JP2020127276A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気ノイズを低減すると共に部品点数の増加を抑制する。【解決手段】減速機付モータ10は、回転子34と、整流子と当接すると共に摺動するブラシと、ブラシと接続されたチョークコイル38と、を備えている。また、減速機付モータ10は、板状に形成されていると共に回路素子が取付けられ、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Aが直接接続された回路基板46を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、モータに関する。
下記特許文献1には、車両の電装機器に用いられるモータ(減速機付きモータ)が開示されている。この文献に記載されたモータでは、ノイズ除去素子等を設けることにより、モータから放出される電気ノイズが低減されている。
特開2008−160907号公報
ところで、車両の電装機器に用いられるモータには、電気ノイズを低減すると共に部品点数の増加を抑制することが望まれるが、上記特許文献1に記載されたモータにはこの点で改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、電気ノイズを低減すると共に部品点数の増加を抑制することができるモータを得ることが目的である。
請求項1記載のモータは、巻線が巻回されることで形成された回転子コイルと、該回転子コイルを形成する巻線が接続される整流子と、を有する回転子と、前記整流子と当接し、該整流子と摺動することで前記回転子コイルに通電される電流が切替えられて前記回転子が回転するブラシと、前記ブラシと接続されたチョークコイルと、板状に形成されていると共に回路素子が取付けられ、前記チョークコイルにおいて前記ブラシと接続された側とは反対側の端部が直接接続された回路基板と、を備えている。
請求項1記載のモータによれば、ブラシが整流子と摺動して、回転子コイルに通電される電流が切替えられることで、回転子が回転する。ここで、ブラシには、チョークコイルを介して接続された回路基板等を介して通電がなされる。また、チョークコイルにおいてブラシと接続された側とは反対側の端部は、回路基板に直接接続されている。これにより、チョークコイルにおいてブラシと接続された側とは反対側の端部がターミナル等の接触抵抗部を介して回路基板に接続されている構成と比べて、部品点数が削減されると共に電気ノイズが放射される部分を少なくすることができる。
請求項2記載のモータは、請求項1記載のモータにおいて、前記ブラシ及び前記チョークコイルは、ハウジングに固定されたブラシホルダに支持され、前記チョークコイルにおける前記ブラシと接続された側とは反対側が、前記ブラシホルダから前記回路基板側へ延出しており、前記チョークコイルにおいて前記ブラシと接続された側とは反対側の端部が、前記回路基板側へ向けて折曲げられており、前記チョークコイルにおいて前記ブラシと接続された側とは反対側が、前記回路基板とは反対側へ撓み変形可能とされている。
請求項2記載のモータによれば、チョークコイルにおいてブラシと接続された側とは反対側の端部が、回路基板側へ向けて折曲げられている。そして、チョークコイルにおいてブラシと接続された側とは反対側が、回路基板とは反対側へ撓み変形可能とされている。これにより、モータが振動した際に、チョークコイルと回路基板との接続部に生じる応力を緩和することができる。
請求項3記載のモータは、請求項1又は請求項2記載のモータにおいて、前記ブラシ及び前記チョークコイルは、ハウジングに固定されたブラシホルダに支持され、前記チョークコイルにおける前記ブラシと接続された側とは反対側が、前記ブラシホルダから前記回路基板側へ延出しており、前記ハウジングには、前記チョークコイルにおける前記ブラシと接続された側とは反対側が挿通される挿通孔が形成され、前記ブラシホルダには、前記挿通孔に嵌まり込む嵌合部が設けられている。
請求項3記載のモータによれば、ブラシホルダの嵌合部がハウジングの挿通孔に嵌まり込む。これにより、チョークコイルにおいてブラシホルダから回路基板側へ延出している部分の位置が定まる。その結果、チョークコイルにおいてブラシと接続された側とは反対側の端部の回路基板に対する位置決めを容易に行うことができる。
請求項4記載のモータは、請求項2又は請求項3記載のモータにおいて、前記ハウジングに取付けられるカバーが設けられ、前記回路基板は、前記ハウジングと前記カバーとの間に配置され、前記カバーが前記ハウジングに取付けられる前の状態で、前記チョークコイルと前記回路基板との接続部が前記回路基板が延在する方向から視認可能となっている。
請求項4記載のモータによれば、カバーがハウジングに取付けられる前に、チョークコイルと回路基板との接続部の接続状態を容易に確認することができる。
本発明に係るモータは、電気ノイズを低減すると共に部品点数の増加を抑制することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態の減速機付モータを示す斜視図である。 本実施形態の減速機付モータを分解して示す分解斜視図である。 ブラシホルダ等を示す斜視図である。 ハウジングに取付けられたブラシホルダ等を示す斜視図である。 図4とは異なるハウジングに取付けられたブラシホルダ等を示す図4に対応する斜視図である。 回路基板においてチョークコイルの端部が接続された部分を拡大して示す拡大断面図である。 カバーが取付けられる前のハウジング等を示す斜視図である。 カバーが取付けられる前のハウジング等を示す側面図である。 ターミナルにおいて回路基板に接続される側の端部を示す側面図である。 ターミナルにおいて回路基板に接続される側の端部を示す平面図である。 カバーとハウジングとの接続部を示す拡大断面図である。 回路基板において回路素子が取付けられた部分を示す拡大断面図である。
図1〜図12を用いて本発明の実施形態に係るモータとしての減速機付モータ10について説明する。なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、出力軸12の回転軸方向一方側、回転径方向外側及び回転周方向一方側をそれぞれ示すものとする。また、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、出力軸12の回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の減速機付モータ10は、車両のワイパモータとして用いられる。この減速機付モータ10は、モータ本体14と、モータ本体14の回転を出力軸12へ減速して伝達する減速機16と、モータ本体14が支持されると共に減速機16が収容されるハウジング18と、を備えている。また、減速機付モータ10は、出力軸12の回転を制御する制御装置20を備えている。さらに、減速機付モータ10は、ハウジング18の内部において制御装置20の一部を構成する回路基板46が配置される領域22と減速機16が配置される領域24とを隔てる隔成部材としてのインナカバー26を備えている。また、減速機付モータ10は、ハウジング18に取付けられることで当該ハウジング18の開放端側を覆うカバー28を備えている。
(モータ本体14の構成)
図2に示されるように、モータ本体14は、ハウジング18側が開放された有底円筒状に形成されたヨークハウジング30を有する固定子32と、ヨークハウジング30の内部において回転可能に支持された回転子34と、ブラシホルダ36に支持された図示しないブラシ及びチョークコイル38と、を含んで構成されている。回転子34は、巻線が巻回されることで形成された回転子コイルと、回転子コイルを形成する巻線が接続される整流子と、を備えている。そして、ブラシホルダ36に支持されたブラシが整流子と摺動することで、回転子コイルに通電される電流が切替えられて回転子が回転するようになっている。
図3に示されるように、ブラシホルダ36は、絶縁性の高い樹脂材料を用いて形成されている、このブラシホルダ36は、その中心部に回転子34の一部(回転軸)が挿通される円板状に形成された円板部36Aを備えている。また、ブラシホルダ36は、円板部36Aの周方向の一部において一対のチョークコイル38を支持するチョークコイル支持部36Bを備えている。ここで、一対のチョークコイル38の一方側の端部は、一対のブラシにそれぞれ接続されている。また、一対のチョークコイル38の他方側の端部は、後述するように回路基板46にそれぞれ接続されている。
チョークコイル支持部36Bにおける回路基板46側には、角柱状に形成された一対の嵌合部36Cが突出している。この一対の嵌合部36Cの内部には、一対のチョークコイル38の一部がそれぞれ埋設されている。また、一対の嵌合部36Cの突出方向の先端からは、一対のチョークコイル38におけるブラシとは反対側がそれぞれ延出している。
また、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側は、回路基板46側へ向けてL字状に折曲げられている。さらに、本実施形態では、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の一部(嵌合部36Cから延出している部分の一部であり符号38Bで示された回路基板46に沿って延びている部分)がハウジング18等と遊離した構成となっている。これにより、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の一部(符号38Bで示された部分)が、回路基板46とは反対側へ撓み変形可能となっている。
(減速機16の構成)
図2に示されるように、減速機16は、回転子34の回転軸に固定された図示しないウォームと、ウォームが噛合う外歯40Aが外周部に形成されたウォームホイール40と、を含んで構成されている。ウォームホイール40の軸芯部には、出力軸12が固定されている。ここで、出力軸12は、後述するハウジング18から軸方向一方側へむけて突出している。また、出力軸12の軸方向他方側の端部には、センサマグネット42が固定されている。
(ハウジング18の構成)
ハウジング18は、アルミニウム合金等を用いて形成されている。このハウジング18は、軸方向他方側が開放されていると共にその内部に減速機16が収容される減速機収容凹部18Aが形成されている。また、ハウジング18において減速機収容凹部18Aと隣接する部分には、モータ本体14が固定されるモータ本体固定部18Bが設けられている。
図4に示されるように、モータ本体固定部18Bには、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側が挿通されると共にブラシホルダ36の一対の嵌合部36Cがそれぞれ嵌まり込む一対の挿通孔18Cが形成されている。これにより、モータ本体14をモータ本体固定部18Bに固定する(取付ける)際に、すなわち、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側を一対の挿通孔18Cに挿通させる際に、嵌合部36Cの外周面及び挿通孔18Cの内周部をガイド(案内)部分として機能させることが可能となっている。
ここで、本実施形態では、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の部分のL字形状に合わせて当該部分を一対の挿通孔18Cに挿通させる必要がある。そこで、図5に示されるように、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の部分のL字形状の部分が通過する通過溝18Dを挿通孔18Cの周縁部に形成することで、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側のL字形状の部分を一対の挿通孔18Cに挿通させる際の作業性を良好にすることができる。
また、本実施形態では、モータ本体14がモータ本体固定部18Bに固定された後に、図6に示されるように、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Aが回路基板46にハンダ44で直接接続されるようになっている。
図7に示されるように、制御装置20は、回路基板46及び回路基板46に取付けられた複数の回路素子48(図12参照)等を含んで構成されている。図2及び図7に示されるように、回路基板46は、ハウジング18とカバー28との間において減速機16と軸方向に対向して配置されている。そして、制御装置20に通電されることで、出力軸12(図2参照)の回転速度や回転方向、回転範囲等が所定の回転速度等となるように制御されるようになっている。
(インナカバー26の構成)
図2に示されるように、インナカバー26は、絶縁性の高い樹脂材料を用いて形成されている。このインナカバー26は、ハウジング18とカバー28との間において減速機16が配置されている領域24と回路基板46が配置されている領域22とを隔てる隔成部26Aを備えている。この隔成部26Aには、円形の開口26Bが形成されている。この開口26Bが形成されていることにより、出力軸12に固定されたセンサマグネット42と回路基板46に取り付けられた図示しないセンサとが対向してかつ近接して配置されるようになっている。また、図6に示されるように、隔成部26Aには、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Aが挿通されるガイド孔26Cが形成されている。このガイド孔26Cの内径は、回路基板46側へ向かうにつれて小さくなっている。
また、図1及び図2に示されるように、インナカバー26は、隔成部26Aと一体に設けられたコネクタ部26Dを備えている。図1に示されるように、このコネクタ部26Dは、カバー28がハウジング18に取付けられた状態においてハウジング18及びカバー28の外側へ露出するようになっている。
また、図7に示されるように、コネクタ部26Dの内部には、外部コネクタに設けられた外部コネクタ側ターミナルが係合する隔成部材側ターミナルとしての複数のターミナル50の一部が埋設されている。図9及び図10に示されるように、ターミナル50において回路基板46に接続される(ハンダで接続される)側は、回路基板46側へ向けてL字状に折曲げられている。そして、ターミナル50において外部コネクタ側ターミナルが係合する側とは反対側の端部50Aが、回路基板46にハンダ付けで接続されている。また、本実施形態では、インナカバー26に逃げ溝26Eが形成されていることにより、ターミナル50において回路基板46に接続される側がインナカバー26と遊離している。これにより、ターミナル50において回路基板46に接続される側の一部(インナカバー26と遊離している部分の一部であり符号50Bで示された回路基板46に沿って延びている部分)が、回路基板46とは反対側へ撓み変形可能となっている。なお、逃げ溝26Eを形成する金型の抜き方向が、ターミナル50と直交する方向(外部コネクタが係合する方向)に設定されている。
(カバー28の構成)
図2に示されるように、カバー28は金属材料である鋼板材にプレス加工等が施されることにより形成されている。このカバー28は、ハウジング18側が開放された箱状に形成されており、回路基板46と対向して配置される底壁部28Aと、底壁部28Aの外周端からハウジング18側へ屈曲してのびる側壁部28Bと、側壁部28Bにおけるハウジング18側に形成されたフランジ部28Cと、を備えている。フランジ部28Cには、スクリュ52(図11参照)が挿通されるスクリュ孔28Dが形成されている。図11に示されるように、このスクリュ孔28Dに挿通されたスクリュ52がハウジング18に螺合されることで、カバー28がハウジング18に取り付けられるようになっている。また、本実施形態では、カバー28がハウジング18に取り付けられることで、インナカバー26の一部(隔成部26Aの外周部)が、ハウジング18とカバー28との間に挟み込まれるようになっている。
また、本実施形態では、図7及び図8に示されるように、カバー28がハウジング18に取付けられる前の状態で、チョークコイル38と回路基板46との接続部(ハンダ付け部)が回路基板が延在する方向(径方向)から視認可能となっていると共に、ターミナル50と回路基板46との接続部(ハンダ付け部)が回路基板46が延在する方向から視認可能となるように、カバー28とハウジング18との境界が設定されている。これにより、ハンダ付けのバックフィレットを容易に確認することが可能となっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、以上説明した本実施形態の減速機付モータ10によれば、外部コネクタからインナカバー26のコネクタ部26D(ターミナル50)を介して制御装置20に給電がなされると、モータ本体14の回転子34が回転する。そして、回転子34の回転が減速機16で減速されて出力軸12に伝達されて、出力軸12が回転する。
ここで、図3に示されるように、本実施形態では、ブラシと回路基板46との間にチョークコイル38が設けられている。これにより、当該チョークコイル38の諸元に対応する所定の周波数の電気ノイズを低減することができる。これに加えて、本実施形態では、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Aが、回路基板46に直接接続されている。これにより、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Aがターミナル等の接触抵抗部を介して回路基板46に接続されている構成と比べて、部品点数が削減されると共に電気ノイズが放射される部分を少なくすることができる。
また、本実施形態では、図3に示されるように、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の一部(符号38Bで示された部分)が、回路基板46とは反対側へ撓み変形可能となっている。また、図9及び図10に示されるように、ターミナル50において回路基板46に接続される側の一部(インナカバー26と遊離している部分の一部であり符号50Bで示された部分)が、回路基板46とは反対側へ撓み変形可能となっている。これにより、減速機付モータ10が振動した際に、チョークコイル38と回路基板46との接続部(ハンダ44(図6参照))並びにターミナル50と回路基板46との接続部(ハンダ付け部)に生じる応力を緩和することができる。
さらに、本実施形態では、図4に示されるように、ハウジング18のモータ本体固定部18Bには、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側が挿通されると共にブラシホルダ36の一対の嵌合部36Cがそれぞれ嵌まり込む一対の挿通孔18Cが形成されている。これにより、モータ本体14をモータ本体固定部18Bに固定する(取付ける)際に、すなわち、一対のチョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側を一対の挿通孔18Cに挿通させる際に、嵌合部36Cの外周面及び挿通孔18Cの内周部をガイド(案内)部分として機能させることができる。これにより、減速機付モータ10を組立てる際の作業性が低下することを抑制することができる。また、この構成を有することにより、チョークコイル38においてブラシホルダ36から回路基板46側へ延出している部分の位置を容易に固定することができる。その結果、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Bの回路基板46に対する位置決めを容易に行うことができる。
さらに、本実施形態では、図7及び図8に示されるように、カバー28がハウジング18に取付けられる前の状態で、チョークコイル38と回路基板46との接続部(ハンダ付け部)が回路基板が延在する方向(径方向)から視認可能となっていると共に、ターミナル50と回路基板46との接続部(ハンダ付け部)が回路基板46が延在する方向から視認可能となっている。これにより、ハンダ付けのバックフィレットを容易に確認することができる。このように、ハンダ付け部分を容易に視認可能な構成とすることにより、製造時における品質管理を容易にすることができる。
また、本実施形態では、カバー28がハウジング18に取付けられる前の状態で、インナカバー26のコネクタ部26Dから制御装置20へ給電可能となっている。これにより、カバー28をハウジング18に取付ける前にモータ特性の確認を行うことができる。
さらに、本実施形態では、図1、図2及び図11に示されるように、カバー28の全体が鋼板材を用いて形成されている。これにより、カバー28から放出される電気ノイズを低減することができる。なお、要求される電気ノイズのレベルによっては、カバー28の一部を金属製としてもよい。ここで、図12に示されるように、回路基板46とハウジング18との間及び回路基板46とカバー28との間に、回路基板46に取付けられた回路素子48の熱を金属製のハウジング18やカバー28に伝達する放熱部材54を設けると良い。これにより、回路基板46に取付けられた回路素子48の熱をハウジング18やカバー28に放熱部材54を介して速やかに伝達させる(放熱する)ことができる。
ところで、カバー28側にコネクタ部26Dが設けられている構成では、カバー28から放出される電気ノイズを低減するための金属板を樹脂材料内に埋設するなどの対応が必要となり、カバー28の構造が複雑化する。しかしながら、本実施形態では、鋼板をプレス加工等することにより、カバー28を容易に形成することができる。また、インナカバー26が樹脂材料で形成されていることにより、コネクタ部26Dと一体のインナカバー26を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、カバー28がハウジング18に取り付けられることで、インナカバー26の一部(隔成部26Aの外周部)が、ハウジング18とカバー28との間に挟み込まれるようになっている。これにより、インナカバー26の変位を容易に規制することができる。
さらに、本実施形態では、図6に示されるように、インナカバー26の隔成部26Aには、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側の端部38Aが挿通されるガイド孔26Cが形成されており、このガイド孔26Cの内径が回路基板46側へ向かうにつれて小さくなっている。これにより、チョークコイル38においてブラシと接続された側とは反対側をガイド孔26Cへ挿通させる際に、チョークコイル38をガイド孔26Cの内面によって回路基板46側へ容易に案内させることができる。
なお、本発明の構成は、減速機16を備えていないモータにも適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 減速機付モータ(モータ)
12 出力軸
18 ハウジング
18C 挿通孔
28 カバー
34 回転子
36 ブラシホルダ
36C 嵌合部
38 チョークコイル
38A 端部
46 回路基板
48 回路素子

Claims (4)

  1. 巻線が巻回されることで形成された回転子コイルと、該回転子コイルを形成する巻線が接続される整流子と、を有する回転子と、
    前記整流子と当接し、該整流子と摺動することで前記回転子コイルに通電される電流が切替えられて前記回転子が回転するブラシと、
    前記ブラシと接続されたチョークコイルと、
    板状に形成されていると共に回路素子が取付けられ、前記チョークコイルにおいて前記ブラシと接続された側とは反対側の端部が直接接続された回路基板と、
    を備えたモータ。
  2. 前記ブラシ及び前記チョークコイルは、ハウジングに固定されたブラシホルダに支持され、
    前記チョークコイルにおける前記ブラシと接続された側とは反対側が、前記ブラシホルダから前記回路基板側へ延出しており、
    前記チョークコイルにおいて前記ブラシと接続された側とは反対側の端部が、前記回路基板側へ向けて折曲げられており、
    前記チョークコイルにおいて前記ブラシと接続された側とは反対側が、前記回路基板とは反対側へ撓み変形可能とされている請求項1記載のモータ。
  3. 前記ブラシ及び前記チョークコイルは、ハウジングに固定されたブラシホルダに支持され、
    前記チョークコイルにおける前記ブラシと接続された側とは反対側が、前記ブラシホルダから前記回路基板側へ延出しており、
    前記ハウジングには、前記チョークコイルにおける前記ブラシと接続された側とは反対側が挿通される挿通孔が形成され、
    前記ブラシホルダには、前記挿通孔に嵌まり込む嵌合部が設けられている請求項1又は請求項2記載のモータ。
  4. 前記ハウジングに取付けられるカバーが設けられ、
    前記回路基板は、前記ハウジングと前記カバーとの間に配置され、
    前記カバーが前記ハウジングに取付けられる前の状態で、前記チョークコイルと前記回路基板との接続部が前記回路基板が延在する方向から視認可能となっている請求項2又は請求項3記載のモータ。
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