JP2020128597A - 超高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造するための方法、及び得られた合金化溶融亜鉛めっき鋼板 - Google Patents
超高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造するための方法、及び得られた合金化溶融亜鉛めっき鋼板 Download PDFInfo
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−重量%で、
0.34%≦C≦0.45%
1.50%≦Mn≦2.30%
1.50≦Si≦2.40%
0%<Cr≦0.7%
0%≦Mo≦0.3%
0.10%≦Al≦0.7%、
及び任意選択で0%≦Nb≦0.05%
を含み、残りはFe及び不可避の不純物である化学組成を有する鋼で作製された冷間圧延鋼板を提供するステップと、
−鋼のAc3変態点より高い焼鈍温度ATで冷間圧延鋼板を焼鈍するステップと、
−鋼のMs変態点より低く、150℃〜250℃の間に含まれる焼き入れ温度QTまで冷却することにより、焼鈍された鋼板を焼き入れするステップと、
−焼き入れされた鋼板を、350℃〜450℃の間の分配温度PTまで再加熱し、鋼板を、少なくとも80秒の分配時間Ptの間分配温度PTに維持するステップと、
−亜鉛浴中での溶融めっきにより鋼板をコーティングし、続いて、470℃〜520℃の間に含まれる合金化温度GATで合金化溶融亜鉛めっきを行うステップと
を連続して含む方法に関する。
−マルテンサイト及びオーステナイトからなる構造を有する焼き入れされた鋼板を得るために、焼き入れの間、焼鈍された鋼板は、冷却時のフェライト形成を回避するのに十分な冷却速度で焼き入れ温度QTまで冷却される、
−前記冷却速度は、20℃/秒以上である、
−焼き入れ温度は、200℃〜230℃の間である、
−分配時間Ptは、100秒〜300秒の間に含まれる、
−焼鈍温度ATは、870℃〜930℃の間に含まれる、
−合金化温度GATは、480℃〜500℃の間に含まれる、
−鋼板は、5秒〜15秒の間に含まれる時間GAtの間合金化温度GATに維持される、
−鋼の組成は、Al≦0.30%であるような組成である、
−鋼の組成は、0.15%≦Alであるような組成である、
−鋼の組成は、0.03%≦Nb≦0.05%であるような組成である、
−前記合金化溶融亜鉛めっき鋼板は、少なくとも1450MPaの引張強度TS及び少なくとも17%の全伸びTEを示す。
0.34%≦C≦0.45%
1.50%≦Mn≦2.30%
1.50≦Si≦2.40%
0%<Cr≦0.7%
0%≦Mo≦0.3%
0.10%≦Al≦0.7%、
及び任意選択で0%≦Nb≦0.05%を含み、
残りはFe及び不可避の不純物である化学組成を有する鋼で作製された合金化溶融亜鉛めっき鋼板であって、鋼の構造は、50%〜70%のマルテンサイト、残留オーステナイト及びベイナイトからなる、合金化溶融亜鉛めっき鋼板に関する。
−鋼の組成は、Al≦0.30%であるような組成である、
−鋼の組成は、0.15%≦Alであるような組成である、
−鋼の組成は、0.03%≦Nb≦0.05%であるような組成である、
−残留オーステナイトは、0.9%〜1.2%の間に含まれるC含量を有する、
−前記合金化溶融亜鉛めっき鋼板は、少なくとも1450MPaの引張強度TS及び少なくとも17%の全伸びTEを示す。
−満足のいく強度を確保し、また十分な伸びを得るために必要な残留オーステナイトの安定性を改善するための、0.34%〜0.45%の炭素。炭素含量が0.45%を超える場合、熱間圧延板は冷間圧延するには硬過ぎ、溶接性が不十分である。
Claims (18)
- 合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造するための方法であって、
−重量%で、
0.34%≦C≦0.45%
1.50%≦Mn≦2.30%
1.50≦Si≦2.40%
0%<Cr≦0.7%
0%≦Mo≦0.3%
0.10%≦Al≦0.7%、
及び任意選択で0%≦Nb≦0.05%
を含み、残りはFe及び不可避の不純物である化学組成を有する鋼で作製された冷間圧延鋼板を提供するステップと、
−鋼のAc3変態点より高い焼鈍温度ATで冷間圧延鋼板を焼鈍するステップと、
−鋼のMs変態点より低く、150℃〜250℃の間に含まれる焼き入れ温度QTまで冷却することにより、焼鈍された鋼板を焼き入れするステップと、
−焼き入れされた鋼板を、350℃〜450℃の間の分配温度PTまで再加熱し、鋼板を、少なくとも80秒の分配時間Ptの間分配温度PTに維持するステップと、
−亜鉛浴中での溶融めっきにより鋼板をコーティングし、続いて、470℃〜520℃の間に含まれる合金化温度GATで合金化溶融亜鉛めっきを行うステップと
を連続して含む方法。 - マルテンサイト及びオーステナイトからなる構造を有する焼き入れされた鋼板を得るために、焼き入れの間、焼鈍された鋼板が、冷却時のフェライト形成を回避するのに十分な冷却速度で焼き入れ温度QTまで冷却される、請求項1に記載の方法。
- 前記冷却速度が、20℃/秒以上である、請求項2に記載の方法。
- 焼き入れ温度が、200℃〜230℃の間である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 分配時間Ptが、100秒〜300秒の間に含まれる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 焼鈍温度ATが、870℃〜930℃の間に含まれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 合金化温度GATが、480℃〜500℃の間に含まれる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 鋼板が、5秒〜15秒の間に含まれる時間GAtの間、合金化温度GATに維持される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 鋼の組成が、Al≦0.30%であるような組成である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 鋼の組成が、0.15%≦Alであるような組成である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 鋼の組成が、0.03%≦Nb≦0.05%であるような組成である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記合金化溶融亜鉛めっき鋼板が、少なくとも1450MPaの引張強度TS及び少なくとも17%の全伸びTEを示す、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
- 重量%で、
0.34%≦C≦0.45%
1.50%≦Mn≦2.30%
1.50≦Si≦2.40%
0%<Cr≦0.7%
0%≦Mo≦0.3%
0.10%≦Al≦0.7%、
及び任意選択で0%≦Nb≦0.05%を含み、
残りはFe及び不可避の不純物である化学組成を有する鋼で作製された合金化溶融亜鉛めっき鋼板であって、鋼の構造は、50%〜70%のマルテンサイト、残留オーステナイト及びベイナイトからなる、合金化溶融亜鉛めっき鋼板。 - 鋼の組成が、Al≦0.30%であるような組成である、請求項13に記載の合金化溶融亜鉛めっき鋼板。
- 鋼の組成が、0.15%≦Alであるような組成である、請求項13又は14に記載の合金化溶融亜鉛めっき鋼板。
- 鋼の組成が、0.03%≦Nb≦0.05%であるような組成である、請求項13〜15のいずれか一項に記載の合金化溶融亜鉛めっき鋼板。
- 残留オーステナイトが、0.9%〜1.2%の間に含まれるC含量を有する、請求項13〜16のいずれか一項に記載の合金化溶融亜鉛めっき鋼板。
- 少なくとも1450MPaの引張強度TS及び少なくとも17%の全伸びTEを示す、請求項13〜17のいずれか一項に記載の合金化溶融亜鉛めっき鋼板。
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