JP2020140530A - 樹脂部品の製造方法、及び樹脂部品 - Google Patents

樹脂部品の製造方法、及び樹脂部品 Download PDF

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Abstract

【課題】少量多品種生産に適した、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現する。【解決手段】樹脂部品(100)の製造方法は、樹脂部品の中間形成体(111)上に、3Dプリンタにより、前記樹脂部品若しくは前記樹脂部品を装着する製品の識別データを記憶するICチップ(10)を樹脂に包埋する工程と、樹脂部品の中間形成体上に、3Dプリンタにより、アンテナ(20)を樹脂に包埋する工程とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は無線通信可能なICチップを備えた樹脂部品の製造方法、及び樹脂部品に関する。
無線通信により、例えばUHF帯の電波を用いて非接触でデータの読み書きを行うことが可能なIC(Integrated Circuit)タグが従来技術として知られている。ICタグは、RFID(Radio Frequency Identification)タグとも呼称される。このようなICタグを各種製品に取り付けて、製品個体ごとの識別情報を読み取ることを可能とし、製品の流通、寿命やメンテナンス履歴の管理、あるいはその製品を組み込む機器の生産管理に利用することが行われている。
特開2018−136746号公報
しかしながら、上述のような従来技術ではICチップを埋設するための樹脂を射出成形していたため、少量多品種生産には必ずしも適していないという問題があった。また、表面にICタグのアンテナが露出しつつ、アンテナと樹脂面とが平坦になるデザインの樹脂部品を製造することは困難であった。
本発明の一態様は、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現し、更に、アンテナの形態の自由度を高めることができるICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明の一側面に係る樹脂部品の製造方法(1)は、前記樹脂部品の中間形成体上で、3Dプリンタにより、前記樹脂部品若しくは前記樹脂部品を装着する製品の識別データを記憶するICチップを樹脂に包埋する工程と、前記樹脂部品の中間形成体上で、3Dプリンタにより、前記ICチップが無線通信するためのアンテナを樹脂に包埋する工程と、を備える。
上記構成によれば、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。しかも、樹脂部品そのものの中にICタグを埋め込むので、当該樹脂部品を用いる製品の生産管理のために、ICタグを利用することも可能となる。従って、当該樹脂部品を用いて生産される製品のトレーサビリティーを高めることが可能となる。また、アンテナの形態の自由度を高めることができるICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。
本発明の一側面(2)に係る樹脂部品の製造方法は、上記一側面に係る樹脂部品の製造方法(1)において、前記樹脂部品の中間形成体上に、前記ICチップを載置する工程と、少なくとも前記ICチップの一部上に、前記アンテナを形成する工程と、を更に備え、前記ICチップを載置する工程と、前記ICチップを樹脂に包埋する工程と、前記アンテナを形成する工程と、前記アンテナを樹脂に包埋する工程と、をこの順に実施する構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。しかも、樹脂部品そのものの中にICタグを埋め込むので、当該樹脂部品を用いる製品の生産管理のために、ICタグを利用することも可能となる。従って、当該樹脂部品を用いて生産される製品のトレーサビリティーを高めることが可能となる。また、アンテナの形態の自由度を高めることができるICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。
上記一側面(2)に係る樹脂部品の製造方法において、前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面が周囲の樹脂の表面と連続面を形成するように仕上げられる構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、意匠性に優れた樹脂部品を製造することができる。また、アンテナと樹脂との間に段差が無いため、汚れが段差にたまるようなことが無く、汚れによってアンテナの性能を劣化させてしまうことが無い樹脂部品を製造することができる。
上記一側面(2)に係る樹脂部品の製造方法において、前記ICチップを樹脂に包埋する工程は、前記ICチップの上面の少なくとも一部が露出するように実行される構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、ICチップとアンテナとを確実に直接接続できるようにすることができる。
上記一側面(2)に係る樹脂部品の製造方法において、前記ICチップを樹脂に包埋する工程は、前記ICチップの上面をも樹脂が覆うように実行される構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、ICチップとアンテナとが電磁的に結合されるICタグを装着した樹脂部品を製造することができる。
上記一側面(2)に係る樹脂部品の製造方法において、前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面をも樹脂が覆うように実行される構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、ICタグのアンテナが保護された樹脂部品を製造することができる。また上記構成によれば、小型化された、より高性能なICタグのアンテナを製造することができる。
本発明の一側面(3)に係る樹脂部品の製造方法は、上記一側面に係る樹脂部品の製造方法(1)において、前記樹脂部品の中間形成体上に、前記アンテナを形成する工程と、前記アンテナの一部上に、前記ICチップを載置する工程と、を更に備え、前記アンテナを形成する工程と、前記アンテナを樹脂に包埋する工程と、前記ICチップを載置する工程と、前記ICチップを樹脂に包埋する工程と、をこの順に実施する構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。しかも、樹脂部品そのものの中にICタグを埋め込むので、当該樹脂部品を用いる製品の生産管理のために、ICタグを利用することも可能となる。従って、当該樹脂部品を用いて生産される製品のトレーサビリティーを高めることが可能となる。また、アンテナの形態の自由度を高めることができるICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。
上記一側面(3)に係る樹脂部品の製造方法において、前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面の少なくとも一部が露出するように実行される構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、ICチップとアンテナとを確実に直接接続できるようにすることができる。
上記一側面(3)に係る樹脂部品の製造方法において、前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面をも樹脂が覆うように実行される構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、ICチップとアンテナとが電磁的に結合されるICタグを装着した樹脂部品を製造することができる。
本発明の一側面に係る樹脂部品は、樹脂中に包埋されたICチップと、少なくとも前記ICチップの一部上に形成され、樹脂中に包埋された、前記ICチップが無線通信するためのアンテナとを備え、前記アンテナの上面は、周囲の樹脂の表面と連続面を形成する構成を備えている。
上記構成によれば、意匠性に優れたICタグを装着した樹脂部品を実現することができる。また、アンテナと樹脂との間に段差が無いため、汚れが段差にたまるようなことが無く、汚れによってアンテナの性能を劣化させてしまうことが無い樹脂部品を実現することができる。また上記構成によれば、段差に物品が引っかかることによってアンテナやICチップを破損させてしまうリスクを低減することができる。
本発明の一側面に係る樹脂部品の製造方法によれば、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。また、当該樹脂部品を用いて生産される製品のトレーサビリティーを高めることが可能となる。更に、アンテナの形態の自由度を高めることができるICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。
本発明の一側面に係る樹脂部品によれば、意匠性に優れた樹脂部品を実現することができる。
本発明の実施形態1及び2に係る樹脂部品の製造方法を示す図である。(a)〜(d)は、実施形態1、2に共通の各工程を示す。(e)、(f)はそれぞれ、実施形態1、2の工程を示す。 本発明の樹脂部品の製造方法により作製した樹脂部品を示す図である。(a)は実施形態1、(b)は実施形態1の変形例、(c)は実施形態2による樹脂部品を示す。 (a)はマテリアルジェッティング法を用いる、(b)は材料押出堆積法を用いる、3Dプリンタを示す図である。 本発明の実施形態3及び4に係る樹脂部品の製造方法を示す図である。(a)〜(d)は、実施形態3、4に共通の各工程を示す。(e)、(f)はそれぞれ、実施形態3、4の工程を示す。 本発明の実施形態5に係る樹脂部品の製造方法を示す図である。(a)〜(e)は各工程を示す。 本発明の実施形態6に係る樹脂部品の製造方法を示す図である。(a)〜(e)は各工程を示す (a)は本発明の実施形態7の、樹脂部品を用いた製品の具体例を示し、(b)は本発明の実施形態7の、樹脂部品の具体例を示す。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を説明する。
§1 適用例
本実施形態に係る樹脂部品の製造方法は、前記樹脂部品の中間形成体上で、3Dプリンタにより、前記樹脂部品若しくは前記樹脂部品を装着する製品の識別データ(ID情報)を記憶するICチップを樹脂に包埋する工程と、前記樹脂部品の中間形成体上で、3Dプリンタにより、前記ICチップが無線通信するためのアンテナを樹脂に包埋する工程と、を備える。そうして、前記ICチップとアンテナにより、ICタグが構成される。
なお、ICチップを樹脂に包埋するとは、ICチップの少なくとも側面の一部が樹脂に埋まるような状態になることをいう。ICチップを樹脂に包埋するとは、ICチップの上面までは樹脂に埋まっていない状態と、上面までも樹脂に埋まっている状態の双方を含み得る。アンテナを樹脂に包埋する、についても同様である。
本実施形態に係る樹脂部品の製造方法は、上記各工程を備えることにより、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。また、従来技術では困難であった、表面にアンテナが露出しつつ、アンテナ表面と樹脂表面とが一連の平坦な面で構成されるデザインの樹脂部品を製造し得るなど、アンテナの形態の自由度を高めることができるICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。
§2 構成例
図1を参照し、実施形態1における樹脂部品100の製造方法の具体例を説明する。図1各図において、左側は上面図であり、右側は上面図におけるA−A断面図である。図1の(a)から(e)が、実施形態1の樹脂部品100の製造工程の一例を順次示す模式図である。
図1(a)に示されるように、始めに、樹脂部品100の中間形成体111が準備される。中間形成体111は、樹脂部品100の最終形態を構成するに至る途中の段階の部材である。中間形成体111は、樹脂部材が樹脂部品100の最終形態から一部を欠いた形態をしている。中間形成体111の形成方法は特に制限されないが、3Dプリンタで形成することが好ましい。なぜなら、少量多品種生産にも対応し得るからである。
次に図1(b)に示されるように、中間形成体111の上面にICチップ10が位置決めして載置される。ICチップ10は、アンテナとともにICタグを構成する。ICチップ10は、樹脂部品100若しくは樹脂部品100を装着する製品の識別データを記憶できる。ここで、上とは、後の工程で3Dプリンタによって、中間形成体111に更に樹脂層が形成される側の方向をいう。
次に図1(c)に示されるように、ICチップ10が樹脂で包埋される。ICチップ10の側面が樹脂に埋まり、上面は露出した状態とする。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体111と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品100として完成した後に、ICチップ10に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分112は、中間形成体111に樹脂層が形成された形態となる。
次に図1(d)に示されるように、ICチップ10の一部の上面及びICチップ10を包埋した樹脂の一部の上面(樹脂部分112の上面)に、金属を含んでなるアンテナ20が形成される。アンテナ20は単数若しくは複数のアンテナ素子21からなる。アンテナ素子21は、必要に応じて、ICチップ10の上面に設けられたバンプに接続される。
実施形態1において、アンテナ20は図1に示されるダイポールアンテナであり、ICチップ10を含んだ領域において、アンテナ素子21間にギャップ22を形成している。
本工程は、金属3Dプリンタで実行されることが好ましい。なぜなら、成形できる形状の自由度が高く、専用のマスク等が不要であり、少量多品種生産にも対応し得るからである。更に、アンテナ20が形成される樹脂面を平坦としておく必要は無く、自在に任意の立体形状とすることができるからである。
しかしながら、ICタグのアンテナの形成に適用される他の公知の手法、例えば、金属薄板を用いる手法、金属薄膜形成とエッチングによるパターニングの手法や、スクリーン印刷法を用いてもよい。
アンテナ20が金属を含んでなるとは、金属の微粒子を接触させた構造で構成されていることを含む。また、金属の微粒子を接合させた構造で構成されていることを含む。これらの構造においてバインダとなる樹脂を含んでいてもよい。導電性インクや導電性ペーストからアンテナ20が造形される場合に、アンテナ20の内部の微細構造は、このような形態となり得る。
次に図1(e)に示されるように、アンテナ20が樹脂で包埋される。アンテナ20の側面が樹脂に埋まり、上面は露出した状態とする。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体111と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品100として完成した後に、ICチップ10やアンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分113は、中間形成体111に更に樹脂層が形成された形態となる。
ここで、アンテナ20の周辺において、樹脂部分113の表面は、アンテナ20の上面と平坦な連続面を形成するような形態に仕上げられている。
図2(a)に斜視図が示される樹脂部品100が、以上の工程を経て完成する。
以下に、実施形態1における、3Dプリンタによる樹脂の造型について説明する。
図3は、3Dプリンタの代表的な方式による樹脂の造型手法を示す図である。
図3(a)は、マテリアルジェッティング法を用いる3Dプリンタ5を示す図である。本方式の3Dプリンタ5では、プリントヘッド51から噴出させた樹脂52を、紫外線53で硬化しつつ樹脂層を積層していく。造形物54は、ビルトプラットフォーム56上に載置される。積層が進むにつれてビルトプラットフォーム56が徐々に降下することで、3次元形状の樹脂の造形物54が作製できる。ビルトプラットフォーム56上で、造形物54を支えるためのサポート材55も、造形物54と合わせて造形される。サポート材55は、最終的に造形物54から取り除かれる。
図3(b)は、材料押出堆積法を用いる3Dプリンタ6を示す図である。本方式の3Dプリンタ6では、モデル材用スプール61から供給される樹脂原料を、熱で溶かしノズルヘッド63から押出して樹脂層を積層していく。造形物64は、ビルトプラットフォーム66上に載置される。積層が進むにつれてビルトプラットフォーム66が徐々に降下することで、3次元形状の樹脂の造形物64が作製できる。マテリアルジェッティング法の場合と同様に、ビルトプラットフォーム66上で、造形物64を支えるためのサポート材65も、造形物64と合わせて造形される。サポート材65の樹脂原料はモデル材用スプール62から供給される。
本発明に用いる3Dプリンタは、これらの形式の3Dプリンタに限られず、バインダジェッティング法、レーザ造型法、粉末焼結積層造型法等、他の方式を用いてもよい。
実施形態1における少なくとも樹脂層の形成工程は、このような3Dプリンタを用いた造形法により実施される。
§3 変形例
図2(b)は、実施形態1の製造方法によって作製され得る、樹脂部品100とは別の外観形態を有する樹脂部品102を示す図である。樹脂部品100と比較すると、樹脂部品102はアンテナ30が部品表面(外面)に占める面積が極めて大きい。そのことにより、本変形例によれば、アンテナ利得を高めることもできる。
アンテナ30は、図2(b)に示されるノッチアンテナであり、金属を含んでなるアンテナ30の一部にノッチ33を有している。ノッチ33は樹脂で埋められている。本変形例においても、アンテナ30の周辺において、樹脂部分の表面は、アンテナ30の上面と平坦な連続面を形成するような形態に仕上げられている。
図2(b)に示されるように、本発明は、樹脂部品の表面(外面)の大部分が金属を含んでなるアンテナ30で覆われるような構成とする場合にも適用できる。
§4 効果
実施形態1によれば、例えば金型を必要とする射出成型法では対応が困難である、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。しかも、樹脂部品そのものの中にICタグを埋め込むので、当該樹脂部品を用いる製品の生産管理のために、ICタグを利用することも可能となる。従って、当該樹脂部品を用いて生産される製品のトレーサビリティーを高めることが可能となる。
更に、従来技術では困難であった、表面にアンテナが露出しつつ、アンテナ表面と樹脂表面とが一連の平坦な面で構成されるデザインの樹脂部品を製造し得る。このようなアンテナが露出したデザインは、これまでに無いデザインであり、意匠性に優れている。また、アンテナと樹脂との間に段差が無いため、汚れが段差にたまるようなことが無く、汚れによってアンテナの性能を劣化させてしまうことが無い。あるいは、アンテナと樹脂との間に段差が無いため、段差に物品が引っかかることによってアンテナやICチップを破損させてしまうリスクを低減することができる。樹脂部品の外部に、アンテナと電磁的に結合する外部アンテナを設けてアンテナ利得を高めるなどの更なる工夫を行うことも可能となる。
また実施形態1によれば、アンテナをその上に形成するための樹脂面を3Dプリンタで造型するので、アンテナの形態の自由度を高めることができる。
特にアンテナの形成に金属3Dプリンタを用いれば、樹脂部品がどのような形態であろうとも、樹脂部品の表面近くにICタグを形成できる。例えば樹脂部品の表面が曲面であっても、そのような箇所にICタグを形成することが可能となる。更には、複雑な3次元形状をもつようなアンテナを作製することができ、アンテナの形態の自由度を更に高めることができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図1を参照し、実施形態2における樹脂部品101の製造方法の具体例を説明する。図1の(a)から(d)及び(f)が、本発明の樹脂部品101の製造工程の一例を順次示す模式図である。
図1(d)に示される状態までの各工程については、実施形態1と同一である。
次に図1(f)に示されるように、アンテナ20が樹脂で包埋される。アンテナ20の側面及び上面が樹脂で埋まった状態とする。アンテナ20は、完全に樹脂に埋め込まれた状態となる。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体111と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品100として完成した後に、ICチップ10やアンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分114は、中間形成体111に更に樹脂層が形成された形態となる。
図2(c)に斜視図が示される樹脂部品101が、以上の工程を経て完成する。
実施形態2によれば、アンテナ20上に樹脂層が形成されることにより、アンテナ20の保護効果が得られる。また、アンテナ20において導体が樹脂に挟まれていることにより、アンテナサイズがより小型になり、高性能なアンテナを製造することが可能となる。
また、実施形態2によっても、実施形態1における、樹脂部分113の表面がアンテナ20の上面と平坦な連続面を形成するような形態に仕上げられていることについての効果を除いて、実施形態1と同様の効果が奏される。
〔実施形態3〕
図4を参照し、実施形態3における樹脂部品400の製造方法を説明する。図4の(a)から(e)が、本発明の樹脂部品400の製造工程の一例を順次示す模式図である。
図4(a)に示されるように、始めに、樹脂部品400の中間形成体411が準備される。中間形成体411は、樹脂部品400の最終形態を構成するに至る途中の段階の部材である。中間形成体411は、樹脂部材が樹脂部品400の最終形態から一部を欠いた形態をしている。中間形成体411の形成方法は特に制限されないが、3Dプリンタで形成することが好ましい。なぜなら、少量多品種生産にも対応し得るからである。
次に図4(b)に示されるように、中間形成体411の上面にICチップ10が位置決めして載置される。ICチップ10は、アンテナとともにICタグを構成する。ICチップ10は、樹脂部品400若しくは樹脂部品400を装着する製品の識別データを記憶できる。
次に図4(c)に示されるように、ICチップ10が樹脂で包埋される。ICチップ10の側面及び上面が樹脂で埋まった状態とする。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体411と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品400として完成した後に、ICチップ10に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分412は、中間形成体411に樹脂層が形成された形態となる。
次に図4(d)に示されるように、ICチップ10の一部の上(上方)に、金属を含んでなるアンテナ20が形成される。アンテナ20は、ICチップ10の上では無い、ICチップ10を包埋した樹脂の一部の上面(樹脂部分412の上面)にも形成される。アンテナ20は単数若しくは複数のアンテナ素子21からなる。ICチップ10とアンテナ20とは直接は接していないが、電磁的に結合されており、アンテナ20がアンテナとしての役割を果たす。
実施形態3において、アンテナ20は図4に示されるダイポールアンテナであり、ICチップ10を含んだ領域において、アンテナ素子21間にギャップ22を形成している。
本工程は、金属3Dプリンタで実行されることが好ましい。なぜなら、成形できる形状の自由度が高く、専用のマスク等が不要であり、少量多品種生産にも対応し得るからである。更に、アンテナ20が形成される樹脂面を平坦としておく必要は無く、自在に任意の立体形状とすることができるからである。
しかしながら、ICタグのアンテナの形成に適用される他の公知の手法、例えば、金属薄板を用いる手法、金属薄膜形成とエッチングによるパターニングの手法や、スクリーン印刷法を用いてもよい。
次に図4(e)に示されるように、アンテナ20が樹脂で包埋される。アンテナ20の側面が樹脂に埋まり、上面は露出した状態とする。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体411と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品400として完成した後に、ICチップ10やアンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分413は、中間形成体411に更に樹脂層が形成された形態となる。
ここで、アンテナ20の周辺において、樹脂部分413の表面は、アンテナ20の上面と平坦な連続面を形成するような形態に仕上げられている。
以上の工程を経て、樹脂部品400が完成する。樹脂部品400の外形は図2(a)に示されるものと同様のものである。
実施形態3によっても、実施形態1と同様の効果が奏される。
〔実施形態4〕
図4を参照し、実施形態4における樹脂部品401の製造方法を説明する。図4の(a)から(d)及び(f)が、本発明の樹脂部品401の製造工程の一例を順次示す模式図である。
図4(d)に示される状態までの各工程については、実施形態3と同一である。
次に図4(f)に示されるように、アンテナ20が樹脂で包埋される。アンテナ20の側面及び上面が樹脂で埋まった状態とする。アンテナ20は、完全に樹脂に埋め込まれた状態となる。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体411と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品400として完成した後に、ICチップ10やアンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分414は、中間形成体111に更に樹脂層が形成された形態となる。
以上の工程を経て、樹脂部品401が完成する。樹脂部品401の外形は図2(c)に示されるものと同様のものである。
実施形態4によっても、実施形態2と同様の効果が奏される。
〔実施形態5〕
図5を参照し、実施形態5における樹脂部品500の製造方法を説明する。図5の(a)から(e)が、本発明の樹脂部品500の製造工程の一例を順次示す模式図である。
図5(a)に示されるように、始めに、樹脂部品500の中間形成体511が準備される。中間形成体511は、樹脂部品500の最終形態を構成するに至る途中の段階の部材である。中間形成体511は、樹脂部材が樹脂部品500の最終形態から一部を欠いた形態をしている。中間形成体511の形成方法は特に制限されないが、3Dプリンタで形成することが好ましい。なぜなら、少量多品種生産にも対応し得るからである。また、アンテナを形成するための樹脂面を自由な形状に造型でき、アンテナの形態の自由度を高めることができるからである。
次に図5(b)に示されるように、中間形成体511の上面に、金属を含んでなるアンテナ20が形成される。アンテナ20は単数若しくは複数のアンテナ素子21からなる。
実施形態5において、アンテナ20は図5に示されるダイポールアンテナであり、ICチップ10が搭載される領域において、アンテナ素子21間にギャップ22を形成している。
本工程は、金属3Dプリンタで実行されることが好ましい。なぜなら、成形できる形状の自由度が高く、専用のマスク等が不要であり、少量多品種生産にも対応し得るからである。更に、アンテナ20が形成される樹脂面を平坦としておく必要は無く、自在に任意の立体形状とすることができるからである。
しかしながら、ICタグのアンテナの形成に適用される他の公知の手法、例えば、金属薄板を用いる手法、金属薄膜形成とエッチングによるパターニングの手法や、スクリーン印刷法を用いてもよい。
次に図5(c)に示されるように、アンテナ20が樹脂で包埋される。アンテナ20の側面が樹脂に埋まり、上面は露出した状態とする。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体511と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品500として完成した後に、アンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分512は、中間形成体511に樹脂層が形成された形態となる。
次に図5(d)に示されるように、アンテナ20の一部の上面にICチップ10が位置決めして載置される。ICチップ10は、アンテナとともにICタグを構成する。ICチップ10は、樹脂部品500若しくは樹脂部品500を装着する製品の識別データを記憶できる。アンテナ素子21は、必要に応じて、ICチップ10に設けられたバンプに接続される。
次に図5(e)に示されるように、ICチップ10及びアンテナ20が樹脂で包埋される。ICチップ10の側面及び上面が樹脂で埋まった状態とする。ICチップ10及びアンテナ20は、完全に樹脂に埋め込まれた状態となる。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体511と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品500として完成した後に、ICチップ10やアンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分513は、中間形成体511に更に樹脂層が形成された形態となる。
以上の工程を経て、樹脂部品500が完成する。樹脂部品500の外形は図2(c)に示されるものと同様のものである。
実施形態5によっても、実施形態2と同様の効果が奏される。
〔実施形態6〕
図6を参照し、実施形態6における樹脂部品600の製造方法を説明する。図6の(a)から(e)が、本発明の樹脂部品600の製造工程の一例を順次示す模式図である。
図6(a)に示されるように、始めに、樹脂部品600の中間形成体611が準備される。中間形成体611は、樹脂部品600の最終形態を構成するに至る途中の段階の部材である。中間形成体611は、樹脂部材が樹脂部品600の最終形態から一部を欠いた形態をしている。中間形成体611の形成方法は特に制限されないが、3Dプリンタで形成することが好ましい。なぜなら、少量多品種生産にも対応し得るからである。また、アンテナを形成するための樹脂面を自由な形状に造型でき、アンテナの形態の自由度を高めることができるからである。
次に図6(b)に示されるように、中間形成体611の上面に、金属を含んでなるアンテナ20が形成される。アンテナ20は単数若しくは複数のアンテナ素子21からなる。
実施形態6において、アンテナ20は図6に示されるダイポールアンテナであり、ICチップ10が搭載される領域において、アンテナ素子21間にギャップ22を形成している。
本工程は、金属3Dプリンタで実行されることが好ましい。なぜなら、成形できる形状の自由度が高く、専用のマスク等が不要であり、少量多品種生産にも対応し得るからである。更に、アンテナ20が形成される樹脂面を平坦としておく必要は無く、自在に任意の立体形状とすることができるからである。
しかしながら、ICタグのアンテナの形成に適用される他の公知の手法、例えば、金属薄板を用いる手法、金属薄膜形成とエッチングによるパターニングの手法や、スクリーン印刷法を用いてもよい。
次に図6(c)に示されるように、アンテナ20が樹脂で包埋される。アンテナ20の側面及び上面が樹脂で埋まった状態とする。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体611と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品600として完成した後に、アンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分612は、中間形成体611に樹脂層が形成された形態となる。
次に図6(d)に示されるように、アンテナ20の一部の上(上方)にICチップ10が位置決めして載置される。ICチップ10は、アンテナとともにICタグを構成する。ICチップ10は、樹脂部品600若しくは樹脂部品600を装着する製品の識別データを記憶できる。ICチップ10とアンテナ20とは直接は接していないが、電磁的に結合されており、アンテナ20がアンテナとしての役割を果たす。
次に図6(e)に示されるように、ICチップ10及びアンテナ20が樹脂で包埋される。ICチップ10の側面及び上面が樹脂で埋まった状態とする。ICチップ10及びアンテナ20は、完全に樹脂に埋め込まれた状態となる。本工程は3Dプリンタによる樹脂層の形成により実行される。本工程で形成される樹脂層を構成する樹脂は、中間形成体611と同一の組成であることが好ましい。樹脂部品600として完成した後に、ICチップ10やアンテナ20に熱膨張係数差によるストレスを与えないためである。樹脂部分613は、中間形成体611に更に樹脂層が形成された形態となる。
以上の工程を経て、樹脂部品600が完成する。樹脂部品600の外形は図2(c)に示されるものと同様のものである。
実施形態6によっても、実施形態2と同様の効果が奏される。
〔実施形態7〕
実施形態7では、本発明の樹脂部品の製造方法によって作製された樹脂部品または当該樹脂部品を用いた製品の具体例が示される。
図7(a)は、本発明の樹脂部品の製造方法によって作製された樹脂部品を用いた製品の具体例である、駆動ユニット7である。駆動ユニット7は、モータ部71と変速機構部72とからなる。変速機構部72の筐体は樹脂からなり、本発明の樹脂部品の製造方法によって作製される。図7(a)において、例えばXで示される位置にICタグが包埋される。
図7(b)は、本発明の樹脂部品の製造方法によって作製された樹脂部品の具体例である、樹脂歯車8である。図7(b)において、例えばXで示される位置にICタグが包埋される。
〔実施形態8〕
実施形態8は、上記各実施形態におけるアンテナが、ICチップ内に内蔵される例である。ICチップ自体にアンテナの機能が内蔵されており、上記各実施形態におけるアンテナの形成工程は省略される。
実施形態8によれば、例えば金型を必要とする射出成型法では対応が困難である、少量多品種生産にも対応し得る、ICタグを装着した樹脂部品の製造方法を実現できる。しかも、樹脂部品そのものの中にICタグを埋め込むので、当該樹脂部品を用いる製品の生産管理のために、ICタグを利用することも可能となる。従って、当該樹脂部品を用いて生産される製品のトレーサビリティーを高めることが可能となる。
上述した各実施形態において、アンテナとしてダイポールアンテナが例示された。しかし本発明の適用はこれらに限定されるものではなく、例えば、ノッチアンテナ、スロットアンテナ、パッチアンテナ等、他の種類のアンテナが包埋または形成されるものであってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100、101、102、400、401、500、600 樹脂部品
111、411、511、611 中間形成体
112、113、114、412、413、414、512、513、612、613 樹脂部分
10 ICチップ
20、30 アンテナ
21 アンテナ素子
22 ギャップ
33 ノッチ
5、6 3Dプリンタ
51 プリントヘッド
52 樹脂
53 紫外線
54、64 造形物
55、65 サポート材
56、66 ビルトプラットフォーム
61、62 モデル材用スプール
63 ノズルヘッド
7 駆動ユニット
71 モータ部
72 変速機構部
8 樹脂歯車

Claims (10)

  1. 樹脂部品の製造方法であって、
    前記樹脂部品の中間形成体上で、3Dプリンタにより、前記樹脂部品若しくは前記樹脂部品を装着する製品の識別データを記憶するICチップを樹脂に包埋する工程と、
    前記樹脂部品の中間形成体上で、3Dプリンタにより、前記ICチップが無線通信するためのアンテナを樹脂に包埋する工程と、を備える樹脂部品の製造方法。
  2. 前記樹脂部品の中間形成体上に、前記ICチップを載置する工程と、
    少なくとも前記ICチップの一部上に、前記アンテナを形成する工程と、を更に備え、
    前記ICチップを載置する工程と、
    前記ICチップを樹脂に包埋する工程と、
    前記アンテナを形成する工程と、
    前記アンテナを樹脂に包埋する工程と、
    をこの順に実施する、請求項1に記載の樹脂部品の製造方法。
  3. 前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面が周囲の樹脂の表面と連続面を形成するように仕上げられる、請求項2に記載の樹脂部品の製造方法。
  4. 前記ICチップを樹脂に包埋する工程は、前記ICチップの上面の少なくとも一部が露出するように実行される、請求項2または3に記載の樹脂部品の製造方法。
  5. 前記ICチップを樹脂に包埋する工程は、前記ICチップの上面をも樹脂が覆うように実行される、請求項2または3に記載の樹脂部品の製造方法。
  6. 前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面をも樹脂が覆うように実行される、請求項1から5のいずれか1項に記載の樹脂部品の製造方法。
  7. 前記樹脂部品の中間形成体上に、前記アンテナを形成する工程と、
    前記アンテナの一部上に、前記ICチップを載置する工程と、を更に備え、
    前記アンテナを形成する工程と、
    前記アンテナを樹脂に包埋する工程と、
    前記ICチップを載置する工程と、
    前記ICチップを樹脂に包埋する工程と、
    をこの順に実施する、請求項1に記載の樹脂部品の製造方法。
  8. 前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面の少なくとも一部が露出するように実行される、請求項7に記載の樹脂部品の製造方法。
  9. 前記アンテナを樹脂に包埋する工程は、前記アンテナの上面をも樹脂が覆うように実行される、請求項7に記載の樹脂部品の製造方法。
  10. 樹脂中に包埋されたICチップと、
    少なくとも前記ICチップの一部上に形成され、樹脂中に包埋された、前記ICチップが無線通信するためのアンテナとを備え、
    前記アンテナの上面は、周囲の樹脂の表面と連続面を形成する樹脂部品。
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