JP2020126813A - 発光装置 - Google Patents

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JP2020126813A
JP2020126813A JP2019019926A JP2019019926A JP2020126813A JP 2020126813 A JP2020126813 A JP 2020126813A JP 2019019926 A JP2019019926 A JP 2019019926A JP 2019019926 A JP2019019926 A JP 2019019926A JP 2020126813 A JP2020126813 A JP 2020126813A
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谷口 幸夫
Yukio Taniguchi
幸夫 谷口
茂樹 今村
Shigeki Imamura
茂樹 今村
康弘 大木
Yasuhiro Oki
康弘 大木
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Abstract

【課題】簡易な構成によって適切な発光、吸音および発音を実現できる発光装置を提供する。【解決手段】発光装置1において、第1面20aおよび第1面20aと反対側の第2面20bを有し、第1面20aから第2面20bまで貫通する複数の貫通孔200が設けられた前面板20と、空洞部6を挟んで第2面20bに対向する背面板3と、第1面20aと背面板3との間に向けて光を射出する光源40と、前面板20よりも背面板3側に位置する音源5と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、発光装置に関する。
従来から、空間に光を射出する発光装置に関する種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1では、吸音フィルムと照明素子とを備えた吸音照明装置が提案されている。
特表2015−507816号公報
しかしながら、特許文献1においては、簡易な構成によって適切な発光、吸音および発音を実現することについて有効な提案がなされていないのが実情であった。
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであり、簡易な構成によって適切な発光、吸音および発音を実現することができる発光装置を提供することを目的とする。
本開示による発光装置は、
第1面および前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第1面から前記第2面まで貫通する複数の貫通孔が設けられた前面板と、
空洞部を挟んで前記第2面に対向する背面板と、
前記第1面と前記背面板との間に向けて光を射出する光源と、
前記前面板よりも前記背面板側に位置する音源と、を備える。
本開示による発光装置において、
前記音源は、前記背面板に密着していてもよい。
本開示による発光装置において、
前記音源は、前記背面板を振動させて発音する振動子を有していてもよい。
本開示による発光装置において、
前記背面板は、前記光源から到達した光を前記前面板側に反射させてもよい。
本開示による発光装置において、
前記音源は、前記空洞部内に位置していてもよい。
本開示による発光装置において、
前記背面板は、前記第2面側の第3面および前記第3面と反対側の第4面を有し、前記第3面から前記第4面まで貫通する複数の第2貫通孔が設けられていてもよい。
本開示による発光装置において、
前記第2面と前記第3面との間に位置する中間板を更に備えていてもよい。
本開示による発光装置において、
前記貫通孔と前記第2貫通孔とは、前記第1面に沿った面方向の位置がずれていてもよい。
本開示による発光装置において、
前記貫通孔の貫通方向は、前記第1面の面法線方向に対して傾斜していてもよい。
本開示による発光装置において、
前記複数の貫通孔のうちの一部の貫通孔は、前記複数の貫通孔のうちの他の貫通孔とは異なる開口面積を有していてもよい。
本開示による発光装置において、
前記前面板は、前記第1面を有する化粧シートを備えていてもよい。
本開示による発光装置において、
前記前面板は光透過性を有し、前記光源は、前記前面板の一端に向けて光を射出してもよい。
本開示によれば、簡易な構成によって適切な発光、吸音および発音を実現することができる。
一実施の形態に係る発光装置を示す縦断面図である。 図1の発光装置の正面図である。 図1の発光装置の横断面図である。 第1の変形例に係る発光装置を示す縦断面図である。 第2の変形例に係る発光装置を示す縦断面図である。 第3の変形例に係る発光装置を示す縦断面図である。 第4の変形例に係る発光装置を示す縦断面図である。 第5の変形例に係る発光装置を示す正面図である。 第6の変形例に係る発光装置を示す縦断面図である。 第7の変形例に係る発光装置を示す部分拡大正面図である。 第8の変形例に係る発光装置を示す正面図である。
以下、図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「板」はシートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。
図1は、一実施の形態に係る発光装置1を示す縦断面図である。図2は、図1の発光装置1の正面図である。図3は、図1の発光装置1の横断面図である。本実施の形態に係る発光装置1は、第1空間S1と第2空間S2とを仕切るように床面f上に載置された状態で、第1空間S1に対して発光、吸音および発音を行うために用いることができる。発光装置1は、第1の空間S1と第2の空間S2とを仕切る仕切り壁としても機能する。以下、図1および図2に示される床面fに直交する方向d1を上下方向d1と定義し、図2に示される発光装置1の横幅に沿った方向d2を左右方向d2と定義し、図1に示される発光装置1の厚みに沿った方向d3を前後方向d3と定義する。
図1〜図3に示すように、発光装置1は、フレーム10と、前面板20と、背面板3と、光源40と、音源5と、を備える。
フレーム10は、前面板20、背面板3、光源40および音源5を保持する部材である。フレーム10は、前壁部11と、後壁部12と、上壁部13と、底壁部14と、左側壁部15と、右側壁部16と、台座17とを有する。発光装置1は、台座17を介して床面fに載置されている。台座17には、キャスターが装着されていてもよい。
前面板20は、第1面20aおよび第1面20aと反対側の第2面20bを有し、第1面20aから第2面20bまで貫通する複数の貫通孔200が設けられた、板状の部材である。
前面板20は、フレーム10の前壁部11に保持されている。図1に示される例において、前面板20は、開孔板21と、化粧シート22とを有する。開孔板21は、複数の貫通孔200が設けられた板状の部材である。図1に示される例において、開孔板21は、可視光透過性を有しない材料で構成されている。化粧シート22は、第1空間S1に露出して配置され、発光装置1の化粧面すなわち外表面を形成する部材である。化粧シート22は、開孔板21の前方d31に配置されている。この例において、前面板20の第1面20aは、化粧シート22の外表面である。また、前面板20の第2面20bは、開孔板21の内側の主面である。貫通孔200は、開孔板21および化粧シート22の双方の前後で対応する位置に設けられている。
フレーム10の前壁部11は、化粧シート22に対して開孔板21のうち少なくとも貫通孔200を露出させるように、少なくとも開孔板21の貫通孔200に対向する部分が開口されている。より詳しくは、前壁部11は、開孔板21の全領域に対向する部分が開口されていてもよい。この場合、化粧シート22を開孔板21の外表面に接着して保持してもよい。あるいは、前壁部11は、開孔板21と化粧シート22との間に位置し、開孔板21の貫通孔200および化粧シート22の貫通孔200に対応する位置に貫通孔が設けられていてもよい。この場合、前壁部11は、開孔板21および化粧シート22とともに前面板20を構成してもよい。なお、必要に応じて化粧シート22を省略してもよい。
貫通孔200は、発光装置1による発光に用いられ、光源40から射出された光Lを第1空間S1側に通過させる。
また、貫通孔200は、発光装置1による発音に用いられ、音源5から発生した音Saを第1空間S1側に通過させる。
また、貫通孔200は、発光装置1による吸音に用いられ、第1空間S1から侵入した発光装置1の外部の音Sbを吸収して反射させない。それにより第1空間S1の残響時間を短くして静かな音環境にできる。
すなわち、貫通孔200は、発光、発音および吸音の3つの機能を併有する。
図2に示される例において、複数の貫通孔200は、第1面20a上に略矩形状の発光領域Zを形成するように、上下方向d1および左右方向d2に一定の間隔を空けて設けられている。また、各貫通孔200は、同径の円形状を有する。貫通孔200の位置、個数、形状および大きさは、図2の態様に限定されず、所望される照明環境および音響環境に応じて種々変更してよい。
背面板3は、空洞部6を挟んで第2面20bに対向して配置された、板状の部材である。
背面板3は、光源40から到達した光Lを前面板20側に反射させる。これにより、貫通孔200からの出射光量を増大させることができ、光源40から射出された光Lの利用効率を向上させることができる。背面板3には、光反射機能を発揮し得る種々の構成を採用することができる。背面板3の反射特性は、正反射であってもよいし、拡散反射であってもよい。背面板3が有する拡散反射特性は、等方性であってもよいし、異方性であってもよい。背面板3は、例えば、接着剤によって少なくとも部分的に後壁部12に接着されて保持されていてもよい。
前面板20と背面板3との間の空洞部6は、貫通孔200を介した発光装置1による発光に用いられ、光源40から射出された光Lを貫通孔200まで導光する。
また、空洞部6は、貫通孔200を介した発光装置1による発音に用いられ、音源5から発生したSaを貫通孔200まで伝搬させる。
また、空洞部6は、貫通孔200を介した発光装置1による吸音に用いられ、第1空間S1から侵入した音Sbによって貫通孔200との間で共鳴を起こすことで貫通孔200に空気摩擦を生じさせ、空気摩擦によって音Sbを熱に変換して消費させる。
すなわち、空洞部6は、貫通孔200とともに発光、発音および吸音の3つの機能を併有する。
光源40は、第1面20aと背面板3との間に向けて光Lを射出する、発光装置1の構成部である。
光源40は、光Lを発光する複数の発光体41と、発光体41を支持する基板42とを有する。発光体41は、例えば、発光ダイオードによって構成される。図1〜図3に示される例において、複数の発光体41は、基板42の下面に保持されている。図2および図3に示すように、複数の発光体41は、基板42の長手方向である左右方向d2に間隔を空けて配置されている。一例として、各発光体41は、互いに異なる波長域の光を発光可能な複数種類の発光体41である。この場合、各発光体41の出力を調整することで、加法混色により、種々の色の照明光で照明を行うことが可能となる。典型的には、赤色の光を射出可能な発光体41と、緑色の光を射出可能な発光体41と、青色の光を射出可能な発光体41とを含むことで、光Lの色を色度図上の全範囲の色から選択可能とすることが可能となる。光源40は、更に、白色の光を射出可能な発光体41を含んでもよい。
音源5は、前面板20よりも背面板3側に位置する、発光装置1の構成部である。図1に示される例において、音源5は、背面板3に密着して配置されている。例えば、音源5は、音響装置の一部を構成するスピーカであり、有線または無線によってマイクや音声再生装置等の音響装置の他の部分と接続されている。
以上のように構成された本実施形態の発光装置1は、光源40から射出された光Lを、空洞部6を通して貫通孔200まで導光し、貫通孔200を通して第1空間S1に光Lを射出することで、発光を行う。また、発光装置1は、音源5から発生した音Saを、空洞部6を通して貫通孔200まで伝搬し、貫通孔200を通して第1空間S1に音Saを放出することで、発音を行う。また、発光装置1は、第1空間S1から貫通孔200内への音Sbの侵入に応じて貫通孔200と空洞部6との間で共鳴を生じさせ、共鳴によって貫通孔200に生じた空気摩擦によって音Sbを熱に変換して消費させることで、吸音を行う。このように、本実施形態の発光装置1は、発光、吸音および発音の3つの機能を併有する貫通孔200および空洞部6が設けられていることで、簡易な構成によって適切な発光、吸音および発音を実現することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
次に、図4を参照して、前面板20が光透過性を有する例について説明する。図4は、第1の変形例に係る発光装置1を示す縦断面図である。図1では、開孔板21が可視光透過性を有しない例について説明した。これに対して、図4に示される開孔板21は、可視光透過性を有する。開孔板21は、ガラスや透明樹脂等の可視光透過性を有する材料で構成されている。
また、図4に示される例において、光源40は、開孔板21の上端21aに対向して配置され、開孔板21の上端21aに向けて光Lを射出する。光源40から射出された光Lは、上端21aから開孔板21に入射し、開孔板21の外側の主面21bと内側の主面すなわち第2面20bとの間で全反射を繰り返しながら、下方d11に向かって開孔板21の内部を進行する。開孔板21の内部を進行する光Lのうち、貫通孔200に到達した光Lは、貫通孔200の内周壁において開孔板21から出射されたうえで、貫通孔200を通って第1空間S1に射出される。なお、貫通孔200の内周壁において開孔板21から出射された光Lの一部は、開孔板21に再入射して更に下方d11に進行したうえで、下方d11に位置する他の貫通孔200を通って第1空間S1に射出されてもよい。貫通孔200の内周壁は、光Lを第1空間S1に高効率で射出するための凹凸形状がもうけられていてもよい。
また、図4に示される例において、音源5は、空洞部6内に配置されている。
以上の構成によれば、開孔板21が光Lを貫通孔200まで導く導光板を兼ねることで、貫通孔200まで光Lを効率的に導くことができる。これにより、部品点数を抑えつつ光の利用効率を向上させることができる。また、空洞部6の内部に音源5を配置することで、前後方向d3の発光装置1の厚みを低減することができる。
(第2の変形例)
次に、図5を参照して、音源5が振動子である例について説明する。図5は、第2の変形例に係る発光装置1を示す縦断面図である。図1では、音源5がスピーカである例について説明した。これに対して、図5に示される例において、音源5は、背面板3を振動させて発音する振動子である。
このような構成によれば、背面板3が音源5とともにスピーカを構成することで、背面板3に、光反射機能とともに音を広い面積で均一に発音する機能をもたせることができる。これにより、部品点数を抑えつつ発光装置1による発音を効率的に行うことができる。
(第3の変形例)
次に、図6を参照して、背面板3に貫通孔が設けられた例について説明する。図6は、第3の変形例に係る発光装置1を示す縦断面図である。図1では、前面板20にのみ貫通孔200が設けられた例について説明した。これに対して、図6に示される例においては、前面板20に貫通孔200が設けられていることに加えて、更に、背面板3に第2貫通孔300が設けられている。すなわち、背面板3は、第2面20b側の第3面3aおよび第3面3aと反対側の第4面3bを有し、第3面3aから第4面3bまで貫通する複数の第2貫通孔300が設けられている。
背面板3は、図6において図示を省略するフレーム10の後壁部12に保持されている。後壁部12の構成は、図2および図3と同様である。図6に示される例において、背面板3は、第2開孔板31と、第2化粧シート32とを有する。第2開孔板31は、複数の第2貫通孔300が設けられた板状の部材である。図6に示される例において、第2開孔板31は、可視光透過性を有しない材料で構成されている。第2化粧シート32は、第2空間S2に露出して配置され、発光装置1の第2空間S2側の化粧面を形成する部材である。第2化粧シート32は、第2開孔板31の後方d32に配置されている。この例において、背面板3の第3面3aは、第2開孔板31の内側の主面である。また、背面板3の第4面3bは、第2化粧シート32の外表面である。第2貫通孔300は、第2開孔板31および第2化粧シート32の双方の前後で対応する位置に設けられている。
フレーム10の後壁部12は、第2化粧シート32に対して第2開孔板31のうち少なくとも第2貫通孔300を露出させるように、少なくとも第2開孔板31の第2貫通孔300に対向する部分が開口されている。より詳しくは、後壁部12は、第2開孔板31の全領域に対向する部分が開口されていてもよい。この場合、第2化粧シート32を第2開孔板31の外表面に接着して保持してもよい。あるいは、後壁部12は、第2開孔板31と第2化粧シート32との間に位置し、第2開孔板31の第2貫通孔300および第2化粧シート32の第2貫通孔300に対応する位置に貫通孔が設けられていてもよい。この場合、後壁部12は、第2開孔板31および第2化粧シート32とともに後壁部12を構成してもよい。なお、必要に応じて第2化粧シート32を省略してもよい。また、化粧シート22がフレーム10の全面を覆う場合、第2化粧シート32は、化粧シート22と同一の構成となる。
第2貫通孔300は、発光装置1による第2空間S2側への発光に用いられ、光源40から射出された光Lを第2空間S2側に通過させる。
また、第2貫通孔300は、発光装置1による第2空間S2側への発音に用いられ、音源5から発生した音Saを第2空間S2側に通過させる。
また、第2貫通孔300は、発光装置1による吸音に用いられ、第2空間S2から侵入した発光装置1の外部の音Sbを吸収する。
すなわち、第2貫通孔300は、第2空間S2に対する発光、発音および吸音の3つの機能を併有する。
また、図6に示される発光装置1は、第2面20bと第3面3aとの間に位置する中間板7を更に備える。中間板7は、空洞部6を、前面板20側の第1空洞部61と、背面板3側の第2空洞部62とに仕切っている。
中間板7は、光源40から前面板20側の主面71に到達した光Lを、前面板20側に反射させる。また、中間板7は、光源40から背面板3側の主面72に到達した光Lを、背面板3側に反射させる。このような両面反射機能を有することで、中間板7は、貫通孔200および第2貫通孔300からの出射光量を増大させることができ、光源40から射出された光Lの利用効率を向上させることができる。中間板7には、光反射機能を発揮し得る種々の構成を採用することができる。中間板7の反射特性は、正反射であってもよいし、拡散反射であってもよい。中間板7が有する拡散反射特性は、等方性であってもよいし、異方性であってもよい。
前面板20と中間板7との間の第1空洞部61は、貫通孔200を介した発光装置1による発光に用いられ、光源40から射出された光Lを貫通孔200まで導光する。
また、第1空洞部61は、貫通孔200を介した発光装置1による発音に用いられ、音源5から発生したSaを貫通孔200まで伝搬させる。
また、第1空洞部61は、発光装置1による吸音に用いられ、第1空間S1から侵入した音Sbによって貫通孔200との間で共鳴を起こすことで貫通孔200に空気摩擦を生じさせ、空気摩擦によって音Sbを熱に変換して消費させる。
すなわち、第1空洞部61は、貫通孔200とともに第1空間S1に対する発光、発音および吸音の3つの機能を併有する。
一方、背面板3と中間板7との間の第2空洞部62は、第2貫通孔300を介した発光装置1による発光に用いられ、光源40から射出された光Lを第2貫通孔300まで導光する。
また、第2空洞部62は、第2貫通孔300を介した発光装置1による発音に用いられ、音源5から発生したSaを第2貫通孔300まで伝搬させる。
また、第2空洞部62は、発光装置1による吸音に用いられ、第2空間S2から侵入した音Sbによって第2貫通孔300との間で共鳴を起こすことで第2貫通孔300に空気摩擦を生じさせ、空気摩擦によって音Sbを熱に変換して消費させる。
すなわち、第2空洞部62は、第2貫通孔300とともに第2空間S2に対する発光、発音および吸音の3つの機能を併有する。
以上の構成によれば、発光装置1で仕切られる第1空間S1および第2空間S2の双方に対して、簡易な構成によって適切な発光、吸音および発音を実現することができる。同時に、光源40の発光体の選択により、必要な側の空間に対してのみ発光できるので、電力の節約ができる。
(第4の変形例)
次に、図7を参照して、貫通孔200と第2貫通孔300との位置がずれている例について説明する。図7は、第4の変形例に係る発光装置1を示す縦断面図である。図6では、貫通孔200と第2貫通孔300との第1面20aに沿った面方向の位置が一致している例について説明した。これに対して、図7に示される例において、貫通孔200と第2貫通孔300とは、面方向の位置がずれている。また、図7に示される例において、中間板7は削除されている。
このような構成によれば、貫通孔200と第2貫通孔300とを面方向にずらして設けることで、空洞部6の密閉性を改善することができる。これにより、貫通孔200と第2貫通孔300との面方向の位置が一致している場合と比較して空洞部6の共鳴を生じ易くすることができるので、より効率的な吸音を実現することができる。
(第5の変形例)
図8は、第5の変形例に係る発光装置1を示す正面図である。図2では、略矩形状の発光領域Zを形成するように複数の貫通孔200を配置した例について説明した。これに対して、図8に示すように、矩形状以外の発光領域Zを形成するように貫通孔200を配置してもよい。
(第6の変形例)
次に、図9を参照して、貫通孔200が傾斜して設けられた例について説明する。図9は、第6の変形例に係る発光装置1を示す縦断面図である。図1では、貫通孔200の貫通方向が第1面20aの面法線方向に対して平行である例について説明した。これに対して、図9に示される例において、貫通孔200の貫通方向は、第1面20aの面法線方向に対して傾斜している。
このような構成によれば、図9に示すように、第1面20aに直交する目線の方向から貫通孔200を目立ち難くすることができるので、発光装置1の意匠性を向上させることができる。
(第7の変形例)
図10は、第7の変形例に係る発光装置1を示す部分拡大正面図である。図2では、すべての貫通孔200の形状が平面視において円形状である例について説明した。これに対して、図10に示すように、複数の貫通孔200は、円形状以外の形状を有する貫通孔200を含んでいてもよい。
(第8の変形例)
次に、図11を参照して、複数の貫通孔200の開口面積が異なる例について説明する。図11は、第8の変形例に係る発光装置1を示す正面図である。図2では、複数の貫通孔200の開口面積が互いに同一である例について説明した。これに対して、図11に示される例において、複数の貫通孔200のうちの一部の貫通孔200は、複数の貫通孔200のうちの他の貫通孔200とは異なる開口面積を有する。
より詳しくは、図11に示される例において、複数の貫通孔200のうち、下側の発光領域Z1を形成する貫通孔200は、開口面積が相対的に最小である。また、上側の発光領域Z3を形成する貫通孔200は、開口面積が相対的に最大である。また、中央側の発光領域Z2を形成する貫通孔200の開口面積は、下側の発光領域Z1を形成する貫通孔200の開口面積よりも大きく、上側の発光領域Z3を形成する貫通孔200の開口面積よりも小さい。下側の発光領域Z1を形成する貫通孔200は、周波数が相対的に低い音Sbを効果的に吸収することができる。上側の発光領域Z3を形成する貫通孔200は、周波数が相対的に高い音Sbを効果的に吸収することができる。中央側の発光領域Z2を形成する貫通孔200は、周波数が相対的に中程度の音Sbを効果的に吸収することができる。
以上の構成によれば、発光装置1の吸音域を拡大することができ、また、発光状態のグラデーションを調整することも可能となる。
なお、以上において一実施の形態に対する具体例および変形例を説明してきたが、当然に、複数の例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 発光装置
20 前面板
20a 第1面
20b 第2面
200 貫通孔
3 背面板
40 光源
5 音源
6 空洞部

Claims (12)

  1. 第1面および前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第1面から前記第2面まで貫通する複数の貫通孔が設けられた前面板と、
    空洞部を挟んで前記第2面に対向する背面板と、
    前記第1面と前記背面板との間に向けて光を射出する光源と、
    前記前面板よりも前記背面板側に位置する音源と、を備える、発光装置。
  2. 前記音源は、前記背面板に密着している、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記音源は、前記背面板を振動させて発音する振動子を有する、請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記背面板は、前記光源から到達した光を前記前面板側に反射させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記音源は、前記空洞部内に位置している、請求項1に記載の発光装置。
  6. 前記背面板は、前記第2面側の第3面および前記第3面と反対側の第4面を有し、前記第3面から前記第4面まで貫通する複数の第2貫通孔が設けられている、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記第2面と前記第3面との間に位置する中間板を更に備える、請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記貫通孔と前記第2貫通孔とは、前記第1面に沿った面方向の位置がずれている、請求項6に記載の発光装置。
  9. 前記貫通孔の貫通方向は、前記第1面の面法線方向に対して傾斜している、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記複数の貫通孔のうちの一部の貫通孔は、前記複数の貫通孔のうちの他の貫通孔とは異なる開口面積を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置。
  11. 前記前面板は、前記第1面を有する化粧シートを備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記前面板は光透過性を有し、前記光源は、前記前面板の一端に向けて光を射出する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
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