JP2020132326A - アキューム装置 - Google Patents

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祥夫 辻
Yoshio Tsuji
祥夫 辻
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Abstract

【課題】ウエブの収容長を増大させつつ、かつ、アキュームロール群の移動速度を高めることができるアキューム装置を提供する。【解決手段】第1アキュームロール群100と第2アキュームロール群200とは、ウエブWの搬送路を挟んで相対向するように配されると共に、第1アキュームロール群100と第2アキュームロール群200が互いに交差するように配され、第1移動体4と第2移動体55とを、搬送路を中心にして互いに接近又は離間させる移動手段と、第1腕部群の姿勢と第2腕部群の姿勢に関して、搬送路に対し直角になる直角姿勢と、搬送路に対し斜めになる傾斜姿勢とに連動して変更させる姿勢変更手段とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、アキューム装置に関するものである。
長尺状のウエブを吸収したり、その吸収したウエブを放出する従来のアキューム装置は、固定アキュームロールと移動アキュームロールが交互に配され、固定アキュームロールの間にある移動アキュームロールを移動させることにより、ウエブの吸収及び放出を行っている。
国際公開WO2016/157972号公報
しかし、移動アキュームロール群のみ移動する従来のアキューム装置では、アキュームロール群の移動速度を高めることができないという問題点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、ウエブの収容長を増大させつつ、かつ、アキュームロール群の移動速度を高めることができるアキューム装置を提供することを目的とする。
本発明は、ウエブの搬送路を中心にして対称に第1移動体(注:門型支柱の上位概念)と第2移動体が配され、前記第1移動体は左右一対の第1支柱を有し、左右一対の前記第1支柱に所定間隔毎に左右一対の第1腕部群が回転自在に設けられ、左右一対の前記第1腕部群の一端の間に第1アキュームロール群が回転自在に設けられ、左右それぞれの前記第1腕部群の全ての他端が第1連結枠に回転自在に設けられ、前記第2移動体は左右一対の第2支柱を有し、左右一対の前記第2支柱に所定間隔毎に左右一対の第2腕部群が回転自在に設けられ、左右一対の前記第2腕部群の一端の間に第2アキュームロール群が回転自在に設けられ、左右それぞれの前記第2腕部群の全ての他端が第2連結枠に回転自在に設けられ、前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群とは、前記搬送路を挟んで相対向するように配されると共に、前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群が、互いに交差するように配され、前記第1移動体と前記第2移動体とを、前記搬送路を中心にして互いに接近又は離間させる移動手段が設けられ、前記第1腕部群の姿勢と前記第2腕部群の姿勢に関して、前記搬送路に対し直角になる直角姿勢と、前記搬送路に対し斜めになる傾斜姿勢とに連動して変更させる姿勢変更手段が設けられ、前記移動手段と前記姿勢変更手段とを制御する制御手段が設けられている、アキューム装置である。
本発明によれば、アキュームロール群の移動速度を効率的に高めることができる。
本発明の一実施形態のアキューム装置の左側面図である。 ウエブの通し姿勢と吸収/放出姿勢の搬出側から見た半面図である。 上ロールと下ロールを省略した状態のアキューム装置の装置本体の斜視図である。 第1支柱と第2支柱を移動させる構造の展開図である 第1支柱の斜視図である。 第1支柱の一部欠裁斜視図である。 第1支柱の拡大一部欠裁図である。 アキューム装置の電気的構成のブロック図である。 第1ロールと第2ロールを上下動する構造の説明図である。 ウエブの通し姿勢の説明図である。 ウエブの吸収、放出姿勢の説明図である。 ウエブの通し作業の説明図である。 ウエブの架け渡し作業の説明図である。 ウエブの吸収作業の説明図である。 ウエブの放出作業の説明図である。
以下、本発明の一実施形態のアキューム装置1について図1〜図15を参照して説明する。ウエブWとは、例えばフィルム、紙、金属箔、布などである。そして、このウエブWを例えば巻き取り及び巻き出しする場合に、アキューム装置1が、ウエブWをその内部に吸収し、又は放出する。
(1)アキューム装置1の概略
アキューム装置1の概略について図1〜図3を参照して説明する。なお、以下の説明において、図1の左側をウエブWの搬入側、右側を搬出側とし、ウエブWは後(左側)から前(右側)に向かって走行しているものとする。
図1と図2に示すように、アキューム装置1の装置本体2の基台10は、水平な載置面に載置されている。基台10の4つの角部からは、4本の縦フレーム12が立設されている。各縦フレーム12の上端部の間には、横フレーム14が水平に架設されている。
装置本体2の左面側に配された一対の縦フレーム12,12の間には、上中間フレーム16と下中間フレーム18が水平方向に架設されている。装置本体2の右面側の一対の縦フレーム12,12の間にも、同じように上中間フレーム16と下中間フレーム18が水平方向に配されている。
基台10の上面の前後方向には、左右一対のレール20,20が設けられている。左右一対のレール20,20の上を第1移動体4と第2移動体5が相対向するように前後方向に移動する。
(1−1)第1移動体4
第1移動体4について図1〜図3を参照して説明する。
左右一対のレール20,20には、左右一対の第1移動台22,22が配され、レール20上を前後方向に移動自在となっている。
左右一対の第1移動台22,22には、左右一対の第1支柱26,26が立設されている。左右一対の第1支柱26,26の上端部の間には、第1上材28が水平に取り付けられ、下部の間には第1下材30が水平に取り付けられている。これらにより左右一対の第1支柱26,26を含む第1移動体4を形成している。
左右一対の第1支柱26,26の前方には、4個の第1アキュームロール100が上下方向に配され、第1アキュームロール群を形成している。その取り付け構造については後から説明する。
左右一対の第1支柱26の外面上部には、第1上軸受け部32が突出し、下部には第1下軸受け部34が突出している。これら突出位置は、それぞれ上中間フレーム16と下中間フレーム18に対応する位置であって、第1上軸受け部32と第1下軸受け部34にはそれぞれ水平方向にボールネジ孔が開口している。
(1−2)第2移動体5
第2移動体5について図1〜図3を参照して説明する。
左右一対のレール20,20には、左右一対の第2移動台24が配されている。この第2移動台24,24は、第1移動台22,22の前方に配されている。
左右一対の第2移動台24,24には、左右一対の第2支柱36,36が立設されている。左右一対の第2支柱36,36の上端部の間には、第2上材38が水平に取り付けられ、下部の間には第2下材40が水平に取り付けられている。これらにより左右一対の第2支柱36,36を含む第2移動体5を形成している。
左右一対の第2支柱36,36の後方には、4個の第2アキュームロール200が上下方向に配され、第2アキュームロール群を形成している。その取り付け構造については後から説明する。
左右一対の第2支柱36の外面上部には、第2上軸受け部42が突出し、下部には第2下軸受け部44が突出している。これら突出位置は、それぞれ上中間フレーム16と下中間フレーム18に対応する位置であって、第2上軸受け部42と第2下軸受け部44にはそれぞれ水平方向にボールネジ孔が開口している。
(1−3)その他のロール
4個の第1アキュームロール100の下方には下ロール300、上方には上ロール310が設けられている。下ロール300と上ロール310については後から説明する。
後部の左右一対の縦フレーム12,12の下部には、搬入ロール86が回転自在に架け渡されている。
左右一対の横フレーム14の間であって、装置本体2の前面近くには第1搬出ロール88が回転自在に架け渡されている。
前部の左右一対の縦フレーム12,12の上部には、第2搬出ロール90が回転自在に架け渡されている。
(2)第1移動体4と第2移動体5の移動構造
次に、左右一対の第1支柱26を含む第1移動体4と左右一対の第2支柱36を含む第2移動体5の移動構造について説明する。
(2−1)第1支柱26
左側の第1支柱26の外面上部から突出した第1上軸受け部32のボールネジ孔には、左側の第1上ボールネジ46が螺合している。この第1上ボールネジ46の一端は、後部の縦フレーム12に設けられた第1上ネジ受け部48によって回転自在に支持されている。左側の第1上ボールネジ46は、左ネジである。
左側の第1支柱26の外面下部から突出した第1下軸受け部34のボールネジ孔には、左側の第1下ボールネジ50が螺合している。この第1下ボールネジ50の一端は、後部の縦フレーム12に設けられた第1下ネジ受け部52によって回転自在に支持されている。左側の第1下ボールネジ50は、左ネジである。
右側の第1支柱26の外面上部から突出した第1上軸受け部32のボールネジ孔には、右側の第1上ボールネジ46が螺合している。この第1上ボールネジ46の一端は、後部の縦フレーム12に設けられた第1上ネジ受け部48によって回転自在に支持されている。右側の第1上ボールネジ46は、右ネジである。
右側の第1支柱26の外面下部から突出した第1下軸受け部34のボールネジ孔には、右側の第1下ボールネジ50が螺合している。この第1下ボールネジ50の一端は、後部の縦フレーム12に設けられた第1下ネジ受け部52によって回転自在に支持されている。右側の第1下ボールネジ50は、右ネジである。
(2−2)第2支柱36
左側の第2支柱36の外面上部から突出した第2上軸受け部42のボールネジ孔には、左側の第2上ボールネジ56が螺合している。この第2上ボールネジ56の一端は、前部の縦フレーム12に設けられた第2上ネジ受け部58によって回転自在に支持されている。左側の第2上ボールネジ56は、右ネジである。
左側の第2支柱36の外面下部から突出した第2下軸受け部44のボールネジ孔には、左側の第2下ボールネジ60が螺合している。この第2下ボールネジ60の一端は、前部の縦フレーム12に設けられた第2下ネジ受け部62によって回転自在に支持されている。左側の第2下ボールネジ60は、右ネジである。
右側の第2支柱36の外面上部から突出した第2上軸受け部42のボールネジ孔には、右側の第2上ボールネジ56が螺合している。この第2上ボールネジ56の一端は、前部の縦フレーム12に設けられた第2上ネジ受け部58によって回転自在に支持されている。右側の第2上ボールネジ56は、左ネジである。
右側の第2支柱36の外面下部から突出した第2下軸受け部44のボールネジ孔には、右側の第2下ボールネジ60が螺合している。この第2下ボールネジ60の一端は、前部の縦フレーム12に設けられた第2下ネジ受け部62によって回転自在に支持されている。右側の第2下ボールネジ60は、左ネジである。
左側の第1上ボールネジ46の他端と左側の第2上ボールネジ56の他端は、上カップリング部材66によって回転自在に連結されている。この上カップリング部材66は上中間フレーム16に設けられている。
また、右側の第1下ボールネジ50の他端と右側の第2下ボールネジ60の他端は、下カップリング部材68によって回転自在に連結されている。この下カップリング部材68は下中間フレーム18に設けられている。
(2−3)ボールネジの方向
左側の第1上ボールネジ46と第1下ボールネジ50が右ネジであり、第2上ボールネジ56、第2下ボールネジ60は左ネジである。
右側の第1上ボールネジ46と第1下ボールネジ50が左ネジであり、第2上ボールネジ56、第2下ボールネジ60は右ネジである。
そのため、第1上ボールネジ46と第2上ボールネジ56とが、同じ方向に回転しても、ネジの移動方向は反対方向になる。また、第1下ボールネジ50と第2下ボールネジ60とが、同じ方向に回転しても、ネジの移動方向は反対方向になる。
(2−4)駆動構造
基台10には、一台のモータ80、減速機82、分配器84が設けられ、モータ80の出力軸は減速機82を介して分配器84に連結されている。分配器84は、出力軸の回転によって左右一対の横シャフト76,76を回転させる。
基台10には、左右一対の横ギアボックス78が設けられ、左右一対の横シャフト76は、左右一対の横ギアボックス78内の2個の傘車によって左右一対の縦シャフト72,72をそれぞれ回転させる。
左右一対の後部の縦フレーム12の上部と下部には、左右一対の上ギアボックス70と下ギアボックス74がそれぞれ設けられている。
左側の上ギアボックス70には、縦シャフト72と、第2上ネジ受け部58から突出した第2上ボールネジ56が配されている。上ギアボックス70内の2個の傘車によって、縦シャフト72の回転を第2上ボールネジ56に伝達する。右側の上ギアボックス70も同様の構造を有する。
左側の下ギアボックス74には、縦シャフト72と、第2下ネジ受け部62から突出した第2下ボールネジ60が配されている。下ギアボックス74内の2個の傘車によって、縦シャフト72の回転を第2下ボールネジ60に伝達する。右側の下ギアボックス74も同様の構造を有する。
(2−5)動作状態
以上により、モータ80が回転すると、左右一対の横シャフト76,76が回転し、そして、左右一対の縦シャフト72,72が回転し、左右一対の第2上ボールネジ56、第2下ボールネジ60が回転し、左右一対の第1上ボールネジ46と第1下ボールネジ50が回転する。左右一対の第2上ボールネジ56と第2下ボールネジ60と、左右一対の第1上ボールネジ46と第1下ボールネジ50とは、ネジの方向が反対であるため、左右一対の第1支柱26,26を含む第1移動体4と第2支柱36,36を含む第2移動体5は、互いに接近するように移動するか、又は互いに離れるように移動する。なお、第1移動体4と第2移動体5が前後対称に移動し、垂直方向に走行するウエブWの搬送路が、その移動の中心であって、具体的には上カップリング部材66と下カップリング部材68の位置であり、以下ではこの位置を「中央位置」という。
(3)第1アキュームロール100、第2アキュームロール200
次に、第1アキュームロール100と第2アキュームロール200について説明する。
(3−1)第1アキュームロール100
上記したように左右一対の第1支柱26,26の間には、図5と図6に示すように、第1アキュームロール群である4個の第1アキュームロール100が上下方向に配されている。
第1アキュームロール100の両端から突出した左右一対の回転軸は、左右一対の板状の第1腕部102,102の一端の間に回転自在に取り付けられている。
左右一対の第1支柱26,26の前面には、第1軸突部104が上下方向に所定間隔を開けて4個突出している。それぞれの第1軸突部104と第1腕部102とは、第1回転軸106によって回転自在に取り付けられている。
左右一対の第1支柱26の内面側には、左右一対の板状の第1連結枠108が配されている。それぞれの第1腕部102の他端部と第1連結枠108とは、第1上下軸110によって回転自在に取り付けられている。左右一対の第1連結枠108は、図6に示すように水平板109で連結されている。
そして、第1腕部102において、第1アキュームロール100の位置が作用点であり、第1回転軸106の位置が支点であり、第1上下軸110の位置が力点となる。
第1支柱26の後面側には第1エアーシリンダー112が配され、第1エアーシリンダー112の第1シリンダー本体114の下端が第1支柱26の後面に固定され、第1シリンダー本体114から突出し上下動する第1ピストンロッド116の上端が第1連結部材118を介して第1連結枠108の上部に固定されている。第1エアーシリンダー112の第1ピストンロッド116が上下動することにより、第1連結枠108が上下動し、4個の第1腕部102の力点である第1上下軸110がそれぞれ上下動し、支点であるそれぞれの第1回転軸106を中心にして回転して、作用点にあるそれぞれの第1アキュームロール100が上下動する。
第1支柱26の外面には、図7に示すように、第1ピン突出装置128,130が上下方向に設けられている。第1ピン突出装置128,130は、4個の第1アキュームロール100が、最も下方に来た位置、すなわち、4対の第1腕部102(第1腕部群)が下方に傾斜した位置で固定する。そのために、第1ピン突出装置128,130は、第1アキュームロール100が垂れ下がった状態で、第1固定ピン120,122を、第1連結枠108にある筒状の第1ピン受け部124,126内部に突出し、第1連結枠108をその位置で固定する。
(3−2)第2アキュームロール200
上記したように左右一対の第2支柱36,36の間には、第2アキュームロール群である4個の第2アキュームロール200が上下方向に配されている。
第2アキュームロール200の両端から突出した左右一対の回転軸は、左右一対の板状の第2腕部202,202の一端の間に回転自在に取り付けられている。
左右一対の第2支柱36,36の後面には、第2軸突部204が上下方向に所定間隔を開けて4個突出している。それぞれの第2軸突部204と第2腕部202とは、第2回転軸206によって回転自在に取り付けられている。
左右一対の第2支柱36の内面側には、左右一対の板状の第2連結枠208が配されている。それぞれの第2腕部202の他端部と第2連結枠208とは、第2上下軸210によって回転自在に取り付けられている。左右一対の第2連結枠208は、水平板で連結されている。
そして、第2腕部202において、第2アキュームロール200の位置が作用点であり、第2回転軸206の位置が支点であり、第2上下軸210の位置が力点となる。
第2支柱36の前面側には第1エアーシリンダー112と同じ構造の第2エアーシリンダー212が配され、第2エアーシリンダー212の第2シリンダー本体の下端が第2支柱36の後面に固定され、第2シリンダー本体から突出し上下動する第2ピストンロッドの上端が第2連結部材を介して第2連結枠208の上部に固定されている。第2エアーシリンダー212の第2ピストンロッドが上下動することにより、第2連結枠208が上下動し、4個の第2腕部202の力点である第2上下軸210(力点)がそれぞれ上下動し、支点であるそれぞれの第2回転軸206(支点)を中心にして回転して、作用点にあるそれぞれの第2アキュームロール200が上下動する。
第2支柱36の外面には、第1ピン突出装置128,130と同じ構造の第2ピン突出装置228,230が上下方向に設けられている。第2ピン突出装置228,230は、4個の第2アキュームロール200が、最も下方に来た位置、すなわち、4対の第2腕部202(第2腕部群)が下方に傾斜した位置で固定する。そのために、第2ピン突出装置228,230は、第2アキュームロール200が垂れ下がった状態で、第2固定ピンを、第2連結枠208にある筒状の第2ピン受け部224,226内部に突出し、第2連結枠208をその位置で固定する。
(4)下ロール300と上ロール310
次に、下ロール300と上ロール310について説明する。
(4−1)下ロール300
下ロール300は、第1支柱26と第2支柱36の間の中央位置の下端に配されている。一方、基台10の上面には、左右一対の下エアーシリンダー304が水平方向に配されている。それぞれの下エアーシリンダー304のピストンロッド306の先端に軸受け部302が設けられている。下ロール300の左右一対の回転軸が、左右一対の軸受け部302に回転自在に支持されている。この下エアーシリンダー304によって下ロール300が前後方向に移動する。
(4−2)上ロール310
上ロール310は、第1支柱26と第2支柱36の間の中央位置の上部に配されている。横フレーム14の後部下方には、左右一対の上エアーシリンダー312が水平方向に配されている。それぞれの上エアーシリンダー312の上ピストンロッド314の先端と上ロール310とは、「く」の字状のリンク部材316によって連結されている。すなわち、リンク部材316の上端に上ピストンロッド314の先端に連結され、リンク部材316の下端に上ロール310が回転自在に取り付けられている。そして、「く」の字状のリンク部材316の屈曲部には回転軸318が設けられ、上中間フレーム16に回転自在に固定されている。
(5)アキューム装置1の電気的構成
アキューム装置1の電気的構成について図8のブロック図を参照して説明する。
図8に示すように、アキューム装置1は、コンピュータよりなる制御部3を有する。制御部3には、モータ80、第1エアーシリンダー112、第2エアーシリンダー212、第1ピン突出装置128,130、第2ピン突出装置228,230、下エアーシリンダー304、上エアーシリンダー312、ウエブWの引き上げ装置92が接続されている。
(6)ウエブWを通す作業
アキューム装置1にウエブWを通す作業について図10と図12を参照して説明する。
図12(a)に示すように、第1支柱26と第2支柱36が前後方向に最も離れた位置に移動させる。そして、第1アキュームロール100と第2アキュームロール200が最も低い位置にある状態(以下、「傾斜姿勢」という)とする。
図10と図12(b)に示すように、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200を水平状態にする。すなわち、第1エアーシリンダー112が第1ピストンロッド116を下げると、第1腕部102が回転し、第1アキュームロール100を搬送路に対して直角、すなわち、水平状態に維持できる。以下では、この搬送路に対する直角姿勢を「水平姿勢」という。第2エアーシリンダー212が第2ピストンロッドを下げると、第2腕部202が回転し、第2アキュームロール200を搬送路に対して直角姿勢、すなわち、水平状態に維持できる。以下では、この搬送路に対する直角姿勢を「水平姿勢」という。
図12(c)に示すように、水平姿勢にある第1アキュームロール100と第2アキュームロール200を互いに接近させて交差させる。これにより、搬送路を中心に位置が入れ替わった状態になり、第1支柱26と第2支柱36との交差空間が形成される。なお、「交差空間」は、特定の固有空間でなく、第1支柱26と第2支柱36によって形成される空間である。また、下ロール300を中央部より後方に移動させ、上ロール310を第2支柱36の位置に接近させる。
次に、ウエブWを搬入ロール86から下ロール300に案内する。
次に、案内されたウエブWを、アキューム装置1の上部にある引き上げ装置92の滑車94から交差空間を垂れ下がった鎖96の下端にある係合部材98に取り付ける。
図12(d)に示すように、滑車94を回転させ、係合部材98に取り付けられているウエブWを交差空間に沿って引き上げる。このとき単にウエブWを引き上げるだけで、千鳥状に配され、かつ、交互に組み合わさった4個の第1アキュームロール100と第2アキュームロール200の間をウエブWが通過していく。そして上ロール310の上までウエブWを引き上げる。
(7)ウエブWの架け渡し作業
次に、ウエブWの架け渡し作業について図13を参照して説明する。
図13(a)に示すように、通し作業によって引き上げられたウエブWを、第1搬出ロール88まで通す。なお、この状態でウエブWは搬入、搬出を行っている。
次に、図13(b)に示すように、第1支柱26と第2支柱36を前後対称に離れるように移動させる。すると、ウエブWは、あたかもあやとりの糸のように、水平姿勢にある第1アキュームロール100と水平姿勢にある第2アキュームロール200の間を互い違いに架け渡される。なお、この状態でウエブWは搬入、搬出を行っている。
次に、図13(c)に示すように、第1アキュームロール100と第2アキュームロール200を傾斜姿勢に変える。また、上ロール310は、最も低い位置に移動させる。下ロール300は、最も後方の位置に移動させる。すなわち、第1エアーシリンダー112が第1ピストンロッド116を最大限に伸ばし、第1腕部102を傾け、第1アキュームロール100が垂れ下がった状態とする。そして、第1ピン突出装置128,130によって、第1アキュームロール100を傾斜姿勢で固定する。第2エアーシリンダー212も第2ピストンロッドを最大限に伸ばし、第2腕部202を傾け、第2アキュームロール200が垂れ下がった状態とする。そして、第2ピン突出装置228,230によって、第2アキュームロール200を傾斜姿勢で固定する。これによって下ロール300と4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200と上ロール310が互いに千鳥状に、かつ、上下方向に組み合わさった状態で配列できる。なお、この状態でウエブWは搬入、搬出を行っている。
(8)ウエブWの吸収作業
次に、ウエブWの吸収作業について図9、図11、図14を参照して説明する。
まず、図9と図11と図14(a)に示すように、架け渡し作業が終了した状態から、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200は傾斜姿勢のまま、第1支柱26と第2支柱36を最も接近させる。なお、この状態でウエブWは搬入、搬出を行っている。
次に、図14(b)に示すように、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200は傾斜姿勢のまま、第1支柱26と第2支柱36が前後対称に次第に離して行き、ウエブWを吸収していく。なお、この状態でウエブWは搬入され、搬出は停止している。第1支柱26と第2支柱36の間が吸収動作空間となる。
次に、図14(c)に示すように、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200は傾斜姿勢のまま、第1支柱26と第2支柱36が最も離れた状態とする。これによって、ウエブWがアキューム装置1内部に最も吸収された状態となる。なお、この状態でウエブWは搬入され、搬出は停止している。
(9)ウエブWの放出作業
次に、ウエブWの放出作業について図9、図11、図15を参照して説明する。
まず、図15(a)に示すように、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200は傾斜姿勢のまま、ウエブWを最も吸収した状態から放出するとする。なお、この状態でウエブWは搬入され、搬出は停止している。
次に、図15(b)に示すように、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200は傾斜姿勢のまま、第1支柱26と第2支柱36とを次第に接近させ、ウエブWを順番に放出していく。なお、この状態でウエブWは搬入、搬出される。第1支柱26と第2支柱36の間が放出動作空間となる。
次に、図9と図11と図15(c)に示すように、4個の第1アキュームロール100と4個の第2アキュームロール200は傾斜姿勢のまま、第1支柱26と第2支柱36が最も接近した状態でウエブWが最も放出される。なお、この状態でウエブWは搬入、搬出される。
次に、初期位置になるように第1支柱26と第2支柱36を再び離れるように移動させる。
(10)効果
以上により、本実施形態のアキューム装置1であると、第1アキュームロール100と第2アキュームロール200を相対向したまま、互いに接近、離間を行うため、第1アキュームロール100と第2アキュームロール200の移動速度が速くなる。
(11)変更例
上記実施形態では、搬送路は垂直方向であったが、これに代えて水平方向であってもよい。この場合には、第1アキュームロール群と第2アキュームロール群とを上下対称に配する。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
W・・・ウエブ、1・・・アキューム装置、2・・・装置本体、3・・・制御部、10・・・基台、20・・・レール、26・・・第1支柱、36・・・第2支柱、46・・・第1上ボールネジ、50・・・第1下ボールネジ、56・・・第2上ボールネジ、60・・・第2下ボールネジ、80・・・モータ、100・・・第1アキュームロール、102・・・第1腕部、112・・・第1エアーシリンダー、200・・・第2アキュームロール、202・・・第2腕部、212・・・第2エアーシリンダー

Claims (10)

  1. ウエブの搬送路を中心にして対称に第1移動体と第2移動体が配され、
    前記第1移動体は左右一対の第1支柱を有し、
    左右一対の前記第1支柱に所定間隔毎に左右一対の第1腕部群が回転自在に設けられ、
    左右一対の前記第1腕部群の一端の間に第1アキュームロール群が回転自在に設けられ、左右それぞれの前記第1腕部群の全ての他端が第1連結枠に回転自在に設けられ、
    前記第2移動体は左右一対の第2支柱を有し、
    左右一対の前記第2支柱に所定間隔毎に左右一対の第2腕部群が回転自在に設けられ、
    左右一対の前記第2腕部群の一端の間に第2アキュームロール群が回転自在に設けられ、左右それぞれの前記第2腕部群の全ての他端が第2連結枠に回転自在に設けられ、
    前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群とは、前記搬送路を挟んで相対向するように配されると共に、前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群が、互いに交差するように配され、
    前記第1移動体と前記第2移動体とを、前記搬送路を中心にして互いに接近又は離間させる移動手段が設けられ、
    前記第1腕部群の姿勢と前記第2腕部群の姿勢に関して、前記搬送路に対し直角になる直角姿勢と、前記搬送路に対し斜めになる傾斜姿勢とに連動して変更させる姿勢変更手段が設けられ、
    前記移動手段と前記姿勢変更手段とを制御する制御手段が設けられている、
    アキューム装置。
  2. 前記ウエブを前記搬送路に通すとき、
    前記制御手段は、
    前記姿勢変更手段によって、前記第1腕部群と前記第2腕部群とを連動して前記直角姿勢にし、
    前記移動手段によって、前記第1腕部群と前記第2腕部群とを共に前記直角姿勢で接近させ、さらに交差させて、前記搬送路を中心に位置が入れ替わった前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群とで交差空間を形成し、
    前記交差空間を前記搬送路として前記ウエブを通す、
    請求項1に記載のアキューム装置。
  3. 対面する前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群の前記第1腕部群と前記第2腕部群の前記直角姿勢と前記傾斜姿勢によって、前記ウエブの吸収動作空間、放出動作空間を形成して、アキューム収納空間を増大させる、
    請求項2に記載のアキューム装置。
  4. 前記ウエブを架け渡すとき、
    前記制御手段は、
    前記移動手段によって、前記ウエブを前記搬送路に通す通し状態から前記第1腕部群と前記第2腕部群とを前記直角姿勢のまま離間させ、前記ウエブを前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群が互い違いに架け渡し、
    前記姿勢変更手段によって、前記第1腕部群と前記第2腕部群とを連動して前記傾斜姿勢にして、
    前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群との間に互い違いに架け渡された前記ウエブを当該アキューム装置の上流側、又は下流側から引き取り、前記ウエブのたるみをとる、
    請求項2に記載のアキューム装置。
  5. 前記ウエブを放出するとき、
    前記制御手段は、
    前記移動手段によって、前記架け渡し状態から前記第1腕部群と前記第2腕部群とを前記傾斜姿勢で最も離間させた状態から接近させることで、
    前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群との間の距離を近づけることで当該アキューム装置の下流に前記ウエブを放出する、
    請求項4に記載のアキューム装置。
  6. 前記ウエブを吸収するとき、
    前記制御手段は、
    前記移動手段によって、前記第1腕部群と前記第2腕部群とを前記傾斜姿勢で最も接近させた状態から、
    前記第1アキュームロール群と前記第2アキュームロール群との間の距離を広げることで当該アキューム装置の上流から供給される前記ウエブを吸収する、
    請求項1に記載のアキューム装置。
  7. 前記搬送路は垂直方向である、
    請求項1に記載のアキューム装置。
  8. 前記搬送路は水平方向である、
    請求項1に記載のアキューム装置。
  9. 前記姿勢変更手段は、前記第1腕部群と前記第2腕部群とを前記傾斜姿勢にそれぞれ固定する固定手段を有する、
    請求項1に記載のアキューム装置。
  10. 前記移動手段は、モータを有し、
    前記モータは、左右一対の前記第1支柱の左右両側に設けられた第1ボールネジを回転させ、
    前記モータは、左右一対の前記第2支柱の左右両側に設けられた第2ボールネジを回転させ、
    前記搬送路を中心にして互いに接近又は離間させる、
    請求項1に記載のアキューム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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