JP2020034467A - 液面位置検出装置 - Google Patents

液面位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020034467A
JP2020034467A JP2018162393A JP2018162393A JP2020034467A JP 2020034467 A JP2020034467 A JP 2020034467A JP 2018162393 A JP2018162393 A JP 2018162393A JP 2018162393 A JP2018162393 A JP 2018162393A JP 2020034467 A JP2020034467 A JP 2020034467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
liquid
propagation
main surface
propagation body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018162393A
Other languages
English (en)
Inventor
えみい 粉川
Emii Konakawa
えみい 粉川
雅博 渡辺
Masahiro Watanabe
雅博 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2018162393A priority Critical patent/JP2020034467A/ja
Publication of JP2020034467A publication Critical patent/JP2020034467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置を提供する。【解決手段】液面位置検出装置100は、液体に浸り、液体の液面位置に応じて液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体10と、超音波振動を伝搬体10に発生させる振動子(振動発生手段)20と、振動子20によって発生した超音波振動が伝搬体10の第1箇所から境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて液面位置を検出する検出手段(送受信回路及び制御部)と、を備え、伝搬体10は、互いに表裏の関係にある2つの主面部11,12と、2つの主面部11,12を繋ぐ2つの側面部13,14と、を備え、側面部13,14は、超音波振動が伝搬する2つの主面部11,12のうち少なくとも一方の主面部11(12)の表面から他方の主面部12(11)に向けて超音波の1波長未満の突き出し量で突き出す突き出し部13a,14a(13b,14b)を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、液面位置検出装置に関する。
液面位置検出装置として、例えば、特許文献1には、伝搬体のうち液体中の部分を伝搬する表面波の音速が、液体から露出している部分を伝搬する表面波の音速よりも遅くなることを利用して液体の液面位置を検出するものが開示されている。
特開平4−86525号公報
特許文献1に開示された液面位置検出装置では、液面位置によっては伝搬体を伝搬する表面波の一部が伝搬体の側面に伝搬し、ノイズ成分となってS/N比(Signal-Noise ratio)が悪化してしまい、液面位置の検出精度が悪くなる場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る液面位置検出装置は、
液体に浸り、前記液体の液面位置に応じて前記液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体と、
前記超音波振動を前記伝搬体に発生させる振動発生手段と、
前記振動発生手段によって発生した前記超音波振動が前記伝搬体の第1箇所から前記境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて前記液面位置を検出する検出手段と、を備え、
前記伝搬体は、互いに表裏の関係にある2つの主面部と、2つの前記主面部を繋ぐ2つの側面部とを備え、
前記側面部は、前記超音波振動が伝搬する2つの前記主面部のうち少なくとも一方の前記主面部の表面から他方の前記主面部に向けて前記超音波振動を発生する超音波の1波長未満の突き出し量で突き出す突き出し部を有する、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る液面位置検出装置は、
液体に浸り、前記液体の液面位置に応じて前記液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体と、
前記超音波振動を前記伝搬体に発生させる振動発生手段と、
前記振動発生手段によって発生した前記超音波振動が前記伝搬体の第1箇所から前記境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて前記液面位置を検出する検出手段と、を備え、
前記伝搬体は、互いに表裏の関係にある2つの主面部と、2つの前記主面部を繋ぐ2つの側面部とを備え、
前記側面部は、上端部に段差部を有し、
前記振動発生手段は、前記段差部によって突出した上面部に配置される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る液面位置検出装置の概略構成図である。 第1実施形態に係る伝搬体及び振動子の外観斜視図である。 (a)は、第1実施形態に係る伝搬体及び振動子の正面図、(b)は、右側面図、(c)は、平面図である。 第1表面波と第2表面波を説明するための模式図である。 液面位置検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る伝搬体及び振動子の外観斜視図である。 (a)は、第1実施形態に係る伝搬体及び振動子の正面図、(b)は、右側面図、(c)は、平面図である。 (a)は、第3実施形態に係る伝搬体及び振動子の正面図、(b)は、左側面図、(c)は、平面図である。
本発明の一実施形態に係る液面位置検出装置について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る液面位置検出装置100は、図1に示すように、容器80内に入れられた液体90の液面91の位置を検出する装置である。液体90の量の増減に伴い、液面91も上下する。
液面位置検出装置100は、伝搬体10と、振動子(振動発生手段)20と、送受信回路30と、制御部40と、を備える。
伝搬体10は、表面波が伝搬するものであり、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などの合成樹脂から形成されている。伝搬体10は、上下方向に長尺な帯板形状(略直方体状)である。伝搬体10の外面は、振動子20に向く上面と、上面とは反対側の底面と、上面と底面を繋ぐとともに互いに裏表の関係となる2つの主面と、上面と底面を繋ぐとともに互いに裏表の関係となる2つの側面と、の6面から主に構成される。
伝搬体10は、2つの主面のうち一方を含む主面部11、他方を含む主面部12と、2つの主面部11,12を繋ぐ2つの側面のうち一方を含む側面部13、他方を含む側面部14と、上面を含み振動子20と当接する上面部15と、底面を含む底面部16と、を有する。後述のように、表面波は、伝搬体10を伝搬するが、伝搬の際には伝搬体10の表面から表面波の波長とほぼ同じ深さまで達する。主面部11や主面部12は、伝搬体10の主面だけでなく当該深さをも含む部分である。側面部13、側面部14、上面部15や底面部16も同様である。
伝搬体10は、図2、図3に示すように、側面視(図3(b))において、主面部11は、上面部15の一端縁(例えば表面の上端縁)から垂下する平面で構成される。また、主面部12は、上面部15の他端縁(例えば裏面の上端縁)から垂下する平面で構成される。また、底面部16は、上面部15とは反対側において主面部11と主面部12とを繋ぐとともに、下方に凸となるU字状の滑らかな曲面状で構成されている。このように形成された底面部16は、後述の第1表面波W1及び第2表面波W2が底面部16に伝搬する際の漏洩による損失を低減する。
側面部13は、図2、図3に示すように、平面視(図3(c))において、主面部11の表面から主面部12に向けて突き出す突き出し部13aと、主面部12の表面から主面部11に向かって突き出す突き出し部13bとが形成され、中間部は凹部13cとされており、上面部15から底面部16まで同一の断面形状に形成されている。側面部14は、同様に、平面視において、主面部11の表面から主面部12に向けて突き出す突き出し部14aと、主面部12の表面から主面部11に向かって突き出す突き出し部14bとが形成され、中間部は凹部14cとされており、上面部15から底面部16まで同一の断面形状に形成されている。すなわち、伝搬体10は、側面の4箇所の角に突き出し部13a,13b,14a,14bが対向して突き出すように形成されている。各突き出し部13a,13b,14a,14bの一方の主面部11(12)から他方の主面部12(11)に向かう突き出し量bは、伝搬体10を伝搬する超音波(表面波)の1波長未満の突き出し量bとされる。
このような突き出し部13a,13b,14a,14bにより、主面部11,12を伝搬する表面波の一部が側面部13,14に伝搬しても各突き出し部13a,13b,14a,14bが表面から1波長未満の突き出し量bとなっていることで、表面波の一部(板波)が減衰しノイズ成分を減少させることができる。
また、各突き出し部13a,13b,14a,14bの側面部13,14からの突き出し長さ(凹部13c,14cの底面から突き出し部の先端までの長さ)cは、中間部の凹部13c,14cの加工や強度と兼ね合いを考慮し、例えば超音波の1波長以上の長さcとされる。
各突き出し部13a,13b,14a,14bは、横断面形状が、例えば、略三角形状の直角三角形で斜辺が円弧状とされて構成されており、突き出し部13a,13bと突き出し部14a,14bは,それぞれの側面部13,14に半円状の凹部(溝)13c,14cを形成することで一体に成形されている。
なお、突き出し部13a,13b,14a,14bの横断面形状は、上記の半円状の溝の両側を略三角形状としたものに限らず、突き出し量bが超音波の1波長未満であればその横断面形状は、任意の形状であって良く、例えば三角形の斜辺を直線状としたものや矩形の突き出し部とその間の矩形状の凹部とで構成したものなどであってもよい。
伝搬体10は、図1に示すように、側面部13及び側面部14で容器80に設けられた固定部材81、82に挟まれることによって固定されている。なお、伝搬体10は、表面波の伝搬を阻害しないように、表面波が伝搬する主面部11及び主面部12以外の部分で固定されれば、その固定方法は任意である。
伝搬体10は、底面部16の下端が容器80の底面から距離(長さ)dだけ離間して配置される。伝搬体10における、上面部15の上端から液面91までの上下方向に沿った長さ(伝搬体10が液体90に浸っていない部分である第1部分10aの長さ)L1と、底面部16の下端から液面91までの上下方向に沿った長さ(伝搬体10が液体90に浸っている部分である第2部分10bの長さ)L2とは、液体90の増減によって変化する。すなわち、液体90の液面91の位置(液面位置)に応じて液体90に浸る伝搬体10の境界(第1部分10aと第2部分10bとの境界)が変位する。
振動子20は、超音波を発生する振動発生手段であり、例えば、横波トランスデューサで、回路基板に実装された圧電素子などを含んで構成される。振動子20は、伝搬体10の上面部15に押しつけられ、例えば伝搬体10の主面部11及び主面部12にそれぞれ表面波を発生させる二面発振構造としてある。
本実施形態では、振動子20が主面部11に発生させる表面波を第1表面波W1と呼び、主面部12に発生させる表面波を第2表面波W2と呼ぶ。また、第1表面波W1と第2表面波W2とを区別なく、単に表面波と呼ぶこともある。
振動子20は、図4に示すように、伝搬体10に第1表面波W1を発生させるとともに、第2表面波W2を受ける第1送受波部21と、伝搬体10に第2表面波W2を発生させるとともに、第1表面波W1を受ける第2送受波部22と、を有する。
第1送受波部21は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する。第1送受波部21の振動は伝搬体10に伝達され、主面部11の上端(第1箇所の一例)に第1表面波W1が発生する。発生した第1表面波W1は、図4に示すように、主面部11の下端へ向かって伝搬し、前記のように滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、主面部12の上端(第2箇所の一例)へ向かって伝搬する(図中の実線参照)。主面部12の上端へ到達した第1表面波W1は、第2送受波部22を振動させる。第2送受波部22は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
第2送受波部22は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する。第2送受波部22の振動は伝搬体10に伝達され、主面部12の上端(第1箇所の一例)に第2表面波W2が発生する。発生した第2表面波W2は、主面部12の下端へ向かって伝搬し、前記のように滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、主面部11の上端(第2箇所の一例)へ向かって伝搬する(図中の点線参照)。主面部11の上端へ到達した第2表面波W2は、第1送受波部21を振動させる。第1送受波部21は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
なお、以上のように第1送受波部21が伝搬体10に第1表面波W1を発生させることを、第1表面波W1を送る、とも表現する。同様に、第2送受波部22が伝搬体10に第2表面波W2を発生させることを、第2表面波W2を送る、とも表現する。
この実施形態では、第1表面波W1及び第2表面波W2は、超音波(例えば、20KHz以上の音波であればよい。)のパルス(超音波パルス)となっている。また、第1表面波W1及び第2表面波W2は、レイリー波である。なお、振動子20は、圧電素子と伝搬体10との間に介在され、振動の伝わりを効率良くするための超音波用接触媒質を含んでいてもよい。
送受信回路30は、図1に示すように、振動子20に接続される。送受信回路30は、超音波発生回路として、表面波として超音波パルスを発生させる電気信号を振動子20に供給し、振動子20を振動させる。送受信回路30は、超音波受信回路として、振動子20から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。
図4を合わせて参照する。具体的には、送受信回路30は、第1表面波W1の送波用の電気信号を第1送受波部21に供給し、第1送受波部21を振動させる。また、第1表面波W1を受けた第2送受波部22から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。また、送受信回路30は、第2表面波W2の送波用の電気信号を第2送受波部22に供給し、第2送受波部22を振動させる。また、第2表面波W2を受けた第1送受波部21から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、タイマなどから構成されるマイクロコンピュータ、D/A(デジタル/アナログ)変換器、A/D(アナログ/デジタル)変換器などを含んで構成される。制御部40は、送受信回路30に接続される。制御部40は、送受信回路30を制御し、送受信回路30から電気信号を振動子20の第1送受波部21と第2送受波部22の各々に供給させる。これにより、第1表面波W1を主面部11に発生させ、第2表面波W2を主面部12に発生させる。また、制御部40は、送受信回路30で増幅、変換された、振動子20の第1送受波部21と第2送受波部22の各々からの電気信号を受け取り、受け取った電気信号に基づいて後述のように液面91の位置を検出する。また、制御部40は、液面位置検出装置100の外部の外部装置60とデータのやり取りが可能になっている。
次に、以上のように構成された液面位置検出装置100の動作を、制御部40が実行する液面位置検出処理(図5参照)を中心に説明する。例えば、制御部40のCPUが、RAMをメインメモリとして、ROMに格納されているプログラムに従って、及びROMに格納されている各種データを用いて、液面位置検出処理を実行する。制御部40は、例えば、外部装置60からの指令に基づいて、液面位置検出処理を開始する。
(液面位置検出処理)
液面位置検出処理を開始すると、図5に示すように、制御部40は、送受信回路30を介して第1送受波部21を振動させ、主面部11の上端(第1箇所)に第1表面波W1を発生させる(ステップS1)。
発生した第1表面波W1は、図4に示すように、主面部11の下端へ向かって伝搬し、滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、主面部12の上端(第2箇所)へ向かって伝搬する。主面部12の上端へ到達した第1表面波W1は、第2送受波部22を振動させる。第2送受波部22は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。送受信回路30は、供給された電気信号を増幅、変換して制御部40に供給する。以下では、この増幅、変換された電気信号(つまり、底面部16への伝搬を経て第2送受波部22に到達する第1表面波W1が、第2送受波部22に発生させる振動を示す電気信号)を、第1伝搬波信号と言う。このように、第1送受波部21から(第1箇所)送られた第1表面波W1は、第2送受波部22(第2箇所)に到達する間に、気体に接触する第1部分10aと液体90に接触する第2部分10bとの境界を二回跨いで伝搬する。
続いて、制御部40は、ステップS1の処理を行ってから第1伝搬波信号を受信するまでの期間を計測するために、タイマを初期値の0に設定する(ステップS2)。当該期間は、第1送受波部21が第1表面波W1を発生させたタイミングから、第2送受波部22が第1表面波W1を受けるタイミングまでの期間であり、要するに、第1送受波部21から第2送受波部22までの第1表面波W1の伝搬時間(以下、第1伝搬時間と言う。)である。
続いて、制御部40は、送受信回路30から第1伝搬波信号を受信したか否かを判別する(ステップS3)。この判別は、適宜の方法で行うことができるが、例えば、制御部40は、第2送受波部22から供給されて送受信回路30で増幅、変換された電気信号を取得し、取得した電気信号の電圧に基づく値(例えば、電圧値、電圧値の2乗の所定期間における平均値、前記電圧値又は前記平均値の変化度、電気信号の振幅など)が予めROM内に格納された閾値以上となったか否かを判別する。例えば、予め実験によって第1伝搬波信号を測定しておき、測定結果に基づいて閾値を定めておけばよい。そして、制御部40は、電気信号の電圧に基づく値が閾値以上となった場合に、第1伝搬波信号を受信した(ステップS3;Yes)と判別する。一方、制御部40は、電気信号の電圧に基づく値が閾値未満である場合は、第1伝搬波信号を受信していない(ステップS3;No)と判別する。
第1伝搬波信号を未だ受信していない場合(ステップS3;No)、制御部40は、タイマのタイマ値を+1などして更新し(ステップS4)、再度ステップS3の処理を実行する。これにより、制御部40は、第1伝搬波信号を受信するまで計時を行う。
第1伝搬波信号を受信した場合(ステップS3;Yes)、制御部40は、現在のタイマ値を第1伝搬時間として、例えばRAMに記憶する(ステップS5)。
続いて、制御部40は、送受信回路30を介して第2送受波部22を振動させ、主面部12の上端(第1箇所)に第2表面波W2を発生させる(ステップS6)。
発生した第2表面波W2は、図4に示すように、主面部12の下端へ向かって伝搬し、滑らかな曲面を有する底面部16に沿って伝搬した後、主面部11の上端(第2箇所)へ向かって伝搬する。主面部11の上端へ到達した第2表面波W2は、第1送受波部21を振動させる。第1送受波部21は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。送受信回路30は、供給された電気信号を増幅、変換して制御部40に供給する。以下では、この増幅、変換された電気信号(つまり、底面部16への伝搬を経て第1送受波部21に到達する第2表面波W2が、第1送受波部21に発生させる振動を示す電気信号)を、第2伝搬波信号と言う。このように、第2送受波部22(第1箇所)から送られた第2表面波W2は、第1送受波部21(第2箇所)に到達する間に、気体に接触する第1部分10aと液体90に接触する第2部分10bとの境界を二回跨いで伝搬する。
続いて、制御部40は、ステップS6の処理を行ってから第2伝搬波信号を受信するまでの期間を計測するために、タイマを初期値の0に設定する(ステップS7)。当該期間は、第2送受波部22が第2表面波W2を発生させたタイミングから、第1送受波部21が第2表面波W2を受けるタイミングまでの期間であり、要するに、第2送受波部22から第1送受波部21までの第2表面波W2の伝搬時間(以下、第2伝搬時間と言う。)である。なお、以下では、第1伝搬時間と第2時間とを区別なく、単に伝搬時間と呼ぶこともある。
続いて、制御部40は、送受信回路30から第2伝搬波信号を受信したか否かを判別する(ステップS8)。この判別は、ステップS3と同様な手法で行われ、第2伝搬波信号を未だ受信していない場合(ステップS8;No)、制御部40は、タイマのタイマ値を+1などして更新し(ステップS9)、再度ステップS8の処理を実行する。これにより、制御部40は、第2伝搬波信号を受信するまで計時を行う。
第2伝搬波信号を受信した場合(ステップS8;Yes)、制御部40は、現在のタイマ値を第2伝搬時間として、例えばRAMに記憶する(ステップS10)。
続いて、制御部40は、ステップS5で記憶した第1伝搬時間と、ステップS10で記憶した第2伝搬時間とに基づいて、液面91の位置(液面位置)を特定する(ステップS11)。
例えば、第1伝搬時間と第2伝搬時間と液面91の位置との関係を予め実験などで特定し、特定した関係をテーブル又は演算式としてROMに格納しておく。制御部40は、ROMに格納されたテーブル又は演算式と、第1伝搬時間及び第2伝搬時間に基づいて液面91の位置(液面位置)を特定する。
なお、制御部40は、第1伝搬時間に基づいて液面91の位置を特定するためのテーブル又は演算式を用いて、第1伝搬時間に基づく液面91の位置(以下、第1液面位置と言う。)を特定し、第2伝搬時間に基づいて液面位置を特定するためのテーブル又は演算式を用いて、第2伝搬時間に基づく液面91の位置(以下、第2液面位置と言う。)を特定してもよい。つまり、制御部40は、第1液面位置と第2液面位置の各々を特定してもよい。そして、第1液面位置と第2液面位置の平均(単純平均でも加重平均でもよい)を、今回検出すべき液面位置としてもよい。なお、加重平均を求める場合は、予め実験などにより、第1液面位置と第2液面位置との各々の重み付け定数を求めておけばよい。また、第1液面位置と第2液面位置のいずれかが、エラー値を示している場合は、エラー値を示していない方を、今回検出すべき液面位置としてもよい。
続いて、制御部40は、ステップS11で特定した液面91の位置を外部装置60に出力する(ステップS12)。外部装置60は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの画像表示ディスプレイを含み、当該画像表示ディスプレイに、液面91の位置を表示する。こうして液面位置検出処理は完了する。
なお、伝搬体10を合成樹脂で形成した場合は、液体90に接触する第2部分10bを伝搬する表面波の伝搬速度(以下、第2音速という。)が、空気に接触する第1部分10aを伝搬する表面波の伝搬速度(以下、第1音速という。)よりも遅くなることが知られている。このため、タイマで計測される伝搬時間(第1伝搬時間、第2伝搬時間)は、第2部分10bの長さL2が長いほど、長くなる。つまり、容器80に多く液体90が入っており容器80の底面からの液面91の位置が高いほど、伝搬時間も長くなる。伝搬体10を形成する合成樹脂としては、表面波の伝搬時間を検出することができれば、その組成は限定されるものではないが、PPS(ポリフェニレンサルファイド)の他に、ポリエチレン、ポリスチレンなどを採用することができる。なお、当該合成樹脂としては、表面波の伝搬波を観測しやすいPPSが好適であり、特に自動車のガソリンタンクの液面を検出する場合に好適であると考えられる。
制御部40は、液体90の液面91の位置に応じて液体接触部分(第2部分10b)が長くなるほど期間が長くなる伝搬時間を検出し、検出した伝搬時間に基づいて液面91の位置を検出する。液面91の位置は、例えば、伝搬体10が液体90に浸る第2部分10bの長さL2や、容器80の底面から液面91の高さや、長さL2や液面91の高さに応じた値などで表されればよい。容器80の底面から液面91の高さは、液体90の深さであり、長さL2+長さd(図1参照)で求められる。
液面位置検出装置100では、伝搬体10の側面部13,14の側面角にそれぞれ突き出し部13a,13b及び突き出し部14a,14bを形成し、その突き出し量bを振動発生手段の振動子20の1波長未満としてある。これにより、主面部11,12を伝搬する表面波の一部が側面部13,14に向かうことでノイズ成分になっても、主面部11,12の両側の側面部13,14から突き出す突き出し部13a,13b,14a,14bによって伝搬する表面波の一部(突き出し部13a,13b,14a,14bを伝搬することで板波となるノイズ成分)を減衰させることができ、液面位置の検出に必要な表面波のノイズ成分を減少させることができる。このため振動子20が受ける表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)のノイズ成分が少なくなり、S/N比を向上することができる。
なお、突き出し部13a,13b及び突き出し部14a,14bの突き出し量bが、伝搬する表面波の1波長より大きく(厚く)なると、表面波が伝搬されて漏洩し、ノイズ成分を減衰させることができなくなる。突き出し量bの下限値や突き出し長さcは、伝搬体10の加工性や強度などを考慮して定められる。ここで、表面波周波数を500kHzとした場合、伝搬体10をPPSとすれば、室温での音速が約950m/sであることから、1波長は、約1.9mmとなる。
また、液面位置検出装置100は、底面部16を滑らかな曲面としてあるので、これまでの底面部を平面とした四角柱などで構成される伝搬体では、第1表面波W1及び第2表面波W2が底面部16で反射する。このため漏洩が生じ、損失となる。これに対し、伝搬体10の底面部16を滑らかな曲面にすることで、第1表面波W1、第2表面波W2は底面部16で反射せず、漏洩が生じないため、底面部16での損失がなく、振動子20が受ける表面波の減衰が少ないため、S/N比を改善することができる。
なお、伝搬体10の底面部16は、滑らかな曲面とする場合に限らず、平面としてもよく、突き出し部13a,13b,14a,14bにより、主面部11,12を伝搬する表面波のノイズ成分を減衰させるようにして液面位置検出装置100を構成するようにし、S/N比を向上するようにしてもよい。
なお、上記実施形態の液面位置検出装置100では、制御部40は、第1表面波W1と第2表面波W2をそれぞれ異なるタイミングで発生させる液面位置検出処理を実行するようにしたが、制御部40によって第1表面波W1と第2表面波W2を同時に発生させる液面位置検出処理を実行するようにしてもよい。このとき、第1、第2伝搬波信号は重畳されて伝搬波信号として、2つの伝搬時間(第1伝搬時間、第2伝搬時間)が観測(受信)され、既に説明した液面検出処理と同様にして液面91の位置を検出する。
このように、第1表面波W1と、第2表面波W2を同時に発生させることによって、振動子20が受ける表面波の振幅が大きくなる。これにより、S/N比を更に改善することができる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る液面位置検出装置100Aについて、図6を参照して説明するが、既に説明した上記実施形態の液面位置検出装置100と同様な構成及び機能を有する各部については、同一又は対応する符号を付すとともに、適宜説明を省略する。
液面位置検出装置100Aでは、主面部11,12に伝搬される表面波の一部が側面部13,14に向かいノイズ成分となるが、側面部13,14で発生するノイズ成分を振動発生手段の振動子20に戻らないように除去する。
液面位置検出装置100Aは、図6に示すように、伝搬体10の側面部13,14の上端部に段差部13d,14dを形成し、段差部13d,14dによって突出した上面部15aに振動子20を配置している。なお、液面位置検出装置100Aの他の構成は、既に説明した液面位置検出装置100と同一である。
このような段差部13d,14dを側面部13,14の上端部に設けて段差によって突出した上面部15aに振動子20を配置することで、主面部11(12)を伝搬する表面波の一部が側面部13,14に伝搬されて底面部16を経由して主面部12(11)に戻ることになるが、主面部12(11)に戻る表面波は、段差部13d,14dの段差で反射されて上面部15aに戻らず振動子20に受波されなくなる。つまり、主面部11,12を伝搬する表面波の一部の側面部13,14に向かうノイズ成分は、段差部13d,14dで反射されて上面部15aに戻ることがない。このため振動子20が受ける表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)のノイズ成分が除去され、S/N比を一層向上することができる。
これら段差部13d,14dの高さhは、少しでもあればよいが、表面波の1波長より大きい方が好ましく、こうすることで、段差部13d,14dから漏洩するノイズ成分を受波することをより確実に防止して、振動子20が受ける表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)のノイズ成分をなくすことができ、S/N比を一層向上することができる。
このような液面位置検出装置100Aは、既に説明した液面位置検出装置100と同様にして送受信回路30及び制御部40によって液面検出処理が行われ、液面91の位置を検出する。
この液面検出処理は、制御部40によって第1表面波W1と第2表面波W2をそれぞれ異なるタイミングで発生させて液面位置検出処理を実行する場合や制御部40によって第1表面波W1と第2表面波W2を同時に発生させて液面位置検出処理を実行する場合のいずれでもよい。
液面位置検出装置100Aでは、伝搬体10の側面部13及び側面部14にそれぞれ突き出し部13a,13b及び突き出し部14a,14bを設けるのに加え、側面部13及び側面部14に段差部13d及び段差部14dを形成する場合を例に説明したが、突き出し部13a,13b及び突き出し部14a,14bを設けることなく、側面部13及び側面部14に段差部13d及び段差部14dを形成し、段差部13d及び段差部14dによって突出した上面部15aに振動子20を配置するだけとしてもよい。こうすることで、ノイズ成分となる側面に向かい反射されて戻るノイズ成分を除去することができ、振動子20が受ける表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)のノイズ成分が除去され、S/N比を向上することができる。
次に、液面位置検出装置100の液面位置検出処理における温度補正について、図7により説明するが、既に説明した上記の実施形態と同様な構成及び機能を有する各部については、同一又は対応する符号を付すとともに、適宜説明を省略する。
なお、図7においては、温度補正に関係のない構成である側面部13,14に形成する突き出し部13a,13b及び突き出し部14a,14bは、図示省略し、温度補正に必要な凹部17、伝搬体10、振動子20を主に図示している。
伝搬体10は、既に説明したように、主面部11及び主面部12と、側面部13及び側面部14と、上面部15と、底面部16と、を有する。また、振動子20は、図7に示すように、既に説明した第1送受波部21及び第2送受波部22の他に、第3送受波部23と、第4送受波部24と、を備える。
伝搬体10は、上面部15から底面部16に向かって凹む凹部17を有する。凹部17は、図7(b)に示すように、主面部11と主面部12との間に位置する。
凹部17は、上面部15から底面部16に向かう底付きとされ、例えば直方体状にくり抜かれており、第1〜第4内側面部17a〜17dと、内底面部17eとを有する。
第1内側面部17aは、主面部11の裏側に位置する。第2内側面部17bは、主面部12の裏側に位置する。第1内側面部17aと第2内側面部17bとは互いに対向している。第3内側面部17cは、側面部13の裏側に位置する。第4内側面部17dは、側面部14の裏側に位置する。第3内側面部17cと第4内側面部17dとは互いに対向している。内底面部17eは、凹部17の底に位置し、平面視で矩形状をなす。
伝搬体10に凹部17を設けることにより、図7(b)に示すように、例えば検出波(D1,D2)を生じさせ、ここでは、検出波は、2つの第1検出波D1,第2検出波D2とする。
以下、送受信回路30及び制御部40(図1参照)による温度補正処理について説明する。
第3送受波部23は、伝搬体10に表面波又は板波からなる第1検出波D1を発生させるとともに、凹部17の内底面部17eで反射した第1検出波D1を受ける。第4送受波部24は、伝搬体10に表面波又は板波からなる第2検出波D2を発生させるとともに、凹部17の内底面部17eで反射した第2検出波D2を受ける。
第3送受波部23は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する。第3送受波部23の振動は伝搬体10に伝達され、第1内側面部17aの上端に第1検出波D1が発生する。発生した第1検出波D1は、図7(b)に示すように、第1内側面部17aの下端へ向かって伝搬し、内底面部17eで反射した後、第1内側面部17aの上端へ向かって伝搬する。第1内側面部17aの上端へ到達した第1検出波D1は、第3送受波部23を振動させる。第3送受波部23は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
第4送受波部24は、送受信回路30から供給される電気信号によって振動する。第4送受波部24の振動は伝搬体10に伝達され、第2内側面部17bの上端に第2検出波D2が発生する。発生した第2検出波D2は、図7(b)に示すように、第2内側面部17bの下端へ向かって伝搬し、内底面部17eで反射した後、第2内側面部17bの上端へ向かって伝搬する。第2内側面部17bの上端へ到達した第2検出波D2は、第4送受波部24を振動させる。第4送受波部24は、この振動を電気信号に変換して送受信回路30に供給する。
第3送受波部23が受ける第1検出波D1と、第4送受波部24が受ける第2検出波D2とは、液面91の位置に関係なく、伝搬体10の温度に依存して音速が変化する。したがって、第1検出波D1と第2検出波D2との少なくともいずれかを用いて、伝搬体10の温度を検出し、検出した温度を、表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)を検出する際の温度補正に利用する。これにより、従来の液面位置検出装置に設けていたサーミスタチップなどからなる温度センサを設けずに済む。
送受信回路30は、第1検出波D1の送波用の電気信号を第3送受波部23に供給し、第3送受波部23を振動させる。また、第1検出波D1を受けた第3送受波部23から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。また、送受信回路30は、第2検出波D2の送波用の電気信号を第4送受波部24に供給し、第4送受波部24を振動させる。また、第2検出波D2を受けた第4送受波部24から供給される電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅、変換する。
制御部40は、送受信回路30を介して、第3送受波部23及び第4送受波部24の各々を駆動制御する。また、制御部40は、送受信回路30で増幅、変換された、第3送受波部23と第4送受波部24の各々からの電気信号を受け取り、受け取った電気信号に基づいて伝搬体10の温度を検出する。
制御部40は、前述の液面位置検出処理で説明した手法と同様な手法で、第1検出波D1と第2検出波D2の各々の伝搬時間を検出する。以下では、第1検出波D1の伝搬時間を第1検出時間、第2検出波D2の伝搬時間を第2検出時間と言う。
具体的には、制御部40は、第3送受波部23で第1検出波D1を発生させてから、内底面部17eで反射後に、第3送受波部23が第1検出波D1を受けるまでの時間をタイマ値に基づいて特定する。そして、特定した時間を第1検出時間としてRAMに記憶する。また、第4送受波部24で第2検出波D2を発生させてから、内底面部17eで反射後に、第4送受波部24が第2検出波D2を受けるまでの時間をタイマ値に基づいて特定する。そして、特定した時間を第2検出時間としてRAMに記憶する。制御部40は、このようにして得た、第1検出時間と第2検出時間の少なくともいずれかに基づいて、伝搬体10の温度を特定(検出)する。
第1検出波D1と第2検出波D2は、既述のように、液面91の位置に関係なく、伝搬体10の温度に依存して音速が変化する。このため、第1検出時間と第2検出時間も、液面91の位置に関係なく、伝搬体10の温度に依存して変化する。この特性を利用して、例えば、第1検出時間と第2検出時間と伝搬体10の温度との関係を予め実験などで特定し、特定した関係をテーブル又は演算式としてROMに格納しておく。制御部40は、ROMに格納されたテーブル又は演算式と、第1検出時間及び第2検出時間とに基づいて伝搬体10の温度を特定する。
なお、制御部40は、第1検出時間に基づいて伝搬体10の温度を特定するためのテーブル又は演算式を用いて、第1検出時間に基づく伝搬体10の温度(以下、第1温度と言う。)を特定し、第2検出時間に基づいて伝搬体10の温度を特定するためのテーブル又は演算式を用いて、第2検出時間に基づく伝搬体10の温度(以下、第2温度と言う。)を特定してもよい。つまり、制御部40は、第1温度と第2温度の各々を特定してもよい。そして、第1温度と第2温度の平均(単純平均でも加重平均でもよい)を、今回検出すべき温度としてもよい。なお、加重平均を求める場合は、予め実験などにより、第1温度と第2温度との各々の重み付け定数を求めておけばよい。また、第1温度と第2温度のいずれかが、エラー値を示している場合は、エラー値を示していない方を、今回検出すべき温度としてもよい。
そして、制御部40は、以上のように特定(検出)した伝搬体10の温度に基づいて、第1伝搬時間と第2伝搬時間の温度補正を行う。音速は、温度依存性があり、伝搬体10の温度に応じて変化する。つまり、第1伝搬時間と第2伝搬時間も伝搬体10の温度に応じて変化する。このため、液面位置の検出精度を保つには、当該温度補正が必要となる。例えば、伝搬体10の温度と、伝搬時間の補正量や補正係数とを対応付けて構成されるテーブルを予めROM内に格納しておき、制御部40は、テーブルを参照して、特定した伝搬体10の温度に応じた補正量や補正係数を取得すればよい。そして、制御部40は、第1伝搬時間と第2伝搬時間との各々に、取得した補正量を加減する演算や、補正係数を乗算する演算を行うことで、第1伝搬時間と第2伝搬時間の温度補正を行えばよい。
なお、伝搬体10の温度と、液面位置の補正量や補正係数とを対応付けて構成されるテーブルを予めROM内に格納しておき、第1伝搬時間や第2伝搬時間に基づいて特定した液面位置を補正してもよい。また、制御部40は、テーブルに限らず、音速の温度依存性を表す式(近似式であってもよい)をROM内に格納しておき、当該式を用いて、伝搬時間又は液面位置の補正量や補正係数を求めてもよい。伝搬時間や液面位置の温度補正手法は、公知のテーブル構成法や演算法を適宜用いることができ、任意である。
また、以上の温度補正処理は、第1検出波D1や第2検出波D2が、第1表面波W1や第2表面波W2と干渉しない限りにおいては、前述の液面位置検出処理の中に組み込み、第1検出波D1及び第2検出波D2の発生タイミングを、第1表面波W1及び第2表面波W2の発生タイミングと同時にしてもよい。また、温度補正処理は、液面位置検出処理とは独立した処理として実行されてもよい。
なお、上記の温度補正は、液面位置検出装置100に限らず、液面位置検出装置100Aにも同様に適用することができるものである。
(第3実施形態)
本実施形態に係る液面位置検出装置100Bについて、図8を参照して説明するが、既に説明した上記実施形態の液面位置検出装置100と同様な構成及び同様な機能を有する各部については、同一又は対応する符号を付すとともに、適宜説明を省略する。
液面位置検出装置100Bは、主面部11,12のうち一方の主面部11にのみ表面波を伝搬させる一面発振構造としている。以下、既に説明した液面位置検出装置100との相違する構成を主に説明する。
液面位置検出装置100Bは、伝搬体10Bと、振動子(振動発生手段)20Bと、送受信回路30と、制御部40と、を備える。なお、送受信回路30及び制御部40は、既に説明したものと同一である。
伝搬体10Bは、伝搬体10と同様に、上下方向に長尺な帯板形状(略直方体状)とされ、2つの主面部11、主面部12と、2つの主面部11,12を繋ぐ2つの側面部13、側面部14と、振動子20Bと当接する平面状の上面部15と、平面状の底面部16aと、を有する。
ここでは、一面発振構造とされ、振動子20Bからの表面波は、伝搬体10Bの一方の主面部11を伝搬し、平面状の底面部16aで反射して主面部11を伝搬し、振動子20Bに戻る。
側面部13、14は、図8(c)に示すように、主面部11の表面から主面部12に向けて側面部13から突き出す突き出し部13aと、主面部11の表面から主面部12に向けて側面部14から突き出す突き出し部14aとが形成されている。すなわち、伝搬体10Bでは、主面部11の両側の2箇所の角に突き出し部13a,14aが突き出すように形成され、主面部12の両側は突き出し部のない平面状となっている。各突き出し部13a,14aの主面部11から主面部12に向かう突き出し量bは、伝搬体10と同様に、伝搬体10Bを伝搬する超音波(表面波)の1波長未満の突き出し量bとされる。また、各突き出し部13a,14aの側面部13,14の表面からの突き出し長さcは、突き出し部13a,14a及び側面部13,14の加工性や強度を考慮し、例えば超音波の1波長以上の長さcとされる。
このような突き出し部13a,14aにより、主面部11を伝搬する表面波の一部が側面部13,14に伝搬しても各突き出し部13a,14aが表面から1波長未満の突き出し量bとなっていることで、表面波が減衰しノイズ成分を減少させることができる。
各突き出し部13a,14aは、横断面形状が、例えば、略三角形状の直角三角形で斜辺が円弧状として構成されているが、略三角形状としたものに限らず、突き出し量bが超音波の1波長未満であればその横断面形状は、任意の形状であって良く、例えば斜辺を直線状とした三角形状のものや矩形状としたものなどであってもよい。
伝搬体10Bは、温度補正のため側方が開口した凹部17Bが主面部12から主面部11の中間部に形成されている。
振動子20Bは、伝搬体10の上面部15に押しつけられ、伝搬体10Bの主面部11から突き出すように配置され、主面部11に表面波を発生させる一面発振構造としてある。
本実施形態では、振動子20Bは、伝搬体10Bの主面部11に第1表面波W1を発生させるとともに、底面部16aで反射する第1表面波W1を受ける第1送受波部21と、伝搬体10Bの凹部17Bに向けて第1検出波D1を発生させるとともに、凹部17Bで反射する第1検出波D1を受ける第3送受波部23と、を有して構成されている。
なお、液面位置検出装置100Bの他の構成は、既に説明した液面位置検出装置100と同一であるので、説明は省略する。
このように構成された液面位置検出装置100Bは、既に説明した液面位置検出装置100と同様に、図4及び図5における第1表面波W1だけで液面位置検出処理が行われ、第1送受波部21から送られた第1表面波W1は、底面部16aで反射されて再び第1送受波部21に到達する間に、気体に接触する部分と液体に接触する部分との境界を二回跨いで伝搬する。制御部40は、この伝搬時間に基づき液面を検出する。
また、図7における第1検出波D1だけで温度補正処理が行われる。すなわち、第3送受波部23は、伝搬体10Bに表面波又は板波からなる第1検出波D1を発生させ、凹部17Bで反射した第1検出波D1を受ける。第3送受波部23が受ける第1検出波D1は、液面91の位置に関係なく、伝搬体10Bの温度に依存して音速が変化する。そこで、第1検出波D1を用いて、伝搬体10Bの温度を検出し、検出した温度を表面波(第1表面波W1)を検出する際の温度補正に利用する。
この液面位置検出装置100Bでは、伝搬体10Bの側面部13,14の主面部11の側面角に突き出し部13a,14aを形成し、その突き出し量bを振動発生手段の振動子20Bの1波長未満としてある。これにより、主面部11を伝搬する表面波の一部が側面部13,14に向かうことでノイズ成分になっても、主面部11,12の両側の側面部13,14から突き出す突き出し部13a,14aによって伝搬する表面波の一部(突き出し部13a,14aを伝搬することで板波となるノイズ成分)を減衰させることができ、液面位置の検出に必要な表面波のノイズ成分を減少させることができる。これにより、一面発振構造の場合でも振動子20Bが受ける表面波(第1表面波W1)のノイズ成分が少なくなり、S/N比を向上することができる。
また、第3送受波部23が受ける第1検出波D1は、液面91の位置に関係なく、伝搬体10Bの温度に依存して音速が変化する。したがって、一面発振構造の場合でも第1検出波D1を用いて、伝搬体10Bの温度を検出し、検出した温度を、表面波(第1表面波W1)を検出する際の温度補正に利用する。これにより、従来の液面位置検出装置に設けていたサーミスタチップなどからなる温度センサを設けずに、一面発振構造の場合でも温度補正を行うことができる。
なお、上記液面位置検出装置100Bでは、一面発振構造とし、側面部13,14に突き出し部13a,14aを形成する場合を例に説明したが、これに加えて側面部13,14に段差部13d,14dを形成してもよく、この場合には、第1検出波D1と干渉しないように段差部13d,14dを形成する。また、側面部13,14に段差部13d,14dだけを形成するようにして突き出し部13a,14aを形成せずにノイズ成分を除去するようにしてもよい。
本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
(変形例)
液面位置検出対象の液体90の種類は特に限定されず、水、ガソリン、洗浄液など任意である。また、液面91の上は空気以外の他の気体であってもよく、真空であってもよい。
例えば、容器80は、車両に搭載される燃料タンクであってもよい。この場合、液体90は、ガソリンなどの燃料になる。このような場合、伝搬体10、10Bは、例えば、燃料タンクに取り付けられる、燃料タンクから燃料を取り出す燃料ポンプを備える燃料圧送ユニットなどに取り付けられてもよい。燃料タンクの場合、耐薬品性などの観点から伝搬体10、10Bとして使用される樹脂は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、POM(ポリアセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が用いられることが多いが、これらの中では、検出信号のS/N比がよいPPSを用いることが好ましい。
PPSとしては、直鎖型、架橋型、反架橋型などがあり、さらに、ガラス繊維や無機フィラーなどのフィラー(添加材料)を添加したものなどがあるが、伝搬体10,10Bに用いるPPSとしては各種のPPSを用いることができる。直鎖型、架橋型、反架橋型などの違い、フィラーの添加の有無やフィラーの種類の違いなどによる、表面波や板波の伝搬の状態(例えば、S/N比が良好なこと、表面波又は板波の音速など)への影響は小さいものと考えられる。
表面波は、レイリー波以外のものであってもよい。また、表面波は、パルス波でなくてもよく、例えば、バースト波などであってもよい。
また、伝搬体10、10Bは合成樹脂製に限らず、液面位置を検出することができれば、伝搬体10、10Bを、アルミ、ステンレス、鋼などの金属で構成してもよい。
また、伝搬体10、10Bは、その長尺方向を液面91の法線方向と平行として配置するほか、その長尺方向を液面91の法線方向に対して傾けるように配置してもよい。
液面位置検出は、液面91の位置を検出することのほか、表示の際、液面の位置を何段階かに分けて表示することなども含む。また、液面位置検出後に液面位置に応じた液体90の量を表示するようにしてもよい。
(1)以上に説明したように液面位置検出装置100、100Bは、液体90に浸り、液体90の液面位置(液面91の位置)に応じて液体90に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体10,10Bと、超音波振動を伝搬体10,10Bに発生させる振動子(振動発生手段)20,20Bと、振動子20,20Bによって発生した超音波振動が伝搬体10,10Bの第1箇所から境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて液面位置を検出する検出手段(送受信回路30及び制御部40)と、を備え、伝搬体10,10Bは、互いに表裏の関係にある2つの主面部11,12と、2つの主面部11,12を繋ぐ2つの側面部13,14と、を備え、側面部13,14は、超音波振動が伝搬する2つの主面部11,12のうち少なくとも一方の主面部11(12)の表面から他方の主面部12(11)に向けて超音波の1波長未満の突き出し量bで突き出す突き出し部13a,14a(13b,14b)を有する。
これにより、主面部11(12)を伝搬する表面波(第1表面波W1、第2表面はW2)の一部が側面部13,14に伝搬されてノイズ成分となっても、突き出し部13a,14a(13b,14b)によって減衰させることができ、ノイズ成分を減少してS/N比を向上することができる。したがって、一方の主面部11(12)に表面波が伝搬する一面発振構造の場合や両方の主面部11、12に表面波が伝搬する二面発振構造の場合のいずれであっても液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置100、100Bを提供することができる。
(2)液面位置検出装置100では、伝搬体10は、2つの側面部13,14に2つの主面部11,12の一方の主面部11の表面から他方の主面部12に向けて超音波の1波長未満の突き出し量bで突き出す突き出し部13a,14aを有し、検出手段(送受信回路30及び制御部40)は、2つの主面部11,12にそれぞれ伝搬される超音波振動(第1表面波W1及び第2表面波W2)が伝搬体10の第1箇所から境界を跨いで第2箇所まで伝搬する2つの伝搬時間の少なくともいずれかに基づいて液面位置(液面91の位置)を検出可能に構成される。
これにより、振動子20により主面部11,12にそれぞれ表面波(第1表面波W1、第2表面はW2)を伝搬する場合(二面発振構造の場合)であって表面波の一部が側面部13,14に向かうノイズ成分となっても突き出し部13a,13b、14a,14bによって減衰させることができ、ノイズ成分を減少してS/N比を向上することができる。したがって、液面位置の検出精度がよい二面発振構造の液面位置検出装置100を提供することができる。
(3)液面位置検出装置100,100A,100Bでは、突き出し部13a,13b、14a,14bは、横断面形状が略矩形状又は略三角形状に形成される。
このような突き出し部13a,13b、14a,14bの形状とすることで、主面部11,12を伝搬する表面波の一部が側面部13,14に向かってノイズ成分となっても、突き出し部13a,13b、14a,14bによって減衰させることができ、ノイズ成分を減少してS/N比を向上することができる。したがって、液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置100,100A,100Bを提供することができる。
(4)液面位置検出装置100Aは、液体90に浸り、液体90の液面位置(液面91の位置)に応じて液体90に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体10と、超音波振動を伝搬体10に発生させる振動子(振動発生手段)20と、振動子20によって発生した超音波振動が伝搬体10の第1箇所から境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて液面位置を検出する検出手段(送受信回路30及び制御部40)と、を備え、伝搬体10は、互いに表裏の関係にある2つの主面部11,12と、2つの主面部11,12を繋ぐ2つの側面部13,14と、を備え、側面部13,14は、上端部に段差部13d,14dを有し、振動子20は、段差部13d,14dによって突出した上面部15aに配置される。
これにより、主面部11,12を伝搬する表面波の一部の側面部13,14に向かうノイズ成分は、段差部13d,14dで反射されて上面部15aに戻ることがない。このため振動子(振動発生手段)20が受ける表面波(第1表面波W1及び第2表面波W2)のノイズ成分が除去され、S/N比を向上することができる。したがって、液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置100Aを提供することができる。
(5)伝搬体10に、側面部13,14の上面に段差部13d,14dを形成し、振動子(振動発生手段)20を段差部で13d,14dによって突出した上面部15aに配置される構成は、突き出し部13a,13b,14a,14bを備える構成と組み合わせることができ、例えば液面位置検出装置100Aのように構成することができる。
これにより、側面部13,14に伝搬される表面波の一部がノイズ成分となっても減衰させることができるとともに、段差部13d,14dによって振動子20に戻ることを防止することができ、一層確実にノイズ成分を除去することができる。したがって、液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置100Aを提供することができる。
(6)液面位置検出装置100Aでは、段差部13s,14dは、上面部15aに対して少なくとも超音波の1波長以上の段差を有している。こうすることで、段差部13d,14dによる表面波の漏洩を防止して一層確実にノイズ成分を除去することができる。したがって、液面位置の検出精度がよい液面位置検出装置100Aを提供することができる。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100,100A,100B…液面位置検出装置
10、10B…伝搬体
10a…第1部分、10b…第2部分
11…主面部(第1主面部の一例)
12…主面部(第2主面部の一例)
13、14…側面部
13a,13b,14a,14b…突き出し部
b…突き出し量、c…突き出し長さ
13d,14d…段差部
15,15a…上面部
16…底面部
17,17B…凹部
20、20B…振動子
21…第1送受波部、22…第2送受波部
W1…第1表面波、W2…第2表面波
23…第3送受波部、24…第4送受波部
D1…第1検出波、D2…第2検出波
30…送受信回路
40…制御部

Claims (6)

  1. 液体に浸り、前記液体の液面位置に応じて前記液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体と、
    前記超音波振動を前記伝搬体に発生させる振動発生手段と、
    前記振動発生手段によって発生した前記超音波振動が前記伝搬体の第1箇所から前記境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて前記液面位置を検出する検出手段と、を備え、
    前記伝搬体は、互いに表裏の関係にある2つの主面部と、2つの前記主面部を繋ぐ2つの側面部とを備え、
    前記側面部は、前記超音波振動が伝搬する2つの前記主面部のうち少なくとも一方の前記主面部の表面から他方の前記主面部に向けて前記超音波振動を発生させる超音波の1波長未満の突き出し量で突き出す突き出し部を有する、
    ことを特徴とする液面位置検出装置。
  2. 前記伝搬体は、2つの前記側面部に2つの前記主面部の一方の主面部の表面から他方の前記主面部に向けて前記超音波の1波長未満の突き出し量で突き出す前記突き出し部を有し、
    前記検出手段は、2つの前記主面部にそれぞれ伝搬される前記超音波振動が前記伝搬体の前記第1箇所から前記境界を跨いで前記第2箇所まで伝搬する2つの伝搬時間の少なくともいずれかに基づいて前記液面位置を検出可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液面位置検出装置。
  3. 前記突き出し部は、横断面形状が略矩形状又は略三角形状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液面位置検出装置。
  4. 液体に浸り、前記液体の液面位置に応じて前記液体に浸る境界が変位する、超音波振動が伝搬する伝搬体と、
    前記超音波振動を前記伝搬体に発生させる振動発生手段と、
    前記振動発生手段によって発生した前記超音波振動が前記伝搬体の第1箇所から前記境界を跨いで第2箇所まで伝搬する伝搬時間に基づいて前記液面位置を検出する検出手段と、を備え、
    前記伝搬体は、互いに表裏の関係にある2つの主面部と、2つの前記主面部を繋ぐ2つの側面部とを備え、
    前記側面部は、上端部に段差部を有し、
    前記振動発生手段は、前記段差部によって突出した上面部に配置される、
    ことを特徴とする液面位置検出装置。
  5. 前記伝搬体は、前記側面部の上面に段差部を有し、
    前記振動発生手段は、前記段差部によって突出した上面部に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液面位置検出装置。
  6. 前記段差部は、前記上面部に対して少なくとも前記超音波振動を発生させる超音波の1波長以上の段差を有している、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の液面位置検出装置。
JP2018162393A 2018-08-31 2018-08-31 液面位置検出装置 Pending JP2020034467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162393A JP2020034467A (ja) 2018-08-31 2018-08-31 液面位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162393A JP2020034467A (ja) 2018-08-31 2018-08-31 液面位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020034467A true JP2020034467A (ja) 2020-03-05

Family

ID=69667830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018162393A Pending JP2020034467A (ja) 2018-08-31 2018-08-31 液面位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020034467A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144098A (ja) * 2019-02-28 2020-09-10 日本精機株式会社 液面位置検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144098A (ja) * 2019-02-28 2020-09-10 日本精機株式会社 液面位置検出装置
JP7333516B2 (ja) 2019-02-28 2023-08-25 日本精機株式会社 液面位置検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106338332B (zh) 用于测量液体或气态介质中的声音速度的系统和方法
US7542870B2 (en) Immersed fuel level sensor
US10228275B2 (en) System and method for non-intrusive and continuous level measurement in a cylindrical vessel
EP3115753A1 (en) System and method for non-intrusive and continuous level measurement of a liquid specification
US20170292870A1 (en) Ultrasonic level sensor with reflectors
CN106415218B (zh) 用于确定流体容器中流体的表面的高度的装置
JP4705957B2 (ja) 容器用超音波測定装置
JP6131088B2 (ja) 液面位置検出装置及び液面位置検出方法
JP6384382B2 (ja) 液面位置検出装置
JP2020034467A (ja) 液面位置検出装置
JP2015010878A (ja) 液面位置検出装置及び液面位置検出方法
WO2013013395A1 (en) Device and method for measuring liquid level
JP7076072B2 (ja) 液面位置検出装置
JP7333516B2 (ja) 液面位置検出装置
JP2020139851A (ja) 液面位置検出装置
WO2006134358A1 (en) Acoustic wave sensor for sensing fluid level
JP2020139852A (ja) 液面位置検出装置
JP2021047081A (ja) 液面位置検出装置
JP2009109296A (ja) 超音波液面計
JPH09229748A (ja) 超音波液面レベルセンサ
JP6866759B2 (ja) 液面検出装置
JP2023037923A (ja) 泡検出装置
JPH0486525A (ja) 超音波レベル計
JP2020122668A (ja) 液体状態特定装置
JP6270055B2 (ja) 液面検出装置