JP2020138498A - プリンタ及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減するプリンタなどを提供する。【解決手段】発泡メディアに画像を印刷した後、当該発泡メディアを発泡させた場合であって、発泡領域と非発泡領域とで同じ色の画像が印刷されている場合、発泡領域に印刷されている画像が、非発泡領域に印刷されている画像よりも濃度が低くなってしまう、つまり、淡色化してしまう。これは、発泡領域に印刷された画像では、発泡による膨張により、当該画像を表すインク層がひび割れ、発泡領域の色(ここでは、白)が前記画像の色に影響を与えてしまうためである。そして、この濃度低下の分、その後に発泡させる発泡領域に印刷する画像の濃度を予め上げておく。【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェットプリンタなどのプリンタ、及び、インクジェットプリンタなどを用いた印刷方法に関する。
従来から、発泡による凹凸が形成された発泡製品(壁紙等)が知られている。このような発泡製品の製造方法として、特願2018−217247号は、化学発泡剤を含む発泡層と基材とを含む発泡メディアに、発泡抑制インクと着色インクとを印刷してから、当該発泡メディアを発泡させることで、所望の凹凸模様と画像とが形成された発泡製品を製造する方法を開示する。
発泡製品の製造において、本願発明者は、発泡メディアに画像を印刷した後、当該発泡メディアを発泡させた場合であって、発泡領域と非発泡領域とで同じ色の画像が印刷されている場合、発泡領域に印刷されている画像が、非発泡領域に印刷されている画像よりも濃度(例えば、反射濃度)が低くなってしまうこと、つまり、淡色化してしまうことを見出した。上記特許文献1では、このような淡色化について考慮されていない。このように、従来は、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことが生じ得る。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減するプリンタ及び印刷方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るプリンタは、
発泡前の発泡メディアに対して相対的に移動しながら当該発泡メディアに対して着色インクを吐出するインク吐出部と、
画像を表す画像データに基づいて前記インク吐出部を前記発泡メディアに対して相対的に移動させかつ前記着色インクを吐出させることで、前記画像を前記発泡メディアに印刷するコントローラと、を備え、
前記発泡メディアには、発泡する第1領域と、前記第1領域よりも発泡しない第2領域と、が設定され、
前記コントローラは、前記画像のうちの前記第1領域に印刷する第1部分と前記第2領域に印刷する第2部分とが前記発泡メディアの発泡後に発泡前よりも同一色に近づくよう、前記第1部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量と前記第2部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量とを異ならせる。
上記構成によれば、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減(色の異なり度合いを少なくするなど。また、低減は防止を含む)できる。
前記画像データは、前記画像の画素毎の前記着色インクの吐出量を示し、
前記コントローラは、
前記画像データが示す前記吐出量で前記インク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
前記画像データが表す前記画像における前記第1部分と前記第2部分とが同一色であるときに、当該画像データが示す、前記第1部分の各画素の前記吐出量と、前記第2部分の各画素の前記吐出量と、のうちの少なくとも一方を変更し、変更後の吐出量で前記インク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
前記変更後の吐出量は、実際に印刷された前記第1部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、実際に印刷された前記第2部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、を、当該変更を行わないときに比べて同一に近づける吐出量である、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減できる。
発泡後の前記第1領域は、縁部が斜面となっており、
前記コントローラは、前記第1部分のうち前記縁部に印刷される部分の画像を表す画像データを、前記画像よりも前記着色インクが吐出されない空隙が多い画像又は前記縁部に印刷される部分の画像よりも薄い色の画像を表す画像データに変更する、
ようにしてもよい。
前記第1領域が発泡すると、上面よりも縁部の方が発泡による表面積の変化が大きく、淡色化が顕著になる。ここで、淡色化の原因は、画像を表すインク層(印刷後に定着した着色インクの層)がひび割れて、下地(発泡メディア等の色であり、基本的には白の下地)の色が画像の色に影響を与えることにあることを本願発明者は見出している。つまり、前記淡色化が顕著ということは、ひびわれが目立つことに繋がる。上記構成では、空隙が多い画像又は薄い色の画像により、ひび割れを目立たなくすることができ(発泡前から下地を露出させる空隙が形成されているため、又は、発泡前から色が薄いため)、発泡後の発泡製品の見た目を良くすることができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る印刷方法は、
画像を表す画像データに基づいて、発泡前の発泡メディアに対して着色インクを吐出し、前記画像を前記発泡メディアに印刷する印刷ステップを備え、
前記発泡メディアには、発泡する第1領域と、前記第1領域よりも発泡しない第2領域と、が設定され、
前記印刷ステップでは、前記画像のうちの前記第1領域に印刷する第1部分と前記第2領域に印刷する第2部分とが前記発泡メディアの発泡後に発泡前よりも同一色に近づくよう、前記第1部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量と前記第2部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量とを異ならせる。
上記構成によれば、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減できる。
前記画像データは、前記画像の画素毎の前記着色インクの吐出量を示し、
前記印刷ステップでは、
前記画像データが示す前記吐出量でインク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
前記画像データが表す前記画像における前記第1部分と前記第2部分とが同一色であるときに、当該画像データが示す、前記第1部分の各画素の前記吐出量と、前記第2部分の各画素の前記吐出量と、のうちの少なくとも一方を変更し、変更後の吐出量で前記インク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
前記変更後の吐出量は、実際に印刷された前記第1部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、実際に印刷された前記第2部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、を、当該変更を行わないときに比べて同一に近づける吐出量である、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減できる。
本発明によれば、発泡する第1領域と当該第1領域よりも発泡しない第2領域とに印刷されている画像の色が、本来同じであるにも係わらず、発泡後に異なってしまうことを低減するプリンタ及び印刷方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの構成図。 発泡メディアの断面図。 画像が印刷され、発泡したあとの発泡メディアの平面図。 補正処理のフローチャート。 エンボスデータが表す画像の図。 コントローラに供給される画像データが表すレイヤー画像の図。 図5の画像(白の部分)と図6の画像との重複部分を示す画像の図。 補正処理におけるレイヤ画像の合成を説明する図。 画像印刷後かつ発泡後の発泡メディアの断面図。
(プリンタ100の構成)
本発明の実施の形態に係るプリンタ100は、インクジェットプリンタであり、図1に示すように、インクジェットヘッド110と、駆動機構120と、コントローラ130と、を備える。なお、プリンタ100を他の種類のプリンタとしてもよい。
インクジェットヘッド(インク吐出部)110は、図示しないインク供給機構から供給されるインクをインクジェット方式で、シート状の発泡メディア10(図2)に吐出する。インクジェットヘッド110及びインク供給機構は、公知のものを使用できるので詳細な構造の説明は省略する。
発泡メディア10は、図2に示すように、基材11と、発泡層12と、を備える。
基材11は、発泡層12を支持している。基材11としては、例えば、紙製シート、不織布製シートが挙げられる。
発泡層12は、発泡により膨張可能な層である。発泡層12は、熱可塑性樹脂をベースとし、当該熱可塑性樹脂内には、加熱に伴い熱分解等により気体を発生する化学発泡剤が分散している。化学発泡剤としては、アゾジカルボンアミドなどが好ましい。発泡層12は、化学発泡剤の発泡を促進し発泡開始温度を低下させる発泡助剤(酸化亜鉛など)をさらに有する。発泡層12は、画像が印刷されるため、ここでは、白色に形成されている。
インクジェットヘッド110が吐出可能なインクとしては、発泡メディア10の発泡箇所(どこを発泡させるか)を制御する発泡制御インク(透明インク)と、発泡メディア10にカラー画像を印刷するためのCMYK等の着色インクと、がある。
発泡制御インクとしては、ここでは、発泡層12内部に浸透し、発泡を化学的に抑制する発泡抑制インクが採用される。このような発泡抑制インクは、発泡層12のうち、発泡させたくない領域に塗布される。当該発泡抑制インクは、例えば、1,2,3−ベンゾトリアゾール、1−[N,N−ビス(2−エチルヘキシル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール、1−[N,N−ビス(2−エチルヘキシル)アミノメチル]メチルベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系化合物をはじめとする化学的発泡抑制剤を含有する。発泡抑制インクにおける溶媒は、非水系溶媒が使用される。例えば、非水系溶媒は、水以外の溶媒であり、例えば、揮発性有機化合物(VOC)が挙げられる。
着色インクとしては、発泡層12において、発泡抑制インクが吐出された領域に使用しても問題のないものが使用される。ここでは、C(シアン)・M(マゼンダ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4種類の着色インクが使用される。各着色インクは、非水系の顔料インクが好ましく、溶剤インクが特に好ましい。溶剤インクとしては、株式会社ミマキエンジニアリング製のソルベントインクSS21(着色剤;顔料、溶媒;有機溶媒)、株式会社ミマキエンジニアリング製のソルベントインクBS4(着色剤;顔料、溶媒;有機溶媒)等が挙げられる。
駆動機構120は、インクジェットヘッド110を主走査方向に移動させる機構と、発泡メディア10を副走査方向に移動させる機構と、を含んで構成される。駆動機構120は、インクジェットヘッド110を主走査方向及び副走査方向に移動させる機構であってもよい。駆動機構120は、公知のものを使用できるので詳細な構造の説明は省略する。
コントローラ130は、CPU(Central Processing Unit)、グラフィックプロセッサ等の1以上のプロセッサ、プロセッサのメインメモリとなるRAM(Random Access Memory)、プロセッサで実行されるプログラムや各種データを記憶する不揮発性の記憶装置(フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)など)などを含んで構成されている。
コントローラ130は、プリンタ100全体(特に、インクジェットヘッド110、駆動機構120の動作等)を制御し、発泡メディア10に対して印刷を施す。
コントローラ130は、外部のホストコンピュータなどと通信可能となっており、コントローラ130には、当該ホストコンピュータなどからエンボスデータ及び画像データが入力される。
エンボスデータは、発泡によって形成したい凸部の形状(エンボス形状)を指定するデータであり、発泡制御インクの吐出/非吐出を画素毎に指定するデータである。ここでは、発泡制御インクは、発泡抑制インクであるので、前記凸部となる領域外の画素については吐出を指定し、凸部となる領域内の画素については非吐出を指定する。
画像データは、発泡メディア10に印刷したい画像を表すデータであり、画像の画素毎の各着色インクの吐出量(1画素当たりの着色インクの濃度である印刷濃度でもある。ここでは、吐出可能な最大吐出量を100%とした割合で表される)を指定している。吐出量は、着色インクのインク滴の大きさ、又は、1画素当たりに吐出される着色インクのインク滴の数などを含む。つまり、画像データは、複数の画素それぞれを特定する画素データと、各画素データに対応付けられた、CMYKの着色インクそれぞれの吐出量を特定するデータと、を含む。
エンボスデータの画素の行数及び列数は、画像データの画素の行数及び列数と同じであり、前者と後者の画素は、一対一で対応している。対応する画素同士は、発泡メディア10において同じ位置に設定されている。
コントローラ130は、駆動機構120を制御し、インクジェットヘッド110を発泡メディア10に対して主走査方向及び副走査方向に移動させる。コントローラ130は、この移動に同期させてインクジェットヘッド110を制御し、インクジェットヘッド110が、エンボスデータの各画素のうち、発泡制御インクを吐出することを指定するデータに対応する画素の位置に移動するたびに、インクジェットヘッド110から発泡抑制インクを吐出させる。さらに、コントローラ130は、インクジェットヘッド110が、画像データの画素の位置に移動するたびに、インクジェットヘッド110を制御し、画像データにおけるその画素の位置に対応する吐出量にて着色インクを吐出させる(吐出量が0の場合には、着色インクを吐出させない)。
画像データとエンボスデータとは、1つのイメージデータとして作成され、コントローラ130に供給されてもよい。
さらに、コントローラ130は、エンボスデータと画像データとを比較して、画像データが指定する吐出量を適宜補正する処理を行う。当該処理については後述する。
プリンタ100は、上記構成の他、ユーザからの操作を受け付ける操作部や、操作画面等を表示する表示部などを備えてもよい。
(画像データの吐出量の補正)
以下、コントローラ130による画像データが指定する吐出量の補正について説明する。以下では、一例として、図3に示すように、正方形の画像P(ここでは、ベタに同一色で着色された画像)を発泡メディア10に印刷しようとするものとする。なお、図3は、画像印刷、発泡等のあとの発泡メディア10(発泡製品)である。画像Pの印刷では、後述のように、吐出量が補正され、実際には、図8に示すレイヤー画像Tの画像Pが印刷される。発泡メディア10には、平面視したときに四角枠形状の第1部分10A(画像Pの縁部に相当する部分)と、それ以外の部分である第2部分10Bと、が設定されており、第1部分10Aのみを発泡させるものとする。画像Pのうち、第1部分10A上に印刷される部分を第1画像P1とし、残りの部分を第2画像P2とする。
コントローラ130は、当該コントローラ130が有するCPU等が記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、下記補正処理を行う。当該補正処理により、画像データの吐出量が補正される。
(補正処理)
コントローラ130は、外部からエンボスデータ及び画像データが供給されると、図4に示す補正処理を開始する。なお、エンボスデータ及び画像データが1つのイメージデータを構成している場合、コントローラ130は、当該イメージデータをエンボスデータと画像データとに分けて以下の処理を行う。
ここで、エンボスデータは、例えば、発泡制御インクを吐出する画素を黒、発泡制御インクを吐出しない画素を白とした画像を表すデータであるものとする。当該エンボスデータが表す画像Qを、図5に示す。画像Qは、発泡メディア10の表面と同形状である。図5に示すように、エンボスデータが表す画像Qは、四角枠形状の白の画像Q1と、それ以外の黒(図5では、黒をハッチングで表現している)の画像Q2と、からなる。白の画像Q1は、発泡メディア10の発泡領域である第1部分10Aに相当する。黒の画像Q2は、第2部分10Bに相当する。従って、発泡制御インク(ここでは、発泡抑制インク)は、発泡メディア10のうち発泡させない領域に塗布される。
画像データは、画像Pを表すデータであるが、ここでは、画像Q1と同形状のレイヤー画像Rを表す画像データとしてコントローラ130に入力される。図6にレイヤー画像Rを示す。レイヤー画像Rは、中央に位置する画像Pと、当該画像P以外の余白領域R1と、からなる。余白領域R1は、着色インクを吐出しない領域である。画像データにおいて、当該余白領域R1内の各画素に対応する上記着色インクの吐出量は「0」である。
コントローラ130は、補正処理において、エンボスデータが表す画像Qと、画像データが表すレイヤー画像Rと、に基づき、画像Qのうちの白の画像Q1と、レイヤー画像Rのうちの画像Pとが重複する部分を特定し、図7に示すような、前記重複する部分を表す画像S1を含むレイヤー画像S(レイヤー画像Rと同形状の画像)を表す画像データを生成する(ステップS1)。当該画像データは、レイヤー画像Rの画像データと同様、レイヤー画像Sの画素毎の各着色インクの吐出量(ここでは、吐出可能な最大吐出量を100%とした割合で表される)を指定するデータとして生成される。なお、レイヤー画像Sのうち、画像S1以外の部分(画像Qと画像Rとが重複しない部分)の画素の吐出量は、0である。
ここで、レイヤー画像Sを表す画像データのうち画像S1の部分の画像データが指定する吐出量について説明する。本願発明者は、発泡メディアに画像を印刷した後、当該発泡メディアを発泡させた場合であって、発泡領域と非発泡領域とで同じ色の画像が印刷されている場合、発泡領域に印刷されている画像が、非発泡領域に印刷されている画像よりも濃度(例えば、反射濃度)が低くなってしまうこと、つまり、淡色化してしまうことを見出した。本願発明者は、この原因を探ったところ、発泡領域に印刷された画像では、発泡による膨張により、当該画像を表すインク層がひび割れ、発泡領域の色(ここでは、白)が見えてしまうことによることを見出した。そして、本願発明者は、この濃度低下の分、その後に発泡させる発泡領域に印刷する画像の濃度を予め上げておくことを見出した。レイヤー画像Sは、当該画像の濃度を上げるための画像であり、レイヤー画像Sを表す画像データが指定する吐出量は、この濃度の上昇分に対応する吐出量である。
コントローラ130の記憶部には、コントローラ130に供給された画像データが指定する吐出量(1〜100%であるが、100%等の高い値は通常使用されない。)Aと、前記上昇分に対応する吐出量Bと、の対応関係を示すテーブル(当該テーブルは、例えば着色インクの種類ごとに用意される)を用意する。吐出量Aと吐出量Bとの関係は、実験等により決定すればよい。例えば、吐出量を異ならせた複数の画像を、発泡前の発泡メディア(サンプル)のうち、その後に発泡させる発泡領域と、発泡させない非発泡領域とのそれぞれに印刷し、その後、当該発泡メディアを発泡させ、発泡領域上の複数の画像と、非発泡領域上の複数の画像とを比較する(当該比較は、例えば、反射濃度等により行うとよい)。両者で色が同じ画像(又は同じと許容できる程度、色が近似する画像)が有る場合、当該同じ画像のうちの非発泡領域上の画像の印刷時の吐出量を前記吐出量Aとし、当該同じ画像のうちの発泡領域上の画像の印刷時の吐出量から非発泡領域上の画像の印刷時の吐出量(前記吐出量A)を減じた値を前記吐出量Bとして、前記テーブルを作成する。
コントローラ130は、レイヤー画像Rを表す画像データのうち、レイヤー画像Rにおける前記画像S1に相当する部分の画素のうちの1つの画素に対応する吐出量を取得する。コントローラ130は、取得した吐出量に基づいて、前記テーブルを参照し、当該吐出量に合致する吐出量Aに対応する吐出量Bを取得する。コントローラ130は、前記で取得した吐出量Bを、レイヤー画像Sを表す画像データのうちの、前記1つの画素に対応する画素の吐出量として採用する。コントローラ130は、このようなことを、画像S1に相当する部分の画素それぞれ、及び、着色インクの種類それぞれについて行う。このようにして、画像S1の各画素の吐出量を前記テーブルから得られた吐出量Bとしたレイヤー画像Sの画像データが得られる。
コントローラ130は、ステップS1のあと、図8に示すように、レイヤー画像Rを表す画像データと、レイヤー画像Sを表す画像データと、を合成し、レイヤー画像Rとレイヤー画像Sとが合成されたレイヤー画像Tを表す画像データを生成する(ステップS2)。当該合成では、対応する画素の吐出量同士が足し合わされる。レイヤー画像Tは、画像Pを有し、画像Pのうち第1画像P1は、第2画像P2(レイヤー画像Rの画像Pの色と同一)よりも濃い色(吐出量が、画像S1分多くなるため)の画像となる。このようにして、画像Pの色の濃さが補正される(画像Pのうちの発泡領域に印刷される第1画像P1の色の濃さが、その後の発泡による淡色化を補う色の濃さに補正される)。
(補正後の印刷、及び、発泡)
コントローラ130は、上記補正処理後、エンボスデータに基づいてインクジェットヘッド110を制御し、当該インクジェットヘッド110に発泡抑制インクの吐出を行わせる。これにより、発泡メディア10のうち第1部分10A(発泡する領域)以外の第2部分10Bにのみ、発泡を抑制する発泡制御インクが塗布される。
さらに、コントローラ130は、上記補正処理後、レイヤー画像Tを表す画像データに基づき(画素毎の吐出量に従って)、当該インクジェットヘッド110を制御し、インクジェットヘッド110により、レイヤー画像Tの画像P(補正後の画像)を発泡メディア10に印刷する。発泡メディア10に印刷された画像Pは、第2画像P2の色に比べて第1画像P1の色が濃くなっている(補正無しであれば、両者は同じ色である)。
その後、印刷後の発泡メディア10を加熱し、発泡層12を発泡させる。ここでは、発泡制御インクにより、発泡層12のうち第1部分10Aのみが発泡し、盛り上がる。この盛り上がりにより、第1部分10A上の第1画像P1は、前記のように淡色化してしまう(濃度が低下してしまう)が、印刷前の上記補正で当該淡色化(濃度低下)の分だけ第1画像P1を濃色化しているので、発泡後の第1画像P1の色は、淡色化して第2画像P2に近づき(第2画像P2については、発泡の影響を受けず、色は変化しない)、発泡後の最終的な発泡メディア10に印刷された画像Pは、図3に示すように一様に同じ色又は近い色に見える。
(効果等)
この実施の形態では、発泡による淡色化を見越した補正を行うことができ、発泡後の第1画像P1と第2画像P2との色を近づける又は同じとすることができ、第1画像P1と第2画像P2との色が、本来同じであるにもかかわらず、発泡後に異なってしまう不都合を軽減できる。
(変形例)
本発明は、上記で説明した実施の形態に限らない。上記実施の形態は適宜変更可能である。
(変形例1)
上記では、濃色化に際して、テーブルを参照しているが、もともとの画像の色の濃度と、発泡による淡色化の度合いとの関係式を、実験等により予め導いておき(コントローラ130の記憶部に格納しておき)、上記濃色化に際しては、前記関係式によりインクの吐出量を特定し、レイヤー画像Sの画像データを生成してもよい。また、濃色化(上記補正処理)は、プリンタ100に供給される前の段階で行われてもよい(例えば、ホストコンピュータ等により行ってもよい)。さらに、前記淡色化を見越して、画像データを生成するようにしてもよい(例えば、画像ソフトで、画像を作成するときに、第1画像P1を意図する色よりも濃い色にしておく)。このように、画像データは、プリンタ100に供給される段階で、すでに、第1画像P1の色が第2画像P2の色よりも濃い画像を表すものとなっていてもよい。
(変形例2)
上記では、発泡により淡色化する第1画像P1を濃色化しているが、当該濃色化に加え又は代えて、第1画像P1が発泡により淡色化する分、第2画像P2を元々の画像(レイヤー画像Rの画像P)から淡色化してもよい。なお、第1画像P1の濃度が濃いほど、第1画像P1の淡色化の度合いは大きくなるので、第2画像P2を淡色化した方が、効率的である。
(変形例3)
発泡層12の上に、インクの滲み等を低減するインク受理層等を設けてもよい。
(変形例4)
発泡後の第1部分10A等の断面を図9に示す。図9に示すように、発泡層12が発泡すると、凸部12Aが形成される。凸部12Aは、上面及び斜面を有する。発泡前に比べ、凸部12Aの表面積は上面よりも斜面の方が大きく増える。従って、第1画像P1(第1画像P1を表しているインク層)のうち、凸部12Aの上面の画像P11よりも凸部12Aの斜面の画像P12及びP13(インク層)の方が、上記ひび割れが発生しやすく、また、大きくなりやすく、目立ちやすい。そこで、上記補正処理において、レイヤー画像Sの画像S1の縁部(範囲は、実験等により予め求めておく)を点描の画像(ドットパターンの画像)やハーフトーンなどの画像に変更してもよい。このように、縁部に印刷される部分の画像よりも着色インクが吐出されない画素(空隙)が多い画像又は縁部に印刷される部分の画像よりも薄い色の画像への変更を行うことにより前記ひび割れを目立たなくすることができる(発泡前から下地を露出させる空隙が形成されているため、又は、発泡前から色が薄いため)。
上記に関連し、プリンタ100は、発色度合いの異なるインクにより同じ色を表現できる場合、第1画像P1を、発色が良い第1インクによる点描等の空隙のある画像とし、第2画像P2を、第1インクよりも発色の程度が良くないベタ塗りの画像とし、発泡後の第1画像P1及び第2画像P2の色の濃さを同じ又は同程度とするようにしてもよい。また、印刷する画像全体、印刷する画像のうち発泡部分のみの部分、又は、画像のうち発泡部分に印刷された画像を少なくとも含む同一色の画像全体を、点描等の空隙のある画像とし、前記ひびわれを防止するようにしてもよい。これらによれば、上記ひび割れの発生を防止でき、前記淡色化を防止できる。
(変形例5)
発泡層12は、ベースとしての熱可塑性樹脂と、当該熱可塑性樹脂に分散された熱膨張性マイクロカプセルと、を備えるものであってもよい。熱膨張性マイクロカプセルは、熱可塑性樹脂製のマイクロカプセルと、当該マイクロカプセルに封入された揮発性溶剤(液状炭化水素など)と、を備える。この発泡層12は、加熱により揮発性溶剤が揮発して熱膨張性マイクロカプセルが膨張することで、盛り上がる。このようにして、発泡層12は、発泡し、発泡により表面が盛り上がる。この場合の発泡制御インクは、電磁波等を吸収して発熱する吸収剤(例えば、近赤外線を吸収するカーボンブラックなど)を含有するインクとし、発泡させたい部分に塗布する(上記エンボスデータの黒と白は逆になる)。発泡時は、前記電磁波等を発泡メディア10に照射し、発泡制御インクが塗布された部分のみを加熱し、部分的な発泡を可能とする。
(変形例6)
エンボスデータは、発泡制御インクの吐出量を指定してもよい。この場合、前記の濃色化の度合いを、前記吐出量(つまり、発泡度合い)に応じて異ならせてもよい。
1 発泡製品
10 発泡メディア
10A 第1部分(発泡する部分)
10B 第2部分(非発泡部分)
11 基材
12 発泡層
100 プリンタ
110 インクジェットヘッド
120 駆動機構
130 コントローラ

Claims (5)

  1. 発泡前の発泡メディアに対して相対的に移動しながら当該発泡メディアに対して着色インクを吐出するインク吐出部と、
    画像を表す画像データに基づいて前記インク吐出部を前記発泡メディアに対して相対的に移動させかつ前記着色インクを吐出させることで、前記画像を前記発泡メディアに印刷するコントローラと、を備え、
    前記発泡メディアには、発泡する第1領域と、前記第1領域よりも発泡しない第2領域と、が設定され、
    前記コントローラは、前記画像のうちの前記第1領域に印刷する第1部分と前記第2領域に印刷する第2部分とが前記発泡メディアの発泡後に発泡前よりも同一色に近づくよう、前記第1部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量と前記第2部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量とを異ならせる、
    プリンタ。
  2. 前記画像データは、前記画像の画素毎の前記着色インクの吐出量を示し、
    前記コントローラは、
    前記画像データが示す前記吐出量で前記インク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
    前記画像データが表す前記画像における前記第1部分と前記第2部分とが同一色であるときに、当該画像データが示す、前記第1部分の各画素の前記吐出量と、前記第2部分の各画素の前記吐出量と、のうちの少なくとも一方を変更し、変更後の吐出量で前記インク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
    前記変更後の吐出量は、実際に印刷された前記第1部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、実際に印刷された前記第2部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、を、当該変更を行わないときに比べて同一に近づける吐出量である、
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 発泡後の前記第1領域は、縁部が斜面となっており、
    前記コントローラは、前記第1部分のうち前記縁部に印刷される部分の画像を表す画像データを、前記画像よりも前記着色インクが吐出されない空隙が多い画像又は前記縁部に印刷される部分の画像よりも薄い色の画像を表す画像データに変更する、
    請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 画像を表す画像データに基づいて、発泡前の発泡メディアに対して着色インクを吐出し、前記画像を前記発泡メディアに印刷する印刷ステップを備え、
    前記発泡メディアには、発泡する第1領域と、前記第1領域よりも発泡しない第2領域と、が設定され、
    前記印刷ステップでは、前記画像のうちの前記第1領域に印刷する第1部分と前記第2領域に印刷する第2部分とが前記発泡メディアの発泡後に発泡前よりも同一色に近づくよう、前記第1部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量と前記第2部分を印刷するときの前記着色インクの吐出量とを異ならせる、
    印刷方法。
  5. 前記画像データは、前記画像の画素毎の前記着色インクの吐出量を示し、
    前記印刷ステップでは、
    前記画像データが示す前記吐出量でインク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
    前記画像データが表す前記画像における前記第1部分と前記第2部分とが同一色であるときに、当該画像データが示す、前記第1部分の各画素の前記吐出量と、前記第2部分の各画素の前記吐出量と、のうちの少なくとも一方を変更し、変更後の吐出量で前記インク吐出部に前記着色インクを吐出させ、
    前記変更後の吐出量は、実際に印刷された前記第1部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、実際に印刷された前記第2部分の前記発泡メディアの発泡後における色の濃度と、を、当該変更を行わないときに比べて同一に近づける吐出量である、
    請求項4に記載の印刷方法。
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