JP2020128896A - 二重容器のリーク検査方法及び予備剥離方法 - Google Patents

二重容器のリーク検査方法及び予備剥離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二重容器の内袋にピンホールが存在しているかどうかを検出することが可能なリーク検査方法を提供する。【解決手段】本発明によれば、二重容器のリーク検査方法であって、前記二重容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するように構成され、前記方法は、前記内袋の内部の減圧時に得られるデータに基づいて前記内袋にピンホールが存在するか否かの判定を行う工程を備える、方法が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物の減少に伴って内袋が収縮する二重容器のリーク検査方法及び予備剥離方法に関する。
特許文献1では、内袋内に空気を供給し、所定時間経過後に内袋内の圧力が所定値に到達するかどうかに基いて、内袋の穴あきの有無を検査している。
特許3303234
特許文献1の方法では、内袋内に空気を供給したときに内袋が意図せずして膨らんでしまうと、内袋に穴あきが存在しない場合にも関わらず、内袋に穴あきが存在していると判定される虞があり、別の手段によるリーク検査方法が望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、二重容器の内袋にピンホールが存在しているかどうかを検出することが可能なリーク検査方法を提供するものである。
本発明によれば、二重容器のリーク検査方法であって、前記二重容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するように構成され、前記方法は、前記内袋の内部の減圧時に得られるデータに基づいて前記内袋にピンホールが存在するか否かの判定を行う工程を備える、方法が提供される。
内袋の内部の減圧時に内袋の内部から吸い出されるエアーの流量や減圧の圧力等のデータは、内袋にピンホールが存在しているか否かによって差異が生じる。この差異に基づいて内袋にピンホールが存在するか否かを判定することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記判定は、前記減圧時に前記内袋から吸い出されるエアーの流量に基づいて行われる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記減圧は、前記二重容器の口部から前記内袋内に棒状部が挿入された状態で行われる、方法である。
好ましくは、二重容器の予備剥離方法であって、前記二重容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するように構成され、前記方法は、前記二重容器の口部から前記内袋内に棒状部が挿入された状態で、前記内袋の内部を減圧することによって前記内袋を前記外殻から剥離する工程を備える、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記二重容器の全高をHとし、前記棒状部のうち前記内袋内に挿入されている部位の長さをLとすると、L/Hは、0.40以上である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記口部の内周面の内接円径をD1とし、前記棒状部の外接円径をD2とすると、D2/D1は、0.30以上である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記減圧は、前記棒状部に設けられた吸込口を通じて行われる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記吸込口は、前記棒状部の先端に設けられる、方法である。
リーク検査の対象となる二重容器1の斜視図である。 本発明の第1実施形態のリーク検査装置2のブロック図である。 図2のヘッド3の構成を示す分解斜視図である。 図3のヘッド3を二重容器1の口部9の端面に当接させた状態を示す断面図である。 図4の状態から内袋14内を減圧して内袋14を収縮させた後の状態を示す断面図である。 内袋14の内部の減圧時に計測される、時間と流量の関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態のリーク検査装置2のヘッド3の構成を示す分解斜視図である。 図7のヘッド3を二重容器1の口部9の端面に当接させた状態を示す断面図である。 図8の状態から内袋14内を減圧して内袋14を収縮させた後の状態を示す断面図である。 内袋14が偏って剥離したときの、図5に対応する断面図である。 図5の状態から内袋14の内部をさらに減圧したときに内袋14の底部14aが浮き上がる状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
本発明の第1実施形態の二重容器のリーク検査方法について説明する。
<二重容器1>
まず、図1、図4及び図5を用いて、リーク検査の対象となる二重容器1について説明する。二重容器1は、外殻12と内袋14とを有し且つ内容物の減少に伴って内袋14が収縮する、いわゆる積層剥離容器である。内容物の減少に伴って内袋14が外殻12から離れることによって、内袋14が外殻12から離れて収縮する。このような容器では、内袋14内に外気が侵入しにくいので、内容物の劣化が抑制される。
外殻12は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外殻12は、複数層構成であってもよい。内袋14は、複数の層から構成することが好ましい。例えば、外殻12と接触する層にエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなるEVOH層を用い、内容物に接触する層に、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などのポリオレフィンからなる内面層を用いることができる。そして、上記EVOH層と内面層との間には、接着層を用いることが好ましい。
二重容器1は、有底筒状であり、内容物を収容する収容部7と、収容部7から内容物を吐出する口部9を備える。収容部7は、胴部7aと、底部7bを備える。口部9には係合部(雄ねじ部)9dが設けられており、キャップやポンプを装着可能になっている。
ダイレクトブロー成形によって二重容器1を形成する場合、二重容器1には、一対の分割金型でパリソンを押し潰して形成した喰切部7dが存在している。喰切部7dは二重容器1の底部7bに設けられており、喰切部7dにおいてパリソンの対向する面同士が溶着されることよって二重容器1の底が閉じられている。喰切部7dは、外殻12と内袋14のそれぞれの底部を閉塞させているが、外殻12では喰切部7dの強度が特に弱いので、外殻12に衝撃を加えることによって外殻12において喰切部7dを開いて外気導入部15を形成することができる。外気導入部15を通じて外殻12と内袋14の間に外気を導入することができる。喰切部7dに外気導入部15を形成すると、内袋14の底部が二重容器1の底部7bにほとんど固定されなくなる。このため、内袋14の底部14aが二重容器1の底部7bから離れて浮き上がりやすい。外気導入部15は、外殻12を穿孔することによって形成してもよい。外気導入部15は、収容部7に設けてもよく、口部9に設けてもよい。
<リーク検査装置2>
図2〜図4を用いて、本実施形態の二重容器1のリーク検査方法の実施に用いるリーク検査装置2について説明する。リーク検査装置2は、ヘッド3と、電磁弁4と、減圧系統5と、加圧系統6と、配管8を備える。配管8は、ヘッド3と電磁弁4を連結する配管8aと、減圧系統5と電磁弁4を連結する配管8bと、加圧系統6と電磁弁4を連結する配管8cを備える。電磁弁4を制御することによって減圧系統5と加圧系統6の何れをヘッド3に連結するのかを切り替えることが可能になっている。減圧系統5によってヘッド3を通じたエアーの吸い込みが可能になっており、加圧系統6によってヘッド3を通じてエアーの吹き込みが可能になっている。
減圧系統5は、電磁弁4側から順に、流量計51と、圧力計52と、レギュレータ53と、真空ポンプ54を備える。真空ポンプ54は、配管8b内のエアーを排出して配管8b内を減圧する。レギュレータ53は、配管8bを流れるエアーの流量又は配管8b内のエアーの圧力を制御する。圧力計52は、配管8b内のエアーの圧力を計測する。流量計51は、配管8b内を流れるエアーの流量を計測する。減圧系統5に含まれる構成要素は、適宜、順序を変更したり、省略したりしてもよい。
加圧系統6は、電磁弁4側から順に、スピードコントローラ61と、レギュレータ62と、コンプレッサ63を備える。コンプレッサ63は、配管8c内に圧縮エアーを供給する。レギュレータ62は、配管8c内のエアーの圧力の制御を行う。スピードコントローラ61は、配管8c内を流れるエアーの流量の制御を行う。なお、不要な場合には、加圧系統6は省略可能であり、その場合、電磁弁4も省略可能である。
ヘッド3は、ヘッドベース31と、パッキン32を備える。ヘッドベース31及びパッキン32には、それぞれ、配管8aの内部に連通する貫通孔31a,32aが設けられている。パッキン32は、ヘッドベース31の収容凹部31b内に配置されている。パッキン32は、エラストマーなどの気密性を高めることができる材料で構成されている。このような構成によれば、図4に示すように、ヘッドベース31を口部9の端面に向かって押し付けると、ヘッドベース31と口部9の端面がパッキン32を介して密着し、内袋14の内部が貫通孔31a,32aのみを通じて外部に連通する状態となり、減圧系統5又は加圧系統6による、内袋14内部の減圧又は加圧が可能になる。
<リーク検査方法>
本実施形態の二重容器1のリーク検査方法について説明する。この方法は、内袋14の内部の減圧時に得られるデータに基づいて内袋14にピンホールが存在するか否かの判定を行う工程を備える。
この工程は、ヘッド3を減圧系統5に接続し、かつヘッド3を口部9の端面に押し付けた状態で真空ポンプ54を作動させることによって行うことができる。これによって、内袋14の内部のエアーが吸い出されて内袋14の内部が減圧され、図5に示すように、内袋14が収縮する。
図6に示すように、減圧の開始後、流量計51で計測されるエアーの流量は急速に増大するが、内袋14の収縮に伴って、流量が徐々に低下する。内袋14にピンホールが存在していない場合には、内袋14が萎みきった時点で、エアーの流量が非常に小さい値(ほぼ0)になる。一方、内袋14にピンホールが存在していると、内袋14が萎みきってもピンホールを通じてエアーが内袋14内に流入するので、内袋14から吸い出されるエアーの流量は、内袋14にピンホールが存在していない場合よりも多くなる。このため、所定時間Tの経過後に、内袋14から吸い出されるエアーの流量に基づいて(より具体的には、この流量が閾値Thを超えているかどうかを確認することによって)、内袋14にピンホールが存在しているかどうかを判定することができる。
また、内袋14にピンホールが存在している場合には、内袋14の内部の密閉度が低くなるので、内袋14内の減圧度が高まりにくくなる。このため、真空ポンプ54の設定圧力を基準値に設定した状態で、所定時間経過後に圧力計52で検出される圧力に基づいて、内袋14にピンホールが存在しているかどうかを判定することができる。さらに、流量や圧力以外にも、内袋14の収縮態様や収縮時間などのデータに基づいてピンホールの有無を判定することも可能である。但し、精度の観点から流量に基づく判定が好ましい。
なお、内袋14が外殻12に接触した状態だと内袋14にピンホールが存在していても、ピンホールが外殻12によって塞がれることによってピンホールが見逃されることがあり得るが、本実施形態の方法では、内袋14の内部を減圧しながらピンホールの検査を行うので、ピンホールの見逃しが起こりにくい。
本実施形態のリーク検査方法は、内袋14を外殻12から剥離する予備剥離工程を予め行ってから行ってもよく、事前に予備剥離を行わずに、この検査時に内袋14を外殻12から剥離するようにしてもよい。その場合、予備剥離とリーク検査を同時に行うことができるので、効率的である。
また、透明性が高い二重容器の場合には、目視によって内袋14のピンホールの有無を確認することも可能であるが、着色している二重容器では、目視による確認は困難である。従って、本実施形態による検査方法は、着色している二重容器でのリーク検査において技術的意義が顕著である。
リーク検査が完了した後、電磁弁4を操作して、ヘッド3を加圧系統6に接続し、その状態でコンプレッサ63を作動させることによって、内袋14内にエアーを送り込み、内袋14を膨張させる。これによって、内袋14内への内容物の充填工程の実施が容易になる。
2.第2実施形態
本実施形態は、第1実施形態に類似しており、ヘッド3の構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、図7に示すように、ヘッド3は、挿入部材33とパッキン34をさらに備える。挿入部材33は、棒状部33aと、棒状部33aの基端において径方向に突出するフランジ部33bを備える。パッキン34には、貫通孔34aが設けられており、棒状部33aは、貫通孔34aに挿通されている。パッキン34の材料は、パッキン32と同様である。棒状部33aは、棒状の部位である。
図8に示すように、挿入部材33には、貫通孔33cが設けられており、棒状部33aには、貫通孔33cに連通する吸込口33dが設けられている。吸込口33dは、棒状部33aの先端33a1に設けられている。先端33a1は内袋14が収縮したときに内袋14に被覆されにくいので、先端33a1に吸込口33dを設けることによって、吸込口33dが内袋14によって閉塞されにくくなっている。棒状部33aは、内袋14内に挿入される部位であるので、棒状部33aが内袋14を傷つけないように、棒状部33aの側面及び先端の縁は湾曲していることが好ましい。
以上の構成によれば、図8に示すように、ヘッドベース31を口部9の端面に向かって押し付けると、ヘッドベース31と、フランジ部33bと、口部9の端面がパッキン32、34を介して密着し、内袋14の内部が貫通孔31a,32a,33cのみを通じて外部に連通する状態となり、減圧系統5又は加圧系統6による、内袋14内部の減圧又は加圧が可能になる。
本実施形態のリーク検査方法では、口部9から内袋14内に棒状部33aを挿入した状態で内袋14の内部の減圧を行って、図9に示すように、内袋14を収縮させて、内袋14のピンホールの有無を確認する。このような方法によれば、以下の効果が奏される。
・内袋14の偏った剥離の抑制
図4に示すように、内袋14は、喰切部7dを挟んで対向する一対の対向する部位14b,14cを有しており、第1実施形態では、図10に示すように、部位14bのみで剥離が進行して部位14cで剥離が進行しないように内袋14が偏って剥離されて収縮する場合が生じうる。内袋14がこのように収縮してしまった場合、部位14cではリーク検査を効果的に行うことができないので問題である。本実施形態では、図9に示すように、棒状部33aを挿入した状態で内袋14の内部の減圧を行うので、、部位14bでの剥離が先行したとしても、部位14bが棒状部33aに当接した時点で部位14bでの剥離が停止し、その後は、部位14cでの剥離が進行する。このため、本実施形態によれば、内袋14の偏った剥離が抑制され、リーク検査を効果的に行うことができる。
・内袋14の底部14aの浮き上がり抑制
第1実施形態では、部位14b,14cの内面同士が互いに当接した状態でさらに内袋14が収縮すると、内袋14の底部14aに上向きの力が加わり、図10に示すように、底部14aが二重容器1の底部7bから離れて浮き上がるという現象が起こる虞がある。一方、本実施形態では、図9に示すように、部位14b,14cの間に棒状部33aが配置されるので、部位14b,14cが直接当接する状態にならず、内袋14の底部14aに上向きの力が加わることが抑制され、その結果、底部14aが二重容器1の底部7bから離れて浮き上がるという現象が抑制される。
図8に示すように、二重容器1の全高をHとし、棒状部33aのうち内袋14内に挿入されている部位の長さをLとすると、L/Hは、0.40以上であることが好ましい。この場合は、上記の2つの効果が効果的に奏されるからである。L/Hは、例えば0.40〜0.99であり、具体的には例えば、0.40、0.50、0.60、0.70、0.80、0.90、0.95、0.99であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
図8に示すように、口部9の内周面の内接円径をD1とし、棒状部33aの外接円径をD2とすると、D2/D1は、0.30以上であることが好ましい。この場合は、上記の2つの効果が効果的に奏されるからである。D2/D1は、例えば0.30〜0.99であり、具体的には例えば、0.30、0.40、0.50、0.60、0.70、0.80、0.90、0.95、0.99であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、L/D2は、3以上であることが好ましく、例えば、3〜50であり、具体的には例えば、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
本実施形態では、リーク検査方法として優れた効果を奏するものであるが、上記2つの効果が奏されるという観点では、二重容器1の予備剥離方法としても優れた効果を奏するものである。従って、この観点では、リーク検査は必須ではない。
本実施形態は、以下の態様でも実施可能である。
・吸込口33dは、棒状部33aの先端以外の部位に設けてもよい。吸込口33dを棒状部33aの周面に設ける場合、内袋14が吸込口33dを閉塞しにくい位置(例:棒状部33aの根本の近傍)に設けることが好ましい。吸込口33dの数は、2つ以上であってもよい。
・貫通孔33cは、フランジ部33bに設けてもよい。この場合、パッキン32,34には、貫通孔33cに連通する貫通孔を設ける。このような構成によれば、フランジ部33bの貫通孔33cを通じて内袋14の内部を減圧することが可能になる。なお、この場合、棒状部33aにも貫通孔33cを設けて、棒状部33aとフランジ部33bの両方を通じて内袋14の内部を減圧するように構成してもよく、棒状部33aには貫通孔33cを設けずに、フランジ部33bのみから内袋14の内部を減圧するように構成してもよい。
1 :二重容器
2 :リーク検査装置
3 :ヘッド
4 :電磁弁
5 :減圧系統
6 :加圧系統
7 :収容部
7a :胴部
7b :底部
7d :喰切部
8 :配管
8a :配管
8b :配管
8c :配管
9 :口部
12 :外殻
14 :内袋
14a :底部
14b :部位
14c :部位
15 :外気導入部
31 :ヘッドベース
31a :貫通孔
31b :収容凹部
32 :パッキン
32a :貫通孔
33 :挿入部材
33a :棒状部
33a1 :先端
33b :フランジ部
33c :貫通孔
33d :吸込口
34 :パッキン
34a :貫通孔
51 :流量計
52 :圧力計
53 :レギュレータ
54 :真空ポンプ
61 :スピードコントローラ
62 :レギュレータ
63 :コンプレッサ

Claims (8)

  1. 二重容器のリーク検査方法であって、
    前記二重容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するように構成され、
    前記方法は、前記内袋の内部の減圧時に得られるデータに基づいて前記内袋にピンホールが存在するか否かの判定を行う工程を備える、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記判定は、前記減圧時に前記内袋から吸い出されるエアーの流量に基づいて行われる、方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
    前記減圧は、前記二重容器の口部から前記内袋内に棒状部が挿入された状態で行われる、方法。
  4. 二重容器の予備剥離方法であって、
    前記二重容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するように構成され、
    前記方法は、前記二重容器の口部から前記内袋内に棒状部が挿入された状態で、前記内袋の内部を減圧することによって前記内袋を前記外殻から剥離する工程を備える、方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の方法であって、
    前記二重容器の全高をHとし、前記棒状部のうち前記内袋内に挿入されている部位の長さをLとすると、L/Hは、0.40以上である、方法。
  6. 請求項3〜請求項5の何れか1つに記載の方法であって、
    前記口部の内周面の内接円径をD1とし、前記棒状部の外接円径をD2とすると、D2/D1は、0.30以上である、方法。
  7. 請求項3〜請求項6の何れか1つに記載の方法であって、
    前記減圧は、前記棒状部に設けられた吸込口を通じて行われる、方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    前記吸込口は、前記棒状部の先端に設けられる、方法。
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