JP6480074B1 - 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法 - Google Patents

音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6480074B1
JP6480074B1 JP2018191622A JP2018191622A JP6480074B1 JP 6480074 B1 JP6480074 B1 JP 6480074B1 JP 2018191622 A JP2018191622 A JP 2018191622A JP 2018191622 A JP2018191622 A JP 2018191622A JP 6480074 B1 JP6480074 B1 JP 6480074B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
reflecting plate
light
light source
micro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018191622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019050577A (ja
Inventor
俊司 山本
俊司 山本
哲治 久保田
哲治 久保田
昭 株本
昭 株本
陽介 小久保
陽介 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2018191622A priority Critical patent/JP6480074B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6480074B1 publication Critical patent/JP6480074B1/ja
Publication of JP2019050577A publication Critical patent/JP2019050577A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構造で小型軽量であり、均一に光を照射することが可能であるとともに、音響装置としても利用可能な光反射板、照明装置および照明装置からの音の取り出し方法を提供する。
【解決手段】 光反射板1は、主に、マイクロ発泡樹脂板3と圧電素子5等からなる。圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の表面に振動アクチュエータとして設けられる。圧電素子5は、例えば、マイクロ発泡樹脂板3の略中央に配置される。マイクロ発泡樹脂板3は、例えば、平坦な板状の部材であり、マイクロ発泡樹脂シート(多数の微細気泡を有する多孔質部材)から形成される。本発明で用いるマイクロ発泡樹脂シートは、中央に発泡層を有し、両面に非発泡層を有する絶縁性の樹脂シートである。本発明の光反射板を用いた照明装置は、拡散反射率が90%以上であるため、音響振動によるちらつきのない照明装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED照明装置の光反射板を振動板として利用することで、音の取り出しが可能な音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置および音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法に関するものである。
省エネルギーおよび長寿命であることから、LED(Light Emitting Diode)照明が普及しており、LEDを用いた照明は数多く提案されている。これらの照明装置としては、照明装置の枠体の内部に、照明装置の照度向上や光拡散の目的で光反射板を配置し、光を拡散反射させて照射するものがある。
例えば、表面に未発泡層を有する樹脂発泡体を、所定の形状に成形し、反射板として利用する方法が提案されている。(特許文献1)。
特許文献1は、反射率が高く、光を効率良く拡散させることが可能な大型の照明器具の反射部材用成形体および、この製造方法に関する発明である。特許文献1においては、マイクロ発泡樹脂製の反射部に照射された光の一部は、未発泡層の表面で反射され、一部は、内部の微細気泡の表面で反射する。したがって、反射部の表面で反射される光は、適度に拡散される。
このように、特許文献1の反射部は、所定の性状を有する樹脂発泡体からなるため、極めて高い反射率(具体的には、全反射率が94%以上)を有する。一方、照射された光の一部は、反射部内で拡散されて、外面側に透過する。したがって、透過光も適度に拡散されて反射部の外部に漏れだす。したがって、反射部材用成形体の下部のみでなく、側方に対しても、光を拡散させることができる。
また、マイクロ樹脂発泡シートからなる内側反射板と外側反射板を用い、内側反射板を、外側反射板の内部に配置して2重構造の枠体を形成する方法がある(特許文献2)。
特許文献2では、内側反射板の表面側は反射板として機能する。したがって、内側反射板の表面側と開口部との間に、第1の導光空間が形成される。同様に、内側反射板の裏面側と外側反射板の表面側が反射板として機能する。したがって、内側反射板の裏面側と、外側反射板の表面側との間に、第2の導光空間が形成される。このように、特許文献2では、2つの導光空間からそれぞれ光を取り出すことができる。
また、ボイスコイルと、ボイスコイルを挟む2層の接着層と、接着層とは反対側のボイスコイルに貼り合わされた2層の基材からなる平面スピーカ用音響振動板等が提案されている(特許文献3)。
特許文献3では、振動板の基材として所定の気泡径を有するマイクロ発泡樹脂が用いられる。この平面スピーカは、複数のボイスコイルを所定の配列(隣り合う磁極面が互いに反対になるような配列)で配置して熱硬化樹脂中にコイルを埋めて固定したものである。特許文献3は、従来の平面スピーカの渦巻状ボイスコイルの線状導体の温度が上昇し、粘着剤のタック性が低下して、渦巻状ボイスコイルがシート基材または絶縁性ベースフィルムから剥離し、異音が発生するという課題を解決するものである。
また、結晶性熱可塑性合成樹脂でスピーカ用振動板形状を形成後、非反応ガスを加圧下で浸透させ、次いで圧力を開放した後、これを合成樹脂の軟化温度以上、溶融温度以下の温度に加熱して発泡させてスピーカ用振動板を作製するスピーカ用振動板の製造方法が提案されている(特許文献4)。
特許文献4によれば、発泡状態が均質で低密度、高剛性・軽量の優れた音響機器に用いられるスピーカのスピーカ用振動板を得ることができる。このスピーカは、マグネットを用いた磁気回路が形成されたもので、振動板以外に、フレームや磁気回路部材としてのマグネット、ボイスコイル、ダンパー等を設けるものであり、振動板とは、別体に設けたボイスコイルを上下動可能に支持するダンパーを有しているものである。外部からの音響信号がボイスコイルのコイル部に入力されると、この音響信号に応じてボイスコイルが軸方向に動き、これによりスピーカ用振動板を駆動して音響を発するものである。
また、ボイスコイルの支持具にLED光源が配置され、ボイスコイルの振動により発生した磁界により、ボイスコイルの振動によって誘起された誘導電流を誘導コイルに流すことで、LED光源を点滅させる装置が提案されている(特許文献5)。
特許文献5におけるスピーカは、再生音の高低に応動してLED光源が点滅して、聴衆の趣味感を満足せしめるのである。なお、特許文献5は、照明装置に関するものでなく、振動の音圧の変動により伴って点滅するLED光源の点滅を楽しむインディケータ機能としてLED光源を利用したものである。
また、光源ユニットと、所定の回路を搭載した回路基板と、光源ユニット及び回路への電力の供給に用いられる口金と、光源ユニットを覆う透光性カバーと、回路基板を囲む外郭部と、光源ユニットと熱的に接続される放熱性の金属筐体部とを有する電球型光源装置が提案されている(特許文献6)。
特許文献6の電球型光源装置は、さらにスピーカを駆動するスピーカ駆動回路を搭載したスピーカ駆動基板を含む。また、特許文献6の電球型光源装置は、所定の回路との熱的な接続のために外郭部から回路基板へ向けて突出する突出部が、スピーカ駆動基板に向けて突出する。
また、振動板に圧電素子を貼り付けた圧電振動子の周辺部が発泡樹脂または低密度カーボンからなる圧電音響装置が提案されている(特許文献7)。
特許文献7の圧電音響装置は、振動板に圧電素子を貼り付けた圧電振動子の周辺部が周辺部材で支持されている。圧電振動子の周辺部が支持部材を介して周辺部材に支持されており、圧電素子、振動板、支持部材及び周辺部材を構成する材質の密度が、圧電素子、振動板、支持部材及び周辺部材の順で大きくなる。
また、圧電材料と一対の対向する電極により構成される圧電素子と、振動部材と、高分子化合物成分を少なくとも有する固定部材とからなる塵埃除去装置の発明が提案されている(特許文献8)。
特許文献8では、カメラなどの基体に搭載する圧電材料の第一の強誘電結晶相から第二の強誘電結晶相への相転移温度Tが−60℃≦T≦−5℃である旨が開示されている。
また、緩衝部材の外周部をハウジングとの間で挟持するカバーによって、振動検出体が覆われるノッキング検出装置が提案されている(特許文献9)。
特許文献9のノッキング検出装置は、振動体との反接触面側に突起部を有するハウジングと、圧電素子とこの圧電素子の一端面に接着固定される振動板とからなる。この振動板の反接触面側の突起部に振動検出体が固定される。緩衝部材は、ハウジングの反接触面側に形成される底部と振動板との間に配設される。緩衝部材は、シリコン系発泡樹脂からなる。
特開2013−242345号公報 特許第6014852号公報 特開2006−287924号公報 特開2003−125497号公報 特開2003‐023693号公報 特開2013‐225418号公報 特開2001−339793号公報 特開2013−218259号公報 特開平8−278190号公報
しかし、特許文献1および特許文献2は、単なる照明装置に関するものであり、照明装置から音を発することはできない。
また、特許文献3は、照明装置にスピーカ機能を付与するために、複数のボイスコイルや磁石、ヨーク、フレーム等を使用する必要がある。また、LED光源が取り付けられた基板等の支持構造体と、反射板とが別体であるため、部品点数が多くなり、構造が複雑化するという問題がある。
また、特許文献4は、マグネットを使用した磁気回路と、ボイスコイル、ダンパー、振動板を必要とするものである。このため、照明装置が大型化するという問題がある。
また、特許文献5の照明装置は、磁石とボイスコイル及び振動板を用いた動電直接放射型スピーカの振動板とは別に、LED光源を独立して配置するものである。このため、装置の小型化が困難である。また、LED光源は、瞬間的に点滅するだけであるため、照明装置として使用することはできない。また、圧電素子を、音振動板を兼ねる光反射板に貼り付けたものではない。
また、特許文献6は、照明装置の一部にスピーカを設けるものであるが、スピーカ部分からは光を取り出すことができず、照明装置とスピーカの振動板が一体でなく、光反射板として、マイクロ発泡樹脂板を用いて、音振動板を兼ねる光反射板に貼り付けたものではない。
また、特許文献7は、圧電音響装置に関するものであるが、これを照明装置として使用することはできない。同様に、特許文献8は、塵埃除去装置に関するものであるが、これを照明装置として使用することはできない。同様に、特許文献9は、ノッキング検出装置に関するものであるが、これを照明装置として使用することはできない。以上のように、これまでは、マイクロ発泡樹脂製の光反射板そのものを、照明装置の音響振動板として用いることで、音響振動板を兼ねる光反射板とすることは、音響振動の光反射特性への影響などを考慮して行われることはなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で小型であり、均一に光を照射することが可能であるとともに、光反射板が音響振動した際にも、照明装置のちらつきを抑制可能な光反射板を用いた小型軽量な音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置および音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために、第1の発明は、外側反射板と、内側反射板、光透過部材、第1のLED光源、第2のLED光源、振動アクチュエータからなるLED照明装置においてイクロ発泡樹脂製の前記外側反射板と、前記外側反射板の内部に配置される、マイクロ発泡樹脂製の前記内側反射板と、からなる一対のマイクロ発泡樹脂板を具備し、前記マイクロ発泡樹脂製の外側反射板と前記内側反射板はともに波長450nm〜650nmの可視光領域における酸化アルミニウム標準板に対する光の拡散反射率が90%以上であり、前記外側反射板および前記内側反射板は、それぞれ、上部に設けた開口部と、前記開口部から下方に向けて窪み部が形成され、前記内側反射板と前記外側反射板の前記窪み部は、互いに離間して対向し、第1のLED光源が、前記内側反射板の前記窪み部の表面に配置され、第2のLED光源が前記外側反射板の前記窪み部の表面または前記内側反射板の前記窪み部の裏面に配置され、前記内側反射板の前記開口部を覆う光透過部材と、前記内側反射板の前記開口部の周囲であって、前記内側反射板と前記外側反射板の間の前記開口部を覆う光透過部材からそれぞれ光が取り出され、振動アクチュエータが、前記内側反射板の裏面または前記外側反射板の表面であって、前記第2のLED光源と異なる位置、若しくは前記外側反射板の裏面に配置されることを特徴とする音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置であってもよい。
ここで、第2のLED光源と振動アクチュエータは、ともに、前記外側反射板の前記窪み部の表面または前記内側反射板の前記窪み部の裏面に配置することが可能であるが、前記第2のLED光源と振動アクチュエータは異なる反射板に配置することも、同一の反射板の異なる位置に配置することも可能であるまた、振動アクチュエータとしては、圧電素子を設けることができる。また、振動アクチュエータは、外側反射板の前記窪み部の裏面に設けることができる。
この場合、前記第1のLED光源が、前記内側反射板の表面に配置され、前記第2のLED光源が前記内側反射板の裏面に配置され、前記振動アクチュエータが、前記外側反射板の表面または裏面に配置されてもよい。
前記内側反射板と前記外側反射板の前記窪み部の互いの対向面が、所定の距離だけ離間して対向し、前記振動アクチュエータは、前記内側反射板または前記外側反射板の略中央の平坦部に配置されてもよい。
前記第1のLED光源、前記第2のLED光源または前記振動アクチュエータの配線の少なくとも一部が、前記マイクロ発泡樹脂板に沿って配置されてもよい。前記配線の少なくとも一部が前記マイクロ発泡樹脂板に沿って配線されたとしても、マイクロ発泡樹脂板の光反射率が高いので、反射板全体としての反射率に大きな影響はない。
前記内側反射板および前記外側反射板のそれぞれの前記窪み部は、上方が開口した曲面部により形成される形状、または前記開口部から下方に向けて形成された壁部を有し、前記壁部と上方が開口した曲面部により形成される形状、上方が開口した略逆角錐台状、略逆円錐台状または略直方体形状のいずれかの形状である。前記内側反射板の前記窪み部と、前記外側反射板の前記窪み部とが略相似形であってもよい。
また、マイクロ発泡樹脂板に窪み部を形成することで、光を複数回拡散反射させることが可能な導光空間を形成することができる。さらに、振動アクチュエータを窪み部に設けることで、平板に振動アクチュエータを設ける場合に比べて、スピーカに指向性を付与することができる。ここで、窪み部の形成により、窪み部が形成する導光空間内での多数回の拡散反射を行うことができる。このため、光反射板による拡散反射により光を均一化することができる。また、窪み部の形成により、反射光の照射領域の中心とスピーカの指向性が最も強い領域とを略一致させることが可能になる。
前記マイクロ発泡樹脂板は、波長450nm〜650nmの可視光領域における酸化アルミニウム標準板に対する光の拡散反射率と全反射率がともに90%以上であるとともに、前記可視光領域における拡散反射率と全反射率の波長依存性が±2%以内であることが望ましい。
前記第1のLED光源は、白色または昼光色のLED光源であり、前記第2のLED光源は、着色LED光源であってもよい。さらに可視光領域における拡散反射率と全反射率の波長依存性が±2%以内であるため、第2のLED光源に着色LED光源を用いたとしても、加飾性を向上させるとともに光を効率よく取り出すことができる。
ここで、前記マイクロ発泡樹脂板の、前記振動アクチュエータが貼り付けられた部分及びその近傍の板厚が、前記マイクロ発泡樹脂板の外周部の板厚より薄く形成されていても良い。振動アクチュエータが貼り付けられた部分とその近傍のマイクロ発泡樹脂板の板厚が薄く形成されることで、外部から駆動する時に少ない電力で光反射板を振動させることができるとともに、振動板としての剛性を高く保つことができる。なお、振動アクチュエータが貼り付けられていない光反射板の板厚を前記のようにしなくても良い。
前記マイクロ発泡樹脂板の窪み部の板厚は、光反射特性と音響特性のバランスを考慮すると、0.3mm〜0.8mmの範囲にあることが望ましい。
また、第発明において、前記LED照明装置は、室内照明用、自動車、鉄道車輌、航空機の照明用のLED照明装置であってもよい。
の発明によれば、スピーカ機能を具備し、高い反射率を有するLED照明装置を得ることができる。この際、光反射板に直接振動アクチュエータが設置されるため、コンパクトで軽量なLED照明装置を得ることができる。第の発明のLED照明装置は、光反射板の光の拡散反射率が90%以上であるため、均一な光を取り出すことができると同時に、拡散反射率が高いことで、スピーカを使用時にも、光のちらつきを抑制するスピーカ一体型LED照明装置を実現することができる。
ここで、スピーカのちらつきについて詳述する。スピーカ使用時の振動により、音響振動板を兼ねる光反射板は、振動することとなる。この際、例えば、正反射率が高い金属製の光反射板等を用いると、光反射板の細かな振動に伴う反射板表面の輝度分布の時間的空間的な変動が生じることより、光の反射方向や光の反射強度の変化による光のちらつきが生じるおそれがある。
これに対し、本発明では、光反射板がマイクロ発泡樹脂製であるため、極めて高い拡散反射率を有する。すなわち、光の入射方向に対する反射方向の分布が、従来の金属板等と比較してなだらかになる。このため、光反射板が振動しても、反射板表面での輝度分布が時間的空間的な変動が生じることよる光の反射方向や反射強度の変化が生じにくい。この結果、振動時の反射光のちらつきを少なくすることができる。このように、振動による照明のちらつきを防止することができるため、光反射板を振動板として利用することが可能となり、小型軽量で、スピーカ一体型のスピーカ付き照明装置を得ることができる。ここで、このちらつきは、スピーカ一に印加する電圧の値が高く、音圧レベルが高いほど、大きくなる。
また、窪み部の上部の開口部が光透過部材で覆われれば、照明装置内部への異物の侵入などを抑制することができる。
また、LED光源を窪み部の壁部に設け、振動アクチュエータを窪み部の略中央の平坦部に設けることで、LED光源と振動アクチュエータとを離して配置することができる。このように、光反射板の振動アクチュエータを貼付ける位置から所定距離離れた位置にLED光源を配置することで、LED光源による振動特性への影響を避けることができる。このため、LED光源の重量が重畳されることによる光反射板の振動への影響を少なくすることができる。このため、音響特性の劣化を低減することができる。
さらに、LED光源を振動アクチュエータの位置から離すことで、LED光源の設置部におけるLED発光素子と配線接続部のはんだ接続部の緩みや強度低下を防止することができる。このため、耐久性に優れたスピーカ一体型のスピーカ付きLED照明装置を得ることができる。
また、LED光源または振動アクチュエータの配線の少なくとも一部が、マイクロ発泡樹脂板に沿って配置されれば、配線等による光の影が形成されることを抑制することができるが、マイクロ発泡樹脂板の光反射率が高いので、反射板全体としての反射率に大きな影響はない。
また、窪み部の形状としては、上方が開口した曲面部により形成される形状、または光透過部材に対して略垂直な壁部と、上方が開口した曲面部により形成される形状、上方が開口した略逆角錐台状、略逆円錐台状または略直方体形状のいずれかの形状とを具備するような種々の形状に適用することができる。
また、光の拡散反射率が90%以上であれば、光反射率が高いので、開口部からほぼ均一な光を取り出すことができる。
また、特に、内側反射板と外側反射板の窪み部が互いに離間して対向するため、内側反射板の表面側と裏面側に、互いに独立した導光空間を形成することができる。すなわち、内側反射板の表面側で光を拡散反射させることで、内側反射板の開口部からの光を均一にできるとともに、内側反射板の裏面側と外側反射板の表面側で光を拡散反射させることで、内側反射板と外側反射板の間の開口部からの光を均一にできる。
ここで、第の発明のLED照明装置は、内側反射板と外側反射板ともに、光の拡散反射率が90%以上であるため、均一な光を取り出すことができると同時に、拡散反射率が高いことで、スピーカの使用時にも、光のちらつきを抑制するスピーカ一体型LED照明装置を実現することができる。さらに、第1のLED光源が内側反射板の表面に配置され、振動アクチュエータが内側反射板または外側反射板の窪み部に配置されることで、スピーカの指向性が最も強い領域と、内側反射板の反射光の照射領域の中心を略一致させることが可能になる。
この際、内側反射板と外側反射板としてそれぞれマイクロ発泡樹脂板を用いることで、効率よく光を拡散反射することができる。このため、光の吸収が少なく且つ照度を均一にして取り出すことができる。このように、内側反射板と外側反射板とを重ねた複数層構造とすることで、それぞれの空間から、別々に光を取り出すことができ、LED照明装置を小型軽量化することができる。
この際、第1のLED光源を内側反射板の表面に配置し、第2のLED光源を内側反射板の裏面に配置し、振動アクチュエータを外側反射板の裏面に配置することで、振動アクチュエータと第1のLED光源および第2のLED光源とを、別々の反射板上に配置することができる。このため、各LED光源による振動特性への影響を避けることができ、LED光源の重量が重畳されることによる光反射板の振動への影響を少なくすることができる。これにより、音響特性の劣化を防止することができる。
また、振動アクチュエータが、内側反射板または外側反射板の略中央の平坦部に配置されれば、振動アクチュエータを確実に内側反射板または外側反射板に接合することができるとともに、効率よく、内側反射板または外側反射板を振動させることができる。
また、第1のLED光源、第2のLED光源または振動アクチュエータの配線の少なくとも一部が、マイクロ発泡樹脂板に沿って配置されれば、配線等による光の影が形成されることを抑制することができるが、マイクロ発泡樹脂板の光反射率が高いので、反射板全体としての反射率に大きな影響はない。
また、内側反射板および外側反射板のそれぞれの窪み部が、所定の形状で形成され、内側反射板の窪み部と外側反射板の窪み部とが略相似形であれば、内側反射板と外側反射板との隙間を確実に確保し、光を取り出すことができる。
また、この場合でも、内側反射板および外側反射板ともに、光の拡散反射率が90%以上であれば、光反射率が高いので、それぞれの開口部から、ほぼ均一な光を取り出すことができる。
また、第1のLED光源を白色または昼光色のLED光源とすることで、第1のLED光源からの光を実用照明として利用することができる。また、第2のLED光源を着色LED光源とすることで、第2のLED光源からの光を、例えば加飾用の照明として利用することができる。ここで、波長450nm〜650nmの可視光領域における酸化アルミニウム標準板に対する光の拡散反射率と全反射率がともに90%以上で、さらに可視光領域における拡散反射率と全反射率の波長依存性が±2%以内であるため、第2のLED光源を加飾照明として、着色光を用いたとしても、第2のLED光源からの光を効率よく取り出すことができる。
このような、第の発明に係る照明装置は、特に、室内照明用、自動車、鉄道車輌、航空機の照明用のLED照明装置に好適である。
の発明は、第の発明に係るLED照明装置を用い、携帯情報機器から無線で送信された音声信号または音楽信号を受信機で受信し、前記音声信号または音楽信号を増幅器または増幅回路で増幅して、前記受信機、前記増幅器または前記増幅回路と前記振動アクチュエータを配線で繋ぐことで、前記振動アクチュエータを振動させて、前記振動アクチュエータが配置された前記マイクロ発泡樹脂板を音響振動させて音声または音楽を取り出すことを特徴とする音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法である。
また、第の発明は、第の発明に係るLED照明装置を用い、情報端末と増幅器または増幅回路を配線で繋いで、前記情報端末から送信された音声信号または音楽信号を前記増幅器または前記増幅回路で増幅して、前記増幅器または前記増幅回路と前記振動アクチュエータを配線で繋ぐことで、前記振動アクチュエータを振動させて、前記振動アクチュエータが配置された前記マイクロ発泡樹脂板を音響振動させて音声または音楽を取り出すことを特徴とする音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法である。ここでは、情報端末と増幅器または増幅回路を直接配線により接続することができるので、家庭内や施設内の所定の位置に固定して使用するのに適する。
の発明によれば、情報端末から音声信号または音楽信号をLED照明装置に送信することで、効率よくLED照明装置から音楽または音声を取り出すことができる。
この際、例えばBlueTooth(登録商標)などの無線で音声信号または音楽信号を送受信することで、情報機器とLED照明装置とを有線で接続する必要がない。
本発明によれば、簡易な構造で小型であり、均一に光を照射することが可能であるとともに、光反射板が音響振動した際にも、照明装置のちらつきを抑制可能な光反射板を用いた小型軽量な音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置および音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法を提供することができる。
光反射板1を示す図。 (a)は光反射板1aを示す図、(b)は光反射板1bを示す図、(c)は光反射板1cを示す図。 照明装置10の斜視図。 照明装置10の断面図であって、図5のA−A線断面図。 (a)は、照明装置10の断面図であって、図5のB−B線断面図、(b)は照明装置10aの断面図。 (a)は、照明装置10bの断面図、(b)は照明装置10cの断面図。 照明装置10dの斜視図。 (a)は、照明装置10dの断面図であって、図7のC−C線断面図、(b)は、照明装置10dの断面図であって、図7のD−D線断面図。 (a)は、照明装置10eの断面図、(b)は、照明装置10fの断面図。 照明装置10gの斜視図。 (a)は、照明装置10gの断面図であって、図10のE−E線断面図、(b)は、照明装置10gの断面図であって、図10のF−F線断面図。 (a)は、照明装置10hの断面図、(b)は、照明装置10iの断面図。
(光反射板)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は光反射板1を示す側面図である。光反射板1は、主に、マイクロ発泡樹脂板3と圧電素子5等からなる。圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の表面に振動アクチュエータとして設けられる。圧電素子5は、例えば、マイクロ発泡樹脂板3の略中央に配置される。
マイクロ発泡樹脂板3は、例えば、平坦な板状の部材であり、マイクロ発泡樹脂シート(多数の微細気泡を有する多孔質部材)から形成される。本発明で用いるマイクロ発泡樹脂シートは、中央に発泡層を有し、両面に非発泡層を有する絶縁性の樹脂シートである。ここで、発泡層とは、発泡により、気泡を生成させた層をいう。
マイクロ発泡樹脂板3の厚さは0.5mm〜1.4mmで、表面の非発泡層の厚さは10〜30μmであることが望ましい。マイクロ発泡樹脂板3の厚みが0.5mm未満であると、光反射板1における光の透過損失が大きくなる。このため、光反射特性から、マイクロ発泡樹脂板3の厚みは、0.5mm〜1.4mmであることが望ましい。
一方、光反射板1を、音響振動板として利用する場合を考慮すると、マイクロ発泡樹脂板3は、高剛性かつ低密度であることが望ましい。また、光反射板1(スピーカ)を小型軽量化するため、振動板の振動時に所定の変位を得るための駆動エネルギーを小さくする必要があり、このためには、マイクロ発泡樹脂板3の厚みは薄い方が望ましい。特に、マイクロ発泡樹脂板3の厚みが薄いと、スピーカの振動板を振動させるための電力を低減できるので、板厚の上限は薄い方が望ましい。一方で、マイクロ発泡樹脂板3の剛性が板厚1.2mm以上では必要以上に大きくなることから、マイクロ発泡樹脂板3の板厚は、0.5mm〜1.2mmの範囲であることが望ましい。
また、マイクロ発泡樹脂板3を成形した反射板は、例えば、後述する窪み部の成形により板厚が減少するため、所定の音圧レベルを得るための圧電素子5に印加する駆動電力をより少なくでき、高温における振動特性に優れる。一方、反射板の光透過損失が増加して、剛性が低下するため、成形後の反射板の板厚は0.4mm〜0.8mmの範囲にすることが望ましいが、成形品の形状によっては、より薄肉になることも考えられるため、成形品の板厚の下限値としては、0.3mmまでは許容するものとする。
また、マイクロ発泡樹脂板3の、圧電素子5が貼り付けられた部分及びその近傍の板厚のみを、マイクロ発泡樹脂板3の外周部の板厚より薄く形成しても良い。圧電素子5が貼り付けられた部分とその近傍のマイクロ発泡樹脂板3の板厚が薄く形成されることで、前述したように、外部から駆動する時に少ない電力でマイクロ発泡樹脂板3を振動させることができる。また、振動板としての剛性を高く保つことができる。
マイクロ発泡樹脂板3は、スピーカの音響振動板として具備すべき、周波数特性に優れることが望ましい。さらにマイクロ発泡樹脂板3は、耐湿性、耐熱性、耐UV性、耐疲労性、耐候性などが優れた性質と、加工が容易であることが望ましい。
また、マイクロ発泡樹脂板3は、密度が極めて小さいので高調波歪みは極めて小さい。また、マイクロ発泡樹脂板3は、低密度のため光反射板1を軽量化することが可能である。また、マイクロ発泡樹脂板3を音響振動板として利用した際の、再生音圧特性(音圧レベル)が良好である。ここで、マイクロ発泡樹脂板3の平均気泡径は、20μm以下であることが望ましく、さらに望ましくは、10μm以下である。
ここで、平均気泡径が小さすぎると、光の透過度が高くなり反射率が低下する。また、平均気泡径が大きすぎると拡散反射率が低下するため、平均気泡径は0.2μmから20μm以下とする必要がある。さらに平均気泡径は0.5μmから10μmであることが好ましい。
波長450nm〜650nmの可視光領域における、マイクロ発泡樹脂板3の光学特性として、酸化アルミニウム標準板を用いた時の光反射率は、全反射率が90%以上、拡散反射率が90%以上を満たし、反射率の波長依存性が±2%以下の範囲内にあることが望ましい。全反射率、拡散反射率ともに、好ましくは95%以上を満足できる。
ここで、マイクロ発泡樹脂板3は、絶縁性を有し、その体積固有抵抗は1012Ω〜1017Ωであることが望ましい。この範囲であれば、絶縁性についても十分確保することができる。
なお、マイクロ発泡樹脂板3は、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、PC樹脂(ポリカーボネート樹脂)、難燃PC樹脂、アクリル系樹脂、難燃アクリル系樹脂、PMMA樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)の少なくともいずれかから構成することが好ましい。上記の他、マイクロ発泡樹脂板3には、シクロオレフィンポリマー、ポリアクリロニトリルなどのアクリル樹脂に難燃性を持たせた透明樹脂を使用することもできる。また、使う場所や用途により帯電防止、難燃性付与、耐紫外線のコーティングなどの処理がされたマイクロ発泡樹脂板3を使用しても良い。
圧電素子5は、圧電材料によって構成された素子である。圧電材料は、表面に応力を加えると、材料の表面に正と負の電荷が生じる物質である。このような材料の分極した電荷により、応力に応じ、その表裏から電圧を取り出すことができる。また、このような材料に電圧を加えると、材料に歪みが発生する。すなわち、このような材料に電気信号を加えると、機械的な振動を取り出すことができる。このような機械的な圧力と電気の相互変換作用を示す現象を圧電効果といい、圧電効果を示す材料を圧電材料という。
圧電効果には、対称中心を持たない結晶に応力を加えた際に、応力に比例した誘電分極が発生し、その両端面に正負の電荷が現われる圧電正効果と、結晶に電界を加えた際に、電界に比例した歪みを生じ、機械的応力を発生させて、振動板を振動させる圧電逆効果がある。本発明は圧電逆効果を利用したものである。
このような、圧電材料には水晶、セラミックス材料、高分子材料などがあるが、良く使用されている圧電材料には、PZT(チタン酸ジルコン酸塩)、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウムなどがある。高分子材料としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)がある。
圧電素子5(圧電材料)に電気パルスを加えると、機械的な伸縮により音波が発生し、電極板の両面の方向に音波が発生される。このため、電極板の一方向にのみ音波を発生させる場合には、振動子の片側にバッキング材を貼付けて一方からのみ音波を取り出すこともできる。本発明では、バッキング材を貼付ける必要はない。例えば、村田製作所製の圧電ダイナミックスピーカは、短冊型形状音響振動板を使用したことにより、0.5〜1.2mmと超薄型形状である。
ここで、圧電素子としては、ユニモルフ型、バイモルフ型、積層型などがある。ユニモルフ型は、薄手の圧電素子と金属板を貼り合わせた構造である。圧電素子が面内で伸び縮みすると貼り合わせた金属板の寸法はそのままであるため反りが生ずる。圧電素子に加える電圧により発生する振動や変位を利用する。
また、バイモルフ型は、2枚の圧電素子を貼り合わせた構造であり、比較的大き目の変位を得る場合に用いられる。2枚の圧電素子のそれぞれに差動的な電圧を加えると、伸縮方向が反対になるため反りが生ずる。また、積層型は、多数の圧電素子を重ねて棒状にしたもので、厚み方向の変位を利用するものである。
本実施形態の圧電素子5は、圧電材量を2枚の電極で挟んだ素子を基本構造とするもので、薄手の圧電素子と金属板を貼り合わせた構造である。圧電素子5が面内で伸び縮みすると、貼り合わせた金属板の寸法はそのままであるため反りが生ずる。圧電素子5に加える電圧によって発生する振動を利用して音に変換することができる。この際、電極に信号電圧を加える場合の印加する電圧の大きさで、圧電素子5の歪みの大きさが変わることで、音圧レベルを変えることができる。通常、圧電材料を上部電極と下部電極では挟んだ構造とすることで、圧電素子5が構成され、圧電素子5の電極から圧電材料に電流が印加される。このとき、照明装置用光反射板1は、拡散反射率が90%以上と高いので、振動による反射板の輝度の時間的空間的分布の変化による揺らぎが原因で起こる反射光の反射方向や反射強度の変化に起因するちらつきを抑制することができる。
圧電素子5を駆動すると、圧電素子5によってマイクロ発泡樹脂板3が振動し、マイクロ発泡樹脂板3が、音響振動板として機能する。すなわち、光反射板1を、表面に高い光反射特性を有するスピーカとして機能させることができる。
なお、光反射板1には、直接LED光源が配置されていない。このため、光反射板1を照明装置として使用する際には、別途LED光源を、光反射板1に光が入射可能な位置、あるいは光反射板1と対向する位置に配置する必要がある。
これに対し、図2(a)に示す光反射板1aのように、マイクロ発泡樹脂板3にLED光源7を配置してもよい。光反射板1aは、マイクロ発泡樹脂板3に対して、圧電素子5とLED光源7とが別々の面に設けられる。この際、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の略中央に配置され、LED光源7は、圧電素子5から離れた位置に配置される。
同様に、図2(b)に示す光反射板1bのように、マイクロ発泡樹脂板3に対して、圧電素子5とLED光源7とを同一の面に設けてもよい。この場合でも、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の略中央に配置され、LED光源7は、圧電素子5から離れた位置に配置されることが好ましい。
また、図2(c)に示す光反射板1cのように、マイクロ発泡樹脂板3に対して、圧電素子5とLED光源7とを逆側の面であって、対応する同一の位置に配置してもよい。このように、マイクロ発泡樹脂板3の表面に圧電素子5が配置され、マイクロ発泡樹脂板3の表面または裏面の少なくとも一方に、LED光源7が配置されてもよい。
また、光反射板1、1a、1b、1cは、全て板状の平坦なマイクロ発泡樹脂板3を用いた例を示すが、本発明はこれに限られない。例えば、マイクロ発泡樹脂板3に窪み部を形成してもよい。窪み部は、全体として曲面形状に形成しても良いし、曲面形状の一部に平坦部を有していてもよい。詳細は後述するが、この窪み部は、上方が開口した曲面部により形成される形状、または壁部と、上方が開口した曲面部により形成される形状、上方が開口した略逆角錐台状、略逆円錐台状または略直方体形状のいずれかの形状とを具備してもよい。
(照明装置)
(第1の実施形態)
次に、前述したような光反射板を具備する照明装置について説明する。図3は照明装置10を示す斜視図である。また、図4、図5(a)は、照明装置10の断面図であり、図4は、図3のA−A線断面図、図5(a)は、図3のB−B線断面図である。
照明装置10は、主に、光反射板1d、光透過部材11、スイッチ13等から構成される。光反射板1dは、光反射板1aとほぼ同様である。すなわち、光反射板1dは、マイクロ発泡樹脂板3に対して、圧電素子5とLED光源7とが別々の面に設けられる。ここで、マイクロ発泡樹脂板3の外側の面(図中下方)を裏面とし、内側の面(図中上方)を表面とする。したがって、照明装置10は、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の裏面に配置され、LED光源7は、マイクロ発泡樹脂板3の表面に配置される。
光反射板1dを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。すなわち、光反射板1dの窪み部23の形状は、全体が湾曲した形状であり、窪み部23の上部が開口部25となる。圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の窪み部23の略中央に配置され、LED光源7は、圧電素子5から離れた位置に配置される。
開口部25は、光透過部材11で覆われる。すなわち、LED光源7からの光は、開口部25から光透過部材11を介して外部に取り出される。
ここで、光透過部材11の材質としては、例えば、透明または半透明のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂やポリカーボネート(PC)樹脂、ガラス、ポリエステル製の樹脂シートである。また、光透過部材11は、着色フィルムが貼り付けられた透明な樹脂材料やガラス材料であってもよい。たとえば、着色フィルムは、透明なポリエステル製のフィルムであっても良い。
また、光透過部材11の材質として、半透明な乳白色のアクリル板を用いることもできる。また、光透過部材11に、透明な樹脂の表面に微小凹凸形状を有するプリズムシート等を貼り付けて光反射機能を付与した光拡散層を設けてもよい。また、光透過部材11として、光を拡散させて透過するプリズム状や凸レンズ状の多数の突起を表面に設けたレンズ構造を有する成形部材を使っても良い。
光透過部材11の縁部近傍には、基板15が配置される。基板15は、LED光源7や圧電素子5を制御する制御基板であり、例えばガラエポ基板などのリジット基板である。
基板15には、基板上の回路によってスイッチ13が繋がれる。なお、基板15の回路とスイッチ13は、直接接続されてもよく、基板15とスイッチ13の端子とを配線によって接続してもよい。光透過部材11上には、スイッチ13の操作部が露出する。なお、スイッチ13としては、光透過部材11上に接触式の静電容量スイッチを設けてもよい。
また、基板15には端子19が接続され、端子19が、光透過部材11の端部近傍を貫通して外部に露出する。また、基板15には、配線17によって、LED光源7と圧電素子5とが接続される。スイッチ13を操作することで、LED光源7を点灯・消灯させ、圧電素子5のオンオフを切り替えることができる。
なお、LED光源7と基板15とを接続する配線17または圧電素子5と基板15とを接続する配線17の少なくとも一部は、マイクロ発泡樹脂板3に沿って配置されることが望ましい。このようにすることで、配線17の影による影響を抑制することができる。
以上、本実施形態の照明装置10によれば、光反射板1dにLED光源7と圧電素子5が直接配置されるため、LED光源7用の支持部材や、圧電素子5用の振動板を別体で設置する必要がない。このため、部品点数を抑え、小型の照明装置を得ることができる。
また、マイクロ発泡樹脂板3を用いることで、軽量であり、強度も強くなるので複雑な形状にも対応可能で、効率良く光を拡散反射させることができる。したがって、効率よく、均一に光を取り出すことができる。特に、光反射板1dにマイクロ発泡樹脂板3を用いることで、光反射率を高くできることから、光反射回数が多少異なっても、開口部25から取出される光の照度は、部位によらずあまり変わることがない。
また、マイクロ発泡樹脂板3は、十分な剛性を有するため、圧電素子5による音響振動板としても十分に機能を発揮することができる。このため、照明装置10から、音楽や音声等を発生させることができる。
ここで、LED光源7からの光は、マイクロ発泡樹脂板3の表面で反射することで外部に取り出される。したがって、マイクロ発泡樹脂板3が圧電素子5によって振動すると、反射光の方向が微小に変化するおそれがある。例えば、金属板を鏡面加工した様な反射板を用いると、光はほとんど正反射して、拡散反射はほとんど生じない。この場合において、一定の位置から光を照射し、反射板を振動させると、光の反射光の方向が振動によって変動するため、光のちらつきの要因となる。
これに対し、マイクロ発泡樹脂板3は、拡散反射率が90%以上と高く、入射光に対する反射光の方向分布が、前述した従来の反射板と比較してなだらかであり、方向によらず略一定の反射光を得ることができる。このため、マイクロ発泡樹脂板3の振動により反射板が変位しても、反射光の方向の変動が小さく、光のちらつきを抑制することができる。このため、マイクロ発泡樹脂板3に直接LED光源7と圧電素子5を配置することができ、装置を小型軽量化することができる。
なお、本発明の照明装置10は、室内照明用、誘導照明用または自動車、鉄道車輌、航空機の照明用の照明装置に特に好適である。例えば、クルマの室内ランプ(車両の天井照明)として使用した場合、室内を照らすことができるとともに、照明装置から音楽や音声を流すことができる。また、光反射板に窪み部を設けることで、スピーカからの音声の指向性を強め、所定の方向の音圧を高め、照明装置の照射領域の中心と音圧の高い方向を略一致させることができる。
次に、照明装置について第1の実施形態の別の実施形態を説明する。図5(b)は、照明装置10aを示す断面図である。なお、以下の説明において、照明装置10と同様の機能を奏する構成については、図1〜図5(a)と同一の符号を付し、各実施形態において重複する説明を省略する。
照明装置10aは、照明装置10とほぼ同様の構成であるが、光反射板1eが用いられる点で異なる。光反射板1eは、光反射板1dとほぼ同様の形状を有する。すなわち、光反射板1eを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。
光反射板1eは、マイクロ発泡樹脂板3に対して、圧電素子5とLED光源7とが同一の面に設けられる。すなわち、照明装置10aにおける、圧電素子5とLED光源7は、いずれもマイクロ発泡樹脂板3の表面に配置される。また、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の窪み部23の略中央に配置され、LED光源7は、圧電素子5から離れた位置に配置される。
第1の実施形態の別の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の裏面の任意の位置、またはマイクロ発泡樹脂板3の表面であってLED光源7と異なる位置のいずれかに配置されればよい。
(第2の実施形態)
次に、照明装置について第2の実施形態を説明する。図6(a)は、照明装置10bを示す断面図である。照明装置10bは、照明装置10とほぼ同様の構成であるが、光反射板1fが用いられる点で異なる。光反射板1fは、光反射板1dとほぼ同様の構成であるが、窪み部23の形状が異なる。
光反射板1fを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。窪み部23は、光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24を有する。また、窪み部23の略中央部には、平坦部26が形成される。
LED光源7は、マイクロ発泡樹脂板3の表面であって壁部24に配置される。また、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の裏面であって、窪み部23の略中央の平坦部26に配置される。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、窪み部23の形状は、全体が湾曲した形状である必要はなく、例えば、壁部24を有し、中央部が平坦な窪み部23としてもよい。なお、窪み部23の形状は、図示した例には限られず、例えば、上方が開口した曲面部により形成される形状、または光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24を有し、上方が開口した略逆角錐台状、略逆円錐台状または略直方体形状のいずれかの形状であってもよい。
次に、照明装置について第2の実施形態の別の実施形態を説明する。図6(b)は、照明装置10cを示す断面図である。照明装置10cは、照明装置10bとほぼ同様の構成であるが、光反射板1gが用いられる点で異なる。光反射板1gは、光反射板1fとほぼ同様の構成であるが、圧電素子5の配置が異なる。
光反射板1gは、マイクロ発泡樹脂板3に対して、圧電素子5とLED光源7とが同一の面に設けられる。すなわち、照明装置10cにおける、圧電素子5とLED光源7は、いずれもマイクロ発泡樹脂板3の表面に配置される。なお、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の窪み部23の略中央の平坦部26に配置され、LED光源7は、圧電素子5から離れた壁部24に配置される。
第2の別の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、光反射板の形状によらず、圧電素子5は、マイクロ発泡樹脂板3の裏面の任意の位置、またはマイクロ発泡樹脂板3の表面であってLED光源7と異なる位置のいずれかに配置されればよい。
(第3の実施形態)
次に、照明装置について第3の実施形態を説明する。図7は、照明装置10dを示す斜視図、図8(a)は、図7のC−C線断面図、図8(b)は、図7のD−D線断面図である。照明装置10dは、照明装置10とほぼ同様の構成であるが、一対のマイクロ発泡樹脂板3が設けられる点で異なる。
照明装置10dは、マイクロ発泡樹脂製の外側反射板21aと、マイクロ発泡樹脂製の内側反射板21bとを具備する。内側反射板21bは、外側反射板21aの内部に配置される。すなわち、照明装置10dは、一対のマイクロ発泡樹脂板3を具備する。
なお、本実施形態では、外側反射板21aとして、前述した光反射板1dが用いられる。すなわち、外側反射板21aを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。同様に、内側反射板21bを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25aと、開口部25aから下方に向けて形成された窪み部23aとを有する。
すなわち、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aの形状は、全体が湾曲した形状であり、窪み部23、23aの上部が、それぞれ開口部25、25aとなる。また、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aの互いの対向面は、互いに所定の距離だけ離間して対向する。
なお、内側反射板21bと外側反射板21aは、マイクロ発泡樹脂シートを真空成形やマッチモールド成形などによって、一体で成形することができる。また、内側反射板21bと外側反射板21aを別体で形成し、内側反射板21bと外側反射板21aとを重ね合わせて接続してもよい。
圧電素子5は、外側反射板21aの窪み部23の略中央に配置される。また、第1のLED光源として、内側反射板21bの窪み部23aの表面にはLED光源7aが配置される。また、第2のLED光源として、外側反射板21aの窪み部23の表面にはLED光源7が配置される。すなわち、光反射板1dにおけるLED光源7は、圧電素子5から離れた位置に配置される。なお、圧電素子5の配置は図示した例には限られず、圧電素子5は、外側反射板21aの窪み部23の裏面の任意の位置に配置されてもよく、または、前述したように、外側反射板21aの窪み部23の表面であって、LED光源7と異なる位置に配置されてもよい。このとき、圧電素子5は、外側反射板21aの略中央に配置し、LED光源7は、その他の位置に配置することが望ましい。
なお、この場合でも、LED光源7、7aと基板15とを接続する配線17または圧電素子5と基板15とを接続する配線17の少なくとも一部が、いずれかのマイクロ発泡樹脂板3に沿って配置されることが望ましい。
外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの開口部25、25aは、光透過部材11で覆われる。すなわち、LED光源7aからの光は、内側反射板21bの開口部25aから取り出され、LED光源7からの光は、内側反射板21bの開口部25aの周囲であって、内側反射板21bと外側反射板21aの間の開口部25から取り出される。ここで、照明装置10dは、開口部25、25aが同一方向に向けて形成される。このため、開口部25からの光の出射方向と、開口部25aからの光の出射方向は同一方向となる。
ここで、LED光源7aを、白色または昼光色のLED光源とし、LED光源7を、着色LED光源としてもよい。このようにすることで、LED光源7aからの光を実用照明として利用することができ、LED光源7からの光を、例えば加飾用の照明として利用することができる
スイッチ13は、外側反射板21aのLED光源7および内側反射板21bのLED光源7aを点灯・消灯を切り替えることができる。すなわち、スイッチ13を切り替えることで、開口部25または開口部25aのいずれかから光を取り出すことができる。
なお、スイッチ13によって、LED光源7、7aのいずれか一方のみを点灯させてもよく、一対のLED光源7、7a両方を同時に消灯または点灯することもできる。また、スイッチ13によって、圧電素子5の圧電素子5のオンオフを切り替えることができる。
ここで、LED光源7aが点灯した際には、LED光源7aからの光は、内側反射板21bの表面側で拡散反射を繰り返して、開口部25aから出射する。すなわち、LED光源7aからの光は、内側反射板21bの窪み部23a内で拡散反射して、光透過部材11を介して外部に出射する。
一方、スイッチ13を切り替えて、LED光源7が点灯した際には、LED光源7からの光は、内側反射板21bの裏面側と外側反射板21aの表面側で拡散反射を繰り返して、開口部25から出射する。すなわち、LED光源7からの光は、外側反射板21aの窪み部23と内側反射板21bの窪み部23aとの間で多数回拡散反射して、光透過部材11を介して外部に出射する。
ここで、照明装置10dのように、LED光源7、7aのそれぞれの光が拡散反射する空間を積層構造とすることで、照明装置を小型軽量化することができる。また、LED光源7から開口部25までの距離(拡散反射区間)を長くすることができる。このため、より均一な光を取り出すことができる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、内側反射板21bと外側反射板21aが、互いに離間して重ね合わせられるため、内側反射板21bの表面側と裏面側に、互いに独立した空間を形成することができる。すなわち、内側反射板21bは、その表面と裏面の両方を反射板として機能させることができる。
また、それぞれのLED光源7、7aを切り替えて使用することができるため、それぞれの光を異なる用途や部位を照射するための照明装置として機能させることができる。
なお、照明装置10dにおいては、外側反射板21aが圧電素子5による振動板として機能する。
(第4の実施形態)
次に、照明装置について第4の実施形態を説明する。図9(a)は、照明装置10eの断面図である。照明装置10eは、照明装置10dとほぼ同様の構成であるが、圧電素子5の配置が異なる。
照明装置10eも照明装置10dと同様に、光反射板1dが用いられるが、光反射板1dは、内側反射板21bとして用いられる。すなわち、内側反射板21bを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。同様に、外側反射板21aを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25aと、開口部25aから下方に向けて形成された窪み部23aとを有する。
この場合でも、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aの形状は、全体が湾曲した形状である。また、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aは、互いに所定の距離だけ離間して対向する。なお、照明装置10eでは、窪み部23aが窪み部23の外部に配置される。このため、開口部25aが、光反射板1dの開口部25の外周に形成される。
圧電素子5は、内側反射板21bの裏面であって、窪み部23の略中央に配置される。また、LED光源7は、内側反射板21bの表面に配置される。また、LED光源7aは、外側反射板21aの表面に配置される。したがって、光反射板1eにおけるLED光源7は、圧電素子5から離れた位置に配置される。
また、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの開口部25、25aは、光透過部材11で覆われる。すなわち、LED光源7からの光は、内側反射板21bの開口部25から取り出され、LED光源7aからの光は、内側反射板21bの開口部25の周囲であって、内側反射板21bと外側反射板21aの間の開口部25aから取り出される。この場合でも、開口部25、25aが同一方向に向けて形成されるため、開口部25からの光の出射方向と、開口部25aからの光の出射方向は同一方向となる。
第4の実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、光反射板1dは、外側反射板21aとして利用してもよく、内側反射板21bとして利用してもよい。すなわち、圧電素子5は、外側反射板21aまたは内側反射板21bのいずれかに配置されればよい。
次に、照明装置について第4の実施形態の別の実施形態を説明する。図9(b)は、照明装置10fの断面図である。照明装置10fは、照明装置10dとほぼ同様の構成であるが、LED光源の配置が異なる。
照明装置10fは、光反射板1hが外側反射板21aとして利用される。光反射板1hは、光反射板1dとほぼ同様の形状であるが、LED光源7が設けられない点で異なる。
外側反射板21aを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。同様に、内側反射板21bを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25aと、開口部25aから下方に向けて形成された窪み部23aとを有する。
照明装置10fにおいても、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aの形状は、全体が湾曲した形状であり、窪み部23、23aの上部が、それぞれ開口部25、25aとなる。また、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aは、互いに所定の距離だけ離間して対向する。
圧電素子5は、外側反射板21aの裏面であって、窪み部23の略中央に配置される。また、LED光源7aは、内側反射板21bの表面に配置される。また、LED光源7bは、内側反射板21bの裏面に配置される。すなわち、LED光源7a、7bは、いずれも内側反射板21bに配置され、光反射板1dにおけるLED光源7a、7bは、圧電素子5とは異なるマイクロ発泡樹脂板3に配置される。なお、LED光源7a、7bは、内側反射板21bの略中央の同一位置に配置されてもよく、または、表面と裏面との互いに異なる位置に配置されてもよい。
第4の別の実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、圧電素子5が配置される外側反射板21aにLED光源を配置せず、内側反射板21bの表裏にそれぞれLED光源7a、7bを配置することで、圧電素子5によるLED光源7a、7bへの影響を抑制することができる。また、外側反射板21aを軽量化できるため、圧電素子5によって効率よく外側反射板21aを音響振動させることができる。
(第5の実施形態)
次に、照明装置について第5の実施形態を説明する。図10は、照明装置10gを示す斜視図、図11(a)は、図10のE−E線断面図、図11(b)は、図10のF−F線断面図である。照明装置10gは、照明装置10dとほぼ同様の構成であるが、マイクロ発泡樹脂板3の形状が異なる。
光反射板1iは、外側反射板21aとして利用される。光反射板1iを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25、と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。窪み部23は、光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24を有する。また、外側反射板21aは、窪み部23の壁部24から上方に向かって湾曲形状を有する。
同様に、内側反射板21bを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25aと、開口部25aから下方に向けて形成された窪み部23aとを有する。窪み部23aは、光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24aを有する。また、内側反射板21bは、窪み部23aの壁部24aから上方に向かって湾曲形状を有する。
LED光源7は、外側反射板21aの表面であって壁部24に配置される。また、圧電素子5は、外側反射板21aの裏面であって、窪み部23の略中央の湾曲部に配置される。また、LED光源7aは、内側反射板21bの表面であって壁部24aに配置される。
ここで、内側反射板21bの開口部25aの縁部は、フランジ状に外方に突出する。したがって、内側反射板21bと外側反射板21aの間の開口部25は、上方が内側反射板21bの縁部で覆われる。一方、外側反射板21aの縁部は、内側反射板21bの縁部よりも下方に位置するため、外側反射板21aの窪み部23の上方に形成される開口部25は、照明装置10gの側方に向けて開口することとなる。
なお、この場合でも、開口部25、25aの両者が、開口部25、25aの開口方向に応じて屈曲した光透過部材11によって覆われる。したがって、LED光源7aからの光は、内側反射板21bの開口部25aから取り出され、LED光源7からの光は、内側反射板21bの開口部25aの周囲であって、内側反射板21bと外側反射板21aの間の開口部25から取り出される。ここで、照明装置10gは、開口部25、25aが互いに異なる方向(互いに略垂直な方向)に向けて形成される。このため、開口部25からの光の出射方向と、開口部25aからの光の出射方向は異なる方向となる。
第5の実施形態によれば、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、窪み部23、23aの形状は、全体が湾曲した形状である必要はなく、例えば、壁部24、24aを有してもよい。また、それぞれの開口部25、25aからの光の出射方向は、同一方向でなくてもよい。
(第6の実施形態)
次に、照明装置について第6の実施形態を説明する。図12(a)は、照明装置10hの断面図である。照明装置10hは、照明装置10gとほぼ同様の構成であるが、圧電素子5の配置が異なる。
照明装置10hも照明装置10gと同様に、光反射板1iが用いられるが、光反射板1iは、内側反射板21bとして用いられる。すなわち、内側反射板21bを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。同様に、外側反射板21aを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25aと、開口部25aから下方に向けて形成された窪み部23aとを有する。
この場合でも、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aの形状は、壁部24、24aを有し、残部が湾曲した形状である。また、外側反射板21aと内側反射板21bのそれぞれの窪み部23、23aは、互いに所定の距離だけ離間して対向する。なお、照明装置10hでは、窪み部23aが窪み部23の外部に配置される。このため、開口部25aが、光反射板1dの開口部25の外周に形成される。
また、圧電素子5は、内側反射板21bの裏面であって、窪み部23の略中央に配置される。また、LED光源7は、内側反射板21bの壁部24の表面に配置される。また、LED光源7aは、外側反射板21aの壁部24aの表面に配置される。
この際、内側反射板21bの開口部25の縁部は、フランジ状に外方に突出する。したがって、前述したように、外側反射板21aの窪み部23aの上方に形成される開口部25aは、照明装置10gの側方に向けて開口することとなる。したがって、開口部25からの光の出射方向と、開口部25aからの光の出射方向は異なる方向となる。
第6の実施形態によれば、第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、光反射板1iは、外側反射板21aとして利用してもよく、内側反射板21bとして利用してもよい。すなわち、圧電素子5は、外側反射板21aまたは内側反射板21bのいずれかに配置されればよい。
次に、照明装置について第6の実施形態の別の実施形態について説明する。図12(b)は、照明装置10iの断面図である。照明装置10iは、照明装置10gとほぼ同様の構成であるが、マイクロ発泡樹脂板3の形状と、LED光源の配置が異なる。
照明装置10iは、外側反射板21aとして光反射板1jが用いられる。光反射板1jを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25と、開口部25から下方に向けて形成された窪み部23とを有する。窪み部23は、光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24を有する。また、窪み部23の略中央部には、平坦部26が形成される。壁部24および平坦部26以外の部位は曲面部となる。
同様に、内側反射板21bを構成するマイクロ発泡樹脂板3は、上部に設けられた開口部25aと、開口部25aから下方に向けて形成された窪み部23aとを有する。窪み部23aは、光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24aを有する。また、窪み部23aの略中央部には、平坦部26が形成される。壁部24aおよび平坦部26以外の部位は曲面部となる。
すなわち、内側反射板21bおよび外側反射板21aのそれぞれの窪み部23、23aは、光透過部材11に対して略垂直に下方に向けて形成された壁部24、24aと、上方が開口した曲面部により形成される形状とを有する。なお、内側反射板21bの窪み部23aと、外側反射板21aの窪み部23とは略相似形である。
なお、窪み部23、23aは、壁部24、24aが形成され、上方が開口した略逆角錐台状、略逆円錐台状または略直方体形状のいずれかからなってもよい。
圧電素子5は、外側反射板21aの裏面であって、窪み部23の略中央の平坦部26に配置される。LED光源7bは、内側反射板21bの表面であって窪み部23aの略中央に配置される。LED光源7aは、内側反射板21bの裏面であって窪み部23aの略中央に配置される。すなわち、光反射板1iには、LED光源は配置されない。
なお、LED光源7a、7bは、内側反射板21bの略中央の同一位置に配置されてもよく、または、表面と裏面との互いに異なる位置に配置されてもよい。また、圧電素子5は、内側反射板21bに配置されてもよい。すなわち、圧電素子5は、内側反射板21bまたは外側反射板21aの略中央の平坦部26に配置されればよい。
第6の別の実施形態よれば、第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、窪み部23、23aの形状は、全体が湾曲した形状である必要はなく、例えば、壁部24、24aを有し、中央部が平坦な窪み部23、23aとしてもよい。
(照明装置からの音の取り出し方法)
(第7の実施形態)
次に、照明装置10を用いた場合の、照明装置からの音の取り出し方法について説明する。この発明は、圧電素子を振動アクチュエータとして用いたものである。前述したように、照明装置10は、LED光源7を点灯することで、通常の照明装置として使用することができる。ここで、この発明では、携帯情報機器から、送信された音声信号または音楽信号を受信機で受信して、音声又は音楽を取り出すものである。そのため、振動アクチュエータとこれに接続するため配線を備えている照明装置10以外の全ての照明装置に適用できることは言うまでもない。
また、例えば、この照明装置10を用い、図示を省略した携帯情報機器から、無線で送信された音声信号または音楽信号を、図示を省略した受信機で受信する。受信した音声信号または音楽信号は、図示を省略した増幅器または増幅回路で増幅される。受信機と、増幅器または増幅回路と、振動アクチュエータとしての圧電素子5とを配線17で繋ぐことで、振動アクチュエータとしての圧電素子5を振動させることができる。これにより圧電素子5が配置されたマイクロ発泡樹脂板3が音響振動して、音声または音楽を取り出すことができる。
(第8の実施形態)
なお、照明装置10から音声または音楽を取り出すために、無線を用いなくてもよい。例えば、情報端末と増幅器または増幅回路を配線で繋いでもよい。この場合、情報端末から送信された音声信号または音楽信号を増幅器または増幅回路で増幅する。増幅器または増幅回路と振動アクチュエータとしての圧電素子5を配線17で繋ぐことで、振動アクチュエータとしての圧電素子5を振動させて、圧電素子5が配置されたマイクロ発泡樹脂板3を音響振動させて音声または音楽を取り出してもよい。
なお、無線を用いる場合には、例えば、BlueTooth(登録商標)を使用することができる。BlueTooth(登録商標)は、携帯情報機器などで機器間接続に使われる短距離無線通信技術の一つで、例えば、機器間の距離が10m内であれば壁などの障害物があっても利用することができる。スマートフォンなどの携帯情報機器と照明装置10とをケーブルを使わずに接続し、音声の他音楽等の大容量データを送受信することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、前述した各実施形態はそれぞれ互いに組み合わせることができることは言うまでもない。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1i、1j………光反射板
3………マイクロ発泡樹脂板
5………圧電素子
7、7a、7b………LED光源
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i………照明装置
11………光透過部材
13………スイッチ
15………基板
17………配線
19………端子
21a………外側反射板
21b………内側反射板
23、23a………窪み部
24、24a………壁部
25、25a………開口部
26………平坦部



Claims (12)

  1. 外側反射板と、内側反射板、光透過部材、第1のLED光源、第2のLED光源、振動アクチュエータからなるLED照明装置において、
    マイクロ発泡樹脂製の前記外側反射板と、
    前記外側反射板の内部に配置される、マイクロ発泡樹脂製の前記内側反射板と、からなる一対のマイクロ発泡樹脂板を具備し、
    前記マイクロ発泡樹脂製の外側反射板と前記内側反射板はともに波長450nm〜650nmの可視光領域における酸化アルミニウム標準板に対する光の拡散反射率が90%以上であり、
    前記外側反射板および前記内側反射板は、それぞれ、上部に設けた開口部と、前記開口部から下方に向けて窪み部が形成され、
    前記内側反射板と前記外側反射板の前記窪み部は、互いに離間して対向し、
    第1のLED光源が、前記内側反射板の前記窪み部の表面に配置され、第2のLED光源が前記外側反射板の前記窪み部の表面または前記内側反射板の前記窪み部の裏面に配置され、
    前記内側反射板の前記開口部を覆う光透過部材と、前記内側反射板の前記開口部の周囲であって、前記内側反射板と前記外側反射板の間の前記開口部を覆う光透過部材からそれぞれ光が取り出され、
    振動アクチュエータが、前記内側反射板の裏面または前記外側反射板の表面であって、前記第2のLED光源と異なる位置、若しくは前記外側反射板の裏面に配置されることを特徴とする音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  2. 前記第1のLED光源が、前記内側反射板の表面に配置され、前記第2のLED光源が前記内側反射板の裏面に配置され、
    前記振動アクチュエータが、前記外側反射板の表面または裏面に配置されることを特徴とする請求項1記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  3. 前記内側反射板と前記外側反射板の前記窪み部の互いの対向面が、所定の距離だけ離間して対向し、
    前記振動アクチュエータは、前記内側反射板または前記外側反射板の略中央の平坦部に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  4. 前記内側反射板および前記外側反射板のそれぞれの前記窪み部は、上方が開口した曲面部により形成される形状、または前記開口部から下方に向けて形成された壁部を有し、前記壁部と上方が開口した曲面部により形成される形状、上方が開口した略逆角錐台状、略逆円錐台状または略直方体形状のいずれかの形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  5. 前記内側反射板の前記窪み部と前記外側反射板の前記窪み部とが略相似形であることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  6. 前記第1のLED光源は、白色または昼光色のLED光源であり、前記第2のLED光源は、着色LED光源であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  7. 記第1のLED光源、前記第2のLED光源または前記振動アクチュエータの配線の少なくとも一部が、前記マイクロ発泡樹脂板に沿って配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  8. 前記マイクロ発泡樹脂板の、前記振動アクチュエータが貼り付けられた部分及びその近傍の板厚が、前記マイクロ発泡樹脂板の外周部の板厚より薄く形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  9. 前記マイクロ発泡樹脂板の前記窪み部の板厚は、0.3mm〜0.8mmの範囲にあることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  10. 前記照明装置は、室内照明用、自動車、鉄道車輌、航空機の照明用の照明装置であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の照明装置を用い、携帯情報機器から無線で送信された音声信号または音楽信号を受信機で受信し、前記音声信号または音楽信号を増幅器または増幅回路で増幅して、前記受信機、前記増幅器または前記増幅回路と前記振動アクチュエータを配線で繋ぐことで、前記振動アクチュエータを振動させて、前記振動アクチュエータが配置された前記マイクロ発泡樹脂板を音響振動させて音声または音楽を取り出すことを特徴とする音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法。
  12. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の照明装置を用いて、情報端末と増幅器または増幅回路を配線で繋いで、前記情報端末から送信された音声信号または音楽信号を前記増幅器または前記増幅回路で増幅して、前記増幅器または前記増幅回路と前記振動アクチュエータを配線で繋ぐことで、前記振動アクチュエータを振動させて、前記振動アクチュエータが配置された前記マイクロ発泡樹脂板を音響振動させて音声または音楽を取り出すことを特徴とする音響振動板を兼ねる光反射板を具備するLED照明装置からの音の取り出し方法。
JP2018191622A 2018-10-10 2018-10-10 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法 Active JP6480074B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018191622A JP6480074B1 (ja) 2018-10-10 2018-10-10 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018191622A JP6480074B1 (ja) 2018-10-10 2018-10-10 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016224378A Division JP6479745B2 (ja) 2016-11-17 2016-11-17 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法、ちらつきを抑制することが可能なled照明装置用の音響振動板を兼ねる光反射板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6480074B1 true JP6480074B1 (ja) 2019-03-06
JP2019050577A JP2019050577A (ja) 2019-03-28

Family

ID=65655743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018191622A Active JP6480074B1 (ja) 2018-10-10 2018-10-10 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6480074B1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189464A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Taisei Corp スピーカ機能を有する発光表示パネル及び発光表示装置
JP2012015758A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Nec Casio Mobile Communications Ltd 発振装置、その製造方法、電子機器
CN103827702B (zh) * 2012-08-09 2016-05-25 古河电气工业株式会社 热塑性树脂微细发泡反射片、光反射板、背光面板及发泡反射片的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019050577A (ja) 2019-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080232088A1 (en) Acoustic Light-Emitting Device
US9942640B2 (en) Sound output apparatus, sound output method and image display apparatus
JP6479745B2 (ja) 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法、ちらつきを抑制することが可能なled照明装置用の音響振動板を兼ねる光反射板
CN217543609U (zh) 显示设备
CN212278458U (zh) 一种扬声器
WO2019013216A1 (ja) スピーカ機能付led照明装置、スピーカ機能付led照明装置からの光と音の取出し方法
WO2019073401A1 (en) LOUDSPEAKER DEVICE AND ELECTRIC LIGHTING
EP1345469A1 (en) Loudspeaker system
KR101325678B1 (ko) 초박형 압전 스피커를 포함하는 디스플레이 패널
WO2020248214A1 (zh) 一种屏幕发声装置
JP6480074B1 (ja) 音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置、及び、音響振動板を兼ねる光反射板を具備するled照明装置からの音の取り出し方法
JP4482430B2 (ja) 音響機能付き照明装置
JP2018082352A5 (ja)
CN113727247A (zh) 显示面板及其制备方法、显示装置
CN102143425A (zh) 薄膜型扬声器阵列
US11212620B2 (en) Screen sounding device
JP2004096225A (ja) 圧電発音素子
TW201026102A (en) Flexible luminescent electro-acoustic transducer and electronic device using the same
US20180374465A1 (en) Vibration sounding device
CN118118841A (zh) 一种发声屏幕及投影电视
WO2023123821A1 (zh) 音箱
US11228826B2 (en) Display apparatus
WO2000054552A1 (en) Resonant-mode panel loudspeaker with light emitter
JP2020126813A (ja) 発光装置
CN114286267A (zh) 发声屏幕以及投影电视

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190206

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6480074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350