JP2020135278A - 販売処理システム及び販売処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客に対して、より多様な方法で販売を行う。【解決手段】販売処理システムSが、購入依頼受付部111と、販売用情報生成部212と、販売用情報出力部312と、を備える。購入依頼受付部111は、同一の商品を対象とした購入依頼として、処方箋の情報を含んだ第1購入依頼、又は、処方箋の情報を含まない第2購入依頼を顧客から受け付ける。販売用情報生成部212は、前記第1購入依頼を受け付けた場合に、前記商品を前記第1購入依頼に含まれる処方箋の情報に基づいた調剤を伴って販売するための販売用情報を生成する一方で、前記第2購入依頼を受け付けた場合に、前記商品を処方箋の情報に基づいた調剤を伴うことなく販売するための販売用情報を生成する。販売用情報出力部312は、前記販売用情報生成部212が生成した販売用情報を、前記商品の販売者に対して出力する。【選択図】図4

Description

本発明は、販売処理システム及び販売処理プログラムに関する。
近年、薬剤、漢方薬、サプリメント及び健康食品等(以下、これらをまとめて「薬剤等」と称する。)の販売方法が多様化している。例えば、薬剤等について、従来のように実店舗における店頭販売のみならず、インターネットや電話等の通信手段を利用した通信販売が行なわれるようになっている。
このような、薬剤等の販売に関する技術の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術では、顧客の個人情報として、氏名、住所、服用薬剤、及びアレルギー体質等の情報を中央サーバにて管理する。そして、店頭販売や、通信販売が行なわれる場合に、この中央サーバに顧客の個人情報を問い合わせる。
これにより、これから販売しようとしている薬剤等が、顧客にとって使用禁忌や併用禁忌の薬剤等にあたらないかを判定することができる。
特開2015−118693号公報
上述した特許文献1に開示の技術用いることにより、顧客に適した薬剤等を販売することが可能となる。しかしながら、これら特許文献1に開示の技術等を含む一般的な技術では、販売作業の円滑化という観点において有意義ではあるが、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うという観点では改善の余地がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うための、販売処理システム及び販売処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の販売処理システムは、
同一の商品を対象とした購入依頼として、処方箋の情報を含んだ第1購入依頼、又は、処方箋の情報を含まない第2購入依頼を顧客から受け付ける依頼受付手段と、
前記第1購入依頼を受け付けた場合に、前記商品を前記第1購入依頼に含まれる処方箋の情報に基づいた調剤を伴って販売するための販売用情報を生成する一方で、前記第2購入依頼を受け付けた場合に、前記商品を処方箋の情報に基づいた調剤を伴うことなく販売するための販売用情報を生成する販売用情報生成手段と、
前記販売用情報生成手段が生成した販売用情報を、前記商品の販売者に対して出力する販売用情報出力手段と、
を備える。
本発明によれば、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る販売処理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る販売処理システムが行う販売処理方法を利用して、販売者が行う販売の流れを示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る顧客端末の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る販売者端末の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る販売処理システムが行う販売処理方法の流れを説明する第1シーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る販売処理システムが行う販売処理方法の流れを説明する第2シーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る販売処理システムが行う販売処理方法の流れを説明する第3シーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る販売処理システムの変形例が行う販売処理方法の流れを説明する第1シーケンス図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態に係る販売処理システムSの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、販売処理システムSは、n台(nは、1以上の任意の整数値)の顧客端末10、管理サーバ20、m台(mは、1以上の任意の整数値)の販売者端末30、及びネットワークNを含む。
なお、図中には、n台の顧客端末10として、顧客端末10a、顧客端末10b、及び顧客端末10nを図示している。また、図中には、m台の販売者端末30として、販売者端末30a、販売者端末30b、及び販売者端末30mを図示している。ただし、以下の説明において、これらn台の顧客端末10を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「顧客端末10」と呼ぶ。また、同様に、これらm台の販売者端末30を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「販売者端末30」と呼ぶ。
これら、顧客端末10、管理サーバ20、及び販売者端末30は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。このネットワークNを介した各装置の間での通信は、任意の通信方式に準拠して行われてよく、その通信方式は特に限定されない。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、及び携帯電話網の何れか又はこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。
顧客端末10は、薬剤等(上述したように、例えば、薬剤、漢方薬、サプリメント及び健康食品等を含む。)の購入を希望する顧客が利用する。顧客端末10は、例えば、顧客が所持するスマートフォンや、パーソナルコンピュータ等の情報処理機能を有する電子機器により実現される。
また、管理サーバ20及び販売者端末30は、顧客端末10を利用するユーザに対して薬剤等を販売する販売者が利用する。管理サーバ20及び販売者端末30は、例えば、販売者が薬剤等の小売を行う店舗等に設置されたパーソナルコンピュータや、サーバ装置等の情報処理機能を有する電子機器により実現される。
ただし、これらの実現例は一例に過ぎず、各端末および装置の台数や、設置場所等は特に限定されない。例えば、管理サーバ20が、店舗ではなく、サーバを管理するデータセンタ等に設置されてもよい。あるいは、例えば、管理サーバ20が、1つのサーバ装置ではなく、クラウドサーバ等の複数のサーバ装置の組み合わせにより実現されてもよい。
[販売管理処理を用いた販売方法]
図1を参照して上述したような構成を有する販売処理システムSは、販売管理処理を行う。ここで、販売管理処理とは、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うための一連の処理である。
この販売管理処理の詳細の前提として、まず本実施形態において想定される販売の流れについて、図2を参照して説明する。図2は、販売処理システムSが行う販売処理方法を利用して、販売者が行う販売の流れを示す概略図である。ここで、以下の説明では、一例として、薬剤師による服薬指導が必要な薬剤等である「医療用医薬品」を販売することを想定する。ただし、これは説明のための一例に過ぎず、本実施形態を利用して、医療医薬品以外の薬剤等を販売してもよいし、これ以外の商品を販売してもよい。
このような薬剤師による服薬指導が必要な医療医薬品の販売を行う場合、一般的に、まず医師が顧客(すなわち、患者)に対して診察を行うことにより処方箋を処方する。そして、薬剤師が、この処方箋に基づいた調剤を行う。また、その調剤を行った薬剤師による、顧客に対する服薬指導と共に、医療医薬品の販売が行われる。
一方で、本実施形態では、顧客の希望に応じて零売を行うことも想定する。零売は、このような薬剤師による服薬指導が必要な医療医薬品を、処方箋を要することなく販売するという方法である。零売を行う場合であれば、薬剤師は、処方箋に基づいた調剤を行うことなく、顧客に対する服薬指導と共に、医療医薬品の販売を行うことができる。
このような販売を実現するために、本実施形態では、まず顧客が、販売者に対して購入依頼を送信する。すなわち、顧客端末10から、管理サーバ20に対して購入依頼を送信する。
この購入依頼には、医療医薬品の購入のための処方箋の情報を含んだ購入依頼(図中「A1」に相当)と、医療医薬品の購入のための処方箋の情報を含まない購入依頼(図中「A2」に相当)とが存在する。
顧客は、処方箋に基づいた調剤を伴う販売(以下、「通常販売」と称する。)を希望する場合には、購入依頼に、「通常販売」の指定と、医師から処方された処方箋の情報とを含ませる。一方で、顧客は、零売を希望する場合には、購入依頼に、「零売での販売」の指定を含ませるが、処方箋の情報は含ませない。
そして、購入依頼を受けた販売者は、管理サーバ20及び販売者端末30を利用して、この顧客からの購入依頼に応じた販売を行う。
このようにして複数の購入依頼方法を用意することで、顧客は、通常販売と零売を任意に選択して、自身の要望に応じた販売方法を指定することができる。そして、零売を可能とすることにより、例えば、「病院に訪れる時間がない。」といった顧客の都合に応じて、医療医薬品の販売を行うことができる。すなわち、本実施形態によれば、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うことができる。
また、本実施形態では、通常販売と零売を行うというのみならず、更に、多様な販売方法を顧客に提供する。例えば、本実施形態では、宅配を伴う通信販売も行うことを可能とする。そのために、顧客は、顧客端末10を利用して購入依頼を送信する場合、販売方法として「店舗販売」か「通信販売」の何れかを指定する。また、「通信販売」を指定した場合には、服薬指導を受ける方法として「対面服薬指導」か「遠隔服薬指導」の何れかを指定する。
そして、購入依頼を受けた販売者は、管理サーバ20及び販売者端末30を利用して、この顧客からの購入依頼に応じた販売を行う。
第1の例として、購入依頼にて、販売方法として「店舗販売」が指定された場合は、管理サーバ20及び販売者端末30にて、店舗販売の予約を受け付ける(図中「A3」に相当)。また、管理サーバ20及び販売者端末30は、店舗販売を行うための販売用情報を生成し、販売者に対して出力する。販売者は、この出力された販売用情報を参照することにより、店舗での販売を行う。すなわち、管理サーバ20及び販売者端末30が、店舗販売を行うための販売用情報を生成し、販売者に対して出力することにより、店舗での販売を実現することができる。具体的には、販売者(である薬剤師)は、店舗にて医療医薬品を用意しておくことにより、店舗に訪問した顧客に対して、店舗での医療医薬品の受け取りを実現することができる(図中「A4」に相当)。また、販売者(である薬剤師)は、店舗にて顧客に対する対面での服薬指導を実現することができる(図中「A5」に相当)。
また、第2の例として、購入依頼にて、販売方法として「通信販売」が指定され、且つ、服薬指導を受ける方法として「対面服薬指導」が指定された場合は、管理サーバ20及び販売者端末30にて、宅配販売の予約を受け付ける(図中「A6」に相当)。また、管理サーバ20及び販売者端末30は、店舗販売を行うための販売用情報を生成し、販売者に対して出力する。販売者は、この出力された販売用情報を参照することにより、宅配での販売を行う。すなわち、管理サーバ20及び販売者端末30が、宅配販売を行うための販売用情報を生成し、販売者に対して出力することにより、店舗での販売を実現することができる。具体的には、販売者(である薬剤師)は、顧客の指定した宅配先(例えば、顧客の自宅)に医療医薬品を宅配することにより、宅配先にいる顧客に対して、医療医薬品の宅配先での受け取りを実現することができる(図中「A7」に相当)。また、販売者(である薬剤師)は、宅配先にて顧客に対する対面での服薬指導を実現することができる(図中「A8」に相当)。
更に、第3の例として、販売方法として、購入依頼にて、販売方法として「通信販売」が指定され、且つ、服薬指導を受ける方法として「遠隔服薬指導」が指定された場合は、管理サーバ20及び販売者端末30にて、宅配販売の予約を受け付ける(図中「A6」に相当)。また、管理サーバ20及び販売者端末30は、店舗販売を行うための販売用情報を生成し、販売者に対して出力する。販売者は、この出力された販売用情報を参照することにより、宅配での販売を行う。すなわち、管理サーバ20及び販売者端末30が、宅配販売を行うための販売用情報を生成し、販売者に対して出力することにより、店舗での販売を実現することができる。
具体的には、販売者(である薬剤師以外の宅配担当者、または、提携する宅配事業者)は、顧客の指定した宅配先に医療医薬品を宅配することにより、宅配先にいる顧客に対して、医療医薬品の宅配先での受け取りを実現することができる(図中「A9」に相当)。また、販売者(である薬剤師)は、宅配先にて顧客に対する遠隔での服薬指導を実現することができる(図中「A10」に相当)。遠隔での服薬指導は、例えば、顧客端末10と、販売者端末30とが通信接続し、顧客と販売者(である薬剤師)とが、音声通話や、画像の送受信を行うことにより実現される。
以上、図2を参照して上述したように、本実施形態によれば、顧客端末10、管理サーバ20及び販売者端末30が協働して、販売管理処理を行うことにより、顧客の要望に応じた販売を実現するための販売用情報を出力する。
そして、この販売用情報を利用することにより、販売者は、上述した、第1の例、第2の例、及び第3の例のように、3つの販売方法を実現することができる。また、これら3つの例のそれぞれにおいて、処方箋の情報を要する通常販売と、処方箋の情報を要さない零売とのそれぞれを行うことができる。従って、本実施形態によれば、少なくとも6つの販売方法を実現することができる。
また、これら例示にとどまらず、更に、これらの販売方法を組み合わせたり、医療医薬品以外の商品等を併せて販売したりする等の販売方法をとることもできる。
すなわち、本実施形態によれば、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うことができる、という効果を奏する。
次に、販売管理処理を実現するための、各装置それぞれの構成について詳細に説明をする。
[顧客端末10の構成]
顧客端末10の構成について、図3のブロック図を参照して説明をする。図3に示すように、顧客端末10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、通信部14と、記憶部15と、入力部16と、表示部17と、撮像部18と、を備えている。これら各部は、信号線によりバス接続されており、相互に信号を送受する。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部15からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13及び記憶部15には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
通信部14は、CPU11が、販売処理システムSに含まれる他の装置との間で通信を行うための通信制御を行う。
記憶部15は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、各種データを記憶する。
入力部16は、各種ボタン及びタッチパネル、あるいは、マウス及びキーボード等の外部入力装置で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。また、入力部16には、音声を収集するためのマイク等が含まれていてもよい。
表示部17は、顧客端末10が備える液晶ディスプレイ、あるいは、外部接続された液晶ディスプレイ等で構成され、CPU11が出力する画像データに対応する画像を表示する。
撮像部18は、顧客端末10が備えるカメラ、あるいは、外部接続されたカメラ等で構成され、撮像した画像の画像データを生成し、生成した画像データをCPU11に対して出力する。
また、顧客端末10が販売管理処理を実行する場合、図3に示すように、CPU11において、購入依頼受付部111と、購入依頼通知部112とが機能する。
また、記憶部15の一領域には、ユーザ情報記憶部151が設定される。
ユーザ情報記憶部151には、顧客端末10のユーザである顧客の情報が記憶される。例えば、顧客の氏名、配送先となる顧客の住所、顧客の保険証に関する情報、注文履歴等の情報が記憶される。また、他にも、例えば、決済に関わる情報として、クレジットカードの情報や、交通系ICカードの情報や、銀行の口座の情報等が記憶される。更に、他にも、販売者が顧客を会員登録するような仕組みである場合には、顧客の会員情報が記憶される。これらユーザ情報記憶部151に記憶される情報は、入力部16により受け付けた顧客の操作や、管理サーバ20等の他の装置から通信部14を介して受信したデータ等に基づいて、適宜最新の情報に更新される。
購入依頼受付部111は、入力部16により受け付けた顧客の操作に基づいて、顧客からの購入依頼を受け付ける。この購入依頼は、ユーザ情報記憶部151に記憶されている顧客の情報や、購入を希望する商品の指定といった一般的な購入用の情報を含む。
また、この購入依頼には、更に本実施形態特有の情報を含む。例えば、上述したように、「通常販売」か「零売」の何れかの指定を含む。また、これも上述したように、「店舗販売」か「通信販売」の何れかの指定や、「通信販売」を指定した場合には、服薬指導を受ける方法として「対面服薬指導」か「遠隔服薬指導」の何れかの指定を含む。他にも、例えば、店舗販売の場合には、販売される店舗の指定が更に含まれる。一方で、通信販売の場合には、宅配先の住所の指定が更に含まれる。
更に、通常販売の場合には、購入依頼に、処方箋の情報も含まれる。この処方箋の情報は、顧客の操作により入力されてもよい。例えば、入力部16に含まれるキーボード等を利用したテキスト入力操作により入力されてもよい。ただし、より簡易な方法として、例えば、撮像部18で撮像した処方箋の画像を処方箋の情報として含ませるようにしてもよい。このように、撮像した処方箋の画像を利用することにより、顧客による入力ミスを防止したり、顧客の手間を省いたりすることが可能となる。
購入依頼通知部112は、購入依頼を受け付けた場合に、この購入依頼を、通信部14から送信することにより、管理サーバ20に対して通知する。
遠隔接続部113は、遠隔服薬指導を実現するために、後述の販売者端末30が備える遠隔接続部313と協働して、顧客端末10と販売者端末30とを通信接続する。この通信接続が確立することにより、顧客端末10を利用する顧客と、販売者端末30を利用する薬剤師とが遠隔通信を行うことができ、遠隔服薬指導を実現することができる。具体的には、入力部16に含まれるマイクが集音した顧客の音声や、撮像部18が撮像した顧客の画像や、入力部16に含まれるキーボード等により入力されたテキストデータ等が顧客端末10から販売者端末30に対して送信される。また、販売者端末30にて薬剤師から取得された、同様のデータが、販売者端末30から顧客端末10に対して送信される。このように、所定のデータを送受信して、いわゆるテレビ会議のような方法で顧客と薬剤師とがコミュニケーションをとることにより、遠隔服薬指導が実現される。
[管理サーバ20の構成]
次に、管理サーバ20の構成について、図4のブロック図を参照して説明をする。図4に示すように、管理サーバ20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、通信部24と、記憶部25と、入力部26と、表示部27と、を備えている。これら各部は、信号線によりバス接続されており、相互に信号を送受する。
ここで、これら各部のハードウェアとしての機能は、上述の顧客端末10が備える、符号のみが異なる同名の各部のハードウェアとしての機能と同等である。従って、重複する説明を省略する。
管理サーバ20が販売管理処理を実行する場合、図4に示すように、CPU21において、購入依頼取得部211と、販売用情報生成部212と、販売用情報通知部213とが機能する。
また、記憶部25の一領域には、購入依頼記憶部251と、管理情報記憶部252とが設定される。
購入依頼記憶部251には、各顧客端末10から通知された購入依頼が記憶される。
管理情報記憶部252には、管理サーバ20が販売管理処理を管理するための管理情報が記憶される。管理情報は、例えば、各顧客端末10を利用する各顧客それぞれの購入履歴や会員登録の情報、販売者を管理する情報(例えば、販売者である薬剤師の所属店舗や、出退勤予定)、店舗の情報(例えば、店舗の住所や営業時間)、配送先に対応する宅配業者の情報(例えば、配送可能な地域や配送可能時間や、配送経路)、及び医療医薬品を含めた薬剤等の商品の情報(例えば、各商品の店舗ごとの在庫情報や、販売価格の情報)等を含む。
また、医療医薬品を含めた薬剤等の商品を各店舗のみならず、倉庫等で管理する場合には、管理情報には、いわゆるWMS(Warehouse Management System)において利用される種々の情報が含まれる。更に、販売者である薬剤師が、各店舗のみならず、所定の場所(例えば、倉庫の近傍等に設けられた管理センター)に、多数名勤務するような場合には、管理情報には、この管理センターに関する情報(例えば、管理センターの住所や、出退勤予定)も含まれる。このように、管理情報を用いて、倉庫や管理センターを管理することにより、商品の在庫管理や、薬剤師による宅配や、薬剤師による遠隔服薬指導を、より効率よく実現することが可能となる。すなわち、本実施形態によれば、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うことができることに加えて、より効率よく販売を行うことも可能となる。
購入依頼取得部211は、各顧客端末10から送信により通知された購入依頼を、通信部24を介して受信することにより取得する。また、購入依頼取得部211は、取得した購入依頼を購入依頼記憶部251に記憶させる。
販売用情報生成部212は、購入依頼記憶部251に記憶されている購入依頼と、管理情報記憶部252に記憶されている管理情報とに基づいて、販売者が、医療医薬品を含めた薬剤等の商品の販売を行うための情報である販売用情報を生成する。例えば、販売用情報生成部212は、購入依頼において、購入を希望する商品の在庫の有無や、販売方法の指定通りに販売を行うための販売者(例えば、薬剤師や宅配業者)の勤務状況等に基づいて、販売用情報を生成する。
生成された販売用情報は、例えば、販売する商品の情報や、購入する顧客の情報や、販売を担当する販売者の情報や、販売可能時間帯の情報や、販売価格等の決済用の情報等が含まれる。販売用情報生成部212は、生成した販売用情報を販売用情報通知部213に対して出力する。
販売用情報通知部213は、販売用情報生成部212から入力された販売用情報を、通信部24から送信することにより、販売用情報に対応する販売者端末30に対して通知する。例えば、販売用情報通知部213は、販売用情報に対応する商品を販売する販売者(例えば、服薬指導を行う薬剤師や、宅配を行う宅配業者)が利用する販売者端末30に対して販売用情報を通知する。
またこの場合に、販売用情報通知部213は、販売用情報に対応する購入依頼を送信した顧客端末10に対して、販売予約を受け付けた旨を通知する。これにより、顧客は、自身の購入依頼に応じた購入が可能となったことを把握することができる。
[販売者端末30の構成]
次に、販売者端末30の構成について、図5のブロック図を参照して説明をする。図5に示すように、販売者端末30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、通信部34と、記憶部35と、入力部36と、表示部37と、撮像部38と、を備えている。これら各部は、信号線によりバス接続されており、相互に信号を送受する。
ここで、これら各部のハードウェアとしての機能は、上述の顧客端末10や管理サーバ20が備える、符号のみが異なる同名の各部のハードウェアとしての機能と同等である。従って、重複する説明を省略する。
販売者端末30が販売管理処理を実行する場合、図5に示すように、CPU11において、販売用情報取得部311と、販売用情報出力部312と、遠隔接続部313とが機能する。
また、記憶部35の一領域には、販売用情報記憶部351が設定される。
販売用情報記憶部351には、管理サーバ20から通知された販売用情報が記憶される。
販売用情報取得部311は、管理サーバ20から送信により通知された販売用情報を、通信部34を介して受信することにより取得する。購入依頼取得部211は、取得した販売用情報頼を販売用情報記憶部351に記憶させる。
販売用情報出力部312は、販売用情報記憶部351に記憶された販売用情報を、販売者に対して出力する。出力は、例えば、表示部37への表示により行われる。また、これ以外にも、例えば、販売者が利用する他の端末への送信や、紙媒体への印刷といった方法で出力が行われてもよい。
販売者は、このようにして販売用情報出力部312が出力した販売用情報を参照することにより、顧客からの購入依頼における指定に応じた販売を行うことができる。例えば、購入依頼における指定に応じた、服薬指導や宅配を伴う販売を行うことができる。これにより、図2を参照して上述したような、多様な販売方法による販売を実現することができる。
遠隔接続部313は、遠隔服薬指導を実現するために、上述の顧客端末10が備える遠隔接続部113と協働して、顧客端末10と販売者端末30とを遠隔で通信接続する。この通信接続が確立することにより、顧客端末10を利用する顧客と、販売者端末30を利用する薬剤師とが遠隔通信を行うことができ、遠隔服薬指導を実現することができる。具体的には、遠隔接続部113と同様に、入力部36に含まれるマイクが集音した薬剤師の音声や、撮像部38が撮像した薬剤師の画像や、入力部16に含まれるキーボード等により入力されたテキストデータ等が販売者端末30から顧客端末10に対して送信される。また、顧客端末10にて顧客から取得された、同様のデータが、顧客端末10から販売者端末30に対して送信される。このように、所定のデータを送受信して、いわゆるテレビ会議のような方法で、顧客と薬剤師とがコミュニケーションをとることにより、遠隔服薬指導が実現される。
以上、本実施形態に含まれる各端末及び装置の機能であって、もっぱら販売管理処理に関する機能について詳細に説明をした。なお、これら各端末及び装置は、その他、通信販売を実現するための一般的な機能を備える。例えば、購入依頼に伴う決算処理や、会員登録に関する処理を適宜行うための機能も備える。ただし、これら一般的な処理を実現する機能については、当業者とってよく知られているので、ここでは詳細な説明を省略する。
[販売管理処理の動作]
次に、図6、図7、及び図8のシーケンス図を参照して、販売処理システムSが実行する販売管理処理の流れについて説明をする。上述したように、販売管理処理とは、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うための一連の処理である。販売管理処理は、例えば、顧客による購入依頼のための操作が行われた場合に開始される。
ステップS11において、顧客端末10の購入依頼受付部111は、顧客の操作に基づいて、顧客からの購入依頼を受け付ける。
ステップS12において、顧客端末10の購入依頼通知部112は、ステップS11にて受け付けた購入依頼を管理サーバ20に対して通知する。この通知は、管理サーバ20の購入依頼取得部211により取得される。
ステップS13において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、ステップS12にて通知された購入依頼において、店舗販売の指定がなされているか、それとも宅配販売の指定がなされているかを判定する。店頭販売の指定がなされている場合は、ステップS13においてYesと判定され、処理はステップS14に進む。一方で、店頭販売の指定ではなく宅配販売の指定がなされている場合は、ステップS13においてNoと判定され、処理は図7のステップS21に進む。
ステップS14において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、販売用情報を生成する。この場合、店舗販売の指定がなされているので、店舗において薬剤師が服薬指導を伴う販売を行うための販売用情報が生成される。この販売用情報には、購入依頼に応じて、医療医薬品を、通常販売するのか、それとも零売をするのか等を示す情報等も含まれる。
ステップS15において、管理サーバ20の販売用情報通知部213は、ステップS14にて生成された販売用情報を販売者端末30に対して通知する。この通知は、販売者端末30の販売用情報取得部311により取得される。
ステップS16において、販売者端末30の販売用情報出力部312は、ステップS15にて取得された販売用情報を出力する。
ステップS17及びステップS18において、販売者端末30を利用する販売者は、ステップS16にて出力された販売用情報に基づいて、医療医薬品等の販売を行う。具体的には、ステップS17において、薬剤師である販売者50は、店舗に訪問した顧客に対して、医療医薬品等の受け取りを行う。また、ステップS18において、薬剤師である販売者50は、店舗に訪問した顧客に対して、医療医薬品等について、対面で服薬指導を行う。これにより、図2に示したA4及びA5と同様の販売が実現できる。そして、本販売管理処理は、終了する。
なお、ステップS17及びステップS18は、装置や端末による動作ではなく、販売者による動作であるので、この点を区別するために実線ではなく破線にて図示する。
一方で、ステップS13においてNoと判定された場合、ステップS21において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、購入依頼において、薬剤師による対面服薬指導の指定がなされているか、それとも遠隔服薬指導の指定がなされているかを判定する。対面服薬指導の指定がなされている場合は、ステップS21においてYesと判定され、処理はステップS22に進む。一方で、対面服薬指導の指定ではなく遠隔服薬指導の指定がなされている場合は、ステップS21においてNoと判定され、処理は図8のステップS31に進む。
ステップS22において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、販売用情報を生成する。この場合、通信販売の指定及び対面服薬指導の指定がなされているので、薬剤師が宅配先にて対面服薬指導を伴う販売を行うための販売用情報が生成される。この販売用情報には、薬剤師が宅配を行うための宅配先住所等の情報が含まれる。また、この販売用情報には、購入依頼に応じて、医療医薬品を、通常販売するのか、それとも零売をするのか等を示す情報等も含まれる。
ステップS23において、管理サーバ20の販売用情報通知部213は、ステップS22にて生成された販売用情報を販売者端末30に対して通知する。この通知は、販売者端末30の販売用情報取得部311により取得される。
ステップS24において、販売者端末30の販売用情報出力部312は、ステップS23にて取得された販売用情報を出力する。
ステップS25及びステップS26において、販売者端末30を利用する販売者は、ステップS24にて出力された販売用情報に基づいて、医療医薬品等の販売を行う。具体的には、ステップS25において、薬剤師である販売者50は、販売する医療医薬品等を顧客の指定した宅配先に宅配する。また、ステップS26において、薬剤師である販売者50は、宅配先の顧客に対して、医療医薬品等について、対面で服薬指導を行う。これにより、図2に示したA7及びA8と同様の販売が実現できる。そして、本販売管理処理は、終了する。
なお、ステップS25及びステップS26は、装置や端末による動作ではなく、販売者による動作であるので、この点を区別するために実線ではなく破線にて図示する。
他方で、ステップS21においてNoと判定された場合、ステップS31において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、販売用情報を生成する。この場合、通信販売の指定及び遠隔服薬指導の指定がなされているので、薬剤師以外の宅配担当者、または、提携する宅配事業者が宅配を行うための第1販売用情報が生成される。この第1販売用情報には、宅配担当者等が宅配を行うための宅配先住所等の情報が含まれる。また、他の販売用情報として、薬剤師が宅配先との間で遠隔服薬指導を伴う販売を行うための第2販売用情報が生成される。この第2販売用情報には、遠隔服薬指導を行うための通信先のアドレス等の情報が含まれる。この第1販売用情報及び第2販売用情報には、購入依頼に応じて、医療医薬品を、通常販売するのか、それとも零売をするのか等を示す情報等も含まれる。
ステップS32において、管理サーバ20の販売用情報通知部213は、ステップS31にて生成された第1販売用情報を、宅配担当者等が利用する販売者端末30aに対して通知する。また、ステップS32において、管理サーバ20の販売用情報通知部213は、ステップS31にて生成された第2販売用情報を、薬剤師が利用する販売者端末30bに対して通知する。この通知は、販売者端末30a及び販売者端末30bそれぞれの販売用情報取得部311により取得される。
ステップS33において、販売者端末30aの販売用情報出力部312は、ステップS33にて取得された第1販売用情報を出力する。同様に、ステップS34において、販売者端末30bの販売用情報出力部312は、ステップS34にて取得された第2販売用情報を出力する。
ステップS35、ステップS36、ステップS37、及びステップS38において、販売者端末30を利用する販売者は、ステップS32にて出力された第1販売用情報や第2販売用情報に基づいて、医療医薬品等の販売を行う。
具体的には、ステップS35において、宅配担当者等である販売者51は、販売する医療医薬品等を顧客の指定した宅配先に宅配する。また、ステップS36及びステップS37において、顧客端末10の遠隔接続部113と、販売者端末30bの遠隔接続部313は、遠隔服薬指導を行うために、遠隔での通信接続を確立し、データを送受信可能な状態とする。更に、ステップS38において、薬剤師である販売者52は、宅配先の顧客に対して、医療医薬品等について、ステップS36及びステップS37にて確立した通信接続を用いて、遠隔で服薬指導を行う。これにより、図2に示したA9及びA10と同様の販売が実現できる。そして、本販売管理処理は、終了する。
なお、ステップS35及びステップS38は、装置や端末による動作ではなく、販売者による動作であるので、この点を区別するために実線ではなく破線にて図示する。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、顧客端末10、管理サーバ20及び販売者端末30が協働して、販売管理処理を行うことにより、顧客の要望に応じた販売を実現するための販売用情報を出力する。
そして、この販売用情報を利用することにより、販売者は、図2を参照して上述した、第1の例、第2の例、及び第3の例のように、3つの販売方法を実現することができる。また、これら3つの例のそれぞれにおいて、処方箋の情報を要する通常販売と、処方箋の情報を要さない零売とのそれぞれを行うことができる。従って、本実施形態によれば、少なくとも6つの販売方法を実現することができる。
また、これら例示にとどまらず、更に、これらの販売方法を組み合わせたり、医療医薬品以外の商品等を併せて販売したりする等の販売方法をとることもできる。
すなわち、本実施形態によれば、顧客に対して、より多様な方法で販売を行うことができる、という効果を奏する。
[変形例]
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、以下に説明する変形例のように、上述の実施形態を変形することができる。
例えば、上述した実施形態では、零売ではなく、通常販売を行う場合に、顧客端末10から通知される購入依頼に、処方箋の情報が含まれていた。そして、この処方箋の情報は、例えば、顧客の入力操作や顧客による処方箋の撮像により入力された、処方箋に含まれる内容そのものを示す情報を想定していた。すなわち、管理サーバ20は、処方箋に含まれる内容そのものを示す情報を、顧客端末10から取得していた。
しかし、これに限定されず、管理サーバ20は、処方箋に含まれる内容そのものを示す情報を、他の装置から取得してもよい。例えば、処方箋に含まれる内容そのものを示す情報を、国による公的機関や、国から認定を受けた事業者が運営する、電子処方箋の管理サーバ(以下、「処方箋サーバ40」と称する。)から取得するようにしてもよい。このような処理を実現する本変形例について、以下説明する。なお、以下の説明では、もっぱら本変形例と上述した実施形態の相違点について説明をし、上述した実施形態と同様の点については、重複する説明を省略する。
本変形例において、販売処理システムSは、処方箋サーバ40をさらに含む。この処方箋サーバ40は、例えば、アプリケーションサービスプロバイダが提供する、ASP(Application Service Provider)サーバにより実現される。また、処方箋サーバ40は、例えば、図1に示すネットワークNを介して、顧客端末10、管理サーバ20、及び販売者端末30と相互に通信可能に接続される。
そして、本変形例では、医療機関は、自身が利用する端末(図示省略)から、ネットワーク40を介して、処方箋サーバ40に電子処方箋を登録する。また、管理サーバ20は、この処方箋サーバ40から電子処方箋を取得する。
次に、図9のシーケンス図を参照して、本変形例における販売処理システムSが実行する販売管理処理の流れについて説明をする。ここで、図9では、図6における処理を一部変形した、本変形例における処理について示す。
ステップS11における購入依頼の受け付け、及びステップS12における購入依頼の通知における基本的な内容については、上述の実施形態と同様であるので説明を省略する。ただし、本変形例では、顧客が、零売ではなく通常販売を希望し、且つ、処方箋サーバ40からの電子処方箋の取得を希望する場合には、その旨の指定が購入依頼に含まれる。また、この場合、購入依頼に含まれる処方箋の情報は、処方箋に含まれる内容そのものを示す情報ではなく、管理サーバ20が処方箋サーバ40から電子処方箋を取得するための情報とする。例えば、電子処方箋を取得するための情報である、処方箋を識別するための処方箋IDが含まれる電子処方箋引換証と、この電子処方箋引換証に対応した確認番号とする。
ステップS41において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、ステップS12にて通知された購入依頼に基づいて、電子処方箋が必要であるか否かを判定する。ここで、ステップS12にて通知された購入依頼にて、上述のように、零売ではなく通常販売を希望し、且つ、処方箋サーバ40からの電子処方箋の取得を希望する、という旨の指定が含まれている場合は、電子処方箋が必要であるため、ステップS41においてYesと判定され、処理はステップS42に進む。一方で、このような指定が含まれていない場合は、ステップS41においてNoと判定され、処理はステップS13に進む。
ステップS42において、管理サーバ20の販売用情報生成部212は、処方箋サーバ40に対して、電子処方箋の要求を通知する。この要求通知には、ステップS12にて通知された購入依頼に含まれる、管理サーバ20が処方箋サーバ40から電子処方箋を取得するための情報が含まれる。
ステップS43において、処方箋サーバ40は、管理サーバ20に対して、ステップS42にて通知された電子処方箋の要求に対応する電子処方箋を通知する。この場合、処方箋サーバ40は、電子処方箋の要求の正当性を確認した後に電子処方箋を通知する。例えば、電子処方箋の要求に含まれる電子処方箋引換証と、確認番号が対応したものであり、処方日から3日以内である場合に、この電子処方箋の要求は正当であると確認し、電子処方箋を通知する。
ステップS13以降の処理の基本的な内容については、上述の実施形態と同様であるので説明を省略する。ただし、本変形例では、ステップS43にて電子処方箋を通知された場合には、ステップS14、ステップS22、及びステップS31における販売用情報の生成において、ステップS43にて通知された電子処方箋を用いて販売用情報を生成する。
このような本変形例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。また、本変形例によれば、処方箋サーバ40を利用する場合にも、上述の実施形態を適用することができる。すなわち、顧客に対して、上述の実施形態よりも、更に多様な方法で販売を行うことができる、という効果を奏する。
なお、本変形例を更に変形するようにしてもよい。例えば、処方箋サーバ40に対する電子処方箋の要求及びこれに応じた電子処方箋の通知の受信を、管理サーバ20ではなく、販売者端末30にて行うようにしてもよい。この場合、管理サーバ20は、販売用情報に処方箋サーバ40から電子処方箋を取得するための情報を含ませる。例えば、販売用情報に、上述した、電子処方箋引換証と、この電子処方箋引換証に対応した確認番号を含ませる。そして、販売用情報を通知された販売者端末30が、これらの情報に基づいて、処方箋サーバ40から電子処方箋を取得する。このようにしても、本変形例を実現することができる。
また、本変形例のように処方箋サーバ40から電子処方箋を取得する処理は、店舗での対面服薬指導、店舗での対面服薬指導、及び宅配先での遠隔服薬指導の全てについて適用してもよく、これらの一部についてのみ適用するようにしてもよい。
[実施形態の非限定性]
以上説明した実施形態(及び以上説明した変形例)は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略及び置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。また、上述した各機能ブロックのそれぞれは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
換言すると、図3、図4、及び図5に図示した機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が販売処理システムSに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3、図4、及び図5に図示した例に限定されない。
例えば、本実施形態に含まれる機能的構成を、演算処理を実行するプロセッサによって実現することができ、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
また、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワーク又は記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されることによりユーザに提供されてもよく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供されてもよい。装置本体とは別に配布される記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図3のROM12、図4のROM22、及び図5のROM32、又は図3の記憶部15、図4の記憶部25、図5の記憶部35に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置及び複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
10 顧客端末
20 管理サーバ
30 販売者端末
40 処方箋サーバ
11、21、31 CPU
12、22、32 ROM
13、23、33 RAM
14、24、34 通信部
15、25、35 記憶部
16、26、36 入力部
17、27、37 表示部
18、38 撮像部
111 購入依頼受付部
112 購入依頼通知部
113、313 遠隔接続部
151 ユーザ情報記憶部
211 購入依頼取得部
212 販売用情報生成部
213 販売用情報
251 購入依頼記憶部
252 管理情報記憶部
311 販売用情報取得部
312 販売用情報出力部
351 販売用情報記憶部
S 販売処理システム
N ネットワーク

Claims (4)

  1. 同一の商品を対象とした購入依頼として、処方箋の情報を含んだ第1購入依頼、又は、処方箋の情報を含まない第2購入依頼を顧客から受け付ける依頼受付手段と、
    前記第1購入依頼を受け付けた場合に、前記商品を前記第1購入依頼に含まれる処方箋の情報に基づいた調剤を伴って販売するための販売用情報を生成する一方で、前記第2購入依頼を受け付けた場合に、前記商品を処方箋の情報に基づいた調剤を伴うことなく販売するための販売用情報を生成する販売用情報生成手段と、
    前記販売用情報生成手段が生成した販売用情報を、前記商品の販売者に対して出力する販売用情報出力手段と、
    を備える販売処理システム。
  2. 前記商品は、販売のために所定の資格者による顧客への説明を要する商品であり、
    前記依頼受付手段は、前記第1購入依頼及び前記第2購入依頼において、前記商品を販売する店舗における前記顧客への説明を伴う販売方法と、前記商品を宅配した宅配先における前記顧客への説明を伴う販売方法との何れかの販売方法の指定である第1指定を前記顧客から更に受け付け、
    前記販売用情報生成手段は、前記第1指定の指定結果にも基づいて、前記販売用情報を生成する、
    請求項1に記載の販売処理システム。
  3. 前記依頼受付手段は、前記第1指定において、前記商品を宅配した宅配先における前記顧客への説明を伴う販売を受け付けた場合に、前記所定の資格者が前記商品を宅配すると共に宅配先にて顧客に対面で説明を行う販売方法と、宅配業者が前記商品を宅配すると共に前記所定の資格者がネットワークを介して顧客に遠隔から説明を行う販売方法との何れかの販売方法の指定である第2指定を前記顧客から更に受け付け、
    前記販売用情報生成手段は、前記第2指定の指定結果にも基づいて、前記販売用情報を生成する、
    請求項2に記載の販売処理システム。
  4. 情報処理装置としてコンピュータを機能させるための販売処理プログラムであって、
    同一の商品を対象とした購入依頼として、処方箋の情報を含んだ第1購入依頼、又は、処方箋の情報を含まない第2購入依頼を顧客から受け付けた第1端末から、受け付けた購入依頼を受信する受信手段と、
    前記第1購入依頼を受信した場合に、前記商品を前記第1購入依頼に含まれる処方箋の情報に基づいた調剤を伴って販売するための販売用情報を生成する一方で、前記第2購入依頼を受信した場合に、前記商品を処方箋の情報に基づいた調剤を伴うことなく販売するための販売用情報を生成する販売用情報生成手段と、
    前記販売用情報生成手段が生成した販売用情報を、該販売用情報を前記商品の販売者に対して出力するための第2端末に対して送信する送信手段と、
    を備える販売処理装置として前記コンピュータを機能させる販売処理プログラム。
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