JP2020123900A - 電子機器 - Google Patents

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Shuji Oya
修司 大屋
将之 菊池
Masayuki Kikuchi
将之 菊池
邦康 松本
Kuniyasu Matsumoto
邦康 松本
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Abstract

【課題】折りたたんだ状態で電子機器を片手で操作する際、片手でしっかりと電子機器を把持して操作することができる。【解決手段】画像表示部(10)が内側となるように折りたたみ可能な電子機器(100)であって、第1の筐体(101)および第2の筐体(102)は、長方形状であり、かつ、互いに長辺方向が同じ方向となるように並べて配置され、電子機器(100)を折りたたんだ状態において、画像表示部(10)は外部から視認されない状態となり、電子機器(100)の外面には他の画像表示部が設けられていない。【選択図】図1

Description

本発明は折りたたみ可能な電子機器に関する。
近年、折りたたみ可能なディスプレイを備え、ディスプレイごと折りたたむことができる電子機器が知られている。特許文献1には、画面表示部を有し、かつ可とう性を有する1枚の表示シートを備える携帯型通信端末が開示されている。上記表示シートは、ユーザから見て上下方向の少なくとも1つの線を境にして左右に折りたたむことができ、さらに、ユーザから見て左右方向の線を境として上下に折りたたむことができる。特許文献1に記載されている発明は、表示シートを左右および上下に折りたたむことで、携帯型通信端末をより小型化することができる。
特開2006−42400号公報(2006年2月9日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、折りたたんだ状態の携帯型通信端末の外面に画面表示部が設けられており、折りたたんだ状態では、片手でしっかり携帯型通信端末を把持して操作することができないという問題がある。
本発明の一態様は、折りたたんだ状態で電子機器を操作する際、通話など片手での操作を必要とする場合であっても、片手でしっかりと電子機器を把持して操作することができる電子機器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体および前記第2の筐体にわたって設けられ折りたたみ可能な画像表示部と、を備え、前記画像表示部が内側となるように折りたたみ可能な電子機器であって、前記第1の筐体および前記第2の筐体は、長方形状であり、かつ、互いに長辺方向が同じ方向となるように並べて配置され、前記電子機器を折りたたんだ状態において、前記画像表示部は外部から視認されない状態となり、前記電子機器の外面には他の画像表示部が設けられていないことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、折りたたんだ状態で電子機器を操作する際、通話など片手での操作を必要とする場合であっても、片手でしっかりと電子機器を把持して操作することができる電子機器を実現する。
本発明の実施形態1に係る電子機器の概略構成の一例を模式的に示す外観図である。(a)は上記電子機器の開状態の表示面側を示す平面図である。(b)は上記電子機器の開状態の外面側を示す平面図である。(c)は上記電子機器の閉状態においてユーザが電子機器を把持している状態を示す正面図である。 上記電子機器の概略構成の一例を模式的に示す、図1の(a)のA−A矢視断面図である。(a)は上記電子機器の閉状態を示す。(b)は上記電子機器の閉状態から開状態への移行状態を示す。(c)は上記電子機器の開状態を示す。 上記電子機器の概略構成の一例を模式的に示す、上記電子機器を上方(図1の(a)のB方向)から見た外観図である。(a)は上記電子機器の閉状態を示す。(b)は上記電子機器の開状態を示す。 図1の(b)における上記電子機器の内部の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。また、以下の説明においては、図1の(a)において画像表示部10に対してサブカメラ30が配置されている方向を上方として上下左右の方向を示すものとする。なお、以下に示す上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に対しこれらの方向に限定されることはない。
(電子機器の構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る電子機器100の概略構成の一例を模式的に示す外観図である。図1の(a)は電子機器100の開状態の表示面100a側を示す平面図である。図1の(b)は電子機器100の開状態の外面100b側を示す平面図である。図1の(c)は電子機器100の閉状態を示す正面図である。電子機器100の閉状態とは、後述する画像表示部10が内側となるように電子機器100が折りたたまれた状態を示す。また、電子機器100の開状態とは、電子機器100が開かれ、後述する画像表示部10が平坦となる状態を示す。電子機器100は、例えばスマートフォンにより実現される。なお、電子機器100はスマートフォンに限らず、例えば、タブレット端末等、折りたたみ可能な画像表示部10を有する各種電子機器に適用することができる。
電子機器100は、図1の(a)に示すように、画像表示部10、第1の筐体101、第2の筐体102、およびヒンジ機構110を備えている。
第1の筐体101および第2の筐体102は、画像表示部10、および後述するメイン基板150等の電子機器100の内部構造を保護するものである。第1の筐体101および第2の筐体102は、長方形状であり、かつ、互いに長辺方向(長辺が延伸する方向)が同じ方向となるように並べて配置されている。具体的には、第1の筐体101および第2の筐体102は、箱型であり、画像表示部10側から見た正面視において、略長方形となる。第1の筐体101および第2の筐体102は、上記長方形の長辺同士が隣り合うように(隣接するように)並べて配置されている。第1の筐体101と第2の筐体102とは、ほぼ同じ大きさであり閉状態では重なり合う。そのため、閉状態において、後述する画像表示部10は外部から視認されない状態となる。なお、第1の筐体101および第2の筐体102は、互いに短辺同士が隣接するように並べて配置されていてもよい。
(ヒンジ機構の構成)
ヒンジ機構110について、図1から図3に基づき説明する。図2は電子機器100の概略構成の一例を模式的に示す図1の(a)のA−A矢視断面図である。図2の(a)は電子機器100の閉状態を示す。図2の(b)は電子機器100の閉状態から開状態への移行状態を示す。図2の(c)は電子機器100の開状態を示す図である。図3は電子機器100の概略構成の一例を模式的に示す、電子機器100を上方(図1の(a)のB方向)から見た外観図であり、図3の(a)は電子機器100の閉状態を示し、図3の(b)は電子機器100の開状態を示す。
ヒンジ機構110は、第1の筐体101と第2の筐体102との間に、電子機器100の開閉を可能にする。電子機器100の閉状態において、第1の筐体101、第2の筐体102、およびヒンジ機構110により屈曲部10cが収納される空間120が形成される。また、電子機器100の開状態において、ヒンジ機構110は画像表示部10を平坦な状態に保持する。
ヒンジ機構110は、第1の筐体101または第2の筐体102を回動させる軸となる。ヒンジ機構110は、第1の筐体101および第2の筐体102の間に配置されており、第1の筐体101および第2の筐体102は、ヒンジ機構110に固定されている。第1の筐体101は、ヒンジ機構110によって、第2の筐体102に対して回動可能となる。また、第2の筐体102は、ヒンジ機構110によって、第1の筐体101に対して回動可能となる。言い換えると、ヒンジ機構110は、電子機器100の開状態から閉状態の移行、および、閉状態から開状態への移行を可能にする。
ヒンジ機構110は、図2の(a)から図2の(c)に示すように、ヒンジユニット110aおよびヒンジユニット110bを備えている多軸ヒンジである。ヒンジユニット110aは第1の筐体101の第2の筐体102に隣接する長辺に接続されている。ヒンジユニット110aの回動軸111aは上記長辺に沿って略平行に配置されている。ヒンジユニット110bは第2の筐体102の第1の筐体101に隣接する長辺に接続されている。ヒンジユニット110bの回動軸111bは上記長辺に沿って略平行に配置されている。
ヒンジ機構110は、ヒンジユニット110aが回動軸111aを中心に回転すると、同時にヒンジユニット110bが回動軸111bを中心にしてヒンジユニット110aとは反対側に回転するように構成されている。これにより、第2の筐体102に対して第1の筐体101を回動させる、もしくは、第1の筐体101に対して第2の筐体102を回動させることができる。
ヒンジユニット110aおよびヒンジユニット110bは、閉状態において、所定の距離を開けて配置されている。そのため、閉状態において、第1の筐体101、第2の筐体102、およびヒンジ機構110により空間120が形成される。これにより、後述する画像表示部10の屈曲部10cを空間120に収納することができる。
また、電子機器100は、電子機器100の開状態において、ヒンジ機構110は画像表示部10を平坦な状態に保持する。具体的には、図2の(c)に示すように、画像表示部10は、開状態において、第1の筐体101により矢印C1の方向に引っ張られ、かつ、第2の筐体102により矢印C2の方向に引っ張られることで平坦になる。この状態において、ヒンジ機構110は、画像表示部10を外面100b側から支えることで、画像表示部10を平坦な状態に保持する。
さらに、ヒンジ機構110は、閉状態および開状態を保持する機能を有する。ヒンジユニット110aおよびヒンジユニット110bに第1の筐体101または第2の筐体102の回動を補助し、回動中に任意の角度で上記回動を止める機能を有するトルクヒンジを採用してもよい。これにより、ヒンジ機構110により、電子機器100の閉状態および開状態を保持することができる。
また、電子機器100の外面100bには、図3の(a)および図3の(b)に示すように、外面カバー113が設けられている。上述したように、閉状態ではヒンジユニット110aおよびヒンジユニット110bの間に隙間Sができる。外面カバー113は、隙間S、ヒンジユニット110a、およびヒンジユニット110bを覆う。外面カバー113は、電子機器100の上方向の側部100d(図1の(b))から、外面100b側を通り、電子機器100の下方向の側部100e(図1の(b))に渡って設けられている。
外面カバー113は、図3の(a)および図3の(b)に示すように、ヒンジ機構110に対応する箇所において回動方向D1に沿って伸縮するように蛇腹状になっている。外面カバー113は、閉状態で蛇腹が伸びた状態になるように、第1の筐体101および第2の筐体102に固定されている。これにより、外面カバー113は、開状態および閉状態に合わせて伸縮することができるので、外部から視認できないように、隙間S、ヒンジユニット110a、およびヒンジユニット110bを覆うことができる。
(画像表示部の構成)
画像表示部10は、画像を含む各種情報を表示する。画像表示部10は、略長方形でありパネル状である。画像表示部10は、第1の筐体101および第2の筐体102にわたって設けられ、折りたたみ可能である。
画像表示部10は、図2の(a)から図2の(c)に示すように、第1筐体固定部10a、第2筐体固定部10b、および屈曲部10cを備えている。第1筐体固定部10aは、後述する第1の筐体101の第1表示面101aに接着されている。第2筐体固定部10bは、後述する第2の筐体102の第2表示面102aに接着されている。また、画像表示部10は、第1の筐体101および第2の筐体102の間においてリフター114に支持されている。リフター114は、第1表示面101aと第2表示面102aとをつなぐように設けられ、画像表示部10に沿って変形する。
屈曲部10cは、第1の筐体101と第2の筐体102との間に位置し、第1の筐体101および第2の筐体102に接着されておらず、さらにどこにも固定されていない。屈曲部10cは、閉状態において、第1の筐体101および第2の筐体102の回動方向D1に沿って円弧状に屈曲する。また、第1筐体固定部10aは第1の筐体101により矢印C1の方向に引っ張られ、第2筐体固定部10bは第2の筐体102により矢印C2の方向に引っ張られるため、屈曲部10cは、開状態において平坦となる状態が保たれる。
屈曲部10cにより、電子機器100の開閉による画像表示部10の伸縮を吸収することができる。そのため、電子機器100の開閉が繰り返されたとしても、屈曲部10cにより画像表示部10が変形しづらく、折れ筋等が生じるおそれが低減される。また、画像表示部10に負荷をかけることなく、電子機器100を開閉させることができる。なお、開状態において、屈曲部10cを支えるための構造を空間120に設けることで画像表示部10の強度を上げることができる。
第1の筐体101、第2の筐体102、ヒンジ機構110および画像表示部10により、電子機器100は、画像表示部10の略長方形の短辺と直行する上記短辺の中心線を軸として、画像表示部10が内側となるように細長くなるように折りたたみ可能である。これにより、電子機器100に大きな画像表示部10を採用した場合であっても、折りたたむことで持ち運びしやすく、収納しやすくなる。
また、上述したように、電子機器100は、折りたたむことで、画像表示部10が外部から視認されない状態となる。さらに、電子機器100の外面100bには他の画像表示部が設けられず、電子機器100の外面100bは、電子機器100を把持するための把持面として機能する。ここで、他の画像表示部とは、上記把持面としての機能を阻害する大きさの表示部であり、例えば、カラー表示可能な液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示部である。したがって、例えば、LED単体のみで形成されるような、小型の表示部は含まれない。上記構成により、閉状態で電子機器100を操作する際、通話など片手での操作を必要とする場合であっても、片手でしっかりと電子機器100を把持して操作することができる。また、後述する第1のカメラ31および第2のカメラ32の閉状態での操作も行いやすくなる。
(電子機器の表示面側)
電子機器100は、図1の(a)に示すように、表示面100aに、サブカメラ30、音声出力装置40、および近接センサ50を備えている。表示面100aとは、電子機器100において画像表示部10が配置されている側の面を示す。表示面100aは、第1の筐体101の領域である第1表示面101a、第2の筐体102の領域である第2表示面102a、およびヒンジ機構110の領域である第3表示面103aから形成されている。
サブカメラ30は、例えば、ユーザ自身の姿を画像表示部10に写しながら、ユーザ自身を被写体として撮影するためのカメラである。サブカメラ30は、第1表示面101aの画像表示部10の上部に配置されている。
音声出力装置40は、音声信号に基づいて音声を出力する。音声出力装置40は、例えば、通話などの音声が出力される。音声出力装置40は、第2表示面102aの画像表示部10の上部に配置されている。音声出力装置40は、電子機器100の開状態において、ユーザの顔に表示面100aを近づけた状態で通話を行う際、ユーザの耳元の近傍に位置するように、表示面100aに配置されている。
近接センサ50は、近接物を検知する。近接センサ50は、第1表示面101aの画像表示部10の上部、かつ、音声出力装置40の近傍に配置されている。近接センサ50は、電子機器100の閉状態、および開状態を検知する。また、近接センサ50は、例えば、ユーザの顔が電子機器100に近接した位置に存在していることを検知する。電子機器100は、近接センサ50における近接の検知に基づき、画像表示部10のONOFFなどの、各種制御を行うことができる。
(電子機器の外面側)
さらに、電子機器100は、図1の(b)に示すように、外面100bに、第1のカメラ31、第2のカメラ32、音声出力装置41・42、スピーカ43、近接センサ51・52、音声入力装置61、およびUSB(Universal Serial Bus)コネクタ62を備えている。また、電子機器100の外面100bには他の画像表示部が設けられていない。外面100bは、第1の筐体101の領域である第1外面101b、第2の筐体の領域である第2外面102b、および、ヒンジ機構110の領域である第3外面103bから形成されている。
第1のカメラ31、および第2のカメラ32は、静止画、および動画が撮影可能なカメラである。第1のカメラ31は第1の筐体101の第1外面101bに配され、第2のカメラ32は第2の筐体102の第2外面102bに配されている。そのため、電子機器100の閉状態で、第1のカメラ31および第2のカメラ32の撮影方向が異なるので、電子機器100を折りたたむことで第1のカメラ31および第2のカメラ32により異なる方向を撮影することができる。
また、電子機器100の閉状態において、第1のカメラ31および第2のカメラ32は、折りたたまれた電子機器100の対向する面の、対向する位置に備えられている。また、第1のカメラ31および第2のカメラ32は、略180度の撮影が可能であることが好ましい。この場合、電子機器100を閉状態とすることで、第1のカメラ31および第2のカメラ32により略360度の撮影が可能となる。
音声出力装置41・42は、音声信号に基づいて音声を出力する。音声出力装置41・42は、例えば、通話などの音声が出力される。音声出力装置41は、第1外面101bの上部に配置されている。音声出力装置41は、電子機器100の閉状態において、ユーザの顔に第1外面101bを顔に近づけた状態で通話を行う際、ユーザの耳元の近傍に位置するように、第1外面101bに配置されている。音声出力装置42も音声出力装置41と同様に、第2外面102bの上部に配置されている。これにより、電子機器100の閉状態において、第1外面101b、および第2外面102bのどちらをユーザ側にしても、通話を行うことができる。
音声出力装置41・42は、いずれか1つであってもよい。電子機器100が折りたたまれた状態において、第1外面101b、および第2外面102b、のいずれか少なくとも一方に音声出力装置41・42が配されていればよい。また、音声出力装置41・42は、互いに各筺体の(外面)の対称にある位置に配置されていてもよい。言い換えると、音声出力装置41・42は、互いに折りたたまれた電子機器100の対向する面の、対向する位置に備えられていてもよい。
スピーカ43は、音声信号に基づいて音声を出力する。スピーカ43は、音声出力装置41・42より音圧レベルが高い。スピーカ43は、図1の(b)では、第2外面102bの下部に配置されているが、上記に限らず、スピーカ43の設置位置は外面100bであれば特に限定されない。
近接センサ51・52は、近接物を検知する。近接センサ51は、第1外面101bの上部、かつ、音声出力装置41の近傍に配置されている。近接センサ52は、第2外面102bの上部、かつ、音声出力装置42近傍に配置されている。これにより、電子機器100は、閉状態において、180度異なる反対側の近接物を同時に検知することができる。
また、近接センサ51・52は、ユーザの顔が電子機器100に近接した位置に存在していることを検知する。電子機器100は、例えば、通話時の近接センサ51・52におけるユーザの顔の近接の検知に基づき、ユーザの顔の近接を検知した側に配置された音声出力装置(音声出力装置41もしくは音声出力装置42)を動作させる制御を行うことができる。なお、近接センサ51・52は、互いに各筺体の(外面)の対称にある位置に配置されていてもよい。言い換えると、近接センサ51・52は、互いに折りたたまれた電子機器100の対向する面の、対向する位置に備えられていてもよい。
音声入力装置61は、電子機器100に到達する音声の入力を受け付ける。具体的には、音声入力装置61は、ユーザから電話の相手先に対する通話などの音声が入力される。音声入力装置61は、第2外面102bの下部に配置されている。これにより、電子機器100に対して1つの音声入力装置61で開状態および閉状態において音声入力を行うことができる。また、スピーカ43および音声入力装置61により、ハンズフリーで通話を行うことができる。
USBコネクタ62は、USB機器、USBケーブル等の外部機器が接続されるレセプタクルである。本実施形態では、USBコネクタ62は第2外面102bの下部に配置されているが、USBコネクタ62の配置位置は特に限定されない。
(電子機器の側部)
さらに、電子機器100は、図1の(c)に示すように、第2の筐体102の側部102cに側部表示部70、音量スイッチ71、および電源スイッチ72を備えている。
側部表示部70は、電子機器100の情報を表示する。側部表示部70は、例えば、カメラ等のマークが配置されており、当該マークが点灯することにより、電子機器100のカメラ機能が起動されていることをユーザに報知する。音量スイッチ71は、各種音量を調整するためのスイッチである。電源スイッチ72は、電子機器100の電源のONOFFを行うためのスイッチである。
側部表示部70、音量スイッチ71、および電源スイッチ72は、第2の筐体102の側部102cに限らず、第1の筐体101および第2の筐体102のうち、いずれか一方の筐体の側部に配置されていればよい。
(電子機器の内部の構成)
電子機器100の内部の構成について、図4に基づき説明する。図4は、図1の(b)における電子機器100の内部を示す模式図である。なお、理解を容易にするために、図4では、電子機器100の外面100bに設けられている第1のカメラ31および第2のカメラ32を破線で示し、電子機器100の内部に設けられている構成を実線で示している。また、外面100bに設けられているその他の構成の図示は省略している。
電子機器100において、第1の筐体101および第2の筐体102のうち、いずれか一方の内部には電子機器100の電池152が収納され、他方の内部には電子機器100のメイン基板150が収納されている。本実施形態では、第1の筐体101の内部には電子機器100のメイン基板150(基板)が収納され、第2の筐体102の内部には電子機器100のサブ基板151、および電池152が収納されている。メイン基板150は、電子機器100の主要な機能を制御する。サブ基板151は、メイン基板150からの指示を処理する。電池152は、電子機器100の各構成に電力を供給する。なお、上記に限らず、第2の筐体102の内部に電子機器100のメイン基板150(基板)が収納され、第1の筐体101の内部に電子機器100のサブ基板151、および電池152が収納されていてもよい。
メイン基板150と電池152とが第1の筐体101と第2の筐体102とに分けて収納されていることにより、電子機器100が落下した場合、重量が重い電池152が収納された第2の筐体102が下になって落下する。そのため、メイン基板150を落下の衝撃から守ることができる。
(変形例)
図1の(a)から図1の(c)に基づき、本実施形態の変形例について説明する。電子機器100は、音声出力装置40を表示面100a側に1つ、および音声出力装置41(もしくは音声出力装置42)を外面100b側に1つ備えているものであってもよい。本変形例では、近接センサ50による電子機器100の開状態および閉状態の検知により、開状態のときは音声出力装置40を動作させ、閉状態のときは音声出力装置41を動作させる。言い換えると、電子機器100は開状態または閉状態を検知し、当該検知結果に基づき、音声出力装置40および音声出力装置41のうち、動作させる音声出力装置を切り替える。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電子機器(100)は、第1の筐体(101)と、第2の筐体(102)と、前記第1の筐体および前記第2の筐体にわたって設けられ折りたたみ可能な画像表示部(10)と、を備え、前記画像表示部が内側となるように折りたたみ可能な電子機器であって、前記第1の筐体および前記第2の筐体は、長方形状であり、かつ、互いに長辺方向が同じ方向となるように並べて配置され、前記電子機器を折りたたんだ状態において、前記画像表示部は外部から視認されない状態となり、前記電子機器の外面には他の画像表示部が設けられていない。
上記の構成によれば、電子機器を折りたたむことで電子機器の幅が短くなる。また、電子機器を折りたたんだ状態において、画像表示部が外部から視認されない状態となり、他の画像表示部が設けられていないため、電子機器の外面が電子機器を把持するための把持面として機能する。その結果、折りたたんだ状態で電子機器を操作する際、通話など片手での操作を必要とする場合であっても、片手でしっかりと電子機器を把持して操作することができる。
本発明の態様2に係る電子機器(100)は、上記態様1において、前記第1の筐体(101)および前記第2の筐体(102)は、互いに長辺同士が隣接するように並べて配置されていてもよい。上記の構成によれば、電子機器を折りたたむことで電子機器を細長くとすることができる。
本発明の態様3に係る電子機器(100)は、上記態様2において、前記画像表示部(10)は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記電子機器が折りたたまれた状態において、前記第1の筐体(101)および前記第2の筐体(102)の回動方向に沿って円弧状に屈曲する屈曲部を有していてもよい。
上記の構成によれば、屈曲部により画像表示部に折り目を付けないで電子機器を折りたたむことができる。また、屈曲部により、画像表示部に負荷をかけることなく、電子機器が折りたたまれた状態から第1の筐体と第2の筐体とが平坦となる状態に移行することができる。
本発明の態様4に係る電子機器(100)は、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記第1の筐体(101)および前記第2の筐体(102)のうち、いずれか一方の内部には前記電子機器の電池(152)が収納され、他方の内部には前記電子機器の基板(150)が収納されていてもよい。
上記の構成によれば、電池と基板とが第1の筐体と第2の筐体とに分けて収納されている。これにより、電子機器が落下した場合、重量が重い電池が収納された筐体が下になって落下する。そのため、基板を落下の衝撃から守ることができる。
本発明の態様5に係る電子機器(100)は、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記電子機器が折りたたまれた状態において、前記第1の筐体(101)の外面(第1外面101b)、および前記第2の筐体(102)の外面(第2外面102b)、のいずれか少なくとも一方に音声出力装置(41・42)が配されていてもよい。
上記構成によれば、外面に音声出力装置が配されているで、電子機器が折りたたまれた状態であっても通話が可能となる。
本発明の態様6に係る電子機器(100)は、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記第1の筐体(101)および前記第2の筐体(102)のうち、いずれか一方の筐体の側部に前記電子機器の情報を表示する側部表示部(70)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、電子機器が折りたたまれた状態であっても、側部表示部によりユーザが電子機器の情報を確認することができる。
本発明の態様7に係る電子機器(100)は、上記態様1から6のいずれかにおいて、第1のカメラ(31)と、第2のカメラ(32)を備え、前記第1のカメラは前記第1の筐体(101)の外面(第1外面101b)に配され、前記第2のカメラは前記第2の筐体(102)の外面(第2外面102b)に配されていてもよい。
上記構成により、電子機器が折りたたまれた状態で、第1のカメラおよび第2のカメラの撮影方向が異なる。そのため、電子機器を折りたたむことで異なる方向を撮影することができる。
本発明の態様8に係る電子機器(100)は、上記態様3において、前記第1の筐体(101)と前記第2の筐体(102)との間に、前記電子機器の開閉を可能にするヒンジ機構(110)を備え、前記電子機器が折りたたまれた状態において、前記第1の筐体、前記第2の筐体、および前記ヒンジ機構により前記屈曲部(10c)が収納される空間(120)が形成され、前記電子機器が開いた状態において、前記ヒンジ機構は前記画像表示部(10)を平坦な状態に保持してもよい。
上記構成により、電子機器が折りたたまれた状態において、画像表示部の屈曲部を電子機器の内側に収めることができ、さらに、電子機器が開いた状態において、画像表示部はヒンジ機構により平坦に保持される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10 画像表示部
10c 屈曲部
31 第1のカメラ
32 第2のカメラ
40・41・42 音声出力装置
43 スピーカ(音声出力装置)
70 側部表示部
100 電子機器
100b 外面
101 第1の筐体
101b 第1外面
102 第2の筐体
102b 第2外面
102c 側部
150 メイン基板(基板)
152 電池
D1 回動方向

Claims (8)

  1. 第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体および前記第2の筐体にわたって設けられ折りたたみ可能な画像表示部と、を備え、前記画像表示部が内側となるように折りたたみ可能な電子機器であって、
    前記第1の筐体および前記第2の筐体は、長方形状であり、かつ、互いに長辺方向が同じ方向となるように並べて配置され、
    前記電子機器を折りたたんだ状態において、前記画像表示部は外部から視認されない状態となり、前記電子機器の外面には他の画像表示部が設けられていないことを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の筐体および前記第2の筐体は、互いに長辺同士が隣接するように並べて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記画像表示部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記電子機器が折りたたまれた状態において、前記第1の筐体および前記第2の筐体の回動方向に沿って円弧状に屈曲する屈曲部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の筐体および前記第2の筐体のうち、いずれか一方の内部には前記電子機器の電池が収納され、他方の内部には前記電子機器の基板が収納されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器が折りたたまれた状態において、前記第1の筐体の外面、および前記第2の筐体の外面、のいずれか少なくとも一方に音声出力装置が配されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の筐体および前記第2の筐体のうち、いずれか一方の筐体の側部に前記電子機器の情報を表示する側部表示部を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 第1のカメラと、第2のカメラを備え、
    前記第1のカメラは前記第1の筐体の外面に配され、前記第2のカメラは前記第2の筐体の外面に配されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に、前記電子機器の開閉を可能にするヒンジ機構を備え、
    前記電子機器が折りたたまれた状態において、前記第1の筐体、前記第2の筐体、および前記ヒンジ機構により前記屈曲部が収納される空間が形成され、
    前記電子機器が開いた状態において、前記ヒンジ機構は、前記画像表示部を平坦な状態に保持することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
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