JP2014067178A - 非接触通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルを光らせることが可能な構成を、部品点数や装置構成の大型化を抑えて、且つ読み取り性能の低下を抑えて実現することを目的とする。
【解決手段】非接触通信装置1は、アンテナ8と、アンテナ8を搭載する基板6と、アンテナ8を介して電磁波を送受信する通信部と、基板6を収容すると共に基板6の一方の板面6a側を覆うパネル4を備え、当該パネル4に光を通過させる導光部4bが形成されてなるケース2と、基板6の他方の板面6b側に取り付けられた光源(LED10)と、基板6の他方の板面6bよりもパネル4から離れた側に設けられ、光源(LED10)から発せられた照明光が少なくとも導光部4bに導かれるように当該照明光をパネル4側に反射する反射部14と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、非接触通信装置に関するものである。
ICカード等の非接触通信媒体を読み取る非接触通信装置としては、様々な構成のものが提供されており、例えば、特許文献1には、ICカード収納部を備えた通信端末装置が開示されている。この種の非接触通信装置は、一般的にケース内にアンテナを収容しており、このアンテナを介して電波を送受信することで、通信範囲内の非接触通信媒体と通信を行うようになっている。
特開2001−184536公報
また、非接触通信装置としては、ケースの一方面側を読み取り側とし、この一方面近傍に翳された非接触通信媒体を読み取るような構成のものも提供されている。例えば、載置面上に装置本体を載置して用いる据置型のICカードリーダなどでは、ケース内にアンテナが配置されており、ICカードがケース近傍に翳されたときには、このICカードとケース内のアンテナとの間で電波の送受信が行われ、ICカードの読み取りや書き込みが行われるようになっている。
ところで、この種のタイプ(即ち、ケースの一部を読み取り面としてこの読み取り面に翳された非接触通信媒体を読み取るタイプ)の非接触通信装置では、読み取り準備や完了、或いは非接触通信媒体を翳す位置などの報知のために、読み取り面を光らせることが求められる。例えば、ケースの上面パネルを読み取り側とする構成のものでは、ケース内に収容される基板の上面に発光素子等の光源を実装すると共に、上面パネルの一部を光透過性の部分として構成し、光源から発せられる光が上面パネルを介して外部に漏れ出すようにすれば、必要に応じて上面パネルを良好に光らせることができる。
一方、ケース内の構成は、部品点数の削減及び小型化が強く求められるため、光源を搭載する基板は、専用基板とするのではなく、アンテナを搭載する基板(アンテナ基板)と兼用することが望ましい。例えば、アンテナ基板の上面に発光素子等の光源を実装し、上面パネルに向けて光を発するように構成すれば、基板数を削減しつつ上面パネルを光らせることができる。但し、このようにアンテナ基板の上面側に光源を実装する構成では、上面側に実装される部品(光源やこれに関連する部品)の嵩張りが大きくなってしまうため、アンテナ基板と上面パネルの間にこれらの部品を収容する空間を確保しなければならず、アンテナ基板を上面パネルからある程度離した奥側に配置する必要がある。しかしながら、このようにアンテナ基板が上面パネル(即ち、非接触通信媒体を翳す部分)から遠くなってしまうと、アンテナ或いは相手側の非接触通信媒体に届く電磁波の強度が相対的に弱くなり、且つ上面パネルの外側に構成される通信エリアが相対的に狭くなるため、読み取り性能の低下を招くことになる。なお、このような問題は、読み取り側がケース上方の場合に限らず、ケース側方の場合などでも同様に生じ、より効果的な解消策が求められる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、所定のパネルに向けて翳された非接触通信媒体を読み取り得る非接触通信装置において、パネルを光らせることが可能な構成を、部品点数や装置構成の大型化を抑えて、且つ読み取り性能の低下を抑えて実現することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、
アンテナと、
前記アンテナを搭載する基板と、
前記アンテナを介して電磁波を送受信する通信部と、
前記基板を収容すると共に前記基板の一方の板面側を覆うパネルを備え、当該パネルに光を通過させる導光部が形成されてなるケースと、
前記基板の他方の板面側に取り付けられた光源と、
前記基板の前記他方の板面よりも前記パネルから離れた側に設けられ、前記光源から発せられた照明光が少なくとも前記導光部に導かれるように当該照明光を前記パネル側に反射する反射部と、
を有することを特徴とする。
請求項1の発明では、パネルに照明光を照射するための光源を、アンテナ搭載基板に対してパネルとは反対側に設けることができるため、アンテナを搭載する基板においてパネル側の嵩張りを抑えることができ、当該基板をよりパネルに近づけやすくなる。このため、パネル付近の電磁波の強度をより高めやすくなると共にパネル付近の通信可能エリアをより広げやすくなり、ひいては、パネル付近に翳される非接触通信媒体との通信をより良好に行いやすくなる。また、アンテナを搭載する基板の他方の板面(パネルとは反対側の板面)側に光源を取り付ける構成であるため、光源をパネルとは逆側に配置しつつ当該光源を保持する基板をアンテナ搭載基板によって兼用することができ、部品点数(基板数など)の削減及び装置構成の小型化を図ることができる。一方、このように基板の他方の板面側に光源が取り付けられていても、当該光源から発せられる照明光は、その他方の板面よりもパネルから離れた側に設けられた反射部によって少なくともパネルの導光部に導かれるため、支障なくパネルを光らせることができる。
請求項2の発明では、基板には、孔部及び切欠部の少なくともいずれかが形成されており、反射部で反射された光が、孔部又は前記切欠部を通過してパネルに導かれる構成となっている。この構成によれば、反射部とパネルとの間に基板が介在していても、光源から照射されて反射部で反射する照明光をパネルに導くことが可能な構成を簡易に実現できる。
請求項3の発明では、アンテナは、ループアンテナとして構成され、光源は、基板の板厚方向を上下方向とすると共にパネル側を上方としたときの基板の下面において下方に光を照射する構成で実装され、反射部は光源の下方位置において、少なくとも光源よりもループアンテナの中心から遠ざかる側に向けて照明光を反射するように構成されている。この構成のように、基板下面側から一旦下方に照射した上で、ある程度離れた位置の反射部から外側に広がらせるように照射すれば、照明光が拡散するまでの距離を確保することができ、それほど光源数を多くしなくてもパネルにおいて発光領域を広げやすくなる。そして、このように発光領域を広く確保すれば、例えば、ユーザは、パネルでの発光態様をより把握し易くなり、非接触通信媒体を翳す位置等をより正確に認識し易くなる。
請求項4の発明では、アンテナが、基板の一方の板面上に実装されている。この構成によれば、アンテナについては選択的にパネル側(一方の板面上)に配置して読み取り性能を高め、光源については反対側(他方の板面上)に配置して嵩張りを抑えることができる。
請求項5の発明では、パネルが基板に直接又は他部材を介して間接的に支持されるように構成されている。このようにパネルが基板に支持される程度まで近接させればアンテナがよりパネルに近づくことになり、読み取り性能が一層高まる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る非接触通信装置を概略的に示す平面図である。 図2(A)は、主として図1の非接触通信装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図であり、図2(B)は、図2(A)の通信処理部等を概略的に例示するブロック図である。 図3は、図1の非接触通信装置において、パネル及び基板を除いた一部を斜め上方から見た斜視図である。 図4は、図1の非接触通信装置に関し、A−A位置で切断した断面を概略的に示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態に係る非接触通信装置1は、ICカードリーダやその他のRFIDタグリーダライタ等として構成されるものであり、ICカード等の非接触通信媒体との間で非接触通信を行うものである。
(全体構成)
図1及び図3に示すように、非接触通信装置1は、略直方形状に構成されたケース2を備え、このケース2によって外郭が構成されており、載置面上(例えばテーブルの上など)に載置して使用される。そして、このケース2の内部に各種部品(後述する基板6など)が収容されている。なお、本実施形態では、後述する基板6の板厚方向を上下方向とし、後述するパネル4等が設けられている側を上方側とし、それとは反対の載置面に載置される側を下方側としている。
非接触通信装置1の上方側には、非接触通信媒体100(図2参照)の読取面(非接触通信媒体100が対向して翳される側の面)となるパネル4が配置されている。パネル4は、例えば樹脂材料やガラス材料などからなる光透過性のパネルとして構成され、ケース2の一方側(上方側)の開口を閉塞するように構成されている。このパネル4は、少なくとも一部が透明性(例えば、当該一部を介して外部から内部を視認可能な透明性)或いは半透明性(例えば、当該一部を介して外部から内部を視認不能であるが光を透過する程度の半透明性)で構成されている。
そして、パネル4には、ユーザに非接触通信媒体100を所定の通信エリア内に誘導させるように円状の意匠が施されたガイド部4aが形成されている。このガイド部4aは、例えば、ケース2の内面側に設けられるアンテナ8と対応した位置(具体的には、例えば、ループアンテナとして構成されるアンテナ8に沿うように外縁4bが配されるような位置)に形成されている。そして、ユーザがこのガイド部4a上に非接触通信媒体100を置いたりガイド部4aに対向するように翳したりすることで、当該非接触通信装置1と非接触通信媒体100との間で非接触通信が行われるようになっている。また、ガイド部4aは、「導光部」の一例に相当するものであり、光透過性の樹脂部材やガラス部材などよって構成され、厚さ方向にリング状に光を通過させるように機能している。本実施形態では、後述するLED10からの光によって当該ガイド部4aを光らせたり、或いはガイド部4aを介して内部から外部に対して光を漏出することで、読み取り準備や完了、或いは非接触通信媒体100を翳す位置などの報知を行う構成となっている。
さらに、パネル4に形成された窓部4cの下方には、表示機12が設けられており、各種表示(例えば、非接触通信に応じたメッセージ等)を表示するように構成されている。例えば、当該非接触通信装置1が、電子マネー機能等を有した非接触通信媒体100の決済処理を行う決済端末として用いられる場合には、表示機12は、非接触通信媒体100の金銭情報(例えば、記録媒体に記録されている残金額など)や、「有り難うございました。」などのメッセージ、当該非接触通信装置1の動作状態や非接触通信媒体100の読み取りの可・不可等を表示するようになっている。なお、窓部4cは、パネル4に形成された開口を透明板で閉塞した構成となっている。
次に、非接触通信装置1の電気的構成について説明する。
図2に示すように、非接触通信装置1は、全体的制御を司る制御部16を備えており、この制御部16に、通信処理部20、LED10、表示機12、スピーカ30、外部IF32、キー操作部34、メモリ36及び電源部38が接続されている。
制御部16は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インターフェース等を有し、情報処理装置として機能している。また、通信処理部20、LED(光源)10、表示機12、スピーカ30、外部IF32、キー操作部34、メモリ36及び電源部38は、いずれも制御部16によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部16からの指令を受けて動作する。また、キー操作部34は、例えば図示しない操作キーによって構成され、使用者のキー操作に応じて制御部16に対して操作信号を与える構成をなしている。
外部インターフェース32は、外部(例えばホスト装置)との間でのデータ通信を行うためのインターフェースとして構成されており、制御部16と協働して通信処理を行う構成をなしている。また、非接触通信装置1には、電源となるバッテリ39や電源部38が設けられており、これらによって制御部16や各種電気部品に電力が供給されている。なお、図2の例では、バッテリ39が設けられた例を示しているが、商用電源から電力供給を受ける構成であってもよい。
通信処理部20は、アンテナ8及び制御部16と協働して非接触媒体との間で電磁波による通信を行ない、ICカードやその他の無線タグなどによって構成される非接触通信媒体100に記憶されるデータの読取り、或いは非接触通信媒体100へのデータの書込みを行なうように機能する。なお、本実施形態では、通信処理部20及び制御部16が「通信部」の一例に相当しており、アンテナ8を介して電磁波を送受信し、電磁波を媒介として非接触通信媒体100と無線通信を行うように機能する。
通信処理部20は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図2(B)に示すように、送信回路22、変調回路21、受信回路23、復調回路24などを有している。制御部16は、キャリア発振器、符号化部などを備えており、キャリア発振器から例えば周波数953MHzのキャリア(搬送波)が出力される構成をなしている。また、符号化部は、制御部16に記憶されている送信データを符号化して変調回路21に出力する構成をなしている。
変調回路21は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)、及び符号化部からの送信データが入力されるものであり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、送信回路22に出力している。また、送信回路22は、増幅器、送信部フィルタなどを備えており、増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅し、その増幅信号を送信部フィルタに出力しており、送信部フィルタは、増幅器からの増幅信号をフィルタリングした送信信号をアンテナ8に出力している。このようにしてアンテナ8に送信信号が出力されると、その送信信号が電磁波として当該アンテナ8より外部に放射される。
一方、アンテナ8によって受信された電波信号(非接触通信媒体100からの電波信号)は、受信回路23に入力される。この受信回路23は、受信部フィルタ、増幅器などによって構成されており、アンテナ8を介して受信された信号を受信部フィルタによってフィルタリングした後、増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調回路24に出力する。復調回路24は、復調部、二値化処理部、複号化部などを備えており、増幅信号が入力されると、復調部が当該増幅信号を復調する。そして、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化し、復号化部にて復号化した後、その復号化された信号を受信データとして制御部16に出力している。
なお、非接触通信媒体100は、ハードウェア的には公知の非接触ICカードなどとして構成され、例えば、アンテナ、電源回路、復調回路、制御回路、メモリ、変調回路などによって構成されている。ここで、電源回路は、アンテナを介して受信した通信端末からの送信信号(キャリア信号)を整流、平滑して動作用電源を生成するものであり、その動作用電源を制御回路をはじめとする各構成要素に供給する。また、復調回路は、送信信号(キャリア信号)に重畳されているデータを復調して制御回路に出力する。メモリは、ROM,EEPROM等の各種半導体メモリによって構成されており、制御プログラムやICカードを識別するための識別情報(IDなど)、ICカードの用途に応じてユーザが設定したデータ(商品データ、物流データ等)などが記憶されている。制御回路は、メモリから上記情報やデータを読み出し、それを送信データとして変調回路に出力する構成をなしており、変調回路は、キャリア信号を当該送信データで負荷変調してアンテナから反射波として送信するように構成されている。
図2に示すメモリ36は、ROM,EEPROM等の各種半導体メモリによって構成されており、制御プログラムや非接触通信媒体(ICカード等)100を識別するための識別情報(IDなど)、非接触通信媒体100の用途に応じてユーザが設定したデータ(商品データ、物流データ等)などが記憶されている。制御部16は、メモリ36から上記情報やデータを読み出し、それを送信データとして変調回路21に出力する構成をなしており、変調回路21は、キャリア信号を当該送信データで負荷変調してアンテナ8から反射波として送信するように構成されている。
(特徴的構成)
図4に示すように、非接触通信装置1は、ケース2の内部に基板6、LED(光源)10、反射部14、表示機12、スピーカ30、回路基板60などが収容されてなるものである。なお、回路基板60は、例えば、図2に示す制御部16等の回路が実装され、アンテナ8を搭載する基板6から上下方向に離れて配置されており、図4の例では、ケース2の下壁部寄りに配置されている。また、ケース2は、主に上ケース2aと下ケース2bとから構成され、これらが結合した箱状形態をなしており、例えば樹脂材料などによって形成されている。前述したように、非接触通信装置1の上方側(上面側)には、非接触通信媒体100を読み取る読取側の面を構成するパネル4が配置されており、このパネル4は、基板6の一方の板面(上面)6a側を覆うように配置されている。
基板6は、上下方向を厚さ方向とする構成で板状に構成され、後述するループアンテナとして構成されるアンテナ8が例えば一方の板面(上面6a)上に実装されている(図1参照、図4では図示略)。また、基板6は、下方側からパネル4に近接して対向配置されている。具体的には、基板6の上面6aがパネル4の内面(下面)に接触した状態で配置され、パネル4が下方側から基板6に直接支持されている。そして、アンテナ8は、これらパネル4と基板6の間に挟まれる構成で基板6上に搭載されている。また、基板6には、パネル4に形成されたガイド部4a(導光部)の外縁4bに隣接する位置に、上下方向に貫通する孔部6cが形成されており、この孔部6c内を通過させるように基板6の下方側からの照明光をパネル4側に導くことが可能な構成となっている。
LED(光源)10は、基板6の他方の板面(下面6b)側において下面6b上に実装される形態で取り付けられており、下方側に照射面が設けられ、下方に光を照射するように構成されている。本実施形態では、図1、図4に示すように、円形状に構成されるガイド部4aの幅方向中央部付近において少なくとも前後一対のLED10が設けられており、更に、ガイド部4aの前後方向中央部付近において少なくとも左右一対のLED10が設けられている。なお、図1等に示すLED10の配置はあくまで一例であり、LED10の数や配置は様々に変更することができる。そして、このように配置されるLED(光源)10から発せられる照明光によってパネル4のガイド部4aを光らせ、或いはガイド部4aを介してケース内部から外部に対して当該照明光を漏出する構成となっている。
反射部14は、例えば反射鏡(ミラー)などによって構成され、基板6の他方の板面(下面6b)よりもパネル4から離れた下側に設けられている。具体的には、図4に示すように、上ケース2aにおけるガイド部4aの下方側の部分は、下方側に凹となる構成で箱状(情報が開口する箱状)の収容部2cが構成されており、LED10の下方位置であって且つ収容部2cの底壁部上に環状に反射部14が配置されている。この反射部14の反射面は、上下方向の所定の中心軸Gを中心とする円錐の外周面を所定高さで切断した形状をなしており、中心軸Gを中心とする周方向いずれの位置においても中心軸Gから半径方向に離れるにつれて下方位置となるように傾斜している。また、反射部14は、図3に示すように、パネル4に形成されたガイド部4aの外縁4bや基板6に搭載されたループアンテナ8の形状(厚さ方向から見てリング状)に沿うような平面視リング形状をなしている。
この構成では、図4の破線でも示すように、LED10から発せられた照明光を、反射部14の反射面(外周面)によって斜め上方(上方且つ中心軸Gから離れる斜め方向)に反射させている。そして、反射部14における照明光の反射位置の斜め上方には、孔部6cが形成されており、反射部14で反射した照明光(反射光)は、孔部6cを通過してガイド部4aの一部(具体的にはガイド部4aにおける外縁4b付近)に入り込むようになっている。そして、上述したように、ガイド部4aは光透過性の部材によって構成されているため、ガイド部4aに入り込んだ照明光(LED10からの照明光が反射部14で反射した反射光)の少なくとも一部はガイド部4aを透過して外部に漏れ出し、この光によってガイド部4aが発光状態で視認されることになる。また、本実施形態では、LED10から下方に照射された照明光は、反射部14によってLED10よりも外側(ループアンテナ8の中心から遠ざかる側)に向けて反射される。
(読取り動作)
次に、上述の非接触通信装置1による非接触通信媒体100の読取り動作の例について、図4等を参照しつつ説明する。
まず、読取処理の開始後において非接触通信媒体100をパネル4に翳す前に、LED10を発光させてパネル4のガイド部4aを光らせる動作を行う。具体的には、所定の読取条件の成立(例えば外部からの所定操作等)に伴い制御部16からLED10に対して発光指示がなされ、LED10はこの指示を受けて照明光を発するように動作する。このとき、LED10から下方に発せられた照明光はこのLED10の下方に配置された反射部14に入射し、当該反射部14がLED10よりもループアンテナ8の中心から遠ざかる側に向けて照明光を反射する。
そして、当該反射光は、基板6に形成された孔部6cを通過した後、パネル4に形成された光透過性のガイド部4aを通過する。当該ガイド部4aは、反射光が通過することで光る構成であったり、或いは内部から外部に対して光を漏出するように構成されているため、非接触通信媒体100を読取らせようとするユーザにガイド部4aの発光状態を認識させることができ、読取り準備ができていること、及び非接触通信媒体100を翳す位置を報知することができる。また、ガイド部4aの発光と共に、或いは、ガイド部4aの発光に代えて、表示機12での表示(例えば、「ICカードをパネルに翳してください。」などのメッセージや、当該非接触通信装置1の動作状態や非接触通信媒体100の読み取りの可・不可等の表示)を行うこともできる。
そして、このようなガイド部4aの発光後、ユーザが非接触通信媒体100をパネル4に向かって翳すことで、非接触通信媒体100と非接触通信装置1内のアンテナ8との間で電波の送受信が行われ、非接触通信媒体100に記憶されるデータの読取り、或いは非接触通信媒体100へのデータの書込みが行われる。そして、非接触通信媒体100に記憶されるデータの読取り、或いは非接触通信媒体100へのデータの書込みが成功した場合には、読取り準備の完了時と同様にガイド部4aを光らせることで読取処理の完了を報知する。この場合、表示機12には、当該非接触通信装置1が読取った非接触通信媒体100の金銭情報(例えば、記録媒体に記録されている残金額など)や、「有り難うございました。」などのメッセージ、当該非接触通信装置1の動作状態や非接触通信媒体100の読み取りの可・不可等を表示することもできる。
本実施形態の構成によれば、パネル4に照明光を照射するための光源(LED10)を、アンテナ搭載基板6に対してパネル4とは反対側に設けることができるため、アンテナ8を搭載する基板6においてパネル側の嵩張りを抑えることができ、当該基板6をよりパネル4に近づけやすくなる。このため、パネル付近の電磁波の強度をより高めやすくなると共にパネル付近の通信可能エリアをより広げやすくなり、ひいては、パネル付近に翳される非接触通信媒体100との通信をより良好に行いやすくなる。また、アンテナ8を搭載する基板6の他方の板面(パネル4とは反対側の板面、即ち下面6b)側に光源を取り付ける構成であるため、光源をパネル4とは逆側に配置しつつ当該光源を保持する基板をアンテナ搭載基板によって兼用することができ、部品点数(基板数など)の削減及び装置構成の小型化を図ることができる。一方、このように基板6の他方の板面(下面6b)側に光源が取り付けられていても、当該光源から発せられる照明光は、その他方の板面(下面6b)よりもパネル4から離れた側に設けられた反射部14によって少なくともパネル4のガイド部4a(導光部)に導かれるため、支障なくパネル4を光らせることができる。
また、基板6には、孔部6cが形成されており、反射部14で反射された光が、孔部6cを通過してパネル4に導かれる構成となっている。この構成によれば、反射部14とパネル4との間に基板6が介在していても、光源から照射されて反射部で反射する照明光をパネル4に導くことが可能な構成を簡易に実現できる。なお、図4等の例では、孔部6cが形成されていたが、孔部6cに代えて切欠部を設け、この切欠部によって照明光を上方に導くようにしてもよい。また、孔部6cの形状は図1のような小さな円形形状に限られず、長孔形状や矩形形状などであってもよい。
また、アンテナ8は、ループアンテナとして構成され、光源は、基板6の板厚方向を上下方向とすると共にパネル側を上方としたときの基板6の下面6bにおいて下方に光を照射する構成で実装され、反射部14は光源の下方位置において、少なくとも光源よりもループアンテナの中心から遠ざかる側に向けて照明光を反射するように構成されている。この構成ように、基板下面側から一旦下方に照射した上で、ある程度離れた位置の反射部から外側に広がらせるように照射すれば、照明光が拡散するまでの距離を確保することができ、それほど光源数を多くしなくてもパネル4において発光領域を広げやすくなる。そして、このように発光領域を広く確保すれば、例えば、ユーザは、パネル4での発光態様をより把握し易くなり、非接触通信媒体100を翳す位置等をより正確に認識し易くなる。
また、アンテナ8は、基板6の一方の板面(上面6b)上に実装されている。この構成によれば、アンテナ8については選択的にパネル側(一方の板面上)に配置して読み取り性能を高め、光源については反対側(他方の板面上)に配置して嵩張りを抑えることができる。
また、パネル4が基板6に直接支持されるように構成されている。このようにパネルが基板に支持される程度まで近接させればアンテナがよりパネルに近づくことになり、読み取り性能が一層高まる。なお、パネル4と基板6との間にこれら以外の他部材を介在させ、パネル4が基板6に他部材を介して間接的に支持されるようにしてもよい。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、第1実施形態では、パネル4のガイド部4a(導光部)として樹脂部材やガラス部材などからなる光透過性の部材を例示したが、光を通過させる構成であれば、透明部材、半透明部材、孔状部材、スリット状の部材などその他の部材によって形成される構成としてもよい。また、上記実施形態では、パネル4におけるガイド部4aの外側の構造は特に限定していないが、ガイド部4aとは異なる材料からなる光遮断性の部材であってもよく、ガイド部4aと同材料又は異なる材料の光透過性の部材によって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では光源としてLEDを例示したが、光を照射可能なものであれば公知の他の光源であってもよい。
1…非接触通信装置
2…ケース
4…パネル
4a…ガイド部(導光部)
6…基板
6a…上面(一方の板面)
6b…下面(他方の板面)
6c…孔部
8…アンテナ(ループアンテナ)
10…LED(光源)
14…反射部
16…制御部(通信部)
20…通信処理部(通信部)

Claims (5)

  1. アンテナと、
    前記アンテナを搭載する基板と、
    前記アンテナを介して電磁波を送受信する通信部と、
    前記基板を収容すると共に前記基板の一方の板面側を覆うパネルを備え、当該パネルに光を通過させる導光部が形成されてなるケースと、
    前記基板の他方の板面側に取り付けられた光源と、
    前記基板の前記他方の板面よりも前記パネルから離れた側に設けられ、前記光源から発せられた照明光が少なくとも前記導光部に導かれるように当該照明光を前記パネル側に反射する反射部と、
    を有することを特徴とする非接触通信装置。
  2. 前記基板には、孔部及び切欠部の少なくともいずれかが形成されており、
    前記反射部で反射された光が、前記孔部又は前記切欠部を通過して前記パネルに導かれることを特徴とする請求項1に記載の非接触通信装置。
  3. 前記アンテナは、ループアンテナとして構成され、
    前記光源は、前記基板の板厚方向を上下方向とすると共に前記パネル側を上方としたときの前記基板の下面において下方に光を照射する構成で実装され、
    前記反射部は前記光源の下方位置において、少なくとも前記光源よりも前記ループアンテナの中心から遠ざかる側に向けて前記照明光を反射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非接触通信装置。
  4. 前記アンテナが、前記基板の前記一方の板面上に実装されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
  5. 前記パネルが前記基板に直接又は他部材を介して間接的に支持されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
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JP2021064259A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 株式会社東芝 窓口処理機

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