JP2020133718A - 作業機械の油圧回路 - Google Patents

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JP2020133718A JP2019025684A JP2019025684A JP2020133718A JP 2020133718 A JP2020133718 A JP 2020133718A JP 2019025684 A JP2019025684 A JP 2019025684A JP 2019025684 A JP2019025684 A JP 2019025684A JP 2020133718 A JP2020133718 A JP 2020133718A
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靖弘 田中
Yasuhiro Tanaka
靖弘 田中
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Abstract

【課題】アクチュエータの操作性を向上させることが可能な作業機械の油圧回路を提供する。【解決手段】第1パイロット油路11に設けられ、第1パイロット油路11を流れる油の圧力である第1パイロット圧を操作レバー3の操作量に応じて変化させるリモコン弁4と、第1パイロット油路11に設けられ、リモコン弁4の下流側の第1パイロット圧を検出する圧力センサ5と、第2パイロット油路12に設けられ、第2パイロット油路12を流れる油の圧力である第2パイロット圧を変化させる比例弁6と、作動油路13に設けられ、モータ8へ供給される油の流量および方向を第2パイロット圧に応じて変化させるコントロールバルブ9と、圧力センサ5が検出した第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁6を制御するコントローラ10と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業機械の油圧回路に関する。
特許文献1に開示されているように、クレーンなどの作業機械では、メインポンプからアクチュエータへ供給される油の流量および方向を、コントロールバルブで制御している。コントロールバルブは、比例弁によって操作される。パイロット油路を介してパイロットポンプから比例弁に供給される油圧は、作業者のレバー操作に応じて調整される。
特開2017−67153号公報
ところで、操作レバーによって操作されるリモコン弁、比例弁、および、コントロールバルブが、同一のパイロット油路に設けられていると、作業機械の配置上、パイロット油路が長くなる。パイロット油路が長いと、レバー操作に対してアクチュエータへの作動油圧の特性がリニアに変化し難くなる。そのため、操作レバーをある程度操作するまでアクチュエータが動作を開始せず、アクチュエータの操作性が悪かった。
本発明の目的は、アクチュエータの操作性を向上させることが可能な作業機械の油圧回路を提供することである。
本発明は、第1パイロット油路に油を供給する第1油圧源と、作業者により操作される操作レバーと、前記第1パイロット油路に設けられ、前記第1パイロット油路を流れる油の圧力である第1パイロット圧を前記操作レバーの操作量に応じて変化させるリモコン弁と、前記第1パイロット油路に設けられ、前記リモコン弁の下流側の第1パイロット圧を検出する圧力センサと、第2パイロット油路に油を供給する第2油圧源と、前記第2パイロット油路に設けられ、前記第2パイロット油路を流れる油の圧力である第2パイロット圧を変化させる比例弁と、作動油路に油を供給するメインポンプと、前記作動油路に設けられたアクチュエータと、前記作動油路に設けられ、前記アクチュエータへ供給される油の流量および方向を第2パイロット圧に応じて変化させるコントロールバルブと、前記圧力センサが検出した第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、前記比例弁を制御するコントローラと、を有し、前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路とが分離されていることを特徴とする。
本発明によると、第1パイロット油路と第2パイロット油路とが分離されている。リモコン弁で変化された第1パイロット圧が圧力センサで検出される。コントローラは、第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁を制御する。その結果、アクチュエータへ供給される油の流量および方向が変化する。リモコン弁、比例弁、および、コントロールバルブが同一のパイロット油路に設けられている構成では、操作レバーが操作されるまで比例弁に圧力がほとんど加わらない。そのため、レバー操作を開始してから比例弁が応答するまでに応答遅れが生じる傾向にある。これに対して、本発明では、第2油圧源からの圧力が比例弁に常に加わっている。そのため、レバー操作を開始してから比例弁が応答するまでの応答遅れが改善される。また、リモコン弁、比例弁、および、コントロールバルブが同一のパイロット油路に設けられている構成では、比例弁に流れる油量がリモコン弁を流れる油量によって制限される。そのため、操作レバーをある程度操作するまで、比例弁に流れる油量がほとんど変化しない。これに対して、本発明では、第2油圧源からの圧力が比例弁に常に加わっている。そのため、操作レバーの操作量に応じて、比例弁に流れる油量を変化させることができる。これにより、レバー操作に対するアクチュエータへの作動油圧の特性をリニアに近づけることができる。よって、操作レバーの操作を開始した直後から、アクチュエータを動作させることができる。よって、アクチュエータの操作性を向上させることができる。
また、リモコン弁、比例弁、および、コントロールバルブが同一のパイロット油路に設けられている構成では、通常、運転室に配置されるリモコン弁の近傍(例えば運転室の下)に、比例弁およびコントロールバルブが配置される。これに対して、本発明では、比例弁およびコントロールバルブを、リモコン弁から離れた場所(例えば、リモコン弁から運転室の下までの距離よりも遠い距離)に配置することができる。そのため、比例弁およびコントロールバルブを配置するスペースをリモコン弁の近傍(例えば運転室の下)に設ける必要がなく、設計自由度が向上する。
また、比例弁およびコントロールバルブをメインポンプやアクチュエータの近くに配置した場合には、メインポンプからコントロールバルブまでの配管や、コントロールバルブからアクチュエータまでの配管を短くすることができる。この場合には、メインポンプやアクチュエータの動作レスポンスを向上させることができる。
クレーンの側面図である。 第1実施形態における油圧回路の回路図である。 従来の油圧回路の回路図である。 レバー操作量と油量との関係を示す図である。 第2実施形態における油圧回路の回路図である。 第3実施形態における油圧回路の回路図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
(クレーンの構成)
第1実施形態の作業機械の油圧回路(油圧回路)1は、作業機械であるクレーンに設けられている。クレーン20の側面図である図1に示すように、クレーン20は、クローラ式の下部走行体21の上部に上部旋回体22が旋回可能に設けられた構成となっている。以下、図1の右側を前側、図1の左側を後側として説明する。なお、作業機械は、クローラ式のクレーンに限定されず、ホイール式のクレーンであってもよい。
上部旋回体22は、旋回フレーム23と、ブーム24と、マスト25と、ウインチ26と、下部スプレッダ27と、カウンタウエイト28と、バックストップ装置29と、を有している。上部旋回体22の前部には、運転室34が設けられている。
旋回フレーム23は、下部走行体21に取り付けられている。ブーム24は、旋回フレーム23の前部に、旋回フレーム23に対して起伏可能に連結されている。
マスト25は、ブーム24の後側において、旋回フレーム23に対して起伏可能に連結されている。マスト25の先端部と、ブーム24の先端部とは、ガイリンク30を介して連結されている。
ウインチ26は、旋回フレーム23に配置されている。ウインチ26は、ワイヤロープの巻取り、および繰出しを行うものであり、吊荷の巻上および巻下、ならびに、ブーム24の起伏などに用いられる。
下部スプレッダ27は、旋回フレーム23の後部に設けられている。マスト25の先端部に設けられた上部スプレッダ31と、下部スプレッダ27とは、ブーム起伏ロープ32を介して連結されている。ウインチ26で、ブーム起伏ロープ32を巻取り及び巻出しすることで、マスト25が起伏する結果、ブーム24が起伏する。
カウンタウエイト28は、旋回フレーム23の後部に搭載されている。バックストップ装置29は、ブーム24の背面に取り付けられ、ブーム24の背面から旋回フレーム23に向かって延びている。バックストップ装置29は、旋回フレーム23に固定されたバックストップ受け33に受けられることで、ブーム24の後側への回動を規制する。
(油圧回路の構成)
油圧回路1の回路図である図2に示すように、油圧回路1は、ギアポンプ(第1油圧源)2と、操作レバー3と、リモコン弁4と、圧力センサ5と、を有している。ギアポンプ2は、第1パイロット油路11に油を供給する。操作レバー3は、作業者により操作される。
リモコン弁4は、第1パイロット油路11に設けられている。リモコン弁4は、第1パイロット圧を操作レバー3の操作量に応じて変化させる。ここで、第1パイロット圧とは、第1パイロット油路11を流れる油の圧力である。
圧力センサ5は、第1パイロット油路11に設けられている。圧力センサ5は、リモコン弁4の下流側の第1パイロット圧を検出する。
また、油圧回路1は、比例弁6を有している。比例弁6は、第2パイロット油路12に設けられている。本実施形態において、第2パイロット油路12に油を供給する油圧源(第2油圧源)は、ギアポンプ2であるが、後述するメインポンプ7であってもよい。比例弁6は、第2パイロット圧を変化させる。ここで、第2パイロット圧とは、第2パイロット油路12を流れる油の圧力である。
また、油圧回路1は、メインポンプ7と、モータ(アクチュエータ)8と、コントロールバルブ9と、を有している。メインポンプ7は、作動油路13に油を供給する。モータ8は、作動油路13に設けられている。モータ8は、上部旋回体22を旋回させる油圧モータである。なお、作動油路13に設けられるアクチュエータは、油圧モータに限定されず、油圧シリンダであってもよい。
コントロールバルブ9は作動油路13に設けられている。コントロールバルブ9は、モータ8へ供給される油の流量および方向を第2パイロット圧に応じて変化させる。
また、油圧回路1は、コントローラ10を有している。コントローラ10には、圧力センサ5が検出した第1パイロット圧が入力される。コントローラ10は、圧力センサ5が検出した第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁6を制御する。具体的には、コントローラ10は、比例弁6の絞り量を、第1パイロット圧に応じた絞り量とするための制御信号を生成し、比例弁6に出力する。比例弁6は、この制御信号に応じて、比例弁6の絞り量を、第1パイロット圧に応じた絞り量とする。これにより、比例弁6よりも下流側の第2パイロット圧が、圧力センサ5が検出した第1パイロット圧に応じた圧力に設定される。
ここで、従来の油圧回路の回路図を図3に示す。従来の油圧回路50では、リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている。そのため、クレーン20の配置上、パイロット油路51が長くなる。パイロット油路51が長いと、レバー操作に対してモータ8への作動油圧の特性がリニアに変化し難くなる。レバー操作量と油量との関係を図4に示す。図4に点線で示されるように、操作レバー3をある程度操作するまでモータ8への油量がほとんど変化しない。そのため、操作レバー3をある程度操作するまでモータ8が動作を開始せず、モータ8の操作性が悪い。
これに対して、本実施形態では、図2に示すように、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが分離されている。リモコン弁4で変化された第1パイロット圧が圧力センサ5で検出される。コントローラ10は、第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁6を制御する。その結果、モータ8へ供給される油の流量および方向が変化する。リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている図3の構成では、操作レバー3が操作されるまで比例弁6に圧力がほとんど加わらない。そのため、レバー操作を開始してから比例弁6が応答するまでに応答遅れが生じる傾向にある。これに対して、本実施形態では、ギアポンプ2からの圧力が比例弁6に常に加わっている。そのため、レバー操作を開始してから比例弁6が応答するまでの応答遅れが改善される。
また、リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている図3の構成では、比例弁6に流れる油量がリモコン弁4を流れる油量によって制限される。そのため、操作レバー3をある程度操作するまで、比例弁6に流れる油量がほとんど変化しない。これに対して、本実施形態では、ギアポンプ2からの圧力が比例弁6に常に加わっている。そのため、操作レバー3の操作量に応じて、比例弁6に流れる油量を変化させることができる。これにより、図4に実線で示すように、レバー操作に対するモータ8への作動油圧の特性をリニアに近づけることができる。よって、操作レバー3の操作を開始した直後から、モータ8を動作させることができる。よって、モータ8の操作性を向上させることができる。
また、リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている図3の構成では、通常、運転室34に配置されるリモコン弁4の近傍(例えば運転室34の下)に、比例弁6およびコントロールバルブ9が配置される。これに対して、本実施形態では、比例弁6およびコントロールバルブ9を、リモコン弁4から離れた場所(例えば、リモコン弁4から運転室34の下までの距離よりも遠い距離)に配置することができる。そのため、比例弁6およびコントロールバルブ9を配置するスペースをリモコン弁4の近傍(例えば運転室34の下)に設ける必要がなく、設計自由度が向上する。
また、比例弁6およびコントロールバルブ9をメインポンプ7やモータ8の近くに配置した場合には、メインポンプ7からコントロールバルブ9までの配管や、コントロールバルブ9からモータ8までの配管を短くすることができる。この場合には、メインポンプ7やモータ8の動作レスポンスを向上させることができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る油圧回路1によると、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが分離されている。リモコン弁4で変化された第1パイロット圧が圧力センサ5で検出される。コントローラ10は、第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁6を制御する。その結果、モータ8へ供給される油の流量および方向が変化する。リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている構成では、操作レバー3が操作されるまで比例弁6に圧力がほとんど加わらない。そのため、レバー操作を開始してから比例弁6が応答するまでに応答遅れが生じる傾向にある。これに対して、本実施形態では、ギアポンプ2からの圧力が比例弁6に常に加わっている。そのため、レバー操作を開始してから比例弁6が応答するまでの応答遅れが改善される。
また、リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている構成では、比例弁6に流れる油量がリモコン弁4を流れる油量によって制限される。そのため、操作レバー3をある程度操作するまで、比例弁6に流れる油量がほとんど変化しない。これに対して、本実施形態では、ギアポンプ2からの圧力が比例弁6に常に加わっている。そのため、操作レバー3の操作量に応じて、比例弁6に流れる油量を変化させることができる。これにより、レバー操作に対するモータ8への作動油圧の特性をリニアに近づけることができる。よって、操作レバー3の操作を開始した直後から、モータ8を動作させることができる。よって、モータ8の操作性を向上させることができる。
また、リモコン弁4、比例弁6、および、コントロールバルブ9が同一のパイロット油路51に設けられている構成では、通常、運転室34に配置されるリモコン弁4の近傍(例えば運転室34の下)に、比例弁6およびコントロールバルブ9が配置される。これに対して、本実施形態では、比例弁6およびコントロールバルブ9を、リモコン弁4から離れた場所(例えば、リモコン弁4から運転室34の下までの距離よりも遠い距離)に配置することができる。そのため、比例弁6およびコントロールバルブ9を配置するスペースをリモコン弁4の近傍(例えば運転室34の下)に設ける必要がなく、設計自由度が向上する。
また、比例弁6およびコントロールバルブ9をメインポンプ7やモータ8の近くに配置した場合には、メインポンプ7からコントロールバルブ9までの配管や、コントロールバルブ9からモータ8までの配管を短くすることができる。この場合には、メインポンプ7やモータ8の動作レスポンスを向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の油圧回路について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(油圧回路の構成)
第1実施形態の油圧回路1は、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが分離されていた。これに対して、本実施形態では、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが分離可能に構成されている。
油圧回路101の回路図である図5に示すように、本実施形態の油圧回路101は、切替弁14を有している。切替弁14は、第2パイロット油路12への油の供給元を、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分と、ギアポンプ2との間で切り替える。
切替弁14は、第1切替弁14aと、第2切替弁14bとを有している。第1切替弁14aは、リモコン弁4よりも下流側において、第1パイロット油路11に設けられている。第1切替弁14aは、第1パイロット油路11を流れる油の行く先を、タンクTとバイパス油路15との間で切り替える。バイパス油路15は、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12との間に設けられている。
第2切替弁14bは、比例弁6よりも上流側において、第2パイロット油路12に設けられている。第2切替弁14bは、第2パイロット油路12への油の供給元を、ギアポンプ2とバイパス油路15との間で切り替える。
第2切替弁14bで、第2パイロット油路12への油の供給元をギアポンプ2に切り替えると、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが分離される。このとき、第1切替弁14aで、第1パイロット油路11を流れる油の行く先がタンクTに切り替えられる。このときの油圧回路101の動作は、第1実施形態の油圧回路1と同じである。
一方、コントローラ10は、圧力センサ5の検出値が異常等であって、圧力センサ5の故障と判定した場合に、切替弁14を制御して、第2パイロット油路12への油の供給元を、ギアポンプ2から、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分に切り替える。なお、コントローラ10の故障時にも、第2パイロット油路12への油の供給元が、ギアポンプ2から、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分に切り替えられる。
具体的には、第1切替弁14aで、第1パイロット油路11を流れる油の行く先をバイパス油路15に切り替える。また、第2切替弁14bで、第2パイロット油路12への油の供給元をバイパス油路15に切り替える。
第2パイロット油路12への油の供給元を、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分に切り替えると、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが接続される。これにより、作業者のレバー操作に応じてリモコン弁4で変化された第1パイロット圧を第2パイロット圧とすることができる。よって、圧力センサ5やコントローラ10が故障した場合であっても、レバー操作でコントロールバルブ9を動作させることができる。
(変形例)
なお、切替弁14を設けずに、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12との間に配置した第3パイロット油路で、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分と、第2パイロット油路12とを直接繋ぐ構成であってもよい。第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分と、第2パイロット油路12とに、それぞれコネクタを設けておき、これら2つの部分を繋ぐ際に、コネクタを外して第3パイロット油路の配管を接続する。このような構成であっても、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分と、第2パイロット油路12とを第3パイロット油路で繋いだ場合には、作業者のレバー操作に応じてリモコン弁4で変化された第1パイロット圧を第2パイロット圧とすることができる。よって、圧力センサ5やコントローラ10が故障した場合であっても、レバー操作でコントロールバルブ9を動作させることができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る油圧回路101によると、切替弁14が、第2パイロット油路12への油の供給元を、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分と、ギアポンプ2との間で切り替える。第2パイロット油路12への油の供給元をギアポンプ2に切り替えると、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが分離される。一方、第2パイロット油路12への油の供給元を、第1パイロット油路11におけるリモコン弁4よりも下流側の部分に切り替えると、第1パイロット油路11と第2パイロット油路12とが接続される。これにより、作業者のレバー操作に応じてリモコン弁4で変化された第1パイロット圧を第2パイロット圧とすることができる。よって、圧力センサ5やコントローラ10が故障した場合であっても、レバー操作でコントロールバルブ9を動作させることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の油圧回路について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(油圧回路の構成)
油圧回路201の回路図である図6に示すように、本実施形態の油圧回路201は、受信装置16を有している。受信装置16は、クレーン20の外部から信号を受信可能である。本実施形態では、受信装置16は、クレーン20の外部に設けられたリモコン60から信号を受信する。本実施形態では、クレーン20が外部から遠隔操作されることを前提としている。
コントローラ10は、受信装置16が受信した信号に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁6を制御する。これにより、クレーン20を遠隔操作する場合に、外部からの信号で比例弁6を直接制御することができる。
従来、クレーン20を遠隔操作する場合、レバー操作に応じてコントロールバルブ9を操作する比例弁と、外部からの信号でコントロールバルブ9を操作する比例弁とを別々に設け、シャトル弁で切り替えを行う場合があった。これに対して、本実施形態では、外部からの信号で比例弁6を直接制御することができるので、レバー操作に応じてコントロールバルブ9を操作する比例弁と、外部からの信号でコントロールバルブ9を操作する比例弁と、を兼用できる。
(変形例)
なお、受信装置16は、第2実施形態のコントローラ10に接続されていてもよい。即ち、第2実施形態において、外部からの信号で比例弁6が直接制御されてもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る油圧回路201によると、受信装置16が受信した信号に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、比例弁6が制御される。これにより、クレーン20を遠隔操作する場合に、外部からの信号で比例弁6を直接制御することができる。よって、レバー操作に応じてコントロールバルブ9を操作する比例弁と、外部からの信号でコントロールバルブ9を操作する比例弁と、を兼用できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1,101,201 油圧回路
2 ギアポンプ(第1油圧源)
3 操作レバー
4 リモコン弁
5 圧力センサ
6 比例弁
7 メインポンプ
8 モータ
9 コントロールバルブ
10 コントローラ
11 第1パイロット油路
12 第2パイロット油路
13 作動油路
14 切替弁
15 バイパス油路
16 受信装置
20 クレーン
21 下部走行体
22 上部旋回体
23 旋回フレーム
24 ブーム
25 マスト
26 ウインチ
27 下部スプレッダ
28 カウンタウエイト
29 バックストップ装置
30 ガイリンク
31 上部スプレッダ
32 ブーム起伏ロープ
33 バックストップ受け
34 運転室
50 油圧回路
51 パイロット油路
60 リモコン

Claims (4)

  1. 第1パイロット油路に油を供給する第1油圧源と、
    作業者により操作される操作レバーと、
    前記第1パイロット油路に設けられ、前記第1パイロット油路を流れる油の圧力である第1パイロット圧を前記操作レバーの操作量に応じて変化させるリモコン弁と、
    前記第1パイロット油路に設けられ、前記リモコン弁の下流側の第1パイロット圧を検出する圧力センサと、
    第2パイロット油路に油を供給する第2油圧源と、
    前記第2パイロット油路に設けられ、前記第2パイロット油路を流れる油の圧力である第2パイロット圧を変化させる比例弁と、
    作動油路に油を供給するメインポンプと、
    前記作動油路に設けられたアクチュエータと、
    前記作動油路に設けられ、前記アクチュエータへ供給される油の流量および方向を第2パイロット圧に応じて変化させるコントロールバルブと、
    前記圧力センサが検出した第1パイロット圧に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、前記比例弁を制御するコントローラと、
    を有し、
    前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路とが分離されていることを特徴とする作業機械の油圧回路。
  2. 前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路とが分離されていることに代えて、前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路とを分離可能であり、
    前記第2パイロット油路への油の供給元を、前記第1パイロット油路における前記リモコン弁よりも下流側の部分と、前記第2油圧源との間で切り替える切替弁をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の作業機械の油圧回路。
  3. 前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路とが分離されていることに代えて、前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路とを分離可能であり、
    前記第1パイロット油路と前記第2パイロット油路との間に配置された第3パイロット油路をさらに有し、
    前記第3パイロット油路は、前記第1パイロット油路における前記リモコン弁よりも下流側の部分と、前記第2パイロット油路とを繋ぐことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の作業機械の油圧回路。
  4. 作業機械の外部から信号を受信可能な受信装置をさらに有し、
    前記コントローラは、前記受信装置が受信した信号に応じた圧力に第2パイロット圧を設定するように、前記比例弁を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機械の油圧回路。
JP2019025684A 2019-02-15 2019-02-15 作業機械の油圧回路 Pending JP2020133718A (ja)

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