JP2020131687A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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公彦 小林
Kimihiko Kobayashi
公彦 小林
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【課題】サブタンクからインクが溢れる可能性を低減させるインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置1は、記録ヘッド72と、メインタンク110と、サブタンク120と、第1ポンプ130機構と、検知部123と、制御部とを備える。第1ポンプ機構130は、サブタンク120から記録ヘッド72にインクを供給する。検知部123は、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを検知する。制御部は、画像を形成するために必要なインクの量の累積値を示すドットカウント量を算出する。制御部は、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であると制御部が判定し、かつサブタンク内のインク120の残量が規定値以下でないと検知部123が検知した場合、制御部は、サブタンク120から記録ヘッド72へインクを供給するパージ動作を第1ポンプ機構130に実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、メインタンクが貯留するインクを、サブタンクを経由して記録ヘッドに供給する。記録ヘッドは、供給されたインクによって記録媒体に画像を形成する。
インクが、サブタンクから溢れ出ると、インクジェット記録装置の内部が汚染される。インクジェット記録装置内部の汚染を防ぐため、例えば、特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、サブタンク内のインクレベルを検知するレベルセンサーを備える。
特開2006−188002号公報
しかしながら、レベルセンサーがサブタンク内のインクレベルを検知するのみでは、レベルセンサーに異常が発生している場合に、インクがサブタンクから溢れ出る可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、サブタンクからインクが溢れる可能性を低減させるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係るインクジェット記録装置は、記録ヘッドと、メインタンクと、サブタンクと、第1ポンプ機構と、検知部と、制御部とを備える。前記記録ヘッドは、インク吐出面を有し、前記インク吐出面からインクを吐出して記録媒体に画像を形成する。前記メインタンクは、前記インクを貯留する。前記サブタンクは、前記インクを前記メインタンクから供給される。前記第1ポンプ機構は、前記サブタンクから前記記録ヘッドに前記インクを供給する。前記検知部は、前記サブタンク内の前記インクの残量が規定値以下であるか否かを検知する。前記制御部は、前記第1ポンプ機構を制御する。前記制御部は、前記画像を形成するために必要な前記インクの量の累積値を示すドットカウント量を算出する。前記制御部は、前記ドットカウント量に基づいて、前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であるか否かを判定する。前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であると前記制御部が判定し、かつ前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下でないと前記検知部が検知した場合、前記制御部は、前記サブタンクから前記記録ヘッドへ前記インクを供給するパージ動作を前記第1ポンプ機構に実行させる。
本発明によれば、サブタンクからインクが溢れる可能性を低減させることができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るインク供給部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るサブタンクの外観を示す図である。 本発明の実施形態に係るサブタンクユニットの構成を示す図である。 図4に示すV−V線方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直面に平行であり、X軸及びY軸は水平面に平行である。
まず、図1を参照して、インクジェット記録装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1の構成を示す図である。インクジェット記録装置1は、カラー複合機である。
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、操作パネル2、収容部5、搬送部6、記録部7、インク供給部100、クリーニング液供給部102、排出部8、記憶部9、制御部10及び温度測定部11を備える。
操作パネル2は、インクジェット記録装置1からユーザーにメッセージを表示する。操作パネル2は、インクジェット記録装置1に対するユーザーからのジョブの指示を受け付ける。操作パネル2は、表示部21及び複数の操作キー22を含む。
表示部21は、インクジェット記録装置1からユーザーにメッセージを表示する。表示部21は、例えば、液晶ディスプレー又は有機EL(Electro Luminescence)である。
操作キー22は、ユーザーから指示の入力を受け付ける。ユーザーは、操作キー22を操作して指示を入力することで、インクジェット記録装置1の各種の設定を行うことができる。操作キー22は、ユーザーからの指示を受け付けると、ユーザーからの指示を示す信号を制御部10へ出力する。
収容部5は、複数のカセット51を有する。カセット51は、複数の用紙Pを収容する。カセット51から給紙された用紙Pは、搬送部6へ搬送される。用紙Pは、記録媒体の一例である。
搬送部6は、記録部7の下方を通過するように用紙Pを搬送する。また、搬送部6は、記録部7の下方を通過した用紙Pを排出部8に搬送する。
記録部7は、インクを吐出して用紙Pに画像を形成する。記録部7は、ヘッドハウジング71と、4つの記録ヘッド72とを有する。ヘッドハウジング71は、4つの記録ヘッド72を支持する。4つの記録ヘッド72の各々は、対応する色のインクを吐出する。具体的には、4つの記録ヘッド72は、記録ヘッド72Y、記録ヘッド72M、記録ヘッド72C、及び記録ヘッド72Kを含む。
記録ヘッド72Yは、イエロー色のインクを吐出する。記録ヘッド72Mは、マゼンタ色のインクを吐出する。記録ヘッド72Cは、シアン色のインクを吐出する。記録ヘッド72Kは、ブラック色のインクを吐出する。
インク供給部100は、記録部7にインクを供給する。具体的には、インク供給部100は、第1インク供給部100Y、第2インク供給部100M、第3インク供給部100C、及び第4インク供給部100Kを含む。第1インク供給部100Yは、記録ヘッド72Yにインクを供給する。第2インク供給部100Mは、記録ヘッド72Mにインクを供給する。第3インク供給部100Cは、記録ヘッド72Cにインクを供給する。第4インク供給部100Kは、記録ヘッド72Kにインクを供給する。
クリーニング液供給部102は、記録部7にクリーニング液を供給する。具体的には、クリーニング液供給部102は、記録ヘッド72Y、記録ヘッド72M、記録ヘッド72C、及び記録ヘッド72Kにクリーニング液を供給する。
排出部8は、排出トレイ81を含む。排出部8は、本体筐体の外部へ用紙Pを排出する。本体筐体の外部へ排出された用紙Pは、排出トレイ81に載置される。
記憶部9は、各種データを記憶する。記憶部9は、ストレージデバイス及び半導体メモリーによって構成される。ストレージデバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)によって構成される。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)によって構成される。記憶部9は、制御プログラムを記憶する。記憶部9については、図6を参照して後述する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーによって構成される。制御部10は、制御プログラムを実行することにより、インクジェット記録装置1の各部の動作を制御する。また、制御部10は、画像形成処理用の集積回路を備える。画像形成処理用の集積回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成される。制御部10については、図6を参照して後述する。
温度測定部11は、インクジェット記録装置1の機体の外部温度を測定し、測定温度を示す信号を出力する。温度測定部11は、例えば、サーミスターである。
次に、図2を参照して、インク供給部100について説明する。図2は、インク供給部100の構成を示す図である。図2に示すように、インク供給部100は、メインタンク110と、サブタンク120と、検知部123と、第1ポンプ機構130と、貯留ボックス140と、第2ポンプ機構150と、第1配管161と、第2配管162とを有する。インク供給部100は、制御部10の指示に従って動作する。インク供給部100は、インクの色種ごとに設けられる。
メインタンク110はインクInを収容する。インクInは、イエロー色のインク、マゼンタ色のインク、シアン色のインク、ブラック色のインクである。
サブタンク120は、メインタンク110から供給されたインクInを貯留する。サブタンク120は、本体部121と、蓋体122と、フロート124とを有する。
本体部121は、インクInを貯留する。本体部121は、略円筒形状である。本体部121は、上面が開放された中空体である。本体部121は内部空間を有する。インクInは、内部空間に貯留される。貯留ボックス140は、本体部121の上面から溢れ出たインクInを回収する。
蓋体122は、本体部121の上部を覆っている。蓋体122には、貫通孔122aが形成されている。貫通孔122aは、大気と連通する。貫通孔122aには、フロート124の上端が挿通する。
検知部123は、サブタンク120内のインクInの残量が規定値以下であるか否かを検知し、検知結果を示す信号を制御部10に出力する。具体的には、検知部123は、本体部121内のインクInの残量が規定値以下であるか否かを検知する。検知部123は、本体部121の外壁に設けられる。検知部123は、本体部121の底壁から所定の距離離れた位置に設けられる。検知部123は、磁力によって、ON状態とOFF状態とが切り替わる。ON状態とは、検知部123が磁力を検知した状態である。OFF状態とは、磁力を検知しない状態である。検知部123は、例えば、ホールIC(Integrated Circuit)である。
フロート124は、本体部121内のインクInの液面の上昇と下降に合わせて本体部121内を上下する。フロート124は、マグネットホルダーと、マグネット124aとを有する。マグネットホルダーは、マグネット124aを保持する。マグネット124aは、磁力を発生する。
検知部123は、マグネット124aの磁力を検知した場合、信号を制御部10に出力する。具体的には、本体部121にインクInが供給されると、マグネット124aが、所定の高さまで上昇する。マグネット124aが所定の高さまで上昇すると、検知部123は、マグネット124aの磁力を検知し、信号を制御部10に出力する。
検知部123は、マグネット124aの磁力を検知しない場合、信号を制御部10に出力しない。具体的には、サブタンク120から記録ヘッド72へインクInが流出すると、マグネット124aが、検知部123が所定の高さよりも下降する。マグネット124aが所定の高さよりも下降すると、検知部123は、マグネット124aの磁力を検知できず、信号を制御部10に出力しない。
第1ポンプ機構130は、第2配管162を経由して、サブタンク120に貯留されたインクInを記録ヘッド72に供給する。記録ヘッド72は、インクInを吐出するインク吐出面72aを有する。第1ポンプ機構130は、例えば、シリンダーポンプである。
第2ポンプ機構150は、第1配管161を経由して、メインタンク110に貯留されたインクInをサブタンク120に供給する。第2ポンプ機構150は、制御部10の指示に従って、検知部123がON状態となるまでインクInを供給する。第2ポンプ機構150は、例えば、チューブポンプである。
第1配管161は、メインタンク110とサブタンク120とを連通する。第1配管161には、第2ポンプ機構150が配置される。第2配管162は、サブタンク120と記録ヘッド72とを連通する。第2配管162には、第1ポンプ機構130が配置される。
なお、クリーニング液供給部102の構成は、インク供給部100の構成と略同様である。クリーニング液供給部102は、インク供給部100と同様に、メインタンク110と、サブタンク120と、検知部123と、第1ポンプ機構130と、貯留ボックス140と、第2ポンプ機構150と、第1配管161と、第2配管162とを有する。クリーニング液供給部102の第2配管162は、クリーニング液供給部102のサブタンク120と、記録ヘッド72Y、記録ヘッド72M、記録ヘッド72C、及び記録ヘッド72Kの各々とを接続する。
次に、図3から図5を参照して、本発明の実施形態に係るサブタンク120周辺の構成について更に説明する。図3は、サブタンク120の外観を示す図である。図3に示すように、サブタンク120は、本体部121と、蓋体122とを有する。
本体部121は、流入口121aと、流出口121bとを有する。流入口121aは、第1配管161と接続する。インクInは、流入口121aを介して、第1配管161からサブタンク120に流入する。流出口121bは、第2配管162と接続する。インクInは、流出口121bを介して第2配管162に流出する。
図4は、サブタンクユニット101の構成を示す図である。インクジェット記録装置1は、サブタンクユニット101を備える。サブタンクユニット101は、複数のサブタンク120と、フレーム180とを有している。具体的には、サブタンクユニット101は、4つのインク供給部100の各々のサブタンク120と、クリーニング液供給部102のサブタンク120とを有している。サブタンクユニット101において、複数のサブタンク120は所定方向に沿って配列され、フレーム180に固定されている。サブタンクユニット101は、貯留ボックス140を有している。貯留ボックス140は、フレーム180に固定されている。
図5は、図4に示すV−V線方向に沿った断面図である。詳しくは、図5は、サブタンク120と貯留ボックス140との装着部分をX軸正側から見た図である。
図5に示すように、貯留ボックス140は、ボックス本体部141と、ボックス蓋部142とを有する。ボックス本体部141は、上面が開口した箱体である。ボックス蓋部142は、ボックス本体部141の上部に取り付けられる。ボックス本体部141、及びボックス蓋部142によって、貯留室140Sが形成されている。貯留室140Sは、サブタンク120から溢れたインクIn及びクリーニング液を貯留する。ボックス蓋部142には、貯留ボックス140の内圧を大気圧と等しくするため大気開放口142aが設けられている。貯留室140Sの底面143は、Y軸正側に向かって下方に傾斜している。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1の構成について更に説明する。図6は、インクジェット記録装置1の構成を示すブロック図である。
制御部10は、機外温度に応じて補正制御を行う。補正制御は、例えば、吐出駆動波形の調整、及びインク温度の調整を含む。補正制御により、インクの吐出不良の発生が抑制される。インクの吐出不良は、例えば、インクの吐出不良、及びインク垂れを含む。
図6に示すように、記憶部9は、機能プログラムに加えて、規定温度データ91、規定値データ92、所定回数データ93、及び所定時間データ94を記憶する。また、記憶部9は、画像形成の対象となる画像データと、画像データを構成する1画素あたりのインクの吐出量を示すデータとを記憶する。
規定温度データ91は、第1規定温度及び第2規定温度を示す。第1規定温度は、補正制御が機能する温度の下限値を示す。換言すると、補正制御を行っても、機外温度が第1規定温度未満ではインクの吐出不良が発生する可能性がある。また、第2規定温度は、補正制御が機能する温度の上限値を示す。換言すると、機外温度が第2規定温度を超えると、インクの吐出不良が発生する可能性がある。なお、第2規定温度は、第1規定温度よりも高温である。第1規定温度は、例えば、10℃である。第2規定温度は、例えば、50℃である。
規定値データ92は、規定値を示す。規定値は、検知部123が検知できるサブタンク120内のインクの残量の下限値である。換言すると、検知部123は、サブタンク120内に下限値以下のインクが残っていてもインクを検知できない。検知部123は、サブタンク120内に残っているインクが下限値以下になると信号を制御部10に出力しない。インクの残量の下限値は、例えば、0.01mLである。
所定回数データ93は、所定回数を示す。所定回数は、パージ動作を繰り返す回数に対して設定される閾値である。所定回数は、例えば、3回である。
所定時間データ94は、第2ポンプ機構150がメインタンク110からサブタンク120へのインク供給を待機する時間を示す。待機する時間は、例えば、10秒である。
制御部10は、ドットカウント量を算出する。ドットカウント量は、画像を用紙Pに形成するために必要なインクの量の累積値を示す。詳しくは、制御部10は、画像データの画素数と、1画素あたりのインクの吐出量とに基づいて、画像データから画像の形成に必要なインクの量を計算する。
制御部10は、ドットカウント量に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを判定する。
制御部10は、検知部123が出力した信号に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを判定する。
制御部10は、パージ動作を第1ポンプ機構130に実行させる。パージ動作において、第1ポンプ機構130はインクを加圧して、サブタンク120から記録ヘッド72へ供給する。制御部10は、パージ動作を第1ポンプ機構130に繰り返し実行させる。
制御部10は、第1ポンプ機構130に実行させたパージ動作の回数を数える。制御部10は、パージ動作の回数が、所定回数以上であるか否かを判定する。制御部10は、パージ動作の回数が所定回数以上であると判定すると、異常と判定し、記録ヘッド72の動作を停止する。
制御部10は、パージ動作の回数が所定回数より小さく、かつサブタンク120内のインクの残量が規定値以下であることを検知部123が検知した場合、メインタンク110からサブタンク120へのインクの供給を所定時間待機するように第2ポンプ機構150を制御する。
制御部10は、所定時間待機の後、検知部123が出力した信号に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを判定する。制御部10は、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下でないと判定した場合、異常であると判定して、記録ヘッド72の動作を停止させる。詳しくは、制御部10は、サブタンク120内のインクの残量が規定値を超える場合、異常であると判定する。
制御部10は、温度測定部11が出力した信号に基づいて、インクジェット記録装置1の機外温度が第1規定温度よりも低温であるか否かを判定する。制御部10は、温度測定部11が出力した信号に基づいて、インクジェット記録装置1の機外温度が第2規定温度よりも高温であるか否かを判定する。
次に図7及び図8を参照して、制御部10が実行する処理の流れを説明する。図7及び図8は、本発明の実施形態に係る制御部10が実行する処理を示すフローチャートである。図7及び図8に示す処理は、ユーザーがインクジェット記録装置1の電源を投入することによって開始する。
ステップS101において、インクジェット記録装置1の機外温度が規定温度よりも低いか否かを制御部10が判定する。機外温度が規定温度よりも低いと制御部10が判定した場合(ステップS101のYes)は、処理はステップS102に進む。機外温度が規定温度よりも低くないと制御部10が判定した場合(ステップS101のNo)は、処理はステップS101に戻る。
ステップS102において、ドットカウント量に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを制御部10が判定する。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であると制御部10が判定した場合(ステップS102のYes)は、処理はステップS102に進む。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下でないと制御部10が判定した場合(ステップS102のNo)は、処理はステップS101に戻る。
ステップS103において、検知部123が出力する信号に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを制御部10が判定する。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であると制御部10が判定した場合(ステップS103のYes)は、処理はステップS101に戻る。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下でないと制御部10が判定した場合(ステップS103のNo)は、処理は図8に示すステップS104に進む。
ステップS104において、制御部10が、パージ動作を第1ポンプ機構130に実行させる。処理はステップS105に進む。
ステップS105において、バージ回数が所定回数よりも小さいか否かを制御部10が判定する。バージ回数が所定回数よりも小さいと制御部10が判定した場合(ステップS105のYes)は、処理はステップS106に進む。バージ回数が所定回数よりも小さくないと制御部10が判定した場合(ステップS105のNo)は、処理はステップS109に進む。
ステップS106において、検知部123が出力する信号に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを制御部10が判定する。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であると制御部10が判定した場合(ステップS106のYes)は、処理はステップS107に進む。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下でないと制御部10が判定した場合(ステップS106のNo)は、処理はステップS104に戻る。
ステップS107において、制御部10は、メインタンク110からサブタンク120へのインクの供給を所定時間待機するように第2ポンプ機構150を制御する。処理はステップS108に進む。
ステップS108において、検知部123が出力する信号に基づいて、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを制御部10が判定する。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であると制御部10が判定した場合(ステップS108のYes)は、処理は図7のステップS101に戻る。サブタンク120内のインクの残量が規定値以下でないと制御部10が判定した場合(ステップS108のNo)は、処理はステップS109に進む。
ステップS109において、制御部10は検知部123に異常が生じていると判定して、記録ヘッド72を停止する。この結果、図7及び図8に示す処理は終了する。
インクは、低温環境になると粘性が高くなるので、ドットカウント量に基づいて算出するインクの消費量と実際のインク消費量との間に乖離が生じ、サブタンク120からインクが溢れているか否かを正確に判定できない可能性がある。
図1から図8を参照して説明したように、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1は、低温環境下であっても、サブタンク120からインクが溢れ出るか否かについてより正確に判定することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1は、パージ動作を所定回数繰り返す。本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1は、パージ動作を所定回数繰り返しても、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下とならない場合には、記録ヘッド72の動作を停止する。本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1は、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下である場合、所定時間待機して、サブタンク120内のインクの残量が規定値以下であるか否かを再度判定する。これらによって、検知部123が正常であるか否かをより確実に確認でき、サブタンク120からインクが溢れる可能性をより低減できる。
以上、図面を参照しながら本実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(2))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)本発明の実施形態では、インクジェット記録装置1がカラー複合機であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、インクジェット記録装置1はモノクロ複合機でもよい。あるいは、インクジェット記録装置1が、カラープリンター、又はモノクロプリンターでもよい。
(2)本実施形態では、機外温度が第1規定温度よりも低温である場合の処理について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、機外温度が第2温度よりも高温である場合にも同様の処理を実行することができる。機外温度が高い場合、インクの流動性が高くなりすぎて、ドットカウント量に基づいて算出するインクの消費量と実際のインク消費量との間に乖離が生じる可能性がある。そこで、インクジェット記録装置1は、機外温度が第2規定温度よりも高温の場合にも、機外温度が第1規定温度よりも低い場合と同様の処理をしてもよい。
本発明は、インクジェット記録装置の分野に利用可能である。
1 インクジェット記録装置
10 制御部
72 記録ヘッド
72a インク吐出面
100 インク供給部
110 メインタンク
120 サブタンク
123 検知部
130 第1ポンプ機構
P 用紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. インク吐出面を有し、前記インク吐出面からインクを吐出して記録媒体に画像を形成する記録ヘッドと、
    前記インクを貯留するメインタンクと、
    前記インクを前記メインタンクから供給されるサブタンクと、
    前記サブタンクから前記記録ヘッドに前記インクを供給する第1ポンプ機構と、
    前記サブタンク内の前記インクの残量が規定値以下であるか否かを検知する検知部と、
    前記第1ポンプ機構を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像を形成するために必要な前記インクの量の累積値を示すドットカウント量を算出し、
    前記ドットカウント量に基づいて、前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であるか否かを判定し、
    前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であると前記制御部が判定し、かつ前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下でないと前記検知部が検知した場合、前記制御部は、前記サブタンクから前記記録ヘッドへ前記インクを供給するパージ動作を前記第1ポンプ機構に実行させる、インクジェット記録装置。
  2. 前記制御部は、前記インクの残量が前記規定値以下であると前記検知部が検知するまで、前記パージ動作を前記第1ポンプ機構に繰り返し実行させる、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御部は、
    前記パージ動作の回数を数え、
    前記パージ動作の回数が所定の回数以上であるか否かを判定し、
    前記パージ動作の回数が前記所定の回数以上であると判定したことに応じて、前記記録ヘッドの動作を停止させる、請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記メインタンクから前記サブタンクに前記インクを供給する第2ポンプ機構を更に備え、
    前記制御部は、
    前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であることを前記検知部が検知してから、前記第2ポンプ機構による前記メインタンクから前記サブタンクへの前記インクの供給を所定時間待機させ、
    前記所定時間待機の後、前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下でないと前記検知部が検知したことに応じて、前記記録ヘッドの動作を停止させる、請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 機外温度を測定する温度測定部を更に備え、
    前記制御部は、前記機外温度が第1規定温度よりも低温であるか否かを判定し、
    前記機外温度が前記第1規定温度よりも低温と判定した場合において、前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であると前記制御部が判定し、かつ前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下でないと前記検知部が検知した場合、前記制御部は、前記パージ動作を前記第1ポンプ機構に実行させる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御部は、前記機外温度が第2規定温度よりも高温であるか否かを判定し、
    前記機外温度が前記第2規定温度よりも高温であると判定した場合において、前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下であると前記制御部が判定し、かつ前記サブタンク内の前記インクの残量が前記規定値以下でないと前記検知部が検知した場合、前記パージ動作を前記第1ポンプ機構に実行させ、
    前記第2規定温度は前記第1規定温度より高温である、請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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