JP2020143794A - 流体を加熱する熱供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温水を供給するにあたって大幅に1次エネルギー使用量を削減可能な流体を加熱する熱供給装置を提供する。【解決手段】熱供給装置10Aは、発電に伴って第1の温熱が生じる燃料電池12と、燃料電池12で発電された電力によって駆動され、第2の温熱が生じる凝縮器22を備えた電気式ヒートポンプ14と、第1の温熱と第2の温熱とで上水を加熱して温水を生成する排ガス熱交換器18と、凝縮器22と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、流体を加熱する熱供給装置に関する。
住宅等において、流体、例えば、水を加熱して温水を生成する熱供給装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−132559号公報
従来の熱供給装置としては、例えば、ガス給湯器、特許文献1に開示されている電気式ヒートポンプ給湯器などがある。
ガス給湯器の場合、ガスを燃焼させ、水を直接加熱して温水を得るため、ガス使用に対して1次エネルギー効率が決まり、原理的に100%を超えることは不可能である。
電気式ヒートポンプは、大気の熱を使って温水を作ることから、電気使用量に対して3倍以上の熱(COP(Coefficient Of Performance)やAPF(Annual Performance Factor)など)を、得ることができる。しかし、系統(商用電源等)から得られる電気の1次エネルギー効率が40%となっているため、1次エネルギー効率は100%を超えるものの、給湯需要に対する1次エネルギー削減の観点から改善の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮して、熱を生成するにあたって大幅に1次エネルギー使用量を削減可能な流体を加熱する熱供給装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の流体を加熱する熱供給装置は、発電に伴って第1の温熱が生じる分散型発電機と、少なくとも前記分散型発電機で発電された電力によって駆動され、第2の温熱が生じる電気式ヒートポンプと、前記第1の温熱と前記第2の温熱とを利用して、流体を加熱する流体加熱部と、を有する。
請求項1に記載の流体を加熱する熱供給装置では、分散型発電機で発電を行うと、分散型発電機において第1の温熱が生じる。
電気式ヒートポンプが分散型発電機で発電された電力により駆動されると、電気式ヒートポンプにおいて第2の温熱が生じる。
流体加熱部では、第1の温熱と第2の温熱とを利用して流体を加熱することができる。
ここで、流体とは、例えば、液体であってもよく、気体であってもよい。液体としては、一例として、水、防錆剤、凍結防止剤等の薬品類が添加された水、水以外の例えば、不凍液、オイル等を挙げることができる。気体としては、空気(窒素ガス+酸素ガス)、空気以外のガスを挙げることができる。
請求項1に記載の熱供給装置では、分散型発電機で発電された電力により電気式ヒートポンプを駆動し、分散型発電機で生じる第1の温熱と電気式ヒートポンプで生じる第2の温熱とを利用して流体を加熱する。したがって、系統電力で電気式ヒートポンプを駆動して流体を加熱する場合に比較して、熱需要に対して大幅に1次エネルギー使用量を削減することが可能となる。
なお、加熱された流体の供給先、利用方法は特に問わず、様々な用途に使用することができる。
また、電気式ヒートポンプは、分散型発電機で発電された電力によって駆動されるが、系統電力で駆動することもできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部のうち前記第2の温熱で前記流体を加熱する部分は、前記電気式ヒートポンプに備えられた凝縮器、または前記凝縮器で生成された熱が付与された加熱用媒体が通過する媒体熱交換器である熱出力部を含んでいる。
請求項2に記載の熱供給装置では、媒体加熱部のうち、第2の温熱で流体を加熱する部分は、電気式ヒートポンプに備えられた凝縮器、または凝縮器で生成された熱が付与された加熱用媒体が通過する媒体熱交換器である熱出力部を含んでおり、凝縮器、または媒体熱交換器において、流体を第2の温熱で加熱することができる。
なお、加熱用媒体は、液体、気体等の流体である。
請求項3に記載の発明は、請求項1、または請求項2に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記分散型発電機は、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により発電する燃料電池であり、前記第1の温熱は、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により生成される反応熱である。
請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置では、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により燃料電池が発電を行い、燃料電池で発電された電力で電気式ヒートポンプが駆動される。
燃料電池では、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により反応熱が生成され、この反応熱が第1の温熱となる。燃料電池は、反応熱により加熱されて燃料電池自身が発熱する。また、燃料電池からは、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により生成された高温の燃料極オフガスや、燃料極オフガス中の未反応成分が燃焼されて生成された燃焼排ガス等が排出される。したがって、第1の温熱としては、加熱された燃料電池自身から得ることができ、高温の燃料極オフガスや燃焼排ガスから得ることもできる。なお、燃料電池で生成された反応熱は、いわゆる排熱と呼ぶこともできる。
なお、高温とは、室温や上水の温度よりも高い温度のことである。
請求項4に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、一端から前記流体としての上水が流入し、一部分で前記熱出力部から前記上水に前記第2の温熱が供給される第1の上水通路と、前記第1の上水通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記上水との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、を有している。
請求項4に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第1の上水通路の一部分に熱出力部から第2の温熱が供給され、第1の上水通路の一端から上水が流入すると、該一部分で上水に第2の温熱が供給されて温水となる。
第1の上水通路には、第1の熱交換器が接続されており、第1の熱交換器では、燃料電池から排出された反応熱と上水との間で熱交換を行う。これにより、第1の上水通路を流れる上水を反応熱で加熱することができる。
このように、請求項4に記載の流体を加熱する熱供給装置では、上水が、熱出力部の第2の熱と排ガスの第1の温熱とを用いて加熱されて温水となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記上水は、前記第1の上水通路において、前記第1の熱交換器、前記凝縮器の順に通過する。
請求項5に記載の流体を加熱する熱供給装置では、上水は、第1の上水通路において、第1の熱交換器で温められ、第1の熱交換器で温められた上水は、その後、凝縮器で温められる。
請求項6に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、内部に前記流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記流体に前記第2の温熱が供給される第1の流体循環通路と、前記第1の流体循環通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記流体との間で熱交換を行う第2の熱交換器と、一端から上水が流入する第2の上水通路と、前記第1の流体循環通路と前記第2の上水通路とに接続され前記流体と前記上水との間で熱交換を行う第3の熱交換器と、を有している。
請求項6に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第1の流体循環通路において、内部で流体が循環し、一部分で電気式ヒートポンプの熱出力部から流体に第2の温熱が供給され、流体が第2の温熱で加熱される。
第2の熱交換器は、第1の流体循環通路に接続されており、燃料電池から排出された反応熱と流体との間で熱交換を行うので、流体が反応熱で加熱される。
したがって、第1の流体循環通路の流体は、反応熱(第1の温熱)と電気式ヒートポンプの熱出力部の第2の温熱とを用いて加熱される。
第2の上水通路では、一端から上水が流入する。
第3の熱交換器は、第1の流体循環通路と第2の上水通路とに接続され流体と上水との間で熱交換を行うので、上水は、流体の熱で加熱される。
したがって、請求項6に記載の流体を加熱する熱供給装置では、上水が、反応熱(第1の温熱)と電気式ヒートポンプの熱出力部の第2の温熱とで加熱された流体の熱を用いて加熱される。
請求項7に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、内部に前記流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記流体に前記第2の温熱が供給される第1の流体循環通路と、前記第1の流体循環通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記流体との間で熱交換を行う第2の熱交換器と、前記第1の流体循環通路に接続され前記流体の熱を放熱して空気を温めるラジエーターと、を有している。
請求項7に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第1の流体循環通路において、内部で流体が循環し、一部分で電気式ヒートポンプの熱出力部から流体に第2の温熱が供給され、流体が第2の温熱で加熱される。
第2の熱交換器は、第1の流体循環通路に接続されており、燃料電池から排出された反応熱と流体との間で熱交換を行うので、流体が反応熱で加熱される。
したがって、第1の流体循環通路の流体は、反応熱(第1の温熱)と電気式ヒートポンプの熱出力部の第2の温熱とを用いて加熱される。
第1の流体循環通路に接続されたラジエーターからは流体の熱が放熱されて空気を温めることができる。ラジエーターは、例えば、暖房器具として用いることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、内部に前記流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記流体に前記第2の温熱が供給される第2の流体循環通路と、一端から上水が流入する第3の上水通路と、前記第3の上水通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記上水との間で熱交換を行う第4の熱交換器と、前記第2の流体循環通路と前記第3の上水通路とに接続され前記流体と前記上水との間で熱交換を行う第5の熱交換器と、を有している。
請求項8に記載の熱供給装置では、第3の上水通路の一端から上水が流入する。
第2の流体循環通路において、内部に流体が循環し、一部分で熱出力部から流体に第2の温熱が供給されるので、流体が熱出力部の第2の温熱で加熱される。
第4の熱交換器は、燃料電池から排出された反応熱と流体との間で熱交換を行うので、流体が反応熱で加熱される。
第5の熱交換器は、第2の流体循環通路と第3の上水通路とに接続され流体と上水との間で熱交換を行うので、上水は、流体の熱で加熱される。
したがって、請求項8に記載の熱供給装置では、上水が、反応熱(第1の温熱)と、電気式ヒートポンプの熱出力部の第2の温熱で加熱された流体の熱と、を用いて加熱される。
請求項9に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、内部に前記流体が循環し、一部分で前記燃料電池から前記流体に前記第1の温熱が供給される第3の流体循環通路と、一端から上水が流入し、一部分で前記熱出力部から前記上水に前記第2の温熱が供給される第4の上水通路と、前記第3の流体循環通路と前記第4の上水通路とに接続され前記流体と前記上水との間で熱交換を行う第6の熱交換器と、を有している。
請求項9に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第3の流体循環通路において、内部に流体が循環し、一部分で燃料電池から流体に第1の温熱が供給されるので、流体が燃料電池の第1の温熱で加熱される。
第4の上水通路では、一端から上水が流入し、一部分で熱出力部から上水に前記第2の温熱が供給されるので、上水が電気式ヒートポンプの熱出力部の第2の温熱で加熱される。
第6の熱交換器は、第3の流体循環通路と第4の上水通路とに接続され流体と上水との間で熱交換を行うので、上水は、流体の熱で加熱される。
このように、請求項9に記載の流体を加熱する熱供給装置では、上水が、電気式ヒートポンプの熱出力部の第2の温熱と、燃料電池の第1の温熱で加熱された流体の熱とを用いて加熱される。
請求項10に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、内部に前記流体としての第1の流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記第1の流体に前記第2の温熱が供給される第4の流体循環通路と、一端から上水が流入する第5の上水通路と、前記第4の流体循環通路と前記第5の上水通路とに接続され前記第1の流体と前記上水との間で熱交換を行う第7の熱交換器と、
内部に前記流体としての第2の流体が循環し、一部分で前記燃料電池から前記第2の流体に前記第1の温熱が供給される第5の流体循環通路と、前記第5の流体循環通路と前記第5の上水通路とに接続され前記第2の流体と前記上水との間で熱交換を行う第8の熱交換器と、を有している。
請求項10に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第4の流体循環通路では、内部に第1の流体が循環し、一部分で熱出力部から第1の流体に第2の温熱が供給されるので、第1の流体が熱出力部の第2の温熱で加熱される。
第5の上水通路では、一端から上水が流入する。
第7の熱交換器は、第4の流体循環通路と第5の上水通路とに接続され第1の流体と上水との間で熱交換を行うので、上水が、第4の流体循環通路の第1の流体の熱で加熱される。
第5の流体循環通路では、内部に第2の流体が循環し、一部分で燃料電池から第2の流体に第1の温熱が供給されるので、第2の流体が燃料電池の第1の温熱で加熱される。
第8の熱交換器は、第5の流体循環通路と第5の上水通路とに接続され第2の流体と上水との間で熱交換を行うので、上水が、第5の流体循環通路の第2の流体の熱で加熱される。
したがって、請求項10に記載の流体を加熱する熱供給装置では、上水が、電気式ヒートポンプの熱出力部で加熱された第1の流体の熱と、燃料電池で加熱された第2の流体の熱とを用いて加熱される。
請求項11に記載の発明は、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記流体加熱部は、一端から前記流体としての第1の上水が流入し、一部分で前記燃料電池から前記第1の上水に前記第1の温熱が供給されて前記第1の上水を第1の温水として排出する第6の上水通路と、一端から前記流体としての第2の上水が流入し、一部分で前記熱出力部から前記第2の上水に前記第2の温熱が供給されて前記第2の上水を第2の温水として排出する第7の上水通路と、を有している。
請求項11に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第6の上水通路において、一端から第1の上水が流入し、一部分で燃料電池から第1の上水に第1の温熱が供給されて、第1の上水を第1の温水として排出される。
第7の上水通路において、一端から第2の上水が流入し、一部分で熱出力部から第2の上水に第2の温熱が供給されて第2の上水が第2の温水として排出される。
第1の上水を燃料電池の第1の温熱で加熱し、第2の上水を熱出力部の第2の温熱で加熱するので、温度の異なる第1の温水と第2の温水とを得ることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記第6の上水通路の排水方向下流側端部と前記第7の上水通路の排水方向下流側端部とに接続され、前記第1の温水と前記第2の温水とを混合する第1の混合弁を有している。
請求項12に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第6の上水通路から排出された第1の温水と、第7の上水通路から排出された第2の温水と、を第1の混合弁で混合して排出することができる。さらに、第1の混合弁で、温度や流量の異なる第1の温水と第2の温水との混合の比率を変更することで、第1の混合弁から排出される温水の温度や流量を調整することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、水素を含み第1燃料極へ供給される燃料ガスと、空気極へ供給される酸化剤ガスと、により発電し、前記第1燃料極から第1燃料極オフガスを第1燃料極オフガス流路へ送出する第1燃料電池セルスタックと、前記第1燃料極オフガス流路を介して第2燃料極へ供給される前記第1燃料極オフガスと酸化剤ガスとを用いて発電し、前記第2燃料極から第2燃料極オフガスを第2燃料極オフガス流路へ送出し、空気極から空気極オフガスを空気極オフガス流路へ送出する第2燃料電池セルスタックと、を含んで構成される前記燃料電池と、前記第2燃料極オフガス流路と前記空気極オフガス流路とに接続され、前記第2燃料極オフガスを前記空気極オフガスで燃焼させ燃焼排ガスを燃焼排ガス流路に排出する燃焼部と、を備え、一端から前記流体としての第1の上水が流入し、中間部に設けた第9の熱交換器で前記第1の上水と前記燃焼排ガスとの間で熱交換を行って前記第1の上水を第1の温水として排出する第8の上水通路と、一端から前記流体としての第2の上水が流入し、中間部に設けた第10熱交換器で前記第2の上水と前記第1燃料極オフガスとの間で熱交換を行って前記第2の上水を第2の温水として排出する第9の上水通路と、を有する。
請求項13に記載の熱供給装置では、燃料電池が、第1燃料電池セルスタックと、第2燃料電池セルスタックとで構成されているため、第1燃料電池セルスタックで発電された電力と第2燃料電池セルスタックで発電された電力とを用いて電気式ヒートポンプを駆動することができる。
第1燃料電池セルスタックでは、水素を含む燃料ガスが第1燃料極へ供給され、酸化剤ガスが空気極へ供給されて発電が行われる。
第2燃料電池セルスタックでは、第1燃料電池セルスタックの第1燃料極から排出された第1燃料極オフガスと、酸化剤ガスとを用いて発電が行われる。
第2燃料電池セルスタックから排出された第2燃料極オフガスと空気極オフガスとは、第2燃料極オフガス流路と空気極オフガス流路を介して燃焼部へ送出され、燃焼部で第2燃料極オフガスが空気極オフガスで燃焼される。
燃焼部からは燃焼排ガスが燃焼排ガス流路に排出される。
第8の上水通路の一端から第1の上水を流入させると、第9の熱交換器で第1の上水が燃焼排ガスの熱で加熱され、第1の上水を第1の温水として第8の上水通路の他端から排出することができる。
また、第9の上水通路の一端から第2の上水を流入させると、第10の熱交換器で第2の上水が第1燃料極オフガスの熱で加熱され、第2の上水を第2の温水として第9の上水通路の他端から排出することができる。
第1の上水を燃焼排ガスの熱で加熱し、第2の上水を第1空気極オフガスの熱で加熱するので、温度の異なる第1の温水と第2の温水とを得ることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、水素を含み燃料極へ供給される燃料ガスと、空気極へ供給される酸化剤ガスと、により発電し、前記燃料極から燃料極オフガスを排出する燃料電池セルスタックを備えた前記燃料電池と、前記燃料極から排出された前記燃料極オフガスの一部を再生する燃料再生部と、前記燃料再生部から排出された再生ガスを前記燃料電池セルスタックに供給する供給部と、前記燃料極から排出された前記燃料極オフガスの他の一部を前記空気極から排出された空気極オフガスで燃焼させ燃焼排ガスを燃焼排ガス流路に排出する燃焼部と、一端から前記流体としての第1の上水が流入し、中間部に設けた第11の熱交換器で前記第1の上水と前記燃焼排ガスとの間で熱交換を行って前記第1の上水を第1の温水として排出する第10の上水通路と、一端から前記流体としての第2の上水が流入し、中間部に設けた第12の熱交換器で前記第2の上水と前記燃料極オフガスとの間で熱交換を行って前記第2の上水を第2の温水として排出する第11の上水通路と、を有している。
請求項14に記載の流体を加熱する熱供給装置では、燃料電池で発電された電力を用いて電気式ヒートポンプを駆動することができる。
燃料電池セルスタックでは、燃料ガスが第1燃料極へ供給され、酸化剤ガスが空気極へ供給されて発電が行われる。
燃料極から排出された燃料極オフガスの一部は燃料再生部で再生され、燃料再生部から排出された再生ガスは、供給部により燃料電池スタックに供給される。
また、燃料極から排出された燃料極オフガスの他の一部は、燃焼部において、空気極から排出された空気極オフガスで燃焼され、燃焼排ガスは燃焼排ガス流路に排出される。
第10の上水通路の一端から第1の上水を流入させると、第11の熱交換器で第1の上水が燃焼排ガスの熱で加熱され、第1の上水を第1の温水として第10の上水通路の他端から排出することができる。
また、第11の上水通路の一端から第2の上水を流入させると、第12熱交換器で第2の上水が燃料極オフガスの熱で加熱され、第2の上水を第2の温水として第11の上水通路の他端から排出することができる。
第1の上水を燃焼排ガスの熱で加熱し、第2の上水を空気極オフガスの熱で加熱するので、温度の異なる第1の温水と第2の温水とを得ることができる。
請求項15に記載の発明は、請求項13または請求項14に記載の流体を加熱する熱供給装置において、前記第1の温水と前記第2の温水とを混合する第2の混合弁を有している。
請求項15に記載の流体を加熱する熱供給装置では、第10の上水通路から排出された第1の温水と、第11の上水通路から排出された第2の温水と、を第2の混合弁で混合して排出することができる。さらに、第2の混合弁で、温度や流量の異なる第1の温水と第2の温水との混合の比率を変更することで、第2の混合弁から排出される温水の温度や流量を調整することができる。
請求項16に記載の発明は、請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置において、流体としての燃料を加熱させて前記燃料ガスとして排出する前記流体加熱部と、前記流体加熱部から排出された前記燃料ガスを前記燃料電池へ供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設けられ、前記燃料電池へ供給する前記燃料ガスの流量を調整する調整弁と、を有している。
請求項16に記載の流体を加熱する熱供給装置では、流体加熱部で液体燃料が加熱されて液体燃料が気化し、流体加熱部から燃料ガスが排出される。
流体加熱部から排出された燃料ガスは、燃料供給路を介して燃料電池へ供給され、燃料電池の発電に供される。
燃料電池へ供給される燃料ガスの量は、調整弁で調整することができ、燃料電池に供給される燃料ガスの量を調整することで、燃料電池の発電量を調整することができる。
以上説明したように、本発明の熱供給装置によれば、大幅に1次エネルギー使用量を削減することが可能となる、という優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 電気式ヒートポンプの構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第6の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第7の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第8の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の第9の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。 本発明の他の実施形態に係る熱供給装置の構成を示す構成図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る熱供給装置10Aを図1にしたがって説明する。本実施形態の熱供給装置10Aは、一例として住宅等に適用されるものであり、本発明の流体としての上水を加熱して温水を生成する熱供給装置、言い換えれば、給湯装置である。本実施形態は、請求項1〜5に対応する実施形態である。
図1に示すように、本実施形態の熱供給装置10Aは、燃料電池12と、燃料電池12で発電された電力Eで駆動される電気式ヒートポンプ14とを備えている。
燃料電池12は、燃料ガスが燃料極に供給され、酸化剤ガス(空気等)が空気極に供給されて燃料ガスと酸化ガスとが反応して発電を行い、燃料極から燃料極オフガスが排出され、空気極から空気極オフガスが排出される一般的に知られている構成のものであり、内部構造の詳細な説明は省略する。
なお、燃料電池12で発電された電力Eは、配線16を介して電気式ヒートポンプ14に送電されるが、一部を住宅内の図示しない電気機器に送電することもできる。
燃料電池12としては、例えば、発電効率が40〜65%とされた多段式の燃料電池を用いることができる。
燃料電池12からは、反応熱(EXG:本実施形態では燃焼排ガスを用いているが、燃焼排ガスに限らず、反応によって温まったガス、例えば、燃料極オフガス、空気等であってもよい)を排出するための配管P1が接続されている。この配管P1の中間部には排ガス熱交換器18が設けられており、排ガス熱交換器18には、上水が流れる配管P2が接続されている。排ガス熱交換器18は、燃料電池12から排出された高温の排ガスと上水との間で熱交換を行い、上水を加熱することができる。
なお、上水の流れる配管P2の上流側には、上水を供給する上水道設備(図示省略)が設けられ、配管P2の下流側には水利用機器や温度・流量の制御機構(図示省略)が設けられている。
図2に示すように、電気式ヒートポンプ14は、電力で駆動される圧縮機14A、熱を放出する凝縮器22、膨張弁14B、熱を吸収する蒸発器14C、圧縮機14Aと凝縮器22と膨張弁14Bと蒸発器14Cとを連結して冷媒を循環させる循環経路14D等を備えた一般的な構造のものである。なお、図2中の矢印は、冷媒の流れる方向を示している。また、電気式ヒートポンプ14の動作は、一般的なヒートポンプの動作と同じであるため、動作についての説明は省略する。
図1に示すように、凝縮器22は、排ガス熱交換器18の下流側の配管P2に接続されており、電気式ヒートポンプ14の冷媒と外部から供給された上水との間で熱交換を行って上水に凝縮熱を放出して上水を加熱可能となっている。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Aにおいて、電気式ヒートポンプ14は、燃料電池12で発電された電力の一部を用いて駆動される。
上水を加熱して温水(HW)を生成する場合、電気式ヒートポンプ14を駆動すると共に、配管P2の一端から上水(W)を供給する。
本実施形態の熱供給装置10Aでは、電気式ヒートポンプ14を、発電所等からの系統電力により駆動するのではなく、分散型発電機である発電効率に優れた燃料電池12で発電された電力により駆動しており、しかも、上水を、排ガス熱交換器18、及び凝縮器22を順に流して、排ガス熱交換器18と凝縮器22とで加熱するので、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプのみで水を加熱する場合に比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減しつつ、高温の温水を生成することができる。
なお、熱供給装置10Aは、系統電力を使用せずに駆動可能なので、系統電力の停電時においても、温水を生成することができる。
生成した温水は、例えば、配管P2の端部に設けた蛇口から排出して種々の用途に用いることができ、さらに、風呂、シャワー、キッチンシンク、洗濯機、食器洗い機、床暖房等の水利用機器等で使用することができる。また、配管P2に貯湯タンクを接続し、生成した温水を貯湯タンクに貯留することもできる。
本実施形態では、上水を排ガス熱交換器18、凝縮器22の順に通過させて温水としたが、必要に応じて、上水を凝縮器22、排ガス熱交換器18の順に通過させて温水としてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る熱供給装置10Bを図3にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項6に対応する実施形態である。
図3に示すように、本実施形態の熱供給装置10Bでは、排ガス熱交換器18と凝縮器22と循環ポンプ24とに接続されて、熱媒体が循環する循環配管P3が設けられている。なお、循環配管P3で循環させる熱媒体としては、本実施形態では水が用いられる。図3中、循環配管P3に記載の矢印は、熱媒体の流れる方向を示している。
この循環配管P3には、凝縮器22の下流側に、上水熱交換器28が設けられている。
上水熱交換器28には、上水が流される配管P2が接続されており、上水熱交換器28は、熱媒体によって上水を加熱することができる。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Bでは、上水を加熱する場合、電気式ヒートポンプ14を駆動すると共に、循環ポンプ24を駆動し、配管P2の一端から上水を供給する。
循環ポンプ24を駆動すると、熱媒体は、排ガス熱交換器18、及び凝縮器22を順に流れるため、凝縮器22で必要な熱量が少なくて良く、電気式ヒートポンプ14を駆動するための電力を削減することができる。
上水熱交換器28においては、上水が、加熱された熱媒体の熱で加熱されて温水となり、温水は配管P2の他端から排出される。
本実施形態の熱供給装置10Bも、電気式ヒートポンプ14を分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、温水生成時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプで水を加熱する場合に比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、熱供給装置10Bは、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、温水を生成することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る熱供給装置10Cを図4にしたがって説明する。なお、本実施形態は第2の実施形態の変形例であり、第2の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項7に対応する実施形態である。
図4に示すように、本実施形態の熱供給装置10Cでは、第2の実施形態の上水熱交換器28の代わりに、暖房機としてのラジエーター30が設けられている。ラジエーター30の近傍には、ラジエーター30に向けて送風するファン32が設けられている。
(作用、効果)
本実施形態では、ラジエーター30において、温められた熱媒体(温水)と空気との間で熱交換が行われ、空気が温水の熱で温められる。また、ファン32を駆動することで、ラジエーター30で温められた空気を室内に送風することができる。
本実施形態の熱供給装置10Cも、電気式ヒートポンプ14を分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、温水生成時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプで水を加熱する場合に比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、熱供給装置10Cは、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、室内の暖房を行うことができる。
なお、温めた空気は、暖房に限らず、衣類等の乾燥に用いることもできる。
また、循環配管P3の一部を床下に配置し、床暖房を構成することもできる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る熱供給装置10Dを図5にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項8に対応する実施形態である。
図5に示すように、本実施形態の熱供給装置10Dでは、熱媒体熱交換器34と凝縮器22と循環ポンプ24とに接続されて、熱媒体が循環する熱媒体循環配管P4が設けられている。
排ガス熱交換器18と熱媒体熱交換器34とは配管P2で接続されており、配管P2の一端から供給した上水は、排ガス熱交換器18、熱媒体熱交換器34を順に通過して他端から排出されるようになっている。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Dは、上水を加熱する場合、電気式ヒートポンプ14を駆動すると共に、循環ポンプ24を駆動し、配管P2の一端から上水を供給する。
凝縮器22で加熱された熱媒体は、熱媒体熱交換器34へ送出され、熱媒体熱交換器34で上水を加熱する。
上水は、排ガス熱交換器18、及び熱媒体熱交換器34を順に流れるため、凝縮器22で必要な熱量が少なくて良く、電気式ヒートポンプ14を駆動するための電力を削減することができる。
本実施形態の熱供給装置10Dも、電気式ヒートポンプ14を分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、温水生成時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプで水を加熱する場合に比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、本実施形態の熱供給装置10Dも、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、温水を生成することができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態に係る熱供給装置10Eを図6にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項11に対応する実施形態である。
図6に示すように、本実施形態の熱供給装置10Eでは、電気式ヒートポンプ14の凝縮器22に、上水が流される配管P2−1が接続されている。
燃料電池12には、上水が流される配管P2−2が接続されており、この配管P2−2は、途中の一部分P2−2Aが燃料電池12の内部を通過している。これにより、上水は、燃料電池12の内部を通って加熱され、温水となって燃料電池12から排出される。なお、配管P2−2の一部分P2−2Aが燃料電池12と上水との間で熱交換を行なう熱交換器として機能している。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Eでは、配管P2−1の一端から上水(W2)を供給することで供給された上水を凝縮器22で加熱して他端から温水(HW2)を排出することができ、配管P2−2の一端から上水(W1)を供給することで供給された上水を燃料電池12の熱で加熱して他端から温水(HW1)を排出することができる。
このように、本実施形態では、配管P2−1と配管P2−2とが独立して設けられているので、配管P2−1と配管P2−2とで異なる温度の温水を排出することが可能である。
また、本実施形態の熱供給装置10Eにおいて、温度や流量の異なる温水(HW1)や温水(HW2)の一部を混合させ、混合度合を制御することで、温度や流量を調整することができる。
例えば、図6に2点鎖線で示すように、配管P2−1の排水方向下流側端部、及び配管P2−2の排水方向下流側端部を混合弁35に接続することで、温水(HW1)と温水(HW2)とを混合すること、及温水(HW1)と温水(HW2)との混合比率を調整して、温度や流量が調整された温水を混合弁35から排出することができる。
本実施形態の熱供給装置10Eも、分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、温水生成時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプで水を加熱する場合に比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、本実施形態の熱供給装置10Eも、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、温度の異なる2種類の温水を生成することができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態に係る熱供給装置10Fを図7にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項9に対応する実施形態である。
図7に示すように、本実施形態の熱供給装置10Fでは、熱媒が循環する循環配管P5が燃料電池12に接続されており、この循環配管P5は、一部分P5Aが燃料電池12の内部を通過しており、該一部分P5Aが燃料電池12と熱媒との間で熱交換を行なう熱交換器として機能している。
この循環配管P5には、循環ポンプ24、及び熱媒体熱交換器36が設けられている。熱媒体熱交換器36と凝縮器22とは、配管P2で接続されている。
例えば、循環配管P5に熱媒として水を入れることで、水が燃料電池12で温められて温水となり、燃料電池12から熱媒体熱交換器36へ向けて温水が排出される。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Fでは、上水を加熱する場合、電気式ヒートポンプ14を駆動すると共に、循環ポンプ24を駆動して循環配管P5で熱媒体を循環させ、配管P2の一端から上水を供給する。
燃料電池12で加熱された熱媒体は、熱媒体熱交換器36へ送出され、熱媒体熱交換器36で上水を加熱する。
上水は、熱媒体熱交換器36、凝縮器22を順に流れるため、凝縮器22で必要な熱量が少なくて良く、電気式ヒートポンプ14を駆動するための電力を削減することができる。
本実施形態の熱供給装置10Eも、電気式ヒートポンプ14を分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、給湯時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプに比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、本実施形態の熱供給装置10Eも、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、温水を生成することができる。
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態に係る熱供給装置10Gを図8にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項10に対応する実施形態である。
図8に示すように、本実施形態の熱供給装置10Gでは、熱媒体循環配管P4と、循環配管P5とを備えており、熱媒体循環配管P4の熱媒体熱交換器34と循環配管P5の熱媒体熱交換器36とに上水が流れる配管P2が接続されている。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Gでは、上水を加熱する場合、電気式ヒートポンプ14を駆動すると共に、熱媒体循環配管P4で熱媒体を循環させると共に、循環配管P5で熱媒体を循環させ、配管P2の一端から上水を供給する。
上水は、循環配管P5の熱媒体熱交換器36、及び熱媒体熱交換器34を順に流れるため、凝縮器22で必要な熱量が少なくて良く、電気式ヒートポンプ14を駆動するための電力を削減することができる。
本実施形態の熱供給装置10Gも、電気式ヒートポンプ14を分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、温水生成時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプに比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、本実施形態の熱供給装置10Gも、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、温水を生成することができる。
[第8の実施形態]
次に、本発明の第8の実施形態に係る熱供給装置10Hを図9にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項16に対応する実施形態である。
図9に示すように、本実施形態の熱供給装置10Hでは、燃料電池12に配管P1が接続されており、電気式ヒートポンプ14の凝縮器22に熱媒体循環配管P4が接続されている。
本実施形態では、熱媒体循環配管P4には、加熱用媒体としての水、防錆剤や凍結防止剤等の薬品類が添加された水、水以外のもの、例えば、不凍液、オイル等の液体が循環する。
配管P1には排ガス熱交換器18が接続され、熱媒体循環配管P4には熱媒体熱交換器34が接続されている。
排ガス熱交換器18、及び熱媒体熱交換器34には、熱媒体が循環する循環配管P6が接続されている。この循環配管P6には、循環ポンプ24、及び熱交換器38が接続されている。循環配管P6の熱媒体(請求項1の熱媒体)は、水でもよく、防錆剤、凍結防止剤等の薬品類が添加された水を用いてもよく、水以外のもの、例えば、不凍液、オイル等の液体であってもよい。
熱交換器38には、図示しないガス利用機器に燃料ガスを供給するためのガス配管P7の中間部が接続されている。
ガス配管P7には、熱交換器38の下流側に、配管内を流れる燃料ガスの温度を計測する第1温度センサ40が設けられており、第1温度センサ40の下流側に燃料ガスの流量を調整する減圧弁42が設けられており、さらに、減圧弁42の下流側に、配管内を流れる燃料ガスの温度を計測する第2温度センサ44が設けられている。
また、ガス配管P7には、減圧弁42と第2温度センサ44との間に、分岐配管P7−2の一端が接続されており、分岐配管P7−2の他端が燃料電池12に接続されている。なお、分岐配管P7−2の中間部には、燃料電池12へ供給する燃料ガスの流量を調整する調整弁46が設けられている。
(作用、効果)
本実施形態では、燃料電池12の排ガスの熱と、電気式ヒートポンプ14の凝縮器22で生成された熱とを用いて熱媒体を加熱し、その熱媒体の熱を、液体燃料に付与して気化し、燃料電池12へ供給する燃料ガスを得ることができる。即ち、液体燃料を気化する際のプレヒーターとして、燃料電池12の排ガスの熱と、電気式ヒートポンプ14の凝縮器22で生成された熱とを利用するものである。その他にも、高圧のガスを減圧する際にもガスが冷却されるため、そのプレヒーターとして燃料電池12の排ガスの熱と電気式ヒートポンプ14の凝縮器22で生成された熱とを利用し、減圧時の配管や減圧弁の結露を防ぎつつ、燃料電池12に燃料ガスを供給する場合にも利用できる。
熱媒体循環配管P4の加熱用媒体は、凝縮器22で加熱され、熱媒体熱交換器34へ至り、循環配管P6の熱媒体を加熱する。
また、配管P1を通過した排ガスは、排ガス熱交換器18に至り、循環配管P6の熱媒体を加熱する
循環ポンプ24を駆動すると、循環配管P6において、熱媒体は、排ガス熱交換器18と熱媒体熱交換器34とを通過して加熱され、加熱された熱媒体は、熱交換器38において液体燃料との間で熱交換を行う。ガス配管P7の一端から液体燃料を供給すると、液体燃料は熱交換器38で加熱されて気化し、燃料ガスとなる。
燃料ガスは、一部が減圧弁42、調整弁46を介して減圧されて、燃料電池12へ送出される。なお、第1温度センサ40で燃料ガスの温度を測定し、測定した燃料ガスの温度に基づいて調整弁46を調整することで、燃料電池12に供給する燃料ガスの流量を調整して燃料電池12の発電量を制御することができる。
なお、ガス配管P7の下流側には、燃料電池12以外のガス利用機器が設けられている。
本実施形態の熱供給装置10Hも、電気式ヒートポンプ14を分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプに比較して、液体燃料の気化を行う際に、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
さらに、本実施形態の熱供給装置10Hも、系統電力を使用しないので、系統電力の停電時においても、液体燃料の気化を行うことができる。
また、循環配管P6の熱媒体は、排ガス熱交換器18、及び熱媒体熱交換器34を順に流れるため、凝縮器22で必要な熱量が少なくて良く、電気式ヒートポンプ14を駆動するための電力を削減することができる。
[第9の実施形態]
次に、本発明の第9の実施形態に係る熱供給装置10Iを図10にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態は、請求項13に対応する実施形態である。
図10に示すように、本実施形態の熱供給装置10Iの燃料電池12は、主要な構成として、第1熱交換器50、第2熱交換器52、第3熱交換器54、第4熱交換器56、混合器58、改質器60、燃焼部62、燃料再生部64、第1燃料電池セルスタック66、及び第2燃料電池セルスタック68を備えた発電効率に優れた多段式の燃料電池である。
第1燃料電池セルスタック66は、固体酸化物形の燃料電池セルスタックであり(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)、積層された複数の燃料電池セルを有している。
第1燃料電池セルスタック66の個々の燃料電池セルは、電解質膜と、当該電解質膜の表裏面にそれぞれ積層された燃料極66A、及び空気極66Bと、を有している。
なお、第2燃料電池セルスタック68についての基本構成は、第1燃料電池セルスタック66と同様であり、燃料極66Aに対応する燃料極68A、及び空気極66Bに対応する空気極68Bを有している。
第1熱交換器50は原料ガス管P8の中間部に設けられており、原料ガス管P8の一端は図示しないガス源に接続されており、他端は混合器58に接続されている。
第2熱交換器52は水供給管P9の中間部に設けられており、水供給管P9の一端は、図示しない水源に接続されており、他端は混合器58に接続されている。
原料ガス(一例としてメタン)は第1熱交換器50で加熱されて混合器58へ送出され、水は第2熱交換器52で加熱されて水蒸気となって混合器58へ送出される。混合器58では、燃料ガスと水蒸気とが混合される。なお、原料ガスとしては、炭化水素系燃料や、水素などが挙げられる。
混合器58は、燃料ガス管P10を介して第1燃料電池セルスタック66の燃料極66Aに接続されている。燃料ガス管P10の途中には、改質器60が設けられている。
この改質器60は、後述する燃焼排ガス管P17の中間部に設けられている。改質器60は、燃料ガスであるメタンを改質し、水素を含む燃料ガスを生成する。改質器60で生成された燃料ガスは、燃料ガス管P10を介して第1燃料電池セルスタック66の燃料極66Aに供給される。
第1燃料電池セルスタック66の空気極66Bには、空気供給管P11の一端が接続されている。空気供給管P11の他端には、図示しないブロアが接続されている。空気供給管P11の中間部には、空気予熱部としての第3熱交換器54が設けられている。ブロアから送出された空気は、空気供給管P11によって、第3熱交換器54を経由し、空気極66Bへ供給される。第3熱交換器54では、後述する燃焼部62からの燃焼排ガスにより空気が加熱される。
空気極66Bでは、下記(1)式に示すように、空気中の酸素と電子とが反応して酸素イオンが生成される。生成された酸素イオンは電解質膜を通って燃料極66Aに到達する。
(空気極反応)
1/2O+2e →O2− …(1)
空気極66Bからは、空気極オフガスが排出される。空気極66Bには、空気極66Bから排出される空気極オフガスを第2燃料電池セルスタック68の空気極68Bへ案内する空気極オフガス管P12が接続されている。
一方、燃料極66Aでは、下記(2)式及び(3)式に示すように、電解質膜を通ってきた酸素イオンが燃料ガス中の水素及び一酸化炭素と反応し、水(水蒸気)及び二酸化炭素と電子が生成される。燃料極66Aで生成された電子が燃料極66Aから外部回路を通って空気極66Bに移動することで、各燃料電池セルスタックにおいて発電される。また、各燃料電池セルスタックは、発電時に発熱する。
(燃料極反応)
+O2− →HO+2e …(2)
CO+O2− →CO+2e …(3)
燃料極66Aには、燃料極オフガス管P13の一端が接続されている。燃料極66Aから燃料極オフガス管P13へ、燃料極オフガスが排出される。燃料極オフガスには、未反応の水素、未反応の一酸化炭素、二酸化炭素及び水蒸気等が含まれている。
燃料極オフガス管P13は、第4熱交換器56、及び後述する熱交換器74を経て燃料再生部64と接続されている。
燃料再生部64の出口側には、再生燃料ガス管P14の一端が接続されている。再生燃料ガス管P14の他端は、第2燃料電池セルスタック68の燃料極68Aと接続されている。なお、再生燃料ガス管P14の中間部には、第4熱交換器56が設けられている。
燃料再生部64では、燃料極オフガスから、熱交換による冷却により凝縮された水が除去される。水が除去された後の燃料極オフガスが、再生燃料ガスとして再生燃料ガス管P14へ送出される。
再生燃料ガスは、再生燃料ガス管P14を通り、第4熱交換器56で燃料極66Aから排出された燃料極オフガスと熱交換を行い、燃料極オフガスの熱で加熱され、第2燃料電池セルスタック68の燃料極68Aへ送出されて第2燃料電池セルスタック68の発電に供される。
第2燃料電池セルスタック68の燃料極68Aからは、燃料極オフガスが燃料極オフガス管P15を通って燃焼部62へ送出される。
第2燃料電池セルスタック68の空気極68Bの出口側には、空気極オフガス管P16の一端が接続されている。空気極オフガス管P16の他端は、燃焼部62と接続されており、空気極68Bから排出された空気極オフガスは燃焼部62へ送出される。
燃焼部62では、第2燃料電池セルスタック68の燃料極68Aから排出された未反応成分を有する燃料極オフガスが燃焼される。
燃焼部62の出口側には、燃焼排ガス管P17の一端が接続されており、燃焼部62から、燃焼排ガス管P17へ燃焼排ガスが排出される。燃焼排ガスは、改質器60、第3熱交換器54、第2熱交換器52、及び第1熱交換器50を順に通過した後、後述する熱交換器70を介して外部(熱供給装置10Iの系外)に排出される。
本実施形態の熱供給装置10Iは、一端に上水を供給する図示しない上水道設備が設けられた配管P18を備え、配管P18の他端には、第1の水利用機器(図示省略)が接続されている。
配管P18の中間部には、燃焼排ガス管P17に接続された熱交換器70が設けられており、熱交換器70は、上水と燃焼排ガスとの間で熱交換を行い、上水を加熱する。
また、配管P18の中間部には、分岐配管P18−2の一端が接続されており、分岐配管P18−2の他端には、第2の水利用機器(図示省略)が接続されている。なお、分岐配管P18−2の中間部には、流量調整弁72、及び熱交換器74が設けられており、熱交換器74は、上水と燃料極66Aから排出される燃料極オフガスとの間で熱交換を行い、上水を加熱する。
図10に示す本実施形態の熱供給装置10Iにおいて、図示が省略されている電気式ヒートポンプ14の凝縮器22は、熱交換器70の下流側の配管P18に設けてもよく、分岐配管P18−2の熱交換器74の下流側に設けてもよく、配管P18の上流側に設けてもよい。
なお、本実施形態の電気式ヒートポンプ14は、第1燃料電池セルスタック66、及び第2燃料電池セルスタック68で発電された電力によって駆動される。
(作用、効果)
本実施形態の熱供給装置10Iでは、配管P18を流れる上水を、燃料電池12の燃焼部62から排出される燃焼排ガスの熱で加熱することができ、分岐配管P18−2を流れる上水を、燃料極66Aから排出される燃料極オフガスの熱で加熱することができる。さらに、燃料極オフガスを冷却することで燃料極オフガス中の水蒸気を凝縮させ、燃料極オフガス中の燃料濃度を上昇させることで、燃料電池12の発電効率が向上する効果も同時に得られる。
本実施形態の熱供給装置10Iでは、配管P18を流れる上水、及び分岐配管P18−2を流れる上水の少なくとも一方、または両方を、電気式ヒートポンプ14の凝縮器22の熱で加熱することができる。
本実施形態の電気式ヒートポンプ14も、分散型発電機である燃料電池12で発電された電力により駆動するので、温水生成時においては、系統電力により駆動される電気式ヒートポンプに比較して、大幅に1次エネルギー使用量を削減することができる。
なお、本実施形態では、分岐配管P18−2を流れる上水を、燃料極66Aから排出される燃料極オフガスの熱で加熱したが、第4熱交換器56を燃料極オフガス管P15の中間部に設け、分岐配管P18−2を流れる上水を、燃料極68Aから排出される燃料極オフガスの熱で加熱してもよい。
また、本実施形態では、上水を2系統に分割して、一方を熱交換器70で加熱し、他方を熱交換器74で加熱したが、分岐配管P18−2を廃止し、配管P18に熱交換器70と熱交換器74とを直列に設け、上水を直列に設けた熱交換器74と熱交換器70とで加熱してもよい。なお、熱交換器74と熱交換器70とを配管P18に直列に設ける場合、熱交換器74を熱交換器70の上流側に設ける第1のパターンと、熱交換器70を熱交換器74の上流側に設ける第2のパターンがある。必要に応じて第1のパターン、及び第2のパターンを選択すればよい。また、切替弁を設けて第1のパターンと第2のパターンとを必要に応じて切り替えるようにしてもよい。また、配管P18に熱交換器70と熱交換器74とを直列に設ける場合、例えば、温度の高い熱媒体が通る方の熱交換器を下流側に配置することができる。
なお、本実施形態の熱供給装置10Iにおいて、例えば、図10に2点鎖線で示すように、配管P18の排水方向下流側端部、及び分岐配管P18−2の排水方向下流側端部を混合弁35に接続することで、温水(HW1)と温水(HW2)とを混合すること、及温水(HW1)と温水(HW2)との混合比率を調整して、温度や流量が調整された温水を混合弁35から排出することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態の循環配管内に入れる液体は、給湯に用いるものではないので、防錆剤、凍結防止剤等の薬品類が添加された水であってもよく、水以外の、例えば、不凍液、オイル等であってもよい。
電気式ヒートポンプ14の消費電力が、燃料電池12の発電力で不足し、必要な熱が不足する場合は、ガスを使用するバックアップボイラーなどで熱を賄ってもよい。
また、電気式ヒートポンプ14の消費電力が、燃料電池12の発電力や熱で不足する場合は、系統の電力を同時に使用してもよい。
電気式ヒートポンプ14は、図示しない再生可能エネルギー発電で得られた外部の電力(余剰電力)で駆動してもよい。再生可能エネルギー発電として、一例として、太陽光発電、太陽熱発電、水力発電、風力発電、地熱発電、波力発電、温度差発電、バイオマス発電等を挙げることができるが、他のものであってもよい。
系統電気が太陽光発電で得られる場合、太陽光発電などの発電量が多く、電気供給量が過剰なときは、系統電気を優先的に使用し、電気需要量が多いときは燃料ガスを優先的に使用してもよい。電気代、燃料ガス代の金額に連動して、系統電気や分散型発電機を選択して使用してもよい。
系統電気を使用する場合、電力のデマンドレスポンス要請に応じて、燃料ガスと系統電気の使用量を調整してもよい。
上記実施形態では、分散型発電機が燃料電池であったが、分散型発電機は、燃料電池に限らず、熱を発生するものであれば公知の他の発電機、例えば、熱を発生するガスエンジン等であってもよい。
分散型発電機が、燃料電池の場合は、パワコンで直流電気を製造(電圧変換)し、直流対応の電気式ヒートポンプ14に電気を供給することができる。
また、燃料電池12の余剰分は、交流に変換し、系統や需要電気として供給してもよい。
上記実施形態では、熱媒体を加熱するにあたって、電気式ヒートポンプ14の凝縮器22の熱を利用したが、電力で駆動される圧縮機14Aのモータ(図示せず)で発する熱を利用することもできる。
燃料電池から排出される熱(発生源は反応熱)については、燃焼排ガス、燃料極オフガスだけでなく、固体高分子形燃料電池などで発生する燃料電池セルスタックからの発熱なども利用することができる。
また、循環式燃料電池システムを備えた熱供給装置でも上記実施形態と同様に燃焼排ガスや燃料極オフガスの熱を利用することができる。
以下に、循環式燃料電池システムを備えた熱供給装置10Jを図11にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態の熱供給装置10Jでは、第1燃料電池セルスタック66の燃料極66Aから排出された燃料極オフガスの一部が、熱交換器74を介して燃料再生部64へ送出されると共に、燃料再生部64から排出された再生燃料ガスが、再生燃料ガス管P14を介して、第1燃料電池セルスタック66の燃料極66Aへ送出されるように構成されている。
さらに、燃料極66Aから排出された燃料極オフガスの他の一部は、熱交換器74の上流側の燃料極オフガス管P13の途中から分岐した燃料極分岐オフガス管P19を通って燃焼部62へ送出さるように構成されている。
本実施形態の熱供給装置10Jも、第9の実施形態の熱供給装置10Iと同様に、温度、及び流量の異なる温水HW1と温水HW2とを得ることができる。
なお、再生燃料ガスが再利用される際に戻る場所は、第1燃料電池セルスタック66よりも上流側ならどこでもよい。
10A 第1の実施形態の熱供給装置(請求項1の流体を加熱する熱供給装置)
12 燃料電池(請求項1の分散型発電機)
14 電気式ヒートポンプ(請求項1の電気式ヒートポンプ)
18 第1の実施形態の排ガス熱交換器(請求項1の第1の熱交換器、流体加熱部)
22 第1の実施形態の凝縮器(請求項1の流体加熱部、熱出力部)
P2 第1の実施形態の配管(請求項1の第1の上水通路、流体加熱部)

10B 第2の実施形態の熱供給装置(請求項6の流体を加熱する熱供給装置)
18 第2の実施形態の排ガス熱交換器(請求項6の第2の熱交換器、流体加熱部)
28 第2の実施形態の上水熱交換器(請求項6の第3の熱交換器、流体加熱部)
P2 第2の実施形態の配管(請求項6の第2の上水通路、流体加熱部)
P3 第2の実施形態の循環配管(請求項6の第1の流体循環通路、流体加熱部)

10C 第3の実施形態の熱供給装置(請求項7の流体を加熱する熱供給装置)
18 第3の実施形態の排ガス熱交換器(請求項7の第2の熱交換器、流体加熱部)
30 ラジエーター(請求項7のラジエーター)
P3 第3の実施形態の循環配管(請求項7第1の流体循環通路、流体加熱部)

10D 第4の実施形態の熱供給装置(請求項8の流体を加熱する熱供給装置)
P4 第4の実施形態の熱媒体循環配管(請求項8の第2の流体循環通路、流体加熱部)
P2 第4の実施形態の配管(請求項8の第3の上水通路、流体加熱部)
18 第4の実施形態の排ガス熱交換器(請求項8の第4の熱交換器、流体加熱部)
34 第4の実施形態の熱媒体熱交換器(請求項8の第5の熱交換器)

10E 第5の実施形態の熱供給装置(請求項11の流体を加熱する熱供給装置)
35 第5の実施形態の混合弁(請求項12の混合弁)
P2−1 第5の実施形態の配管(請求項11の第7の上水通路、流体加熱部)
P2−2 第5の実施形態の配管(請求項11の第6の上水通路、流体加熱部)

10F 第6の実施形態の熱供給装置(請求項9の流体を加熱する熱供給装置)
36 第6の実施形態の熱媒体熱交換器(請求項9の第6の熱交換器、流体加熱部)
P2 第6の実施形態の配管(請求項9の第4の上水通路、流体加熱部)
P5 第6の実施形態の循環配管(請求項9の第3の流体循環通路、流体加熱部)

10G 第7の実施形態の熱供給装置(請求項10の流体を加熱する熱供給装置)
34 第7の実施形態の熱媒体熱交換器(請求項10の第7の熱交換器、流体加熱部)
36 第7の実施形態の熱媒体熱交換器(請求項10の第8の熱交換器、流体加熱部)
P2 第7の実施形態の配管(請求項10の第5の上水通路、流体加熱部)
P4 第7の実施形態の熱媒体循環配管(請求項10の第4の流体循環通路、流体加熱部)
P5 第7の実施形態の循環配管(請求項10の第5の流体循環通路、流体加熱部)

10H 第8の実施形態の熱供給装置(請求項16の流体を加熱する熱供給装置)
38 第8の実施形態の熱交換器(請求項16の流体加熱部)
46 第8の実施形態の調整弁(請求項16の調整弁)
P7 第8の実施形態のガス配管(請求項16の燃料供給路)
P7−2 第8の実施形態の循環配管(請求項16の燃料供給路)

10I 第9の実施形態の熱供給装置(請求項13の流体を加熱する熱供給装置)
35 第9の実施形態の混合弁(請求項15の混合弁)
62 第9の実施形態の燃焼部(請求項13の燃焼部)
66 第9の実施形態の第1燃料電池セルスタック(請求項13の第1燃料電池セルスタック)
66A 第9の実施形態の燃料極(請求項13の第1燃料極)
66B 第9の実施形態の空気極(請求項13の空気極)
68 第9の実施形態の第2燃料電池セルスタック(請求項13の第2燃料電池セルスタック)
68A 第9の実施形態の燃料極(請求項13の第2燃料極)
68B 第9の実施形態の空気極(請求項13の空気極)
70 第9の実施形態の熱交換器(請求項13の第11の熱交換器)
74 第9の実施形態の熱交換器(請求項13の第10の熱交換器)
P13 第9の実施形態の燃料極オフガス管(請求項13の第1燃料極オフガス流路)
P15 第9の実施形態の燃料極オフガス管(請求項13の第2燃料極オフガス流路) P16 第9の実施形態の空気極オフガス管(請求項13の空気極オフガス流路)
P17 第9の実施形態の燃焼排ガス管(請求項13の燃焼排ガス流路)
P18 第9の実施形態の配管(請求項13の第8の上水通路)
P18−2 第9の実施形態の分岐配管(請求項13の第9の上水通路)

10J その他の実施形態の熱供給装置(請求項14の流体を加熱する熱供給装置)
35 その他の実施形態の混合弁(請求項15の混合弁)
62 その他の実施形態の燃焼部(請求項14の燃焼部)
64 その他の実施形態の燃料再生部(請求項14の燃料再生部)
66 その他の実施形態の第1燃料スタック(請求項14の燃料電池スタック、燃料電池)
66A その他の実施形態の燃料極(請求項14の燃料極)
66B その他の実施形態の空気極(請求項14の空気極)
70 その他の実施形態の熱交換器(請求項14の第11の熱交換器)
74 その他の実施形態の熱交換器(請求項14の第12の熱交換器)
P14 その他の実施形態の再生燃料ガス管(請求項14の供給部)
P18 その他の実施形態の配管(請求項14の第10の上水通路)
P18−2 その他の実施形態の分岐配管(請求項14の第11の上水通路)

Claims (16)

  1. 発電に伴って第1の温熱が生じる分散型発電機と、
    少なくとも前記分散型発電機で発電された電力によって駆動され、第2の温熱が生じる電気式ヒートポンプと、
    前記第1の温熱と前記第2の温熱とを利用して、流体を加熱する流体加熱部と、
    を有する流体を加熱する熱供給装置。
  2. 前記流体加熱部のうち前記第2の温熱で前記流体を加熱する部分は、前記電気式ヒートポンプに備えられた凝縮器、または前記凝縮器で生成された熱が付与された加熱用媒体が通過する媒体熱交換器である熱出力部を含んでいる、請求項1に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  3. 前記分散型発電機は、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により発電する燃料電池であり、
    前記第1の温熱は、燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により生成される反応熱である、請求項1、または請求項2に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  4. 前記流体加熱部は、
    一端から前記流体としての上水が流入し、一部分で前記熱出力部から前記上水に前記第2の温熱が供給される第1の上水通路と、
    前記第1の上水通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記上水との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  5. 前記上水は、前記第1の上水通路において、前記第1の熱交換器、前記凝縮器の順に通過する、請求項4に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  6. 前記流体加熱部は、
    内部に前記流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記流体に前記第2の温熱が供給される第1の流体循環通路と、
    前記第1の流体循環通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記流体との間で熱交換を行う第2の熱交換器と、
    一端から上水が流入する第2の上水通路と、
    前記第1の流体循環通路と前記第2の上水通路とに接続され前記流体と前記上水との間で熱交換を行う第3の熱交換器と、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  7. 前記流体加熱部は、
    内部に前記流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記流体に前記第2の温熱が供給される第1の流体循環通路と、
    前記第1の流体循環通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記流体との間で熱交換を行う第2の熱交換器と、
    前記第1の流体循環通路に接続され前記流体の熱を放熱して空気を温めるラジエーターと、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  8. 前記流体加熱部は、
    内部に前記流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記流体に前記第2の温熱が供給される第2の流体循環通路と、
    一端から上水が流入する第3の上水通路と、
    前記第3の上水通路に接続され前記燃料電池から排出された前記反応熱と前記上水との間で熱交換を行う第4の熱交換器と、
    前記第2の流体循環通路と前記第3の上水通路とに接続され前記流体と前記上水との間で熱交換を行う第5の熱交換器と、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  9. 前記流体加熱部は、
    内部に前記流体が循環し、一部分で前記燃料電池から前記流体に前記第1の温熱が供給される第3の流体循環通路と、
    一端から上水が流入し、一部分で前記熱出力部から前記上水に前記第2の温熱が供給される第4の上水通路と、
    前記第3の流体循環通路と前記第4の上水通路とに接続され前記流体と前記上水との間で熱交換を行う第6の熱交換器と、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  10. 前記流体加熱部は、
    内部に前記流体としての第1の流体が循環し、一部分で前記熱出力部から前記第1の流体に前記第2の温熱が供給される第4の流体循環通路と、
    一端から上水が流入する第5の上水通路と、
    前記第4の流体循環通路と前記第5の上水通路とに接続され前記第1の流体と前記上水との間で熱交換を行う第7の熱交換器と、
    内部に前記流体としての第2の流体が循環し、一部分で前記燃料電池から前記第2の流体に前記第1の温熱が供給される第5の流体循環通路と、
    前記第5の流体循環通路と前記第5の上水通路とに接続され前記第2の流体と前記上水との間で熱交換を行う第8の熱交換器と、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  11. 前記流体加熱部は、
    一端から前記流体としての第1の上水が流入し、一部分で前記燃料電池から前記第1の上水に前記第1の温熱が供給されて前記第1の上水を第1の温水として排出する第6の上水通路と、
    一端から前記流体としての第2の上水が流入し、一部分で前記熱出力部から前記第2の上水に前記第2の温熱が供給されて前記第2の上水を第2の温水として排出する第7の上水通路と、
    を有している、請求項2を引用する請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  12. 前記第6の上水通路の排水方向下流側端部と前記第7の上水通路の排水方向下流側端部とに接続され、前記第1の温水と前記第2の温水とを混合する第1の混合弁を有している、請求項11に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  13. 水素を含み第1燃料極へ供給される燃料ガスと、空気極へ供給される酸化剤ガスと、により発電し、前記第1燃料極から第1燃料極オフガスを第1燃料極オフガス流路へ送出する第1燃料電池セルスタックと、前記第1燃料極オフガス流路を介して第2燃料極へ供給される前記第1燃料極オフガスと酸化剤ガスとを用いて発電し、前記第2燃料極から第2燃料極オフガスを第2燃料極オフガス流路へ送出する第2燃料電池セルスタックと、前記第1燃料電池スタックの前記空気極及び前記第2燃料電池スタックの空気極の少なくとも一方で生成された空気極オフガスが排出される空気極オフガス流路と、を含んで構成される前記燃料電池と、
    前記第2燃料極オフガス流路と前記空気極オフガス流路とに接続され、前記第2燃料極オフガスを前記空気極オフガスで燃焼させ燃焼排ガスを燃焼排ガス流路に排出する燃焼部と、
    を備え、
    一端から前記流体としての第1の上水が流入し、中間部に設けた第9の熱交換器で前記第1の上水と前記燃焼排ガスとの間で熱交換を行って前記第1の上水を第1の温水として排出する第8の上水通路と、
    一端から前記流体としての第2の上水が流入し、中間部に設けた第10の熱交換器で前記第2の上水と前記第1燃料極オフガスとの間で熱交換を行って前記第2の上水を第2の温水として排出する第9の上水通路と、を有する、
    請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  14. 水素を含み燃料極へ供給される燃料ガスと、空気極へ供給される酸化剤ガスと、により発電し、前記燃料極から燃料極オフガスを排出する燃料電池セルスタックを備えた前記燃料電池と、
    前記燃料極から排出された前記燃料極オフガスの一部を再生する燃料再生部と、
    前記燃料再生部から排出された再生ガスを前記燃料電池セルスタックに供給する供給部と、
    前記燃料極から排出された前記燃料極オフガスの他の一部を前記空気極から排出された空気極オフガスで燃焼させ燃焼排ガスを燃焼排ガス流路に排出する燃焼部と、
    一端から前記流体としての第1の上水が流入し、中間部に設けた第11の熱交換器で前記第1の上水と前記燃焼排ガスとの間で熱交換を行って前記第1の上水を第1の温水として排出する第10の上水通路と、
    一端から前記流体としての第2の上水が流入し、中間部に設けた第12の熱交換器で前記第2の上水と前記燃料極オフガスとの間で熱交換を行って前記第2の上水を第2の温水として排出する第11の上水通路と、
    を有している、請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  15. 前記第1の温水と前記第2の温水とを混合する第2の混合弁を有している、請求項13または請求項14に記載の流体を加熱する熱供給装置。
  16. 流体としての燃料を加熱させて前記燃料ガスとして排出する前記流体加熱部と、
    前記流体加熱部から排出された前記燃料ガスを前記燃料電池へ供給する燃料供給路と、
    前記燃料供給路に設けられ、前記燃料電池へ供給する前記燃料ガスの流量を調整する調整弁と、
    を有している、請求項3に記載の流体を加熱する熱供給装置。
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