JP2020136628A - 半導体装置 - Google Patents

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秀彰 ▲柳▼田
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Abstract

【課題】 基板の凹部の傾斜面に半導体素子を搭載する際、コレットが複数の柱状配線に干渉することを防止できる半導体装置を提供する。【解決手段】 厚さ方向zを向く第1面10A、および第1面10Aから凹む凹部11を有する基板10と、凹部11に配置された第1部211、および第1面10Aに配置された第2部212を有する複数の配線21と、複数の配線21の第1部211に接合された半導体素子30と、複数の配線21の第2部212に配置され、かつ厚さ方向zの第1面10Aから離れる向きに突出した複数の柱状配線22と、を備え、半導体素子30は、複数の配線21の第1部211のうち、凹部11の第1傾斜面111に配置された搭載部211Aに接合され、第1境界121から第2境界122までに至る第1方向xにおける第1距離L1が、第3境界123から第4境界124までに至る第1方向xにおける第2距離L2と異なる。【選択図】 図4

Description

本発明は、異方性エッチングにより凹部が形成された基板と、当該凹部の傾斜面に搭載された半導体素子とを備える半導体装置に関する。
特許文献1には、異方性エッチングにより形成された凹部(特許文献1ではホーン)を有するシリコン基板と、凹部の底面に搭載された半導体素子(特許文献1ではLEDチップ)とを備える半導体装置の一例が開示されている。凹部は、シリコン基板の厚さ方向の一方側に位置する表面から凹んでいる。異方性エッチングにより形成された凹部は、比較的微細なものである。これにより、当該半導体装置の小型化を図ることができる。
異方性エッチングにより形成された凹部は、底面に対して所定の角度で傾斜した複数の傾斜面を有する。半導体装置に求められる性能に応じて、半導体素子を複数の傾斜面のいずれかに搭載することがある。あわせて、シリコン基板の当該表面から厚さ方向に突出する柱状配線を設けることがある。これらの構成を備える半導体装置の製造において、コレットを用いて半導体素子を複数の傾斜面に搭載する際、コレットが複数の柱状配線に干渉することが懸念される。したがって、このような干渉を回避することができる半導体装置の構成が求められる。
特開2005−277380号公報
本発明は上述の事情に鑑み、基板の凹部の傾斜面に半導体素子を搭載する際、コレットが複数の柱状配線に干渉することを防止できる半導体装置を提供することをその課題とする。
本発明によれば、厚さ方向において互いに反対側を向く第1面および第2面、並びに前記第1面から凹む凹部を有する基板と、前記凹部に配置された第1部、および前記第1面に配置された第2部を有する複数の配線と、前記複数の配線の前記第1部に接合された半導体素子と、前記複数の配線の前記第2部に配置され、かつ前記厚さ方向の前記第1面から離れる向きに突出した複数の柱状配線と、を備え、前記基板は、前記第1面および前記第2面の双方につながり、かつ前記厚さ方向に対して直交する第1方向において互いに離間した第1側面および第2側面を有し、前記凹部は、前記厚さ方向において前記第1面と前記第2面との間に位置する底面と、前記底面および前記第1面の双方につながり、かつ前記底面に対して傾斜するとともに、前記第1方向において互いに離間した第1傾斜面および第2傾斜面を有し、前記第2傾斜面は、前記第1傾斜面と前記第2側面との間に位置し、前記半導体素子は、前記複数の配線の前記第1部のうち、前記第1傾斜面に配置された搭載部に接合され、前記第1面と前記第1側面との第1境界から、前記第1面と前記第1傾斜面との第2境界までに至る前記第1方向における第1距離が、前記第1面と前記第2側面との第3境界から、前記第1面と前記第2傾斜面との第4境界までに至る前記第1方向における第2距離と異なることを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明の実施において好ましくは、前記半導体素子は、前記第1傾斜面に対向する裏面と、前記裏面に設けられた複数の電極と、を有し、前記複数の電極が、前記搭載部に接合されている。
本発明の実施において好ましくは、前記厚さ方向に沿って視て、前記凹部の面積は、前記第1面から前記底面に向けて徐々に小である。
本発明の実施において好ましくは、前記基板は、単結晶の真性半導体材料からなる。
本発明の実施において好ましくは、前記凹部は、前記底面、前記第1面、前記第1傾斜面および前記第2傾斜面につながり、かつ前記底面に対して傾斜した一対の第3傾斜面を有し、前記一対の第3傾斜面は、前記厚さ方向および前記第1方向の双方に対して直交する第2方向において互いに離間している。
本発明の実施において好ましくは、前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の柱状配線は、前記一対の第3傾斜面と前記第1面との一対の第5境界の延長線に挟まれた領域に位置する部分を含む。
本発明の実施において好ましくは、前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の柱状配線の少なくともいずれかは、前記一対の第5境界の延長線のいずれかを跨いでいる。
本発明の実施において好ましくは、前記第1距離は、前記第2距離よりも小であり、前記複数の柱状配線は、前記厚さ方向に沿って視て前記第1境界と前記第2境界との間に位置する部分を含む複数の第1柱状部と、前記厚さ方向に沿って視て前記第3境界と前記第4境界との間に位置する部分を含む複数の第2柱状部と、を含み、前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の第1柱状部と前記第2境界との最小距離は、前記複数の第2柱状部と前記第4境界との最小距離よりも小である。
本発明の実施において好ましくは、前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の配線の前記第1部は、前記第1方向に延びている。
本発明の実施において好ましくは、前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の柱状配線は、前記一対の第3傾斜面と前記第1面との一対の第5境界の延長線に挟まれた領域の外方に位置する。
本発明の実施において好ましくは、前記複数の配線の前記第1部は、前記第1傾斜面と前記一対の第3傾斜面との一対の境界、および前記第2傾斜面と前記一対の第3傾斜面との一対の境界を避けて配置されている。
本発明の実施において好ましくは、前記第1距離は、前記第2距離よりも大であり、前記複数の配線の前記第2部は、前記第1境界と前記第2境界とに挟まれた前記第1面の領域に配置された部分を含む。
本発明の実施において好ましくは、前記複数の配線の前記第2部は、前記第3境界と前記第4境界とに挟まれた前記第1面の領域を避けて配置されている。
本発明の実施において好ましくは、前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の配線の形状は、前記第1方向に延び、かつ前記底面の中央を通過する軸に対して線対称をなしている。
本発明の実施において好ましくは、前記第1面と同じ側を向く実装面を有するとともに、前記凹部に収容された部分を含み、かつ前記第1面に接する封止樹脂をさらに備え、前記封止樹脂は、前記半導体素子および前記複数の配線と、前記複数の柱状配線の各々の一部と、を覆い、前記複数の柱状配線の各々は、前記実装面から露出する頂面を有する。
本発明の実施において好ましくは、前記半導体素子は、前記第1面から前記厚さ方向に向けて突出した部分を含む。
本発明の実施において好ましくは、前記半導体素子は、ホール素子である。
本発明にかかる半導体装置によれば、基板の凹部の傾斜面に半導体素子を搭載する際、コレットが複数の柱状配線に干渉することを防止できる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置の底面図(封止樹脂を透過)である。 図1に対して、半導体素子および複数の端子を透過した底面図である。 図1に示す半導体装置の正面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1のV−V線に沿う断面図である。 図4の部分拡大図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる半導体装置の底面図(封止樹脂を透過)である。 図19に対して、半導体素子および複数の端子を透過した底面図である。 図19に示す半導体装置の正面図である。 図19のXXII−XXII線に沿う断面図である。 図19のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、添付図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図6に基づき、本発明の第1実施形態にかかる半導体装置A10について説明する。半導体装置A10は、基板10、複数の配線21、複数の柱状配線22、複数の接合層29、半導体素子30、封止樹脂40および複数の端子50を備える。これらの図が示す半導体装置A10は、様々な電子機器の配線基板に表面実装される樹脂パッケージ形式によるものである。ここで、図1は、理解の便宜上、封止樹脂40を透過している。図2は、理解の便宜上、図1に対して半導体素子30および複数の端子50を透過し、かつ透過した半導体素子30を想像線(二点鎖線)で示している。また、図1において、IV−IV線を一点鎖線で示している。
半導体装置A10の説明においては、基板10の厚さ方向を「厚さ方向z」と呼ぶ。厚さ方向zに対して直交する方向を「第1方向x」と呼ぶ。厚さ方向zおよび第1方向xの双方に対して直交する方向を「第2方向y」と呼ぶ。図1に示すように、半導体装置A10は、厚さ方向zに沿って視て矩形状である。第1方向xは、半導体装置A10の長手方向に対応する。第2方向yは、半導体装置A10の短手方向に対応する。
基板10には、図4および図5に示すように、複数の配線21、および封止樹脂40が配置されている。基板10は、単結晶の真性半導体材料からなる。半導体装置A10が示す例においては、当該真性半導体材料は、シリコン(Si)である。図1〜図5に示すように、基板10は、第1面10A、第2面10B、第1側面10C、第2側面10Dおよび一対の第3側面10Eを有する。
図3〜図5に示すように、第1面10Aおよび第2面10Bは、厚さ方向zにおいて互いに反対側を向く。基板10の結晶構造に基づく第1面10Aおよび第2面10Bの面方位は、ともに(100)面である。これらの面のうち、第2面10Bは、半導体装置A10の外部に対して露出している。図1〜図4に示すように、第1側面10Cおよび第2側面10Dは、第1方向xにおいて互いに離間している。第1側面10Cおよび第2側面10Dの各々は、第1側面10Cおよび第2側面10Dの双方につながっている。図1〜図5(図4を除く)に示すように、一対の第3側面10Eは、第2方向yにおいて互いに離間している。一対の第3側面10Eの各々は、第1面10A、第2面10B、第1側面10Cおよび第2側面10Dにつながっている。
図1〜図5に示すように、基板10は、凹部11を有する。凹部11は、第1面10Aから凹んでいる。凹部11は、底面110、第1傾斜面111、第2傾斜面112および一対の第3傾斜面113を有する。
図3〜図5に示すように、底面110は、厚さ方向zにおいて第1面10Aと第2面10Bとの間に位置する。底面110は、厚さ方向zに沿って視て矩形状である。図1〜図5に示すように、第1傾斜面111、第2傾斜面112および一対の第3傾斜面113の各々は、いずれも底面110および第1面10Aの双方につながっている。第1傾斜面111、第2傾斜面112および一対の第3傾斜面113の各々は、いずれも底面110に対して傾斜角54.74°で傾斜している。第1傾斜面111および第2傾斜面112は、第1方向xにおいて互いに離間している。第2傾斜面112は、第1方向xにおいて第1傾斜面111と第2面10Bとの間に位置する。一対の第3傾斜面113は、第2方向yにおいて互いに離間している。一対の第3傾斜面113の各々は、第1傾斜面111および第2傾斜面112につながっている。
図1および図2に示すように、厚さ方向zに沿って視て、凹部11の面積は、第1面10Aから底面110に向けて徐々に小である。これにより、図3〜図5に示すように、底面110、第1傾斜面111、第2傾斜面112および一対の第3傾斜面113により囲まれた凹部11の空洞部分は、四角錐台をなしている。
図2に示すように、第1面10Aと第1側面10Cとの第1境界121から、第1面10Aと第1傾斜面111との第2境界122までに至る第1方向xにおける距離を、第1距離L1と呼ぶ。第1面10Aと第1側面10Cとの第3境界123から、第1面10Aと第2傾斜面112との第4境界124までに至る第1方向xにおける距離を、第2距離L2と呼ぶ。第1距離L1は、第2距離L2と異なっている。半導体装置A10においては、第1距離L1は、第2距離L2よりも小である。
複数の配線21は、図1〜図5(図3を除く)に示すように、基板10の凹部11、および基板10の第1面10Aに配置されている。複数の配線21の各々は、第1部211および第2部212を含む。
図1〜図5(図3を除く)に示すように、複数の配線21の第1部211は、凹部11に配置されている。複数の配線21は、複数の柱状配線22および複数の端子50とともに、半導体素子30と半導体装置A10が実装される配線基板との導電経路を構成している。半導体装置A10においては、複数の配線21の第1部211は、凹部11の底面110、第1傾斜面111および第2傾斜面112に配置されている。ここで、複数の配線21の第1部211のうち、第1傾斜面111に配置された部分を搭載部211Aと呼ぶ。厚さ方向zに沿って視て、複数の配線21の第1部211は、第1方向xに延びる帯状である。
図1、図2および図4に示すように、複数の配線21の第2部212は、第1面10Aに配置されている。半導体装置A10においては、複数の配線21の第2部212は、第2境界122から第1境界121寄りに位置する第1面10Aの領域と、第4境界124から第3境界123寄りに位置する第1面10Aの領域とに配置されている。複数の配線21の第2部212の各々は、帯状部212Aおよびパッド部212Bを有する。半導体装置A10においては、帯状部212Aは、第2境界122または第4境界124にて複数の配線21の第1部211のいずれかにつながっている。帯状部212Aは、第1方向xに延びている。帯状部212Aの第2方向yの寸法は、複数の配線21の第1部211の各々の第2方向yの寸法に等しい。パッド部212Bは、帯状部212Aから一対の第3側面10Eのいずれかに向けて延びている。厚さ方向zに沿って視て、パッド部212Bは、矩形状である。
図2に示すように、厚さ方向zに沿って視て、複数の配線21は、軸Nに対して線対称をなしている。軸Nは、第1方向xに延び、かつ凹部11の底面110の中央110Aを通過している。なお、底面110の中央110Aは、底面110の2つの対角線の交点である。
図6に示すように、複数の配線21は、下地層21Aおよびめっき層21Bから構成される。下地層21Aは、凹部11または第1面10Aのいずれかに接している。下地層21Aは、これらのいずれかに接するバリア層と、当該バリア層の上に積層されたシード層から構成される。当該バリア層は、たとえばチタン(Ti)からなる。当該シード層は、たとえば銅(Cu)からなる。めっき層21Bは、下地層21Aの上に積層されている。複数の配線21において、めっき層21Bが主たる導電経路となる。めっき層21Bは、たとえば銅からなる。
複数の柱状配線22は、図1、図2および図4に示すように、複数の配線21の第2部212のパッド部212Bに個別に配置されている。複数の柱状配線22は、厚さ方向zの基板10の第1面10Aから離れる向きに突出している。半導体装置A10が示す例においては、複数の柱状配線22の各々は、直方体状である。複数の柱状配線22の各々は、厚さ方向zの第1面10Aから離れる向きを向く頂面22Aを有する。図2に示すように、半導体装置A10においては、厚さ方向zに沿って視て、複数の柱状配線22は、凹部11の一対の第3傾斜面113と、第1面10Aとの一対の第5境界125の延長線ELに挟まれた領域に位置する部分を含む。あわせて、厚さ方向zに沿って視て、複数の柱状配線22の少なくともいずれかは、一対の第5境界125の延長線ELのいずれかを跨いでいる。半導体装置A10においては、厚さ方向zに沿って視て、複数の柱状配線22の各々は、一対の第5境界125の延長線ELを跨いでいる。
図2および図4に示すように、半導体装置A10においては、複数の第1柱状部221および複数の第2柱状部222を含む。複数の第1柱状部221は、厚さ方向zに沿って視て、第1境界121と第2境界122との間に位置する部分を含む。複数の第2柱状部222は、厚さ方向zに沿って視て、第3境界123と第4境界124との間に位置する部分を含む。厚さ方向zに沿って視て、複数の第1柱状部221と第2境界122との最小距離L1minは、複数の第2柱状部222と第4境界124との最小距離L2minよりも小である。
複数の接合層29は、図2および図6に示すように、複数の配線21の第1部211の搭載部211Aに配置されている。複数の接合層29は、導電性を有する。複数の接合層29は、搭載部211Aから近い方からニッケル(Ni)層、錫(Sn)を含む合金層の順に積層された複数の金属層から構成される。当該合金層は、たとえば、錫−銀(Ag)系合金、または錫−アンチモン(Sb)系合金からなる。
半導体素子30は、図1および図4に示すように、複数の配線21の第1部211の搭載部211Aに接合されている。半導体装置A10が示す例においては、半導体素子30は、たとえばGaAs(ヒ化ガリウム)型のホール素子である。なお、GaAs型のホール素子は、磁束密度の変化に対するホール電圧の直線性に優れるとともに、温度変化の影響を受けにくいという利点を有する。なお、半導体素子30は、ホール素子に限定されない。半導体素子30は、フリップチップ実装型の素子である。図6に示すように、半導体素子30は、裏面30Aおよび複数の電極31を有する。裏面30Aは、凹部11の第1傾斜面111に対向し、かつ第1傾斜面111に対して平行である。このため、裏面30Aは、凹部11の底面110に対して傾斜している。複数の電極31は、裏面30Aに設けられている。複数の電極31は、半導体素子30の内部に構成された回路に導通している。複数の電極31は、複数の接合層29に個別に接合されている。これにより、複数の電極31は、複数の接合層29を介して搭載部211Aに接合された構成となっている。
図3および図4に示すように、半導体素子30は、基板10の第1面10Aから厚さ方向に向けて突出した部分を含む。半導体素子30のこれを除いた部分は、凹部11に収容されている。
封止樹脂40は、図4および図5に示すように、凹部11に収容された部分を含み、かつ基板10の第1面10Aに接している。封止樹脂40は、たとえば黒色のエポキシ樹脂を含む絶縁材料からなる。封止樹脂40は、複数の配線21、接合層29および半導体素子30と、複数の柱状配線22の各々の一部とを覆っている。
図3〜図5に示すように、封止樹脂40は、実装面40Aを有する。実装面40Aは、基板10の第1面10Aと同じ側を向く。半導体装置A10を配線基板に実装した際、実装面40Aは、当該配線基板に対向する。複数の柱状配線22の頂面22Aは、実装面40Aから露出している。
複数の端子50は、図1および図4に示すように、複数の柱状配線22の頂面22Aに個別に配置されている。複数の端子50は、半導体装置A10の外部に対して露出している。複数の端子50がはんだを介して配線基板に接合されることによって、半導体装置A10が当該配線基板に実装される。複数の端子50の各々は、たとえば、頂面22Aから近い順にニッケル層、パラジウム(Pd)層、金(Au)層の順に積層された複数の金属層から構成される。
次に、図7〜図18に基づき、半導体装置A10の製造方法の一例について説明する。なお、図7〜図18の断面位置は、図4の断面位置と同一である。
最初に、図7に示すように、基材81の主面81Aおよび裏面81Bにマスク層88を形成する。基材81は、シリコンウエハである。主面81Aおよび裏面81Bは、厚さ方向zにおいて互いに反対側を向く。基材81の結晶構造に基づく主面81Aおよび裏面81Bの面方位は、ともに(100)面である。マスク層88は、厚さが0.5μm〜1.0μmの酸化膜(SiO2)からなる。主面81Aに形成されたマスク層88は、厚さ方向zに貫通する開口881が設けられている。まず、主面81Aおよび裏面81Bに、熱酸化法により酸化膜を形成する。次いで、リソグラフィパターニングと、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)とにより、主面81Aに形成された酸化膜を部分的に除去する。ここで除去された部分が、開口881となる。最後に、リソグラフィパターニングで用いたレジストを除去する。これにより、主面81Aおよび裏面81Bにマスク層88が形成される。
次いで、図8に示すように、主面81Aから凹む凹部11を基材81に形成する。まず、水酸化カリウム(KOH)水溶液を用いたウエットエッチングにより、基材81に凹部11を形成する。本エッチングは、異方性エッチングである。これにより、底面110、第1傾斜面111、第2傾斜面112および一対の第3傾斜面113を有する凹部11が形成される。最後に、図7に示す工程において形成されたマスク層88を除去する。マスク層88は、フッ化水素酸(HF)を用いたウエットエッチングにより除去される。
次いで、図9に示すように、基材81の主面81Aおよび凹部11を覆う下地層82Aを形成する。下地層82Aは、スパッタリング法により主面81Aおよび凹部11を覆うバリア層を成膜させた後、スパッタリング法により当該バリア層にシード層を積層させることにより形成される。なお、当該バリア層は、厚さが100nm〜300nmのチタンからなる。当該シード層は、厚さが200nm〜600nmの銅からなる。
次いで、図10に示すように、下地層82Aの上に複数のめっき層82Bを形成する。複数のめっき層82Bは、リソグラフィパターニングを経た後、下地層82Aを導電経路とした電解めっきにより形成される。なお、複数のめっき層82Bは、厚さが2μm〜4μmの銅からなる。
次いで、図11に示すように、凹部11の第1傾斜面111に位置する複数のめっき層82Bの上に、複数の接合層29を形成する。複数の接合層29は、リソグラフィパターニングを経た後、下地層82Aおよび複数のめっき層82Bを導電経路とした電解めっきにより形成される。
次いで、図12に示すように、基材81の主面81Aに位置する複数のめっき層82Bの上に、複数の柱状配線22を形成する。複数の柱状配線22は、リソグラフィパターニングを経た後、下地層82Aおよび複数のめっき層82Bを導電経路とした電解めっきにより形成される。本工程では、凹部11の第1傾斜面111に近接して形成された複数の柱状配線22に対して、第1方向xにおいて凹部11を挟んで反対側に位置する複数の柱状配線22は、凹部11から極力遠くに離れた位置に形成する。
次いで、図13に示すように、下地層82Aの一部を除去する。下地層82Aの除去対象は、複数のめっき層82Bが積層されていない部分である。下地層82Aは、硫酸(H2SO4)および過酸化水素(H22)の混合溶液を用いたウエットエッチングにより除去される。本工程を経ることにより、凹部11の位置する残存した下地層82Aと、これに積層された複数のめっき層82Bとが、複数の配線21の第1部211となる。複数の配線21の第1部211のうち、凹部11の第1傾斜面111に位置する部分が搭載部211Aとなる。基材81の主面81Aに位置する残存した下地層82Aと、これに積層された複数のめっき層82Bとが、複数の配線21の第2部212となる。
次いで、図14に示すように、複数の配線21の第1部211の搭載部211Aに半導体素子30を接合する。本工程では、フリップチップボンディングにより半導体素子30を接合する。まず、コレット89を用いて、半導体素子30の複数の電極31を、複数の接合層29に仮付けする。コレット89は、厚さ方向zに沿って視て第1方向xに延びている。次いで、リフローにより複数の接合層29を溶融させる。最後に、複数の接合層29を冷却により固化させることにより、半導体素子30の接合が完了する。
次いで、図15に示すように、基材81の主面81Aに接し、かつ凹部11に収容された部分を含む封止樹脂40を形成する。封止樹脂40は、コンプレッション成型により形成される。本工程では、複数の配線21、複数の柱状配線22、および半導体素子30が封止樹脂40に覆われる。
次いで、図16に示すように、封止樹脂40の厚さ方向zの片側を機械研削により部分除去する。本工程では、複数の柱状配線22も部分除去される。本工程を経ることにより、封止樹脂40には、基材81の主面81Aと同じ側を向く実装面40Aが現れる。あわせて、複数の柱状配線22の各々には、実装面40Aから露出する頂面22Aが現れる。
次いで、図17に示すように、複数の柱状配線22の頂面22Aに個別に接する複数の端子50を形成する。複数の端子50は、無電解めっきにより形成される。
最後に、図18に示すように、基材81および封止樹脂40を切断線CLに沿ってダイシングブレードなどで切断することにより、複数の個片に分割する。当該個片には、1つの半導体素子30が含まれるようにする。本工程を経て、個片となった基材81が基板10となる。以上の工程を経ることにより、半導体装置A10が製造される。
次に、半導体装置A10の作用効果について説明する。
半導体装置A10においては、半導体素子30は、複数の配線21の第1部211のうち、基板10の凹部11の第1傾斜面111に配置された搭載部211Aに接合されている。凹部11の第2傾斜面112は、第1傾斜面111と、基板10の第2側面10Dとの間に位置する。さらに、半導体装置A10においては、第1境界121から第2境界122までに至る第1方向xにおける第1距離L1が、第3境界123から第4境界124までに至る第1方向xにおける第2距離L2と異なる。これにより、図14に示す半導体装置A10の製造工程において、コレット89が複数の柱状配線22に干渉することなく、第1傾斜面111に配置された搭載部211Aに半導体素子30を接合することができる。したがって、半導体装置A10によれば、凹部11の傾斜面に半導体素子30を搭載する際、コレット89が複数の柱状配線22に干渉することを防止できる。
半導体装置A10においては、第1距離L1は、第2距離L2よりも小である。複数の柱状配線22は、複数の第1柱状部221と、複数の第2柱状部222とを含む。厚さ方向zに沿って視て、複数の第1柱状部221と第2境界122との最小距離L1minは、複数の第2柱状部222と第4境界124との最小距離L2minよりも小である。これにより、図14に示す半導体装置A10の製造工程において、コレット89が干渉しない複数の柱状配線22の配置形態をとることができる。
さらに半導体装置A10においては、厚さ方向zに沿って視て、複数の柱状配線22は、一対の第5境界125の延長線ELに挟まれた領域に位置する部分を含む。このような構成であっても、図14に示す半導体装置A10の製造工程において、コレット89は複数の柱状配線22(複数の第2柱状部222)の上方を通過する。このため、コレット89が複数の柱状配線22に干渉することを防止できる。あわせて、基板10の第2方向yにおける寸法を抑制することができる。
半導体素子30は、凹部11の第1傾斜面111に対向する裏面30Aに設けられた複数の電極31を有する。すなわち、半導体素子30は、フリップチップ実装型の素子である。これにより、半導体装置A10の製造工程において、半導体素子30を複数の配線21に導通させるためのワイヤボンディングが不要となる。
厚さ方向zに沿って視て、複数の配線21の第1部211は、第1方向xに延びている。これにより、凹部11に配置される複数の配線21の第1部211の形状が簡略なものとなるため、半導体装置A10の製造がより効率的なものとなる。
半導体素子30は、基板10の第1面10Aから厚さ方向zに向けて突出した部分を含む。これにより、凹部11の厚さ方向zの寸法が抑制される。したがって、半導体装置A10の製造工程において、ウエットエッチングにより凹部11を形成するための所要時間を短縮できるとともに、基板10の厚さを抑制することができる。
半導体素子30は、ホール素子である。先述のとおり、半導体素子30は、凹部11の第1傾斜面111に搭載されている。これにより、半導体素子30は、厚さ方向zの磁界に加え、第1方向xの磁界を同時に検出することができる。
〔第2実施形態〕
図19〜図23に基づき、本発明の第2実施形態にかかる半導体装置A20について説明する。これらの図において、先述した半導体装置A10と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。ここで、図19は、理解の便宜上、封止樹脂40を透過している。図20は、理解の便宜上、図19に対して半導体素子30および複数の端子50を透過し、かつ透過した半導体素子30を想像線で示している。また、図19において、XXII−XXII線およびXXIII−XXIII線を一点鎖線で示している。
半導体装置A20においては、基板10、複数の配線21および複数の柱状配線22の構成が、先述した半導体装置A10におけるこれらの構成と異なる。
図20、図21および図22に示すように、半導体装置A20においては、第1距離L1は、第2距離L2よりも大である。
図20に示すように、半導体装置A20においては、複数の柱状配線22は、基板10の一対の第5境界125の延長線ELに挟まれた領域の外方に位置する。半導体装置A20の説明においては、基板10において第1境界121寄りに位置する複数の柱状配線22を、複数の第1柱状部221と呼ぶ。あわせて、基板10において第2境界122寄りに位置する複数の柱状配線22を、複数の第2柱状部222と呼ぶ。
図19、図20、図22および図23に示すように、複数の配線21の第1部211は、凹部11の底面110、第1傾斜面111および一対の第3傾斜面113に配置されている。複数の配線21の第1部211のうち底面110に配置された部分の各々は、厚さ方向zに沿って視て第1方向xに延びる部分と、第2方向yに延びる部分とを含むL字状である。複数の配線21の第1部211のうち一対の第3傾斜面113に配置された部分は、厚さ方向zに沿って視て第2方向yに延びる帯状である。
図19および図20に示すように、複数の配線21の第1部211は、第1傾斜面111と一対の第3傾斜面113との一対の境界126を避けて配置されている。あわせて、複数の配線21の第1部211は、第2傾斜面112と一対の第3傾斜面113との一対の境界127を避けて配置されている。
図20に示すように、複数の第1柱状部221が配置された複数の配線21の第2部212は、第1境界121と第2境界122とに挟まれた基板10の第1面10Aに配置された部分を含む。複数の第1柱状部221が配置された複数の配線21の第2部212の各々において、帯状部212Aは、第1方向xに延びている。あわせて、パッド部212Bは、帯状部212Aから基板10の一対の第3側面10Eのいずれかに向けて延びている。複数の第2柱状部222が配置された複数の配線21の第2部212の各々において、帯状部212Aは、第2方向yに延びている。あわせて、パッド部212Bは、帯状部212Aから基板10の第2側面10Dに向けて延びている。
図20に示すように、複数の第2柱状部222が配置された複数の配線21の第2部212は、第3境界123と第4境界124とに挟まれた基板10の第1面10Aの領域を避けて配置されている。
図20に示すように、半導体装置A20においても厚さ方向zに沿って視て、複数の配線21は、軸Nに対して線対称をなしている。
次に、半導体装置A20の作用効果について説明する。
半導体装置A20においては、半導体装置A10と同じく、半導体素子30は、複数の配線21の第1部211のうち、基板10の凹部11の第1傾斜面111に配置された搭載部211Aに接合されている。凹部11の第2傾斜面112は、第1傾斜面111と、基板10の第2側面10Dとの間に位置する。さらに、半導体装置A10においては、第1境界121から第2境界122までに至る第1方向xにおける第1距離L1が、第3境界123から第4境界124までに至る第1方向xにおける第2距離L2と異なる。したがって、半導体装置A20によっても、凹部11の傾斜面に半導体素子30を搭載する際、コレット89が複数の柱状配線22に干渉することを防止できる。
半導体装置A20においては、厚さ方向zに沿って視て、複数の柱状配線22は、一対の第5境界125の延長線ELに挟まれた領域の外方に位置する。図14に示す半導体装置A10の製造工程において、厚さ方向zに沿って視て、コレット89は、一対の第5境界125の延長線ELに挟まれた領域からはみ出さない形態をなす。したがって、本製造工程において、コレット89が干渉しない複数の柱状配線22の配置形態をとることができる。
さらに半導体装置A20においては、第1距離L1は、第2距離L2よりも大である。複数の配線21の第2部212は、第1境界121と第2境界122とに挟まれた基板10の第1面10Aの領域に配置された部分を含む。あわせて、複数の配線21の第2部212は、第3境界123と第4境界124とに挟まれた第1面10Aの領域を避けて配置されている。これにより、基板10の第1方向xにおける寸法を抑制することができる。
半導体装置A20においては、複数の配線21の第1部211は、凹部11の第1傾斜面111と、凹部11の一対の第3傾斜面113との一対の境界126を避けて配置されている。あわせて、複数の配線21の第1部211は、凹部11の第2傾斜面112と、一対の第3傾斜面113との一対の境界127を避けて配置されている。これにより、半導体装置A10の製造工程において、複数の配線21の第1部211を構成するめっき層82Bを形成するためのリソグラフィパターニングの際、ハレーションにより意図しないパターニングが形成されることを防止できる。したがって、当該めっき層82Bの形状に不具合が発生することを防止できる。
本発明は、先述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A10,A20:半導体装置
10:基板
10A:第1面
10B:第2面
10C:第1側面
10D:第2側面
10E:第3側面
11:凹部
110:底面
111:第1傾斜面
112:第2傾斜面
113:第3傾斜面
121:第1境界
122:第2境界
123:第3境界
124:第4境界
125:第5境界
21:配線
21A:下地層
21B:めっき層
211:第1部
211A:搭載部
212:第2部
212A:帯状部
212B:パッド部
29:接合層
30:半導体素子
30A:裏面
31:電極
40:封止樹脂
40A:実装面
50:端子
81:基材
81A:主面
81B:裏面
82A:下地層
82B:めっき層
88:マスク層
881:開口
89:コレット
L1:第1距離
L2:第2距離
L1min,L2min:最小距離
EL:延長線
N:軸
CL:切断線
z:厚さ方向
x:第1方向
y:第2方向

Claims (17)

  1. 厚さ方向において互いに反対側を向く第1面および第2面、並びに前記第1面から凹む凹部を有する基板と、
    前記凹部に配置された第1部、および前記第1面に配置された第2部を有する複数の配線と、
    前記複数の配線の前記第1部に接合された半導体素子と、
    前記複数の配線の前記第2部に配置され、かつ前記厚さ方向の前記第1面から離れる向きに突出した複数の柱状配線と、を備え、
    前記基板は、前記第1面および前記第2面の双方につながり、かつ前記厚さ方向に対して直交する第1方向において互いに離間した第1側面および第2側面を有し、
    前記凹部は、前記厚さ方向において前記第1面と前記第2面との間に位置する底面と、前記底面および前記第1面の双方につながり、かつ前記底面に対して傾斜するとともに、前記第1方向において互いに離間した第1傾斜面および第2傾斜面を有し、
    前記第2傾斜面は、前記第1傾斜面と前記第2側面との間に位置し、
    前記半導体素子は、前記複数の配線の前記第1部のうち、前記第1傾斜面に配置された搭載部に接合され、
    前記第1面と前記第1側面との第1境界から、前記第1面と前記第1傾斜面との第2境界までに至る前記第1方向における第1距離が、
    前記第1面と前記第2側面との第3境界から、前記第1面と前記第2傾斜面との第4境界までに至る前記第1方向における第2距離と異なることを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記半導体素子は、前記第1傾斜面に対向する裏面と、前記裏面に設けられた複数の電極と、を有し、
    前記複数の電極が、前記搭載部に接合されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記厚さ方向に沿って視て、前記凹部の面積は、前記第1面から前記底面に向けて徐々に小である、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記基板は、単結晶の真性半導体材料からなる、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記凹部は、前記底面、前記第1面、前記第1傾斜面および前記第2傾斜面につながり、かつ前記底面に対して傾斜した一対の第3傾斜面を有し、
    前記一対の第3傾斜面は、前記厚さ方向および前記第1方向の双方に対して直交する第2方向において互いに離間している、請求項3または4に記載の半導体装置。
  6. 前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の柱状配線は、前記一対の第3傾斜面と前記第1面との一対の第5境界の延長線に挟まれた領域に位置する部分を含む、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の柱状配線の少なくともいずれかは、前記一対の第5境界の延長線のいずれかを跨いでいる、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1距離は、前記第2距離よりも小であり、
    前記複数の柱状配線は、前記厚さ方向に沿って視て前記第1境界と前記第2境界との間に位置する部分を含む複数の第1柱状部と、前記厚さ方向に沿って視て前記第3境界と前記第4境界との間に位置する部分を含む複数の第2柱状部と、を含み、
    前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の第1柱状部と前記第2境界との最小距離は、前記複数の第2柱状部と前記第4境界との最小距離よりも小である、請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. 前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の配線の前記第1部は、前記第1方向に延びている、請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の柱状配線は、前記一対の第3傾斜面と前記第1面との一対の第5境界の延長線に挟まれた領域の外方に位置する、請求項5に記載の半導体装置。
  11. 前記複数の配線の前記第1部は、前記第1傾斜面と前記一対の第3傾斜面との一対の境界、および前記第2傾斜面と前記一対の第3傾斜面との一対の境界を避けて配置されている、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第1距離は、前記第2距離よりも大であり、
    前記複数の配線の前記第2部は、前記第1境界と前記第2境界とに挟まれた前記第1面の領域に配置された部分を含む、請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記複数の配線の前記第2部は、前記第3境界と前記第4境界とに挟まれた前記第1面の領域を避けて配置されている、請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記厚さ方向に沿って視て、前記複数の配線の形状は、前記第1方向に延び、かつ前記底面の中央を通過する軸に対して線対称をなしている、請求項6ないし13のいずれかに記載の半導体装置。
  15. 前記第1面と同じ側を向く実装面を有するとともに、前記凹部に収容された部分を含み、かつ前記第1面に接する封止樹脂をさらに備え、
    前記封止樹脂は、前記半導体素子および前記複数の配線と、前記複数の柱状配線の各々の一部と、を覆い、
    前記複数の柱状配線の各々は、前記実装面から露出する頂面を有する、請求項1ないし14のいずれかに記載の半導体装置。
  16. 前記半導体素子は、前記第1面から前記厚さ方向に向けて突出した部分を含む、請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記半導体素子は、ホール素子である、請求項1ないし16のいずれかに記載の半導体装置。
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