JP2020138629A - バスの床構造 - Google Patents

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裕之 橋場
Hiroyuki Hashiba
裕之 橋場
聖児 二ノ宮
Seiji Ninomiya
聖児 二ノ宮
克哉 太田
Katsuya Ota
克哉 太田
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【課題】トランクスペースの容量を確保しつつ、通路を使いやすくする。【解決手段】バスの床構造は、通路として機能する通路床面2と、通路床面2の左右両側に設けられて座席が設置される座席床面3と、通路床面2及び座席床面3の下方に形成されたトランクスペースとを備えたバスに適用される。この床構造において、座席床面3は、後方へ向かって上り傾斜し、通路床面2は、座席床面3よりも下方に位置する。座席床面3と通路床面2との段差は、後方へいくにつれて拡大されている。【選択図】図2

Description

本発明は、床面の下方にトランクスペースが形成されたバスの床構造に関する。
一般に、バス(例えば大型バス)の室内には、乗員が着座するための複数の座席と、乗員が移動するための通路とが設けられる。従来、通路の床面を、座席が設置される床面よりも低く設けた構造が知られている(例えば特許文献1参照)。このような構造によれば、座席が設置される床面(座席床面)に対して通路の床面(通路床面)が低くなる分だけ、座席床面と天井面との間に比べて、通路床面と天井面との間の室内空間が広がるため、乗員が通路を使いやすくなるという利点がある。
特開2003-2246号公報
しかしながら、上述したように通路床面を座席床面よりも低くした場合、通路床面が低くなる分だけ、通路床面及び座席床面の下方に形成されるトランクスペースの容量が小さくなるという課題が生じる。そこで、通路床面を座席床面と同じ高さまで上げる(通路床面を座席床面と面一に設ける)ことが検討されている。しかし、この場合は、トランクスペースの容量を大きくすることはできても、通路床面が高くなる分だけ、通路床面と天井面との間の室内空間が狭まるため、乗員が通路を使いやすくなるという上記の利点が損なわれる。
本件のバスの床構造は、上述したような課題に鑑み創案されたものであり、トランクスペースの容量を確保しつつ、通路を使いやすくすることを目的とする。
ここで開示するバスの床構造は、通路として機能する通路床面と、前記通路床面の左右両側に設けられて座席が設置される座席床面と、前記通路床面及び前記座席床面の下方に形成されたトランクスペースとを備えたバスの床構造であって、前記座席床面が、後方へ向かって上り傾斜し、前記通路床面が、前記座席床面よりも下方に位置し、前記座席床面と前記通路床面との段差が、後方へいくにつれて拡大されていることを特徴としている。
座席床面が後方へ向かって上り傾斜するため、座席床面の下方では、後方へいくほどトランクスペースの高さ寸法が大きくなる。一方で、通路床面は座席床面よりも下方に位置するため、通路床面の下方では、通路床面と座席床面との段差の分だけトランクスペースの高さ寸法が小さくなるが、この段差は前方へいくにつれて縮小されていることから、本構造ではバスの前方でもトランクスペースの高さ寸法が確保されやすい。
さらに、通路床面は座席床面よりも下方に位置するため、通路床面から天井面までの長さが、座席床面から天井面までの長さよりも大きく確保される。また、座席床面は後方へ向かって上り傾斜するため、座席床面から天井面までの長さは後方へいくほど小さくなるのに対し、通路床面と座席床面との段差は後方へいくにつれて拡大されることから、通路床面から天井面までの長さは後方でも確保されやすい。このため、通路が使いやすくなる。
開示のバスの床構造によれば、トランクスペースの容量を確保しつつ、通路を使いやすくすることができる。
実施形態に係るバスの床構造が適用されたバスの概略的な断面図である。 図1の床構造を上から見た斜視図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図2のB−B矢視断面図である。
図面を参照して、実施形態としてのバスの床構造について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
本実施形態に係るバスの床構造は、図1に示すバス1に適用されている。ここでは、バス1としてハイデッカー車を例示する。以下、このバス1の通常の姿勢を基準にして、前後方向、左右方向および上下方向を定め、前後方向を車長方向ともいい、左右方向を車幅方向ともいい、上下方向を車高方向ともいう。バス1は、その室内6の床面を構成する通路床面2及び座席床面3と、通路床面2及び座席床面3の下方に設けられたトランクスペース4とを備える。
通路床面2は、室内6の車幅方向の中央部において車長方向に延設される。通路床面2は、バス1の乗員が移動するための通路として機能する。一方、座席床面3は、通路床面2の左右両側に設けられ、車長方向に延設される。座席床面3には、複数の座席(図示略)が設置される。通路床面2は、座席床面3よりも下方に位置する。したがって、通路床面2と座席床面3との間には段差が存在する。この段差の詳細な構造については後述する。
トランクスペース4は、乗員の荷物を収納するためのスペースである。トランクスペース4の上面は、通路床面2及び座席床面3で構成される。つまり、通路床面2及び座席床面3は、トランクスペース4の天井面をなす。
室内6の天井面7には、室内灯5が取り付けられている。本実施形態の室内灯5は、通路床面2の鉛直上方に位置し、天井面7よりも下方にやや突出している。
図2に示すように、座席床面3は、後方へ向かって上り傾斜する。本実施形態の座席床面3は、その全体が、水平面に対して一定の勾配をなす傾斜面で構成されている。一方、本実施形態の通路床面2は、略水平となるように配置された水平面部2aと、座席床面3と平行に設けられた傾斜面部2bとを有する。
水平面部2aは、通路床面2の大部分を構成し、傾斜面部2bは、通路床面2のうちの水平面部2aよりも後方の部分を構成する。また、水平面部2aと傾斜面部2bとの境目は、トランクスペース4の後壁8の位置に設定される。したがって、本実施形態では、水平面部2aがトランクスペース4の天井面を構成するのに対し、傾斜面部2bはトランクスペース4よりも後方に位置する。
上記の通り、座席床面3は後方へ上り傾斜するのに対し、水平面部2aは略水平であるため、座席床面3と水平面部2aとの段差は、後方へいくにつれて拡大されている。また、本実施形態では、上記の通り傾斜面部2bが座席床面3と平行であるため、座席床面3と傾斜面部2bとの段差は車長方向にわたって一定である。
以下、図3及び図4を参照して、通路床面2と座席床面3との段差の構造について詳述する。
図3は、通路床面2と座席床面3との段差が最大の部分(具体的には、傾斜面部2bと座席床面3との段差部分)の構造を示す断面図である。一方、図4は、通路床面2と座席床面3との段差が僅かな部分(具体的には、水平面部2aの前方寄りの部分と座席床面3との段差部分)の構造を示す断面図である。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、通路床面2が通路床板13の上面で構成されており、座席床面3が座席床板17の上面で構成されている。また、通路床板13と各座席床板17との間には、車長方向に沿って延びるボデーレール14が配置されている。ここでは横断面が箱型(ボックス形状)のボデーレール14を例示する。なお、通路床板13及び座席床板17の各上面には、通路床板13及び座席床板17の保護及び見栄え向上のためのシート状のトリム(図示略)が設けられてもよい。
図3に示すように、通路床板13のうち、傾斜面部2bを構成する部分の右端部は、三つのプレート9〜11を介してボデーレール14に支持されている。三つのプレート9〜11は、具体的には、通路床板13の下面に接触配置された下側プレート9と、通路床板13の上面に接触配置された上側プレート10と、上側プレート10及びボデーレール14の間に配置された取付プレート11とである。下側プレート9及び取付プレート11は例えば鉄板を屈曲成形したものであり、上側プレート10はアルミ縁材である。
下側プレート9は、断面がL字型であって、ボデーレール14の側面14aに沿って配置される接合部9aと、接合部9aと垂直に設けられて通路床板13の下方に配置される台座部9bとを有する。接合部9aは側面14aに溶接される。また、台座部9bには通路床板13が載置される。
上側プレート10は、断面が略Z字型であって、通路床面2よりも車幅方向の外側で座席床面3と略同じ高さに配置される上フランジ10aと、通路床板13の上(傾斜面部2b上)に配置される下フランジ10cと、上フランジ10aと下フランジ10cとを繋ぐウェブ10bとを有する。
下フランジ10cは、下側プレート9の台座部9bとの間に通路床板13を挟んで配置される。したがって、通路床板13は、左右の端部が、下側プレート9の台座部9bと、上側プレート10の下フランジ10cとにより上下から挟持された状態で配置される。また、ウェブ10bは、傾斜面部2bと座席床面3との段差に立設される壁部を構成する。
取付プレート11は、断面がL字型であって、ボデーレール14の側面14aに沿って配置される接合部11aと、接合部11aと垂直に設けられて上側プレート10の上フランジ10aの下方に配置される支持部11bとを有する。接合部11aは側面14aに溶接される。また、支持部11bには上フランジ10aが載置される。なお、上側プレート10の上フランジ10aと、取付プレート11の支持部11bとは、図示しないビスで互いに結合される。
上述したように、傾斜面部2bよりも前方では、水平面部2aと座席床面3との段差が前方にいくにつれて縮小される。これに伴い、上側プレート10のウェブ10bの高さ寸法(車高方向の寸法)は、前方へいくにつれて縮小されていく。
そして、図4に示すように、通路床面2と座席床面3との段差が僅かな部分では、下側プレート9と取付プレート11との干渉を回避するために、下側プレート9及び取付プレート11に代えて、これらを一体化させた連結プレート12が設けられる。連結プレート12は、下側プレート9及び取付プレート11と同様に、例えば鉄板を屈曲成形したものである。
連結プレート12は、下側プレート9の接合部9a及び取付プレート11の接合部11aと同様の機能をもつ接合部12aと、下側プレート9の台座部9bと同様の機能をもつ台座部12bと、取付プレート11の支持部11bと同様の機能をもつ支持部12cと、台座部12b及び支持部12cを繋ぐ接続部12dとを有する。
なお、図3及び図4には、通路床板13の右端部を示すが、通路床板13の左端部もこれと同様(左右対称)な構造でボデーレール14に支持されている。
座席床板17は、断面L字型の下側プレート18を介してボデーレール14に支持されている。また、ボデーレール14の上面14bには、座席を設置するためのシートレール15が取り付けられている。さらに、シートレール15のうち、座席が設置されない部分には、シートレール15を隠すためのモールディング16が取り付けられる。モールディング16は、上フランジ10a及び座席床板17の一部に被さっている。
[2.作用及び効果]
上記のバス1の床構造によれば、座席床面3が後方へ向かって上り傾斜するため、座席床面3の下方では、後方へいくほどトランクスペース4の高さ寸法を大きくすることができる。一方で、通路床面2は座席床面3よりも下方に位置するため、通路床面2の下方では、通路床面2と座席床面3との段差の分だけトランクスペース4の高さ寸法が小さくなるが、この段差は前方へいくにつれて縮小されていることから、バス1の前方でもトランクスペース4の高さ寸法を確保することができる。
また、上記の床構造によれば、通路床面2は座席床面3よりも下方に位置するため、通路床面2から天井面7までの長さ(車高方向の距離)を、座席床面3から天井面7までの長さよりも大きく確保することができる。また、座席床面3は後方へ向かって上り傾斜するため、座席床面3から天井面7までの長さは後方へいくほど小さくなるのに対し、通路床面2の水平面部2aと座席床面3との段差は後方へいくにつれて拡大されることから、通路床面2から天井面7までの長さを後方でも確保することができる。このため、バス1の乗員が通路床面2を歩行する際に空間的な余裕をもつことができる。したがって、本実施形態のように室内灯5が天井面7から下方に突出して設けられていたとしても、バス1の通路(通路床面2)を使いやすくすることができる。
なお、上記の床構造では、上記のプレート9〜12を設けるだけで、通路床面2を構成する通路床板13を既存のボデーレール14に支持させることができる。よって、バス1に備えられる既存のボデーレール14を活用することができる。また、図4に示すように、下側プレート9及び取付プレート11を一体化させた連結プレート12が設けられるため、部品点数を抑えることができるとともに、よりシンプルな構造とすることができる。また、下側プレート9、取付プレート11、及び連結プレート12はいずれも鉄板を屈曲させることで形成されるシンプルな構造であるため、コストを抑えることができる。加えて、上側プレート10により座席床面3と通路床面2との段差を埋められる(隠せる)ため、見栄えをよくすることができる。
さらに、一般にトランクスペース4の後壁8よりも後側にも配線・配管が設けられるが、本実施形態では、水平面部2aよりも後方に、座席床面3と平行な傾斜面部2bが設けられるため、水平面部2aの下方と比べて傾斜面部2bの下方の空間を確保しやすくすることができる。よって、傾斜面部2bの下方において、既存の配線・配管のレイアウトを変更しなくても済む。したがって、コストを抑えることもできる。
[3.変形例]
上述の実施形態では、座席床面3と平行な傾斜面部2bが設けられた床構造を例示したが、通路床面2は傾斜面部2bを有しなくてもよく、通路床面2の全体において、座席床面3との段差が後方にいくにつれて拡大していてもよい。さらに、上述した下側プレート9、上側プレート10、取付プレート11及び連結プレート12の各形状は一例である。なお、通路床面2の水平面部2aと傾斜面部2bとの境目は、トランクスペース4の後壁8の位置に対して前方または後方にずれていてもよい。
下側プレート9及び取付プレート11をボデーレール14に結合する固定方法は特に限定されないが、例えばプラグ溶接を適用することができる。また、上述した実施形態では、上側プレート10及び取付プレート11の結合にビスが適用される場合を例示したが、上側プレート10及び取付プレート11の結合方法も特に限定されない。
1 バス
2 通路床面
3 座席床面
4 トランクスペース

Claims (1)

  1. 通路として機能する通路床面と、前記通路床面の左右両側に設けられて座席が設置される座席床面と、前記通路床面及び前記座席床面の下方に形成されたトランクスペースとを備えたバスの床構造であって、
    前記座席床面が、後方へ向かって上り傾斜し、
    前記通路床面が、前記座席床面よりも下方に位置し、
    前記座席床面と前記通路床面との段差が、後方へいくにつれて拡大されている
    ことを特徴とする、バスの床構造。
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