JP2020126190A - 音響装置 - Google Patents

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薫 成田
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Abstract

【課題】振動板の周辺にマグネット等から発生したパーティクルが付着する問題を防止した音響装置を提供する。【解決手段】音響装置10において、中央部にポール18を保持するボビン20と、ボビン20に巻回されるコイル16と、コイル16の外周を囲むように配置されるマグネット30と、を有する駆動部と、ポール18に対して所定の隙間を開けて対向するように配置される振動板40と、マグネット30の上面に接触する下接触面53と振動板40の下面に接触する上接触面54とを有し、少なくとも一部が振動板40とマグネット30に挟まれるキャップ50と、駆動部、振動板40およびキャップ50を内部に収容するケース60と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、コイルを含む駆動部により振動板を振動させて所定の音を発生させる音響装置に関する。
例えば、時計、カメラ、ビデオカメラ、電子レンジなどの電気製品や自動車等に搭載され、ブザー音などの音声を発生させる音響装置としては、コイルを含む駆動部と、磁性材料を用いた振動板とを含むものがある。このような音響装置は、比較的単純な構造で安定した動作を実現できるとともに、駆動部を適切に制御することにより、多様な音声を発生する構成とすることも可能である。
しかしながら、従来の音響装置では、駆動部において発生するパーティクルが、振動板およびその周辺部材に付着することにより、振動板の振動およびこれに伴う音の発生を阻害する問題が発生する場合がある。特に、脆性が比較的高く磁性を有するフェライトマグネットのような部材から発生するパーティクルは、振動板の周辺に付着する可能性が高く、音響装置の安定した動作を阻害するおそれがある。
実開平5−66696号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、振動板の周辺にマグネット等から発生したパーティクルが付着する問題を防止した音響装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係る音響装置は、
中央部にポールを保持するボビンと、前記ボビンに巻回されるコイルと、前記コイルの外周を囲むように配置されるマグネットと、を有する駆動部と、
前記ポールに対して所定の隙間を開けて対向するように配置される振動板と、
前記マグネットの上面に接触する下接触面と前記振動板の下面に接触する上接触面とを有し、少なくとも一部が前記振動板と前記マグネットに挟まれるキャップと、
前記駆動部、前記振動板および前記キャップを内部に収容するケースと、を有する。
本発明に係る音響装置は、マグネットの上面と振動板の下面に接触し、振動板とマグネットに挟まれるキャップを有する。このようなキャップは、マグネットと振動板とを隔てることにより、マグネットおよびマグネット周辺の部材から生じたパーティクルが、振動板および振動板の周辺部材に付着する問題を防止することができる。
また、例えば、前記キャップは、非磁性であってもよい。
キャップの材質は特に限定されないが、非磁性であることにより、マグネットで生じたパーティクルをキャップ自体が引き寄せたり、キャップ自体にパーティクルが付着したりする問題を防止できるため、振動板周辺へのパーティクルの付着を効果的に防止できる。
また、例えば、前記駆動部は、前記マグネットの下面に対向するヨークを有してもよく、
前記マグネットは、前記キャップと前記ヨークの間に挟まれていてもよく、
音響装置は、前記ボビンと前記ヨークとを接合する樹脂部を有してもよい。
このような音響装置は、マグネットによる磁場を振動板の周辺に集中させて形成することができるとともに、ボビンとヨークとを接合する樹脂部を有することにより、ボビンおよびボビンに巻回されるコイルを、他の部材に対して確実に固定できる。
また、例えば、前記キャップ、前記マグネット、前記ヨークおよび前記ボビンは一体に接合されていてもよい。
キャップ、マグネット、ヨークおよびボビンが一体に接合されていることにより、このような音響装置は、振動板の振動を精度よく制御できる。また、各部材間のがたつきを抑制することで、パーティクルの発生を防止できる。
また、例えば、前記キャップの前記上接触面は、前記振動板の外周縁に接触してもよく、
前記キャップは、前記上接触面と前記下接触面とを有し前記振動板と前記マグネットに挟まれる第1部分を有してもよい。
また、例えば、前記キャップは、前記第1部分と、前記第1部分の内縁部から下方に突出し前記マグネットと前記コイルとの間に延びる第2部分とを有してもよい。
このような第1部分や第2部分を有するキャップは、マグネットの周辺で生じたパーティクルが振動板の周辺に移動する問題をより確実に防止できる。また、このようなキャップを有する音響装置は、信頼性の高い音響装置の動作を実現することができる。
また、例えば、前記ボビンは、前記コイルが巻回されるボビン本体部と、前記ボビン本体部から下方に延びており端子が設けられる端子台部と、を有してもよく、
前記第2部分には、前記コイルから前記端子への配線を通す凹部が形成されていてもよい。
このような音響装置は、第2部分を有するキャップが、コイルの端部と端子との接続部分やマグネットが配置される空間と、コイルや振動板が配置される空間とを効果的に隔てることができる。したがって、このような音響装置は、コイルの端部と端子との接続部分やマグネットで生じたパーティクルが、振動板の周辺に移動する問題をより確実に防止できる。
また、例えば、前記駆動部は、前記マグネットの下面に対向するヨークを有してもよく、
前記マグネットは、前記キャップと前記ヨークの間に挟まれていてもよく、
前記ボビンと前記ヨークとを接合する樹脂部は、前記端子に絡げられており前記コイルへつながる絡げ部には接触しなくてもよい。
樹脂部を、絡げ部とは接触しないように設けることにより、水分などの介在により生じ得る予測困難な絶縁性能の低下を防止することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る音響装置の概略図である。 図2は、図1に示す音響装置の分解斜視図である。 図3は、図1に示す音響装置の断面図である。 図4は、図2に示す音響装置に含まれるボビンと端子とを示す概略斜視図である。 図5は、図4に示すボビンと、ボビンに巻回されたコイル等を示す概略斜視図である。 図6は、図2に示すキャップとボビンと振動板とを組み合わせた状態を表す概略斜視図である。 図7は、図1に示す音響装置の中間組み立て状態を表す概略斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る音響装置10の概略斜視図である。音響装置10は、有底円筒状のケース60を有しており、音響装置10の他の部材は、ケース60の内部に収容されている。ケース60の上底面には貫通孔60aが形成されている。ケース60の下方からは端子70の先端が露出している。
図2は、図1に示す音響装置10の分解斜視図である。なお、図2では、説明の都合上、コイル16や第1樹脂部38など、音響装置10に含まれる一部の部材を図示していない。
図2に示すように、音響装置10は、ケース60、振動板40、キャップ50、ボビン20、端子70、マグネット30、ヨーク34、プレート88及び第2樹脂部89等を有している。また、図2では図示を省略しているが、音響装置10は、図5に示すコイル16、配線82および絡げ部84と、図3に示す第1樹脂部38を有している。
図2に示すように、音響装置10は、振動板40を駆動する駆動部12を有する。駆動部12は、中央部にポール18を保持するボビン20と、ボビン20に巻回されるコイル16(図5参照)と、コイル16の外周を囲むように配置されるマグネット30と、マグネット30の下面30bに対向するヨーク34とを有する。
図3は、図1に示す音響装置10の概略断面図である。図3に示すように、駆動装置12は、図2に示すキャップ50、マグネット、ヨーク34が上下方向に積み重ねられて形成される空間の内部に、ポール18及びコイル16が設けられるボビン20が配置される構造を有する。
図2に示すように、振動板40は、円板状の外形状を有しており、キャップ50の上に設置される。振動板40は、中央部が外周部に比べて肉厚となっているが、振動板40の形状はこれに限定されず、均一な厚さの薄板であってもよい。
図3に示すように、振動板40は、中央の肉厚部分がポール18に対して所定の隙間をあけて対向するように配置されている。振動板40は、鉄、ステンレスなどの磁性材料によって作製されており、駆動部12に含まれるコイル16により制御される電磁力によって振動する。
図3に示すように、振動板40は、肉薄の外周部分で、キャップ50により下方から支持される。また、振動板40周辺には、マグネット30による磁場が形成されているため、コイル16を流れる電流の変化の有無にかかわらず、振動板40は、マグネット30の磁力により、キャップ50に吸着する。図3に示すように、振動板40の下面42は、キャップ50の上接触面54に接触しているが、接着剤などでは固定されていない。振動板40をマグネット30の磁力により保持し、可動する振動板40をキャップ50に対して接着剤等で固定しない構造とすることにより、振動板40を効率的かつ精度良く振動させることができるとともに、耐久性も向上する。
図2及び図3に示すように、キャップ50の第1部分である鍔部52は、マグネット30の上面30aに接触する下接触面53と、振動板40の下面42に接触する上接触面54とを有し、少なくとも一部が、振動板40とマグネット30とによって上下方向に挟まれる。また、キャップ50は、上接触面54と下接触面53とを有し振動板40とマグネット30に挟まれる鍔部52に加えて、鍔部52の内縁部52aから下方に突出する第2部分としての筒部56を有する。図3に示すように、筒部56は、マグネット30とコイル16との間を、コイル16の軸方向(上下方向)に延びている。
図2および図3に示すように、キャップ50における鍔部52が有する上接触面54は、振動板40の外周縁42aより僅かに大きい外径を有するリング状である。したがって、図3に示すように、上接触面54は、外周縁42aに接触する。一方、鍔部52の内縁部52aから下方に突出する筒部56は、マグネット30の下方に配置するヨーク34まで延びている。このような形状により、キャップ50は、振動板40が配置されている空間と、マグネット30が配置されている空間とを、効果的に隔てている。
なお、図2に示すように、キャップ50の筒部56は、下方へ突出する凸部58を有する。図7に示すように、凸部58はヨーク34に形成される挿通孔34bを通っており、凸部58の下端は、ヨーク34より下方に突出している。
キャップ50の材質は特に限定されないが、樹脂などの非磁性材料であることが好ましい。キャップ50が非磁性であることにより、マグネット30から生じた磁気を帯びたパーティクルを、キャップ50自体が引き寄せることを防止できる。また、キャップ50自体に磁気を帯びたパーティクルが付着する問題を防止できるため、マグネット30等から生じたパーティクルが、振動板40周辺へ移動する問題を効果的に防止できる。
図3に示すように、マグネット30は、リング状の形状を有している。図2に示すように、マグネット30は、コイル16の径方向外側に配置されている。また、マグネット30は、キャップ50における鍔部52の下方であって、筒部56の径方向外側に配置されている。
マグネット30の形状は、図2に示すようなリング状に限定されず、円弧状、棒状の複数のマグネットを用いて構成されていてもよい。マグネット30の材質も特に限定されず、フェライト磁石、希土類磁石などが挙げられるが、特に限定されない。
図3に示すように、ヨーク34は、マグネット30およびコイル16の下方に配置される。マグネット30は、上下方向に関して、キャップ50の鍔部52とヨーク34との間に挟まれている。図2に示すように、ヨーク34は円盤状の外形状を有しており、ヨーク34には、ボビン20の端子台部24が通る2つの挿通孔34aと、キャップ50の筒部56における凸部58が通る2つの挿通孔34bとが形成されている。
図2に示すキャップ50、マグネット30およびヨーク34は、一体に接合されている。具体的には、図3に示すように、キャップ50における鍔部52の下接触面53とマグネット30の上面30aとが接着されており、マグネット30の下面30bとヨーク34の上面とが接着されている。また、後述するように、第1樹脂部38(図3参照)がボビン20とヨーク34とを接合しているため、図3に示すキャップ50、マグネット30、ヨーク34およびボビン20は、一体に接合されている。
図3に示すように、ボビン20は、振動板40の下方であって、キャップ50およびマグネット30の径方向内側に配置される。図4は、ボビン20の斜視図である。ボビン20は、コイル16(図5参照)が巻回されるボビン本体部22と、ボビン本体部22から下方に延びており端子70が設けられる端子台部24とを有している。ボビン20としては、たとえばフェノール樹脂などの耐熱特性に優れた樹脂を採用することができるが、特に限定されない。
図4に示すように、ボビン本体部22は中空筒状になっており、ボビン本体部22に形成される中央孔20aには、ポール18が挿入されている。図3に示すように、ポール18の上端は中央孔20aから上方に突出しており、振動板40に対向する。ポール18の下端は、ヨーク34の中央係合部に係合しており、ポール18とヨーク34とは、直接接触している。ポール18の材質としては、たとえば鉄や鉄を含む合金などの軟磁性材料が挙げられるが、これらのみには限定されない。
図5は、図4に示すボビン20と、ボビン20のボビン本体部22に巻回されるコイル16などを示す斜視図である。コイル16は被覆電線などのワイヤをボビン本体部22の外周に巻回して形成される。図5に示すように、コイル16に繋がるワイヤの端部は、コイル16から引き出され、端子70に接続されている。コイル16から引き出されるワイヤは、端子70に絡げられている絡げ部84と、絡げ部84とコイル16とを繋ぐ配線82とを有している。
ボビン20の端子台部24に設けられる2つの端子70は、L字状の外形状を有している。端子70は、端子台部24から水平方向に延びる端子第1部分72と、端子第1部分72の一端に接続しており端子台部24から下方に延びる端子第2部分74とを有する。2つの端子70は同様の形状を有しており、対称に配置されている。図5に示す端子70の断面は矩形であるが、端子70の断面は円形その他の形状であってもよい。端子70の材質としては、たとえば、リン青銅などがあげられるが、特に限定されない。
コイル16に接続する絡げ部84は、端子70の端子第1部分72に設けられている。絡げ部84は、端子第1部分72に溶接される溶接部と、溶接部より端子台部24の近くに配置されており端子第1部分72に溶接されていない非溶接部とを有している。絡げ部84は、端子70に溶接された溶接部分を有するものに限定されず、はんだ付けなど他の方法により端子70に接合されていてもよい。
図2および図6に示すように、キャップ50の筒部56の下縁の一部には、図5に示す配線82を通す凹部57が形成されている。凹部57を形成することにより、凹部57を除く筒部56の下縁を下方に延ばすことができるため、このようなキャップ50は、効果的にマグネット30の配置空間と振動板40との配置空間とを隔てることができる。
図7は、音響装置10におけるキャップ50、マグネット30、ヨーク34、ボビン20などを組み立てた中間組み立て体を、ヨーク34の底部側から見た斜視図である。図3および図7に示されるように、ヨーク34の挿通孔34aおよびその周辺には、ボビン20の端子台部24とヨーク34とを接合する第1樹脂部38が形成されている。第1樹脂部38は、エポキシ樹脂などで構成されるが、これにのみに限定されない。第1樹脂部38は、ヨーク34の挿通孔34bにも形成されていてもよく、第1樹脂部38において挿通孔34bの周辺に形成される部分は、キャップ50における筒部56と凸部58とヨーク34とを接合する。
ただし、ヨーク34における挿通孔34a、34bおよびその周辺に形成される第1樹脂部38は、図5に示す絡げ部84には接触しない。第1樹脂部38を、絡げ部84とは接触しないように設けることにより、水分などの介在により生じ得る予測困難な絶縁性能の低下を防止することができる。
図2および図3に示すように、ヨーク34の下方には、プレート88と第2樹脂部89とが配置される。図3に示すように、プレート88は円盤状であり、第2樹脂部89によってケース60に接合される。図3に示すように、プレート88と第2樹脂部89とは、駆動部12、振動板40およびキャップ50などが収容されたケース60内部の収容空間を、下方から封止する。
第2樹脂部89は、第1樹脂部38と同様に、エポキシ樹脂などで形成されるが、特に限定されない。また、プレート88の材質は、樹脂または金属板材やガラスエポキシ基板などとすることができるが、特に限定されない。また、ケース60の材質としては、ポリカーボネイトなどの樹脂が挙げられるが、他の樹脂や金属等であってもかまわない。
図3に示す音響装置10は、基板などに実装されて使用される。音響装置10のコイル16には、端子70を介して電流が流れる。音響装置10では、コイル16を流れる電流が変化することにより振動板40が振動し、音を生じる。コイル16を流れる電流値の振幅や周波数を制御することにより、振動板40の振動を制御し、一定の音だけではなく、周波数や振幅の異なる複数の音を生じることも可能である。
音響装置10は、図2および図3に示すようなキャップ50を有している。キャップ50は、マグネット30と振動板40とを隔てることにより、マグネット30およびマグネット30周辺の部材である絡げ部84や端子70から生じたパーティクルが、振動板40および振動板40とポール18の隙間などに付着する問題を防止することができる。したがって、このような音響装置10は、パーティクルの影響により振動板40の振動が阻害される問題を防止し、安定した動作と高い耐久性を実現できる。
音響装置10は、ヨーク34とキャップ50との間にマグネット30を挟むことにより、マグネット30による磁場を振動板40の周辺に集中させて形成することができる。また、ヨーク34とポール18とを直接接触させることで、コイル16で生じる電磁場を振動板40の周辺に集中させて形成し、振動板40を効率的に振動させることができる。
また、ボビン20とヨーク34とを接合する第1樹脂部38を有することにより、ボビン20およびボビン20に巻回されるコイル16を、ヨーク34やマグネット30に対して確実に固定できる。また、第1樹脂部38がキャップ50の下端とヨーク34とを接合しているため、駆動部12に含まれる各部材は、より確実に一体化される。
さらに、キャップ50の筒部56が、コイル16とマグネット30との間を通って上下方向に延びていることにより、マグネット30の配置空間と振動板40との配置空間とを、より効果的に隔てることができる。したがって、音響装置10は、マグネット30などで発生する可能性のある磁気を帯びたパーティクルが、振動板40の周辺に流入する問題を効果的に防止できる。
以上のように、実施形態を示して本発明を説明したが、音響装置10は実施形態の一つにすぎず、本発明には他の多くの実施形態や変形例が含まれることは言うまでもない。ポール18、マグネット30、振動板40、ボビン20など、音響装置10に含まれる各部材の具体的形状は、技術的思想の範囲内で変更され得る。
10…音響装置
12…駆動部
16…コイル
18…ポール
20…ボビン
20a…中央孔
22…ボビン本体部
24…端子台部
30…マグネット
30a…上面
30b…下面
34…ヨーク
34a、34b…挿通孔
38…第1樹脂部
40…振動板
42…下面
42a…外周縁
50…キャップ
52…鍔部(第1部分)
52a…内縁部
53…下接触面
54…上接触面
56…筒部(第2部分)
57…凹部
58…凸部
60…ケース
60a…貫通孔
70…端子
72…端子第1部分
74…端子第2部分
82…配線
84…絡げ部
88…プレート
89…第2樹脂部

Claims (8)

  1. 中央部にポールを保持するボビンと、前記ボビンに巻回されるコイルと、前記コイルの外周を囲むように配置されるマグネットと、を有する駆動部と、
    前記ポールに対して所定の隙間を開けて対向するように配置される振動板と、
    前記マグネットの上面に接触する下接触面と前記振動板の下面に接触する上接触面とを有し、少なくとも一部が前記振動板と前記マグネットに挟まれるキャップと、
    前記駆動部、前記振動板および前記キャップを内部に収容するケースと、を有する音響装置。
  2. 前記キャップは、非磁性である請求項1に記載の音響装置。
  3. 前記駆動部は、前記マグネットの下面に対向するヨークを有し、
    前記マグネットは、前記キャップと前記ヨークの間に挟まれており、
    前記ボビンと前記ヨークとを接合する樹脂部を有する請求項1に記載の音響装置。
  4. 前記キャップ、前記マグネット、前記ヨークおよび前記ボビンは一体に接合されている請求項3に記載の音響装置。
  5. 前記キャップの前記上接触面は、前記振動板の外周縁に接触しており、
    前記キャップは、前記上接触面と前記下接触面とを有し前記振動板と前記マグネットに挟まれる第1部分を有する請求項1から請求項4までのいずれかに記載の音響装置。
  6. 前記キャップは、前記第1部分と、前記第1部分の内縁部から下方に突出し前記マグネットと前記コイルとの間に延びる第2部分と、を有する請求項5に記載の音響装置。
  7. 前記ボビンは、前記コイルが巻回されるボビン本体部と、前記ボビン本体部から下方に延びており端子が設けられる端子台部と、を有しており、
    前記第2部分には、前記コイルから前記端子への配線を通す凹部が形成されている請求項1から請求項6までのいずれかに記載の音響装置。
  8. 前記駆動部は、前記マグネットの下面に対向するヨークを有し、
    前記マグネットは、前記キャップと前記ヨークの間に挟まれており、
    前記ボビンと前記ヨークとを接合する樹脂部は、前記端子に絡げられており前記コイルへつながる絡げ部には接触しない請求項7に記載の音響装置。
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