JP2020124945A - 電動アシスト自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動アシスト自転車において、ペダル踏力の検出のための構造が複雑化したり、自転車の改造を要したりすることなく、ペダル踏力に応じたアシスト制御が行われるようにすること。【解決手段】ペダル30からの踏力によりクランクアーム26を介して駆動されるクランク軸24と、クランク軸24にトルク伝達関係で接続された電動モータ54と、電動モータ54の電源である車載のバッテリ102と、電動モータ54の作動を制御する制御装置100とを備えた電動アシスト自転車10であって、自転車10のフレーム18に対する電動モータ54の回り止め部に設けられた応力センサ111と、応力センサ111により検知される応力から前記自転車10のペダル30の踏力を推定する踏力推定演算部120と、前記踏力推定演算部120によって推定された踏力に応じて前記電動モータ54の駆動電流を制御するモータ駆動制御部126とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は電動アシスト自転車に関し、更に詳細にはアシスト力を発生する電動モータの制御系に関する。
電動アシスト自転車として、歪みケージによってペダル系統の歪みを計測し、その計測値からペダル踏力を演算し、ペダル踏力に応じて電動モータの作動を制御するものや(例えば、特許文献1)、ペダルにより駆動されるクランク軸に取り付けられたペダル踏力伝達スリーブを含むペダル踏力センサにより検出されるペダル踏力に応じて電動モータの作動を制御するものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2007−91159号公報 US6196347B1公報
上述の従来の電動アシスト自転車では、ペダル踏力の検出のための構造が複雑になる。特に、既存の自転車においてペダル踏力を検出するためには、改造が必要になり、このことが電動アシストユニットの後付によって既存の自転車を電動アシスト自転車とすることの障害になっている。
本発明が解決しようとする課題は、電動アシスト自転車において、ペダル踏力の検出のための構造が複雑化したり、自転車の改造を要したりすることなく、ペダル踏力に応じたアシスト制御が行われるようにすることである。
本発明の一つの実施形態による電動アシスト自転車は、ペダル(30)からの踏力によりクランクアーム(26)を介して駆動されるクランク軸(24)と、前記クランク軸(24)又は前記クランクアーム(26)にトルク伝達関係で接続された電動モータ(54)と、前記電動モータ(54)の電源である車載のバッテリ(102)と、前記電動モータ(54)の作動を制御する制御装置(100)とを備えた電動アシスト自転車(10)であって、前記自転車(10)のフレーム(18)に対する前記電動モータ(54)の回り止め部に設けられた応力センサ(111)と、前記応力センサ(111)により検知される応力から前記自転車(10)のペダル(30)の踏力を推定する踏力推定演算部(120)と、前記踏力推定演算部(120)によって推定された踏力に応じて前記電動モータ(54)の駆動電流を制御するモータ駆動制御部(126)とを有する
この構成によれば、ペダル踏力の検出のための構造が複雑化したり、自転車(10)の改造を要したりすることなく、ペダル踏力に応じたアシストが行われる。
前記電動アシスト自転車において、好ましくは、前記クランク軸(24)のクランク回転角度位置を検知する回転角センサ(110)を有し、前記踏力推定演算部(120)は、第1のクランク回転角度位置における前記応力と第1のクランク回転角度位置とは異なる第2のクランク回転角度位置における前記応力との差異から前記自転車(10)のペダル(30)の踏力を推定する。
この構成によれば、運転者が意図するペダリングの状態に応じたアシストが行われる。
前記電動アシスト自転車において、好ましくは、前記第1のクランク回転角度位置は片方のペダル(30)の最上昇位置から90度以下の角度範囲内にあり、前記第2のクランク回転角度位置は前記片方のペダル(30)の最上昇位置から90度以上且つ180度以下の角度範囲内にある。
この構成によれば、ペダル踏力の推定が精度よく行われ、ペダル踏力に応じたアシストが適切に行われる。
前記電動アシスト自転車において、好ましくは、前記クランク軸(24)のクランク回転角度位置を検知する回転角センサ(110)と、前記回転角センサ(110)により検知されるクランク回転角度位置から前記クランク軸(24)の正転と逆転とを判定するクランク正逆転判定部(122)を有し、前記モータ駆動制御部(126)は、前記クランク正逆転判定部(122)より前記クランク軸(24)が逆転していると判定された時には前記電動モータ(54)の駆動を停止する制御を行う。
この構成によれば、クランク軸(24)が逆転している運転状態において、無駄なアシストが行われることがない。
前記電動アシスト自転車において、好ましくは、前記クランク軸(24)の回転を検知する回転センサ(112)と、前記回転センサ(112)により検知される前記クランク軸(24)の回転から前記ペダル(30)に対する踏力の有無を判定する踏力有無判定部(124)とを更に有し、前記モータ駆動制御部(126)は、前記踏力有無判定部(124)により踏力が無いと判定された時には前記電動モータ(54)の駆動を停止する制御を行う。
この構成によれば、踏力が無い状態において、無駄なアシストが行われることがない。
前記電動アシスト自転車において、好ましくは、前記自転車の傾きを検知するジャイロセンサ(114)を更に有し、前記モータ駆動制御部(126)は、更に、前記ジャイロセンサ(114)によって検知された前記自転車の傾きに応じて前記電動モータ(54)の回転出力を低減する制御を行う。
この構成によれば、運転者が意図するアシストが行われると共に安全性が向上する。
前記電動アシスト自転車において、好ましくは、前記バッテリ(102)の電圧を検知する電圧センサ(118)を更に有し、前記モータ駆動制御部(126)は、更に、前記電圧センサ(118)によって検知された電圧の低下に応じて前記電動モータ(54)の回転出力を低減する制御を行う。
この構成によれば、バッテリ(102)の過放電が抑制される。
本発明による電動アシスト自転車によれば、ペダル踏力の検出のための構造が複雑化したり、自転車の改造を要したりすることなく、ペダル踏力に応じたアシスト制御が行われる。
本発明の一つの実施形態による電動アシスト自転車の要部の斜視図 同実施形態による電動アシスト自転車の電動アシストユニットの斜視図 同実施形態による電動アシストユニットの分解斜視図 同実施形態による電動アシストユニットの縦断面図 同実施形態による応力センサの取付構造の側面図 同実施形態による電動アシスト自転車の制御系統のブロック線図 同実施形態による電動アシスト自転車のクランク回転角度位置の説明図 各状態における応力特性を示すグラフ 各状態における応力特性を示す説明図 同実施形態による電動アシスト自転車のアシスト制御のフローチャート 他の実施形態による応力センサの取付構造の側面図 他の実施形態における応力特性を示すグラフ
以下に、本発明による電動アシスト自転車の一つの実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図5に示されているように、電動アシスト自転車10は、略上下方向に延在して上端にサドル(不図示)を取り付けられるシートチューブ12と、略前後方向に延在するダウンチューブ14と、左右のチェーンステー16を含むフレーム18を有する。シートチューブ12の下端とダウンチューブ14の後端及び各チェーンステー16の前端とはパイプ継手を兼ねたクランク軸支持用の軸受筒体20によって互いに結合されている。サブチューブ15の後端はパイプ継手22によってシートチューブ12の下端近傍に結合されている。
軸受筒体20は左右方向に略水平に延在するクランク軸(駆動軸)24を回転自在に支持している。クランク軸24の左右の軸端は各々軸受筒体20から左右外方に突出しており、その各軸端に左右のクランクアーム26、28の基端が互いに180度の回転位相差をもって固定されている。クランク軸24はクランクアーム26、28の回転中心をなし、クランク軸24の回転中心軸線とクランクアーム26、28の回転中心軸線とは同一軸線上にある。
クランクアーム26、28の遊端にはペダル30が取り付けられている。右側のクランクアーム28と軸受筒体20との間にはドライブスプロケット32が配置されている。ドライブスプロケット32はクランク軸24に同軸的に連結(固定)されている。
クランク軸24は左右のクランクアーム26、28によって回転駆動される。クランク軸24の回転は、ドライブスプロケット(チェンホイール)32に伝達され、ドライブスプロケット32から不図示のチェン式伝動機構によって後輪(不図示)に伝達される。これにより、電動アシスト自転車10が前進走行する。
電動アシスト自転車10は電動アシストユニット50を有する。尚、以下の説明における上下、前後、左右の各方向は、電動アシストユニット50が、図1に示されているように、電動アシスト自転車10のフレーム18に取り付けられた状態での各方向である。
電動アシストユニット50は、図1〜図4に示されているように、左側の第1半体52Aと右側の第2半体52Bとカバー部材52Dとの組立体による中空構造のハウジング52を有する。第1半体52Aと第2半体52Bとは複数のボルト51によって互いに結合されている。カバー部材52Dは複数のボルト55によって第1半体52Aの左側に結合されている。
ハウジング52には電動モータ54が取り付けられている。電動モータ54は、中心軸線Aが左右方向に延在すべく第2半体52Bの外面に固定された基端を含む円筒状のアウタケーシング56を有する。アウタケーシング56は第2半体52Bから右外方に突出している。
電動モータ54は、図4に示されているように、左右方向に延在にして第2半体52Bから左方にハウジング52の中空部に突出した出力軸58を有する。出力軸58には小径の駆動平歯車60が固定されている。第1半体52A及び第2半体52Bは内部にブッシュ62等によって左右方向に延在する中間軸64を回転可能に支持している。中間軸64はブッシュ62の右方に駆動平歯車60と噛合する大径の中間平歯車66を固定支持している。つまり、第1半体52A及び第2半体52Bによって画定された密閉構造の第1歯車室53内に駆動平歯車60及び中間平歯車66が収容されている。中間軸64はブッシュ62の左方に形成された小径の中間平歯車68を一体に有する。
第1半体52Aは中間軸64及び中間平歯車68の配置部から下方に延出した円環部52Cを一体に有する。円環部52Cは、左右方向に開口した中心開口70を画定する円筒部72、円筒部72の径方向外方に円筒部72と同心的に形成された略円筒状の外周部74及び円筒部72と外周部との間に延在する円環板状の右側部76を含み、左側方が開放された形状をしている。中心開口70は、クランク軸24の外径より十分大きい内径を有し、クランク軸24が遊嵌合状態で左右方向に貫通する。
円筒部72の外周にはボール軸受78によって円環形状の大径の出力平歯車80が左右方向に延在する中心軸線周りに回転可能に取り付けられている。
出力平歯車80は上側において中間平歯車68に噛合している。これにより、駆動平歯車60と出力平歯車80との間に中間平歯車66及び中間平歯車68を含む平行軸による変速歯車列59が構成される。変速歯車列59は電動モータ54の回転を後述する回転出力部材81の一部をなす出力平歯車80に伝達する。
電動モータ54は、変速歯車列59によって回転出力部材81に対して径方向外方に偏倚し、且つ回転出力部材81に対して軸線方向に偏倚している。
回転出力部材81は、出力平歯車80及び出力平歯車80の左側面に複数のボルト82によって出力平歯車80と同心に固定された円環形状の回転出力板84を含む。回転出力板84は、その左側面の全体が円環部52Cの左方に向けて外部に露呈しており、出力平歯車80と共に中心開口70の径方向外方において円筒部72の左右方向に延在する中心軸線周りに回転可能である。回転出力板84は変速歯車列59を介して電動モータ54によって回転駆動される。
回転出力板84は、出力平歯車80の外径より大きい外径を有し、出力平歯車80の歯部及び中間平歯車68と出力平歯車80との噛合部を円環部52Cの左側方(開放側)から遮蔽する。つまり、回転出力板84は、出力平歯車80のカバー部材となり、出力平歯車80の歯部を保護する。
回転出力板84は円環部52C及びカバー部材52Dと協働して密閉構造の第2歯車室57を画定しており、第2歯車室57に中間平歯車68及び出力平歯車80が収容されている。
出力平歯車80及び回転出力板84は共に中心開口70と同心の円環形状であって円筒部72の径方向外方にあるから、中心開口70は、出力平歯車80及び回転出力板84に邪魔されることなく、左右方向に同一内径をもって延在して左右外方に向けて開口している。
電動アシスト自転車10に対する電動アシストユニット50の取り付けは、作業者によって次の手順によって行われる。
先ず、ドライブスプロケット32が配置されていない左側のペダル30をスパナ等の一般工具によって取り外す。次に電動アシストユニット50を横に倒した状態(電動モータ54が上向きになる姿勢)で、中心開口70に左側のクランクアーム26の遊端側を入れ、中心開口70にクランクアーム26が入った状態で、電動アシストユニット50をクランクアーム26の延在方向に沿ってその基端側(回転中心側)に移動させる。
これにより、電動アシストユニット50は、回転出力部材81及び円環部52Cがクランクアーム26をくぐらせるようにして、クランクアーム26の基端近傍に到達する。換言すると、このくぐらせる作業が行われ得るように、クランクアーム26の外形に対して中心開口70の内径が設定されている。
尚、中心開口70がクランクアーム26に取り付けられているペダル30もくぐらせることができる内径を備えていれば、ペダル30を取り外さなくてもよい。
次に、電動モータ54が横向きになる姿勢(図1に示されている姿勢)に、電動アシストユニット50の姿勢を変更し、中心開口70にクランク軸24を遊嵌合状態で軸線方向に通す。これにより、回転出力板84及び円環部52Cは、ペダル30の取り外しだけで、或いはペダル30の取り外す作業も必要とすることなく、中心開口70にクランク軸24が左右方向に遊嵌合状態で貫通した状態で、フレーム18とクランクアーム26との間に配置される。
電動モータ54は、変速歯車列59によって回転出力部材81に対して径方向外方に偏倚し、且つ回転出力部材81に対して軸線方向にオフセットされているから、図1に示されているように、シートチューブ12の下端近傍の前側で、上下のサブチューブ15とダウンチューブ14との間に配置され、電動モータ54のアウタケーシング56がシートチューブ12に当接することによりフレーム18に対して回り止めされる。これにより、フレーム18に対する電動モータ54の回り止めが簡単且つ確実に行われる。
フレーム18に対する電動アシストユニット50の固定は、電動モータ54のアウタケーシング56が締結バンド49によってダウンチューブ14に固定されることにより行われる。締結バンド49による電動アシストユニット50のフレーム18に対する固定は、走行時等に電動アシストユニット50がフレーム18に対してがた付かない程度のラフな固定でよく、この固定は必須でなく省略されてもよい。
この取付状態では、回転出力板84は、軸受筒体20とクランクアーム26との間にあって左方に向けて露呈しており、この露呈面(左面)に取り付けられる連結部材90によってクランクアーム26の回転中心部、つまりクランク軸24に同軸的に連結され、電動アシストユニット50によるアシスト力をクランク軸24に伝達する。
電動モータ54は変速歯車列59によって円環部52C及び回転出力板84に対して径方向外方に偏倚した位置にあるから、電動モータ54がクランクアーム26に対する円環部52C及び回転出力板84の設置を阻害することがない。
次に、電動アシスト自転車10におけるクランク軸24とクランクアーム26との連結構造及び連結部材90による回転出力部材81とクランク軸24との連結構造を、図3及び図4を参照して説明する。
クランク軸24は端部に他の部分より小径のスプライン軸部34を有する。スプライン軸部34の軸端中心にはクランク抜きのためのねじ孔36が開口している。クランクアーム26は基端を左右方向に貫通するスプライン孔38を有する。スプライン軸部34がスプライン孔38にスプライン結合の状態で嵌合し、クランクアーム26の外側からねじ(クランク抜きねじ)40がねじ孔36にねじ係合することにより、クランク軸24とクランクアーム26とが回転力を伝達可能に連結される。
連結部材90は、クランク軸24のねじ孔36にねじ係合するねじ40によってクランク軸24の軸端の固定される中央部91及び中央部91から径方向外方に延出して遊端をねじ94によって回転出力部材81に固定された複数の脚部92を含み、回転出力部材81をクランク軸24にトルク伝達関係をもって接続する。
回転出力板84には少なくとも2個の脚部92の遊端に形成された位置決め用の貫通孔93が嵌合する複数のノックピン98が取り付けられている。各ノックピン98と対応する貫通孔93との嵌合によって連結部材90が回転出力板84と同心になるように回転出力板84に対する連結部材90の位置決めが行われる。尚、中央部91に形成されているねじ40の貫通孔96の内径はねじ40の外形より大きくてよく、回転出力部材81に対する連結部材90の固定後に、ねじ40によって中央部91がクランク軸24に固定されればよい。
これにより、クランク軸24と回転出力部材81とが連結部材90及び既存の電動アシスト自転車10のねじ40によって互いに同心(同軸的)に連結され、回転出力部材81の回転が心振れを生じることなくクランク軸24に伝達される。
図1に示されているように、シートチューブ12には、締結バンド(不図示)等によって、電動アシストのための制御装置100と、電動モータ54及び制御装置100の電源をなす2次電池によるバッテリ102とが取り付けられている。制御装置100及びバッテリ102は、電動アシストユニット50のハウジング52及び電動モータ54とは別置きされるものであり、これらは電気ケーブル(不図示)によって電動モータ54と電気的に接続されていればよい。
次に、電動アシスト自転車10の制御系統を、図6を参照して説明する。
電動アシスト自転車10は、回転角センサ110と、応力センサ111と、パルスセンサ112と、ジャイロセンサ114と、電流センサ116と、電圧センサ118とを有する。
回転角センサ110は、電動モータ54に内蔵されたホールセンサ等により構成され、モータ回転角度の積算と変速歯車列59の減速比からクランク軸24の回転と角度位置を検知する。尚、回転角センサ110は、電動モータ54に内蔵されないアブソリュート型ロータリエンコーダ等により構成され、クランクの回転と角度位置を検知するものであってもよい。
応力センサ111は、図5に示されているように、締結ベルト13によってシートチューブ12に固定され、フレーム18に対する電動モータ54の回り止め部に設けられており、回り止め部に作用する応力を検知する。尚、応力センサ111としては、例えば、圧力を検知する圧力センサや歪みを検知する歪みセンサ等がある。
パルスセンサ112は、クランク軸24、クランクアーム26、ペダル30、出力平歯車80或いは回転出力板84に設けられ、図6に示されているように、片方のクランクアーム26のペダル30が最上昇位置に位置するクランク軸24のクランク角の基準点及びクランク軸24の回転を検知する回転センサである。
ジャイロセンサ114は電動アシストユニット50に設けられ、フレーム18の左右方向及び前後方向の傾きを検知する。
電圧センサ118はバッテリ102の電圧を検知する。電流センサ116は電動モータ54のモータ電流を検知する。
制御装置100は、マイクロコンピュータ等を含む電子制御式のものであり、踏力推定演算部120と、クランク正逆転判定部122と、踏力有無判定部124と、モータ駆動制御部126とを有する。
踏力推定演算部120は、回転角センサ110からのクランク回転角度位置に関する情報、パルスセンサ112からのクランク軸24のクランク角の基準点及びクランク軸24の回転に関する情報及び応力センサ111から応力に関する情報を取り込み、第1のクランク回転角度位置における応力と第1のクランク回転角度位置とは異なる第2のクランク回転角度位置における応力との差異から電動アシスト自転車10のペダル踏力を推定する。踏力推定演算部120は第1のクランク回転角度位置における応力と第2のクランク回転角度位置における応力との差値が大きいほどペダル踏力が大きいと推定する。
第1のクランク回転角度位置はクランクアーム26のペダル30の最上昇位置から90度以下の角度範囲を含み、第2のクランク回転角度位置はクランクアーム26のペダル30の最上昇位置から90度以上且つ180度以下の角度範囲を含む。
第1のクランク回転角度位置及び第2のクランク回転角度位置は各々上述の角度範囲内の少なくとも1点であってよい。或いは図6に示されているように、第1のクランク回転角度位置は、ペダル30の最上昇位置から15度程度の第1の角度範囲θ1における応力の平均値或いは積分値であり、第2のクランク回転角度位置は、ペダル30の最上昇位置から90度進んだ位置から15度程度の第2の角度範囲θ2における応力の平均値或いは積分値であってもよい。第1の角度範囲θ1における応力の平均値或いは積分値は、第2の角度範囲θ2における応力の平均値或いは積分値より大きい値になり、この差値がペダル踏力に概ね比例する。
図8及び図9(A)〜(D)は各状態において応力センサ111により検知される応力の変化を示している。(A)は発進時のアシスト=ゼロの状態を示している。(B)はペダリングによる走行時のアシスト=大の状態を示している。(C)はペダリングによる走行時のアシスト=大〜小から踏力がほぼゼロに移行する状態を示している。(D)はペダル停止時の状態を示している。
モータ駆動制御部126は、基本的には踏力推定演算部120によって推定されたペダル踏力に応じた駆動電流をもって電動モータ54を作動させるべく、モータ駆動回路128に制御指令(駆動電流指令)を出力する。
モータ駆動回路128は、バッテリ102から電動モータ54に通電する駆動電流を定量的に設定する。これにより、電動モータ54は、ペダル踏力の推定値に応じた回転出力によってペダリングのアシストを行う。これにより、ペダル踏力の検出のための構造が複雑化したり、電動アシスト自転車10の改造を要したりすることなく、ペダル踏力に応じたアシストが行われる。
クランク正逆転判定部122は、により検知されるクランク回転角度位置に基づいてクランク軸24の正転と逆転とを判定する。モータ駆動制御部126は、クランク正逆転判定部122よりクランク軸24が逆転していると判定された時には、電動モータ54の駆動を停止する制御を行う。これにより、クランク軸24が逆転している時には無駄なアシストが行われない。
踏力有無判定部124は、回転角センサ110により検知されるクランク軸24の回転からペダル30に対する踏力の有無を判定する。モータ駆動制御部126は、踏力有無判定部124により踏力が無いと判定された時には、電動モータ54の駆動を停止する制御を行う。これにより、踏力が無い時には無駄なアシストが行われない。
モータ駆動制御部126は、更に、ジャイロセンサ114によって検知された電動アシスト自転車10の左右方向及び前後方向の傾きに応じて電動モータ54の回転出力を増減する制御を行う。これにより、旋回走行時等において電動アシスト自転車10が左右方向に傾いた時には、ペダリングのアシストを弱くしたり、登坂路等において電動アシスト自転車10が前後方向に傾いた時にはペダリングのアシストを強くしたりすることが行われ、運転者が意図するアシストが行われると共に安全性が向上する。
モータ駆動制御部126は、更に、電圧センサ118によって検知されたバッテリ電圧の低下に応じて電動モータ54の回転出力を低減する制御を行う。これにより、バッテリ102の過放電が抑えられ、バッテリ102の寿命が延びる。また、バッテリ102の電力消費が抑えられ、バッテリ102の一回の充電におけるアシスト継続距離(時間)が延長される。
次に、制御装置100の制御ルーチンを、図10に示されているフローチャートを参照して説明する。
この制御ルーチンは電動アシストユニット50の電源がオンになることにより開始され、まず、待機状態処理が行われる(ステップS10)。待機状態処理は各センサ110、111、112、114、116、118を給電によって活動状態にすると共に電動モータ54を停止状態にすることを含む。
次に、電動アシストユニット50の電源がオフに変化したか否かの判別が行われる(ステップS11)。電源がオフに変化した場合には、電源オフ処理が行われる(ステップS12)。電源オフ処理は各センサ110、111、112、114、116、118に対する給電を停止することを含む。
電源がオフに変化していない場合には,電動モータ54が逆転しているかの判別が行われる(ステップS13)。電動モータ54が逆転している場合には、待機状態処理(ステップS10)に戻る。
電動モータ54が逆転していない場合には、電動モータ54が1回転したことを確認し(ステップS14)、その後に、モータ回転数が所定値X以下であるか否かの判別が行われる(ステップS15)。モータ回転数が所定値X以下であれば、電動モータ54が始動が緩慢に開始されるソフトスタートになり(ステップS16)、モータ回転数が所定値X以下でなければ、電動モータ54が通常の速度勾配をもって始動される通常スタートになる(ステップS17)。
次に、クランク軸24の1回転の期間において応力センサ111により検知される応力が略一定であるか否かの判別が行われる(ステップS16)。応力が略一定であれば、ペダル踏力が実質的にゼロであると推定し、アシストを必要としない惰性走行と判断して待機状態処理(ステップS10)に戻る。
応力が略一定でない場合には、応力変化が所定値Y以上であるか否かの判別が行われる(ステップS17)。この判別は、第1の角度範囲θ1におけるモータ電流の平均値或いは積分値と第2の角度範囲θ2におけるモータ電流の平均値或いは積分値との差が所定値Y以上であるか否かの判別である。
応力変化が所定値Y以上であれば、ペダル踏力は、第1の角度範囲θ1における応力の平均値或いは積分値と第2の角度範囲θ2に応力の平均値或いは積分値との差値に概ね比例するとして、差値に応じたペダル踏力を推定する演算が行われ、推定されたペダル踏力に応じたモータ駆動出力が演算される(ステップS20)。
次に、演算されたモータ駆動出力によるモータ駆動処理が行われる(ステップS21)。モータ駆動処理は、演算されたモータ駆動出力に応じた駆動電流を電動モータ54に対して通電することを含んでいる。これにより、ペダル踏力に応じたペダリングのアシストが行われる。
応力変化が所定値Y未満である場合には、モータ駆動出力が弱に設定され(ステップS22)、弱のモータ駆動出力によるモータ駆動処理が行われる(ステップS21)。
他の実施形態として、図11に示されているように、応力センサ111は、締結ベルト13によってダウンチューブ14に固定され、電動モータ54の反力を引張力として検知してもよい。この場合の各状態おける応力特性は、図12に示されているようになる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、電動モータ54の回り止めは、アウタケーシング56がダウンチューブ14やサブチューブ15に当接すること以外に、シートチューブ12、チェーンステー16に当接することにより行われてもよい。変速歯車列59の各歯車は、平歯車以外にはすば歯車であってもよい。また、上述の実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :電動アシスト自転車
12 :シートチューブ
13 :締結ベルト
14 :ダウンチューブ
16 :チェーンステー
18 :フレーム
20 :軸受筒体
22 :パイプ継手
24 :クランク軸
26 :クランクアーム
28 :クランクアーム
30 :ペダル
32 :ドライブスプロケット
34 :スプライン軸部
36 :ねじ孔
38 :スプライン孔
40 :ねじ
49 :締結バンド
50 :電動アシストユニット
51 :ボルト
52 :ハウジング
52A :第1半体
52B :第2半体
52C :円環部
52D :カバー部材
53 :第1歯車室
54 :電動モータ
55 :ボルト
56 :アウタケーシング
57 :第2歯車室
58 :出力軸
59 :変速歯車列
60 :駆動平歯車
62 :ブッシュ
64 :中間軸
66 :中間平歯車
68 :中間平歯車
70 :中心開口
72 :円筒部
74 :外周部
76 :右側部
78 :ボール軸受
80 :出力平歯車
81 :回転出力部材
82 :ボルト
84 :回転出力板
90 :連結部材
91 :中央部
92 :脚部
93 :貫通孔
94 :ねじ
96 :貫通孔
98 :ノックピン
100 :制御装置
102 :バッテリ
110 :回転角センサ
111 :応力センサ
112 :パルスセンサ(回転センサ)
114 :ジャイロセンサ
116 :電流センサ
118 :電圧センサ
120 :踏力推定演算部
122 :クランク正逆転判定部
124 :踏力有無判定部
126 :モータ駆動制御部
128 :モータ駆動回路

Claims (7)

  1. ペダルからの踏力によりクランクアームを介して駆動されるクランク軸と、前記クランク軸にトルク伝達関係で接続された電動モータと、前記電動モータの電源である車載のバッテリと、前記電動モータの作動を制御する制御装置とを備えた電動アシスト自転車であって、
    前記自転車のフレームに対する前記電動モータの回り止め部に設けられた応力センサと、
    応力センサにより検知される応力から前記自転車のペダルの踏力を推定する踏力推定演算部と、
    前記踏力推定演算部によって推定された踏力に応じて前記電動モータの駆動電流を制御するモータ駆動制御部とを有する電動アシスト自転車。
  2. 前記クランク軸のクランク回転角度位置を検知する回転角センサを有し、
    前記踏力推定演算部は、第1のクランク回転角度位置における前記応力と第1のクランク回転角度位置とは異なる第2のクランク回転角度位置における前記応力との差異から前記自転車のペダルの踏力を推定する請求項1に記載の電動アシスト自転車。
  3. 前記第1のクランク回転角度位置は片方のペダルの最上昇位置から90度以下の角度範囲内にあり、前記第2のクランク回転角度位置は前記片方のペダルの最上昇位置から90度以上且つ180度以下の角度範囲内にある請求項2に記載の電動アシスト自転車。
  4. 前記クランク軸のクランク回転角度位置を検知する回転角センサと、
    前記回転角センサにより検知されるクランク回転角度位置から前記クランクの正転と逆転とを判定するクランク正転逆転判定部を有し、
    前記モータ駆動制御部は、前記クランク正転逆転判定部より前記クランク軸が逆転していると判定される時には前記電動モータの駆動を停止する制御を行う請求項1〜3の何れか一項に記載の電動アシスト自転車。
  5. 前記クランク軸の回転を検知する回転センサと、
    前記回転センサにより検知される前記クランク軸の回転から前記ペダルに対する踏力の有無を判定する踏力有無判定部とを有し、
    前記モータ駆動制御部は、前記踏力有無判定部により踏力が無いと判定された時には前記電動モータの駆動を停止する制御を行う請求項1〜4の何れか一項に記載の電動アシスト自転車。
  6. 前記自転車の傾きを検知するジャイロセンサを有し、
    前記モータ駆動制御部は、更に、前記ジャイロセンサによって検知された前記自転車の傾きに応じて前記電動モータの回転出力を低減する制御を行う請求項1〜5の何れか一項に記載の電動アシスト自転車。
  7. 前記バッテリの電圧を検知する電圧センサを有し、
    前記モータ駆動制御部は、更に、前記電圧センサによって検知された電圧の低下に応じて前記電動モータの回転出力を低減する制御を行う請求項1〜6の何れか一項に記載の電動アシスト自転車。
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