JP2020129054A - ズームレンズおよび光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】Fno絞りとフレアカット絞りを有し、全ズーム域において高い光学性能を有する小型のズームレンズを提供する。【解決手段】ズームレンズは、複数のレンズユニットB1〜B5間の間隔を変化させることにより変倍を行う。該ズームレンズは、広角端においてズームレンズのFナンバーを決める第1の絞りSPと、第1の絞りよりも像側に配置され、負の屈折力を有する負レンズユニットNLと、負レンズユニットよりも像側に配置され、変倍に伴って開口径が変化する第2の絞りFSとを有する。広角端での第2の絞りの開口径が、望遠端での第2の絞りの開口径よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、レンズ装置および監視用カメラ等の光学機器に撮像光学系として用いられるズームレンズに関する。
ズームレンズに対しては、全ズーム域において高い光学性能を有することが求められている。このような撮像光学系のうち広角端における半画角が40°程度以上の広角ズームレンズとして、特許文献1には物体側から負、正、負、正および正の5つのレンズユニットにより構成されたものが開示されている。
特開2018−013685号公報
広角ズームレンズを大型化することなく高い光学性能を持たせるためには、各レンズユニット、開口絞り(Fno絞り)およびフレアカット絞りといった光学部材をより適切に配置することが好ましい。
本発明は、Fno絞りとフレアカット絞りを有し、全ズーム域において高い光学性能を有する小型のズームレンズを提供する。
本発明の一側面としてのズームレンズは、複数のレンズユニットを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズユニットの間隔が変化する。ズームレンズは、広角端において変倍光学系のFナンバーを決める第1の絞りと、第1の絞りよりも像側に配置され、負の屈折力を有する負レンズユニットと、負レンズユニットよりも像側に配置され、変倍に伴って開口径が変化する第2の絞りとを有する。広角端での第2の絞りの開口径が、望遠端での第2の絞りの開口径よりも大きいことを特徴とする。
なお、上記ズームレンズを有する光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、第1および第2の絞りを有し、全ズーム域において高い光学性能を有する小型のズームレンズを実現することができる。
実施例1のズームレンズの断面図。 実施例1のズームレンズの収差図。 実施例2のズームレンズの断面図。 実施例2のズームレンズの収差図。 実施例3のズームレンズの断面図。 実施例3のズームレンズの収差図。 実施例4の交換レンズの斜視図。 交換レンズの断面図。 交換レンズに用いられるフレアカット絞りの分解斜視図。 実施例5の撮像装置の斜視図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。まず、具体的な実施例(1〜3)の説明に先立って、各実施例に共通する事項について説明する。
各実施例のズームレンズは、デジタルカメラ、銀塩フィルムカメラ、ビデオカメラ、テレビカメラおよび監視カメラ等の撮像装置や交換レンズ等のレンズ装置といった各種光学機器に用いられる撮像光学系である。また、各実施例のズームレンズは、画像投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。
図1、図3および図5に示すズームレンズの断面図において、左側が物体側(前側ともいう)であり、右側が像側または像面側(後側ともいう)である。ズームレンズは、複数のレンズユニットを含み、隣り合うレンズユニット間の間隔が光軸方向に変化することで変倍(ズーム)が行われる。各レンズユニットは、1または複数のレンズにより構成されている。
iを物体側から像側へのレンズユニットの序数とし、Biは第iレンズユニットを示す。第1の絞りとしてのFno絞りSPは、開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)し、第2の絞りであるフレアカット絞りFSは、ズームに伴ってその開口径が変化することで、フレア等を発生させる不要光を像面IPに到達しないようにカットする。
撮像装置に用いられる各実施例のズームレンズの像面IPの位置には、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成される撮像素子や銀塩フィルムが配置される。
ズームレンズは、広角端から望遠端までの全ズーム域のうち任意のズーム状態に設定することが可能である。広角端と望遠端はそれぞれ、各レンズユニットが機構的に光軸方向に移動可能な範囲の両端に位置したときズーム状態を言う。図1、図3および図5には、広角端から望遠端へのズームに際しての各レンズユニットの移動軌跡を実線矢印で示している。
図2、図4および図6の球面収差図において、FnoはFナンバーを示し、実線はd線(波長587.6nm)に対する球面収差を、二点鎖線はg線(波長435.8nm)に対する球面収差をそれぞれ示している。非点収差図において、実線Sはサジタル像面を、破線Mはメリディオナル像面を示している。歪曲収差はd線に対するものを示している。色収差図はg線における倍率色収差を示している。ωは半画角(°)である。
次に、図1、図3および図5に示す実施例1〜3のズームレンズにおける光学構成について説明する。図1(a)、図3(a)および図5(a)は広角端におけるズームレンズの断面を示し、図1(b)、図3(b)および図5(b)は望遠端におけるズームレンズの断面を示す。各実施例のズームレンズは、物体側から像側に順に、負の屈折力を有する第1レンズユニットB1と、正の屈折力を有する第2レンズユニットB2と、第3〜第5レンズユニットB3〜B5を含む後側レンズユニットとを有する。後側レンズユニットは、2以上のレンズユニットにより構成されればよい。少なくとも第1レンズユニットB1と第2レンズユニットB2が光軸方向に移動することでズームが行われる。
またズームレンズは、第2レンズユニットB2と第3レンズユニットB3との間に配置されたFno絞りSPを有する。Fno絞りSPは、全ズーム域において開放Fナンバーを決定する。Fno絞りSPよりも像側には、後側レンズユニットの一部である負の屈折力を有する負レンズユニットNLが配置されており、該負レンズユニットNLの像側にはこれと間隔を隔てて隣り合うようにフレアカット絞りFSが配置されている。負レンズユニットNLとフレアカット絞りFSは、ズームにおいて一体で光軸方向に移動する第4レンズユニットB4を構成する。前述したように、フレアカット絞りFSの開口径はズームに応じて変化する。
フレアカット絞りFSの像側には、これと隣り合うように正の屈折力を有する正レンズユニットPLが第5レンズユニットB5として配置されている。
各実施例のズームレンズは、以下の条件式(1),(2)のうち少なくとも一方を満足することが望ましい。
1.01≦φW/φT≦2.00 (1)
0.10≦FDw/LDw≦0.50 (2)
条件式(1)において、φWはフレアカット絞りFSの広角端における開口径を示し、φTはフレアカット絞りFSの望遠端における開口径を示す。条件式(2)において、FDwは広角端におけるフレアカット絞りFSから像面までの光軸上の距離を示し、LDwは広角端におけるズームレンズのレンズ全長を示す。なお、ズームレンズ全長は、ズームレンズのうち最も物体側のレンズの物体側の面(最前レンズ面)から最も像側の面(最終レンズ面)までの距離である。実質的に屈折力を有さないプリズムやフィルタ等の光学部材が最終レンズ面から像面までの間に挿入されている場合は、該光学部材を取り除いて空気換算した上でズームレンズ全長を定義する。また、最前レンズ面よりも物体側に実質的に屈折力を有さないカバーガラスやフィルタ等の光学部材が配置されている場合は、該光学部材を第1レンズユニットとして扱わない。
条件式(1)は、フレアカット絞りFSの広角端における開口径と望遠端における開口径との比を規定する。φW/φTの値が条件式(1)の下限値を下回るようにフレアカット絞りFSの開口径が望遠端において大きくなると、中間ズーム域から望遠端にて中間像高の光線がフレアカット絞りFSの開口に入りすぎてコマ収差を抑制するのが困難になる。この結果、ズームレンズとしての高い光学性能を維持することが困難になるため、好ましくない。一方、φW/φTの値が条件式(1)の上限値を超えてフレアカット絞りFSの開口径が広角端において大きくなると、ズームレンズの小型化が困難になり、好ましくない。このため、条件式(1)を満足することで、ズームレンズを小型化しつつ、適切に不要光をカットして高い光学性能を実現することができる。
条件式(2)は、フレアカット絞りFSの広角端における位置を規定する。FDw/LDwの値が条件式(2)の上限値を超えるようにフレアカット絞りFSが物体側に配置されると、フレアカット絞りFSが配置された位置においてFnoを決定する光束の径と軸外光線の光束の径とが近くなって光線カットの効果が小さくなるため、好ましくない。一方、FDw/LDwの値が条件式(2)の下限値を下回るようにフレアカット絞りFSが像側に配置されると、フレアカット絞りFSの開口径が大きくなりすぎてズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。このため、条件式(2)を満足することで、ズームレンズを小型化しつつ、適切に不要光をカットして高い光学性能を実現することができる。
さらに各実施例のズームレンズは、以下の条件式(3)〜(10)のうち少なくとも1つを満足することが好ましい。
0.10≦BFw/fw≦1.20 (3)
5.0≦LDw/fw≦15.0 (4)
0.10≦SFDw/LDw≦0.50 (5)
0.50≦(SFDt+FDt)/LDt≦0.90 (6)
0.50≦|f_NL|/ft≦3.00 (7)
0.50≦f_PL/ft≦2.50 (8)
1.40≦Nd_PLL≦1.65 (9)
60≦νd_PLL≦100 (10)
条件式(3)において、BFwは広角端におけるズームレンズのバックフォーカスを示し、fwは広角端におけるズームレンズの焦点距離を示す。バックフォーカスは、最終レンズ面から像面までの距離である。最終レンズ面と像面との間に実質的に屈折力を有さないプリズムやフィルタ等の光学部材が挿入されている場合は、該光学部材を取り除いて空気換算した距離をバックフォーカスとする。
条件式(5),(6)において、SFDwは広角端におけるFno絞りSPとフレアカット絞りFSとの間の間隔を示し、SFDtは望遠端におけるFno絞りSPとフレアカット絞りFSとの間の間隔を示す。また条件式(6)において、FDtは望遠端におけるフレアカット絞りFSから像面までの距離を示し、LDtは望遠端におけるズームレンズ全長を示す。
条件式(7),(8)において、f_NLは負レンズユニットNLの焦点距離を示しており、f_PLは正レンズユニットPLの焦点距離を示す。さらに条件式(9),(10)において、Nd_PLLは正レンズユニットPLに含まれる正レンズPLLの材料のd線における屈折率を示し、νd_PLLは該正レンズPLLの材料のd線を基準としたアッベ数を示す。
条件式(3)は、広角端におけるズームレンズのバックフォーカスを規定する。BFw/fwの値が条件式(3)の上限値を超えるようにバックフォーカスが長くなると、ズームレンズ全長が大きくなって小型化が困難になるため、好ましくない。一方、BFw/fwの値が条件式(3)の下限値を下回るようにバックフォーカスが短くなると、像側のレンズの外径が大きくなり、該レンズを保持および駆動するメカ部材が大型化する。この結果、ズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。
条件式(4)は、広角端におけるズームレンズ全長を規定する。LDw/fwの値が条件式(4)の上限値を上回ると、ズームレンズ全長が大きくなり、小型化が困難になるため、好ましくない。一方、LDw/fwの値が条件式(4)の下限値を下回ると、各実施例で求められるズームを行うために必要な各レンズユニットの焦点距離が短くなりすぎて全ズーム域において高い光学性能を維持することが困難になるため、好ましくない。
条件式(5)は、広角端におけるFno絞りSPとフレアカット絞りFSとの間の間隔を規定する。SFDw/LDwの値が条件式(5)の下限値を下回るようにFno絞りSPとフレアカット絞りFSとが近づくと、不要光を効果的にカットすることが困難になるため、好ましくない。一方、SFDw/LDwの値が条件式(5)の上限値を超えると、フレアカット絞りFSが像面に近づくためにその開口径が大きくなったり、Fno絞りSPが物体側に移動しすぎてその開口径が大きくなったりしてしまう。これらのいずれの場合も、ズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。
条件式(6)は、望遠端におけるFno絞りSPの位置を規定する。(SFDt+FDt)/LDtの値が条件式(6)の下限値を下回るようにFno絞りSPが像側に位置すると、最前レンズ面の径(前玉径)が大きくなって、ズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。一方、(SFDt+FDt)/LDtの値が条件式(6)の上限値を超えるようにFno絞りが物体側に位置すると、最終レンズ面の径(後玉径)が大きくなって、ズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。
条件式(7)は、負レンズユニットNLの焦点距離を規定する。|f_NL|/ftの値が条件式(7)の上限値を超えるように負レンズユニットNLの屈折力が弱くなると、ズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。一方、|f_NL|/ftの値が条件式(7)の下限値を下回るように負レンズユニットNLの屈折力が強くなると、望遠端においてコマ収差を抑制することが困難になるため、好ましくない。
条件式(8)は、正レンズユニットPLの焦点距離を規定する。f_PL/ftの値が条件式(8)の上限値を超えるように正レンズユニットPLの屈折力が弱くなると、ズームレンズの小型化が困難になるため、好ましくない。一方、f_PL/ftの値が条件式(8)の下限値を下回るように正レンズユニットPLの屈折力が強くなると、ペッツバール和が負側に大きくなって像面湾曲がオーバー側に大きくなるため、好ましくない。
条件式(9)は、正レンズユニットPLに含まれる正レンズPLLの屈折率Nd_PLLを規定する。屈折率Nd_PLLが条件式(9)の上限値を超えると、ペッツバール和が負側に大きくなって像面湾曲がオーバー側に大きくなるため、好ましくない。一方、屈折率Nd_PLLが条件式(9)の下限値を下回ると、量産性がある材料を得ることが困難になるため、好ましくない。
条件式(10)は、上述した正レンズPLLのアッベ数νd_PLLを規定する。アッベ数νd_PLLが条件式(10)の上限値を超えると、量産性がある材料を得ることが困難になるため、好ましくない。一方、アッベ数νd_PLLが条件式(10)の下限値を下回ると、広角端において倍率色収差を良好に補正することが困難になるため、好ましくない。
また、各実施例では、負レンズユニットNL、フレアカット絞りFSおよび正レンズユニットPLを物体側からこの順で隣り合うように配置している。このような配置により、負レンズユニットNLの小型化が可能になる。また、正レンズユニットPL内を通過する軸上光束と軸外光束とが互いに分離しているので、正レンズユニットPL内のレンズの配置を適切にすることで、倍率色収差等の軸外収差の補正が容易になる。特に、条件式(1)に示したようにフレアカット絞りFSの開口径を広角端で大きくし、望遠端で小さくすることで、広角端における倍率色収差の改善と、中間ズーム域から望遠端におけるコマ収差の改善とを同時に実現することができる。
また各実施例では、負レンズユニットNLを光軸に対して直交する方向(または光軸に対して直交する成分を含む方向)に移動させることで、手振れによる像振れを低減する防振を行う。ただし、他のレンズユニットの全部または一部を用いて防振を行ってもよい。
以上説明したように、各実施例によれば、Fno絞りとフレアカット絞りとを有しつつ、全ズーム域において高い光学性能を有する小型のズームレンズを得ることができる。
各実施例のズームレンズは、以下の条件式(1a)〜(10a)のうち少なくとも1つを満足することがより好ましい。
1.03≦φW/φT≦1.50 (1a)
0.18≦FDw/LDw≦0.44 (2a)
0.40≦BFw/fw≦1.10 (3a)
7.0≦LDw/fw≦14.0 (4a)
0.12≦SFDw/LDw≦0.40 (5a)
0.55≦(SFDt+FDt)/LDt≦0.80 (6a)
0.80≦|f_NL|/ft≦2.80 (7a)
0.80≦f_PL/ft≦2.30 (8a)
1.45≦Nd_PLL≦1.56 (9a)
74≦νd_PLL≦94 (10a)
各実施例のズームレンズは、以下の条件式(1b)〜(10b)のうち少なくとも1つを満足することがさらに好ましい。
1.05≦φW/φT≦1.25 (1b)
0.25≦FDw/LDw≦0.38 (2b)
0.70≦BFw/fw≦1.05 (3b)
8.0≦LDw/fw≦13.0 (4b)
0.15≦SFDw/LDw≦0.30 (5b)
0.60≦(SFDt+FDt)/LDt≦0.75 (6b)
1.20≦|f_NL|/ft≦2.50 (7b)
1.20≦f_PL/ft≦2.10 (8b)
1.49≦Nd_PLL≦1.51 (9b)
80≦νd_PLL≦85 (10b)
以下、実施例1〜3を詳細に説明する。
図1に示す実施例1のズームレンズは、物体側から像側に順に、負の屈折力を有する第1レンズユニットB1、正の屈折力を有する第2レンズユニットB2、正の屈折力を有する第3レンズユニットB3、負の屈折力を有する第4レンズユニットB4および正の屈折力を有する第5レンズユニットB5を含む。
広角端から望遠端へのズームに際して、第1レンズユニットB1は像側に移動、第2〜第5レンズユニットB2〜B5は物体側に移動する。この際、第1レンズユニットB1と第2レンズユニットB2間の間隔は狭まり、第2レンズユニットB2と第3レンズユニットB3間の間隔は狭まる。また、第3レンズユニットB3と第4レンズユニットB4間の間隔は広がり、第4レンズユニットB4と第5レンズユニットB5間との間隔は狭まる。
第2レンズユニットB2と第3レンズユニットB3との間には、Fno絞りSPが配置されている。Fno絞りSPは、広角端から望遠端へのズームに際して、第2レンズユニットB2および第3レンズユニットB3とは異なる軌跡で物体側に移動する。また、第4レンズユニットB4における最も像側にはフレアカット絞りFSが配置されている。フレアカット絞りFSの開口径は、広角端から望遠端へのズームに際して小さくなる。
第2レンズユニットB2は、光軸方向に移動して焦点調節を行うフォーカスレンズユニットであり、無限遠物体から至近物体へのフォーカスに際して物体側から像側に移動する。第4レンズユニットB4は、光軸に対して移動して防振を行う。
本実施例に対応する数値実施例1を実施例3の後に示す。図2は、本実施例(数値実施例1)のズームレンズの広角端および望遠端で無限遠物体に合焦しているときの縦収差図を示す。
図3に示す実施例2のズームレンズの光学構成は、実施例1のズームレンズと同じであり、広角端から望遠端へのズームにおける各レンズユニットの移動方向およびレンズユニット間の間隔の変化も実施例1と同じである。本実施例でも、フレアカット絞りFSの開口径は、広角端から望遠端へのズームに際して小さくなる。
さらに本実施例でも、第2レンズユニットB2はフォーカスレンズユニットであり、無限遠物体から至近物体へのフォーカスに際して物体側から像側に移動する。第4レンズユニットB4は、光軸に対して移動して防振を行う。
本実施例に対応する数値実施例2を実施例3の後に示す。図4は、本実施例(数値実施例2)のズームレンズの広角端および望遠端で無限遠物体に合焦しているときの縦収差図を示す。
図5に示す実施例3のズームレンズの光学構成は、実施例1のズームレンズと同じであり、広角端から望遠端へのズームにおける各レンズユニットの移動方向およびレンズユニット間の間隔の変化も実施例1と同じである。本実施例でも、フレアカット絞りFSの開口径は、広角端から望遠端へのズームに際して小さくなる。
さらに本実施例でも、第2レンズユニットB2はフォーカスレンズユニットであり、無限遠物体から至近物体へのフォーカスに際して物体側から像側に移動する。第4レンズユニットB4は、光軸に対して移動して防振を行う。
本実施例に対応する数値実施例3を実施例3の後に示す。図6は、本実施例(数値実施例3)のズームレンズの広角端および望遠端で無限遠物体に合焦しているときの縦収差図を示す。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。例えば、実施例1〜3では、フォーカスレンズユニットとして1つのレンズユニットを移動させるが、フローティングフォーカス方式により複数のレンズユニットを移動させるようにしてもよい。また、実施例1〜3は、屈折のみを利用するズームレンズであるが、回折や反射を利用するズームレンズであってもよい。
以下、数値実施例1〜3を示す。各数値実施例において、riは物体側からi番目の面の曲率半径(mm)、diはi番目と(i+1)番目の面間のレンズ厚または空気間隔(mm)、ndiはそれぞれi番目の光学部材の材料のd線における屈折率である。νdiはi番目の光学部材の材料のd線を基準としたアッベ数である。BFはバックフォーカス(mm)を表す。「バックフォーカス」は、ズームレンズの最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものとする。「レンズ全長」は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。
ある材料のアッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.6nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)における屈折率をNd、NF、NCとするとき、νd=(Nd−1)/(NF−NC)で表される。
面番号に付された「*」は、その面が非球面形状を有する面であることを意味する。非球面形状は、光軸方向をX軸、光軸に直交する方向をH軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12,A14,A16を非球面係数とするとき、以下の式で表される。
非球面係数の「e−x」は10-xを意味する。
また、数値実施例1〜3における前述した条件式(1)〜(10)に対応する値を表1にまとめて示す。
[数値実施例1]
面データ
面番号 ri di ndi νdi 有効径(mm)
1* 3000.000 2.85 1.58313 59.4 55.04
2* 16.526 10.57 37.84
3* -809.327 2.25 1.85400 40.4 36.45
4* 91.828 5.56 31.48
5 -53.256 1.20 1.59522 67.7 31.18
6 68.528 0.15 30.87
7 43.587 5.03 1.85478 24.8 31.10
8 -485.244 (可変) 30.62
9 63.607 2.67 1.84666 23.9 24.64
10 -1472.964 0.15 24.78
11 52.737 1.00 1.92286 20.9 25.07
12 22.996 5.41 1.53172 48.8 24.62
13 489.976 (可変) 24.90
14(絞り) ∞ (可変) (可変)
15 27.733 1.20 2.00069 25.5 27.72
16 19.641 9.29 1.53775 74.7 26.54
17 -78.882 (可変) 26.33
18 -67.558 4.31 1.92286 20.9 21.98
19 -20.948 0.77 1.83400 37.2 22.48
20 136.126 3.52 23.78
21 ∞ (可変) (可変)
22 30.487 11.20 1.49700 81.6 34.86
23 -50.182 0.15 34.68
24 40.928 11.00 1.49700 81.6 31.47
25 -25.800 1.20 2.05090 26.9 29.51
26 208.835 4.54 29.48
27* -73.669 2.10 1.85400 40.4 29.55
28* -1000.000 0.15 32.11
29 216.036 3.40 1.92286 20.9 34.25
30 -127.538 (可変) 34.88
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.30213e-006 A 6=-1.33976e-008 A 8= 4.25008e-011 A10=-8.60253e-014 A12= 1.03363e-016 A14=-7.03702e-020 A16= 2.16318e-023
第2面
K =-9.81344e-001 A 4= 4.49709e-007 A 6=-2.34544e-008 A 8=-1.05516e-010 A10= 8.07443e-013 A12=-2.78552e-015 A14= 3.05128e-018
第3面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.01759e-006 A 6=-1.39642e-007 A 8= 1.23272e-009 A10=-3.49283e-012 A12= 3.62808e-015 A14= 5.24953e-019 A16=-2.43479e-021
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.34981e-006 A 6=-1.29871e-007 A 8= 1.67920e-009 A10=-6.48374e-012 A12= 1.50043e-014 A14=-1.59777e-017
第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.04129e-005 A 6= 2.64851e-007 A 8=-1.06038e-009 A10= 4.87911e-012 A12=-8.56493e-015 A14=-1.17880e-018 A16=-3.10043e-023
第28面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.00659e-005 A 6= 2.67376e-007 A 8=-7.05021e-010 A10= 2.04492e-012 A12=-2.97985e-015

各種データ
ズーム比 2.20
広角 中間 望遠
焦点距離(mm) 15.45 24.00 33.95
Fナンバー 2.91 2.91 2.91
半画角(°) 54.47 42.03 32.51
像高(mm) 21.64 21.64 21.64
レンズ全長(mm)159.58 147.49 144.99
BF(mm) 14.00 22.21 32.15

d 8 25.32 7.72 1.50
d13 8.24 11.30 7.40
d14 13.71 5.42 0.71
d17 1.60 9.89 14.61
d21 7.04 1.27 -1.05
d30 14.00 22.21 32.15

有効径データ(mm)
広角 中間 望遠
14面(Fno絞り) 16.52 20.93 26.65
21面(フレアカット絞り) 25.93 22.49 21.91

ズームレンズユニットデータ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -21.75 27.61 3.35 -19.34
2 9 73.31 9.23 -0.96 -6.54
3 14 ∞ 0.00 0.00 -0.00
4 15 52.20 10.49 1.65 -5.23
5 18 -63.99 8.60 0.43 -5.73
6 22 51.49 33.74 -7.53 -27.53

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -28.51
2 3 -96.46
3 5 -50.16
4 7 47.00
5 9 72.07
6 11 -44.91
7 12 45.20
8 15 -72.66
9 16 30.24
10 18 31.50
11 19 -21.72
12 22 40.00
13 24 33.68
14 25 -21.79
15 27 -93.22
16 29 87.31

[数値実施例2]
面データ
面番号 ri di ndi νdi 有効径
1* 3000.000 2.85 1.58313 59.4 51.80
2* 16.094 9.83 36.24
3* -3000.000 2.25 1.85400 40.4 35.05
4* 94.780 5.52 30.76
5 -48.479 1.22 1.59522 67.7 30.48
6 88.437 0.15 30.43
7 45.716 4.61 1.84666 23.9 30.72
8 -800.000 (可変) 30.33
9 67.202 2.80 1.85478 24.8 24.21
10 -321.896 0.15 24.38
11 55.662 1.04 1.92286 20.9 24.66
12 23.425 5.12 1.53172 48.8 24.24
13 545.072 (可変) 24.50
14(絞り) ∞ (可変) (可変)
15 27.357 1.25 2.00069 25.5 27.18
16 19.481 8.91 1.53775 74.7 26.02
17 -90.471 (可変) 25.79
18 -76.370 4.80 1.92286 20.9 22.15
19 -22.599 0.97 1.83400 37.2 22.15
20 128.497 3.55 22.58
21 ∞ (可変) (可変)
22 29.814 10.71 1.49700 81.6 33.81
23 -51.511 0.15 33.66
24 43.147 10.29 1.49700 81.6 30.98
25 -28.537 1.23 2.05090 26.9 29.07
26 264.650 4.92 28.84
27* -58.899 1.90 1.85400 40.4 28.87
28* -481.984 0.15 31.35
29 196.609 3.51 1.92286 20.9 33.25
30 -143.123 (可変) 33.99
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.78177e-006 A 6=-1.16227e-008 A 8= 3.61332e-011 A10=-8.46807e-014 A12= 1.32014e-016 A14=-1.19838e-019 A16= 4.73739e-023
第2面
K =-9.92823e-001 A 4= 7.69669e-007 A 6=-2.26384e-008 A 8=-9.85352e-011 A10= 6.27986e-013 A12=-2.83991e-015 A14= 3.85776e-018
第3面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.64637e-006 A 6=-1.30881e-007 A 8= 1.16505e-009 A10=-3.85853e-012 A12= 6.70940e-015 A14=-6.86586e-018 A16= 3.70998e-021
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.70231e-006 A 6=-1.20128e-007 A 8= 1.60621e-009 A10=-6.68148e-012 A12= 1.72715e-014 A14=-1.99239e-017
第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.02584e-005 A 6= 3.37144e-007 A 8=-1.26027e-009 A10= 4.18861e-012 A12=-7.10161e-015 A14= 6.02476e-018 A16=-2.38812e-020
第28面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.78382e-005 A 6= 3.44019e-007 A 8=-1.08923e-009 A10= 2.82965e-012 A12=-3.79229e-015

各種データ
ズーム比 2.06

広角 中間 望遠
焦点距離(mm) 16.48 25.00 33.95
Fナンバー 2.91 2.91 2.91
半画角(°) 52.70 40.87 32.51
像高(mm) 21.64 21.64 21.64
レンズ全長(mm)155.40 143.83 142.03
BF(mm) 14.79 23.49 32.80

d 8 21.05 6.62 1.50
d13 6.87 9.00 6.34
d14 16.01 6.25 1.65
d17 1.60 9.09 12.93
d21 7.22 1.51 -1.05
d30 14.79 23.49 32.80

有効径データ
広角 中間 望遠
14面(Fno絞り) 16.51 20.83 25.95
21面(フレアカット絞り) 24.78 22.11 22.03

ズームレンズユニットデータ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -21.27 26.43 3.35 -18.21
2 9 68.47 9.11 -0.71 -6.18
3 14 ∞ 0.00 0.00 -0.00
4 15 53.46 10.16 1.27 -5.36
5 18 -67.81 9.32 0.66 -5.88
6 22 51.87 32.85 -7.80 -27.23

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -27.76
2 3 -107.55
3 5 -52.43
4 7 51.20
5 9 65.26
6 11 -44.52
7 12 45.88
8 15 -73.44
9 16 30.68
10 18 33.35
11 19 -22.98
12 22 39.73
13 24 36.29
14 25 -24.46
15 27 -78.73
16 29 90.20

[数値実施例3]
面データ
面番号 ri di ndi νdi 有効径(mm)
1* 3000.000 2.85 1.58313 59.4 61.51
2* 17.203 12.67 40.39
3* 5528.803 2.25 1.85400 40.4 38.64
4* 71.932 6.04 32.69
5 -56.210 1.20 1.59522 67.7 32.30
6 63.894 0.15 31.59
7 44.388 6.72 1.85478 24.8 31.69
8 -318.556 (可変) 30.68
9 63.590 2.21 1.80518 25.4 22.43
10 314.826 0.15 22.56
11 45.943 1.00 1.89286 20.4 22.87
12 23.359 5.00 1.54072 47.2 22.56
13 -455.410 (可変) 22.74
14(絞り) ∞ (可変) (可変)
15 29.639 1.20 2.00069 25.5 24.69
16 20.319 7.62 1.53775 74.7 23.77
17 -81.736 (可変) 23.49
18 -64.883 4.17 1.95906 17.5 20.35
19 -23.060 0.75 1.85026 32.3 21.21
20 180.484 3.27 22.40
21 ∞ (可変) (可変)
22 32.881 9.68 1.49700 81.6 31.59
23 -43.472 0.15 31.74
24 45.776 8.66 1.49700 81.6 29.95
25 -32.604 1.20 2.05090 26.9 28.72
26 152.153 4.38 28.57
27* -82.580 2.10 1.85400 40.4 28.64
28* -1000.000 0.15 31.18
29 137.445 2.72 1.92286 20.9 33.48
30 -877.955 (可変) 34.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.12334e-006 A 6=-1.42060e-008 A 8= 4.34729e-011 A10=-8.74169e-014 A12= 1.02679e-016 A14=-6.43096e-020 A16= 1.68912e-023
第2面
K =-8.93367e-001 A 4= 3.79524e-008 A 6=-5.07064e-009 A 8=-1.14893e-010 A10= 9.36196e-013 A12=-2.65811e-015 A14= 2.27870e-018
第3面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.02888e-005 A 6=-1.38723e-007 A 8= 1.18981e-009 A10=-3.41414e-012 A12= 3.80422e-015 A14= 2.89821e-019 A16=-2.70649e-021
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.72216e-006 A 6=-1.41758e-007 A 8= 1.65340e-009 A10=-6.55785e-012 A12= 1.51299e-014 A14=-1.52426e-017
第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.04435e-005 A 6= 2.07231e-007 A 8=-9.97067e-010 A10= 4.95238e-012 A12=-1.12135e-014 A14= 9.39583e-018 A16=-2.05544e-020
第28面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.05135e-005 A 6= 2.12633e-007 A 8=-6.02723e-010 A10= 2.05246e-012 A12=-3.41573e-015

各種データ
ズーム比 2.02
広角 中間 望遠
焦点距離(mm) 14.42 23.00 29.10
Fナンバー 2.92 2.92 2.92
半画角(°) 56.32 43.25 36.63
像高(mm) 21.64 21.64 21.64
レンズ全長(mm)157.53 145.54 143.01
BF(mm) 14.20 21.84 29.07

d 8 29.25 8.20 2.20
d13 6.60 13.49 10.40
d14 14.27 4.99 2.88
d17 1.60 10.89 13.00
d21 5.32 -0.15 -0.83
d30 14.20 21.84 29.07

有効径データ(mm)
広角 中間 望遠
14面(Fno絞り) 16.43 20.62 24.01
21面(フレアカット絞り) 24.59 20.79 19.15

ズームレンズユニットデータ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -21.82 31.88 3.79 -22.38
2 9 63.47 8.35 0.08 -5.08
3 14 ∞ 0.00 0.00 -0.00
4 15 57.10 8.82 1.33 -4.39
5 18 -67.60 8.19 0.13 -5.67
6 22 57.20 29.05 -8.47 -25.21

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -29.68
2 3 -85.36
3 5 -50.05
4 7 45.97
5 9 98.58
6 11 -54.36
7 12 41.24
8 15 -69.01
9 16 31.07
10 18 35.57
11 19 -24.01
12 22 39.32
13 24 39.77
14 25 -25.47
15 27 -105.51
16 29 128.94
図7Aおよび図7Bは、実施例4であるレンズ装置200を示している。レンズ装置200は、実施例1〜3で説明したいずれかのズームレンズを撮像光学系として内蔵し、該ズームレンズにズーム動作を行わせるためにユーザにより光軸回りで回転操作されるズームリング(ズーム手段)31を有する。ズームリング31が回転すると、カム筒32が回転し、該カム筒32に形成された不図示のレンズカム溝部によってズームレンズの各レンズユニットが光軸方向に駆動される。
実施例1〜3で説明したフレアカット絞りFSに相当するフレアカット絞り41は、複数の絞り羽根41aと、画系複数の絞り羽根41aを開閉方向に駆動するために光軸回りで回転する回転部材41bと、複数の絞り羽根41aと回転部材41bとを回転可能に保持するベース部材41cとを有する。回転部材41bは、複数の絞り羽根41aを開閉方向に駆動するための不図示の複数の羽根カム溝部を有する。さらに、回転部材41bは、その径方向外側に向かって延びる係合部41dを有する。係合部41dは、カム筒32に形成された不図示のフレアカットカム溝部に係合している。
ズーム動作に伴ってカム筒32が回転すると、フレアカットカム溝部に係合した係合部41dを介して回転部材41bが回転し、複数の絞り羽根41aが開閉方向に駆動される。これにより、ズームに応じてフレアカット絞り41の開口径が変更される。
本実施例では、ズームに応じてフレアカット絞り41の開口径が機械的に変更される場合について説明したが、フレアカット絞り41の開口径が電気的に変更されるようにしてもよい。具体的には、ズームリング31の回転をセンサにより検出し、該センサからの回転検出信号に応じてモータ等のアクチュエータを駆動してフレアカット絞り41の開口径を変更するようにしてもよい。
図8は、実施例1〜3のズームレンズを撮像光学系として用いた実施例5としての撮像装置(以下、カメラという)20を示している。カメラ20は、実施例1〜3で説明したいずれかのズームレンズである撮像光学系21と、カメラ本体に内蔵され、撮像光学系21により形成された光学像としての被写体像を撮像(光電変換)するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子22とを有する。
メモリ23は、撮像素子22による撮像によって生成された画像データを記録する。背面ディスプレイ24は、画像データをユーザにより観察可能に表示する。
このように実施例1〜3のズームレンズをカメラ20に用いることにより、全ズーム域で高い光学性能を有するカメラを実現することができる。
B1 第1レンズユニット
B2 第2レンズユニット
B3 第3レンズユニット
B4 第4レンズユニット
B5 第5レンズユニット
SP Fno絞り(第1の絞り)
FS フレアカット絞り(第2の絞り)
IP 像面

Claims (15)

  1. 複数のレンズユニットを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズユニットの間隔が変化するズームレンズであって、
    広角端において前記ズームレンズのFナンバーを決める第1の絞りと、
    前記第1の絞りよりも像側に配置され、負の屈折力を有する負レンズユニットと、
    前記負レンズユニットよりも像側に配置され、前記変倍に伴って開口径が変化する第2の絞りとを有し、
    前記広角端での前記第2の絞りの開口径が、望遠端での前記第2の絞りの開口径よりも大きいことを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2の絞りの前記広角端での開口径をφWとし、前記第2の絞りの望遠端での開口径をφTとするとき、
    1.01≦φW/φT≦2.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記広角端での前記第2の絞りから像面までの光軸上の距離をFDwとし、
    前記広角端での前記ズームレンズのレンズ全長をLDwとするとき、
    0.10≦FDw/LDw≦0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記広角端での前記ズームレンズのバックフォーカスをBFwとし、前記広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    0.10≦BFw/fw≦1.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記広角端での前記ズームレンズの全長をLDwとし、前記広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    5.0≦LDw/fw≦15.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記広角端での前記ズームレンズの全長をLDwとし、前記広角端における前記第1の絞り前記第2の絞りとの間の間隔をSFDwとするとき、
    0.10≦SFDw/LDw≦0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記望遠端での前記第1の絞り前記第2の絞りとの間の間隔をSFDtとし、前記望遠端での前記第2の絞りから像面までの距離をFDtとし、前記望遠端での前記ズームレンズの全長をLDtとするとき、
    0.50≦(SFDt+FDt)/LDt≦0.90
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記負レンズユニットと前記第2の絞りとが間隔を隔てて隣り合っていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記負レンズユニットの焦点距離をf_NLとするとき、
    0.50≦|f_NL|/ft≦3.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記負レンズユニットが、前記ズームレンズの光軸に対して移動して像振れを低減するレンズユニットであることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第2の絞りの像面側に隣り合って配置され、正の屈折力を有する正レンズユニットを有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記正レンズユニットの焦点距離をf_PLとするとき、
    0.50≦f_PL/ft≦2.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  13. 前記正レンズユニットに含まれる正の屈折力を有する正レンズの材料のd線における屈折率をNd_PLLとし、該正レンズの材料のd線を基準としたアッベ数をνd_PLLとするとき、
    1.40≦Nd_PLL≦1.65
    60≦νd_PLL≦100
    なる条件式のうち少なくとも一方を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズに変倍を行わせるズーム手段と、
    前記変倍に応じて前記第2の絞りの開口径を機械的または電気的に変更する光学機器。
  15. 前記ズームレンズにより形成された光学像を撮像する撮像素子を有することを特徴とする請求項14に記載の光学機器。
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