JP2020134084A - ループヒートパイプおよび航空機用冷却装置 - Google Patents

ループヒートパイプおよび航空機用冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多孔質体に浸透する冷媒により発熱体から奪う熱量が小さくなることを抑制することが可能なループヒートパイプおよび航空機用冷却装置を提供する。【解決手段】このループヒートパイプ1は、筐体11内に配置され、冷媒貯留空間20内の液相の冷媒C2を毛細管力により移動させるとともに熱源Hから伝わる熱により蒸発させる平板形状の多孔質体12とを含む蒸発器3と、冷媒貯留空間20を、多孔質体12側の第1冷媒空間21と多孔質体12側とは反対側の第2冷媒空間22とに仕切る仕切り部6とを備えている。冷媒供給部5は、第1冷媒空間21の近傍に配置され、第1冷媒空間21に液相の冷媒C2を吐出する吐出部52を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、ループヒートパイプおよび航空機用冷却装置に関し、特に、平板形状の多孔質体を含む蒸発器を備えるループヒートパイプおよび航空機用冷却装置に関する。
従来、平板形状の多孔質体を含む蒸発器を備えるループヒートパイプおよび航空機用冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、平板形状のウィック(多孔質体)を含む蒸発器と、蒸発器において気化された冷媒を放熱して液化する凝縮器とを備えるループ型ヒートパイプ(ループヒートパイプ)が開示されている。上記特許文献1のループ型ヒートパイプは、蒸発器と凝縮器とを接続し、蒸発器において蒸発した冷媒が流れる蒸気管と、凝縮器と蒸発器とを接続し、凝縮器において凝縮した冷媒(液相の冷媒)が流れる液管とを備えている。また、上記特許文献1の蒸発器は、液管を流れる冷媒が流入する液溜め部を有する筐体を含んでいる。
上記特許文献1の蒸発器では、ウィックにおいて、液溜め部に溜められた冷媒が毛細管力により移動されるとともに、発熱体(熱源)から吸収した熱により冷媒が蒸発される。このように、上記特許文献1の蒸発器では、ウィックにおいて冷媒を蒸発させることにより発熱体から冷媒が気化熱として熱を奪うことによって、発熱体の冷却が行われている。
特開2018−66510号公報
しかしながら、上記特許文献1のループ型ヒートパイプでは、発熱体から吸収した熱が筐体を介して液溜め部に留められた冷媒に伝わることにより、液溜め部に留められた冷媒が熱せられるという不都合がある。このため、上記特許文献1のループ型ヒートパイプでは、筐体を介して熱せられて温度上昇した冷媒がウィックに浸透することにより動作温度が上昇する結果、ウィック(多孔質体)に浸透する冷媒により発熱体(熱源)から奪う熱量が小さくなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、多孔質体に浸透する冷媒により発熱体から奪う熱量が小さくなることを抑制することが可能なループヒートパイプおよび航空機用冷却装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるループヒートパイプは、気相の冷媒を凝縮させて液相の冷媒を生成する凝縮器と、凝縮器において生成された液相の冷媒が流れる冷媒供給部と、冷媒供給部から供給される液相の冷媒を貯留する冷媒貯留空間を有する筐体と、筐体内に配置され、冷媒貯留空間内の液相の冷媒を毛細管力により移動させるとともに熱源から伝わる熱により液相の冷媒を蒸発させる平板形状の多孔質体とを含む蒸発器と、冷媒貯留空間を、多孔質体側の第1冷媒空間と多孔質体側とは反対側の第2冷媒空間とに仕切る仕切り部とを備え、冷媒供給部は、第1冷媒空間の近傍に配置され、第1冷媒空間に液相の冷媒を吐出する吐出部を含む。
この発明の第1の局面におけるループヒートパイプは、上記のように、冷媒貯留空間を、多孔質体側の第1冷媒空間と多孔質体側とは反対側の第2冷媒空間とに仕切る仕切り部を備えている。冷媒供給部は、第1冷媒空間の近傍に配置され、第1冷媒空間に液相の冷媒を吐出する吐出部を含んでいる。これにより、多孔質体に近い第1冷媒空間に、吐出部により凝縮器において冷却された液相の冷媒を吐出することができる。また、仕切り部により、第1冷媒空間から第2冷媒空間への液相の冷媒の移動を妨げることができるとともに、第2冷媒空間から多孔質体側の第1冷媒空間に、筐体を介して熱源の熱によりあたためられた冷媒が流入する量を減少させることができる。その結果、第1冷媒空間に留まる冷えた状態の液相の冷媒を多孔質体に供給することができるので、ループヒートパイプの動作温度を上昇させることなく多孔質体に浸透する冷媒により熱源から奪う熱量が小さくなることを抑制することができる。
上記第1の局面によるループヒートパイプにおいて、好ましくは、平板形状の多孔質体の主表面に直交する方向において、第1冷媒空間の長さは、第2冷媒空間の長さよりも小さい。このように構成すれば、吐出部から吐出される冷えた状態の液相の冷媒を長さ(厚み)の小さい第1冷媒空間に充満させやすくなるので、冷えた状態の液相の冷媒を多孔質体により確実に浸透させることができる。
上記第1の曲面によるループヒートパイプにおいて、好ましくは、平板形状の多孔質体の主表面に直交する方向において、冷媒供給部の吐出部と平板形状の多孔質体の主表面との距離は、第2冷媒空間の長さよりも小さい。このように構成すれば、多孔質体の主表面の近傍に吐出部から冷えた状態の液相の冷媒を吐出することができるので、冷えた状態の液相の冷媒を多孔質体により確実に浸透させることができる。
上記第1の局面によるループヒートパイプにおいて、好ましくは、冷媒供給部と仕切り部とは、一体的に設けられている。このように構成すれば、冷媒供給部と仕切り部とを互いに別個に設ける場合に比べて、構成を簡略化することができる。
上記第1の局面によるループヒートパイプにおいて、好ましくは、冷媒供給部は、下流側端部に吐出部が形成された冷媒供給管をさらに含み、仕切り部は、第1冷媒空間と第2冷媒空間とを仕切る仕切り板をさらに含み、仕切り板は、第1冷媒空間と第2冷媒空間との間で液相の冷媒を移動させるための、仕切り板に形成される孔部、または、筐体の内側面部との間に流通路を構成可能な外周部を有する。このように構成すれば、吐出部から吐出され第1冷媒空間を移動する間に多孔質体に浸透しなかった液相の冷媒を、第2冷媒空間において一時的に貯留することができる。つまり、第1冷媒空間から多孔質体に供給する液相の冷媒の量が増加した場合、第2冷媒空間に貯留された液相の冷媒を第1冷媒空間に供給することができるので、多孔質体に液相の冷媒が浸透していない状態が発生することを抑制することができる。その結果、厚みの小さい第1冷媒空間を設けたとしても、熱源をより確実に冷却することができる。
この場合、好ましくは、平板形状の多孔質体の主表面と平行な方向において、吐出部は、冷媒貯留空間の中央部に配置されるとともに、孔部は、冷媒貯留空間の外側部分に配置されている。このように構成すれば、吐出部から吐出された冷えた状態の液相の冷媒を冷媒貯留空間の中央部から冷媒貯留空間の外側部分に広げて第2冷媒空間に流入させることができるので、多孔質体の仕切り板側の主表面に冷えた状態の液相の冷媒を行き渡らせることができる。
この発明の第2の局面における航空機用冷却装置は、航空機内に配置される熱源を冷却するループヒートパイプを備え、ループヒートパイプは、気相の冷媒を凝縮させて液相の冷媒を生成する凝縮器と、凝縮器において生成された液相の冷媒が流れる冷媒供給部と、冷媒供給部から供給される液相の冷媒を貯留する冷媒貯留空間を有する筐体と、筐体内に配置され、冷媒貯留空間内の液相の冷媒を毛細管力により移動させるとともに熱源から伝わる熱により蒸発させる平板形状の多孔質体とを含む蒸発器と、冷媒貯留空間を、多孔質体側の第1冷媒空間と多孔質体側とは反対側の第2冷媒空間とに仕切る仕切り部とを含み、冷媒供給部は、第1冷媒空間の近傍に配置され、第1冷媒空間に液相の冷媒を吐出する吐出部を有する。
この発明の第2の局面における航空機用冷却装置は、上記のように、冷媒貯留空間を、多孔質体側の第1冷媒空間と多孔質体側とは反対側の第2冷媒空間とに仕切る仕切り部を含んでいる。冷媒供給部は、第1冷媒空間の近傍に配置され、第1冷媒空間に液相の冷媒を吐出する吐出部を有している。これにより、多孔質体に近い第1冷媒空間に、吐出部により凝縮器において冷却された液相の冷媒を吐出することができる。また、仕切り部により、第1冷媒空間から第2冷媒空間への液相の冷媒の移動を妨げることができるとともに、第2冷媒空間から多孔質体側の第1冷媒空間に、筐体を介して熱源の熱によりあたためられた冷媒が流入する量を減少させることができる。その結果、第1冷媒空間に留まる冷えた状態の液相の冷媒を多孔質体に供給することができるので、ループヒートパイプの動作温度を上昇させることなく多孔質体に浸透する冷媒により熱源から奪う熱量が小さくなることを抑制することが可能な航空機用冷却装置を得ることができる。また、仕切り部と多孔質体との間の第1冷媒空間を微小隙間にした場合、第1冷媒空間内の液相の冷媒に毛細管力が生じるので、航空機の姿勢が傾いたとしても、第1冷媒空間内に液相の冷媒を保持することができる。その結果、多孔質体に液相の冷媒が浸透していない状態が発生することを抑制することができるので、航空機の熱源をより確実に冷却することができる。
本発明によれば、上記のように、多孔質体に浸透する冷媒により発熱体から奪う熱量が小さくなることを抑制することができる。
一実施形態によるループヒートパイプの全体構成を示した模式図である。 一実施形態によるループヒートパイプの蒸発器を示した断面図である。 一実施形態によるループヒートパイプの冷媒供給管および仕切り部を示した斜視図である。 一実施形態によるループヒートパイプを航空機に設置した場合を示した模式図である。 一実施形態の変形例によるループヒートパイプの蒸発器を示した断面図である。 一実施形態の変形例によるループヒートパイプの冷媒供給管および仕切り板を示した斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3を参照して、本実施形態によるループヒートパイプ1の構成について説明する。ループヒートパイプ1は、図1に示すように、液相の冷媒Cを気相の冷媒Cに変化させる際の気化熱により、熱源Hを冷却するように構成されている。すなわち、ループヒートパイプ1では、熱源Hから吸収した熱により冷媒C(液相の冷媒C)を蒸発(気相の冷媒C)させることによって、熱源Hを冷却するように構成されている。ここで、冷媒Cは、水、アルコールおよびアンモニアなどを含んでいる。なお、ループヒートパイプ1は、特許請求の範囲の「航空機用冷却装置」の一例である。
具体的には、ループヒートパイプ1は、凝縮器2と、蒸発器3と、冷媒蒸気供給部4と、冷媒供給部5と、仕切り部6とを備えている。
凝縮器2は、気相の冷媒C(冷媒蒸気C1)を凝縮させて液相の冷媒C(以下、液相の冷媒C2)を生成するように構成されている。具体的には、凝縮器2は、気液二相状態の冷媒Cを流す冷媒凝縮管2aと、冷媒凝縮管2aを流れる気液二相状態の冷媒Cと外気との熱交換を行うヒートシンク2bとを含んでいる。つまり、凝縮器2では、熱源Hから吸収した熱により蒸発した冷媒蒸気C1を冷媒蒸気供給部4内に流し、ヒートシンク2bを介して外気に冷媒蒸気C1を放熱させることにより、液相の冷媒C2が生成される。なお、冷媒蒸気C1は、特許請求の範囲の「気相の冷媒」の一例である。
蒸発器3は、液相の冷媒C2を熱源Hから吸収した熱により蒸発させて気相の冷媒蒸気C1を生成するように構成されている。具体的には、蒸発器3は、冷媒供給部5から供給される液相の冷媒C2を貯留する冷媒貯留空間20を有する筐体11と、筐体11内に配置され、冷媒貯留空間20内の液相の冷媒C2を毛細管力により移動させるとともに熱源Hから伝わる熱により蒸発させる平板形状の多孔質体12とを含んでいる。また、蒸発器3は、筐体11に形成され、多孔質体12において液相の冷媒C2を蒸発させて生成した冷媒蒸気C1を冷媒蒸気供給部4に流通させる溝13を含んでいる。
筐体11は、冷媒貯留空間20から多孔質体12に向かう方向に開口を有するケース部11aと、ケース部11aの開口を塞ぐ底部11bと、ケース部11aおよび底部11bにより形成される内部空間11cとを有している。底部11bは、熱源Hからの熱を伝導しやすい材質で形成されている。底部11bは、アルミニウム、ステンレスなどの金属により形成されている。ケース部11aの熱伝導率は、筐体11の底部11bの熱伝導率よりも小さい。つまり、ケース部11aは、筐体11の底部11bよりも熱伝導率が小さい材質で形成されている。ケース部11aは、テフロン(登録商標)などの熱伝導率が小さい樹脂により形成されている。
冷媒貯留空間20は、内部空間11cのうち多孔質体12が配置されていない部分の空間である。溝13は、底部11bの多孔質体12側の内面部14に形成されている。溝13は、冷媒貯留空間20から多孔質体12に向かう方向に窪んでいる。
多孔質体12は、平板形状(厚みが薄い扁平形状)の部材である。多孔質体12は、樹脂製の多孔質体(テフロン(登録商標)など)、金属製の多孔質体(ポーラスメタルなど)、セラミック製の多孔質体、ガラス製の多孔質体および多孔質繊維などにより形成される。多孔質体12は、液相の冷媒C2に毛細管力を発生させることにより液相の冷媒C2を移動させる。
熱源Hは、モータ、アクチュエータ、巻線コイルおよびCPU(Central Processing Unit)などの発熱体を含んでいる。熱源Hは、底部11bの多孔質体12側とは反対側の外面部15に隣接する。
冷媒蒸気供給部4は、蒸発器3と凝縮器2とを接続する蒸気管4aを含んでいる。蒸気管4aは、蒸発器3において液相の冷媒C2を蒸発させた冷媒蒸気C1を冷媒凝縮管2aに流通させる。蒸気管4aは、アルミニウムまたはステンレスなどの金属により形成されている。
冷媒供給部5は、凝縮器2において生成された液相の冷媒C2を流すように構成されている。具体的には、冷媒供給部5は、液相の冷媒C2を供給する冷媒供給管51を有し、凝縮器2と蒸発器3とを接続する液管5aと、冷媒供給管51の下流側端部に形成される吐出部52とを含んでいる。冷媒供給管51は、凝縮器2において冷媒蒸気C1を凝縮させた液相の冷媒C2を冷媒貯留空間20に流通させる。冷媒供給管51の熱伝導率は、筐体11の底部11bの熱伝導率よりも小さい。つまり、冷媒供給管51は、筐体11の底部11bよりも熱伝導率が小さい材質で形成されている。冷媒供給管51は、テフロン(登録商標)などの熱伝導率が小さい樹脂により形成されている。
(仕切り部)
本実施形態の仕切り部6は、図2および図3に示すように、冷媒貯留空間20を、多孔質体12側の第1冷媒空間21と多孔質体12側とは反対側の第2冷媒空間22とに仕切るように構成されている。つまり、仕切り部6は、冷媒貯留空間20を第1冷媒空間21と第2冷媒空間22とに分けることにより、第1冷媒空間21と第2冷媒空間22との間での液相の冷媒C2の移動を規制するように構成されている。
具体的には、仕切り部6は、第1冷媒空間21と第2冷媒空間22とを仕切る仕切り板6aを含んでいる。仕切り板6aは、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向における冷媒貯留空間20の中央部よりも多孔質体12側に配置されている。仕切り板6aは、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向において、多孔質体12から微小距離B(約1mm以上約3mm以下)を離間した位置に配置されている。
仕切り板6aは、多孔質体12から仕切り板6aに向かう方向から視て円形状に形成されている。仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する方向において、仕切り板6aの幅W1と筐体11の内側面部11dの幅W2とは略同じである。仕切り板6aは、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向における仕切り板6aの厚みtを仕切り板6aの幅W1よりも小さくした長い扁平形状を有している。つまり、仕切り板6aは、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向における仕切り板6aの厚みtを薄くした薄板形状を有している。
また、仕切り板6aの熱伝導率は、筐体11の底部11bの熱伝導率よりも小さい。つまり、仕切り板6aは、筐体11の底部11bよりも熱伝導率が小さい材質で形成されている。仕切り板6aは、テフロン(登録商標)などの熱伝導率が小さい樹脂により形成されている。
仕切り板6aは、多孔質体12の主表面12aに対向する第1表面部61と、第1表面部61の反対側に設けられる第2表面部62とを有している。第1表面部61および第2表面部62は、それぞれ、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する平面に略平行な略平面形状を有している。ここで、第1表面部61は、多孔質体12の仕切り板6a側の表面部(主表面12a)に合わせた形状を有している。つまり、多孔質体12の主表面12aは、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する方向の平面に略平行な略平面形状を有している。
冷媒供給部5と仕切り部6とは、一体的に設けられている。すなわち、別部材の冷媒供給部5の液管5aと仕切り部6の仕切り板6aとが、一体的に接合されている。なお、一体的に設けるとは、同じ材質の部材同士を一体的に接合または成型した場合だけでなく、異なる材質の部材同士を一体的に接合した場合とを含む広い概念である。
(孔部)
図2および図3に示すように、仕切り板6aは、第1冷媒空間21と第2冷媒空間22との間で液相の冷媒C2を移動させるため仕切り板6aに形成される孔部63を有している。孔部63は、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向において仕切り板6aを貫通している。孔部63は、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する冷媒貯留空間20の断面における外側部分に配置されている。つまり、孔部63は、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する方向において、筐体11のケース部11aの内側面部11dの近傍に配置されている。
上記した孔部63は、仕切り板6aに複数(4個)設けられている。このように、蒸発器3では、仕切り板6aの外周部と筐体11の内側面部11dとの間の隙間(流通路)ではなく、複数の孔部63により第1冷媒空間21と第2冷媒空間22との間で液相の冷媒C2の移動が行われている。
(吐出部)
図2に示すように、本実施形態の吐出部52は、第1冷媒空間21の近傍に配置され、第1冷媒空間21に液相の冷媒C2を吐出するように構成されている。すなわち、吐出部52は、第1冷媒空間21において、多孔質体12から仕切り板6aに向かう方向に多孔質体12から微小距離Bを離した位置に液相の冷媒C2を吐出するように構成されている。具体的には、吐出部52は、多孔質体12から上記した微小距離Bとして約1mm以上約3mm以下に離間した位置に配置されている。ここで、平板形状の多孔質体12の主表面12aに直交する方向において、冷媒供給部5の吐出部52と平板形状の多孔質体12の主表面12aとの微小距離Bは、第2冷媒空間22の長さLよりも小さい。また、吐出部52は、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向において、仕切り板6aの多孔質体12側の端部と略同じ位置に配置されている。
吐出部52は、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する冷媒貯留空間20の断面における略中央部分に配置されている。つまり、吐出部52は、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する方向において、筐体11の内側面部11dから離れた位置に配置されている。
このように、蒸発器3は、吐出部52により冷えた状態の液相の冷媒C2が多孔質体12の仕切り板6a側の近傍に供給される。そして、蒸発器3では、多孔質体12の仕切り板6a側の近傍に供給された冷えた状態の液相の冷媒C2が、冷媒貯留空間20における多孔質体12から離れた空間に移動することを仕切り板6aにより規制される。つまり、蒸発器3では、多孔質体12の仕切り板6a側の近傍に供給された冷えた状態の液相の冷媒C2が、多孔質体12の仕切り板6a側の近傍に留められる。
また、蒸発器3では、多孔質体12の仕切り板6a側の近傍に供給された冷えた状態の液相の冷媒C2が、仕切り板6aにより冷媒貯留空間20における多孔質体12から離れた空間への移動を規制されることによって、仕切り板6aから多孔質体12に向かう方向に直交する方向に沿って移動する。これにより、蒸発器3では、吐出部52から吐出された液相の冷媒C2が多孔質体12の仕切り板6a側の主表面12aの全体に行き渡る。
(第1冷媒空間)
第1冷媒空間21は、吐出部52から吐出される液相の冷媒C2を多孔質体12に供給するように構成されている。具体的には、第1冷媒空間21は、仕切り板6aと多孔質体12との間に形成される空間である。ここで、第1冷媒空間21は、吐出部52から吐出された液相の冷媒C2により形成される液相の冷媒C2の層を有している。液相の冷媒C2の層は、第1冷媒空間21における多孔質体12側の端部に形成されることが好ましい。
また、平板形状の多孔質体12の主表面12aに直交する方向において、第1冷媒空間21の長さ(厚み)は、第2冷媒空間22の長さLよりも小さい。ここで、第1冷媒空間21の長さは、上記した微小距離B(約1mm以上約3mm以下)と同じ長さである。このように、第1冷媒空間21は、微小隙間である。
(第2冷媒空間)
第2冷媒空間22は、吐出部52から吐出され第1冷媒空間21から移動してきた液相の冷媒C2を一時的に貯留するように構成されている。具体的には、第2冷媒空間22は、仕切り板6aと筐体11における仕切り板6aと対向する内面部11eとの間に形成される空間である。ここで、第2冷媒空間22には、第1冷媒空間21からの移動に伴い筐体11を介して伝導する熱源Hからの熱によりあたためられた液相の冷媒C2、および、冷媒供給管51を流れる液相の冷媒C2により冷却された液相の冷媒C2が混合されている。
また、平板形状の多孔質体12の主表面12aに直交する方向において、第2冷媒空間22の長さLは、第1冷媒空間21の長さ(微小距離B)よりも大きい。これにより、第2冷媒空間22は、第1冷媒空間21よりも多量の液相の冷媒C2を貯留可能である。この結果、蒸発器3では、第1冷媒空間21から多孔質体12に供給する液相の冷媒C2の量が増加する場合、第2冷媒空間22に貯留された液相の冷媒C2が第1冷媒空間21に移動して多孔質体12に供給される。
図4に示すように、上記したループヒートパイプ1は、たとえば航空機100に設置される。ここで、ループヒートパイプ1は、多孔質体12の毛細管力により冷媒Cを移動させるので動力源を必要としない。また、ループヒートパイプ1は、熱源Hに隣接して配置されるので、航空機100の熱源Hを冷却する冷媒Cを流すために長距離の配管を必要としない。これらにより、ループヒートパイプ1は、航空機100の翼部に備えられるモータおよびアクチュエータなどの熱源Hを冷却するために配置されてもよい。
なお、上記したループヒートパイプ1は、航空機100の翼部だけでなく、航空機100の翼部以外の部分、情報処理装置、車両または携帯端末などに用いられてもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、ループヒートパイプ1には、冷媒貯留空間20を、多孔質体12側の端部の第1冷媒空間21と多孔質体12側とは反対側の第2冷媒空間22とに仕切る仕切り部6を設ける。冷媒供給部5には、第1冷媒空間21の近傍に配置され、第1冷媒空間21に液相の冷媒C2を吐出する吐出部52を設ける。これにより、多孔質体12に近い第1冷媒空間21に、吐出部52により凝縮器2において冷却された液相の冷媒C2を吐出することができる。また、仕切り部6により、第1冷媒空間21から第2冷媒空間22への液相の冷媒C2の移動を妨げることができるとともに、第2冷媒空間22から多孔質体12側の第1冷媒空間21に、筐体11を介して熱源Hの熱によりあたためられた冷媒Cの流入する量を減少させることができる。この結果、第1冷媒空間21に留まる冷えた状態の液相の冷媒C2を多孔質体12に供給することができるので、ループヒートパイプ1の動作温度を上昇させることなく多孔質体12に浸透する冷媒Cにより熱源Hから奪う熱量が小さくなることを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、平板形状の多孔質体12の主表面12aに直交する方向において、第1冷媒空間21の長さ(微小距離B)を、第2冷媒空間22の長さLよりも小さくする。これにより、吐出部52から吐出される冷えた状態の液相の冷媒C2を長さ(厚み)の小さい第1冷媒空間21に充満させやすくなるので、冷えた状態の液相の冷媒C2を多孔質体12により確実に浸透させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、平板形状の多孔質体12の主表面12aに直交する方向において、冷媒供給部5の吐出部52と平板形状の多孔質体12の主表面12aとの距離(微小距離B)を、第2冷媒空間22の長さLよりも小さくする。これにより、多孔質体12の主表面12aの近傍に吐出部52から冷えた状態の液相の冷媒C2を吐出することができるので、冷えた状態の液相の冷媒C2を多孔質体12により確実に浸透させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷媒供給部5と仕切り部6とを、一体的に設ける。これにより、冷媒供給部5と仕切り部6とを互いに別個に設ける場合に比べて、構成を簡略化することができる。
また、本実施形態では、仕切り板6aには、第1冷媒空間21と第2冷媒空間22との間で液相の冷媒C2を移動させるための、仕切り板6aに形成される孔部63を設ける。吐出部52から吐出され第1冷媒空間21を移動する間に多孔質体12に浸透しなかった液相の冷媒C2を、第2冷媒空間22において一時的に貯留することができる。つまり、第1冷媒空間21から多孔質体12に供給する液相の冷媒C2の量が増加した場合、第2冷媒空間22に貯留された液相の冷媒C2を第1冷媒空間21に供給することができるので、多孔質体12に液相の冷媒C2が浸透していない状態が発生することを抑制することができる。この結果、厚みの小さい第1冷媒空間21を設けたとしても、熱源Hをより確実に冷却することができる。
また、本実施形態では、上記のように、平板形状の多孔質体12の主表面12aと平行な方向において、吐出部52を、冷媒貯留空間20の中央部に配置するとともに、孔部63を、冷媒貯留空間20の外側部分に配置する。これにより、吐出部52から吐出された冷えた状態の液相の冷媒C2を冷媒貯留空間20の中央部から冷媒貯留空間20の外側部分に広げて第2冷媒空間22に流入させることができるので、多孔質体12の仕切り板6a側の主表面12aに冷えた状態の液相の冷媒C2を行き渡らせることができる。この結果、冷えた状態の液相の冷媒C2を多孔質体12により確実に浸透させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、仕切り部6と多孔質体12との間の第1冷媒空間21を微小隙間にした場合、第1冷媒空間21内の液相の冷媒C2に毛細管力が生じるので、航空機100の姿勢が傾いたとしても、第1冷媒空間21内に液相の冷媒C2を保持することができる。この結果、多孔質体12に液相の冷媒C2が浸透していない状態が発生することを抑制することができるので、航空機100の熱源Hをより確実に冷却することができる。
また、本実施形態では、上記のように、多孔質体12において生じる気相の冷媒C1の増加に伴い吐出圧が増加した液相の冷媒C2が第1冷媒空間21に吐出されたとしても、孔部63を介して第2冷媒空間22に増加した分の圧力を逃がすことが可能である。これにより、ループヒートパイプ1内の圧力の調和がとれた状態を維持することが可能であるので、ループヒートパイプ1の冷却性能を安定化することが可能である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、生成した冷媒蒸気C1を冷媒蒸気供給部4に流す溝13が、筐体11の底部11bに形成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、生成した冷媒蒸気を冷媒蒸気供給部に流す溝が、多孔質体に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、第1冷媒空間21と第2冷媒空間22との間で液相の冷媒C2を移動させるため、仕切り板6aに孔部63が形成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図5に示す変形例のように、仕切り板206aは、第1冷媒空間21と第2冷媒空間22との間で液相の冷媒C2を移動させるため、筐体11の内側面部11dとの間に流通路265を構成可能な外周部264を有していてもよい。つまり、仕切り板206aから多孔質体12に向かう方向に直交する方向において、仕切り板206aの幅W1が、筐体11の内側面部11dの幅W2よりも小さくてもよい。
また、上記実施形態では、同じ材質の仕切り板6aと冷媒供給管51とが一体的に接合された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図5および図6に示す変形例のように、同じ材質の仕切り板206aと冷媒供給管251とが一体的に成型されてもよい。この場合、仕切り板206aは、冷媒供給管251内の流路に接続され、冷媒供給管251内を流れる液相の冷媒C2を流入させる流入空間266と、流入空間266と第1冷媒空間21とを連通させる複数の吐出孔267とを有していてもよい。
また、上記実施形態では、第1冷媒空間21に吐出する吐出部52は、1つである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷媒供給管を複数設けることにより、第1冷媒空間に吐出する吐出部が複数設けられてもよい。
また、上記実施形態では、底部11bは、アルミニウム、ステンレスなどの金属により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、底部は、熱源からの熱を伝導しやすい材質であれば他の金属または樹脂材であってもよい。
また、上記実施形態では、ケース部11aは、テフロン(登録商標)などの樹脂材により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ケース部は、熱伝導率が小さければ他の樹脂材または金属であってもよい。
また、上記実施形態では、仕切り板6aは、テフロン(登録商標)などの樹脂材により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、仕切り板は、熱伝導率が小さければ他の樹脂材または金属であってもよい。
また、上記実施形態では、ケース部11aの材質と底部11bの材質とが異なる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ケース部の材質と底部の材質とは、同じであってもよい。
また、上記実施形態では、冷媒供給管51は、テフロン(登録商標)などの樹脂材により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷媒供給管は、熱伝導率が小さければ他の樹脂材または金属であってもよい。
1 ループヒートパイプ
2 凝縮器
3 蒸発器
5 冷媒供給部
6 仕切り部
6a、206a 仕切り板
11 筐体
12 多孔質体
12a 主表面
20 冷媒貯留空間
21 第1冷媒空間
22 第2冷媒空間
51、251 冷媒供給管
52 吐出部
63 孔部
100 航空機
264 外周部
265 流通路
B 微小距離(第1冷媒空間の長さ)
C 冷媒
C2 液相の冷媒
H 熱源
L 第2冷媒空間の長さ

Claims (7)

  1. 気相の冷媒を凝縮させて液相の冷媒を生成する凝縮器と、
    前記凝縮器において生成された前記液相の冷媒が流れる冷媒供給部と、
    前記冷媒供給部から供給される前記液相の冷媒を貯留する冷媒貯留空間を有する筐体と、前記筐体内に配置され、前記冷媒貯留空間内の前記液相の冷媒を毛細管力により移動させるとともに熱源から伝わる熱により前記液相の冷媒を蒸発させる平板形状の多孔質体とを含む蒸発器と、
    前記冷媒貯留空間を、前記多孔質体側の第1冷媒空間と前記多孔質体側とは反対側の第2冷媒空間とに仕切る仕切り部とを備え、
    前記冷媒供給部は、前記第1冷媒空間の近傍に配置され、前記第1冷媒空間に前記液相の冷媒を吐出する吐出部を含む、ループヒートパイプ。
  2. 前記平板形状の多孔質体の主表面に直交する方向において、前記第1冷媒空間の長さは、前記第2冷媒空間の長さよりも小さい、請求項1に記載のループヒートパイプ。
  3. 前記平板形状の多孔質体の主表面に直交する方向において、前記冷媒供給部の前記吐出部と前記平板形状の多孔質体の主表面との距離は、前記第2冷媒空間の長さよりも小さい、請求項1または2に記載のループヒートパイプ。
  4. 前記冷媒供給部と前記仕切り部とは、一体的に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のループヒートパイプ。
  5. 前記冷媒供給部は、下流側端部に前記吐出部が形成された冷媒供給管をさらに含み、
    前記仕切り部は、前記第1冷媒空間と前記第2冷媒空間とを仕切る仕切り板をさらに含み、
    前記仕切り板は、前記第1冷媒空間と前記第2冷媒空間との間で前記液相の冷媒を移動させるための、前記仕切り板に形成される孔部、または、前記筐体の内側面部との間に流通路を構成可能な外周部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のループヒートパイプ。
  6. 前記平板形状の多孔質体の主表面と平行な方向において、前記吐出部は、前記冷媒貯留空間の中央部に配置されるとともに、前記孔部は、前記冷媒貯留空間の外側部分に配置されている、請求項5に記載のループヒートパイプ。
  7. 航空機内に配置される熱源を冷却するループヒートパイプを備え、
    ループヒートパイプは、気相の冷媒を凝縮させて液相の冷媒を生成する凝縮器と、前記凝縮器において生成された前記液相の冷媒が流れる冷媒供給部と、前記冷媒供給部から供給される前記液相の冷媒を貯留する冷媒貯留空間を有する筐体と、前記筐体内に配置され、前記冷媒貯留空間内の前記液相の冷媒を毛細管力により移動させるとともに前記熱源から伝わる熱により蒸発させる平板形状の多孔質体とを含む蒸発器と、前記冷媒貯留空間を、前記多孔質体側の第1冷媒空間と前記多孔質体側とは反対側の第2冷媒空間とに仕切る仕切り部とを含み、
    前記冷媒供給部は、前記第1冷媒空間の近傍に配置され、前記第1冷媒空間に前記液相の冷媒を吐出する吐出部を有する、航空機用冷却装置。
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