JP2020135533A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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弘行 玉岡
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Abstract

【課題】監視対象に関する情報を適切に収集することができる情報処理装置を提供する。【解決手段】監視システムにおいて、ネットワークを介して様々な端末と通信する情報処理装置20は、監視対象に関する情報の取得を指示する指示情報を取得する指示情報取得部21と、指示情報を予め登録されたユーザ端末に送信し、指示情報に応じて前記ユーザ端末により取得された端末情報をユーザ端末から受信する通信部22と、端末情報が監視対象に関する情報であるかどうかを判定する判定部23と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、投稿情報を処理する情報処理装置及びプログラムに関する。
スマートフォン等のユーザ端末から投稿された投稿情報に応じて、監視対象に関する異常を検出する監視装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の監視装置は、マラソン大会等のイベントにおける不審物の監視に用いられる。具体的には、警備員やスタッフ、観客等のユーザは、スマートフォン等のユーザ端末により不審物を撮像し、撮像した情報を監視装置に投稿する。監視装置は、投稿された投稿情報を受信し、受信した投稿情報の投稿数に基づいて算出したポイントが閾値以上となった場合に異常を検出する。
特開2018−136628号公報
ところで、特許文献1に記載の監視装置により収集される投稿情報には、ユーザが不審物だと認識した情報のみが含まれており、ユーザが不審物だと認識していない情報が含まれていない。ここで、電車や自動車が通行するような場所を監視する場合には、不審物が含まれている情報とともに、不審物が含まれていない情報も含めて収集したい要望がある。特許文献1に記載の監視装置では、監視対象に関する情報を適切に収集することができず、このような要望に応えることが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、監視対象に関する情報を適切に収集することができる情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、監視対象に関する情報の取得を指示する指示情報を取得する指示情報取得部と、前記指示情報を予め登録されたユーザ端末に送信し、前記指示情報に応じて前記ユーザ端末により取得された端末情報を前記ユーザ端末から受信する通信部と、前記端末情報が前記監視対象に関する情報であるかどうかを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記指示情報は、前記監視対象に関する画像の取得を指示する情報であることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記指示情報は、前記監視対象に関する画像の撮像位置を指定する情報を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記通信部により受信した前記監視対象に関する画像の数をカウントするカウント部を備え、前記通信部は、前記カウント部による前記監視対象に関する画像の数が所定の数になるまで前記指示情報を予め登録された前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記指示情報は、参照画像情報に基づいて、前記監視対象に関する画像の取得を指示する情報を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記指示情報は、前記監視対象に関する画像が前記監視対象の状態に影響を及ぼす副次的監視対象を含むことを指示する情報を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記指示情報は、前記監視対象に関する画像の撮像時刻を指定する情報を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記判定部による判定結果に基づいて、前記端末情報を送信したユーザを評価する評価部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記評価部は、前記端末情報に含まれている画像の撮像位置が前記指示情報により指定された位置である場合には加点することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記評価部は、前記端末情報に含まれている画像に異常な状態の前記監視対象が示されている場合には加点することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記評価部は、前記端末情報が前記監視対象に関する情報である場合には加点することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記評価部は、前記端末情報に含まれている画像の撮像時刻が前記指示情報により指定されている撮像時刻である場合には加点することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記指示情報により指定される撮像時刻は、電車が前記監視対象になっている線路を通過する時刻に基づいて定められていることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記評価部の評価に応じて所定の商品又はサービスに交換可能な交換価値を特定する特定部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記特定部は、ユーザが要求した商品の譲渡若しくは引き渡し、又はサービスの提供を行う特定端末の所在情報に基づいて前記交換価値を特定することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記特定端末は、駅に配置されており、前記通信部は、前記特定端末の前記所在情報を前記ユーザ端末に送信し、前記所在情報を、前記ユーザ端末の表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記通信部は、前記ユーザ端末により取得された前記端末情報を、前記特定端末を介して受信し、前記特定端末は、前記特定部により特定された前記交換価値に基づいて所定の商品を譲渡若しくは引き渡し、又は所定のサービスを提供することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記監視対象は、電車が通過する線路であることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置では、上記発明において、前記線路は、電車が発着する駅と、当該駅を発着する電車が通過するトンネルとの間の線路であることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、監視対象に関する情報の取得を指示する指示情報を取得する指示情報取得ステップと、前記指示情報を予め登録されたユーザ端末に送信する送信ステップと、前記指示情報に応じて前記ユーザ端末により取得された端末情報を前記ユーザ端末から受信する受信ステップと、前記端末情報が前記監視対象に関する情報であるかどうかを判定する判定ステップと、を実行させる。
本発明によれば、監視対象に関する情報を適切に収集することができる情報処理装置及びプログラムを実現する、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置を含む監視システムの構成を示す模式図である。 図2は、ユーザ端末の構成を示すブロック図である。 図3は、情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図4は、管理者端末の構成を示すブロック図である。 図5は、特定端末の構成を示すブロック図である。 図6は、情報処理装置が指示情報を送信する流れを示すフローチャートである。 図7は、情報処理装置が端末情報を受信する流れを示すフローチャートである。 図8は、変形例4に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図9は、線路を監視する様子を表す図である。 図10は、変形例9に係る監視システムの構成を示す模式図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態)
〔監視システムの構成〕
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置を含む監視システムの構成を示す模式図である。監視システム1は、例えば電車が安全に運行できるように、監視対象である線路、架線、駅、線路が敷設された橋、その他鉄道関連施設等を含む鉄道設備が安全な状態に維持されているかを監視するシステムである。ただし、監視対象は、鉄道設備に限られず、道路や河川等であってもよい。
監視システム1は、図1に示すように、複数のユーザ端末10と、情報処理装置20と、管理者端末30と、複数の特定端末40と、を備える。ユーザ端末10、情報処理装置20、管理者端末30、及び特定端末40は互いにネットワーク2を介して有線又は無線により接続されている。なお、詳細は後述するが、ユーザ端末10は、ユーザが所有しているスマートフォンなどの端末である。また、特定端末40は、駅等に設置されている自動販売機等である。
〔ユーザ端末の構成〕
ユーザ端末10は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、ノートPC(Personal Computer)、ウェアラブルデバイス(例えば、眼鏡型あるいはヘルメット型のヘッドマウントディスプレイ)等で構成されている。また、本実施の形態では、監視システム1に対して所定の手順によってユーザ登録が行われ、ユーザ端末10の所有者は固有のIDを有しているものとして説明するが、ユーザ登録が行われていなくてもよい。
図2は、ユーザ端末10の構成を示すブロック図である。ユーザ端末10は、図2に示すように、通信部11と、撮像部12と、位置情報取得部13と、制御部14と、記憶部15と、操作部16と、表示部17と、を有する。
通信部11は、制御部14による制御の下、ネットワーク2を介して、情報処理装置20(通信部22)、管理者端末30(通信部31)、及び特定端末40との間で各種データの送受信を行う。
撮像部12は、具体的な図示は省略したが、レンズユニットと、撮像素子と、信号処理部とを備える。当該レンズユニットは、被写体像を取り込んで当該撮像素子の撮像面に結像する。当該撮像素子は、当該レンズユニットが結像した被写体像を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等で構成されている。当該信号処理部は、当該撮像素子からの電気信号に対して信号処理(例えばA/D変換等)を行って画像データを出力する。
位置情報取得部13は、地上の物体の位置を測位する測位システムから送信されてくる情報に基づいて、撮像部12による撮像時等におけるユーザ端末10の位置情報を取得し、この位置情報を制御部14に出力する。測位システムとは、GPS(Global Positioning System)衛星により構成されるシステムや、GPS衛星と準天頂衛星とを組み合わせたシステムなどのことである。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等で構成され、記憶部15に記録されたプログラムにしたがって、ユーザ端末10全体の動作を制御する。
記憶部15は、制御部14が実行するプログラム、当該制御部14の処理に必要な情報、当該制御部14が処理した情報等を記憶する。また、記憶部15は、ユーザ端末10の所有者であるユーザを特定するユーザIDを記憶する。また、記憶部15は、撮像部12が撮像した画像や、その画像が撮像された位置を示す位置情報、その画像が撮像された時刻等を記憶する。
操作部16は、ユーザ操作を受け付けるタッチパネルで構成され、タッチ操作によるタッチ位置に応じた操作信号を制御部14に出力する。ただし、操作部16は、ボタンやマウス、キーボード等により構成されていてもよい。
表示部17は、液晶又は有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成され、制御部14による制御の下、種々の画像を表示する。本実施の形態では、操作部16(タッチパネル)が表示部17の表面に配置されている。
〔情報処理装置の構成〕
情報処理装置20は、ネットワーク2を介して各端末と接続されているサーバであり、監視システム1が監視対象である鉄道設備を監視するための各種情報を記憶する。図3は、情報処理装置の構成を示すブロック図である。情報処理装置20は、図3に示すように、指示情報取得部21と、通信部22と、判定部23と、評価点算出部(評価部)24と、対価情報生成部(特定部)25と、制御部26と、記憶部27と、を有する。
指示情報取得部21は、監視対象に関する情報の取得を指示する指示情報を管理者端末30から取得する。なお、指示情報取得部21は、例えば管理者端末30の操作部34によって入力された指示情報を、ネットワーク2を経由して取得してもよいが、記憶部27に記憶された情報を用いて指示情報を生成してもよい。
指示情報は、監視対象に関する画像の取得を指示する情報である。さらに、指示情報は、監視対象に関する画像の撮像位置を指定する情報を含んでいてもよい。すなわち、指示情報は、ユーザ端末10により所定の撮像位置で撮像された画像の取得を指示する情報である。所定の撮像位置は、監視対象である線路において、例えば土砂崩れや河川の氾濫等の自然災害の影響を受けやすい場所を撮像できる位置、踏切等の事故が発生しやすい場所を撮像できる位置、過去に災害や事故があった場所を撮像できる位置、前回撮像された画像から長期にわたって新しい画像が撮像されていない場所を撮像できる位置等である。ただし、指示情報は、静止画や動画を含む画像の取得を指示する情報に限られず、音の取得も指示する情報であってもよい。具体的には、指示情報は、事故の衝突音、ブレーキ音、サイレンの音、地響き等の災害音等の取得を画像の取得とともに指示する情報であってもよい。
通信部22は、制御部26による制御の下、ネットワーク2を介して、ユーザ端末10(通信部11)、管理者端末30(通信部31)、及び特定端末40との間で各種データの通信を行う。具体的には、通信部22は、所定の情報の取得を指示する指示情報を予め登録されたユーザ端末10に送信し、指示情報に応じてユーザ端末10により取得された端末情報をユーザ端末10から受信する。
端末情報は、ユーザ端末10によって撮像された画像と、その画像を撮像した位置を示す位置情報を含む。すなわち、ユーザが指示情報に応じて、ユーザ端末10により所定の位置で画像を撮像した場合、撮像した画像とその画像を撮像した位置情報が端末情報である。
判定部23は、評価点を算出するための判定を行う。一例として、判定部23は、端末情報が監視対象に関する情報であるかどうかを判定する。具体的には、判定部23は、端末情報に含まれている位置情報が、指示情報に含まれている位置情報と同一であるか、又は、同一であるとみなすことができれば、端末情報が監視対象に関する情報であるかを判定する。また、判定部23は、端末情報に含まれている画像を解析し、解析結果に基づいて、画像に監視対象が含まれているかどうかを判定する。また、判定部23は、端末情報に含まれている画像を解析し、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されているかどうかを判定する。また、判定部23は、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置であるかどうかを判定する。
評価点算出部24は、判定部23による判定結果(評価点)に基づいて、端末情報を送信したユーザを評価する。具体的には、ユーザは、評価点算出部24により算出された評価点により評価される。評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されていると判定された場合には、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されていない場合よりも評価点を高く算出する。また、評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されていると判定された場合には加点してもよい。すなわち、端末情報が所定の条件を満たすと加点する加点方式で評価点を算出してもよい。異常な状態とは、例えば、監視対象(例えば、線路上など)に落石などがあって、電車が通行できない状態などをいう。
具体的には、判定部23は、端末情報に含まれている画像の解析を行い、異常な状態の監視対象が示されているかどうかを判定する。評価点算出部24は、判定部23により異常な状態の監視対象が示されていると判定された場合には、当該端末情報の評価点を高く算出する。
このような構成によれば、ユーザは、より高い評価点を目指して、異常な状態の監視対象が示されている画像を送信してくることが期待される。また、通常の状態の監視対象が示されている画像を送信しても評価されるため、通常の状態の監視対象が示されている画像もユーザが送信してくることも期待される。よって、監視システム1は、監視対象の監視を評価点の獲得を動機とした多数のユーザからの情報に基づいて行うことができ、とくに、監視対象の異常をいち早く把握することができる。
さらに、評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置である場合に、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置ではない場合よりも評価点を高く算出する。評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置である場合には加点してもよい。このような構成によれば、ユーザは、より高い評価点を目指して、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置で画像を撮像することが期待される。よって、監視システム1は、想定している位置からの画像を収集することができる。
対価情報生成部25は、評価点算出部24の評価点に応じて所定の商品又はサービス(サービスには、所定の商品の割引なども含む概念である)に交換可能な交換価値(以下、対価情報という)を生成する。具体的には、対価情報生成部25は、評価点算出部24が算出した評価点に応じて、端末情報を取得したユーザに付与する対価に関する対価情報を生成する。対価情報生成部25は、評価点が高いほど、ユーザが得られる対価の価値が高くなるように対価情報を生成する。
対価情報生成部25は、ユーザが要求した商品又はサービスをユーザに付与する特定端末40の所在情報に基づいて対価情報を生成する。特定端末40の所在情報とは、特定端末40自体が配置されている場所の情報(例えば、自動販売機が配置されている場所の情報)、特定端末40が配置されている店舗の情報(例えば、店舗名など)、特定端末40が配置されている駅の情報(例えば、駅名など)などである。
例えば、対価情報生成部25は、ユーザの要求がA駅に配置されている特定端末40(以下、特定端末40Aという)の場合には、特定端末40Aの所在情報に基づいて、ユーザが所有している評価点「1000ポイント」を対価情報「1000円」として生成し、また、ユーザの要求がB駅に配置されている特定端末40(以下、特定端末40Bという)の場合には、特定端末40Bの所在情報に基づいて、ユーザが所有している評価点「1000ポイント」を対価情報「500円」として生成する。この場合には、ユーザに対し、B駅よりもA駅を利用する動機づけを与えることができる。よって、A駅近辺にある監視対象の監視を強化したい場合、上述のような構成にすれば、A駅近辺にある監視対象に関する情報が、より多くのユーザによって収集されることが期待できる。
特定端末40は、駅に配置されており、通信部22は、特定端末40の所在情報をユーザ端末10に送信する。所在情報は、ユーザ端末10の表示部17に表示される。具体的には、ユーザ端末10は、ネットワーク2を介して情報処理装置20から所在情報を受信する。ユーザ端末10は、所在情報に基づいて、特定端末40を示す情報(例えば、特定端末40を示す標識、特定端末40までの道順など)を表示部17にポップアップ表示する。よって、ユーザは、ユーザ端末10の表示部17に表示されている特定端末40を示す情報に基づいて、特定端末40が配置されている場所まで行き、商品の譲渡若しくは引き渡し(以下では、商品の譲渡等という)、又はサービスの提供を受けることができる。
対価情報は、例えばQRコード(登録商標)等の2次元コードやバーコードや交通系電子マネーであり、ユーザ端末10に送信される。以下では、対価情報は、2次元コードであるとして説明する。ユーザは、特定端末40にユーザ端末10で受信した2次元コードを読み込ませることにより対価として、ペットボトル飲料等の商品を受け取ることができる。なお、特定端末40は、読み込んだ2次元コードが示す対価情報が有効なものかどうかを情報処理装置20に確認し、この確認が完了してから商品の譲渡等又はサービスの提供を行ってもよい。また、対価情報は、クーポンやポイントを管理する情報処理装置20とは異なるサーバに送信され、このサーバからポイントやクーポンとしてユーザに対価を付与してもよい。
制御部26は、CPUやFPGA等で構成され、記憶部15に記録されたプログラムにしたがって、情報処理装置20全体の動作を制御する。
記憶部27は、制御部26が実行するプログラム、当該制御部26の処理に必要な情報、当該制御部26が処理した情報等を記録する。また、記憶部27は、ユーザ端末10から受信した端末情報、管理者端末30から受信した指示情報、評価点算出部24が算出した評価点、及び対価情報生成部25が生成した対価情報を記憶する。
〔管理者端末の構成〕
管理者端末30は、例えば、PCにより構成されており、監視対象である線路を監視することにより線路の安全状態を管理する管理者(監視者)が操作する。図4は、管理者端末の構成を示すブロック図である。管理者端末30は、図4に示すように、通信部31と、制御部32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、を有する。管理者端末30は、管理者の操作を受け付けて指示情報を生成し、情報処理装置20に送信する。
通信部31は、制御部32による制御の下、ネットワーク2を介して、ユーザ端末10(通信部11)、情報処理装置20(通信部22)、及び特定端末40との間で各種データの送受信を行う。
制御部32は、CPUやFPGA等で構成され、記憶部33に記録されたプログラムにしたがって、管理者端末30全体の動作を制御する。
記憶部33は、制御部32が実行するプログラム、当該制御部32の処理に必要な情報、当該制御部32が処理した情報等を記録する。
操作部34は、キーボード及びマウスで構成され、各種操作に応じた操作信号を制御部32に出力する。ただし、操作部34は、ユーザ操作を受け付けるタッチパネル等により構成されていてもよい。
表示部35は、液晶又は有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成され、制御部32による制御の下、種々の画像を表示する。
〔特定端末の構成〕
特定端末40は、例えば、監視対象である鉄道設備の付近に設置されている自動販売機や、駅の売店に配置されている決済端末である。図5は、特定端末の構成を示すブロック図である。特定端末40は、図5に示すように、データ取得部41と、認証部42と、制御部43と、記憶部44と、操作部45と、表示部46と、対価付与部47と、を備える。
データ取得部41は、ユーザ端末10の表示部17に表示された2次元コードやバーコードを読み取ることができる。また、データ取得部41は、ネットワーク2を介して、ユーザ端末10(通信部11)から2次元コードやバーコードを取得してもよい。また、データ取得部41は、情報処理装置20(通信部22)、及び管理者端末30(通信部31)との間で各種データの送受信を行ってもよい。
認証部42は、2次元コードを認証する。なお、認証部42は、情報処理装置20にアクセスして、2次元コードが有効なものかどうかを確認してもよい。
制御部43は、CPUやFPGA等で構成され、記憶部44に記録されたプログラムにしたがって、特定端末40全体の動作を制御する。
記憶部44は、制御部43が実行するプログラム、当該制御部43の処理に必要な情報、当該制御部43が処理した情報等を記録する。
操作部45は、ユーザ操作を受け付けるタッチパネルで構成され、各種操作に応じた操作信号を制御部43に出力する。ただし、操作部34は、各種スイッチやボタンにより構成されていてもよい。
表示部46は、液晶又は有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成され、制御部43による制御の下、種々の画像を表示する。
対価付与部47は、操作部45に対する操作に応じてユーザに商品を譲渡等又はサービスを提供する。特定端末40が自動販売機である場合、対価付与部47は、ユーザに飲料等の商品を与える。
〔情報処理装置による監視対象の監視方法〕
ここで、情報処理装置20により各ユーザ端末10に対して指示情報を一斉に送信し、指示情報を受信したある特定のユーザ端末10Aから端末情報を受信するときの情報処理装置20における処理を説明する。
図6は、情報処理装置20が指示情報を送信する流れを示すフローチャートである。図6に示すように、まず、指示情報取得部21は、ネットワーク2を介して、管理者端末30の操作部34によって入力された指示情報を取得する(ステップS1)。具体的には、指示情報取得部21は、土砂崩れや河川の氾濫等の自然災害の影響を受けやすい位置、踏切等の事故が発生しやすい位置、過去に災害や事故があった位置等の位置情報とこの位置における画像とを取得するように指示する指示情報を取得する。
続いて、情報処理装置20の通信部22は、取得した指示情報を各ユーザ端末10に一斉に送信する(ステップS2)。
次に、指示情報を受信したユーザ端末10における処理を説明する。ユーザ端末10が受信した指示情報は、ユーザ端末10の記憶部15に記憶される。制御部14は、表示部17に指示情報に応じた情報を表示させる。指示情報は、情報処理装置20から送信されてくる形態(プッシュ型)でもよいし、定期的にユーザ端末10が情報処理装置20にアクセスして取得する形態(プル型)でもよい。
ここで、ユーザにより端末情報を生成し、生成した端末情報を情報処理装置20にアップロードする手順について説明する。ユーザは、ユーザ端末10を操作して、監視システム1を利用する所定のアプリケーション(以下、監視アプリという)を起動する。監視アプリは、例えばネットワーク2を介して情報処理装置20からダウンロードされ、記憶部15に記憶されているプログラムである。監視アプリは、監視対象の場所を表示部17に表示した地図上に表示する表示ステップ(表示機能)と、監視対象を撮像部12を利用して撮像する撮像ステップ(撮像機能)と、撮像した画像を含めた端末情報を通信部11を利用して情報処理装置20に送信(アップロード)する通信ステップ(通信機能)と、を含む処理をユーザ端末10に実行させる。
ユーザは、表示部17に表示された地図に示されている監視対象の中から一つを選び、監視対象を撮像する場所に移動する。なお、監視アプリは、現在位置から監視対象の場所までをガイドするガイドステップ(ガイド機能)をユーザ端末10に実行させてもよい。この構成の場合には、ユーザは監視アプリによるガイド機能を利用して、監視対象を撮像する場所に移動する。
ユーザは、撮像機能を利用して、監視対象を撮像する。なお、監視アプリは、指示情報に含まれている撮影方向に基づいて、監視対象を撮像する場所(位置)とともに、撮影方向を指示する機能を有していてもよい。ユーザは、撮影方向の指示にしたがって監視対象を撮像することにより、誤ることなく監視対象を撮像することができる。
ユーザは、通信機能を利用して、端末情報を情報処理装置20に送信する。端末情報には、撮影した画像と、画像を撮影した場所の位置情報と、ユーザIDなどが含まれている。
図7は、情報処理装置が端末情報を受信する流れを示すフローチャートである。図7に示すように、通信部22は、ネットワーク2を介して、ある特定のユーザ端末10Aの通信部11から端末情報を受信する(ステップS11)。具体的には、通信部22は、指示情報に応じてユーザがユーザ端末10Aにより撮像した画像と、その画像が撮像された位置情報と、ユーザ端末10AのユーザIDとを受信する。受信された端末情報は、記憶部27に記憶される。
続いて、判定部23は、端末情報を判定する(ステップS12)。具体的には、判定部23は、端末情報が監視対象に関する情報であるかどうかを判定する。また、判定部23は、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されているかどうかを判定する。また、判定部23は、端末情報に含まれている位置情報が、指示情報に含まれている位置情報と同一であるかを判定する。
評価点算出部24は、判定部23による判定結果に基づいて、ユーザを評価するための評価点を算出する(ステップS13)。評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、端末情報が監視対象に関する情報である場合に、端末情報が監視対象に関する情報ではない場合よりも評価点を高く算出する。また、評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されていると判定された場合には、端末情報に含まれている画像に異常な状態の監視対象が示されていない場合よりも評価点を高く算出する。また、評価点算出部24は、判定部23の判定結果に基づいて、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置である場合に、画像の撮像位置が指示情報により指定された位置ではない場合よりも評価点を高く算出する。
さらに、対価情報生成部25は、評価点に応じて対価情報を生成する(ステップS14)。対価情報生成部25は、評価点が高いほど、より価値のある対価を与えるよう対価情報を生成する。対価情報は、例えば2次元コードである。
その後、通信部22は、ユーザIDに対応するユーザ端末10Aに端末情報を送信する(ステップS15)。具体的には、通信部22は、ユーザ端末10Aに端末情報として2次元コードを送信する。なお、通信部22は、クーポンやポイント等を管理するサーバ(以下、管理サーバという)に対価情報を送信してもよい。管理サーバは、受け取った対価情報を相当するクーポンやポイントに変換し、変換したクーポンやポイントを対応するユーザに付与する。ユーザは、この付与されたクーポンやポイントを利用して、商品を入手したり、サービスの提供を受けることができる。
次に、対価情報を受信したユーザ端末10における処理を説明する。ユーザ端末10が受信した対価情報は、ユーザ端末10の記憶部15に記憶される。制御部14は、表示部17に対価情報を受信したことを表す情報を表示させる。制御部14は、特定端末40に2次元コードを読み込ませることにより、対価である商品を受け取ることが可能であることを表示部17に表示させてもよい。
次に、特定端末40における処理を説明する。特定端末40のデータ取得部41が2次元コードを読み取ると、認証部42が2次元コードの認証を行う。2次元コードが認証部42に認証されると、2次元コードの情報に基づいて、対価付与部47は、対価として例えば飲料水などの商品を付与する。
以上説明したように、実施の形態によれば、指示情報に応じた端末情報をユーザから取得するので、監視対象に関する情報(異常な状態の監視対象が示されている画像と、通常の状態の監視対象が示されている画像)を多数のユーザから収集することができる。よって、監視システム1は、多数のユーザからの情報に基づいて監視対象の監視を行うことができる。
また、情報処理装置20は、指示情報で指示した位置において画像を撮像したユーザに、一定条件下により価値のある対価を付与する。その結果、ユーザが異常な状態の監視対象が示されている画像を送信するため、監視システム1は、監視対象の異常をいち早く把握することができる。
(変形例1)
指示情報は、ユーザ端末10によって取得された端末情報に監視対象に関する情報が含まれることを指示する情報であってもよい。例えば監視対象である鉄道設備の線路を監視する場合、線路を含む画像を取得するよう指示することにより、変形例1によれば、線路の状態を監視するための画像を効率的に収集することができる。
この場合、評価点算出部24は、判定部23による判定結果に基づいて、端末情報が監視対象に関する情報である場合に、端末情報が監視対象に関する情報ではない場合よりも評価点を高く算出する。また、評価点算出部24は、判定部23による判定結果に基づいて、端末情報が監視対象に関する情報である場合には加点してもよい。その結果、変形例1によれば、ユーザが積極的に指示情報に応じた画像を取得するため、線路の状態を監視するための画像を効率的に収集することができる。
(変形例2)
指示情報は、参照画像情報に基づいて、監視対象に関する画像を取得することを指示する情報を含んでいてもよい。例えば、指示情報によりユーザ端末10の表示部17に予め撮像された参照画像情報であるサンプル画像を半透明に表示させるとともに、サンプル画像に重畳するように撮像部12が撮像している画像を表示部17に表示させ、サンプル画像に撮像部12が撮像する画像が重なるように撮像させる。また、参照画像情報(サンプル画像)は、所定のURL(Uniform Resource Locator)のウェブサイトによって示してもよい。監視アプリは、URLに示されているウェブサイトからサンプル画像をダウンロードする。ユーザ端末10の表示部17に入手したサンプル画像を半透明に表示させるとともに、サンプル画像に重畳するように撮像部12が撮像している画像を表示部17に表示させ、サンプル画像に撮像部12が撮像する画像が重なるように撮像させる。その結果、変形例2によれば、監視したい部分が確実に撮像された画像を効率的に収集することができる。
(変形例3)
指示情報は、監視対象に関する画像が監視対象の状態に影響を及ぼす副次的監視対象を含むことを指示する情報を含んでいてもよい。例えば監視対象として鉄道設備の線路と線路付近の崖との双方が写る画像を取得するよう指示することができる。その結果、変形例3によれば、線路が崖崩れにより危険な状態となっていないかを監視するための画像を効率的に収集することができる。
同様に、監視対象として線路が敷設された橋と橋の下を流れる河川との双方が写る画像を取得するよう指示することができる。その結果、変形例3によれば、線路が河川の増水により危険な状態となっていないかを監視するための画像を効率的に収集することができる。
(変形例4)
図8は、変形例4に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。情報処理装置20Aは、図8に示すように、カウント部28Aを備える構成でもよい。カウント部28Aは、通信部22により受信した監視対象に関する画像の数をカウントする。通信部22は、制御部26による制御の下、カウント部28Aによる監視対象に関する画像の数が所定の数になるまで指示情報を予め登録されたユーザ端末10に送信する。変形例4によれば、監視対象が複数ある場合において、ある監視対象に対して大量に画像が取集される事態を回避することができる。また、変形例4によれば、取得された画像が閾値以下の位置の画像を優先的に取得することにより、監視対象である線路全体を網羅するように画像を取得し、線路全体を監視するための画像を効率的に収集することができる。
同様に、指示情報は、ユーザ端末10によって取得された画像の撮像位置を指定する情報であって、前回撮像された画像から長期にわたって新しい画像が撮像されていない位置に指定する情報が含まれていてもよい。変形例4によれば、長期にわたって画像が撮像されていない位置の画像を優先的に取得することにより、監視対象である線路全体の新しく撮像された画像を効率的に収集することができる。
(変形例5)
指示情報は、監視対象に関する画像の撮像時刻を指定する情報を含んでいてもよい。撮像時刻として、例えば電車の運行情報に応じて電車が通過する10分前から直前までの時間を指定する。その結果、変形例5によれば、電車が通過する直前の線路の状態を監視するための画像を効率的に収集することができる。
この場合、評価点算出部24は、判定部23による判定結果に基づいて、端末情報に含まれている画像の撮像時刻が指示情報により指定された撮像時刻である場合に、画像の撮像時刻が指示情報により指定された撮像時刻ではない場合よりも評価点を高く算出する。また、評価点算出部24は、判定部23による判定結果に基づいて、端末情報に含まれている画像の撮像時刻が指示情報により指定された撮像時刻である場合に加点してもよい。その結果、変形例5によれば、ユーザが積極的に指示情報に応じた画像を取得するため、最新の線路の状態を監視するための画像を効率的に収集することができる。
指示情報により指定される撮像時刻は、電車が監視対象になっている線路を通過する時刻に基づいて定められている。具体的には、情報処理装置20は、時刻表から、電車が各駅に到着し、各駅から出発する時刻を抽出し、抽出した情報に基づいて、電車が監視対象になっている線路を通過する時刻を算出する。そして、情報処理装置20は、このように算出した時刻よりも前(例えば、通過する時刻の10分前など)を指示情報により指定される撮像時刻に設定する。
また、撮像時刻に加えて、変形例3のように、線路が敷設された橋と橋の下を流れる河川との双方が写る画像を取得するよう指示してもよい。その結果、変形例5によれば、電車が通過する直前に、線路が河川の増水により危険な状態となっていないかを監視するための画像を効率的に収集することができる。
(変形例6)
評価点算出部24は、ユーザ端末10によって取得された画像が異常な状態の監視対象を含む場合に、画像が正常な状態の監視対象を含む場合よりも評価点を高く算出してもよい。その結果、変形例6によれば、ユーザが積極的に異常な状態の監視対象の画像を取得するため、線路の異常を検知するための画像を効率的に収集することができる。
また、監視アプリは、異常状態であることを通報する通報機能を備えていてもよい。ユーザは、線路が異常な状態の画像を含む端末情報を送信する際に、通報機能を利用して、異常状態であることを示すフラグを付加した端末情報を送信してもよい。この場合、情報処理装置20は、異常フラグを付加された端末情報を受信した場合に、その旨を管理者端末30に通知する。その結果、変形例6によれば、監視者が異常状態を早期に検知することができる。
(変形例7)
端末情報は、動画を含んでいてもよい。指示情報として線路が写る動画を取得するように指示することにより、広範囲に線路の状態を監視することができる。例えば、2つ以上の線路が並設されている線路において、ユーザが1つの線路上を運行する電車から他の線路を動画で撮像することにより、撮像された線路の状態を連続的に監視することができる。
(変形例8)
監視対象は、電車が通過する線路L1である。図9は、線路を監視する様子を表す図である。この線路L1は、図9に示すように、電車が発着する駅STと、当該駅STを発着する電車が通過するトンネルTNとの間の線路である。駅STを利用するユーザは、駅STの周辺に家や学校や勤務先などがあり、駅STとトンネルTNとの間の線路L1に行く機会があると思われる。よって、駅STを利用するユーザに監視対象である線路L1に関する情報の取得を行わせることにより、監視システム1は、トンネルTN付近の通常の状態とともに、トンネルTN付近で生じる災害(例えば、がけ崩れや落石など)及び災害の予兆をいち早く把握することができる。よって、監視システム1によれば、トンネルTN付近の監視に用いる情報をコストをかけずに収集することができる。
(変形例9)
通信部22は、ユーザ端末10により取得された端末情報を特定端末40を介して受信する構成でもよい。図10は、変形例9に係る監視システムの構成を示す模式図である。図10に示すように、この構成の場合、監視システム100において特定端末40は、対価情報生成部25により特定された対価情報に基づいて所定の商品を譲渡等、又は所定のサービスを提供する。
例えば、ユーザは、ユーザ端末10の監視アプリを起動状態にしたまま、特定端末40のデータ取得部41にユーザ端末10を近接させることにより、ユーザ端末10内に保存されている端末情報を特定端末40に送信することができる。特定端末40は、受信した端末情報をネットワーク2を介して情報処理装置20に送信する。情報処理装置20は、受信した端末情報に基づいて評価点を算出し、当該算出した評価点に応じて所定の商品又はサービスに交換可能な対価情報を特定する。情報処理装置20は、特定した対価情報を端末情報を送信してきた特定端末40に送信する。特定端末40は、ユーザに対して、受信した対価情報に応じた商品を譲渡等又はサービスを提供する。
このような構成の場合、ユーザは、端末情報を送信したその場で、特定端末40から商品の譲渡等又はサービスの提供を受けることができる。
1、100 監視システム
2 ネットワーク
10 ユーザ端末
11、22、31 通信部
12 撮像部
13 位置情報取得部
14、26、32、43 制御部
15、27、33、44 記憶部
16、34、45 操作部
17、35、46 表示部
20 情報処理装置
21 指示情報取得部
23 判定部
24 評価点算出部
25 対価情報生成部
28 カウント部
30 管理者端末
40 特定端末
41 データ取得部
42 認証部
47 対価付与部
L1 線路
ST 駅
TN トンネル

Claims (20)

  1. 監視対象に関する情報の取得を指示する指示情報を取得する指示情報取得部と、
    前記指示情報を予め登録されたユーザ端末に送信し、前記指示情報に応じて前記ユーザ端末により取得された端末情報を前記ユーザ端末から受信する通信部と、
    前記端末情報が前記監視対象に関する情報であるかどうかを判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記指示情報は、前記監視対象に関する画像の取得を指示する情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指示情報は、前記監視対象に関する画像の撮像位置を指定する情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信部により受信した前記監視対象に関する画像の数をカウントするカウント部を備え、
    前記通信部は、前記カウント部による前記監視対象に関する画像の数が所定の数になるまで前記指示情報を予め登録された前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記指示情報は、参照画像情報に基づいて、前記監視対象に関する画像の取得を指示する情報を含むことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記指示情報は、前記監視対象に関する画像が前記監視対象の状態に影響を及ぼす副次的監視対象を含むことを指示する情報を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記指示情報は、前記監視対象に関する画像の撮像時刻を指定する情報を含むことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記判定部による判定結果に基づいて、前記端末情報を送信したユーザを評価する評価部を備えることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記評価部は、前記端末情報に含まれている画像の撮像位置が前記指示情報により指定された位置である場合には加点することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記評価部は、前記端末情報に含まれている画像に異常な状態の前記監視対象が示されている場合には加点することを特徴とする請求項8又は9に記載の情報処理装置。
  11. 前記評価部は、前記端末情報が前記監視対象に関する情報である場合には加点することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記評価部は、前記端末情報に含まれている画像の撮像時刻が前記指示情報により指定されている撮像時刻である場合には加点することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記指示情報により指定される撮像時刻は、電車が前記監視対象になっている線路を通過する時刻に基づいて定められていることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記評価部の評価に応じて所定の商品又はサービスに交換可能な交換価値を特定する特定部を備えることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 前記特定部は、ユーザが要求した商品の譲渡若しくは引き渡し、又はサービスの提供を行う特定端末の所在情報に基づいて前記交換価値を特定することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記特定端末は、駅に配置されており、
    前記通信部は、前記特定端末の前記所在情報を前記ユーザ端末に送信し、前記所在情報を、前記ユーザ端末の表示部に表示させることを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記通信部は、前記ユーザ端末により取得された前記端末情報を、前記特定端末を介して受信し、
    前記特定端末は、前記特定部により特定された前記交換価値に基づいて所定の商品を譲渡若しくは引き渡し、又は所定のサービスを提供することを特徴とする請求項15又は16に記載の情報処理装置。
  18. 前記監視対象は、電車が通過する線路であることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  19. 前記線路は、電車が発着する駅と、当該駅を発着する電車が通過するトンネルとの間の線路であることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  20. コンピュータに、
    監視対象に関する情報の取得を指示する指示情報を取得する指示情報取得ステップと、
    前記指示情報を予め登録されたユーザ端末に送信する送信ステップと、
    前記指示情報に応じて前記ユーザ端末により取得された端末情報を前記ユーザ端末から受信する受信ステップと、
    前記端末情報が前記監視対象に関する情報であるかどうかを判定する判定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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