JP2020136564A - 切換開閉器及び切換開閉器を備える負荷時タップ切換器を含む変圧装置 - Google Patents
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Abstract
Description
負荷時タップ切換器を含む変圧装置の切換開閉器の開閉は、回転体と回転しない固定部材の少なくとも一方に設けられた開閉機構を動作させることにより行われてきた。
特許文献1の切換開閉器においては、交流の相ごとにカム、真空バルブ、ローラ等が駆動軸の方向に複数重ねて配置されており、切換開閉器は、全体として、軸方向である上下方向に伸びた円柱形状を形成している。
可動部を備え、前記可動部の位置に応じて開閉する複数の開閉器と、直動カムと、前記可動部に固定され前記直動カムに当接し、前記複数の開閉器のそれぞれに対応する複数のカムフォロアと、を備える切換開閉器であって、
前記複数の開閉器は、前記直動カムの移動方向に並べて配置され、
前記複数のカムフォロアは、前記直動カムのカム面に付勢された状態で当接し、
前記複数の開閉器は、前記直動カムが移動することで、個別に開閉される、
ことを特徴とする。
本実施の形態に係る変圧装置1は、変圧器であるコイル20U、20V、20Wとコイル20U〜20Wのタップを切り換えるタップ切換器30を備える。
図1に示すように、本実施の形態に係る変圧装置1は、U相、V相及びW相のコイル20U、20V及び20Wと、コイル20U、20V及び20Wのそれぞれについて、負荷状態のままタップ間の電気的接続を切り換えるタップ切換器30と、タップ切換器30を駆動する駆動機構40と、これらの機器を収容するハウジング10と、変圧装置1の入力端子71及び出力端子72と、を備える。
タップ切換器30は、切換開閉器31とタップ選択器32を備え、上側に切換開閉器31が、下側にタップ選択器32が配置されている。また、タップ切換器30に隣接して、タップ切換の駆動力を発生する駆動機構40が配置されている。
入力端子71はタップ切換器30の入力端子に、出力端子72は切換器側タップ端子32U5、32V5及び32W5に、それぞれ接続されている。
(U相コイル20U、V相コイル20V、W相コイル20Wの説明)
U相コイル20U、V相コイル20V、W相コイル20Wは、それぞれ、U相用の単相変圧器、V相用の単相変圧器、W相用の単相変圧器として機能する単巻変圧器であり、互いに実質的に同一の構成を有する。そこで、代表して、U相コイル20Uについて説明する。
図2(A)にU相コイル20Uの正面図を、(B)に平面図を示す。
図2(A)、(B)に示すように、U相コイル20Uは、略柱状の外形を有し、上部に9つのコイル側タップ端子21U1〜21U9が配置されている。図2(B)に示すように、奇数番目のコイル側タップ端子21U1、21U3、・・・、21U9は、U相コイル20Uの手前側に配置されており、偶数番目のコイル側タップ端子21U2、21U4、・・・、21U8は、U相コイル20Uの奥側に配置されている。図2(A)に示すように、各コイル側タップ端子21U1〜21U9には、後述のボルトを挿通してナットで締結することで、これらのコイル側タップ端子21U1〜21U9をタップリード板33U1〜33U9に固定するためのU相コイル側端子貫通孔21U11〜21U92が1つの端子に対して2つずつ形成されている。
図2(C)に示すように、U相コイル20の直列巻線Pと分路巻線Wとは、直列巻線Pを外側、分路巻線Wを内側とするように、鉛直方向の軸を中心にほぼ同心に巻かれている。直列巻線Pは、U相コイル20Uの高さにほぼ等しい幅を有する帯状の薄い銅板を巻いて形成されている。直列巻線Pは、絶縁紙Iとともに巻かれることで、絶縁されている。
前述のコイル側タップ端子21U1〜21U9は、それぞれ、上面側の絶縁層24の上に2列に配列されて固定されている。
各コイル側タップ端子21U1〜21U9は、それぞれ、板状の導体であるタップリード配線26により、直列巻線Pの9つのタップ引き出し位置の何れかに接続されている。タップリード配線26は、帯状の銅板の一面に溶接、ハンダ等により固定及び接続されている。タップ引き出し位置は、直列巻線Pの一端から離間した9箇所に設定されている。コイル側タップ端子21U1〜21U9には、前列に配置されたものについては、左方から右方に向けて1、3、5、7、9の番号が、後列に配置されたものについては、右方から左方に向けて2、4、6、8の番号が、それぞれ付されている。
タップリード配線26の全部又は一部は、直列巻線P又はU相コイル側タップ端子21U1〜21U9と一体に形成されていてもよい。
なお、コイル側タップ端子21U1〜21U9やタップリード配線26が絶縁を保っていればよいため、U相コイル20の上面又は下面は必ずしも絶縁層24又は25によってコーティングされていなくてもよい。
なお、U相コイル20U、V相コイル20V及びW相コイル20Wは、スター結線で接続されている。
図1に示すように、タップ切換器30は、所望のタップを選択するタップ選択器32と、複数の開閉器によって電気回路の接続を切り換える切換開閉器31と、を含む。
タップ選択器32は、U相切換器側タップ端子32U1〜32U9、V相切換器側タップ端子32V1〜32V9及びW相切換器側タップ端子32W1〜32W9と、U相タップリード板33U1〜33U9、V相タップリード板33V1〜33V9及びW相タップリード板33W1〜33W9と、を備える。
U相コイル20UのU相コイル側タップ端子21U1には、図4に示すように、鉛直方向に延在するU相タップリード板33U1の下端部が固定されている。U相タップリード板33U1は、例えば、剛性を有する板状部材から構成される。
U相接触子32U12、32U22、V相接触子32V12、32V22、W相接触子32W12、32W22の動作については後述する。
図6は、切換開閉器31の概略平面図である。切換開閉器31は、タップ切換時に、高圧大電流の回路を、高速に且つ確実に接続及び遮断する装置である。
図6に示すように、切換開閉器31は、3つのU相開閉器31U1、31U2及び31U3と、3つのV相開閉器31V1、31V2及び31V3と、3つのW相開閉器31W1、31W2及び31W3と、これらの開閉器を開閉するための第1のカム機構50と、を備える。
また、U相開閉器31U1の一端は、U相開閉器端子31U11に電気的に接続されており、他端は、U相開閉器端子31U12に電気的に接続されている。
これらの開閉器31U1〜31W3等は、真空バルブの管及びシャフトの軸が前後方向を向くように、真空バルブが横に倒された状態で、1つの水平な平面上に互いに平行に配置されている。
一方、U相開閉器端子31U12は、偶数タップ端子用のU相接触子32U22に銅線を介して接続されている。さらに、U相開閉器端子31U22は、奇数タップ端子用のU相接触子32U12に銅線を介して接続されている。
タップ切換時における、U相開閉器カムフォロア52U1、52U2、52U3にそれぞれ対応するU相開閉器31U1〜31U3の開閉の状態変化を図7(A)に示す。なお、図7(A)〜(E)ではU相分だけを例示し、U相開閉器カムフォロア52U1〜52U3及びこれらのカムフォロアに対応するU相開閉器31U1〜31U3を、それぞれ、(b)、(a)、(r)として説明する。
図7(A)の横軸は時間であり、奇数のタップが選択された状態から偶数のタップが選択された状態に変化する過程における、各開閉器(a)、(r)、(b)の開(OFF)、閉(ON)の状態を示す。
初期状態では、奇数のタップが選択されており、図7(A)及び(B)に示すように、開閉器(a)は閉じ、開閉器(b)、(r)は開いている。続いて、図7(A)及び(C)に示すように、開閉器(a)が閉じたまま、開閉器(r)も閉じ、開閉器(b)のみが開いた中間状態1が生じる。さらに時間が経過すると、図7(A)及び(D)に示すように、開閉器(b)は開いたまま、開閉器(r)は閉じたままで、開閉器(a)が開いた中間状態2が生じる。これらの中間状態1、2を経て、最終的に、図7(A)及び(E)に示すように、開閉器(b)及び(r)が閉じ、(a)が開いている、偶数タップの選択された状態に至る。なお、図7(B)から(E)への変化の過程では、直動カム51は、−X方向に移動している。
なお、偶数タップが選択された状態から奇数タップが選択された状態に至る過程では、直動カム51は+X方向に移動し、各開閉器(b)、(a)、(r)の開閉状態の変化は上述したのと逆となる。
第1のカム機構50は、図6に示したように、左右に移動するカムである直動カム51と、直動カム51の手前側に設けられた凹凸部を有する側面に押し当てられる円柱形状のカムフォロアであるU相開閉器カムフォロア52U1、52U2、52U3と、V相開閉器カムフォロア52V1、52V2、52V3と、W相開閉器カムフォロア52W1、52W2、52W3と、を備える。
カムフォロア52U1〜52W3の構成を、U相開閉器カムフォロア52U1を例として、より詳細に説明する。U相開閉器カムフォロア52U1は、図8(A)〜(C)に示すように、左右方向から見た断面がL字形に形成されたU相カムフォロアブラケット53U1と、U相カムフォロアブラケット53U1に回転可能に軸支され、直動カム51のカム面上を転動するU相カムフォロア53U2とを備える。また、U相カムフォロアブラケット53U1は、水平板53U11と鉛直板53U12とを備える。
直動カム51の往復運動は駆動機構40によりなされる。
そこで、次に、駆動機構40について、図10(A)〜(E)を参照して説明する。
駆動機構40は、図示しないモータMによる外部からの回転力を受ける駆動シャフト41と、駆動シャフト41の回転運動を直線運動に変換するクランク機構部42と、クランク機構部42に機械的に接続され、水平方向のスライドラック47に沿って移動するスライダー46と、スライダー46に機械的に連結され、切換開閉器31に所定の動作をさせる第1のカム機構50と、を備える。直動カム51はスライダー46と接続されている。
第1のクランク44aは、その中間部において第2のリンク43bの他端部に揺動可能に連結され、その一端部に後述するコイルばね45の一端部が懸架されている。
図10(B)の状態で駆動シャフト41が90°時計回りに回転すると、図10(C)に示すように、第1のリンク43aも90°回転する。これに第2のリンク43bが従動して、第1のクランク44aの一端部が手前に移動する。一方、第2のクランク44bはストッパ44dに当接したまま、扇形ギア42aと第2のクランク44bは、大きくは回転しない。ただし、第1のクランク44aの一端部と第2のクランク44bの他端部の距離が大きくなるため、コイルばね45には弾性エネルギーが蓄えられる。
駆動シャフト41がさらに特定の角度θ2まで回転すると、図10(D)に示すように、第1のクランク44aと第2のクランク44bが一直線となり、コイルばね45は、図10(C)に示した状態よりもさらに伸びて、弾性エネルギーをより多く貯えた状態になる。
駆動シャフト41が角度θ2から引き続き時計回りに回転しようとすると、第1のクランク44a及び第2のクランク44bが死点を超え、コイルばね45の弾性力により、第2のクランク44bがストッパ44dに当接した状態から反時計回りの図10(D)の矢印に示した方向に付勢されて瞬時にストッパ44cに当接する状態まで移動する。同時に、ストッパ44cから左向きの力を受けて扇形ギア42aも左向きに反時計方向に回転し、噛み合っているスライドラック47が、勢いよく左方向(−X方向)に移動し、スライダー46が左方向に移動し、直動カム51が図7(E)に示す状態となる。
駆動シャフト41をさらに回転させると、駆動シャフト41の回転角度は180°となる。この位置は、偶数のタップが選択された状態の定常位置である。
駆動シャフト41をさらに回転させると、上述したのと同様の過程で、死点を超えた時点で、扇形ギア42aは時計回りに回転し、第2のクランク44bはストッパ44cから離れ、ストッパ44dまで瞬時に回転して接触する。これにより、スライドラック47は右方に移動し、スライダー46が右方向(+X方向)に移動し、直動カム51は図7(B)に示す状態となる。
駆動シャフト41をさらに回転させると、クランク機構部42は、図10(B)の状態に戻る。
このようにして、駆動シャフト41が180°回転する度に、スライドラック47は、左右に交互に高速で移動する。スライドラック47の高速移動により、直動カム51が高速に移動し、開閉器31U1〜31W3の開閉状態が高速に切り換えられる。なお、以上述べたように、第2のクランク44bは、死点を超える前後において、ストッパ44c、44dのいずれか一方に当接しており、死点を超えた瞬間だけ、ストッパ44cと44dとの間で高速に移動する。
駆動機構40は、図5、図11(A)に示すように、接触子32U12と32U22、32V12と32V22、32W12と32W22を駆動するための第2のカム機構60を備える。
第2のカム機構60は、図11(A)に示すように、タップ選択器32の手前側と奥側に、互いに対向する形状を有する第1のカムガイド61a及び第2のカムガイド61bと、第1のラック63a及び第2のラック63bと、を備える。
第1のカムガイド61aは、奥側の接触子32U22、32V22、32W22を横方向に移動させるための構成であり、図11(B)に示すようにカム溝64U、64V、64Wが形成されている。
第1のラック63aは、第1のカムガイド61aに沿って移動する。第1のラック63aには、奥側の接触子32U22、32V22、32W22に取り付けられたカムフォロア62U、62V、62Wが取り付けられている。カムフォロア62U、62V、62Wは、それぞれ、カム溝64U、64V、64Wに挿通されている。このため、第1のラック63aの横方向の移動に伴って、カムフォロア62U、62V、62Wが、それぞれ、カム溝64U、64V、64Wに沿って上下動しながら横方向に移動し、この動きに応じて、奥側の接触子32U22、32V22、32W22も移動する。
第2のカムガイド61bは、手前側の接触子32U12、32V12、32W12を横方向に移動させるための構成であり、各相用のカム溝64U、64V、64Wが形成されている。第2のラック63bは、第2のカムガイド61bに沿って移動する。第2のラック63bには、手前側の接触子32U12、32V12、32W12に取り付けられたカムフォロアが取り付けられている。各カムフォロア62U、62V、62Wは、それぞれ、対応するカム溝に挿通されている。このため、第2のラック63bの横方向の移動に伴って、各カムフォロア62U、62V、62Wがカム溝64U、64V、64Wに沿って上下動しながら横方向に移動し、この動きに応じて、手前側の接触子32U12、32V12、32W12も移動する。
第1のゼネバギア66a及び第2のゼネバギア66bは、同一の形状に加工され、それぞれ6つのスロットを有するが、これらのスロットは等間隔には設けられておらず、円周方向に7等分した径方向の位置に設けられている。
欠け円板66cは、1つのピン66dを備え、第1のゼネバギア66a及び第2のゼネバギア66bに設けられたスロットに滑らかに嵌合することができる形状に形成されている。
上記の第2のカム機構60の構造により、カム溝64Uに嵌合するカムフォロア62Uの左右及び上下方向の位置に応じて、U相接触子32U11、32U12を左右及び上下方向に移動させ、U相切換器側タップ端子32U1〜32U9のいずれと接触させるかを変更することができる。以下、U相のタップを変更する場合を例として、タップ選択器32の第1のカムガイド61a、カムフォロア62U、U相接触子32U12、32U22、U相切換器側タップ端子32U1〜32U9の位置関係について、図12(A)及び(B)を参照して説明する。
図5(A)は、1番のタップを選択している状態を示す。U相接触子32U12は、U相切換器側タップ端子32U1の直下に位置しており、かつ、U相切換器側タップ端子32U1と接している。U相接触子32U22は、U相切換器側タップ端子32U2の直下に位置しており、かつ、U相切換器側タップ端子32U2と接している。この状態において、タップを1番から2番に切り換えるときには、U相接触子32U12及び32U22は左右方向及び上下方向のいずれにも移動させない。
図5(E)に示したように、U相接触子32U12がU相切換器側タップ端子32U3と接しており、かつ、U相接触子32U22がU相切換器側タップ端子32U4と接している場合において、タップを4番から3番に切り換えるときには、U相接触子32U12及び32U22は左右方向及び上下方向のいずれにも移動しない。
切換開閉器31とタップ選択器32は、駆動機構40において、駆動シャフト41を介して機械的に連動して動作する。
駆動シャフト41が回転すると、駆動シャフト41の回転方向及びその時点における切換開閉器31の状態に応じて、切換開閉器31は前述の切換動作を行う。
また、それと同時に、駆動シャフト41が回転すると、駆動シャフト41の回転方向及びその時点におけるタップ選択器32の状態に応じて、タップ選択器32は前述のタップ選択操作を行う。
このように、駆動シャフト41を回転させることで、切換開閉器31とタップ選択器32は、タップ切換器30の動作を行うため、連携して動作するように構築されている。
例えば、タップを1から2に変更する場合、第1の歯車65aは駆動シャフト41から駆動力を受けずに、タップ選択器32の側においては、可動接触子アセンブリ64は電気的接続の変更を行わず、切換開閉器31の側においては、回路の開閉が行われ、所望のタップに切り換えられる。
次に、タップを2から3に変更する場合、第1の歯車65aは駆動シャフト41から駆動力を受けて時計回りに回転し、切換開閉器31の側においては、タップ選択器32における接触子と接触子との電気的接続の変更があるため、円滑な接続の変更を行えるよう、切換開閉器31は、回路の開閉と付け換えを行う。
なお、駆動シャフト41は、図14に示すように、負荷状態を検出し、モータの制御信号を出力するコントローラ101、コントローラ101からの制御信号に従って、モータ103を駆動するモータドライバ102により適宜駆動される。
タップ3が選択されている場合の回路図を図13(A)に示した。このとき、直動カム51は、図7(B)の状態にあり、U相開閉器31U2(a)が閉、U相開閉器31U1(b)及び31U3(r)が開の状態にある。また、直動カム51と接続されているスライドラック47は、図7(B)に示す右端にスライドした状態にある。また、このとき、接触子は図5(C)に示す状態にある。
また、駆動シャフト41の回転により、クランク機構部42が動作して、スライドラック47及びこれに接続された直動カム51は、図7(B)の位置から図7(E)の位置に移動する過程で、図7(C)に示す中間状態1が発生する。このため、一瞬、図13(B)に示すように、タップ3とタップ4の両方に接続された状態が生じる。しかし、タップ4には、直列に接続された限流抵抗器31U4を介して接続されるにとどまるから、タップ4の接続に伴う入力電流の変化が緩和され、出力電圧及び出力電流に大きな変化は生じない。
コイル側タップ端子21U1〜21W9と直線状に規則的に配列された切換器側タップ端子32U1〜32W9、コイル側タップ端子21U1〜21W9と切換器側タップ端子32U1〜32W9との対応するもの同士を接続するタップリード板33U1〜33W1、を備えるタップ切換器30と、
を含む。
この構成によれば、コイル側タップ端子21U1〜21W9と切換器側タップ端子32U1〜32W9とが実質的に対向する位置に配置される。従って、コイル側タップ端子21U1〜21W9と切換器側タップ端子32U1〜32W9との対応するもの同士を接続するタップリード板33U1〜33W1の長さをほぼ最短の距離で結ぶことができ、コイル20U〜20Wとタップ切換器30の構成を簡易化できる。また、端子21U1〜21W9、32U1〜32W9の対応関係が明確であるため、接続作業が容易となる。
なお、本発明の変圧装置又は変圧器は、変成器、変流器等と呼ばれる構成を含む。
さらに、本発明の実施の形態は、コイルと負荷時タップ切換器の組合せを含むすべての電気機器に適用されてもよい。
出力端子72を直列巻線の5番タップに対応する切換器側タップ端子32U5、32V5及び32W5に接続する例を示したが、5番以外のタップに対応する切換器側タップ端子32U1〜32U4、32U6〜32U9、32V1〜32V4、32V6〜32V9、32W1〜32W4、32W6〜32W9に接続してもよい。
10 ハウジング
20U U相コイル
20V V相コイル
20W W相コイル
21U1、21U2、21U3、21U4、21U5、21U6、21U7、21U8、21U9 U相コイル側タップ端子
21U11、21U12、21U21、21U22、21U31、21U32、21U41、21U42、21U51、21U52、21U61、21U62、21U71、21U72、21U81、21U82、21U91、21U92 U相コイル側端子貫通孔
21V11、21V12、21V21、21V22、21V31、21V32、21V41、21V42、21V51、21V52、21V61、21V62、21V71、21V72、21V81、21V82、21V91、21V92 V相コイル側端子貫通孔
21W11、21W12、21W21、21W22、21W31、21W32、21W41、21W42、21W51、21W52、21W61、21W62、21W71、21W72、21W81、21W82、21W91、21W92 W相コイル側端子貫通孔
21V1、21V2、21V3、21V4、21V5、21V6、21V7、21V8、21V9 V相コイル側タップ端子
21W1、21W2、21W3、21W4、21W5、21W6、21W7、21W8、21W9 W相コイル側タップ端子
24 絶縁層
25 絶縁層
26 タップリード配線
30 タップ切換器
31 切換開閉器
31U1、31U2、31U3 U相開閉器
31V1、31V2、31V3 V相開閉器
31W1、31W2、31W3 W相開閉器
31U4 U相限流抵抗器
31V4 V相限流抵抗器
31W4 W相限流抵抗器
31U11、31U12、31U21、31U22、31U31、31U32 U相開閉器端子
31V11、31V12、31V21、31V22、31V31、31V32 V相開閉器端子
31W11、31W12、31W21、31W22、31W31、31W32 W相開閉器端子
32 タップ選択器
32U1、32U2、32U3、32U4、32U5、32U6、32U7、32U8、32U9 U相切換器側タップ端子
32V1、32V2、32V3、32V4、32V5、32V6、32V7、32V8、32V9 V相切換器側タップ端子
32W1、32W2、32W3、32W4、32W5、32W6、32W7、32W8、32W9 W相切換器側タップ端子
32U12、32U22 U相接触子
32V12、32V22 V相接触子
32W12、32W22 W相接触子
33U1、33U2、33U3、33U4、33U5、33U6、33U7、33U8、33U9 U相タップリード板
33V1、33V2、33V3、33V4、33V5、33V6、33V7、33V8、33V9 V相タップリード板
33W1、33W2、33W3、33W4、33W5、33W6、33W7、33W8、33W9 W相タップリード板
33U11、33U12、33U21、33U22、33U31、33U32、33U41、33U42、33U51、33U52、33U61、33U62、33U71、33U72、33U81、33U82、33U91、33U92 U相タップリード板側貫通孔
33V11、33V12、33V21、33V22、33V31、33V32、33V41、33V42、33V51、33V52、33V61、33V62、33V71、33V72、33V81、33V82、33V91、33V92 V相タップリード板側貫通孔
33W11、33W12、33W21、33W22、33W31、33W32、33W41、33W42、33W51、33W52、33W61、33W62、33W71、33W72、33W81、33W82、33W91、33W92 W相タップリード板側貫通孔
40 駆動機構
41 駆動シャフト
42 クランク機構部
42a 扇形ギア
43a 第1のリンク
43b 第2のリンク
44a 第1のクランク
44b 第2のクランク
44c ストッパ
45 コイルばね
46 スライダー
47 スライドラック
50 第1のカム機構
51 直動カム
52U1、52U2、52U3 U相開閉器カムフォロア
52V1、52V2、52V3 V相開閉器カムフォロア
52W1、52W2、52W3 W相開閉器カムフォロア
53U1 U相カムフォロアブラケット
53U2 U相カムフォロア
53V1 V相カムフォロアブラケット
53V2 V相カムフォロア
53W1 W相カムフォロアブラケット
53W2 W相カムフォロア
53U11 水平板
53U12 鉛直板
60 第2のカム機構
61a 第1のカムガイド
61b 第2のカムガイド
62U、62V、62W カムフォロア
63a 第1のラック
63b 第2のラック
64 可動接触子アセンブリ
64U、64V、64W カム溝
65a 第1の歯車
65b 第2の歯車
65c 第3の歯車
65d 第4の歯車
65e 第5の歯車
65f 第6の歯車
65g 第7の歯車
66a 第1のゼネバギア
66b 第2のゼネバギア
66c 欠け円板
66d ピン
71 入力端子
72 出力端子
101 コントローラ
102 モータドライバ
103 モータ
Claims (5)
- 可動部を備え、前記可動部の位置に応じて開閉する複数の開閉器と、直動カムと、前記可動部に固定され前記直動カムに当接し、前記複数の開閉器のそれぞれに対応する複数のカムフォロアと、を備える切換開閉器であって、
前記複数の開閉器は、前記直動カムの移動方向に並べて配置され、
前記複数のカムフォロアは、前記直動カムのカム面に付勢された状態で当接し、
前記複数の開閉器は、前記直動カムが移動することで、個別に開閉される、
切換開閉器。 - 前記複数の開閉器は、開閉する交流電流の相ごとに設けられている、
請求項1に記載の切換開閉器。 - 各前記複数の開閉器は、前記カムフォロアに固定されたカムフォロアブラケットをさらに備え、
前記カムフォロアブラケットは、前記直動カムの上面の少なくとも一部を覆う形状に形成されている、
請求項1又は2に記載の切換開閉器。 - 前記カムフォロアブラケットの底面と前記直動カムの前記上面とは接している、
請求項3に記載の切換開閉器。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の切換開閉器を備える負荷時タップ切換器を含む、
変圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019030390A JP7242038B2 (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 切換開閉器及び切換開閉器を備える負荷時タップ切換器を含む変圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019030390A JP7242038B2 (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 切換開閉器及び切換開閉器を備える負荷時タップ切換器を含む変圧装置 |
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JP2020136564A true JP2020136564A (ja) | 2020-08-31 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59204224A (ja) * | 1983-05-07 | 1984-11-19 | Hokuriku Denki Seizo Kk | 負荷時タツプ切換器の真空バルブ操作機構 |
JPH0383310A (ja) * | 1989-08-28 | 1991-04-09 | Toshiba Corp | 負荷時タップ切換器 |
JPH11329871A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-11-30 | Fuji Electric Co Ltd | 真空バルブ式負荷時タップ切換装置 |
JP2015515137A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-05-21 | マシイネンフアブリーク・ラインハウゼン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ローカルグリッドを電圧調整するための配電用変圧器 |
-
2019
- 2019-02-22 JP JP2019030390A patent/JP7242038B2/ja active Active
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