JP2020140434A - 情報処理端末 - Google Patents

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JP2020140434A JP2019035333A JP2019035333A JP2020140434A JP 2020140434 A JP2020140434 A JP 2020140434A JP 2019035333 A JP2019035333 A JP 2019035333A JP 2019035333 A JP2019035333 A JP 2019035333A JP 2020140434 A JP2020140434 A JP 2020140434A
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圭一郎 山本
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Abstract

【課題】防水性を確保しつつ、リワーク性を高め得る情報処理端末の構成を提供する。【解決手段】表示部24のうち表示画面の外縁側となる外縁面24dは、平面状に形成され、表示部24を保持するホルダ50には、外縁面24dに対して面一であって、当該外縁面24dを所定の隙間Gを介して環状に囲う環状面53が形成される。そして、表示部24は、防水性を有する化粧シート13がカバーガラス24cの外縁面24dから環状面53にかけて上記所定の隙間Gを閉塞するように貼り付けられることで、ホルダ50に固定される。【選択図】図4

Description

本発明は、防水機能を有する情報処理端末に関するものである。
従来、所定の情報が表示面に表示される情報処理端末の防水構造に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示されるフラットパネルディスプレイ用粘着テープが知られている。このフラットパネルディスプレイ用粘着テープは、フラットパネルディスプレイの裏面側の額縁部の形状と外縁が一致する四角環状の両面テープとして構成されており、筐体の底面とフラットパネルディスプレイの裏面との間に介在することで、フラットパネルディスプレイを筐体に固定しつつ、防水性を確保している。
特開2015−013909号公報
ところで、上述のように両面テープを用いて防水性を確保する構成では、リワーク性が悪くなるという問題がある。例えば、製品出荷後のリワーク時に、両面テープで固定されている各部品をばらすと、一部の部品が破損などして再利用できなくなる可能性がある。特に、防水性の検査時に不良と判定されてしまうと、両面テープで固定されている各部品をばらす必要があり、両面テープで固定した後に別の組付工程等を経て完成する完成品では、その別の組付工程等で組み付けた部品までばらす必要があることから、リワークリスクが高くなるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、防水性を確保しつつ、リワーク性を高め得る情報処理端末の構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
筐体(11)と、
所定の情報を表示画面に表示する表示部(24)と、
前記筐体に対して覆われるように組み付けられて前記表示部を保持するホルダ(50)と、
防水性を有する化粧シート(13)と、
を備える情報処理端末(10)であって、
前記表示部のうち前記表示画面の外縁側となる外縁面(24d)は、平面状に形成され、
前記ホルダには、前記外縁面に対して面一であって、当該外縁面を所定の隙間(G)を介して環状に囲う環状面(53)が形成され、
前記表示部は、前記化粧シートが前記外縁面から前記環状面にかけて前記所定の隙間を閉塞するように貼り付けられることで、前記ホルダに固定されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、表示部のうち表示画面の外縁側となる外縁面は、平面状に形成され、表示部を保持するホルダには、外縁面に対して面一であって、当該外縁面を所定の隙間を介して環状に囲う環状面が形成される。そして、表示部は、防水性を有する化粧シートが外縁面から環状面にかけて上記所定の隙間を閉塞するように貼り付けられることで、ホルダに固定される。
これにより、化粧シートによって、表示部及びホルダの固定と両部材の隙間に関する防水性の確保とを実現することができる。特に、リワーク時には、化粧シートを剥がすだけで表示部とホルダとをばらすことができ、化粧シートの目的からして当該化粧シートの貼り付け後に別の組付工程等がなされることもないので、防水性を確保しつつ、リワーク性を高めることができる。
第1実施形態に係る情報処理端末を示す平面図である。 図1の情報処理端末の側面図である。 図3(A)は、図1の情報処理端末の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(B)は、無線タグ処理部の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(C)は、情報コード読取部の電気的構成を例示するブロック図である。 図1のX−X断面の一部を概略的に示す拡大断面図である。
以下、本発明に係る情報処理端末を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る情報処理端末10は、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられる携帯型の情報読取装置として構成されており、バーコードや二次元コードなどの情報コードCを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能に加えて、アンテナを介して送受信される電波を媒介としてRFIDタグなどの無線タグTに記憶されている情報を読み書きする機能を兼ね備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。
図1及び図2に示すように、情報処理端末10の外郭を構成する筐体11は、略薄板状に形成されており、その裏面には、情報コードCからの反射光を筐体11内に取り込むための読取口12が設けられている。また、筐体11の表面側11aには、狭額縁化(狭ベゼル化)されるように表示画面が大型化された表示部24がホルダ50により保持された状態で配置され、この表示画面を囲うように化粧シート(意匠面シート)13が貼付けされている。
化粧シート13は、防水性を有する両面テープ付きの樹脂シートであって、筐体11内に組み付けられるホルダ50に加えて筐体内部のリブや締結部等を隠してその面に意匠を付与するためのシート部材として構成されている。なお、表示部24、ホルダ50及び化粧シート13の詳細構造については後述する。
筐体11内には、情報処理端末10全体を制御する制御部21が設けられている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、記憶部22とともに情報処理装置を構成している。記憶部22には、情報コードCを光学的に読み取る読取処理を実行するためのプログラムや無線タグTを非接触通信にて読み取る読取処理を実行するためのプログラム、通話処理を実行するためのプログラム等が制御部21により実行可能に予め格納されている。
また、図3(A)に示すように、制御部21には、LED23、表示部24、操作部25、バイブレータ26、ブザー27、通信部28などが接続されている。表示部24は、例えば、タッチパネル付き液晶表示装置として構成されており、制御部21によって表示内容が制御される構成をなしている。操作部25は、筐体11の側面等に設けられる複数のキーを備え、キー操作に応じた信号やタッチパネルに対する押圧操作に応じた信号を制御部21に出力するように構成されている。また、LED23、バイブレータ26及びブザー27は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。
通信部28は、外部機器との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行うように機能する。また、筐体11内には、電源部(図示略)が設けられており、この電源部や電池によって制御部21や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、情報処理端末10は、制御部21により制御されて外部の情報を読み取り可能な情報読取部として機能する無線タグ処理部30及び情報コード読取部40を備えている。
まず、無線タグ処理部30について、図3(B)を用いて説明する。
無線タグ処理部30は、アンテナ34及び制御部21と協働して無線タグTとの間で電磁波による通信を行ない、無線タグTに記憶されるデータの読取り、或いは無線タグTに対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この無線タグ処理部30は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図3(B)にて概略的に示すように、送信回路31、受信回路32、整合回路33などを有している。
送信回路31は、キャリア発振器、符号化部、増幅器、送信部フィルタ、変調部などによって構成されており、キャリア発振器から所定の周波数のキャリア(搬送波)が出力される構成をなしている。また、符号化部は、制御部21に接続されており、当該制御部21より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)、及び符号化部からの送信データが入力される部分であり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅し、その増幅信号を送信部フィルタに出力しており、送信部フィルタは、増幅器からの増幅信号をフィルタリングした送信信号を、整合回路33を介してアンテナ34に出力している。このようにしてアンテナ34に送信信号が出力されると、その送信信号が送信電波として当該アンテナ34より外部に放射される。
一方、アンテナ34によって受信された応答信号は、整合回路33を介して受信回路32に入力される。この受信回路32は、受信部フィルタ、増幅器、復調部、二値化処理部、複号化部などによって構成されており、アンテナ34を介して受信された応答信号を受信部フィルタによってフィルタリングした後、増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調する。そして、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化し、復号化部にて復号化した後、その復号化された信号を受信データとして制御部21に出力している。
次に、情報コード読取部40について、図3(C)を用いて説明する。
情報コード読取部40は、図3(C)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ43、結像レンズ42、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部41などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。
この情報コード読取部40によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部41から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口12を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードCにて反射した反射光Lrは読取口12を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ42を通って受光センサ43に受光される。読取口12と受光センサ43との間に配される結像レンズ42は、情報コードCの像を受光センサ43上に結像させる構成をなしており、受光センサ43はこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ43から出力された受光信号は、画像データとして記憶部22に記憶され、情報コードCに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部40には、受光センサ43からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
次に、表示部24、ホルダ50及び化粧シート13の詳細構造について、図4を参照して詳述する。
図4に示すように、表示部24は、表示パネル24aの上面側に粘着層等を介してタッチパネル24bが貼り付けられ、このタッチパネル24bの上面側に粘着層等を介してカバーガラス24cが貼り付けられるように構成されている。カバーガラス24cは、表示画面の外縁側となる外縁面24dも含めて、上面側の全面が平面状に形成されている。
ホルダ50は、表示部24等を保持する金属製の保持部材であって、筐体11の内周面11bに対して外周面51にて嵌合することで、筐体11に対して下面側が覆われるように組み付けられている。ホルダ50と筐体11との間で防水性を確保するため、平面視して略四角環状となる外周面51と内周面11bとの嵌合部分にはシール材等(図示略)が塗布されている。
ホルダ50には、内リブ52等を利用して保持した表示部24の外縁面24dに対して面一であって、当該外縁面24dを所定の隙間Gを介して略四角環状に囲う環状面53が形成されている。
化粧シート13は、内縁13aが表示パネル24aにより形成される表示画面よりも広く、外縁13bがホルダ50の環状面53よりも広くなるように、略四角環状に形成されている。この化粧シート13は、筐体11に対してホルダ50や表示部24等を組み付けた後の工程となる最終工程で、表示画面を露出させるとともに環状面53を隠すようにして、表示部24の外縁面24dからホルダ50の環状面53にかけて所定の隙間Gを閉塞するように貼り付けられる。この化粧シート13の貼り付けにより、表示部24がホルダ50に固定される。
このように構成される情報処理端末10では、表示部24の外縁面24dとホルダ50の環状面53との所定の隙間Gが防水性を有する化粧シート13で閉塞され、ホルダ50の外周面51と筐体11の内周面11bとの嵌合部分にはシール材等が塗布されるため、筐体11の表面側11aに関して防水性が確保される。
その一方で、リワーク時には、化粧シート13を剥がすだけでホルダ50に対する表示部24の固定状態が解除されるため、表示部24等を破損させることなく、表示部24とホルダ50とを容易にばらすことができる。また、防水性の検査時に不良と判定された場合であっても、化粧シート13を貼り替えるだけで良品と判定される場合もあり、リワークリスクが高くなることもない。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理端末10では、表示部24のうち表示画面の外縁側となる外縁面24dは、平面状に形成され、表示部24を保持するホルダ50には、外縁面24dに対して面一であって、当該外縁面24dを所定の隙間Gを介して環状に囲う環状面53が形成される。そして、表示部24は、防水性を有する化粧シート13がカバーガラス24cの外縁面24dから環状面53にかけて上記所定の隙間Gを閉塞するように貼り付けられることで、ホルダ50に固定される。
これにより、化粧シート13によって、表示部24及びホルダ50の固定と両部材の隙間Gに関する防水性の確保とを実現することができる。特に、リワーク時には、化粧シート13を剥がすだけで表示部24とホルダ50とをばらすことができ、化粧シート13の目的からして当該化粧シート13の貼り付け後に別の組付工程等がなされることもないので、防水性を確保しつつ、リワーク性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係る表示部24は、上面側の全面がカバーガラス24cによって構成されることに限らず、他の透明性のカバーによって構成されてもよい。また、この他の透明性のカバーは、全面が平面状に形成されることに限らず、少なくとも表示画面の外縁側となる外縁面24dが平面状に形成されればよい。
(2)ホルダ50は、表示部24等を保持する金属製の保持部材として構成されることに限らず、例えば、表示部24等を保持する樹脂製の保持部材として構成されてもよい。
(3)本発明に係る情報処理端末は、情報コードリーダとしての機能及び無線タグTに記憶されている情報を読み書きする機能を兼備するように構成されることに限らず、いずれか一方の機能を有するように構成されてもよいし、他の機能をさらに兼備するように構成されてもよい。また、本発明に係る情報処理端末は、据え置き型の端末として構成されてもよい。
10…情報処理端末
11…筐体
13…化粧シート
24…表示部
24c…カバーガラス
24d…外縁面
50…ホルダ
53…環状面
G…所定の隙間

Claims (1)

  1. 筐体と、
    所定の情報を表示画面に表示する表示部と、
    前記筐体に対して覆われるように組み付けられて前記表示部を保持するホルダと、
    防水性を有する化粧シートと、
    を備える情報処理端末であって、
    前記表示部のうち前記表示画面の外縁側となる外縁面は、平面状に形成され、
    前記ホルダには、前記外縁面に対して面一であって、当該外縁面を所定の隙間を介して環状に囲う環状面が形成され、
    前記表示部は、前記化粧シートが前記外縁面から前記環状面にかけて前記所定の隙間を閉塞するように貼り付けられることで、前記ホルダに固定されることを特徴とする情報処理端末。
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