JP2020139851A - 液面位置検出装置 - Google Patents

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郁夫 井原
Ikuo Ihara
郁夫 井原
森 雅之
Masayuki Mori
雅之 森
えみい 粉川
Emii Konakawa
えみい 粉川
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Abstract

【課題】液面位置の検出精度が良い液面位置検出装置を提供する。【解決手段】液面位置検出装置100は、液体に浸り、液体の液面位置に応じて液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体10と、伝搬体10の一方の端面部15に設けられて超音波振動を伝搬体10に発生させる振動発生手段20と、振動発生手段20によって発生した超音波振動が伝搬体10の第1箇所から境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて液面位置を検出する検出手段とを備え、伝搬体10は互いに裏表の関係にある2つの伝搬面部11,12と、2つの伝搬面部11,12を繋ぐ2つの側面部14と、2つの伝搬面部11,12を繋ぐとともに、側面視において曲面状をなす底面部と、2つの側面部14を貫通し、一方の端面部15と平行な矩形断面の側面孔17とを備え、伝搬体10は側面孔17の内側面部17a,17bから伝搬面部11,12の表面までの距離xが振動発生手段20が発生する表面波の1波長以上とされる。【選択図】図4

Description

本発明は、液面位置検出装置に関する。
液面位置検出装置として、例えば、特許文献1には、伝搬体のうち液体中の部分を伝搬する表面波の音速が、液体から露出している部分を伝搬する表面波の音速よりも遅くなることを利用して液体の液面位置を検出するものが開示されている。
特開平4−86525号公報
特許文献1に開示された液面位置検出装置では、液面位置によっては伝搬体を伝搬する表面波が減衰してS/N比(Signal-Noise ratio)が悪化してしまい、液面位置の検出精度が悪くなる場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、液面位置の検出精度が良い液面位置検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る液面位置検出装置は、
液体に浸り、前記液体の液面位置に応じて前記液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体と、
前記伝搬体の一方の端面部に設けられて前記超音波振動を前記伝搬体に発生させる振動発生手段と、
前記振動発生手段によって発生した前記超音波振動が前記伝搬体の第1箇所から前記境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて前記液面位置を検出する検出手段と、を備え、
前記伝搬体は、
互いに裏表の関係にある2つの伝搬面部と、
2つの前記伝搬面部を繋ぐ2つの側面部と、
2つの前記伝搬面部を繋ぐとともに、側面視において曲面状をなす底面部と、
2つの前記側面部を貫通し、前記一方の端面部と平行な矩形断面の側面孔と、を備え、
前記伝搬体は、前記側面孔の内側面部から前記伝搬面部の表面までの距離が、前記振動発生手段が発生する表面波の1波長以上とされている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、液面位置の検出精度が良い液面位置検出装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る液面位置検出装置の概略構成図である。 実施形態に係り、(a)は伝搬体及び振動子の正面図、(b)は側面図である。 第1表面波と第2表面波を説明するための模式図である。 検出波を説明するための模式図である。 液面位置検出処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る液面位置検出装置について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る液面位置検出装置100は、図1に示すように、容器80内に入れられた液体90の液面91の位置を検出する装置である。液体90の量の増減に伴い、液面91も上下する。
液面位置検出装置100は、伝搬体10と、振動子(振動発生手段)20と、送受信回路(検出手段)30と、制御部(検出手段)40と、を備える。
伝搬体10は、表面波が伝搬するものであり、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などの合成樹脂から形成されている。伝搬体10は、上下方向に長尺な略柱形状(略直方体状)である。伝搬体10の外面は、振動子20に向く上面(一方の端面)と、上面とは反対側の底面と、上面と底面を繋ぐとともに互いに裏表の関係となる2つの主面と、上面と底面を繋ぐとともに互いに裏表の関係となる2つの側面と、の6面から主に構成される。
伝搬体10は、図2(a),(b)に示すように、2つの主面のうち一方を含む伝搬面部11、他方を含む伝搬面部12と、2つの側面のうち一方を含む側面部13、他方を含む側面部14と、上面を含み振動子20と当接する上面部15と、底面を含む底面部16と、を有する。後述のように、表面波Wは、伝搬体10を伝搬するが、伝搬の際には伝搬体10の表面から表面波Wの波長とほぼ同じ深さまで達する。伝搬面部11や伝搬面部12は、伝搬体10の主面だけでなく当該深さをも含む部分である。上面部15や底面部16なども同様である。
図2(b)に示すように、側面視において、伝搬面部11は、上面部15の一端から垂下する。伝搬面部12は、上面部15の他端から垂下する。また、底面部16は、上面部15とは反対側において伝搬面部11と伝搬面部12とを繋ぐとともに、下方に凸となるU字状の滑らかな曲面状をなしている。このように形成された底面部16は、後述の第1表面波W1及び第2表面波W2が伝搬する際、底面部16で反射することなく底面部16に沿って伝搬することで、漏洩による損失を低減する。
伝搬体10は、図2および図4に示すように、上面部15と底面部16との中間部(上下方向の中間部)に位置し、表裏の関係の2つの側面部13,14を貫通した側面孔17を有する。側面孔17は、上面部15(一方の端面部)と平行な矩形断面の直方体状にくり抜かれて形成されている。側面孔17は、側面視において、伝搬面部11と伝搬面部12との間に位置する。
側面孔17は、一方の側面部13から他方の側面部14に向かって、直方体状にくり抜かれた部分であり、内側面部17a,17bと、内上面部17cおよび内底面部17dと、による矩形断面を有する。側面孔17は、伝搬面部11,12を伝搬する表面波Wの近くに発生して不要波となっている内部伝搬波(検出波D)と表面波Wとを切り分けることで、ノイズ成分を減少して液面検出精度を向上する。また、側面孔17によって伝搬体10内を伝搬する内部伝搬波(検出波D)を反射させることで検出波Dの伝搬速度から伝搬体10の温度を計測する。伝搬体10の計測(検出)した温度を、表面波Wによる液面位置(液面91の位置)を検出する際の温度補正に利用する。これにより、従来の液面位置検出装置に設けていたサーミスタチップなどからなる温度センサを設けずに済む。
内側面部17aは、伝搬面部11の裏側に位置する。内側面部17bは、伝搬面部12の裏側に位置する。内側面部17aと内側面部17bとは互いに対向している。内上面部17cは、上面部15と平行な裏側に位置する。内底面部17dは、上面部15と平行に位置し、内上面部17cと対向している。側面孔17は、横断面が矩形状となっている。
側面孔17は、内側面部17aから伝搬面部11の表面までの距離xが、振動発生手段を構成する振動子20が発生する表面波Wの1波長以上とされ、内側面部17bから伝搬面部12の表面までの距離xも振動発生手段を構成する振動子20が発生する表面波Wの1波長以上とされている。こうすることで、伝搬面部11,12を伝搬する表面波Wが伝搬する伝搬体10の厚さ(深さ)を確保して、エネルギーロスを少なくし、液面検出のためのS/N比を向上して液面位置の検出精度を向上することができる。また、振動子20からの伝搬体10を伝搬する内部伝搬波(検出波D)は、後述するように、側面孔17によって反射されて底面部16に向かって伝搬されることがなく、表面波Wと切り分けられて分離されることで、ノイズ成分を減らして表面波Wによる液面位置の検出精度を向上することができる(図4参照)。さらに、側面孔17によって液面位置(液面91の位置)に関係なく伝搬体10の温度に依存する検出波Dの音速から伝搬体10の温度を求めることができ、温度センサなどを設けることなく、液面位置検出装置100の温度補正を行うことができる。
なお、内側面部17aから伝搬面部11の表面までの距離xは、超音波が伝搬される1波長以上とすれば良く、例えば、表面波周波数を500kHzとした場合、伝搬体10をPPSとすれば、室温での音速が約950m/sであることから、1波長は、約1.9mmとなる。これにより、距離xは、例えば1.9mm以上とする。
側面孔17は、内上面部17cと内底面部17dとの距離aが、振動発生手段を構成する振動子20が発生する表面波Wの1波長以下とされている。側面孔17は、内上面部17cと内底面部17dとの距離a、すなわち側面孔17の孔の高さaが、振動子20が発生する表面波Wの1波長以下とされている。これにより、側面孔17の高さaを小さくすることで側面孔17の外側の伝搬面部11,12を伝搬する伝搬体10の厚さ(表面からの深さ)への影響を小さくして、表面波Wのエネルギーロスを抑えることができ、液面検出のためのS/N比を向上して、液面位置の検出精度を向上することができる。
なお、内上面部17cと内底面部17dとの距離aは、超音波が伝搬される1波長以下とすれば良く、例えば、表面波周波数を500kHzとした場合、伝搬体10をPPSとすれば、室温での音速が約950m/sであることから、1波長は、約1.9mmとなる。これにより、距離aは、例えば1.9mm以下とする。
伝搬体10は、図1に示すように、側面部13及び側面部14で容器80に設けられた固定部材81、82に挟まれることによって固定されている。なお、伝搬体10は、表面波Wの伝搬を阻害しないように、表面波Wが伝搬する伝搬面部11及び伝搬面部12以外の部分で固定されれば、その固定方法は任意である。
伝搬体10は、図1に示すように、底面部16の下端が容器80の底面から距離(長さ)dだけ離間して配置される。伝搬体10における、上面部15の上端から液面91までの上下方向に沿った長さ(伝搬体10が液体90に浸っていない部分である第1部分10aの長さ)L1と、底面部16の下端から液面(境界)91までの上下方向に沿った長さ(伝搬体10が液体90に浸っている部分である第2部分10bの長さ)L2とは、液体90の増減によって変化する。
振動子20は、図3に示すように、例えば、横波トランスデューサであり、回路基板に実装された圧電素子などを含んで構成される。振動子20は、伝搬体10の上面部15に押しつけられ、伝搬体10の伝搬面部11及び伝搬面部12に表面波Wを発生させる。
以下では、振動子20が伝搬面部11に発生させる表面波Wを第1表面波W1とし、伝搬面部12に発生させる表面波Wを第2表面波W2とする。また、第1表面波W1と第2表面波W2とを区別なく、単に表面波Wとすることもある。
振動子20は、伝搬体10に第1表面波W1を発生させるとともに、第2表面波W2を受ける第1送受波部21と、伝搬体10に第2表面波W2を発生させるとともに、第1表面波W1を受ける第2送受波部22と、を有する。
第1送受波部21は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する。第1送受波部21の振動は、伝搬体10に伝達され、伝搬面部11の上端に第1表面波W1が発生する。発生した第1表面波W1は、図3に示すように、伝搬面部11の下端へ向かって伝搬し、前記のように滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、伝搬面部12の上端へ向かって伝搬する。伝搬面部12の上端へ到達した第1表面波W1は、第2送受波部22を振動させる。第2送受波部22は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
第2送受波部22は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する。第2送受波部22の振動は伝搬体10に伝達され、伝搬面部12の上端に第2表面波W2が発生する。発生した第2表面波W2は、図3に示すように、伝搬面部12の下端へ向かって伝搬し、前記のように滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、伝搬面部11の上端へ向かって伝搬する。伝搬面部11の上端へ到達した第2表面波W2は、第1送受波部21を振動させる。第1送受波部21は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
この実施形態では、第1表面波W1及び第2表面波W2は、超音波(例えば、20KHz以上の音波であればよい。)のパルス(超音波パルス)となっている。また、第1表面波W1及び第2表面波W2は、レイリー波もしくはショルテ波である。なお、振動子20は、圧電素子と伝搬体10との間に介在され、振動の伝わりを効率良くするための超音波用接触媒質を含んでいてもよい。
送受信回路30は、図1に示すように、振動子20に接続される。送受信回路30は、超音波発生回路として、表面波Wとして超音波パルスを発生させる電気信号を振動子20に供給し、振動子20を振動させる。送受信回路30は、超音波受信回路として、振動子20から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。
具体的には、送受信回路30は、図3に示すように、第1表面波W1の送波用の電気信号を第1送受波部21に供給し、第1送受波部21を振動させる。また、第1表面波W1を受けた第2送受波部22から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。また、送受信回路30は、第2表面波W2の送波用の電気信号を第2送受波部22に供給し、第2送受波部22を振動させる。また、第2表面波W2を受けた第1送受波部21から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、タイマなどから構成されるマイクロコンピュータ、D/A(デジタル/アナログ)変換器、A/D(アナログ/デジタル)変換器などを含んで構成される。制御部40は、図1に示すように、送受信回路30に接続される。制御部40は、送受信回路30を制御し、送受信回路30から電気信号を振動子20の第1送受波部21と第2送受波部22の各々に供給させる。これにより、第1表面波W1を伝搬面部11に発生させ、第2表面波W2を伝搬面部12に発生させる。また、制御部40は、送受信回路30で増幅、変換された、振動子20の第1送受波部21と第2送受波部22の各々からの電気信号を受け取り、受け取った電気信号に基づいて、後述のように、液面位置を検出する。また、制御部40は、液面位置検出装置100の外部の外部装置60とデータのやり取りが可能になっている。液面位置検出装置100の液面位置検出のための構成は、以上の通りである。
このように構成された液面位置検出装置100の動作を、制御部40が実行する液面位置検出処理(図5参照)を中心に説明する。例えば、制御部40のCPUが、RAMをメインメモリとして、ROMに格納されているプログラムに従って、及びROMに格納されている各種データを用いて、液面位置検出処理を実行する。制御部40は、例えば、外部装置60からの指令に基づいて、液面位置検出処理を開始する。なお、液面位置検出装置100の側面孔17による温度測定および測定温度に基づく温度補正については、液面位置検出処理の説明の後に説明する。
(液面位置検出処理)
液面位置検出処理を開始すると、図5にフローチャートを示すように、制御部40は、送受信回路30を介して第1送受波部21を振動させ、伝搬面部11の上端に第1表面波W1を発生させる(ステップS1)。
発生した第1表面波W1は、図3に示すように、伝搬面部11の下端へ向かって伝搬し、滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、伝搬面部12の上端へ向かって伝搬する。伝搬面部12の上端へ到達した第1表面波W1は、第2送受波部22を振動させる。第2送受波部22は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。送受信回路30は、供給された電気信号を増幅、変換して制御部40に供給する。以下では、この増幅、変換された電気信号(つまり、底面部16への伝搬を経て第2送受波部22に到達する第1表面波W1が、第2送受波部22に発生させる振動を示す電気信号)を、第1伝搬波信号とする。このように、第1送受波部21から送られた第1表面波W1は、第2送受波部22に到達する間に、気体に接触する第1部分10aと液体90に接触する第2部分10bとの境界を二回跨いで伝搬する。
続いて、制御部40は、ステップS1の処理を行ってから第1伝搬波信号を受信するまでの期間を計測するために、タイマを初期値の0に設定する(ステップS2)。当該期間は、第1送受波部21が第1表面波W1を発生させたタイミングから、第2送受波部22が第1表面波W1を受けるタイミングまでの期間であり、要するに、第1送受波部21から第2送受波部22までの第1表面波W1の伝搬時間(以下、第1伝搬時間とする。)である。
続いて、制御部40は、送受信回路30から第1伝搬波信号を受信したか否かを判別する(ステップS3)。この判別は、適宜の方法で行うことができるが、例えば、制御部40は、第2送受波部22から供給されて送受信回路30で増幅、変換された電気信号を取得し、取得した電気信号の電圧に基づく値(例えば、電圧値、電圧値の2乗の所定期間における平均値、前記電圧値又は前記平均値の変化度、電気信号の振幅など)が予めROM内に格納された閾値以上となったか否かを判別する。例えば、予め実験によって第1伝搬波信号を測定しておき、測定結果に基づいて閾値を定めておけばよい。そして、制御部40は、電気信号の電圧に基づく値が閾値以上となった場合に、第1伝搬波信号を受信した(ステップS3;Yes)と判別する。一方、制御部40は、電気信号の電圧に基づく値が閾値未満である場合は、第1伝搬波信号を受信していない(ステップS3;No)と判別する。
第1伝搬波信号を未だ受信していない場合(ステップS3;No)、制御部40は、タイマのタイマ値を+1などして更新し(ステップS4)、再度ステップS3の処理を実行する。これにより、制御部40は、第1伝搬波信号を受信するまで計時を行う。
第1伝搬波信号を受信した場合(ステップS3;Yes)、制御部40は、現在のタイマ値を第1伝搬時間として、例えばRAMに記憶する(ステップS5)。
続いて、制御部40は、送受信回路30を介して第2送受波部22を振動させ、伝搬面部12の上端に第2表面波W2を発生させる(ステップS6)。
発生した第2表面波W2は、図3に示すように、伝搬面部12の下端へ向かって伝搬し、滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、伝搬面部11の上端へ向かって伝搬する。伝搬面部11の上端へ到達した第2表面波W2は、第1送受波部21を振動させる。第1送受波部21は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。送受信回路30は、供給された電気信号を増幅、変換して制御部40に供給する。以下では、この増幅、変換された電気信号(つまり、底面部16への伝搬を経て第1送受波部21に到達する第2表面波W2が、第1送受波部21に発生させる振動を示す電気信号)を、第2伝搬波信号とする。このように、第2送受波部22から送られた第2表面波W2は、第1送受波部21に到達する間に、気体に接触する第1部分10aと液体90に接触する第2部分10bとの境界を二回跨いで伝搬する。
続いて、制御部40は、ステップS6の処理を行ってから第2伝搬波信号を受信するまでの期間を計測するために、タイマを初期値の0に設定する(ステップS7)。当該期間は、第2送受波部22が第2表面波W2を発生させたタイミングから、第1送受波部21が第2表面波W2を受けるタイミングまでの期間であり、要するに、第2送受波部22から第1送受波部21までの第2表面波W2の伝搬時間(以下、第2伝搬時間とする。)である。なお、以下では、第1伝搬時間と第2伝搬時間とを区別なく、単に伝搬時間とすることもある。
続いて、制御部40は、送受信回路30から第2伝搬波信号を受信したか否かを判別する(ステップS8)。この判別は、ステップS3と同様な手法で行われ、第2伝搬波信号を未だ受信していない場合(ステップS8;No)、制御部40は、タイマのタイマ値を+1などして更新し(ステップS9)、再度ステップS8の処理を実行する。これにより、制御部40は、第2伝搬波信号を受信するまで計時を行う。
第2伝搬波信号を受信した場合(ステップS8;Yes)、制御部40は、現在のタイマ値を第2伝搬時間として、例えばRAMに記憶する(ステップS10)。
続いて、制御部40は、ステップS5で記憶した第1伝搬時間と、ステップS10で記憶した第2伝搬時間とに基づいて、液面91の位置(液面位置)を特定する(ステップS11)。
例えば、第1伝搬時間と第2伝搬時間と液面91の位置との関係を予め実験などで特定し、特定した関係をテーブル又は演算式としてROMに格納しておく。制御部40は、ROMに格納されたテーブル又は演算式と、第1伝搬時間及び第2伝搬時間に基づいて液面位置を特定する。
なお、制御部40は、第1伝搬時間に基づいて液面位置を特定するためのテーブル又は演算式を用いて、第1伝搬時間に基づく液面位置(以下、第1液面位置とする)を特定し、第2伝搬時間に基づいて液面位置を特定するためのテーブル又は演算式を用いて、第2伝搬時間に基づく液面位置(以下、第2液面位置とする)を特定してもよい。つまり、制御部40は、第1液面位置と第2液面位置の各々を特定してもよい。そして、第1液面位置と第2液面位置の平均(単純平均でも加重平均でもよい)を、今回検出すべき液面位置としてもよい。なお、加重平均を求める場合は、予め実験などにより、第1液面位置と第2液面位置との各々の重み付け定数を求めておけばよい。また、第1液面位置と第2液面位置のいずれかが、エラー値を示している場合は、エラー値を示していない方を、今回検出すべき液面位置としてもよい。
続いて、制御部40は、ステップS11で特定した液面91の位置を外部装置60に出力する(ステップS12)。外部装置60は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの画像表示ディスプレイを含み、当該画像表示ディスプレイに、液面91の位置を表示する。こうして、液面位置検出装置100による液面位置検出処理は完了する。
なお、伝搬体10を合成樹脂で形成した場合は、液体90に接触する第2部分10bを伝搬する表面波Wの伝搬速度(以下、第2音速という)が、空気に接触する第1部分10aを伝搬する表面波Wの伝搬速度(以下、第1音速という)よりも遅くなることが知られている。このため、タイマで計測される伝搬時間(第1伝搬時間、第2伝搬時間)は、第2部分10bの長さL2が長いほど、長くなる。つまり、容器80に多く液体90が入っており容器80の底面からの液面91の位置が高いほど、伝搬時間も長くなる。伝搬体10を形成する合成樹脂としては、表面波Wの伝搬時間を検出することができれば、その組成は限定されるものではないが、PPS(ポリフェニレンサルファイド)の他に、ポリエチレン、ポリスチレンなどを採用することができる。なお、当該合成樹脂としては、表面波Wの伝搬波を観測しやすいPPSが好適であると考えられる。
制御部40は、液体90の液面91の位置に応じて液体接触部分(第2部分10b)が長くなるほど、長くなる伝搬時間を検出し、検出した伝搬時間に基づいて液面91の位置を検出する。液面91の位置は、例えば、伝搬体10が液体90に浸る第2部分10bの長さL2や、容器80の底面から液面91の高さや、長さL2や液面91の高さに応じた値などで表されればよい。容器80の底面から液面91の高さは、液体90の深さであり、長さL2+長さd(図1参照)で求められる。
これまでの底面部16が滑らかな曲面状でなく、四角柱などで構成される伝搬体10では、第1表面波W1及び第2表面波W2が底面部16で反射する。このため表面波Wの漏洩が生じ、損失となる。一方、液面位置検出装置100は、底面部16を滑らかな曲面状にすることで、第1表面波W1、第2表面波W2が底面部16で反射せず、表面波Wの漏洩が生じないため、底面部16での損失がなく、振動子20が受ける表面波Wの減衰が少ないため、S/N比を改善することができる。
なお、上記実施形態では、制御部40は、第1表面波W1と第2表面波W2を異なるタイミングで発生させるようにしたが、同時に発生させて液面位置検出処理を実行してもよい。この場合には、第1、第2伝搬波信号は重畳されて伝搬波信号として観測(受信)される。すなわち、第1表面波W1と、第2表面波W2を同時に発生させることによって、振動子20が受ける表面波Wの振幅が大きくなり、S/N比を更に改善することができる。
(温度補正処理)
次に、液面位置検出装置100の伝搬体10に設けた側面孔17による温度測定および温度補正について、主に図4を参照して説明する。
振動発生手段を構成する振動子20は、図4に示すように、第1送受波部21及び第2送受波部22の他に、第3送受波部23を備える。第3送受波部23は、伝搬体10の上面部15の平面中央部、例えば第1送受波部21と第2送受波部22の間に押し当てられる。第3送受波部23は、上面部15を介して伝搬体10の内部を伝搬する内部伝搬波(検出波D)を発生する。
第3送受波部23は、図4に示すように、伝搬体10に内部伝搬波となる検出波Dを発生させるとともに、側面孔17の内上面部17cで反射した検出波Dを受ける。
第3送受波部23は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する(図1参照)。第3送受波部23の振動は、伝搬体10に伝達され、上面部15に検出波Dが発生する。発生した検出波Dは、図4に示すように、伝搬体10の下端へ向かって伝搬し、側面孔17の内上面部17cで反射した後、伝搬体10の上端へ向かって伝搬する。上面部15へ到達した検出波Dは、第3送受波部23を振動させる。第3送受波部23は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
第3送受波部23が受ける検出波Dは、内部伝搬波であり、液面91の位置に関係なく、伝搬体10の温度に依存して音速が変化する。この検出波Dを用いて、伝搬体10の温度を検出し、検出した温度を、表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)Wを検出する際の温度補正に利用する。このため、従来の液面位置検出装置に設けていたサーミスタチップなどからなる温度センサを設けずに済む。
送受信回路30は、検出波Dの送波用の電気信号を第3送受波部23に供給し、第3送受波部23を振動させる。また、検出波Dを受けた第3送受波部23から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。
制御部40は、送受信回路30を介して、第3送受波部23を駆動制御する。また、制御部40は、送受信回路30で増幅、変換された、第3送受波部23からの電気信号を受け取り、受け取った電気信号に基づいて伝搬体10の温度を検出する。
制御部40は、前述の液面位置検出処理で説明した手法と同様な手法で、検出波Dの伝搬時間を検出する。
具体的には、制御部40は、第3送受波部23で検出波Dを発生させてから、内上面部17cで反射した後に、第3送受波部23が検出波Dを受けるまでの時間をタイマ値に基づいて特定する。そして、特定した時間を検出時間としてRAMに記憶する。制御部40は、このようにして得た、検出時間に基づいて、伝搬体10の温度を特定(検出)する。
前記のように、検出波Dは、液面91の位置に関係なく、伝搬体10の温度に依存して音速が変化するため、検出時間も、液面91の位置に関係なく、伝搬体10の温度に依存して変化する。この特性を利用して、例えば、検出時間と伝搬体10の温度との関係を予め実験などで特定し、特定した関係をテーブル又は演算式としてROMに格納しておく。制御部40は、ROMに格納されたテーブル又は演算式と、検出時間に基づいて伝搬体10の温度を特定する。
そして、制御部40は、以上のように特定(検出)した伝搬体10の温度に基づいて、第1伝搬時間と第2伝搬時間の温度補正を行う。音速は、温度依存性があり、伝搬体10の温度に応じて変化する。つまり、第1伝搬時間と第2伝搬時間も伝搬体10の温度に応じて変化する。このため、液面位置の検出精度を保つには、当該温度補正が必要となる。例えば、伝搬体10の温度と、伝搬時間の補正量や補正係数とを対応付けて構成されるテーブルを予めROM内に格納しておき、制御部40は、テーブルを参照して、特定した伝搬体10の温度に応じた補正量や補正係数を取得すればよい。そして、制御部40は、第1伝搬時間と第2伝搬時間との各々に、取得した補正量を加減する演算や、補正係数を乗算する演算を行うことで、第1伝搬時間と第2伝搬時間の温度補正を行えばよい。
なお、伝搬体10の温度と、液面位置の補正量や補正係数とを対応付けて構成されるテーブルを予めROM内に格納しておき、第1伝搬時間や第2伝搬時間に基づいて特定した液面位置を補正してもよい。また、制御部40は、テーブルに限らず、音速の温度依存性を表す式(近似式であってもよい)をROM内に格納しておき、当該式を用いて、伝搬時間または液面位置の補正量や補正係数を求めてもよい。伝搬時間や液面位置の温度補正手法は、公知のテーブル校正法や演算法を適宜用いることができ、任意である。
また、以上の温度補正処理は、検出波Dが、第1表面波W1や第2表面波W2と干渉しない限りにおいては、前述の液面位置検出処理の中に組み込み、検出波Dの発生タイミングを、第1表面波W1及び第2表面波W2の発生タイミングと同時にしてもよい。また、温度補正処理は、液面位置検出処理とは独立した処理として実行されてもよい。
本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
(変形例)
以上では、第1送受波部21と第2送受波部22とが上面部15に当接する構成例を説明したが、第1送受波部21を、伝搬面部11と当接して設け、第2送受波部22を、伝搬面部12と当接して設ける振動発生手段を分離した構成を採用してもよい。
また、検出波Dを発生する第3送受波部23に加えてさらに送受波部を設けて複数で構成してもよく、各送受波部による検出波によって温度補正処理を行うようにしてもよい。
液面位置検出は、液面91の詳細な位置を検出すること(上記のように、容器80の底面からの液面91の高さを検出すること)のほか、液面91の位置を何段階かに分けて現在の液面91の位置がどの段階に属するかを検出することなども含む。また、制御部40が液面位置検出後に外部装置60に表示させる画像等の表示は、液面位置そのものを示していなくともよく、液面位置に応じた液体90の量を示していてもよい。
また、伝搬体10は合成樹脂製であり、液体90の液面位置に応じて第2部分10b(液体接触部分)が長くなるほど伝搬時間が長くなることが好ましく、第2部分10bを伝搬する表面波Wの速さと、第1部分10a(液体90から露出する部分)を伝搬する表面波Wの速さとの差がより顕著となる方が好ましい。しかしながら、以上に説明した手法で液面位置を検出することができれば、伝搬体10を金属で構成してもよい。
液面位置検出対象の液体90の種類は、水、ガソリン、洗浄液などに限られず任意であり、液体90であれば良く、単一の液体90だけでなく、複数の液体90が混合されているものであってもよい。また、液体90と微粒子などが分散されたコロイド溶液であってもよい。また、液面91の上は空気以外の他の気体であってもよく、真空であってもよい。
例えば、容器80は、車両に搭載される燃料タンクであってもよい。この場合、液体90は、ガソリンなどの燃料になる。このような場合、伝搬体10は、例えば、燃料タンクに取り付けられる、燃料タンクから燃料を取り出す燃料ポンプを備える燃料圧送ユニットなどに取り付けられてもよい。なお、このような燃料タンクの場合、耐薬品性などの観点から伝搬体10として使用される樹脂は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、POM(ポリアセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が用いられることが多いが、これらの中では、検出信号のS/N比が良いPPSを用いることが好ましい。
PPSとしては、直鎖型、架橋型、反架橋型などがあり、さらに、ガラス繊維や無機フィラーなどのフィラー(添加材料)を添加したものなどがあるが、伝搬体10に用いるPPSとしては各種のPPSを用いることができる。直鎖型、架橋型、反架橋型などの違い、フィラーの添加の有無やフィラーの種類の違いなどによる、表面波や板波の伝搬の状態(例えば、S/N比が良好なこと、表面波又は板波の音速など)への影響は小さいものと考えられる。
表面波は、レイリー波以外のものであってもよい。表面波は、超音波よりも低い周波数の音波であってもよい。また、表面波は、パルス波でなくてもよく、例えば、バースト波などであってもよい。また、板波もパルス波やバースト波などであればよい。
以上、説明したように液面位置検出装置100は、液体90に浸り、液体90の液面位置(液面91の位置)に応じて液体90に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体10と、伝搬体10の一方の端面部15に設けられて超音波振動を伝搬体10に発生させる振動発生手段20と、振動発生手段20によって発生した超音波振動が伝搬体10の第1箇所から境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて液面位置を検出する検出手段(送受信回路30と制御部40)と、を備え、伝搬体10は、互いに裏表の関係にある2つの伝搬面部11,12と、2つの伝搬面部11,12を繋ぐ2つの側面部13,14と、2つの伝搬面部11,12を繋ぐとともに、側面視において曲面状をなす底面部16と、2つの側面部13,14を貫通し、一方の端面部15と平行な矩形断面の側面孔17と、を備え、伝搬体10は、側面孔17の内側面部17a,17bから伝搬面部11,12の表面までの距離xが、振動発生手段20が発生する表面波Wの1波長以上とされている。
かかる構成によれば、伝搬面部11,12を伝搬する表面波Wの伝搬する伝搬体10の厚さ(深さ)を確保して、エネルギーロスを少なくすることができ、液面検出のためのS/N比を向上して液面位置の検出精度を向上することができる。
また、振動子20からの伝搬体10を伝搬する内部伝搬波(検出波D)は、側面孔17によって反射されて底面部16に向かって伝搬されることがなく、表面波Wと切り分けられて分離されることで、ノイズ成分を減らして表面波Wによる液面位置の検出精度を向上することができる。
さらに、側面孔17によって液面位置に関係なく伝搬体10の温度に依存する検出波Dの音速から伝搬体10の温度を計測することができ、温度センサなどを設けることなく、液面位置検出装置100の温度補正を行うことができる。
液面位置検出装置100は、伝搬体10が備える側面孔17の内上面部17cと内底面部17dとの距離aが、振動発生手段20が発生する表面波Wの1波長未満とされている。
かかる構成によれば、側面孔17の内上面部17cと内底面部17dとの距離(側面孔17の高さ)aを小さくすることで、側面孔17の外側の伝搬面部11,12を伝搬する伝搬体10の厚さへの影響を小さくして、表面波Wのエネルギーロスを抑えることができ、液面検出のためのS/N比を向上して、液面位置の検出精度を向上することができる。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100…液面位置検出装置
10…伝搬体
10a…第1部分
10b…第2部分
11…伝搬面部(第1主面部の一例)
12…伝搬面部(第2主面部の一例)
13,14…側面部
15…上面部(端面部)
16…底面部
17…側面孔
17a,17b…内側面部
17c…内上面部
17d…内底面部
20…振動子(振動発生手段)
21…第1送受波部
22…第2送受波部
W1…第1表面波
W2…第2表面波
23…第3送受波部
D…検出波
30…送受信回路(検出手段)
40…制御部(検出手段)
d…容器底面から伝搬体底面部までの距離
L1…伝搬体が液体に浸っていない部分の長さ
L2…伝搬体が液体に浸る部分の長さ
a…高さ(距離)
x…距離

Claims (2)

  1. 液体に浸り、前記液体の液面位置に応じて前記液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体と、
    前記伝搬体の一方の端面部に設けられて前記超音波振動を前記伝搬体に発生させる振動発生手段と、
    前記振動発生手段によって発生した前記超音波振動が前記伝搬体の第1箇所から前記境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて前記液面位置を検出する検出手段と、を備え、
    前記伝搬体は、
    互いに裏表の関係にある2つの伝搬面部と、
    2つの前記伝搬面部を繋ぐ2つの側面部と、
    2つの前記伝搬面部を繋ぐとともに、側面視において曲面状をなす底面部と、
    2つの前記側面部を貫通し、前記一方の端面部と平行な矩形断面の側面孔と、を備え、
    前記伝搬体は、前記側面孔の内側面部から前記伝搬面部の表面までの距離が、前記振動発生手段が発生する表面波の1波長以上とされている、
    ことを特徴とする液面位置検出装置。
  2. 前記伝搬体は、前記側面孔の内上面部と内底面部との距離が、前記振動発生手段が発生する表面波の1波長未満とされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液面位置検出装置。
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