぞれの回転周期及び振動数を検出する(ステップS100)。
つぎに、磁気センサ及び振動センサで検出した回転周期及び振動数の計測データに基づいて、図9〜図12に示すような周波数解析を行う(ステップS101)。
つぎに、ステップS101において解析した周波数と、記憶部に記憶されている軸受6の転動体42、保持器43、内輪44のそれぞれの固有周波数とを比較して、磁気センサ17で検出した周波数に異常があるか否かを判定する(ステップS102)。
ステップS102において、磁気センサ17で検出された周波数に異常がないと判定された場合には(S102のNO)、ステップS101で解析された振動数と、記憶部に記憶されている軸受6の転動体42、保持器43、内輪44のそれぞれの固有振動数とを比較して、振動センサ18で検出した振動数に異常があるか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、振動センサ18で検出された振動数に異常がないと判定された場合には(S103のNO)、軸受6に異常が発生していないと診断される(ステップS104)。この場合には、本例では問題がないものとして特に対策を行わない。一方、ステップS103において、振動センサ18で検出された振動数に異常があると判定された場合には(S103のYES)、軸受6以外の機器による外乱が生じている可能性が高いと診断される(ステップS105)。この場合には、対策として軸受6以外の機器の調査を行う。
ステップS102において、磁気センサ17で検出された周波数に異常があると判定された場合には(S102のYES)、ステップS101で解析された周波数と、記憶部に記憶されている軸受6の転動体42、保持器43、内輪44のそれぞれの固有周波数との間に生じる周波数の差分(強度差)を確認する(ステップS106)これにより、上述したように軸受6の転動体42、保持器43、内輪44のどの機器に異常が生じているか判別することができる。
つぎに、ステップS106で確認した強度差のレベルについて確認する(ステップS107)。ステップS107において、強度差のレベルが所定の閾値を超えておらず問題がないと判定された場合には(S107のNO)、異常は確認されているが、軸受6は故障の初期段階であり緊急の事態には至っていないと診断される(S108)。この場合には、対策として要経過観察とする。
一方、ステップS107において、強度差のレベルが所定の閾値を超えており問題があると判定された場合には(S107のYES)、軸受6は故障の後期段階であり緊急事態が発生しているものと診断される(S109)。この場合の対策としては、即時にベアリング40を交換する。
このように、本例の軸受診断装置30を用いた軸受診断方法によれば、回転周期検出部17の検出結果と振動数検出部18の検出結果を組み合わせることにより、軸受6のどの機器に異常が生じているかを判別することができる。また、軸受6の故障状態の段階に応じて、適切な対策をとることができる。また、ステップS104、S105、S108、S109において、軸受6の状況に応じて、取るべき対策の内容を変更して外部の保守員に通知する。
また、本発明の軸受診断装置30およびエスカレーター1は、上述の各形態に限定されるものではなく、その他材料、構成等において本発明の構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。例えば、本例では、下部駆動部4の軸受6の診断について説明したが、図示しない上部駆動部の軸受やその他軸受について診断を行ってもよい。
また、上述した例では、1つの軸受6に対して1つの軸受診断装置30を設置する例について述べたが、軸24の左右端部を支える複数の軸受6のそれぞれについて軸受診断装置30を設置するようにしてもよい。
図15は、軸24の両端に設けられた軸受6に設置された軸受診断装置30の回転周期検出部17の磁気センサの計測データのグラフである。また、図16は、軸24の両端に設けられた軸受6に設置された軸受診断装置30の振動数検出部18の振動センサの計測データのグラフである。
図15及び図16に示すように、設置されたエスカレーター1においては、同時期に稼動開始し、同時間動いている軸受6であっても、現地の据付状況(例えば左右の傾きなど)や現地の負荷状況(例えば人の乗る方向など)などにより、経時で左右の軸受6の劣化度合いが異なる場合がある。本例の場合は、右側の軸受6の劣化が進んでいることがわかる。
本例では、軸24の左右端部を支える複数の軸受6に対して、それぞれ軸受診断装置30を設置して、比較用回転周期データとして左右の計測データを用い比較することにより、左右のどちらかの軸受6の劣化が進んでいることを把握することができる。本例では、劣化の進んでいる右側の軸受6を交換することにより、エスカレーター1の故障に対して早期に有効な対策をとることができる。
また、軸受診断装置30の筐体部12の形状は、特に円筒形状に限られるものではなく、回転周期検出部の磁気センサや振動数検出部の振動センサが収納できるものであればよい。
また、軸受6を覆うハウジング7の形状は曲部を有していない矩形状のものであってもよい。この場合には、ブラケットを用いて筐体部12をハウジング7に固定して、軸受6の直上にセンサを配置するようにしてもよい。
1・・・エスカレーター、2・・・ステップ、3・・・ハンドレール、4・・・下部駆動部、5・・・機械室、6・・・軸受、7・・・ハウジング、8・・・スライドレール、9・・・トラス梁、10・・・テンションロッド、11・・・テンションバネ、12・・・筐体部、13・・・収納部、14・・・蓋部、15・・・支持ロッド、16・・・連結部、16a・・・嵌合部、17・・・回転周期検出部(磁気センサ)、18・・・振動数検出部(振動センサ)、
19・・・プリント基板、20・・・コネクタ、22・・・ケーブル、23・・・ターミナルギヤ、24・・・回転軸、25・・・制御ボックス、27・・・チェーン、30・・・軸受診断装置、40・・・ベアリング、41・・・外輪、42・・・転動体、43・・・保持器、44・・・内輪、50・・・センサ部、60・・・制御部

Claims (15)

  1. 転動体と、前記転動体を保持する保持器と、前記保持器の内側に配置された環状部材と、を有する軸受の状態を診断する軸受診断装置において、
    前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の各々の回転周期を磁気センサで検出する回転周期検出部と、
    前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の比較用回転周期を記憶する記憶部と、
    前記回転周期検出部を収納する筐体と、を備え、
    前記筐体は前記軸受の上方に設置され、
    前記回転周期検出部で検出された回転周期と、前記記憶部に記憶された比較用回転周期データとを比較して、前記軸受の状態を診断する
    軸受診断装置。
  2. 前記比較用回転周期データは、診断対象である前記軸受の、前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の固有回転周期である
    請求項1に記載の軸受診断装置。
  3. 前記回転周期検出部は、複数の前記軸受に設置され、
    前記比較用回転周期データは、複数検出された軸受の内、診断対象の軸受とは異なる前記軸受で検出された、前記転動体、前記保持器及び前記環状部材のである回転周期である
    請求項1に記載の軸受診断装置。
  4. 前記筐体に前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の各々の振動数を検出する振動数検出部と、を備え、
    前記振動数検出部で検出された振動数と、前記記憶部に記憶された前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の固有振動数とを比較して、前記軸受の状態を診断する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸受診断装置。
  5. 前記診断の結果に基づいて、前記転動体、前記保持器及び前記環状部材のいずれかに異常があるかを判定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸受診断装置。
  6. 前記回転周期検出部を前記筐体の下方に設置し、前記振動数検出部を前記筐体の上方に設置した
    請求項4に記載の軸受診断装置。
  7. 前記筐体の下部に、前記軸受を覆うハウジングと嵌合するための嵌合部を設けた
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸受診断装置。
  8. 前記筐体の嵌合部と前記ハウジングとの間にグリスを介在させた
    請求項7に記載の軸受診断装置。
  9. 前記回転周期検出部は、少なくとも前記転動体との距離が最も短くなるように、前記軸受の上部若しくは側部に配置される
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸受診断装置。
  10. 前記ハウジングは、前記軸受の上部を覆う上面を備えており、前記筐体を前記上面に配置した
    請求項7に記載の軸受診断装置。
  11. 前記診断の結果に基づいて、前記転動体、前記保持器及び前記環状部材のいずれかに異常があると判定された場合に、異常がある機器に対する保守の内容を通知する
    請求項5に記載の軸受診断装置。
  12. 前記診断の結果に基づいて、前記転動体に異常があると判定された場合には、保守の内容として前記軸受の点検周期を変更する旨を通知する
    請求項11に記載の軸受診断装置。
  13. 前記診断の結果に基づいて、前記環状部材に異常があると判定された場合には、保守の内容として前記軸受に嵌合された軸を点検する旨を通知する
    請求項11に記載の軸受診断装置。
  14. 転動体と、前記転動体を保持する保持器と、前記保持器の内側に配置された環状部材と、を有する軸受の状態を診断する軸受診断方法であって、
    軸受診断装置が備える回転周期検出部の磁気センサにより、前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の各々の回転周期を検出するステップと、
    前記回転周期検出部で検出された回転周期と、軸受診断装置が備える記憶部に記憶された前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の比較用回転周期データとを比較して、前記軸受の状態を診断するステップと、を含む
    軸受診断方法。
  15. ハンドレールを備えたエスカレーターにおいて、
    前記ハンドレールを駆動するための駆動体を有する駆動部と、
    転動体と、前記転動体を保持する保持器と、前記保持器の内側に配置された環状部材と、を有し、前記駆動体の軸が嵌合された状態で回転する軸受の状態を診断する軸受診断装置と、を備え、
    前記軸受診断装置は、
    前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の各々の回転周期を磁気センサで検出する回転周期検出部と、
    前記転動体、前記保持器及び前記環状部材の比較用回転周期を記憶する記憶部と、
    前記回転周期検出部を収納する筐体と、を備え、
    前記筐体は前記軸受の上方に設置され、前記回転周期検出部で検出された回転周期と、前記記憶部に記憶された比較用回転周期データとを比較して、前記軸受の状態を診断する
    エスカレーター。
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