JP2020136254A - 蓄電池ユニットおよび蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池ユニットの外部の構成あるいは処理の追加を回避しながら、蓄電池ユニットにおいて温度調節を実行する技術を提供する。【解決手段】蓄電池ユニット400には、蓄電池410と温度調節装置412を含む。通信部418は、蓄電池410を充放電させる制御システムに対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する。制御部414は、通信部418から送信した充電指令に応じて制御システム300から供給される電力を、蓄電池410に充電する第1モードと、温度調節装置412に使用させる第2モードとを切りかえる。通信部418から送信される充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通である。【選択図】図2

Description

本開示は、蓄電池を含む蓄電池ユニットおよび蓄電システムに関する。
蓄電システムは、リチウムイオン二次電池のような蓄電池を備え、電力系統あるいは太陽電池システムに接続されて蓄電池を充放電する。高温あるいは低温の環境下において蓄電池を充放電することは望ましくない。そのため、寒冷地において使用される蓄電システムでは、蓄電池の近傍にヒータを備え、ヒータによって蓄電池を暖めてから充放電を実行する(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−31918号公報
ヒータ等の温度調節装置を動作させるための電力を蓄電池から供給すると、家電機器等の負荷機器に対して蓄電池から供給可能な電力量が減少する。このような電力量の減少を抑制するためには、ヒータ等の温度調節装置を動作させるための電力を、電力系統等に接続された制御システムから供給する方が好ましい。一般的に、蓄電池を収納する蓄電池ユニットと制御システムとの間は、充放電のための電力線と、通信のための通信回線とによって接続される。蓄電池ユニットに収納された温度調節装置に制御システムから電力を供給するためには、蓄電池ユニットと制御システムとの間に新たな電力線を追加する必要があるとともに、温度調節装置を動作させるモードを制御システムに管理させる必要がある。しかしながら、蓄電池ユニットの外部の構成あるいは処理の追加はない方が好ましい。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、蓄電池ユニットの外部の構成あるいは処理の追加を回避しながら、蓄電池ユニットにおいて温度調節を実行する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の蓄電池ユニットは、蓄電池と、蓄電池の周辺の温度を調節する温度調節装置と、蓄電池を充放電させる制御システムに対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する通信部と、通信部から送信した充電指令に応じて制御システムから供給される電力を、蓄電池に充電する第1モードと、温度調節装置に使用させる第2モードとを切りかえる制御部とを備える。通信部から送信される充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通である。
本開示の別の態様は、蓄電システムである。この蓄電システムは、発電装置と、蓄電池を備える蓄電池ユニットと、発電装置と蓄電池ユニットと電力系統とに接続され、蓄電池ユニットの蓄電池を充放電させる制御システムとを備える。蓄電池ユニットは、蓄電池の周辺の温度を調節する温度調節装置と、制御システムに対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する通信部と、通信部から送信した充電指令に応じて、制御システムから供給される電力を、蓄電池に充電する第1モードと、温度調節装置に使用させる第2モードとを切りかえる制御部とを備える。通信部から送信される充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通である。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、蓄電池ユニットの外部の構成あるいは処理の追加を回避しながら、蓄電池ユニットにおいて温度調節を実行できる。
実施例に係る配電システムの構成を示す図である。 図1の蓄電池ユニットの構成を示す図である。 図2の制御部に保持されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図2の蓄電池ユニットによる処理手順を示すフローチャートである。 図2の制御部に保持される別のテーブルのデータ構造を示す図である。
本開示の実施例を具体的に説明する前に、本実施例の概要を説明する。実施例は、発電装置と蓄電池ユニットとを接続した制御システムが電力系統にも接続される配電システムに関する。配電システムは、電力系統、発電装置、蓄電池ユニットからの電力を負荷機器に供給したり、発電装置において発電された電力を電力系統に出力したりする。このような発電装置、蓄電池ユニット、制御システム、負荷機器は、例えば、電力系統からの電力の供給を受ける施設(以下、「需要家」という)に設置される。蓄電池ユニットは、電力線および通信回線を介して制御システムに接続され、通信回線を介して通信される制御信号をもとに、電力線を介して、制御システムからの電力を充電したり、制御システムに電力を放電したりする。
蓄電池ユニットは、例えば、リチウム二次電池等の蓄電池を収納する。このような蓄電池を高温あるいは低温の環境下において充放電することは望ましくない。低温の環境下における充放電の使用を回避するために、蓄電池ユニットは、蓄電池の近傍にヒータを備え、ヒータによって蓄電池を暖めてから充放電を実行する。蓄電池の残量の低下を抑制するためには、ヒータを動作させるための電力を制御システムから供給する方が好ましい。しかしながら、ヒータに電力を供給するための新たな電力線が、制御システムと蓄電池ユニットの間に追加されなければならない。また、制御システムは、蓄電池に電力を充電させるモードに加えて、ヒータを動作させるモードも管理しなくてはならない。このような新たな電力線の追加と、新たなモードの管理はない方が好ましい。
これを詳細に説明すると、ヒータに供給する電力を制御システムから供給するとともに、ヒータを動作させる新たなモードを管理をする場合、例えば次のような手順となる。
(1)充電開始時間前にヒータをオン
(2)充電開始時間までに充電可能な蓄電池(セル)の温度に到達
(3)充電開始時間になり充電を開始
この場合、エネルギーの有効利用のためには、充電可能な温度に到達してから充電開始するまでの時間は短いほどよい。そのため、充電開始時に蓄電池の温度が充電可能な温度に到達するように制御する必要があり、各時点での蓄電池の温度と、ヒータをオンにした場合の温度上昇とを考慮しながら時間を制御する必要がある。また、ヒータの加熱と蓄電池の充電とが別モードとなっており、ヒータの加熱により充電可能な温度になった場合でも、充電用の電力が存在しない可能性があり、結果として無用な加熱電力を消費することになる。
加えて、制御システムの動作電力は、系統電力、太陽光発電電力、蓄電池電力のいずれかから供給を可能とすることにより、停電時などでも安定したシステム動作が可能になるが、前述のごとく、蓄電池からヒータに電力を供給することは望ましくない。そのため、制御システムからのヒータ電力供給用の電源と、制御システムの動作電力用の電源とを区別する必要がある。
これらに対応するために、本実施例に係る蓄電池ユニットは、蓄電池に充電を実行させるモード(以下、「第1モード」という)であるか、ヒータを動作させるモード(以下、「第2モード」という)であるかに関わらず、通信回線を介して、制御信号としての充電指令を制御システムに送信する。制御システムは、充電指令を受信すると、電力線を介して電力を蓄電池ユニットに出力する。一方、蓄電池ユニットは、蓄電池の近傍の温度を測定し、温度がしきい値よりも高い場合に第1モードを選択し、温度がしきい値以下である場合に第2モードを選択する。蓄電池ユニットは、第1モードを選択した場合に、制御システムからの電力を蓄電池に充電させ、第2モードを選択した場合に制御システムからの電力をヒータに使用させる。
このように、蓄電池ユニットの内部処理として第1モードと第2モードを定義するので、蓄電池ユニットと制御システムとの間に新たな電力線が不要になり、制御システムにおける新たなモードの管理も不要になる。また、充電時と同形態で充電用電力が供給されるので、制御システム側の変更は不要である。充電可能温度に到達後、そのまま充電が開始されるので、エネルギーの有効利用が可能である。さらに、制御システムとしては、充電開始時間になった後に充電を開始し、蓄電池側で加熱と充電を切り替えるので、ヒータによる加熱が可能であることと充電用電力があることが連続する。その結果、ヒータ加熱は完了したが充電のための電力が存在しないというような不要な加熱が抑制される。
図1は、配電システム1000の構成を示す。配電システム1000は、電力系統100、分電盤110、負荷機器120、蓄電システム600を含む。蓄電システム600は、太陽電池システム200、制御システム300、蓄電池ユニット400を含む。太陽電池システム200は、PV210、DC/DC220を含み、制御システム300は、制御部310、変換部320を含む。各構成要素を結ぶ実線は電力線を示し、制御システム300と蓄電池ユニット400との間の点線は通信回線500を示す。分電盤110、負荷機器120、蓄電システム600は、需要家に設置される。需要家は、例えば、一戸建ての住宅、マンションなどの集合住宅、コンビニエンスストアまたはスーパーマーケットなどの店舗、ビルなどの商用施設、工場である。需要家は、電力会社等からの電力の供給を受けている施設である。
電力系統100は、電力会社等の設備であり、順潮流の場合に需要家に商用電力を提供可能である。また、電力系統100は、逆潮流の場合に需要家からの電力を受付可能である。分電盤110は、電力系統100に接続される。また、分電盤110は、負荷機器120を接続し、負荷機器120に電力を供給する。負荷機器120は分電盤110から供給される電力を消費する機器である。負荷機器120は、空調機器(エアコン)、テレビジョン受信装置(テレビ)、照明装置、冷蔵庫等の機器を含む。ここでは、分電盤110に1つの負荷機器120が接続されているが、分電盤110に複数の負荷機器120が接続されてもよい。
PV210は、太陽電池であり、再生可能エネルギー発電装置である。PV210は、光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接電力に変換する。太陽電池として、シリコン太陽電池、化合物半導体などを素材にした太陽電池、色素増感型(有機太陽電池)等が使用される。PV210は、DC/DC220に接続され、発電した直流電力をDC/DC220に出力する。DC/DC220は、DC−DCコンバータであり、PV210から出力される直流電力を、所望の電圧値の直流電力に変換し、変換した直流電力を制御システム300に出力する。DC/DC220は、例えば、昇圧チョッパで構成される。DC/DC220は、PV210の出力電力が最大になるようMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御される。
蓄電池ユニット400は、電力線と通信回線500により制御システム300に接続される。蓄電池ユニット400は蓄電池を備え、制御システム300からの直流電力を蓄電池に充電するとともに、蓄電池から制御システム300に直流電力を放電する。蓄電池の充放電を実行するために、蓄電池ユニット400は、制御システム300との間で制御信号を送受信する。制御信号の送受信は通信回線500を介してなされる。
制御システム300は、分電盤110、DC/DC220、蓄電池ユニット400との間に接続される。変換部320は、双方向DC/ACインバータであり、分電盤110からの交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を蓄電池ユニット400に出力する。また、変換部320は、蓄電池ユニット400からの直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を分電盤110に出力する。さらに、変換部320は、DC/DC220からの直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を分電盤110に出力する。変換部320は、DC/DC220からの直流電力を蓄電池ユニット400に出力することもある。つまり、変換部320によって、蓄電池410は充放電されたり、太陽電池システム200において発電された直流電力が出力されたりする。このような変換部320の制御は制御部310によってなされる。
制御部310は、変換部320の動作を制御する。制御部310における制御には公知の技術が使用されればよいが、例えば、経済優先モード、環境優先モード、蓄電優先モードが切りかえられて使用される。経済優先モードは、太陽光発電と夜間電力を使い分け、電気代を節約するモードである。経済優先モードでは、昼間にあまった電力が電力系統100に逆潮流され、夕方から夜に蓄電池ユニット400において放電がなされ、夜間に蓄電池ユニット400への充電がなされる。環境優先モードは、電力系統100から順潮流される交流電力を低減することを目指すモードである。環境優先モードでは、昼間にあまった電力が蓄電池ユニット400に充電され、夕方から夜に蓄電池ユニット400において放電がなされる。蓄電優先モードは、蓄電池ユニット400の蓄電池を満充電状態に保つモードである。本実施例において制御部310は、通信回線500を介して蓄電池ユニット400からの制御信号として充電指令を受信すると、電力線を介して蓄電池ユニット400に直流電力を出力する。
制御システム300は、制御部310と変換部320とを1つの筐体に含む制御装置として実現されている。しかしながら、制御システム300は、制御部310を含む制御装置と、変換部320を含む変換装置との組合せとして実現されてもよい。
図2は、蓄電池ユニット400の構成を示す。蓄電池ユニット400は、蓄電池410、温度調節装置412、制御部414、測定部416、通信部418、SW420を含む。蓄電池410は、電力を充放電可能な蓄電池であり、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ等を含む。ここでは、リチウムイオン蓄電池であるとする。そのため、前述のごとく、高温あるいは低温の環境下において蓄電池410を充放電することは望ましくない。
温度調節装置412は、蓄電池410の近傍に配置され、蓄電池410の周辺の温度を調節する。ここで、蓄電池410の近傍とは、蓄電池410の温度を調節可能な距離を示す。温度調節装置412の一例はヒータであり、ヒータは電力供給により加熱する機能を有する。SW420は、制御システム300(図示せず)からの電力線に接続されるとともに、蓄電池410と温度調節装置412にも接続される。SW420は、制御システム300(図示せず)からの電力線に、蓄電池410と温度調節装置412の一方を接続する。SW420の切替は制御部414によってなされる。
制御部414は、蓄電池410の状態を管理するとともに、蓄電池410の充放電を制御する。蓄電池410の状態の一例は蓄電池410の残量であり、制御部414は公知の技術により蓄電池410の残量を適宜取得する。制御部414は、通信部418を介して制御システム300(図示せず)からの制御信号を受けつけ、制御信号が残量の報告を指示している場合、残量の情報が含まれた制御信号を通信部418から制御システム300に送信させる。
また、制御部414は、通信部418を介して制御システム300からの制御信号を受けつけ、制御信号が充電を指示している場合、制御部414は蓄電池410を充電させる。さらに、制御信号が放電を指示している場合、制御部414は蓄電池410を放電させる。制御信号には、充放電の電力量、充放電の電力、充放電の時間帯に関する情報が含まれてもよい。さらに、制御信号に含まれる充放電電力などの情報は、第1モードと第2モードで変えてもよい。例えば、第1モードでは加熱に必要な電力が充電電力として通知され、第2モードではセル温度・電圧などに応じた充電電力が通知される。ここで、通信部418は、通信回線500を介して制御システム300との通信を実行することによって、制御システム300に制御信号を送信したり、制御システム300からの制御信号を受信したりする。
このような制御部414は、通信部418を介して、電力の供給を要求するための充電指令を制御システム300に送信させることもある。その際、制御部414は、測定部416に温度測定を指示する。測定部416は、蓄電池410の近傍、あるいは蓄電池ユニット400の内部に設置され、制御部414からの指示に応じて温度を測定する。測定部416は定期的に温度を測定してもよい。測定部416は、測定した温度を制御部414に出力する。
制御部414は、通信部418から送信した充電指令に応じて、制御システム300から供給される電力を、蓄電池410に充電する第1モードと、温度調節装置412に使用させる第2モードとを切りかえる。ここで、制御システム300から供給される電力は、電力系統100からの電力あるいは太陽電池システム200からの電力である。また、第1モードと第2モードとの切替は、測定部416において測定した温度をもとになされる。図3は、制御部414に保持されるテーブルのデータ構造を示す。ここでは、測定した温度がしきい値よりも高ければ、第1モードが選択され、測定した温度がしきい値以下であれば、第2モードが選択される。図2に戻る。
制御部414は、図3に示されたテーブルを参照し、測定した温度をもとに、第1モードあるいは第2モードを選択する。制御部414は、第1モードを選択した場合、SW420に切替を指示して、電力線と蓄電池410とを接続させる。また、制御部414は、第2モードを選択した場合、SW420に切替を指示して、電力線と温度調節装置412とを接続させる。温度調節装置412による発熱によって、測定部416において測定した温度がしきい値よりも高くなった場合、制御部414は、第2モードから第1モードへの切替を決定する。これに応じて、制御部414は、SW420に切替を指示して、電力線と蓄電池410とを接続させる。
蓄電池410が充電されている間に、制御部414は、蓄電池410の残量を取得する。蓄電池410の残量が満充電を示している場合に、制御部414は、充電終了を決定する。充電終了が決定されると、通信部418は、電力の供給を終了するための終了指令を制御システム300に送信する。
制御部414における処理によって、制御システム300から供給される電力が蓄電池410に使用されるか、あるいは温度調節装置412に使用されるかが決定される。そのため、制御システム300は、蓄電池ユニット400に供給した電力の使用用途を管理不要である。これにより、制御システム300と蓄電池ユニット400との間に、温度調節装置412に電力を供給するための新たな電力線を追加することが不要になる。また、制御システム300において、温度調節装置412を動作させるモードの管理が不要になる。また、通信部418から送信される充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通である。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以上の構成による蓄電池ユニット400の動作を説明する。図4は、蓄電池ユニット400による処理手順を示すフローチャートである。充電開始であれば(S10のY)、通信部418は、通信回線500を介して充電指令を制御システム300に送信する(S12)。測定部416は温度を測定する(S14)。温度がしきい値以下であれば(S16のY)、制御部414は第2モードを選択して(S18)、ステップ14に戻る。温度がしきい値以下でなければ(S16のN)、制御部414は第1モードを選択する(S20)。充電終了でなければ(S22のN)、ステップ20に戻る。充電終了であれば(S22のY)、通信部418は、通信回線500を介して終了指令を制御システム300に送信する(S24)。充電開始でなければ(S10のN)、ステップ12からステップ24はスキップされる。
これまで、温度調節装置412は、ヒータであるとしているが、ペルチェであってもよい。ペルチェは、ヒータは電力供給により、加熱する機能もあれば、冷却する機能もある。ペルチェには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。ペルチェに対する加熱あるいは冷却の制御は制御部414によってなされる。図5は、制御部414に保持される別のテーブルのデータ構造を示す。第1しきい値と第2しきい値とが規定され、第2しきい値は第1しきい値よりも大きく値に設定される。ここでは、測定した温度が第1しきい値以下であれば、第2モード(加熱)が選択され、測定した温度が第2しきい値上であれば、第2モード(冷却)が選択される。また、測定した温度が、第1しきい値と第2しきい値との間であれば、第1モードが選択される。図2に戻る。
制御部414は、図5に示されたテーブルを参照し、測定した温度をもとに、第1モード、第2モード(加熱)、第2モード(冷却)を選択する。制御部414は、第1モードを選択した場合、SW420に切替を指示して、電力線と蓄電池410とを接続させる。制御部414は、第2モード(加熱)を選択した場合、SW420に切替を指示して、電力線と温度調節装置412とを接続させる。その際、制御部414は、温度調節装置412を加熱するように制御する。制御部414は、第2モード(冷却)を選択した場合、SW420に切替を指示して、電力線と温度調節装置412とを接続させる。その際、制御部414は、温度調節装置412を冷却するように制御する。これに続く処理はこれまでと同様であるので、ここでは説明を省略する。
本実施例によれば、制御システム300から供給される電力を、蓄電池410に充電する第1モードと、温度調節装置412に使用させる第2モードとを切りかえるので、蓄電池ユニット400内において電力の使用用途を決定できる。また、蓄電池ユニット400内において電力の使用用途が決定されるので、蓄電池ユニット400の外部の構成あるいは処理の追加を回避しながら、蓄電池ユニット400において温度調節を実行できる。また、充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通であるので、充電指令に対する単一の処理を制御システム300に実行させることができる。また、充電指令に対する単一の処理を制御システム300に実行させるので、蓄電池ユニット400の外部の構成あるいは処理の追加を回避しながら、蓄電池ユニット400において温度調節を実行できる。
また、測定した温度をもとに、第1モードと第2モードとを切りかえるので、充放電に適さない温度の場合に温度調節を実行できる。また、温度調節装置412がヒータであるので、測定した温度がしきい値以下である場合に、蓄電池410の近傍を加熱できる。また、温度調節装置412は、ペルチェであるので、測定した温度が第1しきい値以下、あるいは第2しきい値以上である場合、蓄電池410の近傍を加熱あるいは冷却させることができる。また、制御システム300は、電力系統100に加えて太陽電池システム200にも接続されるので、停電の場合であっても、温度調節を実行できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の蓄電池ユニット400は、蓄電池410と、蓄電池410の周辺の温度を調節する温度調節装置412と、蓄電池410を充放電させる制御システム300に対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する通信部418と、通信部418から送信した充電指令に応じて、制御システム300から供給される電力を、蓄電池410に充電する第1モードと、温度調節装置412に使用させる第2モードとを切りかえる制御部414とを備える。通信部418から送信される充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通である。
温度を測定する測定部416をさらに備えてもよい。制御部414は、測定部416において測定した温度をもとに、第1モードと第2モードとを切りかえる。
温度調節装置412は、ヒータであり、制御部414は、測定部416において測定した温度がしきい値以下である場合に、第2モードを選択する。
温度調節装置412は、ペルチェであり、制御部414は、測定部416において測定した温度が第1しきい値以下である場合、あるいは測定部416において測定した温度が第2しきい値以上である場合、第2モードを選択し、第2しきい値は、第1しきい値よりも大きい。
制御システム300は、電力系統100および発電装置に接続されている。
本開示の別の態様は、蓄電システム600である。この蓄電システム600は、発電装置と、蓄電池410を備える蓄電池ユニット400と、発電装置と蓄電池ユニット400と電力系統100とに接続され、蓄電池ユニット400の蓄電池410を充放電させる制御システム300とを備える。蓄電池ユニット400は、蓄電池410の周辺の温度を調節する温度調節装置412と、制御システム300に対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する通信部418と、通信部418から送信した充電指令に応じて、制御システム300から供給される電力を、蓄電池410に充電する第1モードと、温度調節装置412に使用させる第2モードとを切りかえる制御部414とを備える。通信部418から送信される充電指令は、第1モードと第2モードとにおいて共通である。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、温度調節装置412は、ヒータあるいはペルチェである。しかしながらこれに限らず例えば、温度調節装置412として、加熱装置と冷却装置が使用されてもよい。加熱装置には例えばヒータが使用され、冷却装置には例えばファンあるいはクーラーが使用される。この場合、SW420には、蓄電池410、加熱装置、冷却装置が並列に接続される。加熱装置あるいは冷却装置の制御は制御部414によってなされる。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
100 電力系統、 110 分電盤、 120 負荷機器、 200 太陽電池システム(発電装置)、 210 PV、 220 DC/DC、 300 制御システム、 310 制御部、 320 変換部、 400 蓄電池ユニット、 410 蓄電池、 412 温度調節装置、 414 制御部、 416 測定部、 418 通信部、 420 SW、 500 通信回線、 600 蓄電システム、 1000 配電システム。

Claims (6)

  1. 蓄電池と、
    前記蓄電池の周辺の温度を調節する温度調節装置と、
    前記蓄電池を充放電させる制御システムに対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する通信部と、
    前記通信部から送信した前記充電指令に応じて前記制御システムから供給される電力を、前記蓄電池に充電する第1モードと、前記温度調節装置に使用させる第2モードとを切りかえる制御部とを備え、
    前記通信部から送信される前記充電指令は、前記第1モードと前記第2モードとにおいて共通である、
    蓄電池ユニット。
  2. 温度を測定する測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記測定部において測定した温度をもとに、前記第1モードと前記第2モードとを切りかえる、
    請求項1に記載の蓄電池ユニット。
  3. 前記温度調節装置は、ヒータであり、
    前記制御部は、前記測定部において測定した温度がしきい値以下である場合に、前記第2モードを選択する、
    請求項2に記載の蓄電池ユニット。
  4. 前記温度調節装置は、ペルチェであり、
    前記制御部は、前記測定部において測定した温度が第1しきい値以下である場合、あるいは前記測定部において測定した温度が第2しきい値以上である場合、前記第2モードを選択し、
    前記第2しきい値は、前記第1しきい値よりも大きい、
    請求項2に記載の蓄電池ユニット。
  5. 前記制御システムは、電力系統および発電装置に接続されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電池ユニット。
  6. 発電装置と、
    蓄電池を備える蓄電池ユニットと、
    前記発電装置と前記蓄電池ユニットと電力系統とに接続され、前記蓄電池ユニットの前記蓄電池を充放電させる制御システムとを備え、
    前記蓄電池ユニットは、
    前記蓄電池の周辺の温度を調節する温度調節装置と、
    前記制御システムに対して、電力の供給を要求するための充電指令を送信する通信部と、
    前記通信部から送信した前記充電指令に応じて、前記制御システムから供給される電力を、前記蓄電池に充電する第1モードと、前記温度調節装置に使用させる第2モードとを切りかえる制御部とを備え、
    前記通信部から送信される前記充電指令は、前記第1モードと前記第2モードとにおいて共通である、
    蓄電システム。
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