JP2020128991A - 三次元測定機、測定方法、及び測定プログラム - Google Patents

三次元測定機、測定方法、及び測定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】手動操作型三次元測定機において、操作者の能力に依存することなく、ばらつきがより少ない測定結果を得ることが可能な三次元測定機、測定方法、及び測定プログラムを提供する。【解決手段】測定対象物を測定する際に手動操作されるプローブ(24)を具備する測定部(26)と、プローブの位置を取得するプローブ位置取得部(120)と、測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得部(114)と、プローブ位置取得部を用いて取得されたプローブの位置と、目標測定位置取得部を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、プローブの位置が目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知部(34)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、三次元測定機、測定方法、及び測定プログラムに係り、特に手動操作型三次元測定機における測定技術に関する。
手動操作型三次元測定機として、プローブを手動操作により移動させる形態が知られている。手動操作型三次元測定機の他の形態として、プローブをジョイスティックなどの操作部材を用いて移動させる形態が知られている。
手動型三次元測定機を用いた測定では、手動で測定機を操作しなければならないため、測定者の能力に依存して、測定結果がばらつくという問題がある。このような問題を防ぐために、測定者は測定プログラム中に設計値として指示された位置をプロービングすることが好ましい。
特許文献1は、プローブの操作が測定ポイントごとに設定された測定条件から外れた操作である誤操作の場合に警告を発する手動操作型三次元測定機が記載されている。特許文献1に記載の手動操作型三次元測定機によれば、操作者は警告が発せられないように測定を行うことができるので、測定値にばらつきが生じにくい。
特許文献2は、測定プローブ先端近傍に装着されるサブモニタを備えた手動操作型三次元測定機が記載されている。特許文献2に記載の手動操作型三次元測定機は、測定プローブが測定許容範囲に入ったことがサブモニタに表示される。
かかる構成により、コンピュータのディスプレイが直接視認できない状況でも、視線を外すことなく、また測定を中断することなく、制御ソフトウエアの情報を手元で確認可能
に構成することによって、測定者が測定作業に集中できる。
特開2015−105865号公報 特開2015−141139号公報
しかしながら、測定者が手動により測定機を操作する際に、測定者は測定対象物であるワークにおけるどの位置が、測定指示がされた目標とされる測定位置なのかわからないという問題がある。
また、測定者が手動で測定機を操作する際に、測定者はワークのどの位置をプロービングして測定すればよいのかわからないという問題もある。
換言すると、現状、測定者は、ワークにおけるプロービングすべき測定位置が測定前にわからないという問題がある。この問題は、プロービングすべき測定位置から外れた位置をプロービングして測定してしまい、測定結果がばらつき、期待した測定結果が得られないという事態の発生につながる。
特許文献1に記載の手動操作型三次元測定機は、警告が発せられることにより、測定者は測定条件から外れた測定が行われていることを把握することができるものの、測定条件が緩和されると、測定結果にばらつきが生じてしまう。
特許文献2に記載の手動操作型三次元測定機は、測定プローブが測定許容範囲に入ったことを測定者が把握できるものの、測定許容範囲が相対的に広範囲に設定されると、測定結果にばらつきが生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、手動操作型三次元測定機において、操作者の能力に依存することなく、ばらつきがより少ない測定結果を得ることが可能な三次元測定機、測定方法、及び測定プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、次の発明態様を提供する。
第1態様の三次元測定機は、測定対象物を測定する際に手動操作されるプローブを具備する測定部と、プローブの位置を取得するプローブ位置取得部と、測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得部と、プローブ位置取得部を用いて取得されたプローブの位置と、目標測定位置取得部を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、プローブの位置が目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知部と、を備えた三次元測定機である。
第1態様によれば、プローブを操作する操作者は、報知情報によってプローブの位置が目標とする測定位置に近づいていることを把握することができるので、目標とする測定位置により近い位置の測定が可能である。したがって、操作者の能力に依存することなく、ばらつきがより少ない測定結果を得ることが可能となる。
第2態様は、第1態様の三次元測定機において、プローブ位置取得部は、プローブの位置として、測定対象物が基準とされたワーク座標系におけるプローブの座標値を取得し、報知部は、目標測定位置として測定対象物の設計情報から、ワーク座標系における目標測定位置の座標値を導出し、かつ、報知情報として、目標測定位置の座標値からプローブの位置の座標値を減算して算出される座標差分値を導出する。
第2態様によれば、操作者は、プローブの位置と測定対象物の測定位置における目標測定位置との差を、ワーク座標系の座標値により把握することができる。
第2態様において、ワーク座標系として三次元直交座標系を適用することができる。
第2態様において、測定対象物ごとにワーク座標系が設定される態様が好ましい。
第3態様は、第1態様又は第2態様に記載の三次元測定機において、報知部は、目標測定位置として測定対象物の設計情報から、測定対象物が基準とされたワーク座標系における目標測定位置の座標値を導出し、導出されたワーク座標系における目標測定位置の座標値を報知する。
第3態様によれば、操作者は、測定対象物の測定位置における目標測定位置を把握することができる。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか一態様の三次元測定機において、報知部は、報知情報を視覚的に表示させる表示部を備えている。
第4態様によれば、操作者は、報知情報を視覚的に認識することができる。
第5態様は、第4態様の三次元測定機において、表示部は、文字情報を用いて報知情報を表示させる。
第5態様によれば、操作者は、文字情報から得られる視覚的な情報に基づいて、プローブの位置と目標とする測定位置との差を把握することができる。
第5態様における文字情報の一態様として、プローブ位置の座標値から目標測定位置の座標値を減算した座標差が挙げられる。
第6態様は、第4態様又は第5態様の三次元測定機において、表示部は、レベルメータを用いて報知情報を表示させる。
第6態様によれば、操作者は、レベルメータから得られる視覚的な情報に基づいて目標測定位置を把握することができる。
第7態様は、第1態様から第3態様のいずれか一態様の三次元測定機において、報知部は、報知情報を音情報に変換する音変換部と、音変換部によって音情報に変換された報知情報を出力させる音声出力部と、を備えている。
第8態様によれば、操作者は、音情報に変換された報知情報によって目標測定位置を把握することができる。
第8態様の測定方法は、手動操作されるプローブを用いて測定対象物を測定する三次元測定機における測定方法であって、プローブの位置を取得するプローブ位置取得工程と、測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得工程と、プローブ位置取得工程において取得されたプローブの位置と、目標測定位置取得工程において取得された目標測定位置との距離に応じて、プローブの位置が目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知工程と、を含む測定方法である。
第8態様によれば、第1態様と同様の効果を得ることができる。
第8態様において、第2態様から第7態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、三次元測定機において特定される処理や機能を担う構成要素は、これに対応する処理や機能を担う測定方法の構成要素として把握することができる。
第9態様の測定プログラムは、手動操作されるプローブを用いて測定対象物を測定する三次元測定機における測定プログラムであって、コンピュータを、プローブの位置を取得するプローブ位置取得手段、測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得手段、及びプローブ位置取得手段を用いて取得されたプローブの位置と、目標測定位置取得手段を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、プローブの位置が目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知手段として機能させる測定プログラムである。
第9態様によれば、第1態様と同様の効果を得ることができる。
第9態様において、第2態様から第7態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、三次元測定機において特定される処理や機能を担う構成要素は、これに対応する処理や機能を担う測定プログラムの構成要素として把握することができる。
本発明によれば、プローブを操作する操作者は、報知情報の報知によってプローブの位置が目標とする測定位置に近づいていることを把握することができるので、目標とする測定位置により近い位置の測定が可能である。したがって、操作者の能力に依存することなく、ばらつきがより少ない測定結果を得ることが可能となる。
図1は第一実施形態に係る三次元測定機の全体構成図である。 図2は図1に示された三次元測定機の情報処理部のブロック図である。 図3は図1に示された三次元測定機に適用される測定方法の手順の流れが示されたフローチャートである。 図4は差分情報表示の手順の流れが示されたフローチャートである。 図5は図1に示された三次元測定機における差分情報表示の説明図である。 図6はパートプログラムの一例の説明図である。 図7は空間補正の説明図である。 図8は原点設定の説明図である。 図9は基準軸設定の説明図である。 図10は第二実施形態に係る三次元測定機における目標測定位置表示の説明図である。 図11は第三実施形態に係る三次元測定機の全体構成図である。 図12は図11に示された三次元測定機の情報処理部のブロック図である 図13は手動操作型三次元測定機の他の態様の説明図である。 図14は手動操作型三次元測定機の他の態様の説明図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について説明する。
[三次元測定機の全体構成]
図1は第一実施形態に係る三次元測定機の全体構成図である。本実施形態では、門型移動の三次元測定機を例に説明する。三次元測定機は、Coordinate Measuring Machineと呼ばれることがある。Coordinate Measuring MachineはCMMと省略されることがある。
本明細書では、先に説明した構成と同一の構成には同一の符号を付し、説明を適宜省略することとする。
図1に示されたXはワーク座標系におけるX軸方向を表している。図1に示されたYはワーク座標系におけるY軸方向を表している。図1に示されたZはワーク座標系におけるZ軸方向を表している。
図1に示された三次元測定機におけるワーク座標系は、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向から構成される三次元直交座標系である。ワーク座標系の設定の詳細は後述する。
図1に示された三次元測定機10は手動操作型の三次元測定機である。三次元測定機10は、架台12、及びテーブル14を備えている。三次元測定機10は、架台12の上にテーブル14が載置された構造を有している。
テーブル14の上面14Aは、右Yキャリッジ16R、左Yキャリッジ16Lが立設される。テーブル14の下面14Cは、架台12に支持される。
右Yキャリッジ16Rは、X軸方向におけるテーブル14の一方の端に立設される。左Yキャリッジ16Lは、X軸方向におけるテーブル14の他方の端に立設される。図1では、テーブル14の右端がX軸方向の一方の端とされる。また、テーブル14の左端がX軸方向の他方の端とされる。
右Yキャリッジ16Rの上部と左Yキャリッジ16Lの上部とはXガイド18を用いて連結される。すなわち、右Yキャリッジ16R、左Yキャリッジ16L、及びXガイド18によって門型フレーム26が構成される。
本明細書における上の用語は、特に断らない限り、重力方向と反対方向を表すこととする。同様に、本明細書における下の用語は、特に断らない限り、重力方向を表すこととする。
テーブル14のY軸方向に沿う側面であり、X軸方向における一方の端部14Dの側の側面14Bは、右Yキャリッジ16Rとの摺動面が形成される。右Yキャリッジ16Rはテーブル14の側面14Bと対向する面にベアリングが設けられている。
テーブル14の上面14AにおけるX軸方向の一方の端部14Dは、右Yキャリッジ16Rとの摺動面が形成される。右Yキャリッジ16Rはテーブル14の上面14AにおけるX軸方向の一方の端部14Dと対向する面にベアリングが設けられている。
同様に、テーブル14のY軸方向に沿う側面であり、X軸方向における他方の端部14E側の側面14Fは左Yキャリッジ16Lとの摺動面が形成される。左Yキャリッジ16Lはテーブル14の側面14Fと対向する面にベアリングが設けられている。
テーブル14の上面14AにおけるX軸方向の他方の端部14Eは、左Yキャリッジ16Lとの摺動面が形成される。左Yキャリッジ16Lはテーブル14の上面14AにおけるX軸方向の他方の端部14Eと対向する面にベアリングが設けられている。
右Yキャリッジ16R、左Yキャリッジ16L、及びXガイド18から構成される門型フレーム26は、テーブル14によって、Y軸方向と平行方向について移動可能に支持されている。
テーブル14の側面14Bは、Y軸方向位置検出用リニアスケールが取り付けられている。Y軸方向位置検出用リニアスケールは、Y軸方向における右Yキャリッジ16Rの位置を検出し、Y軸方向における右Yキャリッジ16Rの位置を表す検出信号を生成する。なお、図1において、Y軸方向位置検出用リニアスケールの図示は省略されている。
Xガイド18は、Xキャリッジ20が取り付けられている。Xガイド18はXキャリッジ20との摺動面18Aを有している。Xキャリッジ20はエアベアリングが内蔵されている。
すなわち、Xキャリッジ20は、Xガイド18によってX軸方向と平行方向について移動可能に支持されている。なお、Xキャリッジ20に内蔵されるエアベアリングの図示は省略されている。
Xガイド18は、X軸方向位置検出用のリニアスケールが取り付けられている。X軸方向位置検出用のリニアスケールは、X軸方向におけるXキャリッジ20の位置を検出し、X軸方向におけるXキャリッジ20の位置を表す検出信号を生成する。なお、図1において、Xガイド18に取り付けられているX軸方向位置検出用のリニアスケールの図示は省略されている。
Xキャリッジ20は、Zキャリッジ22が取り付けられている。Xキャリッジ20は、Z軸方向案内用のエアベアリングが内蔵されている。すなわち、Zキャリッジ22は、XガイドによってZ軸方向と平行方向について移動可能に支持されている。なお、図1において、Z軸方向案内用のエアベアリングの図示は省略されている。
Xキャリッジ20は、Z軸方向位置検出用リニアスケールが取り付けられている。Z軸方向位置検出用リニアスケールは、Z軸方向におけるZキャリッジの位置を検出し、Z軸方向におけるZキャリッジの位置を表す検出信号を生成する。
図1において図示が省略されたX軸方向位置検出用のリニアスケール、Y軸方向位置検出用リニアスケール、及びZ軸方向位置検出用リニアスケールは、図2にリニアスケール121として図示される。
X軸方向位置検出用のリニアスケールの出力値は、ワーク座標系におけるX方向の座標値とすることができる。同様に、Y軸方向位置検出用リニアスケールの出力値は、ワーク座標系におけるY方向の座標値とすることができる。Z軸方向位置検出用リニアスケールの出力値は、ワーク座標系におけるZ方向の座標値とすることができる。
Zキャリッジ22は、下端にプローブ24が取り付けられている。プローブ24はハンドル24A、スタイラス24B、及び接触子24Cを含んで構成される。ハンドル24Aの基端はZキャリッジ22の下端に取り付けられる。ハンドル24Aの先端は、スタイラス24Bの基端が取り付けられる。スタイラス24Bの先端は接触子24Cが取り付けられる。
ハンドル24Aは測定の際に操作者が手で掴む部材である。スタイラス24B、及び接触子24Cは、プローブ24の測定子を構成する。
操作者はハンドル24Aを掴んでプローブ24を移動させる。そして、測定対象物の測定位置に接触子24Cを接触させる。プローブ24から接触子24Cを接触させた測定対象物の位置を表す検出信号が出力される。
図1に示されたXキャリッジ20、右Yキャリッジ16R、左Yキャリッジ16L、及びZキャリッジ22を備えた門型フレーム26は、プローブを備えた測定部の一態様である。
図1に示される三次元測定機10は、コントローラ28を備えている。コントローラ28は、プローブ24から出力された検出信号が入力される。すなわち、コントローラ28は、プローブ24を用いて取得された、測定対象物の測定位置におけるX軸方向の座標値、Y軸方向の座標値、及びZ軸方向の座標値を取得する。
コントローラ28によって取得された測定対象物の測定位置におけるX軸方向の座標値、Y軸方向の座標値、及びZ軸方向の座標値は、コンピュータ32へ送出される。
図1に示されたコンピュータ32は、コントローラ28との間でデータ通信が可能に接続される。コンピュータ32とコントローラ28との接続形態は信号線30を用いた接続でもよいし、無線を用いた接続でもよい。コンピュータ32とコントローラ28とはネットワークを介して接続されてもよい。
コンピュータ32は、三次元測定機10の測定結果を確認するソフトウエア32Aがインストールされている。ソフトウエア32Aの詳細は後述する。本明細書におけるソフトウエア32Aは、コンピュータに三次元測定機の任意の機能を実行させるプログラムに相当する。
図1に示された三次元測定機10は表示部34を備えている。表示部34はコンピュータ32と接続される。表示部34は三次元測定機10における諸情報を表示させる。表示部34に表示される三次元測定機10における諸情報の詳細は後述する。
[情報処理部の説明]
図2は図1に示された三次元測定機の情報処理部のブロック図である。図2に示されるように、情報処理部100は、図1に示されたコンピュータ32に内蔵されている。
図2に示された情報処理部100は、制御部102、記憶部104、及びプログラム実行部106を備えている。制御部102は図2に示された情報処理部100の各部を統括的に制御する。
また、制御部102は入力された各種情報を記憶部104へ記憶させる。更に、制御部102は記憶部104に記憶されている各種情報を読み出し、情報処理部100の各部へ送信する。
記憶部104は情報処理部100を用いて取得された各種情報が一時的に記憶される一次記憶領域が含まれていてもよい。記憶部104は演算結果が記憶される演算結果記憶領域が含まれていてもよい。記憶部104は図1に示されたソフトウエア32Aがインストールされるソフトウエアインストール領域が含まれていてもよい。
記憶部104は、半導体素子、磁気記憶素子、光学記憶素子などの記憶素子を適用可能である。記憶部104は複数の種類の記憶素子を備えることができる。半導体素子の例としてRAMと呼ばれる一次書き込み読み出し可能な記憶素子、及びROMと呼ばれる読み取り専用記憶素子が挙げられる。
プログラム実行部106は、図1に示されたソフトウエア32Aをコンピュータ32に実行させる処理部である。例えば、図1に示されたソフトウエア32Aとして、測定位置と測定手順が記述されたパートプログラムがインストールされている場合に、図2に示されたプログラム実行部106は、コンピュータ32にパートプログラムを実行させることができる。
CADデータ取得部110はCADデータを取得する。CADデータは測定対象物の外形寸法、構造物の位置、構造物の寸法等など、測定対象物の構造を特定しうる設計情報である。なお、CADはコンピュータ支援設計を表すcomputer aided designの省略語である。CADデータの取得は、ネットワークを経由した取得、メモリーカード、CD−ROM等記憶媒体からの読み込みなど、様々な態様が適用可能である。これらのCADデータの取得は目標測定位置取得部における設計情報取得の一態様である。
CADデータ取得部110を用いて取得された測定対象物のCADデータはCADデータ記憶部112に記憶される。ここでいうCADデータの記憶は、CADデータの記憶形式を問わない。例えば、CADデータが作成された際の形式のまま記憶されてもよいし、他の形式に変換されて記憶されてもよい。CADデータ記憶部112に記憶されているCADデータの読み出しは目標測定位置取得部における設計情報取得の一態様である。
目標測定位置導出部114はCADデータ記憶部112に記憶されている測定対象物のCADデータから、測定対象物における測定要素ごとの目標とする測定位置を導出する。ここで、測定要素とは測定対象物に形成される穴、凸部、又は溝などの構造である。測定要素には測定対象物の外形が含まれていてもよい。通常、一つの測定対象物には複数の測定要素が含まれている。また、一つの測定要素には複数の目標とする測定位置が含まれている。
また、目標とする測定位置とは、測定対象物におけるCADデータに記述された設計値に相当する位置である。本実施形態では、目標とする測定位置を表す指標として、図1に示された三次元測定機10におけるワーク座標系の座標値が適用される。
一つの測定要素に含まれる目標とする測定位置の数は、測定精度、又は測定要素の形状などに応じて適宜決められている。以下の説明では、一つの測定対象物に複数の測定要素が含まれており、一つの測定要素に複数の目標とする測定位置が含まれていることとする。以下、目標とする測定位置は目標測定位置と記載されることがある。
目標測定位置設定部116は、予め決められた測定シーケンスに基づき、目標測定位置導出部114を用いて導出された複数の目標測定位置を、順に測定対象の目標測定位置に設定する。すなわち、目標測定位置設定部116は、未測定の測定位置について測定順序を設定する。具体的には、測定要素の測定順序を設定し、さらに、測定要素ごとに測定対象の測定位置を設定する。
目標測定位置導出部114、及び目標測定位置設定部116の機能は、先に説明したパートプログラムとして実現可能である。
プローブ位置取得部120はコントローラ28を介して、現実のプローブ24の位置を測定値として取得する。なお、現実のプローブ24の位置は、スライタス中心位置と呼ばれることがある。
なお、以下、単にプローブ24の位置、又はプローブの位置と記載される場合は、現実のプローブ24の位置とする。
プローブ24の位置は、リニアスケール121の出力値が適用される。図2に示されたリニアスケール121は、先に説明したX軸方向位置検出用のリニアスケール、Y軸方向位置検出用のリニアスケール、及びZ軸方向位置検出用のリニアスケールが含まれる。
すなわち、プローブ24の位置の測定値は、図1に示された三次元測定機10におけるワーク座標系の座標値が適用される。
図2に示されたリニアスケール121から、プローブ24のX軸方向の座標値を表す検出信号、Y軸方向の座標値を表す検出信号、及びZ軸方向の座標値を表す検出信号が出力される。
演算部122はプローブ位置取得部120を用いて取得されたプローブ24の位置の測定値と、目標測定位置設定部116を用いて設定された目標測定位置との間の距離を表す差分情報を算出する。演算部122を用いて算出された差分情報は、ワーク座標系の座標差を適用することができる。
プローブ24の位置を表す座標値の測定値を(X,Y,Z)とし、目標測定位置の座標値を(Xn,Yn,Zn)とすると、差分情報を表す各軸の座標差(ΔX,ΔY,ΔZ)は、ΔX=X−Xn、ΔY=Y−Yn、ΔZ=Z−Znと表される。ここで、nは測定位置の番号を表す正の整数である。
表示制御部124は、表示部34に表示させる各種情報を表示部34による表示形式に適した形式に変換する。演算部122を用いて算出された各軸の座標差(ΔX,ΔY,ΔZ)は、表示部34に差分情報として表示することができる。また、表示制御部124は、目標測定位置を表示部34に表示させることができる。
表示部34は報知情報を報知させる報知部の構成要素であり、報知情報を視覚的に表示させる態様に対応している。
図2では、情報処理部100を機能ごとの構成要素として説明した。図2に示された情報処理部100は、CPU、各種プロセッサー、メモリ、及び周辺回路を用いて構成することが可能である。また、各構成要素の機能は、ソフトウエアを介在させて実現されてもよい。なお、CPUは中央演算装置を表すCentral Processing Unitの省略語である。
図2に示されたCADデータ取得部110は目標測定位置取得部の構成要素である。CADデータは測定対象物の設計情報の一態様である。目標測定位置導出部114は目標測定位置の座標値を導出する目標測定位置取得部の構成要素である。
演算部122は、座標差分値を報知情報として導出する報知部の一態様である。表示部34、及び表示制御部124は報知部の構成要素である。
[測定手順の説明]
図3は図1に示された三次元測定機に適用される測定方法の手順の流れが示されたフローチャートである。本実施形態に示される測定方法は、測定位置ごとに、目標測定位置設定工程S10、手動測定工程S12、測定値決定工程S14、及び測定完了判断工程S16が実行され、予め決められた全ての測定位置について測定値が決定されるまで、これらの工程が繰り返し実行される。
図3に示された目標測定位置設定工程S10では、CADデータ、及び測定シーケンスに基づいて、測定対象の測定位置の目標測定位置が設定される。目標測定位置設定工程S10は、図1に示された目標測定位置設定部116において実行される。
目標測定位置設定工程S10におけるCADデータが取得される工程は、目標測定位置取得工程の構成要素である。CADデータが取得される工程に代わりパートプログラムが読み込まれる工程、又はパートプログラムが作成される工程は、目標測定位置取得工の一態様である。
図3の手動測定工程S12では、手動によって測定対象の測定位置の測定値が取得される。また、手動測定工程S12では、操作者によって行われる手動測定をアシストする報知情報表示として、差分情報表示が実行される。差分情報表示の詳細は後述する。
測定値決定工程S14では測定対象の測定位置の測定値が決定される。測定値決定工程S14は、図2に示されたプローブ位置取得部120、及び演算部122によって実行される。
図3の測定完了判断工程S16では、全ての測定が終了したか否かが判断される。測定完了判断工程S16のYES判定となる、全ての測定が終了したと判断された場合は、測定が終了される。
一方、測定完了判断工程S16のNO判定となる、全ての測定が終了していないと判断された場合は、目標測定位置設定工程S10に戻り、次の測定対象の測定位置が設定される。以降、手動測定工程S12、測定値決定工程S14、及び測定完了判断工程S16が繰り返し実行される。
測定完了判断工程S16は、図2に示された制御部102において実行される。図3の測定方法にプログラムが介在する工程は、その工程の実行には図2に示されたプログラム実行部106が介在する。
図4は差分情報表示の手順の流れが示されたフローチャートである。図4に示される差分情報表示は報知工程の構成要素である。差分情報表示は、プローブ位置取得工程S20、座標差算出工程S22、及び座標差表示工程S24を含んで構成される。
プローブ位置取得工程S20では、図1に示されたプローブ24の位置の測定値がリアルタイムに取得される。すなわち、図4のプローブ位置取得工程S20では、図1に示されたプローブ24のワーク座標系における座標値である、図2に示されたリニアスケール121の出力値が取得される。
座標差算出工程S22では、プローブ位置取得工程S20において取得された測定値である、図1に示されたプローブ24の位置を表すワーク座標系の座標値から、図3の目標測定位置設定工程S10で設定された目標測定位置を表すワーク座標系の座標値が減算され、プローブ24の位置と目標測定位置との座標差が算出される。
座標差表示工程S24では、座標差算出工程S22において算出された座標差が、図1に示された表示部34に表示される。操作者は、表示部34に表示された座標差を見て、プローブ24の位置が目標測定位置に近づいていることを把握しうる。
表示部34に表示される座標差は、プローブ24の位置を表す測定値の取得と同様に、リアルタイムに更新される態様が好ましい。ここでいうリアルタイムとは、測定座標値の取得、座標差の算出、及び座標差の表示が時間的に連続して実行され、座標差の表示が逐次更新されていればよく、測定座標値の取得期間の間隔、及び座標差の表示の更新期間の間隔は一定でなくてもよい。
図4に示された座標差算出工程S22は、報知工程の構成要素である。座標差表示工程S24は、報知工程の構成要素である。
[差分情報表示の具体例]
図5は図1に示された三次元測定機における差分情報表示の説明図である。図5は図1に示された表示部34の表示画面200が模式的に図示されている。
図5に示された表示画面200は、差分情報表示領域202が含まれる。なお、図5に示された差分情報表示領域202を表す一点破線は、実際の表示画面200では表示されない。
差分情報表示領域202は、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれの差分値が数値を用いて表示される数値表示領域204が含まれる。また、差分情報表示領域202は、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれの差分値がレベルメータ形式で表示されるレベルメータ表示領域206が含まれる。
図5には、数値表示領域204において、小数点以下第四位までの数値が表示される態様が示されているが、測定対象物、要求される測定精度に応じて、数値表示領域204における数値の表示範囲は設定が可能である。
また、図5には、レベルメータ表示領域206として、正負それぞれについて十段階のレベルメータが例示されているが、測定対象物、要求される測定精度に応じて、レベルメータ表示領域206の表示範囲は設定が可能である。
図5に示された数値表示領域204、及びレベルメータ表示領域206の表示範囲の設定は操作者が手動で行ってもよいし、測定対象物の設計情報等の情報に基づいて自動的に設定されてもよい。
図5に示された表示画面200は、測定対象の測定要素の情報が表示される測定対象測定要素情報表示領域208が含まれる。図5に示された測定対象測定要素情報表示領域208は、Circle_1という名称の構成要素が表示されている。
図5に示された表示画面200は、目標測定位置が表示される目標測定位置情報表示部210が含まれる。図5に示された目標測定位置情報表示部210は、ワーク座標系における目標測定位置のX軸方向の座標値、Y軸方向の座標値、及びZ軸方向の座標値が表示されている。なお、図5に示された目標測定位置情報表示部210に示されている各軸の座標値は任意の数値であり、具体的な目標測定位置を表す数値ではない。
図5には、数値表示領域204、及びレベルメータ表示領域206の両者が含まれる表示画面200が図示されているが、表示画面200は、差分情報が表示される差分情報表示領域として、数値表示領域204、及びレベルメータ表示領域206の少なくともいずれか一方が含まれていればよい。
また、表示画面200は、測定対象測定要素情報表示領域208、及び目標測定位置情報表示部210の少なくともいずれか一方が省略されてもよい。
図5に示された数値表示領域204に表示される数値は、文字情報の一態様である。
[第一実施形態の作用効果]
上記の如く構成された三次元測定機、及び測定方法によれば、手動操作による測定対象物の測定の際に、現実のプローブ24の位置が測定対象の測定位置における目標の測定値に近づいていることを表す報知情報として、ワーク座標系における、目標測定位置の座標値と、プローブの位置を表す座標値との座標差が表示される。
操作者は、現実のプローブ24の位置が、測定対象の測定位置における目標測定位置に近づいていることを視覚的に把握することができる。そして、目標測定位置から外れた位置をプロービングしてしまうことが事前に防止されうる。
報知情報が視覚的に表示される他の態様として、異なる色の光源を用いて、色の違いによって、測定対象の測定位置における目標測定位置に近づいていることが表される態様が挙げられる。
例えば、現実のプローブ24の位置が、測定対象の測定位置における目標測定位置から大きく離れている場合は赤色の光源を点灯させ、現実のプローブ24の位置が、測定対象の測定位置における目標測定位置に従い、光源の色を黄色、緑と変更することが可能である。
[パートプログラムの説明]
本実施形態に示された三次元測定機10は、手動測定の際にパートプログラムに含まれる測定対象物の設計情報を利用することができる。
ここで、パートプログラムとは、測定位置ごとの座標値、測定位置の測定順序等が記載されたプログラムであり、主として、自動測定型三次元測定機における自動測定に適用されている。
自動測定型三次元測定機は、パートプログラムに記述された測定位置ごとの座標値、及び測定位置の測定順序に従ってプローブを自動的に移動させ、各測定位置におけるプローブの位置を表す座標値を測定値として自動的に取得している。
本実施形態に示された三次元測定機10は、測定対象物について、自動測定型三次元測定機用のパートプログラムが予め準備されている場合に、パートプログラムに記述された測定位置ごとの座標値が、目標測定位置の座標値として利用される。
図6はパートプログラムの一例の説明図である。図6にはパートプログラムが模式的に図示されている。図6には円測定の際の四か所の測定位置の情報、平面測定の際の三か所の測定位置の情報が記載されたパートプログラムが例示されている。
図6に示されたパートプログラムは、X、Y、及びZで示されるワーク座標系の座標値を用いて測定位置が記載されている。図6に示されたパートプログラムは、I、J、及びKを用いて、図1に示されたプローブ24が測定ポイントに接触するときの移動方向であるプロービングベクトルが記載されている。Lには、ずれ距離、速度、加速度、又は接触角度等の警告を発する情報が数値として記載されてもよい。
パートプログラムは、図2に示された情報処理部100において生成することが可能である。図2に示された情報処理部100においてパートプログラムが生成される場合、プロービングベクトルI、プロービングベクトルJ、プロービングベクトルK、及び情報Lの生成は省略可能である。
三次元測定機の外部において、予めパートプログラムが作成される場合、図2に示されたCADデータ取得部110に代わり、パートプログラム取得部が具備される。また、CADデータ記憶部112に代わり、パートプログラム記憶部が具備される。
[ワーク座標系の設定]
次に、図7から図9を用いて、三次元測定機におけるワーク座標系の設定について説明する。一般に、測定対象物であるワークを測定する場合、ワークに合った基準であるワーク座標系が設定される。
ワーク座標系の設定は、空間補正、原点設定、及び基準軸設定に大別される。以下に、空間補正、原点設定、及び基準軸設定の順に説明をする。
図7は空間補正の説明図である。空間補正では、まず、測定対象物における任意の平面400が測定される。平面400の測定によって、平面400とZ0軸の交点402、及び平面400の法線ベクトル404が決められる。
次に、平面400の法線ベクトル404とZ軸が平行にされる。そうすると、図7に実線を用いて図示されたX0Y0Z0座標系は、破線を用いて図示されたX1Y1Z1座標系に補正される。X0Y0Z0座標系がX1Y1Z1座標系に補正される処理は空間補正と呼ばれる。
そして、交点402に原点406を平行移動させる。そうすると、X1Y1Z1座標系は、長破線を用いて図示されたX2Y2Z2座標系とされる。以上の処理を経て、ワーク座標系のZ軸の方向、及びワーク座標系の原点が決定される。
図8は原点設定の説明図である。原点設定では、まず、穴410が測定される。穴410の測定によって、穴410の中心412が求められる。穴410の中心412に原点406を平行移動させる。
そうすると、図8に実線を用いて図示されたX2Y2Z2座標系は、破線を用いて図示されたX3Y3Z3座標系に補正される。以上の処理を経て、ワーク座標系のXY軸の原点がX3Y3Z3座標系の原点として決定される。
図9は基準軸設定の説明図である。基準軸設定では、まず、穴420が測定される。穴420の測定によって穴420の中心422が求められる。次に、X3軸が穴420の中心422を通る位置までX3軸を回転させる。αはX3軸を回転させる角度を表している。
そうすると、実線を用いて図示されたX3Y3座標系は、破線を用いて図示されたX4Y4座標系に補正される。以上の処理を経て、ワーク座標系のXY軸の方向として、図9のX4Y4座標系が決定される。
すなわち、空間補正、原点設定、及び基準軸設定を経て、図9に示されたX4軸はワーク座標系のX軸とされる。また、図9に示されたY4軸はワーク座標系のY軸とされる。図8に示されたZ3軸はワーク座標系のZ軸とされる。
ここで説明したワーク座標系の設定方法は一例であり、ワーク座標系の設定方法は、三次元測定機に適用可能な公知の方法が適用されうる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態に係る三次元測定機について説明する。第二実施形態の説明では、主として第一実施形態と相違する点について説明がされることとし、第一実施形態と共通する点の説明は適宜省略される。
図10は第二実施形態に係る三次元測定機における目標測定位置表示の説明図である。図10に示された表示画面300は、測定要素の位置情報を表す測定要素位置情報欄302が含まれる。なお、測定要素位置情報欄302を表す一点破線は、実際の表示画面300では表示されない。
図10に示された測定要素位置情報欄302は、測定要素304、及び測定要素306の位置情報が視覚的に表示されている。また、測定要素位置情報欄302は、測定要素304、及び測定要素306の位置情報が三次元的に表示されている。すなわち、測定要素位置情報欄302は、軸方向表示領域308に、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向が表示される。
図10に示された測定要素位置情報欄302は、目標測定位置310、及び目標測定位置の座標値312が測定要素304に重ねて表示されている。測定要素304に符号314、及び符号316が付された点は、測定要素304における測定済みの測定位置である。
また、符号318が付された点であり、破線を用いて図示された点は、次の測定対象の測定位置である。測定要素306に重ねて表示されている測定位置320、測定位置322、測定位置324、及び測定位置326は、測定要素306における未測定の測定位置である。
なお、図10に示されたCircle_1は測定要素304の名称である。また、図10に示されたCircle_2は測定要素306の名称である。図10には、測定対象の
測定要素である測定要素304、及び次の測定対象の測定要素である測定要素306が表示される態様が例示されたが、表示画面300に表示される測定要素は、測定対象の測定要素304のみでもよい。
第二実施形態における目標測定位置を導出する目標測定位置導出部114は、目標測定位置取得部の構成要素である。図10に示された表示画面300が表示される表示部は、報知部の構成要素である。
[第二実施形態の作用効果]
第二実施形態によれば、測定要素位置情報欄302に測定対象の測定要素304を三次元的に表示させ、測定対象の測定要素304に測定対象の目標測定位置310を重ねて表示させる。
操作者は表示画面300を見て、図1に示されたプローブ24の位置が測定対象の測定位置に近づいていることを視覚的に把握することができる。そして、目標測定位置から外れた位置をプロービングしてしまうことが事前に防止される。
第一実施形態に示された表示画面200と、第二実施形態に示された表示画面300とを組み合わせた表示画面を作成する態様が好ましい。すなわち、報知情報として、プローブ24の位置から目標測定位置を減算した差分情報を報知し、かつ、目標測定位置を報知させる態様が好ましい。
また、差分情報の表示、及び目標測定位置の表示は、いずれか一方、又は両方が選択的に実施されてもよい。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態に係る三次元測定機について説明する。第三実施形態の説明では、主として第一実施形態と相違する点について説明がされることとし、第一実施形態と共通する点の説明は適宜省略される。
図11は第三実施形態に係る三次元測定機の全体構成図である。図11に示された三次元測定機10Aは、操作者によって手動操作されるプローブ24が測定対象の測定位置に近づいていることを示す報知情報を聴覚的に知らせるスピーカー500を備えている。図11に示されたスピーカー500は音声出力部の一態様である。
図12は図11に示された三次元測定機の情報処理部のブロック図である。図12に示された情報処理部520は、図2に示された情報処理部100に、音声制御部524が追加されている。
また、情報処理部520に備えられる演算部522によって、X軸方向の座標差ΔX、Y軸方向の座標差ΔY、及びZ軸方向の座標差ΔZを用いて、プローブ24の位置と目標測定位置との間の距離ΔDが算出される。
プローブ24の位置と目標測定位置との間の距離ΔDは、ΔD=(ΔX2+ΔY2+ΔZ2)1/2と表される。
そして、演算部522は、プローブ24の位置と目標測定位置との間の距離ΔDを、予め決められた距離Dで除算し、除算によって算出された値に100を乗じて比率βを算出する。比率βは、β=(ΔD/D)×100と表される。βの単位はパーセントである。
予め決められた距離Dは、測定対象物、要求される測定精度に応じて設定することが可能である。例えば、予め決められた距離Dは図5に示されたレベルメータの表示範囲とすることができる。
音声制御部524は、演算部522を用いて算出されたβに応じて音情報の出力態様を変更する。下記表1にβと音情報の出力態様との関係を示す。
Figure 2020128991
上記表1に示された音情報の出力態様は以下のとおりである。
プローブ24の位置が測定対象の測定位置における目標測定位置から大きく離れている場合、音情報は非出力とされる。上記表1には、プローブ24の位置が測定対象の測定位置における目標測定位置から大きく離れている場合として、予め決められた距離Dを超える場合が示されている。
プローブ24の位置が測定対象の測定位置における目標測定位置に近づくと、間欠的に音声が出力される。そして、プローブ24の位置が測定対象の測定位置における目標測定位置に近づくに従い音声の出力間隔が短くなる。
上記表1には、プローブ24の位置と測定対象の測定位置における目標測定位置との距離が予め決められた距離D以下になると、音情報が間欠的に出力される態様が示されている。
上記表1は、プローブ24の位置と測定対象の測定位置における目標測定位置との距離が、予め決められた距離Dの75パーセント以下になると、音情報の出力間隔が相対的に短くなる態様が示されている。
上記表1は、プローブ24の位置と測定対象の測定位置における目標測定位置との距離が、予め決められた距離Dの50パーセント以下になると、音情報の出力間隔が更に相対的に短くなる態様が示されている。
上記表1は、プローブ24の位置と測定対象の測定位置における目標測定位置との距離が、予め決められた距離Dの25パーセント以下になると、音情報が連続的に出力される態様が示されている。また、上記表1には、βが負の値となる場合に、βの値が小さくなるに従い音情報の出力間隔が段階的に大きくされ、βの絶対値が距離Dを超えると音情報の出力が停止される態様が示されている。
表1に示された音情報の出力態様は一例であり、音情報は、βの値に応じて音の種類を変える態様、又は音声を用いてβの数値を出力する態様などが適用されうる。図12に示された演算部522は、音変換部の一態様である。
[第三実施形態の作用効果]
第三実施形態によれば、手動操作による測定対象物の測定の際に、現実のプローブ24の位置が測定対象の測定位置における目標の測定値に近づいていることを表す報知情報として、音情報が出力される。
操作者は、現実のプローブ24の位置が、測定対象の測定位置における目標測定位置に近づいていることを聴覚的に把握することができる。そして、目標測定位置から外れた位置をプロービングしてしまうことが事前に防止されうる。
第三実施形態は、第一実施形態、及び第二実施形態の少なくともいずれか一方と組み合わせることが可能である。すなわち、報知情報として視覚的に表示される報知情報と、聴覚的に認識される報知情報とを併用してもよい。
また、視覚的に表示される報知情報、及び聴覚的に認識される報知情報は、いずれか一方、又は両方が選択的に適用されてもよい。
[手動操作型三次元測定機の他の態様の説明]
<操作部を備えた態様>
図13は手動操作型三次元測定機の他の態様の説明図である。図13に示された三次元測定機10Bは、操作部600を備えている。操作部600は、ジョイスティック602、操作ボタン604、及びつまみ606等の操作部材が具備されている。
操作部600はコントローラ628と通信可能に接続される。操作部600の操作部材が操作されると、操作部600からコントローラ628へ指令信号が送出される。コントローラ628は、指令信号に従い、門型フレーム26、Xキャリッジ20、及びZキャリッジ22を動作させて、プローブ24を測定対象の測定位置に移動させる。
操作部600とコントローラ628との通信は有線でもよいし、無線でもよい。操作部600とコントローラ628とは、ネットワークを介して接続されてもよい。
なお、図13に示されたコントローラ628は、操作部600の制御信号を処理する操作用コントローラ、及び図1に示された情報処理部100を備える信号処理用コントローラの両者の機能を備えている。
図13に示されたコントローラ628として、操作部600の制御信号を処理する操作制御用コントローラと、図1に示された情報処理部100を備える信号処理用コントローラとを分離させた態様も可能である。
<多関節型>
図14は手動操作型三次元測定機の他の態様の説明図である。図14に示された三次元測定機10Cは多関節型の三次元測定機である。
図14に示された三次元測定機10Cは、複数の関節を用いて直列に接続された複数のアームの先端のアームとなる第三アーム714にプローブ24が取り付けられた構造を有している。
図14に示された三次元測定機10Cは、基台700に第一関節702が取り付けられる。第一関節702は第二関節704が回転自在に取り付けられている。
第二関節704は、第一アーム706の基端706Aが取り付けられている。第一アーム706は第二関節704に回転自在に取り付けられる。第一アーム706の先端706Bは第三関節708が取り付けられている。
第三関節708は第二アーム710の基端710Aが取り付けられている。第二アーム710は第三関節708に回転自在に取り付けられている。第二アーム710の先端710Bは第四関節712が取り付けられている。
第四関節712は第三アーム714の基端714Aが取り付けられている。第三アーム714は第四関節712に回転自在に取り付けられている。第三アーム714の先端714Bは第五関節716が回転自在に取り付けられている。第五関節716の先端716Aにはプローブ24が取り付けられている。
図14に示された三次元測定機10Cは複数の関節を適宜回転させることで、第五関節716の先端716Aに取り付けられたプローブ24を三次元的に移動させることが可能である。
すなわち、手動操作型三次元測定機とは、操作者による手動操作、又は操作部を用いた操作による操作によって三次元的にプローブを移動可能に構成されていれば、プローブの支持構造、プローブの移動態様は限定されない。
図14に示された三次元測定機10Cは、操作者が第五関節716等を手で掴んでプローブ24を移動させてもよい。図14に示された三次元測定機10Cは、図13に示された操作部600を備え、操作者が操作部600を操作してプローブ24を移動させてもよい。
図13に示された三次元測定機10B、及び図14に示された三次元測定機10Cは、第一実施形態、第二実施形態、及び第三実施形態のいずれが適用されてもよい。
[他の変形例]
図1、及び図11には、コンピュータ32と有線接続される表示部34を例示されたが、表示部として携帯型端末装置を適用することができる。
また、図1、又は図11に示された表示部34にタッチパネル式のディスプレイ装置を適用して、図13に示された操作部600の機能が表示部に搭載されていてもよい。
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜構成要件を変更、追加、削除することが可能である。本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当該分野の通常の知識を有するものにより、多くの変形が可能である。
[プログラム発明への適用例]
以上説明した三次元測定機の各部に対応して、コンピュータに三次元測定機の各部の機能を実現させるプログラムを作成することができる。
すなわち、コンピュータを、プローブの位置を取得するプローブ位置取得手段、測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得手段、及びプローブ位置取得手段を用いて取得されたプローブの位置と、目標測定位置取得手段を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知手段として機能させる測定プログラムを構成することが可能である。
図2に示されたプローブ位置取得部120は、プローブ位置取得手段の一態様である。CADデータ取得部110は、目標測定位置取得手段の構成要素である。目標測定位置導出部114は、目標測定位置取得手段の構成要素である。表示部34、及び表示制御部124は報知手段の構成要素である。
また、コンピュータを、第一実施形態から第三実施形態に示された三次元測定機の各部に対応する手段として機能させる測定プログラムを構成することが可能である。
10,10A,10B,10C…三次元測定機、24…プローブ、28…コントローラ、32…コンピュータ、34…表示部、100…情報処理部、110…CADデータ取得部、114…目標測定位置導出部、116…目標測定位置設定部、120…プローブ位置取得部、122,522…演算部、124…表示制御部、200,300…表示画面、500…スピーカー、524…音声制御部

Claims (12)

  1. 測定対象物を測定する際に手動操作されるプローブを具備する測定部と、
    前記プローブの位置を取得するプローブ位置取得部と、
    測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得部と、
    前記プローブ位置取得部を用いて取得されたプローブの位置と、前記目標測定位置取得部を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、前記プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知部と、
    を備え、
    前記報知部は、前記報知情報を視覚的に表示させる表示部を備え、前記表示部は測定済みの測定位置又は未測定の測定位置を表示させる三次元測定機。
  2. 前記表示部は、前記測定対象物における未測定の測定要素における未測定位置を表示する請求項1に記載の三次元測定機。
  3. 前記報知部は、
    前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離に応じて出力態様を変更する音情報に変換する音変換部と、
    前記音変換部によって音情報に変換された前記報知情報を出力させる音声出力部と、
    を備えた請求項1又は2に記載の三次元測定機。
  4. 測定対象物を測定する際に手動操作されるプローブを具備する測定部と、
    前記プローブの位置を取得するプローブ位置取得部と、
    測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得部と、
    前記プローブ位置取得部を用いて取得されたプローブの位置と、前記目標測定位置取得部を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、前記プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知部と、
    を備え、
    前記報知部は、
    前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離に応じて出力態様を変更する音情報に変換する音変換部と、
    前記音変換部によって音情報に変換された前記報知情報を出力させる音声出力部と、
    を備えた三次元測定機。
  5. 前記音変換部は、前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離に応じた期間を有する前記音情報であり、間欠的に出力される前記音情報に変換する請求項3又は4に記載の三次元測定機。
  6. 前記音変換部は、前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離が相対的に短くなると、前記期間が相対的に短い前記音情報に変換する請求項5に記載の三次元測定機。
  7. 前記音変換部は、前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離に応じて種類を変更する前記音情報に変換する請求項3から6のいずれか一項に記載の三次元測定機。
  8. 前記音変換部は、前記報知情報を前記音情報として前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離を表す音声に変換する請求項3から7のいずれか一項に記載の三次元測定機。
  9. 手動操作されるプローブを用いて測定対象物を測定する三次元測定機における測定方法であって、
    前記プローブの位置を取得するプローブ位置取得工程と、
    測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得工程と、
    前記プローブ位置取得工程において取得されたプローブの位置と、前記目標測定位置取得工程において取得された目標測定位置との距離に応じて、前記プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知工程と、
    を含み、
    前記報知工程は、前記報知情報を視覚的に表示させる表示部を用いて、測定済みの測定位置又は未測定の測定位置を表示させる測定方法。
  10. 手動操作されるプローブを用いて測定対象物を測定する三次元測定機における測定プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記プローブの位置を取得するプローブ位置取得手段、
    測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得手段、及び
    前記プローブ位置取得手段を用いて取得されたプローブの位置と、前記目標測定位置取得手段を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、前記プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知手段として機能させ、
    前記報知手段は、前記報知情報を視覚的に表示させる表示部を用いて、測定済みの測定位置又は未測定の測定位置を表示させる測定プログラム。
  11. 手動操作されるプローブを用いて測定対象物を測定する三次元測定機における測定方法であって、
    前記プローブの位置を取得するプローブ位置取得工程と、
    測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得工程と、
    前記プローブ位置取得工程において取得されたプローブの位置と、前記目標測定位置取得工程において取得された目標測定位置との距離に応じて、前記プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知工程と、
    を含み、
    前記報知工程は、
    前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離に応じて出力態様を変更する音情報に変換する音変換工程と、
    前記音変換工程によって音情報に変換された前記報知情報を出力させる音声出力工程と、
    を含む測定方法。
  12. 手動操作されるプローブを用いて測定対象物を測定する三次元測定機における測定プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記プローブの位置を取得するプローブ位置取得手段、
    測定対象物の測定位置における目標の測定位置であり、測定対象物の設計情報に基づいて決められる目標測定位置を取得する目標測定位置取得手段、及び
    前記プローブ位置取得手段を用いて取得されたプローブの位置と、前記目標測定位置取得手段を用いて取得された目標測定位置との距離に応じて、前記プローブの位置が前記目標測定位置に近づいていることを知らせる報知情報を報知する報知手段として機能させ、
    前記報知手段は、前記報知情報を前記プローブの位置から前記目標測定位置までの距離に応じて出力態様を変更する音情報に変換する音変換機能、及び
    前記音変換機能によって音情報に変換された前記報知情報を出力させる音声出力機能として機能させる測定プログラム。
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