JP2020131941A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壊れやすい物体との衝突が発生したことをより正確に検出し、減速制御を確実に実行できる運転支援装置の提供。【解決手段】運転支援装置は、減速度が第1閾値減速度以上となった場合、衝突条件が成立したと判定し、減速制御を実行する制御装置を備える。制御装置は、減速度が第1閾値減速度よりも小さな第2閾値減速度以上であって且つ第1閾値減速度未満の値となった場合において、誤操作状態が発生していると操作量に基いて判定されているとの誤操作条件、物体検出センサが車両に対して接近してくる物体を検出しているとの検出条件、及び、減速度が第2閾値減速度以上となった時刻と物体と車両とが衝突する予測される衝突予測時刻との差分が所定の閾値以下であるとの時刻差分条件、の総てが成立するとき、衝突条件が成立したと見做して減速制御を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の衝突が発生した可能性が高いときに成立する衝突条件が成立した場合、車両を減速させる減速制御を実行する運転支援装置に関する。
従来から知られる運転支援装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼する。)は、車両に設けられた加速度センサが車両と物体との衝突を検出した場合、上記減速制御を実行する(特許文献1を参照。)。
特開2007−145313号公報
車両の衝突が発生した場合、その衝突の衝撃によって車両には比較的大きな減速度が発生する。このため、従来装置は、「加速度センサが検出した車両の減速度」が閾値以上である場合に車両の衝突が発生したことを検出するように構成されていると、考えられる。
ところで、車両が「ガラス等の壊れやすい物体」と衝突した場合、車両は、この物体を突き破ってしまう可能性が高い。この場合、「車両がこのような壊れやすい物体と衝突したときの車両の減速度」が上記閾値未満となる可能性が高い。従って、従来装置は、車両の衝突が発生したことを検出できない可能性が高い。従来装置は、衝突が発生したことを検出しない場合には減速制御を実行しないので、車両が物体を突き破った後にも加速し続けてしまう可能性がある。
車両と上記壊れやすい物体との衝突の検出できるようにするために、上記閾値をよりも小さな値に設定することが考えられる。しかし、上記閾値をより小さな値に設定してしまうと、車両の衝突が発生していないときの減速度(例えば、「車両が悪路を走行している場合に車両に発生する減速度」及び「車両が段差を乗り越える場合に車両に発生する減速度」等)がこの閾値以上となってしまう可能性が高い。このため、車両の衝突が発生していないにもかかわらず車両の衝突が発生したとの誤検出の可能性が高まってしまう。
本発明は前述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、車両と上記壊れやすい物体との衝突が発生したことをより正確に検出でき、このような場合に減速制御を確実に実行できる運転支援装置を提供することにある。
本発明の運転支援装置(以下、「本発明装置」とも呼称する。)は、
車両の運転者が前記車両を加速させるために操作する加速操作子(22a)の操作量(AP)を検出する操作量検出センサ(22)と、
前記車両の周囲の所定の検出領域に位置する物体の前記車両に対する位置を検出する物体検出センサ(12、14、16Fa乃至16Fd)と、
前記車両の減速度(Gx)を検出する減速度センサ(18)と、
前記減速度センサが検出した減速度が所定の第1閾値減速度(G1th)以上となった場合(ステップ807「Yes」)、前記車両の衝突が発生した可能性が高いときに成立する衝突条件が成立したと判定し、前記車両を減速させる減速制御を実行する(ステップ840)制御装置(10、20、24、26、28、30、34、36)と、
を備える。
前記制御装置は、
前記減速度センサが検出した減速度が前記第1閾値減速度よりも小さな第2閾値減速度以上であって且つ前記第1閾値減速度未満の値となった場合において(ステップ715「Yes」)、
前記運転者が前記加速操作子を他の運転操作子と誤って操作している可能性が高い誤操作状態が発生していると前記操作量に基いて判定されているとの誤操作条件(ステップ815「Yes」、ステップ400乃至ステップ495)、
前記減速度が第2閾値減速度以上であって且つ前記第1閾値減速度未満の値となった時点よりも前に前記物体検出センサが前記車両に対して接近してくる物体を検出しているとの検出条件(ステップ820「Yes」、ステップ825「Yes」、ステップ500乃至ステップ595、ステップ600乃至ステップ695)、及び、
前記減速度が第2閾値減速度以上であって且つ前記第1閾値減速度未満の値となった時刻(Ted)と前記物体検出センサが検出した物体と前記車両とが衝突する予測される衝突予測時刻(Tc)との差分(ΔT)が所定の閾値(ΔTth)以下であるとの時刻差分条件(ステップ810「Yes」)
の総てが成立するとき、前記衝突条件が成立したと見做して前記減速制御を実行する(ステップ840)、
ように構成されている。
本発明装置によれば、減速度が第2閾値減速度以上であって且つ第1閾値減速度未満の値となった場合、誤操作条件、検出条件及び時刻差分条件の総てが成立するとき、車両と物体とが衝突したと判定して減速制御を実行する。これによって、車両と壊れやすい物体とが衝突し、車両が当該壊れやすい物体を突き破ってしまい減速度が第2閾値減速度以上第1閾値減速度未満の値になったとしても、この衝突を正確に検出することができ、減速制御を確実に実行できる。更に、誤操作条件、検出条件及び時刻差分条件の総てが成立しなければ減速制御を実行しないので、衝突を誤検出してしまう可能性を低減できる。これによって、運転者が減速制御を煩わしいと感じる可能性を低減できる。
なお、上記説明においては、発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る運転支援装置(本支援装置)の概略システム構成図である。 図2は、図1に示したレーダ、カメラ、ソナー及びフロアセンサの車両への配設位置並びにレーダ及びソナーの検出範囲を説明するための車両の上面図である。 図3は、本支援装置の処理の概要を説明するためのタイミングチャートである。 図4は、図1に示した運転支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図5は、図1に示した運転支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図6は、図1に示した運転支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図7は、図1に示した運転支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図8は、図1に示した運転支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る運転支援装置(以下、「本支援装置」と称呼する。)は車両VA(図2を参照。)に搭載される。本支援装置は、運転支援ECU(以下、「DSECU」と称呼する。)10、エンジンECU20及びブレーキECU30を備える。これらのECUは、図示しないCAN(Controller Area Network)を介してデータ交換可能(通信可能)に互いに接続されている。
ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。これらの又は幾つかのECUは、一つのECUに統合されてもよい。
更に、本支援装置は、上記ECUの他に、レーダ12、カメラ14、複数のソナー16Fa乃至16Fd、フロアセンサ18、アクセルペダル操作量センサ22、アクセルペダル22a、エンジンセンサ24、エンジンアクチュエータ26、駆動装置28、ブレーキペダル操作量センサ32、ブレーキペダル32a、複数の車輪速センサ34、及びブレーキアクチュエータ36を備える。以下、ソナー16Fa乃至16Fdのそれぞれ区別なく表現する場合、単に「ソナー16」と称呼する。
図2に示したように、レーダ12は、車両VAの前方端部且つ車幅方向の中央部に配設されている。レーダ12は、ミリ波送受信部及び処理部を備えている。ミリ波送受信部は、車両VAの直進前方向に伸びる中心軸C1を有し且つ中心軸C1から左方向及び右方向にそれぞれ所定の角度θ1の広がりをもって伝播するミリ波を発信する。そのミリ波は、物体(例えば、他の車両、歩行者、二輪車、及びガラス戸等)により反射される。ミリ波送受信部はこの反射波を受信する。
レーダ12の処理部は、送信したミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及び「ミリ波を送信してから反射波を受信するまでの時間」等に基づいて、物体までの距離、物体の車両VAに対する相対速度RVr及び物体の方位(「物体が存在する位置とレーダ12の配設位置とを通る直線」と中心軸C1とがなす角度)等の物体情報を取得する。
カメラ14は、図2に示したように、車室(キャビン)内のフロントウインドの上部に配設されている。カメラ14は、車両VAの直進前方の画像を取得し、その画像から物体情報(物体までの距離及び物体の方位等)を取得する。DSECU10は、レーダ12が取得する物体情報をカメラ14が取得する物体情報に基づいて修正することにより、後述するレーダ接近判定(図5を参照。)に用いる最終的な物体情報を取得する。
各ソナー16は、超音波送受信部及び処理部を備えている。超音波送受信部は、それぞれに対応する検出領域に伝播する超音波を発信する。その超音波は物体により反射される。超音波送受信部は、この反射波を受信する。
各ソナー16の処理部は、送信した超音波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及び「超音波を送信してから反射波を受信するまでの時間」等に基いて、物体までの距離、物体の車両に対する相対速度RVs及び物体の方位等の物体情報を取得する。
図2に示したように、ソナー16Fa乃至16Fdは、車両VAの前方端部に車幅方向に並んで配設されている。ソナー16Faは車両VAの前方端部の車幅方向の左端に配設されている。ソナー16Faは、車両VAの前方端部の左端の左前方付近に位置する物体を検出する。ソナー16Fdは車両VAの前方端部の車幅方向の右端に配設されており、車両VAの前方端部の右端の右前方付近に位置する物体を検出する。
ソナー16Fbは車両VAの前方端部の車幅方向の中央部よりも左側に配設され、ソナー16Fcは車両VAの前方端部の車幅方向の中央部よりも右側に配設されている。ソナー16Fb及び16Fcは、車両VAの中央部付近の前方に位置する物体を検出する。
レーダ12は比較的遠距離に位置する物体を検出し、ソナー16は比較的近距離に位置する物体を検出する。レーダ12は、レーダ12までの距離Lが検出可能距離Lth以下である範囲に位置する物体を検出できず、各ソナー16は、各ソナー16までの距離LがLthよりも長い範囲に位置する物体を検出できない。
図2に示したように、フロアセンサ18は、車室(キャビン)を構成するフロア(即ち、車体中央部の車体床構成部材)に固定されている。フロアセンサ18は、自身に作用する車両前後方向の加速度(以下、「フロア加速度Gx」と称呼する。)を検出し、フロア加速度Gxを表す検出信号をDSECU20に送信する。フロア加速度Gxは車両VAの後方の加速度(減速度)を正の値として表すように設定されている。
図1に示したエンジンECU20は、アクセルペダル操作量センサ22及びエンジンセンサ24に接続され、これらのセンサの検出信号を受け取る。
アクセルペダル操作量センサ22は、車両VAのアクセルペダル22aの操作量(以下、「アクセルペダル操作量AP」と称呼する。)を検出し、アクセルペダル操作量APを表す検出信号をエンジンECU20に送信する。アクセルペダル22aは、車両VAの駆動装置(本例において、内燃機関)30が発生する駆動力を増加させることによって車両VAを加速させるために運転者が操作する加速操作子である。
運転者がアクセルペダル22aを操作していない場合(即ち、運転者がアクセルペダル22aを踏み込んでいない場合)のアクセルペダル操作量APは「0」になる。運転者がアクセルペダル22aを踏み込む量が大きくなるほど、アクセルペダル操作量APは大きくなる。
エンジンECU20は、アクセルペダル操作量センサ22から受信した検出信号をDSECU10に送信する。DSECU10は、エンジンECU20から検出信号を受信することによって、アクセルペダル操作量APを取得する。
エンジンセンサ24は、内燃機関28の運転状態量を検出するセンサである。エンジンセンサは、スロットル弁開度センサ、機関回転速度センサ及び吸入空気量センサ等である。
更に、エンジンECU20は、「スロットル弁アクチュエータ及び燃料噴射弁」等のエンジンアクチュエータ26に接続されている。エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ26を駆動することによって内燃機関が発生するトルクを変更し、以て、車両VAの駆動力を調整する。
エンジンECU20は、後述する車速Vs及びアクセルペダル操作量APに基いて目標スロットル弁開度TAtgtを決定する。そして、エンジンECU20は、実際のスロットル弁開度TAが目標スロットル弁開度TAtgtと一致するようにエンジンアクチュエータ26を制御する。これによって、車両VAに駆動力が作用する。
更に、エンジンECU20は、後述する要求減速度GtgtをDSECU10から受信した場合、車速Vs及びアクセルペダル操作量APに関わらずに、目標スロットル弁開度TAtgtを「0」に決定する。この場合、エンジンECU20は、スロットル弁を全閉状態にすることによって、吸入空気量を「0」にする。
ブレーキECU30は、ブレーキペダル操作量センサ32及び複数の車輪速センサ34と接続され、これらのセンサの検出信号を受け取るようになっている。
ブレーキペダル操作量センサ32は、車両VAのブレーキペダル32aの操作量(以下、「ブレーキペダル操作量BP」と称呼する。)を検出し、ブレーキペダル操作量BPを表す検出信号をブレーキECU30に送信する。ブレーキペダル32aは、車両VAの車輪に制動力を付与するために運転者が操作する減速操作子である。
運転者がブレーキペダル32aを操作していない場合(即ち、運転者がブレーキペダル32aを踏み込んでいない場合)のブレーキペダル操作量BPは「0」になる。運転者がブレーキペダル32aを踏み込む量が大きくなるほど、ブレーキペダル操作量BPは大きくなる。
複数の車輪速センサ34のそれぞれは車両VAの車輪(左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪)毎に設けられる。各車輪速センサ34は、対応する車輪が所定角度回転する毎に一つのパルス信号(車輪パルス信号)PSを発生させる。DSECU10は、各車輪速センサ34から送信されてくる車輪パルス信号PSの単位時間におけるパルス数を計測し、その計測したパルス数に基いて各車輪の回転速度(車輪速度)を取得する。DSECU10は、各車輪の車輪速度に基いて車両VAの速度を示す車速Vsを取得する。一例として、DSECU10は、四つの車輪の車輪速度の平均値を車速Vsとして取得する。
ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ36と接続されている。ブレーキアクチュエータ36は油圧制御アクチュエータである。ブレーキアクチュエータ36は、「ブレーキペダル32aの踏力によって作動油を加圧するマスタシリンダ」と、「各車輪に設けられる周知のホイールシリンダを含む摩擦ブレーキ装置」と、の間の油圧回路(何れも、図示略)に配設される。更に、ブレーキアクチュエータ36はホイールシリンダに供給する油圧を調整する。
一方、ブレーキECU30は、最終的な目標減速度に基づいてブレーキアクチュエータ43を駆動することによりホイールシリンダに供給される作動油の油圧を制御する。その結果、各車輪に調整された制動力(摩擦制動力)が発生し、以て、車両VAの減速度が目標減速度に一致させられる。なお、本明細書において、車両VAの後方向の加速度を意味する。ブレーキECU30は、上記要求減速度GtgtをDSECU10から受信していない場合、ブレーキペダル操作量BPに基く目標減速度(以下、「操作目標減速度」と称呼する。)を取得し、最終的な目標減速度をこの操作目標減速度に設定する。この操作目標減速度はブレーキペダル操作量BPが大きいほど大きくなる。
これに対して、ブレーキECU30は、DSECU10から要求減速度Gtgtを受信した場合、要求減速度Gtgtが上記操作目標減速度よりも大きければ、最終的な目標減速度を要求減速度Gtgtに設定する。一方、CPUは、要求減速度Gtgtが上記操作目標減速度以下であれば、最終的な目標減速度を操作目標減速度に設定する。
(作動の概要)
DSECU10は、フロアセンサ18が検出したフロア加速度Gxが正の値であって(以下、正の値であるフロア加速度Gxを「減速度Gx」と称呼する。)且つその大きさが比較的大きな第1閾値減速度G1th以上となった場合、車両VAに衝突が発生した可能性が高いときに成立する衝突条件が成立したと判定する。そして、DSECU10は、上記衝突条件が成立した場合、車両VAを減速させる減速制御の実行を開始する。
しかしながら、上述したように、車両VAが「壊れやすい物体」と衝突した場合には車両VAが当該物体を突き破ってしまう可能性が高いため、減速度Gxが第1閾値減速度G1th未満となる可能性が高い。
そこで、DSECU10は、減速度Gxが「第1閾値減速度G1thよりも小さな値に設定された第2閾値減速度G2th」以上であって且つ第1閾値減速度G1th未満の値となった時点(以下、「過大減速度発生時点」と称呼する。)にて、以下の条件(1)乃至(4)の総てが成立しているか否かを判定する。DSECU10は、条件(1)乃至(4)の総てが成立していると判定した場合、上記衝突条件が成立したと判定して上記減速制御の実行を開始する。
条件(1):運転者がアクセルペダル22aを他の運転操作子(例えば、ブレーキペダル32a等)と間違って踏み込んでいる可能性が高い誤操作状態(以下、「誤踏み状態」と称呼する場合もある。)が発生していること。
条件(2):上記過大減速度発生時点よりも前に、レーダ12及びカメラ14が車両VAに接近する接近物体を検出していること。
条件(3):上記過大減速度発生時点よりも前に、レーダ12及びカメラ14が検出した接近物体と同一の物体をソナー16でも検出したこと。
条件(4):過大減速度発生時点を示す時刻(過大減速度発生時刻)と「上記物体が車両VAに衝突すると予測される衝突予測時点を示す時刻(衝突予測時刻)」との差分(ΔT)が閾値ΔTth以下であること。
なお、条件(1)は「誤操作条件」と称呼され、条件(2)及び条件(3)は「検出条件」と称呼され、条件(4)は「時刻差分条件」と称呼される場合もある。
過大減速度発生時点にて上記条件(1)乃至(4)の総てが成立している場合、減速度Gxが第2閾値減速度G2th以上となった原因は、車両VAが悪路を走行していることでも車両VAが段差を折り超えたことでもなく、車両VAと「壊れやすい物体」とが衝突したことである可能性が高い。よって、DSECU10は、車両VAと「壊れやすい物体」とが衝突したことをより正確に検出できる。これによって、車両VAと「壊れやすい物体」とが衝突した場合に減速制御を確実に実行できるので、車両VAが「壊れやすい物体」を突き破った後に減速制御が実行されずにそのまま走行してしまうことを防止できる。
(作動例)
図3を用いて、本支援装置の作動例を説明する。
<時点t1>
時点t1にて、DSECU10は、以下の条件(A1)及び(A2)の少なくとも一方が成立したと判定して上記誤踏み状態が発生したと判定し、誤踏みフラグXgfmの値を「1」に設定する。
条件(A1):アクセルペダル操作量APが閾値操作量APth以上となったこと。
条件(A2):「アクセルペダル操作量APの単位時間当たりの増加量を表すアクセルペダル操作速度APV」が閾値速度APVth以上であること。
なお、DSECU10は、アクセルペダル操作量APが「0」となった場合(即ち、運転者がアクセルペダル22aから足を離した場合)、誤踏み状態が解消したと判定し、誤踏みフラグXgfmの値を「0」に設定する。
<時点t2>
DSECU10は、所定時間が経過する毎に、レーダ12からの物体情報及びカメラ14からの物体情報に基いて「車両VAの前方端部の車幅方向の中央部との距離Lが図2に示した検出可能距離Lth以上の前方領域に位置し且つ車両VAに接近する物体」が存在するか否かを判定している。時点t2よりも前の時点においては、DSECU10は、上記物体が存在していないと判定している、即ち、上記物体を検出していない。時点t2にて、DSECU10は、上記物体が存在していると初めて判定する、即ち、上記物体を検出し始める。
<時点t3>
時点t2から所定時間Trが経過した時点t3にて、時点t2から所定時間Trの間レーダ12からの物体情報及びカメラ14からの物体情報に基き上記物体が検出され続けている。この場合、時点t3にて、DSECU10は、レーダフラグXrの値を「1」に設定する。
<時点t4>
時点t4にて、上記物体の距離Lが検出可能距離Lth以下となる。このため、レーダ12は上記物体を検出できなくなるため、DSECU10は、レーダ12からの物体情報及びカメラ14からの物体情報に基いて上記物体を検出できなくなる。
ところで、DSECU10は、所定時間が経過する毎に、ソナー16からの物体情報に基いて「距離Lが図2に示した検出可能距離Lth未満であって且つ車両VAに接近する物体」が存在するか否かを判定している。時点t4よりも前の時点においては、ソナー16は上記物体を検出していないので、DSECU10は、ソナー16からの物体情報に基いて上記物体が存在していないと判定している。時点t4にて、DSECU10は、ソナー16からの物体情報に基いて上記物体が存在していると初めて判定する、即ち、上記物体を検出し始める。
<時点t5>
時点t4から所定時間Tsが経過した時点t5にて、時点t4から所定時間Tsの間ソナー16からの物体情報に基き上記物体が検出され続けている。この場合、時点t5にて、DSECU10は、ソナーフラグXsの値を「1」に設定する。
<時点t6>
その後時点t6にて、減速度Gxが上記第2閾値減速度G2th以上となり、DSECU10は、上記条件(1)乃至(4)の総てが成立しているか否かを判定する。
・条件(1)について
時点t6にて、誤踏みフラグXgfmの値が「1」であるので誤踏み状態が発生している。このため、上記条件(1)は成立している。
・条件(2)について
時点t6よりも前の時点t2にてレーダ12及びカメラ14が車両VAに接近する物体を検出しており、時点t3にてレーダフラグXrの値が「1」に設定されている。更に、時点t6にてもレーダフラグXrの値が「1」のままである。このため、上記条件(2)は成立している。
・条件(3)について
時点t4にてソナー16が「レーダ12及びカメラ14が検出した上記物体」と同一の物体を検出しており、時点t5にてソナーフラグXsの値が「1」に設定されている。更に、時点t6にてもソナーフラグXsの値が「1」のままである。このため、上記条件(3)は成立している。
・条件(4)について
DSECU10は、レーダ12からの物体情報及びカメラ14からの物体情報に基いて上記物体を検出し始めた時点t2以降、所定時間が経過する毎に、上記物体と車両VAとが衝突するまでにかかる時間を表すTTC(Time To Collision)を取得している。より具体的に述べると、DSECU10は、上記物体の相対速度RVr及び車両VAまでの距離Lを以下の式1に適用することによって、TTCを取得している。

TTC=RVr/L・・・式1
時点t6にて、DSECU10は、時点t4の時刻に「時点t4にて取得したTTC」を加算することによって、当該物体が車両VAに衝突すると予測される衝突予測時刻(Tc)を取得する。そして、DSECU10は、過大減速度発生時点である時点t6の時刻(過大減速度発生時刻Ted)と衝突予測時刻Tcとの差分(ΔT=|Ted−Tc|)が閾値ΔTth以下であるか否かを判定する。
図3に示す例においては上記差分(ΔT)が閾値ΔTth以下であると仮定する。よって、上記条件(4)は成立している。この場合、DSECU10は、衝突可能性フラグXcolの値を「1」に設定する。
上記例から理解されるように、衝突可能性フラグXcolの値は、過大減速度発生時点にて上記(4)が成立している場合(即ち、減速度Gxが第2閾値減速度G2th以上となった原因が「車両VAの衝突」である可能性が高い場合)、「1」に設定される。
以上説明したように、時点t6にて条件(1)乃至(4)の総てが成立するため、DSECU10は、衝突条件が成立したと判定して減速制御の実行を開始する。減速制御においては、DSECU10は、所定の要求減速度GtgtをブレーキECU30に送信する。要求減速度Gtgtは、車両VAが自動ブレーキによって発生できる最大減速度に設定されている。
<時点t7>
時点t7にて、減速制御によって車速Vsが「0」になり車両VAが停止する。
<時点t8>
車速Vsが「0」となった時点t7から所定時間Tthが経過した時点t8にて、DSECU10は、減速制御の実行を終了する。減速制御の実行を終了した場合、DSECU10は、レーダフラグXrの値、ソナーフラグXsの値及び衝突可能性フラグXcolの値等を「0」に設定する。
<時点t9>
たとえ、減速制御の実行中の時点t9にて、衝突の衝撃等が原因でレーダ12及びソナー16が故障したとしても、既に減速制御は開始されているので、減速制御はそのまま継続する。
(具体的作動)
<誤踏み判定ルーチン>
DSECU10のCPU(以下、「CPU」と表記した場合、特に断りがない限り、DSECU10のCPUを指す。)は、図4にフローチャートにより示したルーチン(誤踏み判定ルーチン)を所定時間が経過する毎に実行する。
従って、所定のタイミングになると、CPUは、図4のステップ400から処理を開始してステップ405を実行し、ステップ410に進む。
ステップ405:CPUは、アクセルペダル操作量センサ22が検出したアクセルペダル操作量APを取得する。
エンジンECU20がアクセルペダル操作量センサ22からアクセルペダル操作量APを所定時間経過する毎に取得しており、CPUは、そのアクセルペダル操作量APをエンジンECU20から取得する。
ステップ410:CPUは、誤踏みフラグXgfmの値が「0」であるか否かを判定する。
誤踏みフラグXgfmの値は、誤踏み状態が発生したと判定された場合に「1」に設定され(後述するステップ420を参照。)、誤踏み状態が終了したと判定された場合に「0」に設定される(後述するステップ440を参照。)。なお、DSECU10は、車両VAの図示しないイグニッション・キー・スイッチがオフ位置からオン位置へと変更されたときに実行するイニシャルルーチンにおいて、誤踏みフラグXgfmの値を「0」に設定する。
誤踏みフラグXgfmの値が「0」である場合、CPUは、ステップ410にて「Yes」と判定し、ステップ415に進む。ステップ415にて、CPUは、アクセルペダル操作量APが閾値操作量APth未満であるか否かを判定する。
アクセルペダル操作量APが閾値操作量APth以上である場合、CPUは、ステップ415にて「No」と判定し、ステップ420に進む。この場合、上記条件(A1)が成立しているため、ステップ420にて、CPUは誤踏みフラグXgfmの値を「1」に設定し、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUがステップ415に進んだ時点にて、アクセルペダル操作量APが閾値操作量APth未満である場合、CPUは、ステップ415にて「Yes」と判定し、ステップ425を実行してステップ430に進む。
ステップ425:CPUは、アクセルペダル操作速度APVを取得する。
より詳細には、CPUは、今回取得したアクセルペダル操作量APから前回取得したアクセルペダル操作量APを減算することによって減算値dAPを求める。そして、CPUは、減算値dAPを本ルーチンの実行間隔である時間dtで除算することによってアクセルペダル操作速度APVを求める。
ステップ430:CPUは、アクセルペダル操作速度APVが閾値速度APVth以上であるか否かを判定する。
アクセルペダル操作速度APVが閾値速度APVth以上である場合、上記条件(A2)が成立しているため、CPUは、ステップ430にて「Yes」と判定し、ステップ420にて誤踏みフラグXgfmの値を「1」に設定する。その後、CPUは、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUがステップ430に進んだ時点にて、アクセルペダル操作速度APVが閾値速度APVth未満である場合、上記条件(A1)及び(A2)の何れも成立していない。この場合、CPUは、ステップ430にて「No」と判定し、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、誤踏みフラグXgfmの値は「0」のまま維持される。
ステップ420にて誤踏みフラグXgfmの値が「1」に設定された後に本ルーチンが実行され、CPUがステップ410に進むと、CPUは、そのステップ410にて「No」と判定し、ステップ435に進む。
ステップ435にて、CPUは、アクセルペダル操作量APが「0」であるか否かを判定する。アクセルペダル操作量APが「0」よりも大きい場合、CPUはステップ435にて「No」と判定し、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、誤踏みフラグXgfmの値は「1」のまま維持される。
一方、CPUがステップ435に進んだ時点にて、アクセルペダル操作量APが「0」である場合(即ち、運転者がアクセルペダル22aから足を離した場合)、CPUはそのステップ435にて「Yes」と判定し、ステップ440に進む。ステップ440にて、CPUは、誤踏みフラグXgfmの値を「0」に設定し、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。
<レーダ接近判定ルーチン>
CPUは、図5にフローチャートにより示したルーチン(レーダ接近判定ルーチン)を所定時間が経過する毎に実行する。
従って、所定のタイミングになると、CPUは、図5のステップ500から処理を開始してステップ505乃至ステップ530の処理をこの順に実行し、ステップ535に進む。
ステップ505:CPUは、レーダ12から物体情報(以下、「レーダ物体情報」と称呼する。)を取得する。
ステップ510:CPUは、カメラ14から物体情報(以下、「カメラ物体情報」と称呼する。)を取得する。
ステップ515:CPUは、レーダ物体情報及びカメラ物体情報に基いて検出した物体の中から車両VAに接近する物体を接近物体として選択し、当該接近物体の車両VAに対する相対速度RVr及び当該物体の位置Prを記憶する。
なお、相対速度RVrとしてレーダ物体情報に含まれる相対速度が用いられる。更に、物体の位置Prとして上記した最終的な物体情報が示す物体の位置が用いられる。
本実施例では、車両VAに接近する物体の相対速度RVrが正の値であり、車両VAから離れていく物体の相対の相対速度RVrは負の値である。従って、CPUは、相対速度RVrが正の値である物体を接近物体として選択する。
ステップ520:CPUは、上記式1に従って上記接近物体のTTCを取得する。
ステップ525:CPUは、接近物体の中から、後述するステップ530乃至ステップ555及びステップ570乃至ステップ580の処理を実行する物体を処理物体kとして選択する。
ステップ530:CPUは、本ルーチンが今回実行されるまでに既に検出されている接近物体(前回接近物体)の中から「前回接近物体の予測位置PErと処理物体kの位置Pr_kとの間の距離La」が最小となる接近物体を、最小距離物体として特定する。
ステップ535:CPUは、上記最小距離物体の予測位置PErと処理物体kとの間の距離(最小距離)MinLaが閾値距離Lath以下であるか否かを判定する。
最小距離MinLaが閾値距離Lathよりも長い場合(即ち、処理物体kと同一の物体であると見做される物体が過去に検出されておらず、処理物体kが初めて検出された場合)、CPUは、ステップ535にて「No」と判定し、ステップ540及びステップ545の処理をこの順に実行し、ステップ550に進む。
ステップ540:CPUは、処理物体kの識別子IDr(k)を一意な識別子IDr(new)に設定する。
ステップ545:CPUは、処理物体kの識別子IDr(new)に対応するカウンタC_IDr(new)の値を「0」に設定することによって、カウンタC_IDr(new)を初期化する。
ステップ550:CPUは、カウンタC_IDr(k)(即ち、カウンタC_IDr(new))の値が閾値Crth以上であるか否かを判定する。なお、処理物体kが初めて検出された時点から上記所定時間Trが経過した時点にてカウンタC_IDr(k)の値が閾値Crthとなるように、閾値Crthが設定されている。
カウンタC_IDr(k)の値が閾値Crth未満である場合、CPUは、ステップ550にて「No」と判定し、ステップ555に進む。ステップ555にて、CPUは、レーダ物体情報及びカメラ物体情報に基いて今回検出された総ての物体が処理物体kとして選択されたか否かを判定する。
総ての物体が処理物体kとして選択されている場合、CPUは、ステップ555にて「Yes」と判定し、ステップ560及びステップ565の処理をこの順に実行する。
ステップ560:CPUは、識別子が付与されている総ての物体の予測位置PErを取得する。
より詳細には、CPUは、接近物体が予測移動方向に沿って当該相対速度RVrの大きさで、本ルーチンの実行間隔の間に移動した結果の位置を予測位置PErとして取得する。なお、CPUは、当該接近物体の位置Prの履歴に基いて予測移動方向を求める。
なお、識別子が付与されている総ての物体の予測位置PErが取得されるので、距離Lが検出可能距離Lth以下となってレーダ12が検出できなくなった物体の予測位置PErも取得され続ける。この予測位置PErは、後述する図6に示すステップ665にて用いられる。
ステップ565:CPUは、予測位置PErが車両VAの前方端部よりも後方に位置し、且つ、その予測位置PErと車両VAの前方端部との間の距離Lbが閾値距離Lbth以上である場合、その予測位置PErの物体の識別子IDrを消去する。
これによって、距離Lが検出可能距離Lth以下となった後に車両VAと衝突せずに車両VAと衝突する可能性が低いと考えられる物体の識別子IDrが消去されるので、このような物体の予測位置PErはその後取得されなくなる。
CPUは、ステップ565の処理を実行した後、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUがステップ535に進んだ時点にて、最小距離MinLaが閾値距離Lath以下である場合(即ち、処理物体kと最小距離物体とが同一の物体であると見做される場合)、CPUは、ステップ535にて「Yes」と判定し、ステップ570及びステップ575の処理をこの順に実行し、ステップ550に進む。
ステップ570:CPUは、処理物体kの識別子IDr(k)を最小距離物体に設定されている識別子IDr(n)に設定する。
ステップ575:CPUは、処理物体kの識別子IDr(n)に対応するカウンタC_IDr(n)の値に「1」を加算する。
CPUがステップ550に進んだ時点にてカウンタC_IDr(n)の値が閾値Crth以上である場合(即ち、処理物体kが初めて検出された時点から上記所定時間Trが経過した場合)、CPUは、そのステップ550にて「Yes」と判定し、ステップ580に進む。
ステップ580にて、CPUは、処理物体kの識別子IDr(k)(即ち、識別子IDr(n))に対応するレーダフラグXr_IDr(k)の値を「1」に設定し、ステップ555以降の処理に進む。
CPUがステップ555に進んだ時点にて、総ての物体が処理物体kとして選択されていない場合、CPUは、ステップ555にて「No」と判定する。そして、CPUは、ステップ525にて接近物体の中から、未だ処理物体kとして選択されていない接近物体を処理物体kとして選択し、ステップ530以降の処理に進む。
<ソナー接近判定ルーチン>
CPUは、図6にフローチャートにより示したルーチン(ソナー接近判定ルーチン)を所定時間が経過する毎に実行する。本ルーチンは、図6において太線で囲ったステップ(ステップ665乃至675)が図5に示すルーチンに追加され、その他のステップは図5に示したルーチンのステップと対応している。図5に示したルーチンのステップと対応しているステップの詳細な説明は省略する。
所定のタイミングになると、CPUは、図6のステップ600から処理を開始し、ステップ605乃至ステップ615の処理をこの順に実行し、ステップ620に進む。
ステップ605:CPUは、ソナー16から物体情報(以下、「ソナー物体情報」と称呼する。)を取得する。
ステップ610:CPUは、ソナー物体情報に基いて検出された物体の中から選択された接近物体の相対速度RVs及び位置Psを記憶する。
ステップ615:CPUは、接近物体の中から処理物体kを選択する。
ステップ620:CPUは、前回接近物体の中から選択された最小距離物体の予測位置PEsと処理物体kとの間の距離(最小距離)MinLcが閾値距離Lcth以下であるか否かを判定する。
最小距離MinLcが閾値距離Lcthよりも長い場合(即ち、処理物体kが初めて検出された場合)、CPUは、ステップ620にて「No」と判定する。そして、CPUは、処理物体kの識別子IDs(k)を一意な識別子(IDs(new))に設定し(ステップ625)、カウンタC_IDs(new)を初期化し(ステップ630)、ステップ635に進む。
カウンタC_IDs(new)の値が閾値Csth未満である場合、CPUは、ステップ635にて「No」と判定し、ステップ640に進む。なお、処理物体kが初めて検出された時点から上記所定時間Tsが経過した時点にてカウンタC_IDs(k)の値が閾値Csthとなるように、閾値Csthが設定されている。
その後、CPUは、ステップ640に進み、総ての物体が処理物体kとして選択されている場合にはそのステップ640にて「Yes」と判定し、接近物体の予測位置PEsを取得する(ステップ645)。次に、CPUは、予測位置PEsが車両VAの前方端部よりも後方に位置し且つその予測位置PEsと車両VAの前方端部との間の距離Ldが閾値距離Ldth以上である場合、当該物体の識別子IDsを消去し(ステップ650)、ステップ695に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUがステップ620に進んだ時点にて、最小距離MinLcが閾値距離Lcth以下である場合(即ち、処理物体kと最小距離物体とが同一の物体であると見做される場合)、CPUは、ステップ620にて「Yes」と判定し、処理物体kの識別子IDs(k)を最小距離物体の識別子IDs(n)に設定し(ステップ655)、カウンタC_IDs(n)の値に「1」を加算する(ステップ660)。その後、CPUは、ステップ635に進む。
カウンタC_IDs(n)の値が閾値Csth以上である場合、CPUはステップ635にて「Yes」と判定し、ステップ665を実行してステップ670に進む。
ステップ665:CPUは、直近のレーダ接近判定ルーチンにて検出された接近物体(レーダ物体)及び「距離Lが検出可能距離Lth以下となった予測位置PErの物体」の中から、処理物体kの位置Ps(k)との間の距離Leが最小となる物体を同一候補物体として特定する。
ステップ670:CPUは、距離Leが閾値距離Leth以下であるか否かを判定する。
距離Leが閾値距離Lethよりも長い場合、CPUは、処理物体kと同一候補物体とが同一の物体ではなく異なる物体であると見做す。この場合、CPUは、ステップ670にて「No」と判定し、ステップ640に進む。
一方、CPUがステップ670に進んだ時点にて、距離Leが閾値距離Leth未満である場合、CPUは、処理物体kと同一候補物体とが同一の物体であると見做す。この場合、CPUは、ステップ670にて「Yes」と判定し、ステップ675及びステップ680の処理をこの順で実行し、ステップ640に進む。
ステップ675:CPUは、処理物体kの識別子IDs(k)と同一候補物体の識別子IDrとを紐付けて記憶する。
ステップ680:CPUは、処理物体kの識別子IDs(k)に対応するソナーフラグXs_IDs(k)の値を「1」に設定し、ステップ640以降の処理に進む。
CPUがステップ640に進んだ時点にて、総ての物体が処理物体kとして選択されていない場合、CPUは、ステップ640にて「No」と判定し、ステップ615の処理を実行する。
<衝突判定ルーチン>
CPUは、図7にフローチャートにより示したルーチン(衝突判定ルーチン)を所定時間が経過する毎に実行する。
従って、所定のタイミングになると、CPUは、図7のステップ700から処理を開始してステップ705の処理を実行し、ステップ710に進む。
ステップ705:CPUは、フロアセンサ18からフロア加速度Gxを取得する。
ステップ710:CPUは、衝突可能性フラグXcolの値が「0」であるか否かを判定する。
衝突可能性フラグXcolの値が「0」である場合、CPUは、ステップ710にて「Yes」と判定し、ステップ715に進む。
ステップ715にて、CPUは、減速度Gxが第2閾値減速度G2th以上である(即ち、減速度Gxが第2閾値減速度G2th未満である)との過大減速度発生条件が成立するか否かを判定する。
上記過大減速度発生条件が成立していない場合、CPUは、ステップ715にて「No」と判定し、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、上記過大減速度発生条件が成立している場合、CPUは、ステップ715にて「Yes」と判定し、ステップ720乃至ステップ730の処理をこの順に実行してステップ735に進む。
ステップ720:CPUは、直近に実行されたソナー接近判定ルーチンにて検出され且つソナーフラグXsの値が「1」である識別子IDsによって識別される接近物体の中から、車両VAの車体に最も近い接近物体を衝突候補物体として特定する。
ステップ725:CPUは、衝突候補物体の識別子IDsに紐付けられた識別子IDrを特定し、レーダ物体情報及びカメラ物体情報に基いて検出された接近物体の中からその識別子IDrによって識別される接近物体を特定し、その接近物体のTTCを特定する。
より詳細には、図6に示したステップ680にてソナーフラグXsの値が「1」に設定される際、ステップ675にて、この「ソナー物体情報に基いて検出された接近物体(以下、「ソナー物体」と称呼する。)」の識別子IDsと同一の物体と見做される「レーダ物体情報及びカメラ物体情報に基いて検出された接近物体(以下、「レーダ物体」と称呼する。)」の識別子IDrとは紐付けられている。
更に、図5に示したステップ520にて、このレーダ物体のTTCは、レーダ12との距離Lが検出可能距離Lth以下となるまで(即ち、レーダ12によって検出されている期間)取得されている。
ステップ725においては、衝突候補物体と同一の物体と見做されるレーダ物体の最後に取得されたTTC(即ち、当該レーダ物体の距離Lが検出可能距離Lth以下となる直前に取得されたTTC)が特定される。
ステップ730:CPUは、ステップ725にて特定したTTCが取得された時刻Tpに当該TTCを加算することによって衝突予測時刻Tcを取得する。
ステップ735:CPUは、上記過大減速度発生条件が成立した過大減速度発生時刻Tedと上記衝突予測時刻Tcとの差分ΔTが閾値ΔTth以下であるか否かを判定する。
上記差分ΔTが閾値ΔTthよりも大きい場合、上記物体と車両VAとは衝突していないと考えられ、衝突以外の原因で減速度Gxが第2閾値減速度以上となった可能性が高い。この場合、CPUは、ステップ735にて「No」と判定し、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、衝突可能性フラグXcolの値は「0」のまま維持される。
一方、上記差分ΔTが閾値ΔTth以下である場合、上記物体と車両VAとが衝突している可能性が高い。この場合、CPUは、ステップ735にて「Yes」と判定し、ステップ740に進む。ステップ740にて、CPUは、衝突可能性フラグXcolの値を「1」に設定し、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
CPUがステップ710に進んだ時点にて衝突可能性フラグXcolの値が「1」である場合、CPUは、ステップ710にて「No」と判定し、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
<減速制御ルーチン>
CPUは、図8にフローチャートにより示したルーチン(減速制御ルーチン)を所定時間が経過する毎に実行する。
従って、所定のタイミングになると、CPUは、図8のステップ800から処理を開始し、ステップ805に進む。
ステップ805にて、CPUは、減速フラグXbrkの値が「0」であるか否かを判定する。減速フラグXbrkの値は、減速制御が開始した場合に「1」に設定され(後述するステップ830を参照。)、減速制御が終了した場合に「0」に設定される(後述するステップ865を参照。)。なお、CPUは、前述したイニシャルルーチンにおいて、減速フラグXbrの値を「0」に設定する。
減速フラグXbrkの値が「0」である場合、CPUは、ステップ805にて「Yes」と判定し、ステップ807に進む。ステップ807にて、CPUは、減速度Gxが第1閾値減速度G1th以上であるか否かを判定する。
減速度Gxが第1閾値減速度G1th未満である場合、CPUは、ステップ807にて「No」と判定し、ステップ810に進む。ステップ810にて、CPUは、衝突可能性フラグXcolの値が「1」であるか否かを判定する。衝突可能性フラグXcolの値が「0」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(4)が成立していない。この場合、CPUは、ステップ810にて「No」と判定し、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、CPUは減速制御を行わない。
一方、CPUがステップ810に進んだ時点にて、衝突可能性フラグXcolの値が「1」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(4)が成立している。この場合、CPUは、ステップ810にて「Yes」と判定し、ステップ815に進む。ステップ815にて、CPUは、誤踏みフラグXgfmの値が「1」であるか否かを判定する。誤踏みフラグXgfmの値が「0」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(1)は成立していない。この場合、CPUは、ステップ815にて「No」と判定し、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、CPUは減速制御を行わない。
一方、CPUがステップ815に進んだ時点にて、誤踏みフラグXgfmの値が「1」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(1)が成立している。この場合、CPUは、ステップ815にて「Yes」と判定し、ステップ820に進む。
ステップ820にて、CPUは、衝突可能性フラグXcolの値が「1」に設定されたときの衝突候補物体のレーダ識別子(IDr(col))に対応するレーダフラグXr_IDr(col)の値が「1」であるか否かを判定する。レーダフラグXr_IDr(col)の値が「0」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(2)が成立していない。この場合、CPUは、ステップ820にて「No」と判定し、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、CPUは、減速制御を行わない。
一方、CPUがステップ820に進んだ時点にて、レーダフラグXr_IDr(col)の値が「1」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(2)が成立している。この場合、CPUは、ステップ820にて「Yes」と判定し、ステップ825に進む。
ステップ825にて、CPUは、上記衝突候補物体のソナー識別子(IDs(col))に対応するソナーフラグXs_IDs(col)の値が「1」であるか否かを判定する。ソナーフラグXs_IDs(col)の値が「0」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(3)が成立していない。この場合、CPUは、ステップ825にて「No」と判定し、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、CPUは、減速制御を行わない。
一方、CPUがステップ825に進んだ時点にて、ソナーフラグXs_IDs(col)の値が「1」である場合、過大減速度発生時点にて上記条件(3)が成立している。従って、過大減速度発生時点にて上記条件(1)乃至(4)の総ての条件が成立している。この場合、CPUは、ステップ825にて「Yes」と判定し、ステップ830及びステップ840の処理をこの順に実行し、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ830:CPUは、減速フラグの値を「1」に設定する。
ステップ835:CPUは、要求減速度Gtgtを所定の大きさの減速度Gpdに設定する。
ステップ840:CPUは、要求減速度GtgtをエンジンECU20及びブレーキECU30に送信する。
一方、CPUがステップ805に進んだ時点にて減速フラグXbrkの値が「1」である場合、CPUは、そのステップ805にて「No」と判定し、ステップ845に進む。ステップ845にて、CPUは、停止フラグXteishiの値が「0」であるか否かを判定する。
停止フラグXteishiの値は、減速制御によって車速Vsが「0」となった場合に「1」に設定され(後述するステップ850を参照。)、減速制御が終了した場合に「0」に設定される(後述するステップ865を参照。)。なお、CPUは、前述したイニシャルルーチンにおいて、停止フラグXteishiの値を「0」に設定する。
停止フラグXteishiの値が「0」である場合、CPUは、ステップ845にて「Yes」と判定し、ステップ845に進む。ステップ845にて、CPUは、車速Vsが「0」であるか否かを判定する。車速Vsが「0」でない場合、CPUは、ステップ845にて「No」と判定し、ステップ835に進む。
一方、CPUがステップ845に進んだ時点にて車速Vsが「0」である場合、CPUは、ステップ850及びステップ855の処理をこの順に実行し、ステップ860に進む。
ステップ850:CPUは、停止フラグXteishiの値を「0」に設定し、タイマTを「0」に設定する。
タイマTは、減速制御によって車速Vsが「0」となった時点から経過した時間をカウントするためのタイマである。
ステップ855:CPUは、タイマTの値に「1」を加算する。
ステップ860:CPUは、タイマTの値が閾値タイマTth以上であるか否かを判定する。
タイマTの値が閾値タイマTth未満である場合、CPUは、ステップ860にて「No」と判定し、ステップ835に進む。一方、CPUがステップ835に進んだ時点にてタイマTの値が閾値タイマTth以上である場合、CPUは、ステップ860にて「Yes」と判定し、ステップ865を実行する。その後、CPUは、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ865:CPUは、各フラグ(Xbrk、Xteishi、Xcol、Xs、Xr)の値を「0」に設定し、物体に割り当てたレーダ識別子IDr及びソナー識別子IDsをリセットする。
一方、CPUがステップ807に進んだ時点にて減速度Gxが第1閾値減速度G1th以上である場合、CPUは、ステップ807にて「Yes」と判定し、直接ステップ830に進む。この場合、CPUは、上記条件(1)乃至(4)が成立しているか否かに関わらず、減速制御を実行する。
以上により、減速度Gxが第2閾値減速度G2th以上且つ第1閾値減速度G1th未満である値となった場合において上記条件(1)乃至(4)の総てが成立しているとき、CPUは、衝突条件が成立したと判定し、減速制御を実行する。これによって、車両VAと「壊れやすい物体」とが衝突したことを正確に検出できる。従って、車両VAと「壊れやすい物体」とが衝突した場合に減速制御を確実に実行できるので、車両VAが「壊れやすい物体」を突き破った後に減速制御が実行されずにそのまま走行してしまうことを防止できる。
本発明は前述した実施形態に限定されることはなく、本発明の種々の変形例を採用することができる。
例えば、図6に示すステップ610にて、CPUは、接近物体の相対速度RVs及び位置Psに基いて当該接近物体のTTCを取得する。そして、CPUは、図7に示すステップ720の処理の実行後ステップ730に進み、そのステップ730にて、衝突候補物体のTTCが直近に取得された時刻Tpに当該TTCを加算することによって、衝突予測時刻Tcを取得してもよい。
更に、加速操作子は、アクセルペダル22aに限定されず、例えば、アクセルレバーであってもよい。
更に、物体を検出するためのレーダ12及びソナー16は、無線媒体を放射して、反射された無線媒体を受信することによって物標を検出するセンサであればよい。
なお、レーダ12が物標を検出可能な最も小さな距離と、ソナー16が物標を検出可能な最も大きな距離と、は異なる値であってもよい。
10…運転支援ECU(DSECU)、12…レーダ、14…カメラ、16Fa乃至16Fd…ソナー、18…フロアセンサ、20…エンジンECU、22…アクセルペダル操作量センサ、22a…アクセルペダル、24…エンジンセンサ、26…エンジンアクチュエータ、28…駆動装置(内燃機関)、30…ブレーキECU、32…ブレーキペダル操作量センサ、32a…ブレーキペダル、34…車輪速センサ、36…ブレーキアクチュエータ。

Claims (1)

  1. 車両の運転者が前記車両を加速させるために操作する加速操作子の操作量を検出する操作量検出センサと、
    前記車両の周囲の所定の検出領域に位置する物体の前記車両に対する位置を検出する物体検出センサと、
    前記車両の減速度を検出する減速度センサと、
    前記減速度センサが検出した減速度が所定の第1閾値減速度以上となった場合、前記車両の衝突が発生した可能性が高いときに成立する衝突条件が成立したと判定し、前記車両を減速させる減速制御を実行する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記減速度センサが検出した減速度が前記第1閾値減速度よりも小さな第2閾値減速度以上であって且つ前記第1閾値減速度未満の値となった場合において、
    前記運転者が前記加速操作子を他の運転操作子と誤って操作している可能性が高い誤操作状態が発生していると前記操作量に基いて判定されているとの誤操作条件、
    前記減速度が第2閾値減速度以上であって且つ前記第1閾値減速度未満の値となった時点よりも前に前記物体検出センサが前記車両に対して接近してくる物体を検出しているとの検出条件、及び、
    前記減速度が第2閾値減速度以上であって且つ前記第1閾値減速度未満の値となった時刻と前記物体検出センサが検出した物体と前記車両とが衝突する予測される衝突予測時刻との差分が所定の閾値以下であるとの時刻差分条件
    の総てが成立するとき、前記衝突条件が成立したと見做して前記減速制御を実行する、
    ように構成された、運転支援装置。
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