JP2020136811A - 固体撮像装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質を向上する。【解決手段】実施形態に係る固体撮像装置は、それぞれ、受光量に応じた電荷を発生させる第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する検出部とを備え、行列状に配列する複数の単位画素と、前記複数の単位画素のうち、前記アドレスイベントの発火が検出された1以上の第1単位画素をリセットするリセット制御部とを備え、前記リセット制御部は、前記複数の単位画素のうちの1以上の第2単位画素を周期的にリセットする。【選択図】図2

Description

本開示は、固体撮像装置及び撮像装置に関する。
従来より、垂直同期信号などの同期信号に同期して画像データ(フレーム)を撮像する同期型の固体撮像装置が、撮像装置などにおいて用いられている。この一般的な同期型の固体撮像装置では、同期信号の周期(例えば、1/60秒)ごとにしか画像データを取得することができないため、交通やロボットなどに関する分野において、より高速な処理が要求された場合に対応することが困難になる。そこで、受光量が閾値を超えたことをアドレスイベントとしてリアルタイムに検出する検出回路を設けた非同期型の固体撮像素子が提案されている。この非同期型の固体撮像装置は、DVS(Dynamic Vision Sensor)とも称される。
また、近年では、アドレスイベントの発火が検出された画素から受光光量に応じた輝度値を読み出して画像データを生成するDVSも開発されてきている。
特表2016−533140号公報
しかしながら、従来のDVSでは、アドレスイベントが検出された画素のみが輝度値の読出し対象とされていたため、例えば、背景と移動物体とが同系色である場合や暗闇での撮影時のような、十分なコントラストが得られずに、輝度変化が生じたはずの全ての単位画素でアドレスイベントを検出できないようなシーンでは、出力される画像に虫食いのような不自然な欠落部分が含まれ、それにより、画質が低下してしまうという課題が存在した。
そこで本開示では、画質を向上することが可能な固体撮像装置及び撮像装置を提案する。
上記の課題を解決するために、本開示に係る一形態の固体撮像装置は、それぞれ、受光量に応じた電荷を発生させる第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する検出部とを備え、行列状に配列する複数の単位画素と、前記複数の単位画素のうち、前記アドレスイベントの発火が検出された1以上の第1単位画素をリセットするリセット制御部とを備え、前記リセット制御部は、前記複数の単位画素のうちの1以上の第2単位画素を周期的にリセットする。
第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る単位画素の概略構成例を示す回路図である。 図3におけるキャパシタの電位変化を示す波形図である。 図3におけるコンパレータから出力される出力信号を示す波形図である。 図3におけるロジック回路の動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作例を説明するための図である(その1)。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作例を説明するための図である(その2)。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作例を説明するための図である(その3)。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作例を説明するための図である(その4)。 第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作例を説明するための図である(その5)。 第1の実施形態に係る行信号生成回路/列信号生成回路の概略構成例を示す回路図である。 第1の実施形態に係る画素アレイ部の画角内をオブジェクトが通過したことを説明するための図である。 図13に示す画角内をオブジェクトが通過した際にアドレスイベントの発火を検出する単位画素の例を示す図である。 図14に示すアドレスイベントの発火検出により生成される画像データを説明するための図である。 第1の実施形態において周期的に取得される画像データの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るアドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データと周期的に取得された画像データとの重ね合わせを説明するための図である。 図17に示す重ね合わせにより生成される画像データの一例を示す図である。 第2の実施形態の第1例において列信号生成回路に保持される列パターン信号の一例を示す模式図である。 第2の実施形態の第1例に係るアドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データと周期的に取得された画像データとの重ね合わせを説明するための図である。 第2の実施形態の第2例において行信号生成回路に保持される行パターン信号の一例を示す模式図である。 第2の実施形態の第2例に係るアドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データと周期的に取得された画像データとの重ね合わせを説明するための図である。 第2の実施形態の第3例において行信号生成回路に保持される行パターン信号及び列信号生成回路に保持される列パターン信号の一例を示す模式図である。 第2の実施形態の第3例に係るアドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データと周期的に取得された画像データとの重ね合わせを説明するための図である。 第3の実施形態の第1例において列信号生成回路に保持される列パターン信号の一例を示す模式図である。 第3の実施形態の第1例において周期的に画素信号が読み出される単位画素の行方向への周期的なシフトを説明するための図である。 第3の実施形態の第2例において行信号生成回路に保持される行パターン信号の一例を示す模式図である。 第3の実施形態の第2例において周期的に画素信号が読み出される単位画素の列方向への周期的なシフトを説明するための図である。 第4の実施形態に係る固体撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。 第5の実施形態に係る固体撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。 第5の実施形態に係るイベント数判定回路の概略動作例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る高いデューティ比のイネーブル信号の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る低いデューティ比のイネーブル信号の一例を示す図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下に、本開示の一実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って本開示を説明する。
1.第1の実施形態
1.1 撮像装置の構成例
1.2 固体撮像装置の例
1.2.1 固体撮像装置の概略構成例
1.2.2 単位画素の構成例
1.2.3 固体撮像装置の基本動作例
1.3 行/列信号生成回路の構成例
1.4 行/列OR回路の役割
1.5 第1の実施形態により取得される輝度画像
1.6 作用・効果
2.第2の実施形態
2.1 第1例
2.2 第2例
2.3 第3例
3.第3の実施形態
3.1 第1例
3.2 第2例
4.第4の実施形態
4.1 固体撮像装置の機能構成例
4.2 作用・効果
5.第5の実施形態
5.1 固体撮像装置の機能構成例
5.2 イベント数判定回路の動作例
5.3 作用・効果
6.移動体への応用例
1.第1の実施形態
まず、第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
1.1 撮像装置の構成例
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、例えば、輝度画像を撮像するための装置であり、図1に示すように、光学系110、固体撮像装置200及びDSP(Digital Signal Processing)回路120を備える。さらに撮像装置100は、表示部130、操作部140、バス150、フレームメモリ160、記憶部170及び電源部180を備える。撮像装置100としては、例えば、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラの他、撮像機能を持つスマートフォンやパーソナルコンピュータ、車載カメラ等が想定され得る。
光学系110は、被写体からの光を集光して固体撮像装置200に導くものである。固体撮像装置200は、例えば、光電変換により発生した電荷に基づいて、画素ごとの輝度情報を生成する。また、固体撮像装置200は、生成した画素ごとの輝度情報をDSP回路120に信号線209を介して供給する。
DSP回路120は、固体撮像装置200からの輝度情報に対して所定の信号処理を実行する。そして、DSP回路120は、処理後の輝度情報をバス150を介してフレームメモリ160などに出力する。
表示部130は、例えば、フレームメモリ160に格納されている画像データを表示する。表示部130としては、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルが想定され得る。操作部140は、ユーザの操作に従って操作信号を生成する。
バス150は、光学系110、固体撮像装置200、DSP回路120、表示部130、操作部140、フレームメモリ160、記憶部170及び電源部180が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
フレームメモリ160は、画像データを保持する。この画像データは、例えば、固体撮像装置200で取得された画素ごとの輝度情報を、その画素の配置に応じたフレームメモリ160内のアドレスに格納することで、フレームメモリ160内に作成される。
記憶部170は、撮像装置100の各部を動作させるためのプログラムや各種設定値などの様々なデータを記憶する。電源部180は、固体撮像装置200、DSP回路120や表示部130などに電源を供給する。
外部インタフェース(I/F)190は、例えば、USB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)アダプタなどの送受信部であり、外部のホスト1000等との間でデータ等を送受信する。
1.2 固体撮像装置の例
つづいて、第1の実施形態に係る固体撮像装置200について、図面を参照して詳細に説明する。
1.2.1 固体撮像装置の概略構成例
図2は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成例を示すブロック図である。図2に示すように、固体撮像装置200は、画素アレイ部300を備える。画素アレイ部300には、二次元格子状(行列状ともいう)に複数の単位画素310が配列されている。以下の説明において、画素アレイ部300において所定の方向(図面中、左右方向)に配列された単位画素の集合を「行」と称し、行に対して垂直な方向(図面中、上下方向)に配列された単位画素の集合を「列」と称する。
また、固体撮像装置200は、画素アレイ部300に対し、行方向(図面中、左右方向)における一方の側に配置された、第1行アービタ(第1調停部)201A、行リセット回路202A及び行信号生成回路203Aと、他方の側に配置された、第2行アービタ(第2調停部)205Aとを備える。
さらに、固体撮像装置200は、画素アレイ部300に対し、列方向(図面中、上下方向)における一方の側に配置された、第1列アービタ(第1調停部)201B、列リセット回路202B及び列信号生成回路203Bと、他方の側に配置された、第2列アービタ(第2調停部)205Bとを備える。
以下の説明において、第1行アービタ201Aと第1列アービタ201Bとを区別しない場合、それらをまとめて第1アービタ201と称する。また、行リセット回路202Aと列リセット回路202Bとを区別しない場合、それらをまとめてリセット回路202と称する。さらに、行信号生成回路203Aと列信号生成回路203Bとを区別しない場合、それらをまとめて信号生成回路203と称する。さらにまた、第2行アービタ205Aと第2列アービタ205Bとを区別しない場合、それらをまとめて第2アービタ205と称する。
さらにまた、固体撮像装置200は、第1アービタ201又は第2アービタ205から入力されたリクエスト信号に基づいて、アドレスイベントの発火が検出された単位画素310の画素アレイ部300における位置を示すアドレス情報と、アドレスイベントの発火が検出された時間を示すタイムスタンプとを生成する制御回路220を備える。また、制御回路220は、第2アービタ205から入力されたリクエスト信号に基づいて、読出し対象の単位画素310の画素値も生成する。
さらに、制御回路220は、行信号生成回路203A及び列信号生成回路203Bに対して、‘0’と‘1’とが所定の周期で変化する又はランダムに変化する信号(以下、パターン信号という)と、イネーブル信号(後述する行イネーブル信号及び列イネーブル信号)とを入力する。なお、行信号生成回路203Aに入力されるパターン信号(以下、行パターン信号という)のビットパターンと、列信号生成回路203Bに入力されるパターン信号(以下、列パターン信号という)のビットパターンとは、異なっていてよい。以下の説明において、行パターン信号及び列パターン信号を区別しない場合、単にパターン信号と称する。このパターン信号は、特許請求の範囲における第2リセット信号の一例であってもよい。
さらにまた、固体撮像装置200は、行リセット回路202Aから出力された行リセット信号(例えば、‘0’又は‘1’の信号)と、行信号生成回路203Aから出力された行パターン信号との行ごとの論理和を取る行論理和(OR)回路204Aと、列リセット回路202Bから出力された列リセット信号(例えば、‘0’又は‘1’の信号)と、列信号生成回路203Bから出力された列パターン信号との列ごとの論理和を取る列論理和(OR)回路204Bとを備える。なお、以下の説明において、行リセット信号と列リセット信号とを区別しない場合、単にリセット信号と称する。このリセット信号は、特許請求の範囲における第1リセット信号の一例であってもよい。
1.2.2 単位画素の構成例
ここで、単位画素310の構成例について説明する。図3は、第1の実施形態に係る単位画素の構成例を示す回路図である。図4は、図3におけるキャパシタの電位変化を示す波形図である。図5は、図3におけるコンパレータから出力される出力信号を示す波形図である。図6は、図3におけるロジック回路の動作を説明するための図である。なお、図3では、説明の簡略化のため、第1行アービタ201Aと第1列アービタ201Bとを区別せずに第1アービタ201とし、行リセット回路202Aと列リセット回路202Bとを区別せずにリセット回路202とし、第2行アービタ205Aと第2列アービタ205Bとを区別せずに第2アービタ205としている。
図3に示すように、単位画素310は、アドレイベントの発火の有無を検出するための構成として、第1フォトダイオード311と、電荷検出部312とを備える。第1フォトダイオード311は、入射光を光電変換して電荷を発生させる光電変換素子であってよい。
ここで、上述したように、アドレスイベントには、オンイベント及びオフイベントを含み、検出結果は、1ビットのオンイベントの検出結果と1ビットのオフイベントの検出結果とが含まれ得る。
オンイベントは、単位画素310の受光素子で受光した光量が所定の基準値よりも大きな値に変動した際に、その変動量の絶対値が所定の閾値を超えることで発火する。一方、オフイベントは、単位画素310の受光素子で受光した光量が所定の基準値よりも小さな値に変動した際に、その変動量の絶対値が所定の閾値を超えることで発火する。以下の説明では、簡略化のため、オンイベントとオフイベントとを区別せずに説明する。
電荷検出部312は、第1フォトダイオード311に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する。アドレスイベントの発火が検出された場合、電荷検出部322は、後述する画素値生成用のキャパシタ314に蓄積されている電荷のリセット(以下、単に単位画素310のリセットという)を要求するリクエスト信号Req_Tを、第1アービタ201へ送信する。
電荷検出部312は、第1アービタ201からリクエスト信号Req_Tに対する応答信号AcK_Tを第1アービタ201から入力すると、自身をリセットして、次のアドレスイベントの発火の監視を開始する。
なお、画素アレイ部300における一部の領域のみでアドレスイベントの発火を監視する場合、電荷検出部312には、例えば、リセット回路202を介して、自身の単位画素310が監視対象の領域(注目領域)に属することを示す信号ROI_Tが入力されてもよい。
また、単位画素310は、画素値を生成するための構成として、第2フォトダイオード313と、キャパシタ314と、リセットトランジスタ315と、コンパレータ316と、ロジック回路317と、スイッチ318とを備える。第2フォトダイオード313は、入射光を光電変換して電荷を発生させる光電変換素子であってよい。また、キャパシタ314と、リセットトランジスタ315と、コンパレータ316と、ロジック回路317と、スイッチ318とは、例えば、特許請求の範囲における生成回路の一例であってよい。
キャパシタ314は、一方の電極(以下、第1電極という)が第2フォトダイオード313のカソードに接続され、他方の電極(以下、第2電極という)が接地されている。
リセットトランジスタ315は、そのゲートにリセット回路202からリセット信号Rst_Bが入力されると、キャパシタ314の第1電極を電源電圧VDDに接続することで、キャパシタ314に所定量の電荷を蓄積する(リセット状態)。その際、第2フォトダイオード313に蓄積されている電荷が電源電圧VDDへ放出されてもよい。
ここで、キャパシタ314の第1電極に出現する電位の変化を、図4を用いて説明する。図4に示すように、リセットトランジスタ315がオン状態となってキャパシタ314がリセットされた状態では、第1電極には、リセットレベルV0の電位Vintが出現する。
この状態で、第2フォトダイオード313に光が入射して電荷が発生すると、キャパシタ314に蓄積している電荷が第2フォトダイオード313に発生した電荷により放電される。その際、第2フォトダイオード313への入射光の光量が小さいと、キャパシタ314に蓄積している電荷が緩やかに放電されるため、第1電極の電位Vintは、波形L0に示すように、緩やかに減少する。なお、入射光量が小さい場合に電位VintがリセットレベルV0から参照電圧Vrefまで減少するのに要する期間をT0とする。
一方、第2フォトダイオード313への入射光の光量が大きいと、キャパシタ314に蓄積している電荷が急激に放電されるため、第1電極の電位Vintは、波形L1に示すように、急激に減少する。すなわち、入射光量が大きい場合に電位VintがリセットレベルV0から参照電圧Vrefまで減少するのに要する期間をT1とすると、期間T1は期間T0よりも短くなる。
図3に戻り説明する。コンパレータ316は、キャパシタ314の一方の電極の電位Vintと、外部から入力された参照電圧VrefH/VrefLとを比較し、その結果として、‘0’又は‘1’の出力信号Voutを出力する。
これを、図4に例示した波形図に基づいて説明すると、図5に示すように、コンパレータ316は、第2フォトダイオードへの入射光量が小さい場合、期間T0にわたって、ハイレベル(VDDレベル)の出力信号Voutを出力する一方、第2フォトダイオードへの入射光量が大きい場合、期間T0よりも短い期間T1にわたって、ハイレベル(VDDレベル)の出力信号Voutを出力する。
図3に戻り説明する。ロジック回路317は、リセット回路202からのリセット信号Rst_Bと、コンパレータ316からの出力信号Voutと、第2アービタ205からの応答信号Ack_Bとを入力し、これらを論理演算した結果に基づいて、リクエスト信号Req_B[H/L]を出力する。
また、ロジック回路317は、論理演算の結果に基づいて、コンパレータ316に入力する参照電圧を、高い電圧レベルの参照電圧VrefHと低い電圧レベルの参照電圧VrefLとのいずれかに切り替えるための切替信号Refselをスイッチ318に出力する。
これを、図6を参照しつつ説明すると、例えば、ロジック回路317は、ハイレベルのリセット信号Rst_Bが入力されると、コンパレータ316に参照電圧VrefHが入力されるようにスイッチ318を切り替える切替信号Refselを出力する。その後、キャパシタ314の第1電極の電位Vintが参照電圧VrefHよりも低くなり、コンパレータ316からの出力信号Voutが‘1’から‘0’に切り替わると、ロジック回路317は、1回目のリクエスト信号Req_BHを第2アービタ205へ送信する。
また、ロジック回路317は、1回目のリクエスト信号Req_BHに対する応答信号Ack_BHを第2アービタ205から入力すると、コンパレータ316に参照電圧VrefLが入力されるようにスイッチ318を切り替える切替信号Refselを出力する。これにより、コンパレータ316に入力される参照電圧が、参照電圧VrefHから参照電圧VrefLに切り替わり、コンパレータ316から出力される出力信号が‘0’から‘1’に立ち上がる。
その後、第1電極の電位Vintが参照電圧VrefLよりも低くなり、コンパレータ316からの出力信号Voutが再び‘1’から‘0’に切り替わると、ロジック回路317は、2回目のリクエスト信号Req_BLを第2アービタ205へ送信する。
1.2.3 固体撮像装置の基本動作例
つぎに、固体撮像装置200の動作について説明する。図7〜図11は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作例を説明するための図である。
単位画素310は、アドレスイベントの発火を検出すると、図7に示すように、当該単位画素310に対するリセットを要求する行リクエスト信号Req_TAを第1行アービタ201Aへ送信するとともに、同じく当該単位画素310に対するリセットを要求する列リクエスト信号Req_TBを第1列アービタ201Bへ送信する。行リクエスト信号Req_TA及び列リクエスト信号Req_TBは、上述したリクエスト信号Req_Tに対応するものであり、本説明において、行リクエスト信号Req_TAと列リクエスト信号Req_TBとを区別しない場合、単にリクエスト信号Req_Tと称している。
これに対し、図8に示すように、第1行アービタ201Aは、行リクエスト信号Req_TAの送信元である単位画素310の行アドレスを特定するとともに、1つ以上の単位画素310から入力された行リクエスト信号Req_TAを調停する。そして、第1行アービタ201Aは、その調停結果を行リセット回路202Aに入力するとともに、行リクエスト信号Req_TAの送信元である単位画素310へ行応答信号Ack_TAを送信する。同様に、第1列アービタ201Bは、列リクエスト信号Req_TBの送信元である単位画素310の列アドレスを特定するとともに、1つ以上の単位画素310から入力された列リクエスト信号Req_TBを調停する。そして、第1列アービタ201Bは、その調停結果を列リセット回路202Bに入力するとともに、列リクエスト信号Req_TBの送信元である単位画素310へ列応答信号Ack_TBを送信する。行応答信号Ack_TA及び列応答信号Ack_TBは、上述した応答信号Ack_Tに対応するものであり、本説明において、行応答信号Ack_TAと列応答信号Ack_TBとを区別しない場合、単に応答信号Ack_Tと称している。
また、第1行アービタ201A及び第1列アービタ201Bは、アドレスイベントの発火が検出された単位画素310のアドレス情報(行アドレス及び列アドレス)を制御回路220へ入力する。制御回路220は、第1行アービタ201A及び第1列アービタ201Bからアドレス情報が入力された際の時間を示すタイムスタンプを生成し、これらアドレス情報及びタイムスタンプを、イベント検出信号としてDSP回路120へ出力する。
出力されたイベント検出信号は、例えば、DSP回路120において所定の処理が施された後、フレームメモリ160に格納されてもよいし、外部I/F190を介してホスト1000へ送信されてもよい。
次に、図9に示すように、行リセット回路202Aは、第1行アービタ201Aから入力された調停結果に従い、アドレスイベントの発火が検出された単位画素310へ行リセット信号Rst_BAを出力する。同様に、列リセット回路202Bは、第1列アービタ201Bから入力された調停結果に従い、アドレスイベントの発火が検出された単位画素310へ列リセット信号Rst_BBを出力する。これにより、アドレイベントの発火が検出された単位画素310が順にリセットされる。行リセット信号Rst_BA及び列リセット信号Rst_BBは、上述したリセット信号Rst_Bに対応するものであり、本説明において、行リセット信号Rst_BAと列リセット信号Rst_BBとを区別しない場合、単にリセット信号Rst_Bと称している。
キャパシタ314がリセットされた単位画素310は、その後、第2フォトダイオード313への露光によりキャパシタ314の第1電極の電位Vintが降下して参照電圧VrefHを下回ると、図10に示すように、行リクエスト信号Req_BAHを第2行アービタ205Aへ送信するとともに、列リクエスト信号Req_BBHを第2列アービタ205Bへ送信する。行リクエスト信号Req_BAH及び列リクエスト信号Req_BBHは、上述したリクエスト信号Req_BHに対応するものであり、本説明において、行リクエスト信号Req_BAHと列リクエスト信号Req_BBHとを区別しない場合、単にリクエスト信号Req_BHと称している。
これに対し、図11に示すように、第2行アービタ205Aは、行リクエスト信号Req_BAHの送信元である単位画素310の行アドレスを特定し、特定した行アドレスを制御回路220へ入力するとともに、当該単位画素310へ行応答信号Ack_BAHを送信する。同様に、第2列アービタ205Bは、列リクエスト信号Req_BBHの送信元である単位画素310の列アドレスを特定し、特定した列アドレスを制御回路220へ入力するとともに、当該単位画素310へ行応答信号Ack_BBHを送信する。行応答信号Ack_BAH及び列応答信号Ack_BBHは、上述した応答信号Ack_BHに対応するものであり、本説明において、行応答信号Ack_BAHと列応答信号Ack_BBHとを区別しない場合、単に応答信号Ack_BHと称している。
行応答信号Ack_BAH及び列応答信号Ack_BBHを受け取った単位画素310は、その後、第2フォトダイオード313への継続した露光によりキャパシタ314の第1電極の電位Vintが参照電圧VrefLを下回ると、再び図10に示すように、行リクエスト信号Req_BALを第2行アービタ205Aへ送信するとともに、列リクエスト信号Req_BBLを第2列アービタ205Bへ送信する。行リクエスト信号Req_BAL及び列リクエスト信号Req_BBLは、上述したリクエスト信号Req_BLに対応するものであり、本説明において、行リクエスト信号Req_BALと列リクエスト信号Req_BBLとを区別しない場合、単にリクエスト信号Req_BHLと称している。
制御回路220は、以上のようにして行リクエスト信号Req_BAH及びReq_BALと、列リクエスト信号Req_BBH及びReq_BBLとが入力されると、ぞれぞれの信号が入力された際の時間を示すタイムスタンプを生成する。そして、行リクエスト信号Req_BAH及び列リクエスト信号Req_BBHが入力されたタイミングから行リクエスト信号Req_BAL及び列リクエスト信号Req_BBLが入力されたタイミングまでの時間差を、上記で生成したタイムスタンプから特定し、特定した時間差に基づいて、当該単位画素310の画素値を生成する。そして、生成した画素値を、画素信号としてDSP回路120へ出力する。なお、以下の説明において、「単位画素310に対して画素値を生成して画素信号として出力する」ことを、「単位画素310から画素信号を読み出す」という。
読み出された画素信号は、例えば、DSP回路120において所定の処理が施された後、フレームメモリ160に格納されてもよいし、外部I/F190を介してホスト1000へ送信されてもよい。
1.3 行/列信号生成回路の構成例
図12は、第1の実施形態に係る行信号生成回路/列信号生成回路の概略構成例を示す回路図である。なお、行信号生成回路203A及び列信号生成回路203Bは、同様の回路構成であってよい。
図12に示すように、信号生成回路203は、行ごと又は列ごとに設けられたシフトレジスタとしての複数のD−フリップフロップ(以下、単にフリップフロップという)231と、同じく行ごと又は列ごとに設けられた複数の論理積(AND)回路232とを備える。
複数のフリップフロップ231は、前段のフリップフロップ231の出力Qが後段のフリップフロップ231の入力Dに入力するように、多段に接続されている。
初段に配置されたフリップフロップ231の入力Dには、制御回路220から行パターン信号PTNR又は列パターン信号PTNCが1ビットずつ入力される。
また、各フリップフロップ231のクロック端子には、制御回路220又は他の回路から所定周期で出力されたクロックCLKが入力される。
各段のフリップフロップ231は、制御回路220又は前段のフリップフロップ231から入力Dに入力された行パターン信号PTNR又は列パターン信号PTNCの1ビットを、クロックCLKに同期して出力Qから出力し、後段のフリップフロップ231の入力Dに入力する。したがって、初段のフリップフロップ231の入力Dに入力された行パターン信号PTNR又は列パターン信号PTNCは、1クロック周期で、後段のフリップフロップ231の入力Dに順次入力される。
なお、最終段のフリップフロップ231の出力Qは、例えば、初段のフリップフロップ231の入力Dに接続されてもよい。その場合、ある一定ビット数の行パターン信号PTNR又は列パターン信号PTNCを入力した後は、号パターン信号PTNR列パターン信号PTNCが行信号生成回路203A又は列信号生成回路203B内を巡回してもよい。
また、各段のフリップフロップ231の出力は、行ごと又は列ごとに設けられたAND回路232の一方の入力にも入力される。AND回路232の他方の入力には、制御回路220から供給された行イネーブル信号ENR又は列イネーブル信号ENCが入力される。したがって、各AND回路232は、行イネーブル信号又は列イネーブル信号がハイレベル(例えば、‘1’)である期間、各段のフリップフロップ231の出力Qから出力された行パターン信号PTNR又は列パターン信号PTNCを、行OR回路204A又は列OR回路204Bへ出力する。
1.4 行/列OR回路の役割
行ごとに設けられた行OR回路204Aは、行リセット回路202Aから出力された行リセット信号Rst_BAと、行信号生成回路203Aから出力された行パターン信号PTNRとの論理和を取り、その結果を行リセット信号Rst_BAとして、行リクエスト信号Req_TAの送信元である単位画素310へ出力する。同様に、列ごとに設けられた列OR回路204Bは、列リセット回路202Bから出力された列リセット信号Rst_BBと、列信号生成回路203Bから出力された列パターン信号PTNCとの論理和を取り、その結果を列リセット信号Rst_BBとして、列リクエスト信号Req_TBの送信元である単位画素310へ出力する。
このように、アドレスイベントの発火が検出されていない単位画素310に対しても、パターン信号PTNに基づいて擬似的にリセット信号Rst_Bを供給することで、任意の単位画素310に対するリセット及び画素信号の読出しが可能となる。
なお、以下の説明において、行OR回路204Aと列OR回路204Bとを区別しない場合、単にOR回路204と称する。また、本実施形態におけるリセット回路202、信号生成回路203及びOR回路204は、特許請求の範囲におけるリセット制御部の一例であってよい。
1.5 第1の実施形態により取得される輝度画像
つぎに、上述した本実施形態により取得される輝度画像について、以下に図面を参照して詳細に説明する。本説明では、図13に示すように、画素アレイ部300の画角ARに対し、棒状のオブジェクトOBが通過した場合を例示する。また、本説明では、簡略化のため、画素アレイ部300が6×6画素の計36個の単位画素310で構成されており、フレームメモリ160内に6×6画素の画像データ(輝度画像)が作成される場合を例示する。なお、フレームメモリ160内に代えて、ホスト1000内としてもよい。
画素アレイ部300の画角ARに対してオブジェクトOBが通過した場合において、例えば、背景とオブジェクトOBとが同系色であるとすると、図14に例示するように、画角AR内のオブジェクトOBに相当する単位画素310のうちの一部の単位画素310Xのみがアドレスイベントの発火を検出し、その他の単位画素310がアドレスイベントの発火を検出しないという事象が発生し得る。
そのような場合、図15に示すように、アドレスイベントの発火に従って固体撮像装置200から出力される画素信号よりなる画像データG0では、オブジェクトOBに対応する画素のうちの一部が虫食いのように欠落することとなる。
そこで本実施形態では、図16に示すように、後述する固定読出し周期で周期的に任意の1つ以上の単位画素310Yから画素信号を読み出す。そして、図17に示すように、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0と、周期的に読み出された画素信号よりなる画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160において重ね合わせることで、フレームメモリ160内に画像データG0と画像データG1とが統合された画像データG2を作成する。なお、周期的に読み出し対象とされる任意の1つ以上の単位画素310Yとは、上述において説明した、行パターン信号PTNRと列パターン信号PTNCとで特定される単位画素310である。
以上のような重ね合わせにより、画像データG0におけるオブジェクトOBに対応する画素のうちの欠落した部分が画像データG1によって補間されるため、図18に例示するように、オブジェクトOBをより正確に写した、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
なお、画像データG0は、例えば、ある1周期(イベント集計周期)内に固体撮像装置200から読み出された画素信号よりなる画像データであってよい。本説明において、1つの画像データG0を生成する周期をイベント集計周期といい、単位画素310Yから画素信号を読み出す周期を固定読出し周期という。
また、画像データG0に対して統合する画像データG1は、1つに限らず、複数であってよい。すなわち、あるイベント集計周期内に複数回に亘って周期的に複数の単位画素310Yから画素信号を読み出し、それぞれの固定読出し周期で読み出された画素信号よりなる複数の画像データG1を画像データG0に重ね合わせることで、より高画質な画像データG2を生成することも可能である。
1.6 作用・効果
以上のように、本実施形態によれば、アドレスイベントの発火に基づいて生成された画像データG0における欠落部分を周期的に読み出した画像データG1によって補間することが可能となるため、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
2.第2の実施形態
第1の実施形態では、アドレスイベントの発火とは無関係に周期的に画素信号を読み出す単位画素(以下、周期読出し対象の単位画素という)310Yを、‘0’と‘1’とが所定の周期で変化する又はランダムに変化するパターン信号を用いて特定する場合について、例示した。これに対し、第2の実施形態では、周期読出し対象の単位画素310Yを固定する場合について、例を挙げて説明する。
なお、本実施形態に係る撮像装置100及び固体撮像装置200は、第1の実施形態に係るそれらと同様であってよい。また、以下の説明では、簡略化のため、画素アレイ部300が6×6画素の計36個の単位画素310で構成されており、フレームメモリ160又はホスト1000内に6×6画素の画像データ(輝度画像)が生成される場合を例示する。さらに、本実施形態において、上述した実施形態と同様の構成、動作及び効果については、それらを引用することで、詳細な説明を省略する。
2.1 第1例
まず、周期読出し対象の単位画素310Yを列単位で固定する場合について、例を挙げて説明する。
図19は、第1例において列信号生成回路に保持される列パターン信号の一例を示す模式図である。図19に示すように、周期読出し対象の単位画素310Yを列単位で固定する場合、列信号生成回路203Bには、各フリップフロップ231が特定の列パターン信号PTNCを出力している期間に、列イネーブル信号ENCが入力される。
具体的には、図19に例示するように、左から2番目の列を周期的に画素信号が読み出される単位画素310の列とする場合、列信号生成回路203Bにおける各フリップフロップ231が、左から順に、‘0’、‘1’、‘0’、‘0’、‘0’、‘0’を保持している状態のときに、列信号生成回路203Bに列イネーブル信号ENCが入力される。
列信号生成回路203Bに列イネーブル信号ENCを入力する際に行信号生成回路203Aの各フリップフロップ231に保持されている行パターン信号PTNRは、全て‘1’であってもよいし、‘0’及び‘1’が所定のビットパターンで配列したビット列であってもよいし、‘0’及び‘1’がランダムに配列したビット列であってもよい。
列信号生成回路203Bに列イネーブル信号ENCが入力されると同時に、行信号生成回路203Aにも行イネーブル信号ENRが入力され、これにより、周期読出し対象の単位画素310Yが特定される。
このように、周期読出し対象の単位画素310Yを列単位で固定した場合でも、図20に例示するように、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0(例えば、図17参照)と、周期的に取得された画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160やホスト1000において重ね合わせることで、画像データG0における欠落した部分を画像データG1によって補間することが可能となる。それにより、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
2.2 第2例
つぎに、周期読出し対象の単位画素310Yを行単位で固定する場合について、例を挙げて説明する。
図21は、第2例において行信号生成回路に保持される行パターン信号の一例を示す模式図である。図21に示すように、周期読出し対象の単位画素310Yを行単位で固定する場合、行信号生成回路203Aには、各フリップフロップ231が特定の行パターン信号PTNRを出力している期間に、行イネーブル信号ENRが入力される。
具体的には、図21に例示するように、上から2番目の行を周期的に画素信号が読み出される単位画素310の行とする場合、行信号生成回路203Aにおける各フリップフロップ231が、上から順に、‘0’、‘1’、‘0’、‘0’、‘0’、‘0’を保持している状態のときに、行信号生成回路203Aに行イネーブル信号ENRが入力される。
行信号生成回路203Aに行イネーブル信号ENRを入力する際に列信号生成回路203Bの各フリップフロップ231に保持されている列パターン信号PTNCは、全て‘1’であってもよいし、‘0’及び‘1’が所定のビットパターンで配列したビット列であってもよいし、‘0’及び‘1’がランダムに配列したビット列であってもよい。
行信号生成回路203Aに行イネーブル信号ENRが入力されると同時に、列信号生成回路203Bにも列イネーブル信号ENCが入力され、これにより、周期読出し対象の単位画素310Yが特定される。
このように、周期読出し対象の単位画素310Yを行単位で固定した場合でも、図22に例示するように、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0(例えば、図17参照)と、周期的に取得された画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160やホスト1000において重ね合わせることで、画像データG0における欠落した部分を画像データG1によって補間することが可能となる。それにより、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
2.3 第3例
上述した第1例及び第2例では、周期読出し対象の単位画素310Yを行単位又は列単位で固定する場合について、例を挙げて説明した。これに対し、第3例では、周期読出し対象の単位画素310Yを、特定の単位画素310又は1つ以上の単位画素310を含む領域で固定する場合について、例を挙げて説明する。
図23は、第3例において行信号生成回路203Aに保持される行パターン信号及び列信号生成回路に保持される列パターン信号の一例を示す模式図である。図23には、第3例では、画素アレイ部300に行列上に配列する単位画素310における左上隅の2×2画素の単位画素310と、右下隅の2×2画素の単位画素310とを、周期読出し対象の単位画素310Yとした場合が例示されている。
図23に示すように、周期読出し対象の単位画素310Yを特定の単位画素310又は1つ以上の単位画素310を含む領域で固定する場合、行信号生成回路203Aに各フリップフロップ231が特定の行パターン信号PTNRを出力している期間に行イネーブル信号ENRが入力され、列信号生成回路203Bに各フリップフロップ231が特定の列パターン信号PTNCを出力している期間に列イネーブル信号ENCが入力される。
具体的には、図23に例示するように、行信号生成回路203Aにおける各フリップフロップ231が上から順に、‘1’、‘1’、‘0’、‘0’、‘1’、‘1’を保持し、列信号生成回路203Bにおける各フリップフロップ231が左から順に、‘1’、‘1’、‘0’、‘0’、‘1’、‘1’を保持している状態のときに、行信号生成回路203Aに行イネーブル信号ENRが入力され、列信号生成回路203Bに列イネーブル信号ENCが入力される。これにより、周期読出し対象の単位画素310Yが特定される。
このように、周期読出し対象の単位画素310Yを特定の単位画素310又は1つ以上の単位画素310を含む領域で固定した場合でも、図24に例示するように、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0(例えば、図17参照)と、周期的に取得された画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160やホスト1000において重ね合わせることで、画像データG0における欠落した部分を画像データG1によって補間することが可能となる。それにより、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
3.第3の実施形態
第2の実施形態では、周期読出し対象の単位画素310Yを列単位、行単位又は領域単位で固定する場合について、例示した。これに対し、第3の実施形態では、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的(これを変更周期という)に変更する場合について、例を挙げて説明する。
なお、本実施形態に係る撮像装置100及び固体撮像装置200は、第1の実施形態に係るそれらと同様であってよい。また、以下の説明では、簡略化のため、画素アレイ部300が6×6画素の計36個の単位画素310で構成されており、フレームメモリ160又はホスト1000内に6×6画素の画像データ(輝度画像)が生成される場合を例示する。さらに、本実施形態において、上述した実施形態と同様の構成、動作及び効果については、それらを引用することで、詳細な説明を省略する。
3.1 第1例
まず、周期読出し対象の単位画素310Yを所定の変更周期で行方向に周期的にシフトする場合について、例を挙げて説明する。
図25は、第1例において列信号生成回路に保持される列パターン信号の一例を示す模式図である。図25に示すように、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的に行方向へ3列分シフトする場合、ある周期に列信号生成回路203Bの各フリップフロップ231が保持する列パターン信号PTNCを左から順に‘0’、‘0’、‘0’、‘0’、‘0’、‘1’とすると、次の周期で列信号生成回路203Bの各フリップフロップ231が保持する列パターン信号PTNCは左から順に‘0’、‘0’、‘1’、‘0’、‘0’、‘0’となる。
その場合、例えば、単位画素130Yからの画素信号の読出し周期を3クロックCLK分の周期とすると、3クロックCLKごとに列イネーブル信号ENCが列信号生成回路203Bに入力される。これにより、‘1’の列パターン信号PTNCが左方向へ3列分シフトするたびに、列イネーブル信号ENCが列信号生成回路203Bに入力されることとなるため、図26に例示するように、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的に行方向へ3列分シフトさせることが可能となる。
列信号生成回路203Bに列イネーブル信号ENCを入力する際に行信号生成回路203Aの各フリップフロップ231に保持されている行パターン信号PTNRは、全て‘1’であってもよいし、‘0’及び‘1’が所定のビットパターンで配列したビット列であってもよいし、‘0’及び‘1’がランダムに配列したビット列であってもよい。
列信号生成回路203Bに列イネーブル信号ENCが入力されると同時に、行信号生成回路203Aにも行イネーブル信号ENRが入力され、これにより、周期読出し対象の単位画素310Yが特定される。
このように、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的に行方向へシフトさせた場合でも、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0(例えば、図17参照)と、周期的に取得された画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160やホスト1000において重ね合わせることで、画像データG0における欠落した部分を画像データG1によって補間することが可能となる。それにより、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
また、周期的に取得される画像データG1を構成する画素が毎回異なるため、画像データG0に対して統合する画像データG1を複数とすることで、画像データG0におけるより多くの欠落部分を補間することが可能となる。それにより、より高画質な画像データG2を生成することが可能となる。
3.2 第2例
つぎに、周期読出し対象の単位画素310Yを所定の変更周期で列方向に周期的にシフトする場合について、例を挙げて説明する。
図27は、第2例において行信号生成回路に保持される行パターン信号の一例を示す模式図である。図27に示すように、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的に列方向へ2行分シフトする場合、ある周期に行信号生成回路203Aの各フリップフロップ231が保持する行パターン信号PTNRを上から順に‘0’、‘1’、‘0’、‘0’、‘0’、‘0’とすると、次の周期で行信号生成回路203Aの各フリップフロップ231が保持する行パターン信号PTNRは上から順に‘0’、‘0’、‘0’、‘1’、‘0’、‘0’となる。
その場合、例えば、単位画素130Yからの画素信号の読出し周期を、2クロックCLK分の周期とすると、2クロックCLKごとに行イネーブル信号ENRが行信号生成回路203Aに入力される。これにより、‘1’の行パターン信号PTNRが下方向へ2行分シフトするたびに、行イネーブル信号ENRが行信号生成回路203Aに入力されることとなるため、図28に例示するように、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的に列方向へ2行分シフトさせることが可能となる。
行信号生成回路203Aに行イネーブル信号ENRを入力する際に列信号生成回路203Bの各フリップフロップ231に保持されている列パターン信号PTNCは、全て‘1’であってもよいし、‘0’及び‘1’が所定のビットパターンで配列したビット列であってもよいし、‘0’及び‘1’がランダムに配列したビット列であってもよい。
行信号生成回路203Aに行イネーブル信号ENRが入力されると同時に、列信号生成回路203Bにも列イネーブル信号ENCが入力され、これにより、周期読出し対象の単位画素310Yが特定される。
このように、周期読出し対象の単位画素310Yを周期的に列方向へシフトさせた場合でも、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0(例えば、図17参照)と、周期的に取得された画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160やホスト1000において重ね合わせることで、画像データG0における欠落した部分を画像データG1によって補間することが可能となる。それにより、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
また、周期的に取得される画像データG1を構成する画素が毎回異なるため、画像データG0に対して統合する画像データG1を複数とすることで、画像データG0におけるより多くの欠落部分を補間することが可能となる。それにより、より高画質な画像データG2を生成することが可能となる。
4.第4の実施形態
第4の実施形態では、擬似乱数生成器を用いてパターン信号を生成する場合について、例を挙げて説明する。なお、本実施形態において、上述した実施形態と同様の構成、動作及び効果については、それらを引用することで、詳細な説明を省略する。
4.1 固体撮像装置の機能構成例
図29は、第4の実施形態に係る固体撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。図29に示すように、固体撮像装置200Aは、第1の実施形態において図3等を用いて説明した固体撮像装置200と同様の構成において、制御回路220が擬似乱数生成器240を備えている。
擬似乱数生成器240は、例えば、線形帰還シフトレジスタ(Linear Feedback Shift Register:LFSR)等を用いて構成されたデジタル回路であり、シードを用いて擬似乱数を生成する。
擬似乱数生成器240は、例えば、内部に複数のシードが羅列されたシードテーブルを保持し、外部から入力されたシード番号に対応するシードを用いて擬似乱数を生成する。なお、シード番号は、例えば、擬似乱数生成器240又は制御回路220、若しくは、DSP回路120やホスト1000等の外部からランダム又はラウンドロビンに指定されてよい。若しくは、擬似乱数生成器240がシードテーブルを備えず、DSP回路120やホスト1000等の外部から擬似乱数生成器240にシードが入力されてもよい。
擬似乱数生成器240は、1つの固定読出し周期ごとに使用するシードを変更してもよいし、複数の固定読出し周期ごとに使用するシードを変更してもよい。
4.2 作用・効果
以上のように、周期読出し対象の単位画素310Yをランダムに変更した場合でも、アドレスイベントの発火に基づいて取得された画像データG0(例えば、図17参照)と、周期的に取得された画像データG1とを、例えば、フレームメモリ160やホスト1000において重ね合わせることで、画像データG0における欠落した部分を画像データG1によって補間することが可能となる。それにより、高画質の画像データG2を生成することが可能となる。
また、周期的に取得される画像データG1を構成する画素が毎回異なるため、画像データG0に対して統合する画像データG1を複数とすることで、画像データG0におけるより多くの欠落部分を補間することが可能となる。それにより、より高画質な画像データG2を生成することが可能となる。
その他の構成、動作及び効果は、上述した実施形態と同様であってよいため、ここでは詳細な説明を省略する。
5.第5の実施形態
上述した実施形態では、単位時間あたりのアドレスイベントの発火数に関わらず、周期的に単位画素310Yから画素信号を読み出す場合を例示した。ただし、例えば、単位時間あたりのアドレスイベントの発火数が多い場合、頻繁に単位画素310Yからの周期的な読出しが実行されると、データ処理量が多くなり、アドレスイベントの検出漏れ等が生じる恐れがある。
そこで第5の実施形態では、単位時間あたりのアドレスイベントの発火数に応じて、単位画素310Yに対する読出し周期を変更する場合について、例を挙げて説明する。なお、本実施形態において、上述した実施形態と同様の構成、動作及び効果については、それらを引用することで、詳細な説明を省略する。また、本実施形態では、第4の実施形態をベースとした場合を例示するが、ベースとする実施形態は、第4の実施形態に限定されず、他の実施形態とすることも可能である。
5.1 固体撮像装置の機能構成例
図30は、第5の実施形態に係る固体撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。図30に示すように、固体撮像装置200Bは、第4の実施形態において図29を用いて説明した固体撮像装置200Aと同様の構成において、制御回路220がイベント数判定回路250をさらに備えている。
本実施形態において、第1行アービタ201A及び第1列アービタ201Bは、行リクエスト信号Req_TA及び列リクエスト信号Req_TBをイベント数判定回路250へ入力する。イベント数判定回路250は、例えば、入力された行リクエスト信号Req_TA及び列リクエスト信号Req_TBに基づいて、単位時間(例えば、1イベント集計周期)あたりに発火したアドレスイベントの数(以下、実イベント数という)を計測し、計測した実イベント数に基づいて、行信号生成回路203A及び/又は列信号生成回路203Bに入力する行イネーブル信号ENR及び/又は列イネーブル信号ENCのデューティ比を変更する。
5.2 イベント数判定回路の動作例
つづいて、本実施形態に係るイベント数判定回路250の動作例について説明する。図31は、第5の実施形態に係るイベント数判定回路の概略動作例を示すフローチャートである。図31に示すように、イベント数判定回路250は、第1行アービタ201A及び第1列アービタ201Bから入力された行リクエスト信号Req_TA及び列リクエスト信号Req_TBに基づいて、単位時間あたりの実イベント数Nをカウントする(ステップS501)。
つぎに、イベント数判定回路250は、例えば、単位時間あたりの実イベント数Nと予め設定しておいた閾値N_thとを比較する(ステップS502)。実イベント数Nが閾値N_thよりも少ない場合(ステップS502のNO)、イベント数判定回路250は、行イネーブル信号ENR及び/又は列イネーブル信号ENCのデューティ比に高いデューティ比を設定し(ステップS503)、ステップS505へ進む。例えば、図32に示すように、行イネーブル信号ENR及び/又は列イネーブル信号ENCのデューティ比に50%を設定する。
一方、単位時間あたりの実イベント数Nが閾値N_th以上である場合(ステップS502のYES)、イベント数判定回路250は、行イネーブル信号ENR及び/又は列イネーブル信号ENCのデューティ比に低いデューティ比を設定し(ステップS504)、ステップS505へ進む。例えば、図33に示すように、行イネーブル信号ENR及び/又は列イネーブル信号ENCのデューティ比に、50%(図32参照)よりも少ない25%を設定する。
ステップS505では、イベント数判定回路250は、本動作を終了するか否かを判定し、終了する場合(ステップS505のYES)、本動作を終了し、終了しない場合(ステップS505のNO)、ステップS501へリターンして、以降の動作を実行する。
5.3 作用・効果
以上のように、単位時間あたりの実イベント数に応じて行イネーブル信号ENR及び/又は列イネーブル信号ENCのデューティ比を変更することで、単位画素310Yから画素信号を読み出す周期を変更することが可能となるため、例えば、単位時間あたりのアドレスイベントの発火数が多い場合でも、データ処理量の増加によるアドレスイベントの検出漏れ等の発生を抑制することが可能となる。
その他の構成、動作及び効果は、上述した実施形態と同様であってよいため、ここでは詳細な説明を省略する。
6.移動体への応用例
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図34は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図34に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(Interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図34の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図35は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図35では、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図35には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031や運転者状態検出部12041等に適用され得る。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の技術的範囲は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、異なる実施形態及び変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本明細書に記載された各実施形態における効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
それぞれ、受光量に応じた電荷を発生させる第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する検出部とを備え、行列状に配列する複数の単位画素と、
前記複数の単位画素のうち、前記アドレスイベントの発火が検出された1以上の第1単位画素をリセットするリセット制御部と、
を備え、
前記リセット制御部は、前記複数の単位画素のうちの1以上の第2単位画素を周期的にリセットする
固体撮像装置。
(2)
前記リセット制御部は、
前記第1単位画素をリセットするための第1リセット信号を生成するリセット回路と、
前記第2単位画素をリセットするための第2リセット信号を周期的に生成する信号生成回路と、
前記リセット回路と前記信号生成回路との論理和を取る論理和回路と、
を備える前記(1)に記載の固体撮像装置。
(3)
前記信号生成回路は、複数のフリップフロップが多段に接続されたシフトレジスタを備え、
前記論理和回路は、前記行列状に配列する前記複数の単位画素の各行及び各列それぞれに一対一に設けられ、
前記複数のフリップフロップそれぞれは、前記行列状に配列する前記複数の単位画素の各行及び各列それぞれに一対一に対応し、
前記論理和回路それぞれは、当該論理和回路が対応する前記行に対応する前記フリップフロップから出力された前記第2リセット信号と、前記リセット回路から出力された前記第1リセット信号との論理和を取り、当該論理和の結果を前記第1又は第2単位画素に出力する
前記(2)に記載の固体撮像装置。
(4)
前記信号生成回路は、所定ビットパターンの前記第2リセット信号を前記論理和回路へ周期的に出力する前記(2)又は(3)に記載の固体撮像装置。
(5)
前記信号生成回路は、前記行列における行ごとに前記第2リセット信号を生成する行信号生成回路と、列ごとに前記第2リセット信号を生成する列信号生成回路とを含む前記(2)〜(4)の何れか1項に記載の固体撮像装置。
(6)
前記行信号生成回路及び前記列信号生成回路とのうち少なくとも1つは、固定されたビットパターンの前記第2リセット信号を前記論理和回路へ周期的に出力する前記(5)に記載の固体撮像装置。
(7)
前記信号生成回路は、前記第2リセット信号のビットパターンを所定の周期で変化させる前記(4)又は(5)に記載の固体撮像装置。
(8)
前記信号生成回路は、ランダムなビットパターンの前記第2リセット信号を前記論理和回路へ周期的に出力する前記(4)又は(5)に記載の固体撮像装置。
(9)
擬似乱数を生成する擬似乱数生成器をさらに備え、
前記信号生成回路は、前記擬似乱数生成器で生成された前記擬似乱数に基づいて前記第2リセット信号を生成する
前記(8)に記載の固体撮像装置。
(10)
前記第2リセット信号の出力を許可又は禁止するイネーブル信号を出力する制御回路をさらに備え、
前記信号生成回路は、一方の入力に前記複数のフリップフロップのうちの1の出力が入力され、他方の入力に前記イネーブル信号が入力される複数の論理積回路をさらに備える
前記(3)に記載の固体撮像装置。
(11)
前記制御回路は、前記複数の単位画素のうち、所定期間あたりに前記アドレスイベントの発火を検出した単位画素の数を計数し、前記アドレスイベントの発火を検出した前記単位画素の前記数が所定の閾値未満の場合、第1デューティ比の前記イネーブル信号を前記信号生成回路へ出力し、前記アドレスイベントの発火を検出した前記単位画素の前記数が前記所定の閾値以上の場合、前記第1デューティ比よりも低い第2デューティ比の前記イネーブル信号を前記信号生成回路へ出力する
前記(10)に記載の固体撮像装置。
(12)
前記第1単位画素に対する画素値の読出し順序を調停する第1調停部をさらに備え、
前記リセット制御部は、前記第1調停部により調停された前記読出し順序に従って前記第1単位画素をリセットする
前記(1)〜(11)の何れか1項に記載の固体撮像装置。
(13)
前記単位画素それぞれは、受光量に応じた電荷を発生させる第2光電変換素子と、前記第2光電変換素子に発生した電荷に基づいて画素値を生成するための検出信号を生成する生成回路とをさらに備える前記(1)〜(12)の何れか1項に記載の固体撮像装置。
(14)
前記生成回路は、一方の電極が前記第2光電変換素子に接続されたキャパシタと、前記キャパシタの前記一方の電極の電位と参照電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータに入力される前記参照電圧を第1参照電圧と前記第1参照電圧よりも低い電圧値の第2参照電圧とのいずれかに切り替えるスイッチと、前記コンパレータによる比較結果に基づいて検出信号を出力するロジック回路とを備える前記(13)に記載の固体撮像装置。
(15)
前記キャパシタの前記一方の電極の前記電位が前記第1参照電圧を下回った際に前記ロジック回路から出力された第1検出信号と、前記一方の電極の前記電位が前記第2参照電圧を下回った際に前記ロジック回路から出力された第2検出信号とに基づいて、前記画素値を生成する第2調停部をさらに備える前記(14)に記載の固体撮像装置。
(16)
固体撮像装置と、
入射光を前記固体撮像装置の受光面に結像する光学系と、
前記固体撮像装置で取得された画像データを記憶するメモリと、
を備え、
前記固体撮像装置は、
それぞれ、受光量に応じた電荷を発生させる第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する検出部とを備え、行列状に配列する複数の単位画素と、
前記複数の単位画素のうち、前記アドレスイベントの発火が検出された1以上の第1単位画素をリセットするリセット制御部と、
を備え、
前記リセット制御部は、前記複数の単位画素のうちの1以上の第2単位画素を周期的にリセットする
撮像装置。
100 撮像装置
110 光学系
120 DSP回路
130 表示部
140 操作部
150 バス
160 フレームメモリ
170 記憶部
180 電源部
190 外部I/F
200、200A、200B 固体撮像装置
201 第1アービタ
201A 第1行アービタ
201B 第1列アービタ
202 リセット回路
202A 行リセット回路
202B 列リセット回路
203A 行信号生成回路
203B 列信号生成回路
204A 行OR回路
204B 列OR回路
205 第2アービタ
205A 第2行アービタ
205B 第2列アービタ
209 信号線
220 制御回路
231 D−フリップフロップ
232 AND回路
240 擬似乱数生成器
250 イベント数判定回路
300 画素アレイ部
310、310X、310Y 単位画素
311 第1フォトダイオード
312 電荷検出部
313 第2フォトダイオード
314 キャパシタ
315 リセットトランジスタ
316 コンパレータ
317 ロジック回路
1000 ホスト
G0、G1、G2 画像データ

Claims (16)

  1. それぞれ、受光量に応じた電荷を発生させる第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する検出部とを備え、行列状に配列する複数の単位画素と、
    前記複数の単位画素のうち、前記アドレスイベントの発火が検出された1以上の第1単位画素をリセットするリセット制御部と、
    を備え、
    前記リセット制御部は、前記複数の単位画素のうちの1以上の第2単位画素を周期的にリセットする
    固体撮像装置。
  2. 前記リセット制御部は、
    前記第1単位画素をリセットするための第1リセット信号を生成するリセット回路と、
    前記第2単位画素をリセットするための第2リセット信号を周期的に生成する信号生成回路と、
    前記リセット回路と前記信号生成回路との論理和を取る論理和回路と、
    を備える請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記信号生成回路は、複数のフリップフロップが多段に接続されたシフトレジスタを備え、
    前記論理和回路は、前記行列状に配列する前記複数の単位画素の各行及び各列それぞれに一対一に設けられ、
    前記複数のフリップフロップそれぞれは、前記行列状に配列する前記複数の単位画素の各行及び各列それぞれに一対一に対応し、
    前記論理和回路それぞれは、当該論理和回路が対応する前記行に対応する前記フリップフロップから出力された前記第2リセット信号と、前記リセット回路から出力された前記第1リセット信号との論理和を取り、当該論理和の結果を前記第1又は第2単位画素に出力する
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号生成回路は、所定ビットパターンの前記第2リセット信号を前記論理和回路へ周期的に出力する請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記信号生成回路は、前記行列における行ごとに前記第2リセット信号を生成する行信号生成回路と、列ごとに前記第2リセット信号を生成する列信号生成回路とを含む請求項2に記載の固体撮像装置。
  6. 前記行信号生成回路及び前記列信号生成回路とのうち少なくとも1つは、固定されたビットパターンの前記第2リセット信号を前記論理和回路へ周期的に出力する請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記信号生成回路は、前記第2リセット信号のビットパターンを所定の周期で変化させる請求項4に記載の固体撮像装置。
  8. 前記信号生成回路は、ランダムなビットパターンの前記第2リセット信号を前記論理和回路へ周期的に出力する請求項4に記載の固体撮像装置。
  9. 擬似乱数を生成する擬似乱数生成器をさらに備え、
    前記信号生成回路は、前記擬似乱数生成器で生成された前記擬似乱数に基づいて前記第2リセット信号を生成する
    請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記第2リセット信号の出力を許可又は禁止するイネーブル信号を出力する制御回路をさらに備え、
    前記信号生成回路は、一方の入力に前記複数のフリップフロップのうちの1の出力が入力され、他方の入力に前記イネーブル信号が入力される複数の論理積回路をさらに備える
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  11. 前記制御回路は、前記複数の単位画素のうち、所定期間あたりに前記アドレスイベントの発火を検出した単位画素の数を計数し、前記アドレスイベントの発火を検出した前記単位画素の前記数が所定の閾値未満の場合、第1デューティ比の前記イネーブル信号を前記信号生成回路へ出力し、前記アドレスイベントの発火を検出した前記単位画素の前記数が前記所定の閾値以上の場合、前記第1デューティ比よりも低い第2デューティ比の前記イネーブル信号を前記信号生成回路へ出力する
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  12. 前記第1単位画素に対する画素値の読出し順序を調停する第1調停部をさらに備え、
    前記リセット制御部は、前記第1調停部により調停された前記読出し順序に従って前記第1単位画素をリセットする
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  13. 前記単位画素それぞれは、受光量に応じた電荷を発生させる第2光電変換素子と、前記第2光電変換素子に発生した電荷に基づいて画素値を生成するための検出信号を生成する生成回路とをさらに備える請求項1に記載の固体撮像装置。
  14. 前記生成回路は、一方の電極が前記第2光電変換素子に接続されたキャパシタと、前記キャパシタの前記一方の電極の電位と参照電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータに入力される前記参照電圧を第1参照電圧と前記第1参照電圧よりも低い電圧値の第2参照電圧とのいずれかに切り替えるスイッチと、前記コンパレータによる比較結果に基づいて検出信号を出力するロジック回路とを備える請求項13に記載の固体撮像装置。
  15. 前記キャパシタの前記一方の電極の前記電位が前記第1参照電圧を下回った際に前記ロジック回路から出力された第1検出信号と、前記一方の電極の前記電位が前記第2参照電圧を下回った際に前記ロジック回路から出力された第2検出信号とに基づいて、前記画素値を生成する第2調停部をさらに備える請求項14に記載の固体撮像装置。
  16. 固体撮像装置と、
    入射光を前記固体撮像装置の受光面に結像する光学系と、
    前記固体撮像装置で取得された画像データを記憶するメモリと、
    を備え、
    前記固体撮像装置は、
    それぞれ、受光量に応じた電荷を発生させる第1光電変換素子と、前記第1光電変換素子に発生した電荷に基づいてアドレスイベントの発火を検出する検出部とを備え、行列状に配列する複数の単位画素と、
    前記複数の単位画素のうち、前記アドレスイベントの発火が検出された1以上の第1単位画素をリセットするリセット制御部と、
    を備え、
    前記リセット制御部は、前記複数の単位画素のうちの1以上の第2単位画素を周期的にリセットする
    撮像装置。
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