JP2020131858A - 飛行体 - Google Patents

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鉄也 金
雅彦 松橋
Masahiko Matsuhashi
雅彦 松橋
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Abstract

【課題】求められる性能を満たしつつ軽量化を実現する飛行体を提供する。【解決手段】前後方向、左右方向および上昇方向に拡がる所定の収容空間を有する構造体である本体部10と、前記本体部を中心として前後方向および左右方向に拡がる前後左右平面に沿って前記本体部を取り囲む位置関係で配置された複数の飛行ユニット20と、を備えた飛行体1であって、前記飛行ユニットは、上昇方向に沿って延びる軸を中心に回転するロータと、前記ロータの前後および上下を取り囲んで該ロータを保持する枠体と、前記枠体を前記本体部に連結する連結体と、を備えており、前記飛行ユニットにおける前記枠体の下端が前記本体部よりも下方に位置している飛行体。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の飛行ユニットを備えた飛行体に関する。
従来から、荷物や乗員などを収容する収容空間を有する本体部に、ロータからなる飛行ユニットを設けて飛行可能とした飛行体が種々提案されており(特許文献1参照)、近年では、本体部を取り囲むように複数の飛行ユニットを設けた構成も提案されている(特許文献2参照)。
特開2009-137316号公報 特開2017-154654号公報
この種の飛行体では、本体部や飛行ユニットを軽量化することが必要であるが、飛行体として求められるその他の機能や性能との関係で、充分に軽量化が実現されているとはいえない。例えば、飛行体として着陸する際などの衝撃に耐えうる剛性や、ロータが周辺領域に干渉しないようにするといった安全面の配慮などが求められ、これらを満たすためだけの部材を設けることは、無用に重量を増加させることとなり、軽量化と相反する結果となってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、飛行体として求められる性能を満たしつつ軽量化を実現するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため第1局面における飛行体は、前後方向、左右方向および上昇方向に拡がる所定の収容空間を有する構造体である本体部と、前記本体部を中心として前後方向および左右方向に拡がる前後左右平面に沿って前記本体部を取り囲む位置関係で配置された複数の飛行ユニットと、を備えた飛行体であって、前記飛行ユニットは、上昇方向に沿って延びる軸を中心に回転するロータと、前記ロータの前後および上下を取り囲んで該ロータを保持する枠体と、前記枠体を前記本体部に連結する連結体と、を備えており、前記飛行ユニットにおける前記枠体の下端が前記本体部よりも下方に位置している飛行体である。
この局面の飛行体では、飛行ユニットが、ロータを内包して起立した枠体という中空の構造体となっているため、飛行ユニット自体を軽量化することができるだけでなく、枠体という構造によって、着陸時における上昇方向および前後方向の衝撃に対する一定の剛性を確保することができる。さらに、枠体がロータを取り囲む構造となっているため、ロータの周辺領域への干渉を抑制することも可能である。このように、本飛行体では、飛行体として求められる性能を満たしつつ軽量化を実現することができる。
この局面においては、以下に示す第2局面のようにしてもよい。
第2局面において、前記枠体は、前記ロータの前方において上昇方向に延びる前枠と、前記ロータの後方において上昇方向に延びる後枠と、前記前枠および前記後枠それぞれの上端側を連結するように前後方向に延びる上枠と、前記前枠および前記後枠それぞれの下端側を連結するように前後方向に延びる下枠と、当該枠体におけるいずれかの枠に取り付けられるとともに該枠と前記ロータとの間に介在して該ロータを回転可能に保持する保持部と、からなる。
この局面の飛行体では、飛行ユニットにおける枠体が、前後上下の枠によってフィーレンディール構造をなしているため、この構造により軽量化と剛性の確保とを両立することができる。
この局面においては、以下に示す第3局面のようにしてもよい。
第3局面において、前記枠体は、前記前枠および前記後枠それぞれを前記上枠と前記下枠との間において連結するように前後方向に延びる中段枠、を備え、前記ロータとして、前記上枠と前記中段枠との間の領域に配置された上段側のロータと、前記中段枠と前記下枠との間の領域に配置された下段側のロータと、が備えられている。
この局面の飛行体では、飛行ユニットとして上下段にロータを配置した構成となっているため、ロータ単体で構成した場合と比べて、例えば、それぞれ推力が半分程度の小径ロータを上下段に配置することで、必要な推力を確保したまま前後左右平面におけるロータの配置領域を小さくすることができる。
また、上記第2、第3局面においては、以下に示す第4局面のようにしてもよい。
第4局面において、前記枠体における前記下枠は、前記ロータの回転する回転領域に所定の距離まで近接する位置を限度として、その前端側および後端側のいずれか一方または両方の領域が、それ以外の領域から離れるにつれて上方に傾斜している。
飛行体の着陸時には、飛行体における前後左右平面を前傾または後傾させた状態から枠体を接地させることもありうるが、この場合、枠体の下枠が前後方向に沿って同一方向に延びた領域のみであると、枠体の前端または後端が接地面に引っ掛かってしまい、適切に着陸できないばかりか、転倒するなどして飛行体が破損してしまう恐れがある。
この点、上記各局面の飛行体では、枠体における下枠がその前端側または後端側において上方に傾斜しているため、飛行体における前後左右平面を前傾または後傾させた状態から枠体を接地させるような状況下でも、枠体が接地面に引っ掛かりにくくすることができる。
また、上記各局面においては、以下に示す第5局面のようにしてもよい。
第5局面において、前記保持部は、前記枠体において前記ロータの上方を取り囲む枠に取り付けられ、該枠と前記ロータとの間に介在して該ロータへと回転駆動力を伝達する駆動機構を有している。
この局面の飛行体であれば、回転駆動の伝達のための機械要素として一定の重量を有する駆動機構が、枠体においてロータの上方を取り囲む枠から下方に向けて配置されているため、同枠から駆動機構を上方に向けて配置するような場合と比べ、飛行ユニットおよび飛行体全体としての重心を低くすることができる。
また、上記各局面においては、以下に示す第6局面のようにしてもよい。
第6局面において、前記連結体は、前記枠体において前記ロータの上方および下方を取り囲む枠それぞれのうち、該ロータの回転軸と前記前後左右平面にて重なる位置を含む領域からそれぞれ延びて前記本体部に連結された一対の棒状部材と、一方の前記棒状部材と他方の前記棒状部材とをそれぞれの長さ方向に沿った所定の位置において連結するように上昇方向に延びる連結部材と、からなる。
この局面の飛行体であれば、本体部と飛行ユニットとを連結する連結体が、棒状部材および連結部材によってフィーレンディール構造をなしているため、この構造により軽量化と剛性の確保とを両立することができる。
また、上記各局面においては、以下に示す第7局面のようにしてもよい。
第7局面において、前記保持部は、前記枠体において前記ロータの回転する回転領域の上端が前記収容空間よりも下方となる位置関係で該ロータを保持する。
この局面の飛行体であれば、飛行ユニットのロータは、収容空間よりも下方の位置において回転しているため、このロータが収容空間に干渉することを抑制することができる。
本発明の全体構成を示す斜視図 本発明のフレーム構造を示す斜視図 本発明を前後方向および左右方向に拡がる前後左右平面で示した図(平面図) 本発明を前方からみた状態を示す図(正面図) 本発明におけるフレーム構造の要部を示す斜視図 本発明を側面からみた状態を示す図(側面図) 本発明のフレーム構造を側面からみた状態を示す図(側面図)
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
飛行体1は、図1に示すように、所定の収容空間100を有する構造体である本体部10と、本体部10を取り囲む複数の飛行ユニット20と、本体部10の下方に配置された走行ユニット30と、を備えている。
本体部10は、図1、図2に示すように、前後方向、左右方向および上昇方向に拡がる所定の収容空間100を有し、この収容空間100の上方以外を取り囲んで前後方向に延びるフレーム構造の構造体11に、外装13を被せたものであり、前後方向に複数名の乗員200を乗車可能なスペースとして収容空間100が確保されている。この構造体11には、収容空間100を取り囲む領域から上方に延びて収容空間100の上方を覆うロールオーバーバー15が形成されている。
なお、本実施形態では、飛行体1自体の上下方向や飛行体1が上昇・下降する方向を上昇方向とし、同図における左下側に位置する本体部10の端部から右上側に位置する本体部10の端部へ向かう方向を前後方向とし、同図における本体部10の前後いずれか一方かつ紙面手前側に位置する飛行ユニット30から紙面奥側に位置する飛行ユニット30に向かう方向を左右方向とする。
飛行ユニット20は、図1、図2に示すように、複数の構成要素からなる構造体に外装21を被せたものであり、構成要素として、上昇方向に沿って延びる軸を中心に回転するロータ40と、ロータ40の前後および上下を取り囲んでロータ40を保持する枠体50と、枠体50を本体部10に連結する連結体60と、を備えている。この枠体50は、その下端が本体部10よりも下方に位置している。
この飛行ユニット20は、図3に示すように、本体部10を中心として前後方向(同図上昇方向)および左右方向に拡がる前後左右平面に沿って本体部10を取り囲む位置関係で配置されており、本体部10の前方側を左右で挟むように配置された一組の飛行ユニット20と、本体部10の後方側を左右で挟むように配置された一組の飛行ユニット20と、からなる。なお、これら飛行ユニット20それぞれのロータ40は、それぞれの回転軸が上昇方向に沿って平行となるように配置されている。
走行ユニット30は、図4に示すように、本体部10の前方側に配置された前輪31と、本体部10の後方側に配置された一対の後輪33と、後輪33それぞれを浮沈させるサスペンション35と、からなる。この前輪31は、その下端が枠体50の下端よりも下方に位置し、また、前方の飛行ユニット20における枠体50の前端よりも後方に位置している(図6、図7参照)。また、後輪33は、その下端が枠体50の下端よりも下方に位置しているが、サスペンション35により枠体50の下端よりも上方に変位可能に構成されており、また、後方の飛行ユニット20における枠体50の後端よりも前方に位置している(同図参照)。
本実施形態においては、前輪31が、図示されないステアリング装置により操舵可能に構成され、後輪33が、図示されないモータやエンジンなどの動力源からの動力を受けて回転駆動されるように構成されており、これにより飛行体1に陸上を走行する機能が付与されている。
枠体50は、図5に示すように、ロータ40の前方において上昇方向に延びる前枠51と、ロータ40の後方において上昇方向に延びる後枠53と、前枠51および後枠53それぞれの上端側を連結するように前後方向に延びる上枠55と、前枠51および後枠53それぞれの下端側を連結するように前後方向に延びる下枠57と、前枠51および後枠53それぞれを上枠55と下枠57との間において連結するように前後方向に延びる中段枠59と、枠体50に取り付けられるとともに該枠とロータ40との間に介在してロータ40を回転可能に保持する保持部70と、からなる。
これらのうち、下枠57は、ロータ40の回転する回転領域(ロータ40が回転に伴って通過する領域として形成される回転領域300;図7参照)に所定の距離まで近接する位置を限度として、その前端側および後端側のいずれか一方または両方の領域が、それ以外の領域から離れるにつれて上方に傾斜している。ここでは、前方側に配置された飛行ユニット20における枠体50の下枠57のうち、前端側のみが真っ直ぐ上方へ傾斜しており、また、後方側に配置された飛行ユニット20における枠体50の下枠57のうち、後端側のみが真っ直ぐ上方へ傾斜している。この「回転領域に所定の距離まで近接する位置」は、飛行体1の動作に応じてロータ40が最も下方に変位した場合でもロータ40が接触することのないものとして定められた位置である。
この枠体50に対し、本実施形態では、上枠55と中段枠59との間の領域に配置された上段側のロータ40と、中段枠59と下枠57との間の領域に配置された下段側のロータ40と、が設けられている。
また、保持部70は、枠体50においてロータ40の上方を取り囲む枠(本実施形態では上枠55および中段枠59)に取り付けられ、これら枠とロータ40との間に介在してロータ40へと回転駆動力を伝達する駆動機構71を有している。この駆動機構71は、動力源としてのモータとこのモータによる回転駆動力をロータ40へと伝達する機構部分とが一体化されたものであり、枠体50における枠から下方に向けて配置されている。なお、この駆動機構71は、他の部位に設けられた動力源からの回転駆動力をロータ40へと伝達する機構部分のみからなるものとしてもよい。
この保持部70は、図6、図7に示すように、ロータ40の回転する回転領域300の上端が収容空間100よりも下方となる位置関係でロータ40を保持している。
連結体60は、図5に示すように、枠体50においてロータ40の上方および下方を取り囲む枠それぞれのうち、ロータ40の回転軸と前後左右平面にて重なる位置を含む領域からそれぞれ延びて本体部10に連結された一対の棒状部材61と、一方の棒状部材61と他方の棒状部材61とをそれぞれの長さ方向に沿った所定の位置において連結するように上昇方向に延びる連結部材63と、からなる。ここでは、棒状部材61の長さ方向に沿った一カ所においてのみ連結部材63が一対の棒状部材61を連結しているが、複数の連結部材63が、棒状部材61の長さ方向に沿った複数個所においてそれぞれ一対の棒状部材61を連結するように構成してもよい。
(2)作用効果
上記実施形態の飛行体1は、飛行ユニット20が、ロータ40を内包して起立した枠体50という中空の構造体となっているため、飛行ユニット20自体を軽量化することができるだけでなく、枠体50という構造によって、着陸時における上昇方向および前後方向の衝撃に対する一定の剛性を確保することができる。さらに、枠体50がロータ40を取り囲む構造となっているため、ロータ40の周辺領域への干渉を抑制することも可能である。このように、飛行体1では、飛行体1として求められる性能を満たしつつ軽量化を実現することができる。
また、飛行ユニット20における枠体50が、前後上下の枠によってフィーレンディール構造をなしているため、この構造により軽量化と剛性の確保とを両立することができる。
また、飛行ユニット20として上下段にロータ40を配置した構成となっているため、ロータ40単体で構成した場合と比べて、例えば、それぞれ推力(軸方向に沿った推進力)が半分程度の小径ロータ40を上下段に配置することで、必要な推力を確保したまま前後左右平面におけるロータ40の配置領域を小さくすることができる。また、それぞれの推力が単一のロータ40からなる構成と同程度のロータ40を上下段に配置することで、ロータ40の配置領域を拡げることなく、飛行に必要な推力を大きくすることができる。
また、上記実施形態では、枠体50における下枠57がその前端側または後端側において上方に傾斜しているため、飛行体1における前後左右平面を前傾または後傾させた状態から枠体50を接地させるような状況下でも、枠体50が接地面に引っ掛かりにくくすることができる。
地上を走行する機能を有する飛行体1では、前後左右平面を前傾または後傾させた状態から枠体50を接地させて着陸した後、そのまま地上を走行する状態へ移行することが考えられる。このように飛行体1における前後左右平面を前傾または後傾させた状態から枠体50を接地させるような場合には、枠体50の下枠57が前後方向に真っ直ぐ延びた領域のみであると、枠体50の前端または後端が接地面に引っ掛かってしまい、適切に着陸できないばかりか、転倒するなどして飛行体1が破損してしまう恐れがある。その点、上記実施形態のように、枠体50における下枠57がその前端側または後端側において上方に傾斜する構成であれば、枠体50が接地面に引っ掛かりにくくなり、着陸した後そのまま地上を走行する状態へとスムーズに移行することができるようになる。
また、上記実施形態では、回転駆動力の伝達のための機械要素として一定の重量を有する駆動機構(つまり保持部70)が、枠体50においてロータ40の上方を取り囲む枠から下方に向けて配置されているため、同枠から駆動機構を上方に向けて配置するような場合と比べ、飛行ユニット20および飛行体1全体としての重心を低くすることができる。地上を走行する機能をも有する飛行体1は、走行時の安定性を高めるために重心を低くすることが求められるため、上記のような配置となっていることにより、飛行体1全体としての重心を低くして走行安定性を高めるのに好適である。
また、上記実施形態では、本体部10と飛行ユニット20とを連結する連結体60が、棒状部材61および連結部材63によってフィーレンディール構造をなしているため、この構造により軽量化と剛性の確保とを両立することができる。
また、上記実施形態では、飛行ユニット20のロータ40が収容空間100よりも下方の位置において回転しているため、このロータ40が収容空間100に干渉することを抑制することができる。
また、上記実施形態では、本体部10の構造体11には、収容空間100の上方を覆うロールオーバーバー15が形成されているため、これにより、収容空間100に収容された収容対象の外部との干渉を抑制することができる。
(3)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、収容空間100が乗員を乗車可能なスペースとして確保された構成を例示したが、この収容空間100は、飛行体1にて運搬する荷物を収容するスペースとして確保した構成としてもよい。
また、上記実施形態では、本体部10の前方側および後方側それぞれを左右で挟むように配置された二組の飛行ユニット20が備えられた構成を例示したが、前後左右平面に沿って本体部10を取り囲む位置関係で配置されていれば、飛行ユニット20の数や配置については特に限定されない。例えば、二組より多い数の飛行ユニット20が取り囲む構成としたり、本体部10の前方側または後方側の飛行ユニット20のみ本体部10の前方または後方に配置された単体の飛行ユニット20としてもよい。
また、上記実施形態では、前方側に配置された飛行ユニット20における枠体50の下枠57のうち、前端側のみが上方へ傾斜しており、また、後方側に配置された飛行ユニット20における枠体50の下枠57のうち、後端側のみが上方へ傾斜している構成を例示した。しかし、これら下枠57それぞれは、前端側および後端側の両方が上方へ傾斜した構成としてもよい。
また、上記実施形態では、飛行ユニット20における枠体50の下枠57が直線状に上方へ傾斜した構成を例示した。しかし、この下枠57において傾斜する領域は、直線状ではなく、曲線状に上方へ傾斜した構成としてもよい。
また、上記実施形態では、枠体50に対し、上下2段にロータ40が設けられた構成を例示したが、上下3段以上のロータ40を設けた構成としてもよく、この場合、枠体50に複数の中段枠59を設け、上下の枠で挟まれた領域それぞれにロータ40を設けた構成とするとよい。
また、上記実施形態においては、保持部70が、枠体50においてロータ40の上方を取り囲む枠に取付けられた構成を例示したが、この保持部70は、枠体50におけるいずれかの枠に取付けられていればよく、ロータ40の上方を取り囲む枠以外の枠に取付けた構成としてもよい。
また、上記実施形態において、飛行ユニット20の枠体50そのものを傾斜させた構成としてもよい。具体的には、前方および後方のいずれか一方に配置された枠体50の下端面が、離着陸時に想定される接地面に沿う(望ましくは平行となる)ように枠体50の傾斜角を調整しておくことにより、その枠体50に設けられたロータ50による離着陸時の推力を最大化することができる。
また、上記実施形態では、飛行ユニット20それぞれのロータ40が、それぞれの回転軸を上昇方向に沿って平行となる位置関係で配置されているものを構成した。しかし、全てのロータ40の回転軸を平行にしないような構成を採用してもよい。具体的には、飛行ユニット20のうち、前後一方側に配置された飛行ユニット20、または、左右一方側に配置された飛行ユニット20についてのみ、ロータ40の回転軸を傾けるといった構成が考えられ、このように構成すれば、回転軸の傾きに応じて飛行体1の飛行時におけるロール方向やピッチ方向の安定性を高めることも可能となる。
また、上記実施形態では、収容空間100に乗員200が乗車して有人飛行を可能とした構成を例示したが、乗員200以外の荷物など収容対象を収容空間100に収容して無人飛行を可能とした構成に適用できることはいうまでもない。
1…飛行体、10…本体部、11…構造体、13…外装、15…ロールオーバーバー、20…飛行ユニット、21…外装、30…走行ユニット、31…前輪、33…後輪、35…サスペンション、40…ロータ、50…枠体、51…前枠、53…後枠、55…上枠、57…下枠、59…中段枠、60…連結体、61…棒状部材、63…連結部材、70…保持部、71…駆動機構、100…収容空間、200…乗員、300…回転領域。

Claims (7)

  1. 前後方向、左右方向および上昇方向に拡がる所定の収容空間を有する構造体である本体部と、前記本体部を中心として前後方向および左右方向に拡がる前後左右平面に沿って前記本体部を取り囲む位置関係で配置された複数の飛行ユニットと、を備えた飛行体であって、
    前記飛行ユニットは、上昇方向に沿って延びる軸を中心に回転するロータと、前記ロータの前後および上下を取り囲んで該ロータを保持する枠体と、前記枠体を前記本体部に連結する連結体と、を備えており、
    前記飛行ユニットにおける前記枠体の下端が前記本体部よりも下方に位置している飛行体。
  2. 前記枠体は、前記ロータの前方において上昇方向に延びる前枠と、前記ロータの後方において上昇方向に延びる後枠と、前記前枠および前記後枠それぞれの上端側を連結するように前後方向に延びる上枠と、前記前枠および前記後枠それぞれの下端側を連結するように前後方向に延びる下枠と、当該枠体におけるいずれかの枠に取り付けられるとともに該枠と前記ロータとの間に介在して該ロータを回転可能に保持する保持部と、からなる、
    請求項1に記載の飛行体。
  3. 前記枠体は、前記前枠および前記後枠それぞれを前記上枠と前記下枠との間において連結するように前後方向に延びる中段枠、を備え、
    前記ロータとして、前記上枠と前記中段枠との間の領域に配置された上段側のロータと、前記中段枠と前記下枠との間の領域に配置された下段側のロータと、が備えられている、
    請求項2に記載の飛行体。
  4. 前記枠体における前記下枠は、前記ロータの回転する回転領域に所定の距離まで近接する位置を限度として、その前端側および後端側のいずれか一方または両方の領域が、それ以外の領域から離れるにつれて上方に傾斜している、
    請求項2または請求項3に記載の飛行体。
  5. 前記保持部は、前記枠体において前記ロータの上方を取り囲む枠に取り付けられ、該枠と前記ロータとの間に介在して該ロータへと回転駆動力を伝達する駆動機構を有している、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の飛行体。
  6. 前記連結体は、前記枠体において前記ロータの上方および下方を取り囲む枠それぞれのうち、該ロータの回転軸と前記前後左右平面にて重なる位置を含む領域からそれぞれ延びて前記本体部に連結された一対の棒状部材と、一方の前記棒状部材と他方の前記棒状部材とをそれぞれの長さ方向に沿った所定の位置において連結するように上昇方向に延びる連結部材と、からなる、
    請求項1から5のいずれかに記載の飛行体。
  7. 前記保持部は、前記枠体において前記ロータの回転する回転領域の上端が前記収容空間よりも下方となる位置関係で該ロータを保持する、
    請求項1から6のいずれかに記載の飛行体。
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