JP2020127616A - ダブルアーム装置 - Google Patents

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英津子 小林
Etsuko Kobayashi
英津子 小林
伊藤 雅昭
Masaaki Ito
雅昭 伊藤
好信 駒井
Yoshinobu Komai
好信 駒井
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Abstract

【課題】操作感に優れた第1アームと、曲率半径の小さい屈曲変形が可能な第2アームと、を備えたダブルアーム装置を提供すること。【解決手段】本発明は、複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有する第1アームと、前記湾曲部を所定の方向に湾曲させる第1駆動機構と、超弾性合金製の屈曲部を有する第2アームと、前記第2アームの前記屈曲部を弾性変形させた状態で収容可能なスリーブと、前記第2アームを前記スリーブ内で相対移動させることで前記屈曲部を前記スリーブから出没させる第2駆動機構と、を備えたことを特徴とするダブルアーム装置である。【選択図】図8

Description

本発明は、微細な対象物に対して複雑な操作を施すことができるダブルアーム装置に関し、特には、生体内に挿入されて腫瘍等を切除することができるダブルアーム装置に関する。
簡易な駆動機構によって湾曲動作を実現する細径の構造体として、管軸線に沿って一列に連なる複数の節輪を備えた湾曲管が、特許文献1によって開示されている。
特許文献1に開示された湾曲管は、管径や長さ等に制約が無く、極めて高い自由度で設計ないし製造が可能である。そして、例えば複数の節輪の一側部を順に貫くようにワイヤを通しておいて当該ワイヤを引っ張ることにより、複数の節輪の間隔(節輪間ギャップ)が一側部において他側部よりも狭められ、結果として湾曲管を湾曲させることができる(複数の節輪の一側部が湾曲形状の内側となる)。
しかしながら、特許文献1に開示された構造体(湾曲管)において実現できる湾曲形状は、節輪間ギャップが狭められることによってもたらされるという原理的な制約から、曲率半径の最小値は概ね18mm程度である。そのような屈曲の程度では、湾曲管の先端を対象物(例えば腫瘍等)の裏側に回り込ませることが不可能であるか、少なくとも非常に難しい。
一方で、近年では、超弾性合金という材料が開発され、当該超弾性合金製の屈曲棒材を例えば円筒状のスリーブから出没させることによって、屈曲棒材を円筒状のスリーブ内に収容させたり(弾性変形して直線状になる)、スリーブの外で弾性復帰させたり(元の屈曲形状になる)することが、特許文献2によって提案されている。
特許第5489141号公報 P. Dupont, J. Lock, B. Itkowitz and E. Butler: "Design and Control of Concentric Tube Robots", IEEE Transactions On Robotics, Vol. 26, No. 2, April 2010, p.209-225
以上のような背景の下、本件発明者は、微細な対象物に対して複雑な操作を施すことができるダブルアーム装置、特には、生体内に挿入されて腫瘍等を切除することができるダブルアーム装置、の開発に取り組んできた。
超弾性合金の弾性変形を利用するアームは、より小さい曲率半径での屈曲(湾曲)を実現することができるが、弾性変形または弾性変形からの復帰に加えて、スリーブの軸方向に超弾性合金が移動する動作が重畳される。このため、本件発明者による検討結果によれば、特に対象物(例えば腫瘍等)を把持する操作において、操作者による操作感が芳しくない。
そこで、本件発明者は、対象物を把持するアームとしては、特許文献1に開示された構造体(湾曲管)を採用し、対象物に何らかの処置を施す(例えば対象物を電気メスで切除する)アームとしては、超弾性合金の弾性変形を利用する、という開発指針を固め、そのようなダブルアーム装置の開発を進めてきた。
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、操作感に優れた第1アームと、曲率半径の小さい屈曲変形が可能な第2アームと、を備えたダブルアーム装置を提供することである。
本発明は、複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有する第1アームと、前記湾曲部を所定の方向に湾曲させる第1駆動機構と、超弾性合金製の屈曲部を有する第2アームと、前記第2アームの前記屈曲部を弾性変形させた状態で収容可能なスリーブと、前記第2アームを前記スリーブ内で相対移動させることで前記屈曲部を前記スリーブから出没させる第2駆動機構と、を備えたことを特徴とするダブルアーム装置である。
本発明によれば、第1アームが複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有するタイプのアームであるため、対象物を把持するアームとして好適な操作感を操作者に与えることができる。一方、第2アームが超弾性合金製の屈曲部を有するタイプのアームであるため、曲率半径の小さい屈曲姿勢を取ることができ、例えば対象物の裏側に回り込むような動作をも実現することができる。
例えば、前記第1アーム及び前記第2アームは、共通の中空管内に挿通されており、前記スリーブは、前記中空管に支持されている。この場合、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、尿道内に中空管を挿入することで、第1アーム及び第2アームを膀胱内において機能させることが容易である。
また、例えば、前記第1駆動機構は、前記複数の節輪の一側部を順に貫く操作ワイヤを用いて当該湾曲部を湾曲させる機構であり、前記操作ワイヤも、前記中空管内に挿通されている。例えば、操作ワイヤが引っ張られることにより、複数の節輪の間隔(節輪間ギャップ)が一側部において他側部よりも狭められ、結果として湾曲部を湾曲させることができる(複数の節輪の一側部が湾曲形状の内側となる)。
また、前記中空管内に、更に内視鏡が挿通されていることが好ましい。この場合、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、膀胱内部の状況を確認しながら各アームを操作することができる。
また、前記中空管内に、更に灌流液注入管と灌流液注排出管とが挿通されていることが好ましい。この場合、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、膀胱内を一定圧力に維持することが容易である。
また、前記中空管の外径は、5.0mm以上12mm以下であることが好ましい。人間の尿管径は約12mmであるから、中空管の外径が12mm以下であれば、人体に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)に利用することができる。
また、例えば、前記第2アームの先端部には、電気メスが取り付けられている。この場合、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、第1アームによって腫瘍を把持した状態で、第2アームによって当該腫瘍を切除することが可能である。
更に以下の条件は、実際に試作機(プロトタイプ)を製造して、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)における有効性が検証されたものある。
まず、前記屈曲部は、曲率半径6〜10mm(例えば8mm)、対応角度110〜130°(例えば120°)の円弧状である基端側屈曲部と、曲率半径10〜14mm(例えば12mm)、対応角度125〜145°(例えば135°)の円弧状である先端側屈曲部と、を有し、前記基端側屈曲部の屈曲方向と前記先端側屈曲部の屈曲方向とは、互いに逆方向であることが好ましい。
この場合、基端側屈曲部(の少なくとも一部)をスリーブに収容した状態(基端側屈曲部が弾性変形した状態)と基端側屈曲部(の少なくとも一部)をスリーブから出した状態(基端側屈曲部が弾性復帰した屈曲状態)とで、先端側屈曲部の屈曲形状を利用して、「鎌」が移動するような大きなストロークを確保することができる。
更に、前記第2アームが、前記先端側屈曲部の先端側に、長さ18〜22mmの直線部を有している場合には、横方向に30mm以上という大きなストロークを確保することができる一方、前後方向の変位量は1mm以下に抑えることができる。これにより、例えば膀胱内の後壁の腫瘍を第2アームによって切除する際、後壁自体を傷つける虞が顕著に低減される。
また、前記第1アームは、前記湾曲部の基端側に、超弾性合金製の補助屈曲部を有しており、前記補助屈曲部を弾性変形させた状態で収容可能な補助スリーブが、前記中空管に支持されていることが好ましい。
この場合、例えば補助屈曲部の屈曲形状を利用して、第1駆動機構を駆動する前の状態において、第1アームをより開いた状態とすることが可能である。
そして、前記補助屈曲部が、曲率半径30〜35mm、対応角度15〜25°の円弧状であり、前記湾曲部が、前記第1駆動機構によって、曲率半径16〜20mm、対応角度40〜55°の円弧状に湾曲可能であり、前記補助屈曲部の屈曲方向と前記湾曲部の湾曲方向とが、互いに逆方向である場合には、第1駆動機構を駆動する前と後とで、補助スリーブに対して概ね対称な位置に第1アームの先端を移動させることができる。
更に、前記第1アームが、前記湾曲部の先端側に、長さ25〜35mmの直線部を有している場合には、横方向に30mm以上という大きなストロークを確保することができる一方、前後方向の変位量は5mm以下に抑えることができる。
本発明によれば、第1アームが複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有するタイプのアームであるため、対象物を把持するアームとして好適な操作感を操作者に与えることができる。一方、第2アームが超弾性合金製の屈曲部を有するタイプのアームであるため、
曲率半径の小さい屈曲姿勢を取ることができ、例えば対象物の裏側に回り込むような動作をも実現することができる。
本発明の一実施形態に係るダブルアーム装置の概略図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の中空管の概略断面図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第1アームの変位操作前の詳細図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第1アームの変位操作後の詳細図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第1アームの変位操作の前後のストロークを示す図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第2アームの変位操作前の詳細図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第2アームの変位操作後の詳細図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第2アームの変位操作の前後のストロークを示す図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の直動機構の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第2駆動機構及び補助駆動機構の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の回転機構の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第1アームの湾曲部の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第1アームの第1駆動機構の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るダブルアーム装置の第1アームの把持機構の一例を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(アーム自体に関する構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るダブルアーム装置100の概略図であり、図2は、本実施形態に係るダブルアーム装置100の中空管30の概略断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のダブルアーム装置100においては、第1アーム11及び第2アーム21が、共通の中空管30内に挿通されており、第1アーム11は第1スリーブ12を介して中空管30に支持(例えば接着)されており、第2アーム21は第2スリーブ22(補助スリーブ)を介して中空管30に支持(例えば接着)されている。第1スリーブ12及び第2スリーブ22は、いずれも、外形3.0mm、内径2.6mm、長さ20cm(11cm以上30cm以下)のステンレス製の中空円筒管からなり、その先端領域に第1アーム11及び第2アーム21の摺動をガイドするための外形2.6mm、内径2.55mm、長さ6.0mmの樹脂製の摺動ガイドが挿入されている。
図1に示すように、本実施形態のダブルアーム装置100では、中空管30の先端において、第1スリーブ12の先端部及び第2スリーブ22の先端部が突出している。(もっとも、第1スリーブ12の全部及び第2スリーブ22の全部が中空管30内に収容されていてもよい。)
図2に示すように、中空管30内には、更に、内視鏡41(例えば直径3.0mm)と、灌流液注入管42(例えば直径4.0mm)と、灌流液注排出管43(例えば直径4.0mm)と、が挿通されている。中空管30は、例えばステンレス製である。また、中空管30の外径は、人間の尿道径に対応するように、12mm以下となっており、中空管30の長さは、人間の尿道の長さ(約40mm)と膀胱の奥行き(約70mm)との和に対応するように、11cm以上30cm以下(例えば13cm)となっている。内視鏡41で得られる画像は、例えばディスプレイ41d(図1参照)によって操作者に表示される。中空管30の外径は、電子内視鏡を用いれば、通常の内視鏡41を用いる場合よりも低減できるが、第1スリーブ12と第2スリーブ22の径を考慮すれば、少なくとも5.0mm程度は必要となる。
次に、図3は、本実施形態のダブルアーム装置100の第1アーム11の変位操作前の詳細図であり、図4は、本実施形態のダブルアーム装置の第1アーム11の変位操作後の詳細図である。図3(a)及び図4(a)は、各部の寸法例が記載された概念図であり、図3(b)及び図4(b)は、実際に製造された試作機の対応写真である。
図3及び図4に示すように、本実施形態の第1アーム11は、複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部11bを有しており、当該湾曲部11bの先端側に、直線部11aを有しており、前記湾曲部11bの基端側に、直線部11cを挟んで、超弾性合金製の補助屈曲部11dを有している。直線部11aの更に先端側には、把持機構50(例えば鉗子)が設けられている。(把持機構50については、図14を参照して後述する。)
湾曲部11bの長さは、14.8mmであり、後述の第1駆動機構によって直線状態から曲率半径18mm、対応角度47.11°の円弧状に湾曲可能となっている。また、直線部11a及び把持機構50の合計長さは、29.15mmであり、直線部11cの長さは、2.00mmであり、補助屈曲部11dは、曲率半径32.438mm、対応角度20.22°の円弧状である。図4から明らかである通り、補助屈曲部11dの屈曲方向と湾曲部11bの湾曲方向とは、互いに逆方向(S字状の方向)である。
第1アーム11は、その全体がニッケルチタン合金(超弾性合金)製の中空円筒体から構成されており、外径が2.55mm、内径が2.05mmである。そして、湾曲部11bにおいては、複数の節輪が現れるように切り込みパターンが加工されており、補助屈曲部11dにおいては、前記のような屈曲形状が形状記憶されるように熱処理がなされている。もっとも、第1アーム11については、ステンレス製としてもよい。
第1アーム11は、補助屈曲部11dよりも更に基端側において直線状に延びており、中空管30を貫通して後述の補助駆動機構に接続されている。第1アーム11が第1スリーブ12内に収容されている状態では、屈曲形状の補助屈曲部11dが直線形状に弾性変形されている。補助駆動機構によって第1アーム11が第1スリーブ12の先端から繰り出されると、補助屈曲部11dが元の屈曲形状に戻る(図3参照)。これにより、変位操作前の状態において、第1アーム11がより開いた状態とされる。
図5は、本実施形態のダブルアーム装置100の第1アーム11の変位操作の前後のストロークを示す図である。図3乃至図5に示すように、本実施形態の第1アーム11は、変位操作の前後で、第1スリーブ12(補助スリーブ)に対して概ね対称な位置に把持機構50の先端を移動させることができる。これによって、変位操作の前後のストローク全体を、内視鏡41の視野内に収めることができ、また、変位操作中に視野が遮られる程度も低い。
また、本実施形態の第1アーム11の直線部11aに取り付けられた把持機構50の先端は、横方向に30mm以上という大きなストロークを確保することができる一方、前後方向の変位量は5mm以下に抑えることができる。
次に、図6は、本実施形態のダブルアーム装置100の第2アーム21の変位操作前の詳細図であり、図7は、本実施形態のダブルアーム装置の第2アーム21の変位操作後の詳細図である。図6(a)及び図7(a)は、各部の寸法例が記載された概念図であり、図6(b)及び図7(b)は、実際に製造された試作機の対応写真である。
図6及び図7に示すように、本実施形態の第2アーム21は、超弾性合金製の屈曲部21b、21cを有しており、当該屈曲部21b、21cの先端側に、直線部21aを有している。直線部21aの先端領域には、腫瘍切除等のための電気メス21mが設けられている。
直線部21aの長さは、20.0mmであり、屈曲部21b、21cは、曲率半径8mm、対応角度120°の円弧状である基端側屈曲部21cと、曲率半径12mm、対応角度135°の円弧状である先端側屈曲部21bと、からなっている。図6及び図7から明らかである通り、基端側屈曲部21cの屈曲方向と先端側屈曲部21bの屈曲方向とは、互いに逆方向(S字状の方向)である。
第2アーム21は、その全体がニッケルチタン合金(超弾性合金)製の中実円筒体から構成されており、外径が1.00mmである。そして、屈曲部21b、21cにおいては、前記のような屈曲形状が形状記憶されるように熱処理がなされている。
第2アーム21は、基端側屈曲部21cよりも更に基端側において直線状に延びており、中空管30を貫通して後述の第2駆動機構に接続されている。第2アーム21が第2スリーブ22内に収容されている状態では、屈曲形状の屈曲部21b、21cが直線形状に弾性変形されている。第2駆動機構によって第2アーム21が第2スリーブ22の先端から繰り出されると、屈曲部21b、21cが元の屈曲形状に戻る(図6参照)。これにより、変位操作前の状態において、第2アーム21がより開いた状態とされる。
第2アーム21の変位操作は、図7に示すように、第2駆動機構によって、基端側屈曲部21cの約半分が第2スリーブ22内に引き戻されることによって実施される。
図8は、本実施形態のダブルアーム装置100の第2アーム21の変位操作の前後のストロークを示す図である。図6乃至図8に示すように、本実施形態の第2アーム21も、変位操作の前後で、第2スリーブ22に対して概ね対称な位置に第2アーム21の先端を移動させることができる。これによって、変位操作の前後のストローク全体を、内視鏡41の視野内に収めることができ、また、変位操作中に視野が遮られる程度も顕著に低い。
また、本実施形態の第2アーム21の直線部21aの先端は、横方向に30mm以上という大きなストロークを確保することができる一方、前後方向の変位量は1mm以下に抑えることができる。
(アームの操作に関連する構成)
次に、図9は、本実施形態のダブルアーム装置100の直動機構の一例を示す概略図である。図9に示すように、本実施形態では、第1アーム11及び第2アーム21が、一体的にリニアガイド35を介して直動操作可能となっている。この直動機構を利用して、第1アーム11の操作部(補助屈曲部11dから把持機構50までの部分)と第2アーム21の操作部(先端側屈曲部21cから直線部21aまでの部分)とを、中空管30の先端から繰り出すことができる。直動機構のストロークは、そのような繰り出しを可能にする長さに設定されている。
次に、図10は、本実施形態のダブルアーム装置100の第2駆動機構及び補助駆動機構の一例を示す概略図である。図10に示すように、本実施形態の第2駆動機構は、前述の直動機構上(リニアガイド35の可動部上)において第2アーム21を単独で第2スリーブ22内で相対移動させる送りネジ機構(すべりネジ機構)23と、当該送りネジ機構を作動させる回転ハンドル24と、を有している。同様に、本実施形態の補助駆動機構は、前述の直動機構上(リニアガイド35の可動部上)において第1アーム11を単独で第1スリーブ12内で相対移動させる送りネジ機構(すべりネジ機構)13と、当該送りネジ機構を作動させる回転ハンドル14と、を有している。
第2駆動機構は、屈曲部21b、21cを弾性変形させながら第2アーム21を第2スリーブ22内に収容させたり、あるいは、弾性変形して直線状態とされている屈曲部21b、21cを第2スリーブ22内で押し出しながら第2アーム21を第2スリーブ22から繰り出すための駆動機構である。このような駆動には、比較的大きな駆動力が必要であるが、この駆動力の問題は、送りネジ機構(すべりネジ機構)23を用いることで解決される。例えば送りネジ機構(すべりネジ機構)23のギヤ比は、回転ハンドル24の1回転操作によって、第2アーム21を18mmだけ繰り出す/引き戻すことが可能となっている。
同様に、補助駆動機構は、補助屈曲部11dを弾性変形させながら第1アーム11を第1スリーブ12(補助スリーブ)内に収容させたり、あるいは、弾性変形して直線状態とされている補助屈曲部11dを第1スリーブ12内で押し出しながら第1アーム11を第1スリーブ12から繰り出すための駆動機構である。このような駆動には、比較的大きな駆動力が必要であるが、この駆動力の問題は、送りネジ機構(すべりネジ機構)13を用いることで解決される。例えば送りネジ機構(すべりネジ機構)13のギヤ比は、回転ハンドル14の1回転操作によって、第1アーム11を18mmだけ繰り出す/引き戻すことが可能となっている。
次に、図11は、本実施形態のダブルアーム装置100の回転機構の一例を示す概略図である。図11に示すように、本実施形態の第2回転機構は、前述の第2駆動機構上において第2アーム21を第2スリーブ22内で回転させるために、第2アーム21の基端部に取り付けられた歯車25と、回転操作ハンドル27と、回転操作ハンドル27の回転を歯車25に伝達する中間歯車26と、を有している。同様に、本実施形態の第1回転機構は、前述の補助駆動機構上において第1アーム11を第1スリーブ12内で回転させるために、第1アーム11の基端部に取り付けられた歯車15と、回転操作ハンドル17と、回転操作ハンドル17の回転を歯車15に伝達する中間歯車16と、を有している。
次に、図12は、本実施形態のダブルアーム装置100の第1アーム11の湾曲部11bの一例を示す概略図である。図12(a)は、正面から見た切り込みパターンの一例を示しており、図12(b)は、側面から見た切り込みパターンの一例を示している。
このような切り込みパターンが設けられて複数の節輪が区画されていることによって、当該複数の節輪の一側部を順に貫くように操作ワイヤ18(例えば直径0.22mmのステンレス製ワイヤ)を通しておいて当該ワイヤ18を引っ張ることにより、複数の節輪の間隔(節輪間ギャップ)が一側部において他側部よりも狭められ、結果として図12(c)に示すように湾曲部11bを湾曲させることができる(複数の節輪の一側部が湾曲形状の内側となる)。
この他、本発明の湾曲部としては、特許文献1(特許第5489141号公報)に開示された種々の構造体が採用され得る。
次に、図13は、本実施形態のダブルアーム装置100の第1アーム11の第1駆動機構の一例を示す概略図である。図13に示すように、操作ワイヤ18は、第1駆動機構としての操作レバー19を操作することによって引っ張られるようになっている。
次に、図14は、本実施形態のダブルアーム装置100の第1アーム11の把持機構50の一例を示す概略図である。図14に示すように、把持機構50は、トリガー51を回動させることによってクランプ操作を実施するようになっている。トリガー51の操作力は、中空の第1アーム11内を貫いて延びる柔軟なワイヤ52を介して把持機構50に伝達されるようになっている。本実施形態の把持機構50は、250mN以上の挙上力を実現している。
(使用例)
以上のような本実施形態のダブルアーム装置100は、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)に利用される。
まず、リニアガイド35を含む直動機構を利用して、中空管30の全体が、人間の尿管内に挿入される(図9参照)。このような中空管30の挿入も、内視鏡41によって尿管内の状況を確認しながら行われることが好ましい。
中空管30の先端部が膀胱内に到達したら、内視鏡41によって、切除対象である腫瘍の状態を確認する。ここでは、例えば腫瘍が膀胱の後壁から隆起している場合について説明する。
次に、膀胱内での腫瘍の状態(特に位置)と第1アーム11及び第2アーム21の各変位ストローク(図5、図8参照)とを相対的に考慮して、必要に応じて、回転操作ハンドル17、27を利用して各アーム11、21を回転させておく。
また、膀胱内の状態に応じて、灌流液注入管42と灌流液注排出管43とを利用して、膀胱内を一定圧力に維持しておく。灌流液は、例えば生理食塩水等の電解質溶液や非電解質溶液である。
次に、送りネジ機構(すべりネジ機構)13を利用して(補助駆動機構を駆動して)、第1アーム11を第1スリーブ12の先端から繰り出し、第1アーム11を図3に示す変位操作前の状態とする。同様に、送りネジ機構(すべりネジ機構)23を利用して(第2駆動機構を駆動して)、第2アーム21を第2スリーブ22の先端から繰り出し、第2アーム21を図6に示す変位操作前の状態とする。これらの状態では、内視鏡41の視野が良好に確保される。
そして、操作レバー19を操作することによって、操作ワイヤ18を引っ張って第1アーム11の湾曲部11bを適宜の位置まで湾曲させることにより、第1アーム11の先端の把持機構50を腫瘍に対して好適に位置決めすることができる。そして、トリガー51を回動させることによってクランプ操作を実施し、腫瘍を把持することができる。
把持機構50によって腫瘍が把持された状態で、回転操作ハンドル17を利用して第1アーム11を回転させることによって、腫瘍を持ち上げる(膀胱の後壁から引き離す)ことができる。
そして、送りネジ機構(すべりネジ機構)23を利用して(第2駆動機構を駆動して)、第2アーム21の先端側屈曲部21bの半分を第2スリーブ22内に引き戻すことによって、第2アーム21を図7に示す変位操作後の状態とすることができる。この変位のストローク(図8参照)の途中で、電気メス21mの作用によって、腫瘍を切除することができる。
(作用効果)
以上の通り、本実施形態のダブルアーム装置100によれば、第1アーム11が複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部11bを有するタイプのアームであるため、腫瘍等の対象物を把持するアームとして好適な操作感を操作者に与えることができる。一方、第2アーム21が超弾性合金製の屈曲部21b、21cを有するタイプのアームであるため、曲率半径の小さい屈曲姿勢を取ることができ、例えば腫瘍等の対象物の裏側に回り込むような動作をも実現することができる。
特に、本実施形態のダブルアーム装置100は、第1アーム11及び第2アーム21が共通の中空管30内に挿通されているため、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において尿道内に中空管30を挿入することで、第1アーム11及び第2アーム21を膀胱内において機能させることが容易である。
また、中空管30内に内視鏡41が挿通されているため、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、膀胱内部の状況を確認しながら各アーム11、21を操作することができる。
また、中空管30内に灌流液注入管42と灌流液注排出管43とが挿通されているため、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、膀胱内を一定圧力に維持することが容易である。
また、第2アーム21の先端領域に電気メス21mが取り付けられているため、例えば経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)において、第1アーム11の把持機構50によって腫瘍を把持して持ち上げた状態で、第2アーム21の当該電気メス21mによって当該腫瘍を切除することが可能である。
更に、第2アーム21の屈曲部21b、21bが、曲率半径8mm、対応角度120°の円弧状である基端側屈曲部21cと、曲率半径12mm、対応角度135°の円弧状である先端側屈曲部21bと、を有し、基端側屈曲部21cの屈曲方向と先端側屈曲部21bの屈曲方向とが互いに逆方向であることにより、基端側屈曲部21cを第2スリーブ22から出した状態(図6参照)と基端側屈曲部21cの半分を第2スリーブ22に戻した状態(図7参照)とで、先端側屈曲部21bの屈曲形状を利用して、「鎌」が移動するような大きなストロークを確保することができる。
特に、本実施形態の第2アーム21は、先端側屈曲部21bの先端側に長さ20mmの直線部21aを有しているため、横方向に30mm以上という大きなストロークを確保することができる一方、前後方向の変位量は1mm以下に抑えることができる。これにより、例えば膀胱内の後壁の腫瘍を第2アーム21の電気メス21mによって切除する際、後壁自体を傷つける虞が顕著に低減される。
また、本実施形態の第1アーム11が、湾曲部11bの基端側に、超弾性合金製の補助屈曲部11dを有しており、補助屈曲部11dを弾性変形させた状態で収容可能な第1スリーブ12が中空管30に支持されていることにより、当該補助屈曲部11dの屈曲形状を利用して、変位操作前の状態において、第1アーム11をより開いた状態とすることが可能である。
そして、補助屈曲部11dが、曲率半径32.438mm、対応角度20.22°の円弧状であり、湾曲部11bが、曲率半径18mm、対応角度47.11°の円弧状に湾曲可能であり、補助屈曲部11dの屈曲方向と湾曲部11bの湾曲方向とが、互いに逆方向であることにより、変位操作の前後で、第1スリーブ12に対して概ね対称な位置に第1アーム11の先端を移動させることができる。
更に、第1アーム11が、湾曲部11bの先端側に、長さ29.15mmの直線部11a及び把持機構50を有していることにより、横方向に30mm以上という大きなストロークを確保することができる一方、前後方向の変位量は5mm以下に抑えることができる。
(灌流液の代替例)
以上の実施形態では、灌流液の注入と排出とを利用して膀胱内を一定圧で膨張させて維持する場合について説明したが、気体(空気や二酸化炭素など)によって膀胱内を一定圧で膨張させて維持することもできる。
(内視鏡及びディスプレイに関する補足)
内視鏡としては、電子内視鏡を用いることもできる。電子内視鏡は、先端に電荷結合素子(Charge Coupled Device、以下CCD)センサや相補性金属酸化膜半導体 (Complementary metal−oxide−semiconductor、以下CMOS)センサ等の撮像素子を内蔵している。例えば光源からの導光がファイバー束で行われ、体内での反射光が電子内視鏡の先端のCCDで電気信号に変換され、当該電気信号が電子内視鏡(スコープ)内を通ってビデオプロセッサヘ送られ、テレビ信号に変換されてディスプレイ41dへ映し出される。
あるいは、CCDをディスプレイ41dの近傍に配置して、体内での反射光を先端からCCDまで光学視管で導光する態様が採用されてもよい。
図1に示すように操作部周辺にディスプレイ41dを配置すれば、執刀医の視線の先に術野(内視鏡モニターとしてのディスプレイ41d)と手が存在するため、いわゆる「Hand−Eye Coordination」が自然である。このため、手術を容易かつ効率的に行うことができる。このようなディスプレイ41dのレイアウト上の工夫に伴う作用効果は、一方のアームを複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有する第1アームとし、他方のアームを超弾性合金製の屈曲部を有する第2アームとする態様に限定されることなく、有用である。すなわち、例えば2つのアームを共に複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有するアームとしても、有用である。
特に、前述のように電子内視鏡の先端にCCDが設けられる場合には、CCDからディスプレイ41dまで柔軟な電気ケーブルを用いることができる。このため、硬性鏡の光学視管に比べて、よりフレキシブルに電子内視鏡(スコープ)を屈曲することが可能である。その結果、2つのアームを共に複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有するアームとしても、術野(執刀医の視野)をある程度確保することができる。
もっとも、少なくとも本願出願の時点では、本発明はディスプレイ41dを操作部周辺に配置する態様に限定されない。例えば、通常の内視鏡システムを用いる場合、ファイバー、ケーブル等を介して、当該内視鏡を各種のディスプレイに接続することができる。内視鏡としては、硬性鏡も軟性内視鏡も採用可能である。(軟性内視鏡を用いる場合には、フレキシブルな屈曲が可能であるため、両方のアームを共に複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有するアームとしても、術野(執刀医の視野)をある程度確保することができる。)
(その他の使用例)
なお、本発明のダブルアーム装置は、各要素の寸法を適宜に変更することによって、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)以外の用途にも適用可能である。例えば、頭頸部における腫瘍切除術や、幼児や小児(臓器等のサイズが小さい)を対象にした他臓器の内視鏡腫瘍切除術に適用可能である。
11 第1アーム
11a 直線部
11b 湾曲部
11c 直線部
11d 補助屈曲部
12 第1スリーブ(補助スリーブ)
13 送りネジ機構(すべりネジ機構)
14 回転ハンドル
15 歯車
16 中間歯車
17 回転操作ハンドル
18 操作ワイヤ
19 操作レバー
21 第2アーム
21a 直線部
21b 先端側屈曲部
21c 基端側屈曲部
21m 電気メス
22 第2スリーブ(スリーブ)
23 送りねじ機構(すべりネジ機構)
24 回転ハンドル
25 歯車
26 中間歯車
27 回転操作ハンドル
30 中空管
35 リニアガイド
41 内視鏡
41d ディスプレイ
42 灌流液注入管
43 灌流液注排出管
50 把持機構
51 トリガー
52 ワイヤ
100 ダブルアーム装置

Claims (14)

  1. 複数の節輪を有する湾曲可能な湾曲部を有する第1アームと、
    前記湾曲部を所定の方向に湾曲させる第1駆動機構と、
    超弾性合金製の屈曲部を有する第2アームと、
    前記第2アームの前記屈曲部を弾性変形させた状態で収容可能なスリーブと、
    前記第2アームを前記スリーブ内で相対移動させることで前記屈曲部を前記スリーブから出没させる第2駆動機構と、
    を備えたことを特徴とするダブルアーム装置。
  2. 前記第1アーム及び前記第2アームは、共通の中空管内に挿通されており、
    前記スリーブは、前記中空管に支持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のダブルアーム装置。
  3. 前記第1駆動機構は、前記複数の節輪の一側部を順に貫く操作ワイヤを用いて当該湾曲部を湾曲させる機構であり、
    前記操作ワイヤも、前記中空管内に挿通されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のダブルアーム装置。
  4. 前記中空管内に、更に内視鏡が挿通されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のダブルアーム装置。
  5. 前記中空管内に、更に灌流液注入管と灌流液注排出管とが挿通されている
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のダブルアーム装置。
  6. 前記中空管の外径は、5.0mm以上12mm以下である
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のダブルアーム装置。
  7. 前記第2アームの先端部には、電気メスが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のダブルアーム装置。
  8. 前記屈曲部は、
    曲率半径6〜10mm、対応角度110〜130°の円弧状である基端側屈曲部と、
    曲率半径10〜14mm、対応角度125〜145°の円弧状である先端側屈曲部と、
    を有し、
    前記基端側屈曲部の屈曲方向と前記先端側屈曲部の屈曲方向とは、互いに逆方向である
    することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のダブルアーム装置。
  9. 前記第2アームは、前記先端側屈曲部の先端側に、長さ18〜22mmの直線部を有している
    することを特徴とする請求項8に記載のダブルアーム装置。
  10. 前記第1アームは、前記湾曲部の基端側に、超弾性合金製の補助屈曲部を有しており、
    前記補助屈曲部を弾性変形させた状態で収容可能な補助スリーブが、前記中空管に支持されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のダブルアーム装置。
  11. 前記補助屈曲部は、曲率半径30〜35mm、対応角度15〜25°の円弧状であり、
    前記湾曲部は、前記第1駆動機構によって、曲率半径16〜20mm、対応角度40〜55°の円弧状に湾曲可能であり、
    前記補助屈曲部の屈曲方向と前記湾曲部の湾曲方向とは、互いに逆方向である
    することを特徴とする請求項10に記載のダブルアーム装置。
  12. 前記第1アームは、前記湾曲部の先端側に、長さ25〜35mmの直線部を有している
    することを特徴とする請求項11に記載のダブルアーム装置。
  13. 複数の節輪を有する湾曲可能な第1湾曲部を有する第1アームと、
    前記第1湾曲部を所定の方向に湾曲させる第1駆動機構と、
    複数の節輪を有する湾曲可能な第2湾曲部を有する第2アームと、
    前記第2湾曲部を所定の方向に湾曲させる第2駆動機構と、
    を備え、
    前記第1アーム及び前記第2アームは、共通の中空管内に挿通されており、
    前記中空管の基端側に、ディスプレイが配置されている
    ことを特徴とするダブルアーム装置。
  14. 前記中空管内に、更に電子内視鏡が挿通されており、
    前記電子内視鏡の先端には、撮像素子が設けられており、
    前記電子内視鏡は、前記撮像素子によって得られる電気信号を前記ディスプレイに向けて送るようになっている
    ことを特徴とする請求項13に記載のダブルアーム装置。
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