JP2020138643A - 読書灯制御装置及び読書灯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの調整が行われる場合であっても、乗員の手間を省きつつ、読書灯による照明についての乗員の快適性を向上させることを可能にする。【解決手段】輸送用移動体のシートに対応する読書灯4を制御するシートECU20であって、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さを調整する自動調整部222と、シート位置を取得する取得部205とを備え、自動調整部222は、取得部205で取得するシート位置の変化に応じて、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さを自動で調整する。【選択図】図3
Description
本開示は、読書灯制御装置及び読書灯システムに関するものである。
従来、車両の乗員の手元に光を照射する読書灯が知られている。例えば、特許文献1には、旅客列車の座席を反転させて後列の座席と対座する場合に、反転以前に点灯させていた読書灯を消灯させる技術が開示されている。
特許文献1に開示の技術では、自動で読書灯の点消灯を切り替える。しかしながら、特許文献1に開示の技術は、座席のスライド及び/又はリクライニングといった調整に応じた読書灯の調整を自動で行うものではない。よって、座席の調整の具合によっては、乗員の手元を照らすことができなかったり、乗員の顔も照らして乗員に眩しさを感じさせてしまったりするおそれがある。また、読書灯を手動で調整できる場合であっても、乗員が座席の調整の都度、読書灯を手動で調整しなければならない煩わしさが生じる。
この開示のひとつの目的は、シートの調整が行われる場合であっても、乗員の手間を省きつつ、読書灯による照明についての乗員の快適性を向上させることを可能にする読書灯制御装置及び読書灯システムを提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本開示の読書灯制御装置は、輸送用移動体に設けられて輸送用移動体のシートに対応する読書灯(4)を制御する読書灯制御装置であって、シートは、スライド位置及び/又はリクライニング位置であるシート位置を変化可能であり、読書灯は、少なくとも光の照射方向及び照射角度を変化可能であり、読書灯の少なくとも照射方向及び照射角度を調整する調整部(222,222a)と、シート位置を取得する取得部(205)とを備え、調整部は、取得部で取得するシート位置の変化に応じて、照射方向及び照射角度を自動で調整する。
上記目的を達成するために、本開示の読書灯システムは、輸送用移動体に設けられて輸送用移動体のシートに対応し、少なくとも光の照射方向及び照射角度を変化可能な読書灯(4)と、読書灯を制御する、前述の読書灯制御装置(20,20a,20b)と、を含む。
これらによれば、読書灯の少なくとも光の照射方向及び照射角度を、輸送用移動体のスライド位置及び/又はリクライニング位置であるシート位置の変化に応じて、調整部が自動で調整する。よって、シート位置の変化に応じて、乗員の手元を照らすように自動で光の照射方向を調整したり、乗員の顔を照らしにくいように光の照射角度を自動で絞ったりすることが可能になる。その結果、シートの調整が行われる場合であっても、乗員の手間を省きつつ、読書灯による照明についての乗員の快適性を向上させることが可能になる。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<読書灯システム1について>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。読書灯システム1は、図1に示すように、シートユニット2、シートアクチュエータ3、及び読書灯4を含んでいる。読書灯システム1は、乗用車,バス,鉄道車両,船舶,航空機といった輸送用移動体で用いられる。読書灯システム1は、図1に示すように、輸送用移動体のシートSeごとに設けられる構成とすればよい。シートは座席と言い換えることもできる。なお、本実施形態では、輸送用移動体のシートSeは、シートSeのスライド位置及びリクライニング位置が電動で変化可能である場合を例に挙げて説明を続ける。スライド位置とは、輸送用移動体の前後方向についてのシートSeの位置である。リクライニング位置とは、シートSeの背もたれの角度である。シートSeの背もたれは、シートバックと言い換えることもできる。
<読書灯システム1について>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。読書灯システム1は、図1に示すように、シートユニット2、シートアクチュエータ3、及び読書灯4を含んでいる。読書灯システム1は、乗用車,バス,鉄道車両,船舶,航空機といった輸送用移動体で用いられる。読書灯システム1は、図1に示すように、輸送用移動体のシートSeごとに設けられる構成とすればよい。シートは座席と言い換えることもできる。なお、本実施形態では、輸送用移動体のシートSeは、シートSeのスライド位置及びリクライニング位置が電動で変化可能である場合を例に挙げて説明を続ける。スライド位置とは、輸送用移動体の前後方向についてのシートSeの位置である。リクライニング位置とは、シートSeの背もたれの角度である。シートSeの背もたれは、シートバックと言い換えることもできる。
シートユニット2は、シートSeごとに設けられる。シートユニット2は、シートアクチュエータ3及び読書灯4を制御する。シートユニット2の詳細については、後述する。
シートアクチュエータ3は、シートSeごとに設けられる。シートアクチュエータ3は、シートSeのスライド位置,リクライニング位置といったシート位置を変化させるためのアクチュエータである。シートアクチュエータ3としては、モータ等を用いる構成とすればよい。以降では、スライド位置を変化させるためのシートアクチュエータ3をスライドモータと呼ぶ。また、リクライニング位置を変化させるためのシートアクチュエータ3をリクライニングモータと呼ぶ。シートアクチュエータ3は、シートユニット2からの指示によって駆動する。
読書灯4は、シートSeごとに設けられる。読書灯4は、シートSeに着座するユーザが利用する視覚情報伝達媒体に向けて光を照射することを目的とした照明装置である。視覚情報伝達媒体とは、視覚情報を伝達する媒体であって、例えば本,表示機能を有する携帯端末等である。読書灯4は、視覚情報伝達媒体が位置すると推定される領域に光を照射可能な位置に設けられる構成であればよい。一例としては、輸送用移動体の天井といった、シートSeよりも上方の位置に設けられるものとする。
読書灯4は、輸送用移動体における位置を固定して設けられる一方、光の照射方向は変化可能に設けられる。一例としては、読書灯4は、シートSeの幅方向の軸を中心に回動可能に設けられるものとする。これにより、読書灯4の照射方向は、シートSeの幅方向の軸を中心に回転可能となっている。読書灯4の照射方向は、読書灯4の光軸の方向と言い換えることができる。
また、読書灯4は、光の照射角度及び光の強さも変化可能であるものとする。読書灯4の照射角度とは、光軸を中心とした光の広がりの程度であって、ビーム角と言い換えることもできる。読書灯4の光の強さは、光を照射した視覚情報伝達媒体の明るさに関係する単位であればよい。読書灯の光の強さとしては、光束,光度等を用いればよい。読書灯4は、シートユニット2の指示に従って、光の照射方向,照射角度,強さを変化させる。読書灯4の詳細については後述する。
<読書灯4の概略構成>
続いて、図2を用いて、読書灯4の概略構成について説明を行う。読書灯4は、図2に示すように、制御部40、照明部41、回動アクチュエータ42、及び絞りアクチュエータ43を備えている。
続いて、図2を用いて、読書灯4の概略構成について説明を行う。読書灯4は、図2に示すように、制御部40、照明部41、回動アクチュエータ42、及び絞りアクチュエータ43を備えている。
照明部41は、光を照射する。照明部41は、例えば複数個のLEDを発光させることで光を照射する構成とすればよい。回動アクチュエータ42は、読書灯4の照射方向を変化させるためのアクチュエータである。回動アクチュエータ42は、照明部41をシートSeの幅方向の軸を中心に回動させる。回動アクチュエータ42としては、モータ等を用いる構成とすればよい。絞りアクチュエータ43は、読書灯4の照射角度を変化させるためのアクチュエータである。絞りアクチュエータ43は、例えば、照明部41から出射する光を通す範囲を調整する絞り機構を動作させる構成とすればよい。絞りアクチュエータ43としては、モータ等を用いる構成とすればよい。
制御部40は、シートユニット2からの指示に沿って、読書灯4のオンオフを切り替える。また、制御部40は、シートユニット2からの指示に沿って、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さを変化させる。制御部40は、シートユニット2からの指示に沿った量だけ回動アクチュエータ42を駆動させることで、読書灯4の照射方向を変化させればよい。制御部40は、シートユニット2からの指示に沿った量だけ絞りアクチュエータ43を駆動させることで、読書灯4の照射角度を変化させればよい。制御部40は、シートユニット2からの指示に沿った量だけ照明部41のLEDに与える電流量を変化させることで、読書灯4の光の強さを変化させる。
なお、制御部40は、照明部41の複数個のLEDのうちの発光させるLEDの範囲を変化させることで、読書灯4の照射角度を変化させる構成としてもよい。また、制御部40は、照明部41の複数個のLEDのうちの発光させるLEDの割合を変化させることで、読書灯4の光の強さを変化させる構成としてもよい。
<シートユニット2の概略構成>
続いて、図3を用いてシートユニット2の概略構成について説明を行う。シートユニット2は、図3に示すように、シートECU20及びシートHMI(Human Machine Interface)21を備えている。
続いて、図3を用いてシートユニット2の概略構成について説明を行う。シートユニット2は、図3に示すように、シートECU20及びシートHMI(Human Machine Interface)21を備えている。
シートHMI21は、シートSeに着座する乗員からの各種設定の入力操作を受け付ける。シートHMI21は、シートSeに着座する乗員からの入力操作を受け付けることが可能な位置に設けられる。一例としては、シートSeのアームレストに設けたり、シートSeの前方に設けたりすればよい。シートHMI21は、読書灯4のオンオフの設定,読書灯4の光の調整設定,シートSeのシート位置の設定等を、操作入力部を介して受け付ける。読書灯4の光の調整設定には、照射方向の設定,照射角度の設定,光の強さの設定がある。シートSeのシート位置の設定には、スライド位置の設定,リクライニング位置の設定がある。操作入力部の一例としては、メカニカルなスイッチであってもよいし、ディスプレイと一体となったタッチスイッチであってもよい。
シートHMI21は、操作入力部を介して受け付けた設定の情報をシートECU20に出力する。なお、乗員からの各種設定は、例えばシートSeごとに設けられた通信モジュールを介した近距離無線通信によって、乗員の携帯する多機能携帯電話機等の携帯端末を介して入力された設定を、シートHMI21が受け付ける構成としてもよい。また、シートHMI21は、シートSeに着座する乗員に向けて情報を提示する構成としてもよい。一例として、読書灯4の作動状態等を提示する構成とすればよい。
シートECU20は、例えばプロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備えるマイクロコンピュータを主体として構成され、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで読書灯の光の調整,シートSeのシート位置の調整といったシート環境についての制御に関する各種の処理を実行する。このシートECU20が読書灯制御装置に相当する。プロセッサがこの制御プログラムを実行することは、制御プログラムに対応する方法が実行されることに相当する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。シートECU20の詳細については以下で述べる。
<シートECU20の概略構成>
ここで、図3を用いて、シートECU20の概略構成について説明を行う。シートECU20は、シート位置調整部201、読書灯調整部202、トリガ検出部203、第1初期設定位置決定部204、取得部205、及び特定部206を機能ブロックとして備えている。なお、シートECU20が実行する機能の一部又は全部を、1つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、シートECU20が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
ここで、図3を用いて、シートECU20の概略構成について説明を行う。シートECU20は、シート位置調整部201、読書灯調整部202、トリガ検出部203、第1初期設定位置決定部204、取得部205、及び特定部206を機能ブロックとして備えている。なお、シートECU20が実行する機能の一部又は全部を、1つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、シートECU20が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
シート位置調整部201は、シートアクチュエータ3を駆動させ、シートSeのスライド位置,リクライニング位置といったシート位置を調整する。シート位置調整部201は、シートHMI21で受け付けるシートSeのスライド位置の設定,シートSeのリクライニング位置の設定に従って、シートSeのスライド位置,リクライニング位置を調整する。
読書灯調整部202は、読書灯4を制御する。読書灯調整部202は、手動調整部221及び自動調整部222をサブ機能ブロックとして備える。手動調整部221は、シートHMI21で受け付ける読書灯4のオンオフの設定に沿って、読書灯4にオンオフの指示を行う。手動調整部221は、シートHMI21で受け付ける読書灯4の光の調整設定に沿って、読書灯4に光の調整の指示を行う。手動調整部221の指示に従って読書灯4で行われる光の調整が、ユーザ操作による、手動での光の調整にあたる。
手動調整部221は、シートHMI21で受け付ける読書灯の照射方向の設定に沿って、読書灯4に光の照射方向の指示を行う。手動調整部221は、シートHMI21で受け付ける読書灯の光の強さの設定に沿って、読書灯4に光の強さの指示を行う。手動調整部221は、シートHMI21で受け付ける読書灯の照射角度の設定に沿って、読書灯4に光の照射角度の指示を行う。自動調整部222での処理の詳細については後述する。
トリガ検出部203は、所定のトリガを検出する。トリガ検出部203は、読書灯4の点灯後に手動での光の調整が終了したことをトリガとして検出すればよい。例えば、トリガ検出部203は、手動調整部221で読書灯4をオンにする指示を行ってから、手動調整部221で規定時間以上、光の調整の指示が行われなくなったことを、手動での光の調整が終了したこととしてトリガを検出すればよい。ここで言うところの規定時間とは、光の調整中でないと言える程度の時間間隔であって、任意に設定可能な期間である。読書灯4の点灯後に手動での光の調整が終了したということは、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さといった光の調整が、乗員にとって適切な状態となっていることを示すと考えられる。よって、読書灯4の光の調整が、乗員にとって適切な状態となっていることをトリガとして検出することが可能になる。
また、トリガ検出部203は、読書灯4の点灯後に手動での光の調整が行われずに規定時間が経過したことをトリガとして検出してもよい。例えば、トリガ検出部203は、手動調整部221で読書灯4をオンにする指示を行ってから、手動調整部221で光の調整の指示が行われずに前述の規定時間が経過したことをトリガとして検出すればよい。読書灯4の点灯後に手動での光の調整が行われずに規定時間が経過したということは、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さといった光の調整が、乗員にとって既に適切な状態となっていることを示すと考えられる。よって、読書灯4の光の調整が、乗員にとって適切な状態となっていることをトリガとして検出することが可能になる。
第1初期設定位置決定部204は、トリガ検出部203でトリガを検出した時点(以下、初期設定時点)での読書灯4に対する目標位置を初期設定位置と決定する。ここで言うところの目標位置とは、シートSeに着座する乗員が視覚情報伝達媒体を利用すると仮定した場合の視覚情報伝達媒体の仮想的な位置である。視覚情報伝達媒体の位置は、乗員の姿勢及び位置に応じて変化するが、乗員の姿勢及び位置は、シートSeのシート位置に応じて変化するものである。つまり、目標位置はシートを基準とした位置と言える。
ここで、図4を用いて、第1初期設定位置決定部204での初期設定位置の決定の一例について説明を行う。以降では、輸送用移動体の前後方向をx軸,輸送用移動体の上下方向をy軸とする。αが読書灯4の位置(以下、読書灯位置α)を示している。読書灯4の位置は固定であるため、以降では読書灯位置αを原点(0,0)とする。βが初期設定位置と決定する目標位置を示している。目標位置βの座標を(X1,Y1)とする。θ1が読書灯4の照射方向が目標位置βへ向いている場合の、鉛直方向に対するこの照射方向の角度を示している。なお、原点(0,0)の鉛直方向から時計回りの角度であれば正の値,反時計回りの角度であれば負の値とする。Aが、読書灯位置αから目標位置βまでの距離を示している。
前述したように、初期設定時点では、読書灯4の光の調整が、乗員にとって既に適切な状態となっている筈である。よって、読書灯4の照射方向は、視覚情報伝達媒体を向いている筈である。よって、初期設定時点での読書灯4の照射方向から、θ1の値を算出する。具体的には、読書灯4の回動アクチュエータ42のモータの基準となる状態からの回転角度から読書灯4の照射方向を特定する。そして、鉛直方向に対する読書灯4の照射方向の角度θ1を算出すればよい。
Y1については、シートSeのリクライニング位置に応じた位置となると考えられる。よって、リクライニング位置をもとに、予めシートECU20の不揮発性メモリに格納しておいたシートSeのリクライニング位置とY1の値との対応関係を参照して、Y1の値を決定すればよい。シートSeに着座する乗員の身長に応じてもY1の値に変動があるが、代表的な身長に対するY1の値を用いる構成とすればよい。なお、シートHMI21を介して個々の乗員の身長の情報を取得できる場合には、リクライニング位置と乗員の身長とをもとに、シートSeのリクライニング位置と身長とY1の値との対応関係を示すマップを参照し、Y1の値を決定する構成とすればよい。
X1については、X1=−Y1/tanθ1の式から算出する。Aについては、A=Y1/sinθ1の式から算出する。第1初期設定位置決定部204は、初期設定位置として決定した目標位置βの座標(X1,Y1)=(−Y1/tanθ1,Y1)と、初期設定時点での読書灯位置αから目標位置βまでの距離A=Y1/sinθ1をシートECU20の揮発性メモリに格納する。初期設定時点での読書灯位置αから目標位置βまでの距離Aを、以降は初期照射距離Aと呼ぶ。
取得部205は、シートSeのシート位置を取得する。取得部205は、スライド位置取得部251及びリクライニング位置取得部252をサブ機能ブロックとして備える。スライド位置取得部251は、シートSeのスライド位置をシート位置調整部201から取得する。一例としては、基準となる状態からのスライドモータの回転角度をスライド位置として取得すればよい。スライド位置取得部251は、トリガ検出部203でトリガを検出した時点でのスライド位置を取得し、初期のスライド位置としてシートECU20の揮発性メモリに格納する。また、スライド位置取得部251は、スライド位置を逐次取得する。
なお、シートSeのスライド位置を手動で変化させることしかできない構成を採用する場合には、シートSeにスライド位置を検出するためのセンサを設ける構成とすればよい。そして、このセンサの検出結果から、スライド位置取得部251がスライド位置を取得すればよい。
リクライニング位置取得部252は、シートSeのリクライニング位置をシート位置調整部201から取得する。一例としては、基準となる状態からのリクライニングモータの回転角度をリクライニング位置として取得すればよい。リクライニング位置取得部252は、トリガ検出部203でトリガを検出した時点でのリクライニング位置を取得し、初期のリクライニング位置としてシートECU20の揮発性メモリに格納する。また、リクライニング位置取得部252は、リクライニング位置を逐次取得する。
なお、シートのリクライニング位置を手動で変化させることしかできない構成を採用する場合には、シートSeにリクライニング位置を検出するためのジャイロセンサ等のセンサを設ける構成とすればよい。そして、このセンサの検出結果から、リクライニング位置取得部252がリクライニング位置を取得する構成とすればよい。
特定部206は、変化位置特定部261、変化距離特定部262、照射範囲特定部263、及び顔位置特定部264をサブ機能ブロックとして備える。変化位置特定部261は、初期設定時点からのシート位置の変化に応じて初期設定位置から変化した目標位置を算出することで目標位置を特定する。この変化位置特定部261が変化位置算出部に相当する。変化距離特定部262は、読書灯位置αから変化後目標位置までの距離(以下、変化距離)を算出することで変化距離を特定する。照射範囲特定部263は、読書灯4の照射範囲を特定する。顔位置特定部264は、シートSeに着座する乗員の仮想的な顔の位置(以下、仮想顔位置)を特定する。
変化位置特定部261は、第1初期設定位置決定部204で初期設定位置を決定してから取得部205で取得したシート位置の変化と、第1初期設定位置決定部204で決定した初期設定位置とから、シート位置の変化後の目標位置(以下、変化後目標位置)を算出して変化後目標位置を特定する。
ここで、図5及び図6を用いて、変化位置特定部261での変化後目標位置の算出の一例について説明を行う。まず、図5は、シートSeのスライドによるシート位置の変化に対しての変化後目標位置の算出の一例を説明するための図である。Bが、初期設定時点からのシートSeのスライドによるスライド距離を示している。Bは、シート位置の変化後に取得部205で取得したスライド位置から、初期設定時点に取得部205で取得したスライド位置を差し引くことで算出すればよい。βcが変化後目標位置を示している。βcの座標を(X2,Y2)とする。θ1cが読書灯4の照射方向が変化後目標位置βcへ向いている場合の、鉛直方向に対するこの照射方向の角度を示している。なお、原点(0,0)の鉛直方向から時計回りの角度であれば正の値,反時計回りの角度であれば負の値とする。Acが、読書灯位置αから変化後目標位置βcまでの距離を示している。
シートSeのスライドによってシート位置が初期設定時点からx軸方向に移動すると、目標位置のX座標も、この移動分だけ変化する。よって、X2については、X2=−Y1/tanθ1+Bの式から算出する。一方、シートSeのスライドだけでは、目標位置のY座標は変化しない。よって、Y2については、Y2=Y1から算出する。つまり、シートSeのスライドのみの場合には、変化後目標位置βcの座標(X2,Y2)=(−Y1/tanθ1+B,Y1)と算出する。
続いて、図6は、シートSeのリクライニングによるシート位置の変化に対しての変化後目標位置の算出の一例を説明するための図である。βcが変化後目標位置を示している。βcの座標を(X2,Y2)とする。θ1cが読書灯4の照射方向が変化後目標位置βcへ向いている場合の、鉛直方向に対するこの照射方向の角度を示している。Acが、読書灯位置αから変化後目標位置βcまでの距離を示している。θ2が初期設定時点からのシートSeのリクライニング位置の変化を示している。θ2は、シート位置の変化後に取得部205で取得したリクライニング位置から、初期設定時点に取得部205で取得したリクライニング位置を差し引くことで算出すればよい。Ceは、リクライニング時の乗員のから他の回転軸位置を示している。Ceの座標を(X3,Y3)とする。Cは、回転軸位置Ceから変化後目標位置βcまでの距離を示している。θ3は、回転軸位置Ceからみた変化後目標位置βcの鉛直方向に対する角度を示している。
X3については、シートSeのスライド位置に応じた位置となると考えられる。よって、スライド位置をもとに、予めシートECU20の不揮発性メモリに格納しておいたシートSeのスライド位置とX3の値との対応関係を参照して、X3の値を決定すればよい。シートSeに着座する乗員の身長に応じてもX3の値に多少の変動があるが、代表的な身長に対するX3の値を用いる構成とすればよい。なお、シートHMI21を介して個々の乗員の身長の情報を取得できる場合には、スライド位置と乗員の身長とをもとに、シートSeのスライド位置と身長とX3の値との対応関係を示すマップを参照し、X3の値を決定する構成とすればよい。
Y3については、シートSeの座面と同じ位置であって、シート位置が変化した場合でも変化がないと考えられる。よって、予めシートECU20の不揮発性メモリに格納しておいた固定値を用いる構成とすればよい。Cについては、以下の式1から算出する。θ3については、θ3=tan−1・{(X1+X3)/(Y3−Y1)}の式から算出する。
シートSeのリクライニングによってシートSeのリクライニング位置がθ2だけ変化した場合、回転軸位置Ceを中心にして乗員の傾きも同じようにθ2だけ変化する。厳密には多少のずれがあるものの、実質的には同じ変化量であるため、同じ変化量として扱うことができる。シートSeのリクライニングによってシート位置が初期設定時点からx軸方向で移動すると、目標位置のX座標も、この移動分だけ変化する。よって、X2については、X2=C・sin(θ2−θ3)+X3の式から算出する。Y2については、Y2=−{Y3−C・cos(θ2−θ3)}の式から算出する。つまり、シートSeのリクライニングのみの場合には、変化後目標位置βcの座標(X2,Y2)=(X2=C・sin(θ2−θ3)+X3,−{Y3−C・cos(θ2−θ3)})と算出する。
シートSeのスライドとリクライニングとの両方が行われる場合には、以下のようにして、変化後目標位置βcの座標(X2,Y2)を算出すればよい。具体的には、θ3,Cを算出する際のX1として−Y1/tanθ1+Bの値を用いる構成とすればよい。そして、算出したθ3,Cを用いて、X2=Csin(θ2−θ3)+X3,Y2=−(Y3−Ccos(θ2−θ3))の式から、座標(X2,Y2)を算出すればよい。
照射範囲特定部263は、変化位置特定部261で算出して特定した変化後目標位置βcから、読書灯4の照射範囲を特定する。一例としては、読書灯4の照射範囲の境界を特定すればよい。ここで、図7を用いて、照射範囲特定部263での読書灯4の照射範囲の境界の特定の一例について説明を行う。θ4が、読書灯4の照射角度の半分の値を示している。θ4については、初期設定時点で調整された読書灯4の照射角度の調整値から特定すればよい。なお、初期設定時点で調整された読書灯4の光の調整値は、例えば手動調整部221がシートECU20の揮発性メモリに記憶しておく構成とすればよい。
原点(0,0)である読書灯位置αと変化後目標位置βcの座標(X2,Y2)とを通過する直線の式は、y=(Y2/X2)・xで表される。よって、本実施形態のxy座標系におけるシートSe寄りの、読書灯4の照射範囲の境界は、y=(Y2/X2)・xをθ4だけ回転した式で表すことができる。従って、読書灯4の照射範囲の境界は、y={(X2・sinθ4+Y2・cosθ4)/(X2・cosθ4−Y2・sinθ4)}・xとして特定すればよい。
顔位置特定部264は、変化後目標位置βcをもとに仮想顔位置を特定する。目標位置と仮想顔位置とは、乗員の姿勢が同じであれば一定の位置関係が成立すると考えられる。よって、リクライニング位置及び変化後目標位置βcをもとに、予めシートECU20の不揮発性メモリに格納しておいたシートSeのリクライニング位置と変化後目標位置βcと仮想顔位置との対応関係を示すマップを参照し、仮想顔位置を特定する構成とすればよい。本実施形態では、一例として仮想顔位置は、乗員の目の位置とする。以降では、図7に示すように、仮想顔位置をγとし、座標(X4,Y4)であるものとして説明を続ける。
なお、シートSeに着座する乗員の身長に応じても仮想顔位置の値に変動があるが、代表的な身長に対する仮想顔位置の値を用いる構成とすればよい。なお、シートHMI21を介して個々の乗員の身長の情報を取得できる場合には、乗員の身長もパラメータに含むマップを参照し、仮想顔位置の値を決定する構成とすればよい。
自動調整部222は、取得部205で取得するシート位置の変化に応じて、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さを自動で調整する。自動調整部222は、目標位置に照射方向が向き続けるように、読書灯4の照射方向を自動で調整する。詳しくは、変化位置特定部261で逐次特定する変化後目標位置βcに照射方向を向けるように、読書灯4の照射方向を自動で調整する。
一例として、自動調整部222は、変化位置特定部261で逐次特定する変化後目標位置βcの座標(X2,Y2)をもとに、θ1c=tan−1・(Y2/X2)の式から、θ1cの値を算出する。そして、自動調整部222は、回動アクチュエータ42の回転角度を、初期設定時点からθ1−θ1cの回転角度に変化させることで、読書灯4の照射方向を自動で調整する。これにより、取得部205で取得するシート位置の変化に応じて、読書灯4の光の照射方向が目標位置に向き続けることになる。
また、自動調整部222は、目標位置と読書灯4との距離が長くなるのに応じて光の強さが強くなるように、読書灯4の光の強さを自動で調整することが好ましい。詳しくは、変化距離特定部262で逐次特定する変化距離Acが、初期照射距離Aよりも長くなるのに応じて光の強さを強くする一方、初期照射距離Aよりも短くなるのに応じて光の強さを弱くするように、読書灯4の光の強さを自動で調整する。これにより、取得部205で取得するシート位置の変化に応じて、読書灯4と視覚情報伝達媒体との距離が変化した場合であっても、視覚情報伝達媒体の明るさを一定に保つことが可能になる。変化距離Acに対する初期照射距離Aの長さに応じた読書灯4の光の強さの調整の度合いは、読書灯4による目標位置の視覚情報伝達媒体の明るさを一定に保つと推定される度合いとすればよい。
また、自動調整部222は、読書灯4の照射角度の自動での調整を、読書灯4からの光の照射範囲に仮想顔位置が含まれる場合に開始することが好ましい。詳しくは、照射範囲特定部263で逐次特定する照射範囲と、顔位置特定部264で逐次特定する仮想顔位置とから、照射範囲に仮想顔位置が含まれるかを判断し、読書灯4の照射角度の自動での調整を開始する。
一例として、自動調整部222は、顔位置特定部264で特定する仮想顔位置γの座標(X4,Y4)を、照射範囲特定部263で特定するy={(X2・sinθ4+Y2・cosθ4)/(X2・cosθ4−Y2・sinθ4)}・xの式のx,yに代入し、左辺と右辺とをそれぞれ演算する。続いて、左辺の解と右辺の解とを比較する。左辺の解が右辺の解以下となる場合に、照射範囲に仮想顔位置が含まれると判断する。一方、左辺の解が右辺の解よりも大きい場合に、照射範囲に仮想顔位置が含まれないと判断する。そして、照射範囲に仮想顔位置が含まれないと判断する場合は、読書灯4の照射角度を自動では調整しない。一方、照射範囲に仮想顔位置が含まれると判断する場合は、読書灯4の照射角度を自動で狭くする調整を開始する。
これによれば、照射範囲に仮想顔位置が含まれないと判断する場合は、照射角度を絞る調整を開始しないことで、乗員の姿勢の変化なしに視覚情報伝達媒体の位置が多少変動した場合でも、照射範囲から視覚情報伝達媒体を外れにくくすることが可能になる。一方、照射範囲に仮想顔位置が含まれると判断する場合は、読書灯4の光が乗員の目に直接入射する前に照射角度を絞って、乗員に眩しさを感じさせにくくすることが可能になる。よって、必要に応じて乗員に眩しさを感じさせにくくしつつ、照射範囲から視覚情報伝達媒体を外れにくくすることも可能にする。
さらに、自動調整部222は、読書灯4の照射角度を自動で狭くする調整を開始する場合には、取得部205で取得するシート位置の変化に応じて、仮想顔位置に読書灯4の光の照射方向が接近するのに応じて光の照射角度を狭く絞るように、読書灯4の照射角度を自動で調整することが好ましい。
一例として、自動調整部222は、顔位置特定部264で特定する仮想顔位置γの座標(X4,Y4)と、照射方向に相当するy=(Y1/X1)・xの式で表される直線との距離を算出する。具体的には、座標(X4,Y4)からy=(Y1/X1)・xの式で表される直線に法線を引き、この直線と法線との交点を算出する。そして、この交点と座標(X4,Y4)tの距離を算出する。自動調整部222は、算出した距離が短くなるのに応じて、読書灯4の照射角度を自動で狭く絞る調整を行う。照射角度を絞る度合いは、読書灯4の光が直接に乗員の目に入射しないと推定される度合いとすればよい。
これによれば、照射方向が乗員の顔に接近する場合であっても、接近するのに応じて照射角度を絞り、読書灯4の光が乗員の目に直接入射しにくくすることが可能になる。よって、より乗員に眩しさを感じさせにくくすることが可能になる。
<シートECU20での光自動調整関連処理>
続いて、図8のフローチャートを用いて、シートECU20でのシート位置に応じた読書灯4の光の自動調節に関連する処理(以下、光自動調整関連処理)の流れの一例について説明を行う。図8のフローチャートは、例えば読書灯4がオンになった場合に開始する構成とすればよい。
続いて、図8のフローチャートを用いて、シートECU20でのシート位置に応じた読書灯4の光の自動調節に関連する処理(以下、光自動調整関連処理)の流れの一例について説明を行う。図8のフローチャートは、例えば読書灯4がオンになった場合に開始する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、トリガ検出部203が前述した所定のトリガを検出した場合(S1でYES)には、ステップS3に移る。一方、所定のトリガを検出していない場合(S1でNO)には、ステップS2に移る。ステップS2では、光自動調整関連処理の終了タイミングであった場合(S2でYES)には、光自動調整関連処理を終了する。一方、光自動調整関連処理の終了タイミングでなかった場合(S2でNO)には、S1に戻って処理を繰り返す。光自動調整関連処理の終了タイミングの一例としては、読書灯4がオフになったこと等がある。
ステップS3では、第1初期設定位置決定部204が、S1でトリガを検出した初期設定時点での読書灯4に対する目標位置を初期設定位置と決定する。ステップS4では、取得部205で取得するシート位置が変化した場合(S4でYES)には、ステップS5に移る。一方、シート位置が変化していない場合(S4でNO)には、ステップS9に移る。
ステップS5では、特定部206が、変化後目標位置βc,変化距離Ac,照射範囲,仮想顔位置γを特定する。ステップS6では、自動調整部222が、S5で特定した仮想顔位置がS5で特定した照射範囲に含まれるか否かを判断する。そして、仮想顔位置が照射範囲に含まれる場合(S6でYES)には、ステップS7に移る。一方、仮想顔位置が照射範囲に含まれない場合(S6でNO)には、ステップS8に移る。
ステップS7では、自動調整部222が、シート位置の変化に応じて、読書灯4の照射方向,照射角度,光の強さを自動で調整し、ステップS9に移る。一方、ステップS8では、自動調整部222が、シート位置の変化に応じて、読書灯4の照射方向,光の強さを自動で調整し、ステップS9に移る。
ステップS9では、光自動調整関連処理の終了タイミングであった場合(S9でYES)には、光自動調整関連処理を終了する。一方、光自動調整関連処理の終了タイミングでなかった場合(S9でNO)には、S4に戻って処理を繰り返す。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、自動調整部222が、変化位置特定部261で逐次特定する変化後目標位置βcに照射方向を向けるように、読書灯4の照射方向を自動で調整する。よって、シート位置の変化に応じて視覚情報伝達媒体の位置が変化した場合でも、この視覚情報伝達媒体に読書灯4の光を向け続けることが可能になる。これにより、初期設定時点で調整された、視覚情報伝達媒体に対する読書灯4の光の適切な照射方向の関係を自動で維持することが可能になる。
実施形態1の構成によれば、自動調整部222が、変化位置特定部261で逐次特定する変化後目標位置βcに照射方向を向けるように、読書灯4の照射方向を自動で調整する。よって、シート位置の変化に応じて視覚情報伝達媒体の位置が変化した場合でも、この視覚情報伝達媒体に読書灯4の光を向け続けることが可能になる。これにより、初期設定時点で調整された、視覚情報伝達媒体に対する読書灯4の光の適切な照射方向の関係を自動で維持することが可能になる。
また、自動調整部222が、変化距離特定部262で逐次特定する変化距離Acが、初期照射距離Aよりも長くなるのに応じて読書灯4の光の強さを強くする一方、初期照射距離Aよりも短くなるのに応じて光の強さを弱くする。よって、シート位置の変化に応じて読書灯4と視覚情報伝達媒体との距離が変化した場合でも、読書灯4の光による視覚情報伝達媒体の明るさを一定に保つことが可能になる。これにより、初期設定時点で調整された、視覚情報伝達媒体に対する読書灯4の光の適切な強さの関係を自動で維持することが可能になる。
さらに、自動調整部222が、仮想顔位置に読書灯4の照射方向が接近するのに応じて光の照射角度を狭く絞る。よって、シート位置の変化に応じて読書灯4の照射方向が乗員の顔に接近する場合でも、乗員の顔を照らしにくいように光の照射角度を自動で絞ることが可能になる。以上のように、実施形態1の構成によれば、シートSeの調整が行われる場合であっても、乗員の手間を省きつつ、読書灯4による照明についての乗員の快適性を向上させることが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、目標位置と読書灯4との距離に応じて読書灯4の光の強さを自動で調整する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、目標位置における仮想的な視覚情報伝達媒体の視覚情報を提供する面に対する読書灯4の照射方向の入射角度に応じて読書灯4の光の強さを自動で調整する構成(以下、実施形態2)としてもよい。以下、実施形態2の構成について説明する。実施形態2の読書灯システム1は、シートユニット2の代わりにシートユニット2aを含む点を除けば、実施形態1の読書灯システム1と同様である。
実施形態1では、目標位置と読書灯4との距離に応じて読書灯4の光の強さを自動で調整する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、目標位置における仮想的な視覚情報伝達媒体の視覚情報を提供する面に対する読書灯4の照射方向の入射角度に応じて読書灯4の光の強さを自動で調整する構成(以下、実施形態2)としてもよい。以下、実施形態2の構成について説明する。実施形態2の読書灯システム1は、シートユニット2の代わりにシートユニット2aを含む点を除けば、実施形態1の読書灯システム1と同様である。
ここで、図9を用いて、シートユニット2aの概略構成を説明する。シートユニット2aは、図9に示すように、シートECU20a及びシートHMI21を備えている。シートユニット2aは、シートECU20の代わりに、シートECU20aを備える点を除けば、実施形態1のシートユニット2と同様である。
続いて、図9を用いて、シートECU20aの概略構成を説明する。シートECU20aは、シート位置調整部201、読書灯調整部202a、トリガ検出部203、第1初期設定位置決定部204、取得部205、及び特定部206aを機能ブロックとして備えている。シートECU20aは、読書灯調整部202及び特定部206の代わりに、読書灯調整部202a及び特定部206aを備える点を除けば、実施形態1のシートECU20と同様である。
特定部206aは、変化位置特定部261、照射範囲特定部263、及び顔位置特定部264をサブ機能ブロックとして備える。特定部206aは、変化距離特定部262を備えない点を除けば、実施形態1の特定部206と同様である。
読書灯調整部202aは、手動調整部221及び自動調整部222aをサブ機能ブロックとして備える。読書灯調整部202aは、自動調整部222の代わりに自動調整部222aを備える点を除けば、実施形態1の読書灯調整部202と同様である。
自動調整部222aは、読書灯4の光の強さを自動で調整する処理が異なる点を除けば、実施形態1の自動調整部222と同様である。以下では、自動調整部222aはでの、読書灯4の光の強さを自動で調整する処理について述べる。
自動調整部222aは、目標位置における仮想的な視覚情報伝達媒体の視覚情報を提供する面に対する読書灯4の照射方向の入射角度に応じて読書灯4の光の強さを自動で調整する。視覚情報伝達媒体の視覚情報を提供する面(以下、視覚情報提供面)とは、視覚情報伝達媒体が本,新聞等の紙媒体であれば紙面である。視覚情報提供面とは、視覚情報伝達媒体が表示機能を有する携帯端末であればディスプレイの表示面である。
視覚情報提供面は、シート位置の変化に応じた乗員の姿勢の変化に応じて傾きが変化する。ここで、自動調整部222aが自動で視覚情報伝達媒体に読書灯4の光を向け続ける筈であるので、視覚情報提供面に対する読書灯4の照射方向の入射角度は、シート位置との間に一定の対応関係を有する。よって、予めシートECU20の不揮発性メモリに、視覚情報提供面に対する読書灯4の照射方向の入射角度とスライド位置,リクライニング位置といったシート位置との対応関係を格納しておけばよい。自動調整部222aは、取得部205で取得したシート位置をもとに、この対応関係を参照して、視覚情報提供面に対する読書灯4の照射方向の入射角度を特定すればよい。
そして、自動調整部222aは、特定したこの入射角度が初期設定時点での入射角度よりも大きくなるのに応じて、読書灯4の光の強さが強くなるように自動で調整する。一方、自動調整部222aは、特定したこの入射角度が初期設定時点での入射角度よりも小さくなるのに応じて、読書灯4の光の強さが弱くなるように自動で調整する。
読書灯4の光による視覚情報伝達媒体の明るさは、読書灯4の照射方向の入射角度が小さいほど明るくなる。これに対して、以上の構成によれば、取得部205で取得するシート位置の変化に応じて、視覚情報提供面に対する読書灯4の照射方向の入射角度が変化した場合であっても、視覚情報伝達媒体の明るさを一定に保つことが可能になる。視覚情報提供面に対する読書灯4の照射方向の入射角度に応じた読書灯4の光の強さの調整の度合いは、読書灯4による目標位置の視覚情報伝達媒体の明るさを一定に保つと推定される度合いとすればよい。
(実施形態3)
前述の実施形態では、トリガ検出部203でトリガを検出した時点での読書灯4に対する目標位置を初期設定位置と決定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ユーザ別の個人設定をもとに初期設定位置を決定する構成(以下、実施形態3)としてもよい。以下、実施形態3の構成について説明する。実施形態3の読書灯システム1は、シートユニット2の代わりにシートユニット2bを含む点を除けば、実施形態1の読書灯システム1と同様である。
前述の実施形態では、トリガ検出部203でトリガを検出した時点での読書灯4に対する目標位置を初期設定位置と決定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ユーザ別の個人設定をもとに初期設定位置を決定する構成(以下、実施形態3)としてもよい。以下、実施形態3の構成について説明する。実施形態3の読書灯システム1は、シートユニット2の代わりにシートユニット2bを含む点を除けば、実施形態1の読書灯システム1と同様である。
ここで、図10を用いて、シートユニット2bの概略構成を説明する。シートユニット2bは、図10に示すように、シートECU20b及びシートHMI21を備えている。シートユニット2bは、シートECU20の代わりに、シートECU20bを備える点を除けば、実施形態1のシートユニット2と同様である。
続いて、図10を用いて、シートECU20bの概略構成を説明する。シートECU20bは、シート位置調整部201、読書灯調整部202、取得部205、特定部206、ユーザ認識部207、個人設定記憶部208、及び第2初期設定位置決定部209を機能ブロックとして備えている。シートECU20bは、トリガ検出部203及び第1初期設定位置決定部204を備えない点と、ユーザ認識部207、個人設定記憶部208、及び第2初期設定位置決定部209を備える点とを除けば、実施形態1のシートECU20と同様である。
ユーザ認識部207は、シートSeに着座するユーザ(つまり、乗員)を認識する。例えば、ユーザ認識部207は、シートHMI21でシートSeに着座しているユーザを選択する入力を受け付けることで、個別のユーザを認識すればよい。他にも、シートHMI21を介してユーザの携帯する携帯端末から個別のユーザを認識可能な識別子を取得することで、個別のユーザを認識してもよい。
個人設定記憶部208は、ユーザ別に、シート位置と読書灯4の光の調整値との対応関係を予め記憶している。一例としては、シートSeをユーザが利用した際に、ユーザ認識部207で認識するユーザ別に、手動調整部221で指示した光の調整値と、取得部205で取得したその指示を行った時点でのシート位置とを対応付けて個人設定記憶部208に記憶しておく構成とすればよい。
第2初期設定位置決定部209は、ユーザ認識部207でユーザを認識すると、認識したユーザについての、個人設定記憶部208に記憶している対応関係をもとに、シート位置と読書灯4の光の調整値とを特定する。自動調整部222は、特定された調整値に沿って、読書灯4の光を調整する。また、シート位置調整部201は、特定されたシート位置にシートSeを調整する。つまり、ユーザ別の個人設定に沿ったシート位置及び読書灯4の光の調整を行う。実施形態3では、第2初期設定位置決定部209で特定したシート位置及び読書灯4の光の調整値によってシート位置及び読書灯4の光の調整が行われた時点を、初期設定時点とする。そして、第2初期設定位置決定部209は、この初期設定時点での読書灯4に対する目標位置を初期設定位置と決定する。
ユーザ別の個人設定に沿ったシート位置及び読書灯4の光の調整が行われる場合、読書灯4の光の調整が、乗員にとって既に適切な状態となっている筈である。よって、読書灯4の照射方向は、視覚情報伝達媒体を向いている筈である。従って、第2初期設定位置決定部209でも、初期設定時点での読書灯4に対する目標位置を初期設定位置と決定することができる。
実施形態3の構成によれば、初期設定位置の決定の方法が異なる点を除けば、実施形態1と同様であるので、実施形態1の構成と同様に、シートSeの調整が行われる場合であっても、乗員の手間を省きつつ、読書灯4による照明についての乗員の快適性を向上させることが可能になる。
(実施形態4)
前述の実施形態では、読書灯4の照射角度の自動での調整を、読書灯4からの光の照射範囲に仮想顔位置が含まれると判断した場合に開始する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、読書灯4からの光の照射範囲に仮想顔位置が含まれるか否かを判断せず、仮想顔位置に読書灯4の照射方向が接近するのに応じて光の照射角度を狭く絞る構成(以下、実施形態4)としてもよい。この場合、特定部206,206aに照射範囲特定部263を備えない構成とすればよい。
前述の実施形態では、読書灯4の照射角度の自動での調整を、読書灯4からの光の照射範囲に仮想顔位置が含まれると判断した場合に開始する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、読書灯4からの光の照射範囲に仮想顔位置が含まれるか否かを判断せず、仮想顔位置に読書灯4の照射方向が接近するのに応じて光の照射角度を狭く絞る構成(以下、実施形態4)としてもよい。この場合、特定部206,206aに照射範囲特定部263を備えない構成とすればよい。
(実施形態5)
前述の実施形態では、スライド位置とリクライニング位置とのいずれも調整可能なシートSeに適用する場合の例を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、スライド位置とリクライニング位置とのいずれか一方のみが調整可能なシートSeに適用する構成としてもよい。
前述の実施形態では、スライド位置とリクライニング位置とのいずれも調整可能なシートSeに適用する場合の例を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、スライド位置とリクライニング位置とのいずれか一方のみが調整可能なシートSeに適用する構成としてもよい。
また、実施形態4の構成を採用する場合、仮想顔位置に読書灯4の照射方向が接近するのに応じて照射角度を絞る度合いは、読書灯4の光が直接に乗員の目に入射しないと推定される度合いとすればよい。実施形態4の構成であっても、読書灯4の光が乗員の目に直接入射しにくくすることが可能になる。よって、乗員に眩しさを感じさせにくくすることが可能になる。
なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 読書灯システム、2,2a,2b シートユニット、3 シートアクチュエータ、4 読書灯、20,20a,20b シートECU(読書灯制御装置)、21 シートHMI、201 シート位置調整部、202 読書灯調整部、203 トリガ検出部、204 第1初期設定位置決定部、205 取得部、206,206a 特定部、207 個人設定記憶部、208 第2初期設定位置決定部、222,222a 自動調整部(調整部)、261 変化位置特定部(変化位置算出部)
Claims (11)
- 輸送用移動体に設けられて前記輸送用移動体のシートに対応する読書灯(4)を制御する読書灯制御装置であって、
前記シートは、スライド位置及び/又はリクライニング位置であるシート位置を変化可能であり、
前記読書灯は、少なくとも光の照射方向及び照射角度を変化可能であり、
前記読書灯の少なくとも前記照射方向及び照射角度を調整する調整部(222,222a)と、
前記シート位置を取得する取得部(205)とを備え、
前記調整部は、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記照射方向及び前記照射角度を自動で調整する読書灯制御装置。 - 前記調整部は、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記シートを基準とする目標位置に前記照射方向が向き続けるように、前記照射方向を自動で調整する請求項1に記載の読書灯制御装置。
- 前記読書灯は、照射する光の強さも変化可能であり、
前記調整部(222)は、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記目標位置と前記読書灯との距離が長くなるのに応じて前記光の強さが強くなるように、前記光の強さを自動で調整する請求項2に記載の読書灯制御装置。 - 前記読書灯は、照射する光の強さも変化可能であり、
前記目標位置は、前記シートに着座するユーザが視覚情報を伝達する媒体である視覚情報伝達媒体を利用すると仮定した場合の前記視覚情報伝達媒体の仮想的な位置であり、
前記調整部(222a)は、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記目標位置における仮想的な前記視覚情報伝達媒体の前記視覚情報を提供する面に対する前記照射方向の入射角度が大きくなるのに応じて前記光の強さが弱くなるように、前記光の強さを自動で調整する請求項2に記載の読書灯制御装置。 - 前記目標位置は、前記シートに着座するユーザが視覚情報を伝達する媒体である視覚情報伝達媒体を利用すると仮定した場合の前記視覚情報伝達媒体の仮想的な位置であり、
前記調整部は、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記シートに着座する前記ユーザの仮想的な顔の位置である仮想顔位置に前記照射方向が接近するのに応じて前記光の照射角度を狭く絞るように、前記光の照射角度を自動で調整する請求項2〜4のいずれか1項に記載の読書灯制御装置。 - 前記調整部は、前記光の照射角度の自動での調整を、前記照射角度での前記光の照射範囲に前記仮想顔位置が含まれる場合に開始する請求項5に記載の読書灯制御装置。
- 所定のトリガを検出するトリガ検出部(203)と、
前記トリガ検出部で前記トリガを検出した時点での前記読書灯に対する前記目標位置を初期設定位置と決定する第1初期設定位置決定部(204)とを備え、
前記第1初期設定位置決定部で前記初期設定位置を決定してから前記取得部で取得した前記シート位置の変化と、前記第1初期設定位置決定部で決定した前記初期設定位置とから、前記シート位置の変化後の前記目標位置を算出する変化位置算出部(261)とを備え、
前記調整部は、前記変化位置算出部で算出した前記シート位置の変化後の前記目標位置に向くように前記照射方向を自動で調整することで、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記シートを基準とする目標位置に前記照射方向が向き続けるように、前記照射方向を自動で調整する請求項2〜6のいずれか1項に記載の読書灯制御装置。 - 前記読書灯はユーザ操作によって手動でも前記光を調整可能であり、
前記トリガ検出部は、前記読書灯の点灯後に手動での前記光の調整が終了したことを前記トリガとして検出する請求項7に記載の読書灯制御装置。 - 前記読書灯はユーザ操作によって手動でも前記光を調整可能であり、
前記トリガ検出部は、前記読書灯の点灯後に手動での前記光の調整が行われずに規定時間が経過したことを前記トリガとして検出する請求項7又は8に記載の読書灯制御装置。 - ユーザ別に、前記シート位置と前記光の調整値との対応関係を予め記憶している個人設定記憶部(208)と、
前記シートに着座するユーザを認識するユーザ認識部(207)と、
前記ユーザ認識部で認識するユーザについての、前記個人設定記憶部に記憶している前記シート位置と前記光の調整値との対応関係をもとに、ユーザ別の前記目標位置の初期設定位置を決定する第2初期設定位置決定部(209)とを備え、
前記第2初期設定位置決定部で前記初期設定位置を決定してから前記取得部で取得する前記シート位置の変化と、前記第2初期設定位置決定部で決定した前記初期設定位置とから、前記シート位置の変化後の前記目標位置を算出する変化位置算出部(261)とを備え、
前記調整部は、前記変化位置算出部で算出した前記シート位置の変化後の前記目標位置に向くように前記照射方向を自動で調整することで、前記取得部で取得するシート位置の変化に応じて、前記シートを基準とする目標位置に前記照射方向が向き続けるように、前記照射方向を自動で調整する請求項2〜6のいずれか1項に記載の読書灯制御装置。 - 輸送用移動体に設けられて前記輸送用移動体のシートに対応し、少なくとも光の照射方向及び照射角度を変化可能な読書灯(4)と、
前記読書灯を制御する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の読書灯制御装置(20,20a,20b)と、を含む読書灯システム。
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