JP2020134337A - 赤外線吸収体および赤外線吸収体を備えるガスセンサ - Google Patents

赤外線吸収体および赤外線吸収体を備えるガスセンサ Download PDF

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【課題】本発明は、膜厚を大きくすることなく赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の赤外線吸収体は、赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体1であって、赤外線吸収体1が、赤外線を反射する金属層2と、金属層2の上層に設けられる誘電体層3と、誘電体層3の上層に互いに間隔を空けて設けられる複数の金属ナノ構造体4とを備え、誘電体層3が、100nm以下の膜厚を有し、金属ナノ構造体4が、30nm〜100nmの膜厚を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、赤外線吸収体および赤外線吸収体を備えるガスセンサに関する。
赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体として、たとえば特許文献1には、TiNを含む第1の層と、Si系化合物を含み、第1の層上に設けられた第2の層とを有する赤外線吸収体が開示されている。特許文献1の赤外線吸収体は、短波長側の赤外線の吸収率の高い第1の層と、長波長側の赤外線の吸収率の高い第2の層とを積層することで、広い波長域に亘って効率よく赤外線を吸収することができる。この赤外線吸収体は、赤外線を吸収して熱を発生するものとして特許文献1に開示されているが、熱を加えることで赤外線を放出することも可能である。
特開2007−198852号公報
ところが、特許文献1の赤外線吸収体は、第1および第2の層において赤外線を吸収するように構成されているので、赤外線の吸収率を上げるためには、単純に第1および第2の層の膜厚を大きくする以外にない。第1および第2の層の膜厚を大きくすればするほど、第1および第2の層を均一に形成することが難しくなる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、膜厚を大きくすることなく赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体を提供することを目的とする。
本発明の赤外線吸収体は、赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体であって、前記赤外線吸収体が、前記赤外線を反射する金属層と、前記金属層の上層に設けられる誘電体層と、前記誘電体層の上層に互いに間隔を空けて設けられる複数の金属ナノ構造体とを備え、前記誘電体層が、100nm以下の膜厚を有し、前記金属ナノ構造体が、30nm〜100nmの膜厚を有することを特徴とする。
また、前記複数の金属ナノ構造体のそれぞれの互いの間隔が、500nm以下であることが好ましい。
また、前記金属層が、金、銀、銅、白金、パラジウム、アルミニウム、オスミウム、ロジウム、ルテニウムからなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成され、前記金属ナノ構造体が、金、銀、銅、白金、パラジウムからなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成されることが好ましい。
また、前記誘電体層が、酸化シリコン、酸化アルミニウム、窒化シリコン、シリコン、酸化ジルコニウム、酸化チタンからなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成されることが好ましい。
本発明のガスセンサは、前記赤外線吸収体を備えるガスセンサであることを特徴とする。
本発明によれば、膜厚を大きくすることなく赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る赤外線吸収体を備えるガスセンサを含むガス検知器の模式図である。 本発明の一実施形態に係る赤外線吸収体を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る赤外線吸収体を模式的に示す上面図である。 図3のIV−IV線断面図およびその部分拡大図である。 赤外線吸収体の金属ナノ構造体の直径を変化させたときの赤外線反射スペクトルの変化を示す図である。 赤外線吸収体の金属ナノ構造体同士の間隔と赤外線最小反射率の関係を示す図である。 赤外線吸収体の金属ナノ構造体の膜厚と赤外線最小反射率の関係を示す図である。 赤外線吸収体の誘電体層の膜厚と赤外線最小反射率の関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る赤外線吸収体および赤外線吸収体を備えるガスセンサを説明する。ただし、以下の実施形態は一例にすぎず、本発明の赤外線吸収体およびガスセンサは以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の赤外線吸収体は、赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体である。赤外線吸収体は、特に限定されることはなく、たとえば、赤外線を吸収するという性質を利用して赤外線検出器に用いることが可能であり、また、赤外線を放射するという性質を利用して赤外線放射源に用いることも可能である。以下では、赤外線吸収体を、ガス検知器に備えられるガスセンサの赤外線検出器に適用した例を挙げて説明する。ただし、赤外線吸収体は、赤外線検出器に限定されることはなく、赤外線放射源である光源にも適用可能である。
ガス検知器Mは、検知対象ガスを検知するために用いられる。ガス検知器Mは、図1に示されるように、検知対象ガスを検知するガスセンサNを備えている。ガス検知器Mは、任意で、ガスセンサNを操作するための操作部M1(たとえば操作ボタンなど)と、ガスセンサNにより得られる検知結果を表示する表示部M2(たとえば液晶ディスプレイなど)とを備えている。ガス検知器Mは、内部バッテリまたは外部電源などの図示しない電源から電力が供給されて作動する。
ガス検知器Mの検知対象ガスは、ガス検知器Mにより検知対象となるガスである。検知対象ガスとしては、特に限定されることはなく、たとえば、メタン、ブタン、イソブタン、水、アンモニア、二酸化硫黄、三酸化硫黄、硫化水素、亜酸化窒素、アセトン、オゾン、六フッ化硫黄、オクタフルオロシクロペンテン、ヘキサフルオロ1、3ブタジエンなど、赤外線の波長領域において吸収ピークを有するガスが例示される。
ガスセンサNは、光Lを検知対象ガスに照射して、検知対象ガスによって吸収された赤外線の吸収強度(減衰強度)を測定することで、検知対象ガスを検知する。ガスセンサNは、たとえば、公知の非分散型赤外線分析(NDIR)式として構成することができる。ガスセンサNは、本実施形態では、図1に示されるように、内部空間Vを有する筐体N1と、筐体N1の内部に光Lを放射する光源N2と、光源N2からの光Lを反射する反射構造体N3と、光Lを検出する光検出部N4と、光源N2および光検出部N4を制御する回路部N5とを備えている。ガスセンサNは、光源N2、反射構造体N3、光検出部N4および回路部N5が筐体N1に一体となって設けられ、単体として取扱い可能なモジュールを形成している。しかし、ガスセンサNは、たとえば回路部N5が筐体N1とは別に設けられてもよく、その構成は図示された例に限定されない。
筐体N1は、本実施形態では、光源N2、反射構造体N3、光検出部N4および回路部N5を収容し、内部空間Vに検知対象ガスが供給される部材である。筐体N1は、図1に示されるように、光源N2と光検出部N4とを結ぶ方向(図1中、左右方向)に延びる筒状に形成され、その内部に内部空間Vが設けられる。また、筐体N1は、内部空間V内に検知対象ガスを導入するガス導入部(図示せず)と、内部空間Vから検知対象ガスを排出するガス排出部(図示せず)とを備えている。筐体N1では、ガス導入部から検知対象ガスが導入されて、内部空間V内に検知対象ガスが供給されて、ガス排出部から検知対象ガスが排出される。筐体N1は、特に限定されることはなく、たとえば樹脂材料などにより形成される。筐体N1は、本実施形態では一方向に延びる筒状に形成されているが、略直方体形状など他の形状に形成されてもよい。
光源N2は、検知対象ガスを検知するために利用可能な光Lを放射する。光源N2により放射される光Lは、少なくとも検知対象ガスの吸収スペクトルにおける吸収ピークの波長を有する光を含んでいればよく、その波長の単色光であっても、その波長を含む広い波長範囲の光であってもよい。光源N2は、図1に示されるように、回路部N5に通信可能に接続されて、回路部N5によってその出力が制御される。光源N2としては、たとえば、赤外線吸収体1を赤外線発光源として採用することもできるし、公知の発光ダイオード(LED)や赤外線ランプを採用することもできる。光源N2は、たとえば、連続光やパルス光を放射する。
反射構造体N3は、筐体N1の内部空間V内において、光源N2から放射された光L、または他の反射構造体N3から反射された光Lを反射して、さらに他の反射構造体N3、または光検出部N4に光Lを導く。反射構造体N3は、本実施形態では、図1に示されるように、内部空間Vに隣接する筐体N1の内面に設けられる。反射構造体N3としては、たとえば、公知の反射鏡を採用することもできるし、赤外線吸収体1を採用することもできる。赤外線吸収体1は、光Lを反射するとともに、局在表面プラズモン共鳴を介して、検知対象ガスによる光Lの吸収を促進することも可能にする。
光検出部N4は、光Lを検出して、光Lの強度を測定する。光検出部N4は、本実施形態では、図1に示されるように、光源N2から放射されて筐体N1の内部空間V内を伝搬した後の光Lを検出する。光検出部N4は、光源N2から放射された光L、および/または反射構造体N3から反射された光Lを検出するように位置合わせされる。光検出部N4は、赤外線を吸収する赤外線吸収体1と、赤外線吸収体1からの熱を電気信号に変換する熱電変換素子Tとを備えている。光検出部N4は、光Lに含まれる赤外線を赤外線吸収体1により吸収し、赤外線を吸収することにより赤外線吸収体1に生じる熱を熱電変換素子Tにより電気信号に変換する。光検出部N4は、回路部N5に通信可能に接続されて、変換した電気信号を回路部N5に送信する。熱電変換素子Tとしては、特に限定されることはなく、Bi2Te3、PbTeなど、熱を電気信号に変換可能な公知の熱電材料により形成することができる。赤外線吸収体1の詳細については後述する。
回路部N5は、図1に示されるように、光源N2および光検出部N4に通信可能に接続され、光源N2および光検出部N4を制御する。また、回路部N5は、光源N2から放射された光Lの強度と、光検出部N4により測定された光Lの強度とを比較することで、検知対象ガスの有無を判定し、あるいは検知対象ガスの濃度を算出する。回路部N5は、たとえば公知の中央演算処理装置(CPU)により構成することができる。
赤外線吸収体1は、図2〜図4に示されるように、赤外線を反射する金属層2と、金属層2の上層に設けられる誘電体層3と、誘電体層3の上層に互いに間隔d2を空けて設けられる複数の金属ナノ構造体4とを備えている。赤外線吸収体1は、赤外線の照射により局在表面プラズモン共鳴を生じさせることにより、赤外線を吸収する。赤外線吸収体1は、局在表面プラズモン共鳴を利用することにより、膜厚を大きくすることなく赤外線を吸収することができる。赤外線吸収体1は、赤外線を吸収することで熱を発生させるが、逆に熱を加えることで、赤外線を放射することができる。赤外線吸収体1は、本実施形態では、シリコン(Si)、酸化シリコン(SiO2など)、ガラスなどの基板S上に設けられ、下方から基板Sに支持される。ただし、赤外線吸収体1は、図示された例に限定されることはなく、基板Sにより下方から支持されるのではなく、たとえば、メンブレン構造などのように、側方から支持されてもよい。
金属層2は、表面側(金属ナノ構造体4が設けられる側)から照射される赤外線を反射する。金属層2は、図2および図4に示されるように、基板S上に設けられ、上層に誘電体層3が設けられる。金属層2は、特に限定されることはなく、抵抗加熱蒸着、スパッタリング、電子ビーム蒸着など、公知の成膜手法により形成することができる。
金属層2は、少なくとも赤外線を反射させることができればよく、その構成は特に限定されることはないが、赤外線を反射させるとともに、赤外線の透過を抑制するという観点から、赤外線反射率が赤外線透過率よりも高くなるように構成されることが好ましい。金属層2の膜厚は、赤外線を反射させるとともに、赤外線の透過を抑制するという観点から、たとえば、100nm以上が好ましく、150nm以上がより好ましく、200nm以上がよりさらに好ましい。
金属層2は、少なくとも赤外線を反射することができればよく、その構成金属は特に限定されない。金属層2は、たとえば、赤外線に対する反射率の高い金属により構成されることが好ましく、その観点から、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)、オスミウム(Os)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)からなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成されることが好ましい。金属層2は、赤外線検出器や光源などに利用することを考慮すると、表面の化学的安定性の観点から、金(Au)、銀(Ag)からなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成されることがより好ましい。表面の化学的安定性の観点からは、金(Au)が最も好ましい。
誘電体層3は、赤外線を透過させつつ、金属層2上で金属ナノ構造体4を支持する。誘電体層3は、図2および図4に示されるように、金属層2の上層に設けられ、その上層に金属ナノ構造体4が設けられる。誘電体層3は、特に限定されることはなく、抵抗加熱蒸着、スパッタリング、電子ビーム蒸着など、公知の成膜手法により形成することができる。
誘電体層3は、赤外線を透過させ、金属ナノ構造体4を支持することができれば、特に限定されることはないが、たとえば、酸化シリコン(SiO2など)、酸化アルミニウム(Al23など)、窒化シリコン(Si34など)、シリコン(Si)、酸化ジルコニウム(ZrO2など)、酸化チタン(TiO2など)からなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成することができる。誘電体層3は、金属ナノ構造体4で生じる局在表面プラズモンの消失を抑制するという観点から、酸化シリコン(SiO2など)、酸化アルミニウム(Al23など)、窒化シリコン(Si34など)からなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成されることがより好ましい。
誘電体層3は、赤外線を透過させ、金属ナノ構造体4を支持することができれば、その膜厚は特に限定されることはない。しかしながら、本発明者らは、鋭意検討した結果、誘電体層3の膜厚d3を100nm以下とすることにより、赤外線吸収体1による赤外線の吸収率を大幅に向上させることができることを見出した。これは、誘電体層3の膜厚d3が100nm以下であることで、金属ナノ構造体4により生じる局在表面プラズモン共鳴を増強することができ、それによって赤外線の吸収率を大幅に向上させるからであると考えられる。赤外線吸収体1は、赤外線の吸収率を高めるという観点から、誘電体層3の膜厚d3が100nm以下であることが好ましく、90nm以下であることがより好ましく、80nm以下であることがよりさらに好ましい。また、赤外線吸収体1は、金属ナノ構造体4で生じる局在表面プラズモンが金属層2により影響を受けて消失するのを抑制するという観点から、誘電体層3の膜厚d3が10nm以上であることが好ましく、20nm以上であることがより好ましく、30nm以上であることがよりさらに好ましい。
金属ナノ構造体4は、共鳴条件を満たす赤外線に対して局在表面プラズモン共鳴を生じさせる構造体である。金属ナノ構造体4に赤外線が照射されると、金属ナノ構造体4の表面において自由電子のプラズモン振動が励起され、金属ナノ構造体4内で自由電子の粗密が生じることで、金属ナノ構造体4に分極状態が生じる。照射される赤外線の波長と金属ナノ構造体4の誘電率とが互いに共鳴条件を満足するとき、赤外線によって金属ナノ構造体4に生じる分極が非常に大きくなって、金属ナノ構造体4に局在表面プラズモン共鳴が生じる。赤外線吸収体1は、金属ナノ構造体4において局在表面プラズモン共鳴が生じることによって、共鳴条件を満たす赤外線の吸収率が高くなる。
金属ナノ構造体4は、図2に示されるように、誘電体層3の上層(赤外線を含む光Lが照射される表面側)に、それぞれが所定の形状および大きさを有する粒子状構造体として、複数形成される。複数の金属ナノ構造体4はそれぞれ、最も近接する他の金属ナノ構造体4との間に所定の間隔d2を空けて設けられる。
金属ナノ構造体4の形状および大きさは、特に限定されることはなく、赤外線を照射したときに金属ナノ構造体4に局在表面プラズモン共鳴を生じさせるように適宜設定することができる。形状に関しては、金属ナノ構造体4の形状に応じて局在表面プラズモン共鳴を生じさせる赤外線の波長が変化し、たとえば棒状や板状とすることで、局在表面プラズモン共鳴を生じさせる赤外線の波長が長波長側にシフトする。したがって、金属ナノ構造体4は、局在表面プラズモン共鳴を生じさせて吸収率を高めようとする赤外線の波長に応じて、本実施形態のように略円板状や、その他にも略矩形板状、略半球状、略棒状など任意の形状を選択することができる。また、大きさに関しては、金属ナノ構造体4の大きさに応じて局在表面プラズモン共鳴を生じさせる赤外線の波長が変化し、たとえば誘電体層3の表面内での大きさ(本実施形態では金属ナノ構造体4の直径d1)が大きくなると、局在表面プラズモン共鳴を生じさせる赤外線の波長が長波長側にシフトする。したがって、金属ナノ構造体4は、局在表面プラズモン共鳴を生じさせて吸収率を高めようとする赤外線の波長に応じて、その大きさを適宜選択することができる。
例として、略円板状である金属ナノ構造体4の直径d1を変化させたときの赤外線反射スペクトルの変化を図5に示す。図5に見られるように、金属ナノ構造体4の直径d1が400nmから800nmに増加するに伴って、赤外線の反射ディップ(吸収ピーク)が長波長側にシフトする。このことから、金属ナノ構造体4の直径d1を適宜選択することにより、吸収される赤外線の吸収波長を任意に選択することができることが分かる。
金属ナノ構造体4の膜厚d4は、赤外線を照射したときに金属ナノ構造体4に局在表面プラズモン共鳴を生じさせるように設定されていればよく、特に限定されることはない。しかしながら、本発明者らは、鋭意検討した結果、金属ナノ構造体4の膜厚d4を30nm〜100nmとすることにより、赤外線吸収体1による赤外線の吸収率を大幅に向上させることができることを見出した。これは、金属ナノ構造体4の膜厚d4が30nm〜100nmであることで、金属ナノ構造体4により生じる局在表面プラズモン共鳴を増強することができ、それによって赤外線の吸収率を大幅に向上させるからであると考えられる。赤外線吸収体1は、赤外線の吸収率を高めるという観点から、金属ナノ構造体4の膜厚d4が30nm〜100nmであることが好ましく、35nm〜75nmであることがより好ましく、40nm〜70nmであることがよりさらに好ましい。
金属ナノ構造体4同士の間隔d2は、金属ナノ構造体4で生じる局在表面プラズモンが隣接する金属ナノ構造体4により影響を受けて消失するのが抑制される範囲で設定されていればよく、特に限定されることはない。しかしながら、本発明者らは、鋭意検討した結果、金属ナノ構造体4同士の間隔d2を500nm以下とすることにより、赤外線吸収体1による赤外線の吸収率を大幅に向上させることができることを見出した。これは、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が500nm以下であることで、金属ナノ構造体4により生じる局在表面プラズモン共鳴を増強することができ、それによって赤外線の吸収率を大幅に向上させるからであると考えられる。赤外線吸収体1は、赤外線の吸収率を高めるという観点から、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が500nm以下であることが好ましく、450nm以下であることがより好ましく、400nm以下であることがよりさらに好ましい。また、赤外線吸収体1は、金属ナノ構造体4で生じる局在表面プラズモンが隣接する金属ナノ構造体4により影響を受けて消失するのを抑制するという観点から、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が10nm以上であることが好ましく、20nm以上であることがより好ましく、30nm以上であることがよりさらに好ましい。
金属ナノ構造体4は、所定の形状および大きさを有することにより、照射される赤外線により局在表面プラズモン共鳴を生じる金属により構成されていれば、その構成金属は特に限定されない。金属ナノ構造体4は、たとえば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)からなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成される。金属ナノ構造体4は、赤外線検出器や光源などに利用することを考慮すると、表面の化学的安定性の観点および局在表面プラズモン共鳴による赤外線の吸収率を高めるという観点から、たとえば、金(Au)、銀(Ag)からなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成されることがより好ましい。表面の化学的安定性の観点からは、金(Au)が好ましく、局在表面プラズモン共鳴による赤外線の吸収率を高めるという観点からは、銀(Ag)が好ましい。
以下、実施例をもとに、本実施形態の赤外線吸収体を説明する。ただし、本発明の赤外線吸収体は、以下の実施例に限定されることはない。
(赤外線吸収体)
赤外線吸収体として、図2〜図4に示される赤外線吸収体1を作製した。作製した赤外線吸収体の各構成要素の作製条件は、以下の通りであった。
基板S:ガラス
金属層2:Au、200nm(膜厚)、抵抗加熱蒸着(成膜方法)
誘電体層3:SiO2、10nm〜110nm(膜厚d3)、電子線蒸着(成膜方法)
金属ナノ構造体4:Au、400nm〜800nm(直径d1)、100nm〜1200nm(間隔d2)、20nm〜100nm(膜厚d4)、電子線リソグラフィー+抵抗加熱蒸着(成膜方法)
(赤外線反射スペクトルの測定)
上述した赤外線吸収体に対して、赤外線反射スペクトルを測定することにより、赤外線吸収体による赤外線の吸収率を評価した。赤外線反射スペクトルの測定は、赤外線吸収体の表面に対して略垂直に赤外線を照射し、赤外線吸収体の表面に対して略垂直に反射した赤外線の反射率を測定することにより行なった。また、赤外線の最大吸収率を評価するために、赤外線反射スペクトルに現れる反射ディップにおける最小の反射率を赤外線最小反射率として求めた。
(金属ナノ構造体4の直径d1と赤外線反射ディップの関係)
図5に、略円板状である金属ナノ構造体4の直径d1を変化させたときの赤外線反射スペクトルの変化を示す。このときの赤外線吸収体1は、誘電体層3の膜厚d3が90nm、金属ナノ構造体4の膜厚d4が50nmであった。図5に見られるように、金属ナノ構造体4の直径d1が400nmから800nmに増加するに伴って、赤外線の反射ディップ(吸収ピーク)が長波長側にシフトする。このことから、金属ナノ構造体4の直径d1を適宜選択することにより、吸収される赤外線の吸収波長を任意に選択することができることが分かる。
(金属ナノ構造体4同士の間隔d2と赤外線最小反射率の関係)
図6に、金属ナノ構造体4同士の間隔d2と赤外線最小反射率の関係を表すグラフを示す。このときの赤外線吸収体1は、誘電体層3の膜厚d3が30nm、金属ナノ構造体4の直径d1が400nm、金属ナノ構造体4の膜厚d4が50nmであった。図6に見られるように、金属ナノ構造体4同士の間隔d2の減少に伴って、赤外線最小反射率が減少する。そして、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が500nm以下になると、40%以下という低い赤外線最小反射率を示し、間隔d2が450nm、400nmと減少するに従って赤外線最小反射率がさらに減少する。このことから、赤外線吸収体1において十分低い赤外線最小反射率(十分高い赤外線吸収率)を得るためには、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が、500nm以下であることが好ましく、450nm以下であることがより好ましく、400nm以下であることがよりさらに好ましいことが分かる。
(金属ナノ構造体4の膜厚d4と赤外線最小反射率の関係)
図7に、金属ナノ構造体4の膜厚d4と赤外線最小反射率の関係を表すグラフを示す。このときの赤外線吸収体は、誘電体層3の膜厚d3が50nm、金属ナノ構造体4の直径d1が800nm、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が400nmであった。図7に見られるように、金属ナノ構造体4の膜厚d4が50nm以下の領域では、膜厚d4の増加に伴って赤外線最小吸収率が減少する。特に、膜厚d4が30nm以上になると、40%以下という低い赤外線最小反射率を示し、膜厚d4が35nm、40nmと増加するに従って赤外線最小反射率がさらに減少する。このことから、十分低い赤外線最小反射率(十分高い赤外線吸収率)を得るためには、金属ナノ構造体4の膜厚d4が、30nm以上であることが好ましく、35nm以上であることがより好ましく、40nm以上であることがよりさらに好ましいことが分かる。また、金属ナノ構造体4の膜厚d4が50nm以上の領域では、赤外線最小反射率は、膜厚d4が50〜70nmでほぼ一定で、膜厚70nmを超えるとわずかに増加し、膜厚d4が80nmでこの領域での最大値を示し、膜厚d4が80nmを超えるとわずかに減少する。金属ナノ構造体4の膜厚d4が50nm〜100nmの領域では、いずれも赤外線最小反射率が40%以下であるので、十分低い赤外線反射率が得られている。以上の結果から、赤外線吸収体1は、金属ナノ構造体4の膜厚d4が100nm以下で十分低い赤外線最小反射率(十分高い赤外線吸収率)を得ることができ、さらに低い赤外線最小反射率(十分高い赤外線吸収率)を得るためには、膜厚d4が75nm以下であることがより好ましく、70nm以下であることがよりさらに好ましいことが分かる。
(誘電体層3の膜厚d3と赤外線最小反射率の関係)
図8に、誘電体層3の膜厚d3と赤外線最小反射率の関係を表すグラフを示す。このときの赤外線吸収体は、金属ナノ構造体4の直径d1が400nm、金属ナノ構造体4同士の間隔d2が200nm、金属ナノ構造体4の膜厚d4が50nmであった。図8に見られるように、赤外線最小反射率は、誘電体層3の膜厚d3が100nmにおいて概ね40%と十分低い値であり、膜厚d3の減少に伴ってさらに減少する。特に、赤外線最小反射率は、膜厚d3が100nmから90nmに減少するとわずかに減少し、膜厚d3が90nmから80nmに減少すると大きく減少し、膜厚d3が80nm以下に減少するとわずかに減少する。以上の結果から、十分低い赤外線最小反射率(十分高い赤外線吸収率)を得るためには、誘電体層3の膜厚d3が100nm以下であることが好ましく、90nm以下であることがより好ましく、80nm以下であることがよりさらに好ましいことが分かる。
1 赤外線吸収体
2 金属層
3 誘電体層
4 金属ナノ構造体
d1 金属ナノ構造体の直径
d2 金属ナノ構造体同士の間隔
d3 誘電体層の膜厚
d4 金属ナノ構造体の膜厚
L 光
M ガス検知器
M1 操作部
M2 表示部
N ガスセンサ
N1 筐体
N2 光源
N3 反射構造体
N4 光検出部
N5 回路部
S 基板
T 熱電変換素子
V 内部空間

Claims (5)

  1. 赤外線を吸収または放射することが可能な赤外線吸収体であって、
    前記赤外線吸収体が、
    前記赤外線を反射する金属層と、
    前記金属層の上層に設けられる誘電体層と、
    前記誘電体層の上層に互いに間隔を空けて設けられる複数の金属ナノ構造体とを備え、
    前記誘電体層が、100nm以下の膜厚を有し、
    前記金属ナノ構造体が、30nm〜100nmの膜厚を有する、
    赤外線吸収体。
  2. 前記複数の金属ナノ構造体のそれぞれの互いの間隔が、500nm以下である、
    請求項1に記載の赤外線吸収体。
  3. 前記金属層が、金、銀、銅、白金、パラジウム、アルミニウム、オスミウム、ロジウム、ルテニウムからなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成され、
    前記金属ナノ構造体が、金、銀、銅、白金、パラジウムからなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成される、
    請求項1または2に記載の赤外線吸収体。
  4. 前記誘電体層が、酸化シリコン、酸化アルミニウム、窒化シリコン、シリコン、酸化ジルコニウム、酸化チタンからなる群から選択される1種または2種以上を含んで構成される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の赤外線吸収体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の赤外線吸収体を備えるガスセンサ。
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