JP2020123073A - 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020123073A
JP2020123073A JP2019013647A JP2019013647A JP2020123073A JP 2020123073 A JP2020123073 A JP 2020123073A JP 2019013647 A JP2019013647 A JP 2019013647A JP 2019013647 A JP2019013647 A JP 2019013647A JP 2020123073 A JP2020123073 A JP 2020123073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
data
unit
information
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2019013647A
Other languages
English (en)
Inventor
成剛 近藤
Naritake Kondo
成剛 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019013647A priority Critical patent/JP2020123073A/ja
Publication of JP2020123073A publication Critical patent/JP2020123073A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複数の処理が定義された処理手順の処理データを記憶領域に一時的に記憶する情報処理システムにおいて、記憶領域に残った不要な処理データを速やかに削除できるようにする。【解決手段】情報処理システムは、複数の処理が定義された処理手順を実行するサーバ装置と、前記サーバ装置に前記処理手順の実行を要求する端末装置とがネットワークを介して通信可能に接続される情報処理システムであって、前記サーバ装置は、前記処理手順の実行を要求した端末装置と、前記処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理するデータ管理部と、前記処理データを所定の出力先に出力する前に、新たな処理の開始を示す情報を受け付けた場合、前記端末装置と対応付けて管理されている前記処理データを削除するデータ削除部と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
画像形成装置等の電子機器(端末装置)とサーバ装置とを含み、電子機器が取得した画像等の電子データに対して、複数の処理が定義されたワークフロー(処理手順)に従って一連の処理を実行する情報処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷ジョブを処理する印刷システムにおいて、予め定めた工程が終了したデバイスに対して、印刷ジョブの処理に使用された印刷データの削除を指示することにより、印刷データに含まれる情報を保護する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
端末装置からの処理要求に応じて、複数の処理が定義された処理手順を実行する情報処理システムでは、サーバ装置が、処理手順の処理データを記憶領域に一時的に記憶しておき、端末装置からの取得要求に応じて処理データを端末装置に送信する場合がある。この場合、サーバ装置は、例えば、処理データを端末装置に送信した後に、記憶領域に記憶した処理データを削除する。
このような情報処理システムでは、例えば、ネットワークの障害や端末装置の電源断等により、端末装置からの取得要求をサーバ装置が受信できない場合、処理データが削除されずに、所定の削除期間を経過するまで、記憶領域に残ってしまうという問題がある。
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、所定の処理手順を実行した処理データを記憶領域に一時的に記憶する情報処理システムにおいて、記憶領域に残った不要な処理データを速やかに削除できるようにする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態に係る情報処理システムは、所定の処理手順を実行するサーバ装置と、前記サーバ装置に前記処理手順の実行を要求する端末装置とがネットワークを介して通信可能に接続される情報処理システムであって、前記サーバ装置は、前記処理手順の実行を要求した端末装置と、前記処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理するデータ管理部と、前記処理データを所定の出力先に出力する前に、新たな処理の開始を示す情報を受け付けた場合、前記端末装置と対応付けて管理されている前記処理データを削除するデータ削除部と、を有し、前記端末装置は、前記処理手順の実行を要求する処理要求を前記サーバ装置に送信する送信部を有する。
本発明の一実施形態によれば、所定の処理手順を実行した処理データを記憶領域に一時的に記憶する情報処理システムにおいて、記憶領域に残った不要な処理データを速やかに削除できるようになる。
一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の例を示す図である。 一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る情報処理システムの機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係るデータ管理部が管理する情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(1)である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(2)である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(3)である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(1)である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(2)である。 第3の実施形態に係る処理データの削除処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(1)である。 第4の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(2)である。 第4の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図(3)である。 第5の実施形態に係る処理データの削除処理の例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る表示画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の例を示す図である。情報処理システム100は、例えば、サービス提供サーバ101、電子機器102、情報端末103等が、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク104を介して通信可能に接続されている。
サービス提供サーバ(サーバ装置)101は、コンピュータの構成を有する情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。サービス提供サーバ101は、例えば、複数の処理が定義されたワークフローを実行するアプリケーション(ウェブアプリケーション)等を、ネットワーク104を介して接続される電子機器102、情報端末103等に提供する。
ここで、ワークフローとは、例えば、画像データ等の処理対象となる電子データに対して、入力処理、変換処理、出力処理等の所定の処理を実行する複数のコンポーネントを組み合わせた一連の処理を定義した情報である。また、コンポーネントは、ワークフローに含まれる各処理を実行するプログラムであり、プラグインと呼ばれる場合もある。なお、ワークフローは、サービス提供サーバ101が実行する所定の処理手順の一例である。
電子機器(端末装置の一例)102は、ウェブブラウザを備え、サービス提供サーバ101が提供するウェブページにアクセスして、アプリケーションを利用することにより、サービス提供サーバ101に様々なワークフローを実行させる機器である。ここでは、一例として、電子機器102が、スキャン機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を一つの筐体に搭載したMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置であるものとして、以下の説明を行う。
ただし、電子機器102は、画像形成装置に限られず、ウェブブラウザを備え、サービス提供サーバ101が提供するウェブページにアクセス可能な様々な機器であって良い。例えば、電子機器102は、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ、HUD(Head Up Display)装置等の出力装置であっても良い。また、電子機器102は、例えば、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、デジタルカメラ、ウェアラブル端末等の機器であっても良い。
情報端末(端末装置の別の一例)103は、デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末等のウェブブラウザを備えた情報処理装置である。情報処理システム100を利用するユーザは、電子機器102に限られず、情報端末103のウェブブラウザを利用して、サービス提供サーバ101が提供するウェブページにアクセスし、アプリケーションを利用するものであっても良い。
上記の構成において、サービス提供サーバ101は、電子機器102や情報端末103等の端末装置からの処理要求に応じて、複数の処理が定義されたワークフロー(所定の処理手順)を実行する。このとき、ワークフローの実行には時間を要する場合があるため、サービス提供サーバ101は、ワークフローを実行した処理データを、所定の記憶領域に一時的に記憶する。
また、処理要求を送信した端末装置は、処理要求を送信した後、サービス提供サーバ101に定期的にポーリングを行い、要求した処理が完了したか否かを確認し、処理が完了したときに、処理手順が実行された処理データを取得する。このとき、サービス提供サーバ101は、端末装置に出力した処理データを、所定の記憶領域から削除する。
一方、端末装置が、サービス提供サーバ101に処理要求を送信した後に、例えば、
ネットワークの障害や端末装置の電源断等により、サービス提供サーバ101に処理データの取得要求を行えない場合がある。このような場合、サービス提供サーバ101が、所定の記憶領域に一時的に記憶した処理データが削除されずに、所定の削除期間を経過するまで、記憶領域に残ってしまう場合があり、セキュリティ上好ましくないという問題がある。特に、近年では、欧州一般データ保護規則(GDPR: General Data Protection Regulation)の施行等により、個人データの削除に関する関心が高まっている。
そこで、本実施形態に係る情報処理システム100では、サービス提供サーバ101が、所定の記憶領域に残った不要な処理データを速やかに削除する機能を有している。
例えば、サービス提供サーバ101は、ワークフローの実行を要求した端末装置と、当該ワークフローの処理データとを対応付けて管理する。また、サービス提供サーバ101は、当該端末装置から、新たな処理の開始を示す情報(例えば、ログイン処理、アプリ一覧の取得処理等)の要求を受け付けると、当該端末装置と対応付けて管理している処理データを削除する。
これにより、情報処理システム100は、例えば、ワークフローの実行中等に何らかの障害が発生し、所定の記憶領域に不要な処理データが残ってしまった場合でも、新たな処理を開始するときに、不要な処理データを速やかに削除することができる。従って、例えば、情報漏洩のリスク等を効果的に低減することができる。
<ハードウェア構成>
続いて、情報処理システム100に含まれる各装置のハードウェア構成について説明する。
(サービス提供サーバ、及び情報端末のハードウェア構成)
図2は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。サービス提供サーバ101は、例えば、図2に示すようなコンピュータ200のハードウェア構成を有している。或いは、サービス提供サーバ101は、図2に示すようなハードウェア構成を有する複数のコンピュータ200によって実現される。また、情報端末103は、例えば、図2に示すようなコンピュータ200のハードウェア構成を有している。
コンピュータ200は、例えば、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HD(Hard Disk)204、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F(Interface)207、ネットワークI/F208、キーボード209、ポインティングデバイス210、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ212、メディアI/F214、及びバスライン215等を備えている。
これらのうち、CPU201は、コンピュータ200全体の動作を制御する。ROM202は、例えば、IPL(Initial Program Loader)等のCPU201の起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ205は、CPU201の制御に従ってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ206は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F207は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等が含まれる。ネットワークI/F208は、ネットワーク104を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。
キーボード209は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス210は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD−RWドライブ212は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW211に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD−RW211は、DVD−RWに限らず、DVD−R等であっても良い。メディアI/F214は、フラッシュメモリ等のメディア213に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。バスライン215は、上記の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス及び各種の制御信号等である。
(電子機器のハードウェア構成)
図3は、一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。ここでは、電子機器102のハードウェア構成の一例として、画像形成装置300のハードウェア構成について説明する。
画像形成装置300は、例えば、図3に示されるように、コントローラ310、近距離通信回路320、エンジン制御部330、操作パネル340、ネットワークI/F350等を備えている。
これらのうち、コントローラ310は、コンピュータの主要部であるCPU301、システムメモリ(MEM−P)302、ノースブリッジ(NB)303、サウスブリッジ(SB)304、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)305、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)306、HDDコントローラ307、及び、記憶部であるHD308等を有し、NB303とASIC305との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス311で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU301は、画像形成装置300の全体制御を行う制御部である。NB303は、CPU301と、MEM−P302、SB304、及びAGPバス311とを接続するためのブリッジであり、MEM−P302に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P302は、コントローラ310の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM302a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM302bとからなる。なお、RAM302bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
SB304は、NB303とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC305は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス311、PCIバス312、HDDコントローラ307、及びMEM−C306をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC305は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC305の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C306を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジック等により画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部331及びプリンタ部332との間でPCIバス312を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC305には、USBのインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしても良い。
MEM−C306は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD308は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD308は、CPU301の制御に従ってHD308に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス311は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P302に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
近距離通信回路320には、例えば、1つ以上の近距離無線通信I/F320aが備わっている。近距離無線通信I/F320aは、例えば、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信の規格に従って通信を行う無線回路、アンテナ、制御回路等を含む。
エンジン制御部330は、例えば、スキャナ部331及びプリンタ部332等によって構成されている。スキャナ部331は、原稿等を読み取る読取装置である。プリンタ部332は、印刷データを印刷媒体に印刷する印刷装置である。スキャナ部331又はプリンタ部332には、例えば、誤差拡散やガンマ変換等の画像処理部分が含まれている。
操作パネル340は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部340a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作ボタン340bを備えている。コントローラ310は、画像形成装置300全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル340からの入力等を制御する。
なお、画像形成装置300は、操作パネル340のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F350は、ネットワーク104を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路320及びネットワークI/F350は、PCIバス312を介して、ASIC305に電気的に接続されている。
<機能構成>
図4は、一実施形態に係る情報処理システムの機能構成の例を示す図である。なお、ここでは、情報処理システム100を利用するユーザが、画像形成装置300等の電子機器102が備えるウェブブラウザを用いて、サービス提供サーバ101が提供するサービス(ウェブアプリケーション等)を利用するものとして以下の説明を行う。なお、電子機器102は、端末装置の一例であり、端末装置は情報端末103等であっても良い。
(サービス提供サーバの機能構成)
サービス提供サーバ101は、例えば、図2のCPU201、又は複数のコンピュータ200で1つ以上のプログラムを実行することにより、サービス処理部410、ドキュメントサービス部420、外部サービス連携部430、及び認証部440等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
また、サービス提供サーバ101は、アプリ情報記憶部450、及び処理情報記憶部460等の記憶部を有する。アプリ情報記憶部450、及び処理情報記憶部460は、例えば、HDD240等によって実現される。また、アプリ情報記憶部450、及び処理情報記憶部460のうちの少なくとも一部は、例えば、ストレージサーバ等の情報処理装置によって実現されるものであっても良い。
サービス処理部410は、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等からアクセス可能なウェブサーバであり、アプリ管理部411、ロジック処理部412、データI/F部413、データ管理部414、及びデータ削除部415等を含む。
アプリ管理部411は、サービス提供サーバ101が提供する1つ以上のアプリケーションの情報であるアプリ情報を、アプリ情報記憶部450に記憶して管理する。このアプリ情報には、例えば、各アプリケーションの表示画面を作成するための情報である「画面定義」や、各アプリケーションの処理内容が定義された「処理内容」等の情報が含まれる。
アプリ管理部411は、例えば、電子機器102が備えるウェブブラウザ等からの要求に応じて、アプリ情報含まれる画面定義に基づく表示画面であるアプリ画面を返信する。これにより、電子機器102は、例えば、操作パネル340等の表示部に、アプリケーションを利用するためのアプリ画面を表示することができる。
このアプリ画面は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)、XML(
Extensible Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)等の言語によって作成されている。従って、電子機器102のユーザは、アプリ画面に対して所定の操作を行うことにより、アプリケーションに対する各種の操作を行うことができる。
また、アプリ管理部411は、ロジック処理部412からの要求に応じて、アプリ情報に含まれる処理内容を返信する。なお、この処理内容には、複数の処理が定義された処理手順(ワークフロー)が含まれる。
ロジック処理部412は、例えば、電子機器102が備えるウェブブラウザ等からの要求に応じて、アプリ管理部411から処理内容を取得する。また、ロジック処理部412は、取得した処理内容に従ってドキュメントサービス部420や、外部サービス連携部430のファイル処理部431等に対して、処理の実行を要求する。これにより、情報処理システム100による各種のサービス(例えば、ウェブアプリケーションによるワークフローの実行等)が電子機器102に提供される。
データI/F部413は、例えば、電子機器102が備えるウェブブラウザ等からの要求に応じて、外部サービス連携部430のデータ処理部432に対して、例えばフォルダ一覧の取得等を要求する。
データ管理部414は、例えば、所定の処理手順(ワークフロー)の実行を要求した電子機器102等と、当該処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理する。
図5は、一実施形態に係るデータ管理部が管理する情報の例を示す図である。データ管理部414は、一例として、図5(a)に示すように、要求元の電子機器102等を識別する識別情報である「装置ID」と、処理データの記憶先を示す「処理データのパス」とを対応付けて記憶した管理情報を、処理情報記憶部460等に記憶して管理する。
ここで、処理データは、例えば、ワークフローに定義された一連の処理が実行された電子データ(例えば、印刷データ等)である。例えば、データ管理部414は、ワークフローが実行された処理データを、処理情報記憶部460等の所定の記憶領域に一時的に記憶し、記憶先を特定する情報である「処理データのパス」を、要求元の端末装置の「装置ID」と対応付けて、管理情報に記憶する。
また、データ管理部414は、図5(b)〜(d)に示すように、装置IDと、処理データのパスと、に加えて、例えば、ユーザID、パラメータ等の様々な情報を、さらに対応付けて管理しても良い。
データ削除部415は、処理情報記憶部460に一時的に記憶されている処理データのうち、不要な処理データを削除する。
例えば、データ管理部414が、電子機器102からの要求に応じてワークフローが実行された処理データを、処理情報記憶部460に一時的に記憶しているものとする。この状態で、同じ電子機器102から、予め設定された「新たな処理の開始を示す情報」を受け付けた場合、データ削除部415は、処理情報記憶部460に記憶している処理データを不要な処理データと判断する。また、データ削除部415は、不要な処理データと判断された処理データを、処理情報記憶部460から削除する。
例えば、電子機器102の一例である画像形成装置300から、プルプリント処理を含むワークフローを実行する場合、新たな処理の開始を示す情報には、ユーザのログイン処理が含まれる。これは、プルプリント処理を行う場合、画像形成装置300を同時に利用できるユーザの数は1人であるため、ユーザがログインしたということは、新たな処理が開始されると判断できるためである。また、新たな処理の開始を示す情報には、例えば、アプリ一覧の取得、アプリの選択等、予め設定された様々な処理が含まれ得る。
ドキュメントサービス部420は、サービス提供サーバ101が提供するサービスを実現するためのプログラム(コンポーネント)群である。ドキュメントサービス部420には、例えば、電子ファイルに対してOCR(Optical Character Recognition)処理を実行するOCR処理部421や、電子ファイルのファイル形式を変換するファイル変換部422等が含まれ得る。また、ドキュメントサービス部420には、これら以外にも、例えば、電子ファイルの圧縮又は解凍するためのプログラム、電子ファイルを画像形成装置300で印刷可能な印刷データに変換するためのプログラム等、各種の処理を実行するプログラムが含まれていても良い。
外部サービス連携部430は、ロジック処理部412及びデータI/F部413からの要求に応じて、外部サービスA470等の外部サービスに対して、各種の処理の実行を要求する。なお、情報処理システム100は、例えば、外部サービス毎に、外部サービス連携部430をそれぞれ有する。
外部サービス連携部430は、ロジック処理部412からの要求を受け付けるファイル処理部431と、データI/F部413からの要求を受け付けるデータ処理部432とを含む。
ファイル処理部431は、外部サービスA470に保存されている電子ファイルに対する操作(例えば、取得、保存、編集等)を行うためのAPI(Application Programming Interface)が定義された共通I/F433及び固有I/F434を有する。共通I/F433は、複数の外部サービス間で共通に利用できるAPIである。また、固有I/F434は、外部サービス毎に定義されたAPIである。
データ処理部432は、外部サービスA470に保存されている電子ファイルの書誌情報等のメタデータ(例えば、ファイル一覧、フォルダ一覧等)を取得等するためのAPIが定義された共通I/F435及び固有I/F436を有する。共通I/F435は、複数の外部サービス間で共通に利用できるAPIである。また、固有I/F436は、外部サービス毎に定義されたAPIである。
上記の構成により、例えば、サービス提供サーバ101に、他の外部サービス(例えば、外部サービスB)を連携させる場合、他の外部サービスに対応する外部サービス連携部430を、サービス提供サーバ101に追加すれば良い。
認証部440は、サービス提供サーバ101にログインするユーザを認証し、認証に成功したユーザに、サービス提供サーバ101が提供するサービスの利用を許可する。なお、認証部440による認証は、任意の認証方式によるものであって良い。
(電子機器の機能構成)
電子機器102は、電子機器102が備えるコンピュータで所定のプログラムを実行することにより、通信部401、表示制御部402等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部はハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部401は、電子機器102をネットワーク104に接続し、サービス提供サーバ101と通信を行う。例えば、通信部401は、ワークフロー(処理手順)の実行を要求する処理要求や、処理データの取得を要求する取得要求等の要求情報を、サービス提供サーバ101に送信する送信部として機能する。
表示制御部402は、例えば、図3のCPU301で実行されるウェブブラウザ等によって実現され、サービス提供サーバ101から提供される様々なウェブページ等の表示画面を、操作パネル340等の表示部に表示させる。例えば、表示制御部402は、サービス提供サーバ101が提供するアプリケーションのアプリ画面や、サービス提供サーバ101から情報を通知する通知画面、ユーザに選択を促す選択画面等の様々な表示画面を、表示部に表示させる。
なお、図4に示す情報処理システム100の機能構成は一例である。例えば、サービス提供サーバ101のデータ削除部415は、データ管理部414に含まれていても良い。また、認証部440、アプリ情報記憶部450、及び処理情報記憶部460等は、サービス提供サーバ101の外部に設けられていても良い。さらに、サービス提供サーバ101は、外部サービスと連携を行わない場合、外部サービス連携部430を有していなくても良い。
<処理の流れ>
続いて、本発明の各実施形態に係る情報処理方法の処理の流れについて説明する。
[第1の実施形態]
図6〜8は、第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。ここでは、一例として、ユーザが、画像形成装置300等の電子機器102から、サービス提供サーバ101が提供するアプリケーションを利用して、外部サービスA470に記憶されている電子ファイルを印刷する場合の処理の例について説明する。
ステップS601において、電子機器102の通信部401は、ユーザによる所定の操作に応じて、サービス提供サーバ101が提供するアプリケーションの一覧であるアプリ一覧の取得を要求するアプリ一覧の取得要求を、サービス提供サーバ101に送信する。このアプリ一覧の取得要求には、例えば、要求元の電子機器102を識別する装置IDが含まれる。
ステップS602において、サービス提供サーバ101のアプリ管理部411は、電子機器102から、アプリ一覧の取得要求を受け付けると、受け付けたアプリ一覧の取得要求、又はアプリ一覧の取得要求を受け付けたことを示す情報をデータ削除部415に通知する。
ステップS603において、サービス提供サーバ101のデータ削除部415は、例えば、アプリ一覧の取得要求を受け付けると、新たな処理が開始されたと判断し、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除する。例えば、データ削除部415は、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データの削除をデータ管理部414に要求する。或いは、データ削除部415は、処理情報記憶部460から、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除しても良い。
ステップS604において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(a)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
なお、処理情報記憶部460に、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データがない場合、ステップS603、S604の処理は省略することができる。
ステップS605において、アプリ管理部411は、例えば、ステップS602の処理と並行して、サービス提供サーバ101が提供するアプリケーションの一覧であるアプリ一覧を電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、アプリ一覧が選択可能に表示される。
ステップS606において、電子機器102の通信部401は、アプリ一覧からユーザによって選択されたアプリケーションの情報を、サービス提供サーバ101に送信する。
ステップS607において、サービス提供サーバ101のアプリ管理部411は、ユーザによって選択されたアプリケーションを利用するためのアプリ画面を電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、アプリ画面が表示される。
ステップS608において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるファイル一覧の取得操作等に応じて、ファイル一覧の取得を要求する情報取得要求を、サービス提供サーバ101に送信する。
ステップS609において、サービス提供サーバ101のデータI/F部413は、電子機器102から情報取得要求を受け付けると、受け付けた情報取得要求を外部サービス連携部430に送信する。
ステップS610、S611において、外部サービス連携部430のデータ処理部432は、要求されたファイル一覧を外部サービスAから取得し、取得したファイル一覧を、要求元のデータI/F部413に送信する。
ステップS612において、データI/F部413は、外部サービス連携部430から受信したファイル一覧を、要求元の電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、印刷可能なファイルの一覧等が、選択可能に表示される。
ステップS613において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるファイルの選択操作に応じて、選択されたファイルの処理要求を、サービス提供サーバ101に送信する。この処理要求には、電子機器102を識別する装置IDが含まれる。
ステップS614、S615において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、アプリケーションの処理内容を、アプリ管理部411から取得する。
ステップS616において、ロジック処理部412は、取得した処理内容を解析して、実行する処理手順を特定する。
ステップS617において、ロジック処理部412は、特定した処理手順に基づいて、例えば、外部サービス連携部430に処理の実行を要求する。なお、ロジック処理部412は、処理内容によって、ドキュメントサービス部420に処理を要求しても良い。
ステップS618、S619において、外部サービス連携部430は、要求された処理を実行する。例えば、外部サービス連携部430は、ステップS618において、選択されたファイルを外部サービスA470から取得し、ステップS619において、取得したファイルを、印刷データに変換する。
なお、ステップS614〜S619の処理と並行して、電子機器102の通信部401は、例えば、所定の時間間隔で、処理情報の確認要求をサービス提供サーバ101に送信する。例えば、通信部401は、ステップS651において、処理状況の確認要求をサービス提供サーバ101に送信する。
ステップS652において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、ステップS613で受け付けた処理の処理状況を、電子機器102に通知する。ここでは、処理がまだ完了していないので、ロジック処理部412は、「処理中」であることを示す処理状況を電子機器102に返信する。
続いて、図7のステップS620において、外部サービス連携部430は、要求された処理が完了すると、要求された処理を実行した処理データ(ここでは印刷データ)を、ロジック処理部412に送信する。
ステップS621において、ロジック処理部412は、処理データの登録要求を、データ管理部414に送信する。この登録要求には、例えば、処理データ、及び要求元の電子機器102を識別する装置ID等が含まれる。
ステップS622において、データ管理部414は、処理データ、及び管理データを登録する。例えば、データ管理部414は、登録要求に含まれる処理データを処理情報記憶部460に記憶し、記憶先を示す「処理データのパス」と、「装置ID」とを対応付けて、図5(a)に示すような管理情報に登録する。
ステップS622の処理により、サービス提供サーバ101は、電子機器102から要求されたワークフローを実行し、ワークフローを実行した処理データが、処理情報記憶部460に一時的に記憶される。
この状態で、例えば、ステップS653において、電子機器102の通信部401が、処理状況の確認要求をサービス提供サーバ101に送信すると、ステップS654以降の処理が実行される。
ステップS654において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、ステップS613で受け付けた処理要求の処理状況を、電子機器102に通知する。ここでは、ワークフローの実行が完了し、処理情報記憶部460に処理データが記憶されているので、ロジック処理部412は、「処理完了」であることを示す処理状況を電子機器102に返信する。
ステップS656において、電子機器102の通信部401は、処理状況の確認要求の送信(ポーリング)を中止し、処理データの取得要求をサービス提供サーバ101に送信する。この処理データの取得要求には、例えば、電子機器102を識別する装置IDが含まれる。
ステップS657、S658において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、電子機器102の装置IDに対応する処理データを、データ管理部414から取得する。
ステップS659において、ロジック処理部412は、取得した処理データを電子機器102に送信する。なお、電子機器102は、処理データを出力する所定の出力先の一例である。所定の出力先は、アプリケーションの処理内容に応じて、電子機器102以外の出力先(例えば、ストレージサーバ、メールサーバ、プリンタ、サイネージ等)であっても良い。
ステップS660において、電子機器102は、要求した処理が実行された処理データ(ここでは印刷データ)を印刷する印刷処理を実行する。
ステップS661において、ロジック処理部412は、例えば、ステップS659の処理と並行して、処理データを出力したことをデータ削除部415に通知する。
ステップS662において、データ削除部415は、出力済の処理データを削除する。例えば、データ削除部415は、出力済の処理データの削除をデータ管理部414に要求する。或いは、データ削除部415は、処理情報記憶部460から、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除しても良い。
ステップS663において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(a)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
このように、一連の処理が正常に実行された場合、処理情報記憶部460に一時的に記憶された処理データは、処理が完了したときに削除される。
一方、一連の処理が正常に実行されなかった場合には、一例として、図8のステップS801以降の処理が実行される。
ステップS801において、電子機器102に何らかの障害(例えば、電源断、再起動、ネットワークの不通等)により、電子機器102の通信部401が、処理状況の確認要求をサービス提供サーバ101に送信できない状態が継続したものとする。また、ステップS802において、電子機器102の障害が復旧したものとする。
この状態で、例えば、ステップS803において、電子機器102の通信部401が、ユーザによる所定の操作に応じて、アプリ一覧の取得要求をサービス提供サーバ101に送信すると、ステップS804以降の処理が実行される。
ステップS804において、アプリ管理部411は、電子機器102から、アプリ一覧の取得要求を受け付けると、受け付けたアプリ一覧の取得要求、又はアプリ一覧の取得要求を受け付けたことを示す情報をデータ削除部415に通知する。
ステップS805において、サービス提供サーバ101のデータ削除部415は、例えば、アプリ一覧の取得要求を受け付けると、新たな処理が開始されたと判断し、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除する。この処理は、例えば、図6のステップS603の処理と同様である。
ステップS806において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(a)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
この処理により、サービス提供サーバ101は、一連の処理が正常に実行できなかった場合でも、処理情報記憶部460に一時的に記憶された不要な処理データを削除することができる。
ステップS807において、アプリ管理部411は、例えば、ステップS804の処理と並行して、アプリ一覧を電子機器102に送信する。
上記の各処理により、複数の処理が定義された処理手順の処理データを記憶領域に一時的に記憶する情報処理システム100において、記憶領域に残った不要な処理データを速やかに削除できるようになる。
なお、図6〜8の処理では、サービス提供サーバ101は、電子機器102からのアプリ一覧要求に応じて、処理情報記憶部460に記憶された不要な処理データを削除していたが、不要な処理データを削除するタイミングはこれに限定されない。
例えば、サービス提供サーバ101は、図6のステップS606において、選択されたアプリの情報を電子機器102から受け付けたときに、処理情報記憶部460に記憶された不要な処理データを削除するものであっても良い。
また、サービス提供サーバ101は、第2の実施形態で説明するように、ユーザのログインに応じて、処理情報記憶部460に記憶された不要な処理データを削除するものであっても良い。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、サービス提供サーバ101が、ユーザのログインに応じて、処理情報記憶部460に記憶された不要な処理データを削除する場合の処理の例について説明する。なお、第2の実施形態に係る情報処理システム100の機能構成は、図4に示す一実施形態に係る情報処理システム100の機能構成と同様で良い。
図9、10は第2の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。なお、第2の実施形態に係る情報処理システムの処理の基本的な処理内容は、図6〜8で説明した第1の実施形態に係る情報処理システムの処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS901において、電子機器102の通信部401は、ユーザによる所定の操作に応じて、アプリ一覧の取得要求をサービス提供サーバ101に送信する。
ステップS902において、サービス提供サーバ101のアプリ管理部411は、電子機器102から受け付けたアプリ一覧の取得要求に応じて、アプリ一覧を電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、アプリ一覧が選択可能に表示される。
ステップS903において、電子機器102の通信部401は、アプリ一覧からユーザによって選択されたアプリケーションの情報を、アプリ管理部411に送信する。
ステップS904において、アプリ管理部411は、ユーザによって選択されたアプリケーションを利用するためのアプリ画面を電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、アプリ画面が表示される。
ステップS905、S906において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるログイン操作を受け付けると、ログインを要求するログイン要求をサービス提供サーバ101に送信する。なお、本実施形態では、ユーザによるログイン操作について特に限定しないが、ここでは一例として、ユーザIDとパスワードによるパスワード認証を行うものとして以下の説明を行う。
ステップS907において、サービス提供サーバ101の認証部440は、電子機器102から受け付けたログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの認証を行う。例えば、認証部440は、ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの組合せが、サービス提供サーバ101に予め登録されている場合、ステップS908以降の処理を実行する。一方、認証部440は、電子機器102から受け付けたログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの組合せが、情報処理システム100に予め登録されていない場合、ステップS908以降の処理の実行を中止する。
ステップS908において、認証部440は、電子機器102からユーザがログインしたことを通知するログイン通知を、データ削除部415に送信する。このログイン通知には、例えば、電子機器102の装置ID、及びユーザを識別するユーザID等が含まれる。なお、ログイン通知は、新たな処理の開始を示す情報の一例である。
ステップS909において、データ削除部415は、認証部440からログイン通知を受け付けると、新たな処理が開始されたと判断し、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除する。
ステップS910において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(a)、又は図5(b)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
ステップS911において、認証部440は、ログインを許可する情報を、要求元の電子機器102に送信する。これにより、ユーザは、電子機器102を用いて、例えば、ステップS912の処理を実行することができるようになる。なお、ユーザがログイン操作するタイミングは、別のタイミング(例えば、ステップS903の前等)であっても良い。
ステップS912において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるファイル一覧の取得操作等に応じて、ファイル一覧の取得を要求する情報取得要求を、サービス提供サーバ101に送信する。
ステップS913において、サービス提供サーバ101のデータI/F部413は、電子機器102から情報取得要求を受け付けると、受け付けた情報取得要求を外部サービス連携部430に送信する。
ステップS914、S915において、外部サービス連携部430のデータ処理部432は、要求されたファイル一覧を外部サービスAから取得し、取得したファイル一覧を、要求元のデータI/F部413に送信する。
ステップS916において、データI/F部413は、外部サービス連携部430から受信したファイル一覧を、要求元の電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、印刷可能なファイルの一覧等が表示される。
ステップS917において、情報処理システム100は、例えば、ユーザによるファイル選択操作に応じて、例えば、図6のステップS613〜S619と同様の処理を実行することにより、アプリケーションに応じたワークフローを実行する。
続いて、図10のステップS918において、外部サービス連携部430は、要求された処理が完了すると、要求された処理を実行した処理データを、ロジック処理部412に送信する。
ステップS919において、ロジック処理部412は、処理データの登録要求を、データ管理部414に送信する。
ステップS920において、データ管理部414は、処理データ、及び管理データを登録する。例えば、データ管理部414は、登録要求に含まれる処理データを処理情報記憶部460に記憶し、記憶先を示す「処理データのパス」と、「装置ID」とを対応付けて、図5(a)に示すような管理情報に登録する。
別の一例として、データ管理部414は、記憶先を示す「処理データのパス」と、「装置ID」とに加えて、図5(b)に示すように、ユーザを識別する「ユーザID」を対応付けて、管理情報に登録しても良い。
ステップS920の処理により、ロジック処理部412は、電子機器102から要求されたワークフローの実行を完了し、ワークフローを実行した処理データが、処理情報記憶部460に一時的に記憶される。
この状態で、例えば、図7のステップS653に示すように、電子機器102が、サービス提供サーバ101に対して、処理状況の確認要求を送信すると、第1の実施形態と同様に、ステップS654〜S663に示すような一連の処理が実行される。
一方、一連の処理が正常に実行できなかった場合には、一例として、図10のステップS1001以降の処理が実行される。
ステップS1001において、電子機器102に何らかの障害により、電子機器102の通信部401が、処理状況の確認要求をサービス提供サーバ101に送信できない状態が継続したものとする。また、ステップS1002において、電子機器102の障害が復旧したものとする。
この状態で、例えば、ステップS1003において、電子機器102の通信部401が、ユーザによる所定の操作に応じて、アプリ一覧の取得要求をサービス提供サーバ101に送信すると、ステップS1004以降の処理が実行される。
ステップS1004において、サービス提供サーバ101のアプリ管理部411は、電子機器102から受け付けたアプリ一覧の取得要求に応じて、アプリ一覧を電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、アプリ一覧が選択可能に表示される。
ステップS1005において、電子機器102の通信部401は、アプリ一覧からユーザによって選択されたアプリケーションの情報を、アプリ管理部411に送信する。
ステップS1006において、アプリ管理部411は、ユーザによって選択されたアプリケーションを利用するためのアプリ画面を電子機器102に送信する。これにより、例えば、電子機器102のウェブブラウザ等に、アプリ画面が表示される。
ステップS1007、S1008において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるログイン操作を受け付けると、ログインを要求するログイン要求をサービス提供サーバ101に送信する。
ステップS1009において、サービス提供サーバ101の認証部440は、電子機器102から受け付けたログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの認証を行う。また、認証部440は、ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの組合せが、サービス提供サーバ101に予め登録されている場合、ステップS1010以降の処理を実行する。
ステップS1010において、認証部440は、電子機器102からユーザがログインしたことを通知するログイン通知を、データ削除部415に送信する。
ステップS1011において、データ削除部415は、認証部440からログイン通知を受け付けると、新たな処理が開始されたと判断し、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除する。
ステップS1012において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(a)、又は図5(b)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
ステップS1013において、認証部440は、ログインを許可する情報を、要求元の電子機器102に送信する。
上記の処理により、サービス提供サーバ101は、一連の処理が正常に実行できなかった場合でも、次のログイン処理が行われたときに、処理情報記憶部460に残った不要な処理データを削除することができる。
[第3の実施形態]
第2の実施形態では、例えば、図9のステップS909において、データ削除部415は、ログイン通知を受け付けると、要求元の電子機器102と対応付けて管理されている処理データを削除していた。ただし、この処理は、データ削除部415による処理データの削除処理の一例である。第3の実施形態では、データ削除部415による処理データの削除処理の別の一例について説明する。
図11は、第3の実施形態に係るデータ削除部による削除処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図9のステップS909等で、データ削除部415によって実行される処理データの削除処理の別の一例を示している。
ステップS1111において、サービス提供サーバ101のデータ削除部415が、例えば、認証部440等から、ユーザがログインしたことを示すログイン通知を受け付けると、ステップS1112以降の処理が実行される。なお、ログイン通知には、例えば、要求元の電子機器102の装置ID、ユーザのユーザID等が含まれている。
ステップS1112において、データ削除部415は、例えば、図5(b)に示すような管理情報を参照して、要求元の電子機器102の装置IDに対応付けて管理されている処理データがあるか否かを判断する。装置IDに対応付けて管理されている処理データがない場合、データ削除部415は、処理データの削除処理を終了する。一方、装置IDに対応付けて管理されている処理データがある場合、データ削除部415は、処理をステップS1113に移行させる。
ステップS1113に移行すると、データ削除部415は、例えば、図5(b)に示すような管理情報を参照して、ログインしたユーザのユーザIDが、当該処理データに対応付けて管理されているユーザIDと一致するか否かを判断する。ユーザIDが一致する場合、データ削除部415は、処理データの削除処理を中止する。一方、ユーザIDが一致しない場合、データ削除部415は、ステップS1114において、当該処理データを削除する。
上記の処理により、サービス提供サーバ101は、記憶領域に残った不要な処理データをすると共に、例えば、同じユーザの処理済の処理データを再利用することができるようになる。なお、処理データの再利用の例については、第4の実施形態で説明する。
[第4の実施形態]
図12〜14は、第4の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。なお、基本的な処理内容は、第1、2の実施形態と同様なので、ここでは、第1、2の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1201において、情報処理システム100は、例えば、図9のステップS901〜S916と同様の処理を実行し、電子機器102のウェブブラウザ等に、印刷可能なファイルの一覧が表示されている状態であるものとする。
ステップS1202において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるファイルの選択操作に応じて、選択されたファイルの処理要求を、サービス提供サーバ101に送信する。この処理要求には、電子機器102の装置ID、及びユーザのユーザIDが含まれる。
ステップS1203において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、データ管理部414が管理している処理データのうち、利用可能な処理データがあるか否かを確認する。
なお、ここでは、初回の処理なので、不要な処理データは削除されており、再利用可能な処理データはないので、ステップS1204〜S1213に示す利用可能な処理データがない場合の処理が実行されるものとする。
ステップS1204、S1205において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、アプリケーションの処理内容を、アプリ管理部411から取得する。
ステップS1206において、ロジック処理部412は、取得した処理内容を解析して、実行する処理手順を特定する。
ステップS1207において、ロジック処理部412は、特定した処理手順に基づいて、例えば、外部サービス連携部430に処理の実行を要求する。なお、ロジック処理部412は、処理内容によって、ドキュメントサービス部420に処理を要求しても良い。
ステップS1208、S1209において、外部サービス連携部430は、要求された処理を実行する。例えば、外部サービス連携部430は、ステップS1208において、選択されたファイルを外部サービスA470から取得し、ステップS1209において、取得したファイルを、印刷データに変換する。
ステップS1210において、外部サービス連携部430は、要求された処理が完了すると、要求された処理を実行した処理データ(ここでは印刷データ)を、ロジック処理部412に送信する。
ステップS1211において、ロジック処理部412は、処理データの登録要求を、データ管理部414に送信する。この登録要求には、例えば、処理データ、要求元の電子機器102の装置ID、ユーザのユーザID、及び一連の処理の実行パラメータ(以下、パラメータと呼ぶ)等が含まれる。
ステップS1213において、データ管理部414は、処理データ、及び管理データを登録する。例えば、データ管理部414は、登録要求に含まれる処理データを処理情報記憶部460に記憶し、記憶先を示す「処理データのパス」と、「装置ID」と、「ユーザID」と、「パラメータ」と、を対応付けて、図5(c)に示すような管理情報に登録する。
ここで、パラメータは、複数の処理が定義されたワークフローを実行する際に用いられる設定情報であり、例えば、ユーザや電子機器102等によって設定される様々な情報が含まれ得る。同じ電子ファイルに対して、同じワークフローを同じパラメータで実行すると、同じ処理データが得られるので、サービス提供サーバ101は、パラメータを比較することにより、処理データが再利用可能であるか否かを判断することができる。
なお、データ管理部414は、例えば、図5(c)に示すように、パラメータをそのまま管理情報に記憶して管理しても良いし、例えば、図5(d)に示すように、ハッシュ値に変換したデータを管理情報に記憶して管理しても良い。
このハッシュ値は、ワークフローを実行する際に用いられる設定情報を、ハッシュ関数(例えば、SHA−256、MD5等)を用いて、固定長のハッシュ値に不可逆変換したデータである。ハッシュ値を用いることで、固定長のデータの比較で、パラメータが一致しているか否かを、より容易に判断することができるようになる。
S1213の処理により、サービス提供サーバ101は、電子機器102から要求されたワークフローの実行を完了し、ワークフローが実行された処理データが、処理情報記憶部460に一時的に記憶される。
この状態で、例えば、図7のステップS653に示すように、電子機器102が、サービス提供サーバ101に対して、処理状況の確認要求を送信すると、第1の実施形態と同様に、ステップS654〜S663に示すような一連の処理が実行される。
一方、一連の処理が正常に実行できなかった場合には、一例として、図13のステップS1301以降の処理が実行される。
ステップS1301において、情報処理システム100は、例えば、図10のステップS1001〜S1007と同様の処理を実行する。
ステップS1302において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるログイン操作に応じて、ログインを要求するログイン要求をサービス提供サーバ101に送信する。
ステップS1303において、サービス提供サーバ101の認証部440は、電子機器102から受け付けたログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの認証を行う。例えば、認証部440は、ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの組合せが、サービス提供サーバ101に予め登録されている場合、ステップS1304以降の処理を実行する。
ステップS1304において、認証部440は、電子機器102からユーザがログインしたことを通知するログイン通知を、データ削除部415に送信する。このログイン通知には、例えば、電子機器102を識別する装置ID、及びユーザを識別するユーザID等が含まれる。
ステップS1305、S1306において、データ削除部415は、認証部440からログイン通知を受け付けると、新たな処理が開始されたと判断し、例えば、図11に示すような、処理データの削除処理を実行する。例えば、データ削除部415は、ログイン通知に含まれる装置ID、及びユーザIDを確認し(ステップS1305)、装置IDに対応する処理データがあり、かつユーザIDが一致する場合、処理データを削除する(ステップS1306)。
また、ステップS1306で処理データが削除された場合、ステップS1307において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(c)、又は図5(d)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
ステップS1308において、認証部440は、ログインを許可する情報を、要求元の電子機器102に送信する。
ステップS1309において、情報処理システム100は、例えば、図9のステップS912〜S916と同様の処理を実行し、ファイル一覧を取得する。
ステップS1310において、電子機器102の通信部401は、ユーザによるファイルの選択操作に応じて、選択されたファイルの処理要求を、サービス提供サーバ101に送信する。この処理要求には、電子機器102の装置ID、ユーザのユーザID、及びパラメータ等が含まれる。
ステップS1311において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、データ管理部414が管理している処理データのうち、利用可能な処理データがあるか否かを確認する。例えば、ロジック処理部412は、図5(c)又図5(d)に示すような管理情報を参照して、電子機器102から要求された処理と、装置ID、ユーザID、及びパラメータが一致する処理データがある場合、利用可能なデータがあると判断する。一方、ロジック処理部412は、管理情報を参照して、電子機器102から要求された処理と、装置ID、ユーザID、及びパラメータが一致する処理データがない場合、利用可能な処理データがないと判断する。
利用可能な処理データがない場合、サービス提供サーバ101は、図12のステップS1204〜S1213に示すような、利用可能な処理データがない場合の処理を実行する。一方、利用可能な処理データがある場合、サービス提供サーバ101は、図14のステップS1312に示すような、利用可能な処理データがある場合の処理を実行する。
ステップS1312において、ロジック処理部412は、処理情報記憶部460に記憶された、ワークフローを実行した処理データを利用可能なので、当該処理データの作成を中止する。
この状態で、例えば、ステップS1313において、電子機器102の通信部401が、処理状況の確認要求をサービス提供サーバ101に送信すると、ステップS1314以降の処理が実行される。
ステップS1314において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、ステップS1313で受け付けた処理の処理状況を、電子機器102に通知する。ここでは、処理情報記憶部460に、ワークフローを実行した処理データが記憶されているので、ロジック処理部412は、「処理完了」であることを示す処理状況を電子機器102に返信する。
ステップS1315において、電子機器102の通信部401は、処理状況の確認要求の送信(ポーリング)を中止し、処理データの取得要求をサービス提供サーバ101に送信する。この処理データの取得要求には、例えば、電子機器102の装置ID、ユーザのユーザID、及びパラメータ等が含まれる。
ステップS1316、S1317において、ロジック処理部412は、電子機器102の装置ID、ユーザID、及びパラメータに対応する処理データを、データ管理部414から取得する。
ステップS1318において、ロジック処理部412は、取得した処理データを電子機器102に送信する。
ステップS1319において、電子機器102は、要求した処理が実行された処理データ(ここでは印刷データ)を印刷する印刷処理を実行する。
ステップS1320において、ロジック処理部412は、例えば、ステップS1318の処理と並行して、処理データを出力したことをデータ削除部415に通知する。この通知には、例えば、装置ID、ユーザID等が含まれる。
ステップS1321において、データ削除部415は、出力済の処理データを削除する。
ステップS1322において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(c)、又は図5(d)に示される管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
このように、一連の処理が正常に実行された場合、処理情報記憶部460に一時的に記憶された処理データは、処理が完了したときに削除される。
一方、一連の処理が正常に実行できず、かつ処理データが再利用されなかった場合であっても、ステップS1401以降の処理を実行することにより、不要な処理データを削除することができる。
ステップS1401において、ユーザが、サービス提供サーバ101からログアウトすると、ステップS1402以降の処理が実行される。
ステップS1402において、サービス提供サーバ101の認証部440は、ユーザがログアウトしたことを通知するログアウト通知を、データ削除部415に送信する。このログアウト通知には、例えば、電子機器102の装置ID、及びユーザのユーザID等が含まれる。
ステップS1403において、データ削除部415は、認証部440からログイン通知を受け付けると、一連の処理が終了して、新たな処理を開始できる状態になったと判断し、要求元の電子機器102に対応付けて管理されている処理データを削除する。
ステップS1404において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(c)、又は図5(d)に示すような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
上記の処理により、サービス提供サーバ101は、処理情報記憶部460に利用可能な処理データが記憶されている場合、利用可能な処理データを利用することができるようになる。
[第5の実施形態]
第4の実施形態では、ワークフロー、及びパラメータが一致する処理データを再利用する場合の例について説明したが、ワークフローの処理内容によっては、処理データを再利用することができない場合がある。例えば、ワークフロー、及びパラメータが同じであっても、処理を実行するタイミングによって処理結果が異なるような場合、処理データを再利用することは望ましくない。
そこで、第5の実施形態では、複数の処理が定義されたワークフロー、又はアプリケーションが、処理データの利用の可否を示す設定情報を有している場合の処理の例について説明する。
図15は、第5の実施形態に係る処理データの削除処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図13のステップS1305、S1306等で、データ削除部415によって実行される処理データの削除処理の別の一例を示している。
ステップS1501において、サービス提供サーバ101のデータ削除部415は、ユーザによって選択されているアプリケーションに設定されている設定情報を取得する。
ステップS1502において、データ削除部415は、取得した設定情報において、処理データの再利用が許可されているか否かを判断する。処理データの再利用が許可されていない場合、データ削除部415は、ステップS1503において、処理データを削除する。一方、処理データの再利用が許可されている場合、データ削除部415は、処理をステップS1504に移行させる。
ステップS1504に移行すると、データ削除部415は、例えば、図5(b)〜(d)に示すような管理情報を参照して、要求元の電子機器102の装置IDに対応付けて管理されている処理データがあるか否かを判断する。装置IDに対応付けて管理されている処理データがない場合、データ削除部415は、ステップS1503において、処理データを削除する。一方、装置IDに対応付けて管理されている処理データがある場合、データ削除部415は、処理をステップS1505に移行させる。
ステップS1505に移行すると、データ削除部415は、例えば、図5(b)〜(d)に示すような管理情報を参照して、ログインしたユーザのユーザIDが、当該処理データに対応付けて管理されているユーザIDと一致するか否かを判断する。ユーザIDが一致しない場合、データ削除部415は、ステップS1503において、処理データを削除する。一方、ユーザIDが一致する場合、データ削除部415は、処理データを削除せずに、削除処理を終了する。
上記の処理により、データ削除部415は、処理データの再利用が望ましくないアプリケーション(ワークフロー)において、処理データの再利用を禁止することができるようになる。
[第6の実施形態]
情報処理システム100は、利用可能な処理データがある場合、処理データを再利用するか、削除するかをユーザの問い合わせる選択画面を電子機器102に表示させて、ユーザの選択操作に応じて、処理データの再利用/削除を決定するものであっても良い。
図16は、第6の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。なお、図16に示す処理の開始時点において、例えば、図12のステップS1204〜S1213に示す利用可能なデータがない場合の処理、又は図14のステップS1312に示す利用可能なデータがある場合の処理が実行された後の状態であるものとする。
この状態で、例えば、ステップS1601において、電子機器102の通信部401が、処理状況の確認要求をサービス提供サーバ101に送信すると、ステップS1602以降の処理が実行される。
ステップS1602において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、データ管理部414が管理している処理データのうち、利用可能な処理データがあるか否かを確認する。一例として、ロジック処理部412は、図5(c)又図5(d)に示すような管理情報を参照して、装置ID、ユーザID、及びパラメータが一致する処理データがある場合、利用可能なデータがあると判断する。一方、ロジック処理部412は、管理情報を参照して、装置ID、ユーザID、及びパラメータが一致する処理データがない場合、利用可能な処理データがないと判断する。
ここで、利用可能な処理データがある場合、ステップS1603以降の処理が実行される。なお、利用可能な処理データがない場合、例えば、図12のステップS1204〜S1213に示すような、利用可能な処理データがない場合の処理が実行される。
ステップS1603において、サービス提供サーバ101のロジック処理部412は、ステップS1313で受け付けた処理の処理状況を、電子機器102に通知する。ここでは、処理が既に完了しているので、ロジック処理部412は、「処理完了」であることを示す処理状況を電子機器102に返信する。
また、本実施形態では、この処理状況に、利用可能な処理データがあるか否かを示す情報が含まれる。ここでは、利用可能な処理データがあるので、利用可能な処理データがあることを示す情報を含む処理状況が、電子機器102に通知される。
ステップS1604において、電子機器102の表示制御部402は、利用可能な処理データがあることを示す情報を含む処理状況を受け付けると、例えば、図17(a)に示すような選択画面1701を、操作パネル340等の表示部に表示させる。
図17(a)の例では、選択画面1701には、処理済のデータ(処理データ)を利用するか否かを問い合わせるメッセージが表示されると共に、「利用する」、「利用しない」の選択ボタンが表示されている。
ステップS1605において、電子機器102の表示制御部402は、ユーザによる選択操作を受け付ける。
ここで、例えば、選択画面1701において、「利用する」の選択ボタンが選択された場合、ステップS1606〜ステップS1613に示す、処理データを再利用する場合の処理が実行される。一方、選択画面1701において、「利用しない」の選択ボタンが選択された場合、例えば、利用可能な処理データがない場合と同様の処理が実行される。
ステップS1606において、電子機器102の通信部401は、処理データの取得要求をサービス提供サーバ101に送信する。この処理データの取得要求には、例えば、電子機器102の装置ID、ユーザのユーザID等が含まれる。
ステップS1607、S1608において、ロジック処理部412は、電子機器102の装置ID、及びユーザIDに対応する処理データを、データ管理部414から取得する。
ステップS1609において、ロジック処理部412は、取得した処理データを電子機器102に送信する。
ステップS1610において、電子機器102は、要求した処理が実行された処理データ(ここでは印刷データ)を印刷する印刷処理を実行する。
ステップS1611において、ロジック処理部412は、例えば、ステップS1609の処理と並行して、処理データを出力したことをデータ削除部415に通知する。この通知には、例えば、装置ID、ユーザID等が含まれる。
ステップS1612において、データ削除部415は、出力済の処理データを削除する。
ステップS1613において、データ管理部414は、処理情報記憶部460に記憶されている管理情報を更新する。例えば、データ管理部414は、図5(c)、又は図5(d)に示されるような管理情報から、削除された処理データに関する情報を削除する。
好ましくは、データ管理部414は、処理データの削除が行われた場合、ステップS1614において、処理データを削除したことを示す情報を、処理情報記憶部460等に記憶しておく。
これにより、例えば、サービス提供サーバ101の認証部440は、ユーザがログインしたときに、処理情報記憶部460を参照し、処理データを削除したことを示す情報がある場合、処理データが削除されたことを電子機器102に通知する。これにより、電子機器102の表示制御部402は、例えば、図17(b)に示すような通知画面1702を、操作パネル340等の表示部に表示させる。
図17(b)の例では、通知画面1702には、一時ファイル(処理データ)を削除したことを示すメッセージが表示されている。これにより、例えば、ユーザに、処理データが削除されたことを知らせて、安心感を与えることができる。
なお、図16のステップS1614のように、処理データを削除したことを記憶する処理、及び図17(b)に示すような通知画面1702を表示させる処理は、第1〜5の実施形態にも適用することができる。
以上、本発明の各実施形態によれば、複数の処理が定義された処理手順の処理データを記憶領域に一時的に記憶する情報処理システム100において、記憶領域に残った不要な処理データを速やかに削除できるようになる。
<補足>
上記で説明した各実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
100 情報処理システム
101 サービス提供サーバ(サーバ装置)
102 電子機器(端末装置)
103 情報端末(端末装置の別の一例)
401 通信部(送信部)
402 表示制御部
414 データ管理部
415 データ削除部
1701 選択画面
1702 通知画面
特開2016−15400号公報 特開2009−271793号公報

Claims (10)

  1. 所定の処理手順を実行するサーバ装置と、前記サーバ装置に前記処理手順の実行を要求する端末装置とがネットワークを介して通信可能に接続される情報処理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記処理手順の実行を要求した端末装置と、前記処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理するデータ管理部と、
    前記処理データを所定の出力先に出力する前に、新たな処理の開始を示す情報を受け付けた場合、前記端末装置と対応付けて管理されている前記処理データを削除するデータ削除部と、
    を有し、
    前記端末装置は、前記処理手順の実行を要求する処理要求を前記サーバ装置に送信する送信部を有する、
    情報処理システム。
  2. 前記新たな処理の開始を示す情報は、前記情報処理システムへのユーザのログイン、又はログアウトの情報を含む、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記データ管理部は、前記処理要求を送信した前記端末装置と、前記処理データと、前記処理手順の実行を要求したユーザと、を対応付けて管理し、
    前記データ削除部は、前記情報処理システムにログインしたユーザが、前記処理手順の実行を要求したユーザである場合、前記処理データの削除を中止する、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記データ管理部は、前記処理要求を送信した前記端末装置と、前記処理データと、前記処理手順に関する設定情報と、を対応付けて管理し、
    前記データ削除部は、
    前記設定情報を用いて、前記処理データが利用可能であるか否かを判断し、
    前記処理データが利用可能である場合、前記処理データの削除を中止する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記処理手順は、前記処理データの利用の可否を示す設定情報を含み、
    前記データ削除部は、
    前記処理データの利用の可否を示す設定情報を用いて、前記処理データが利用可能であるか否かを判断し、
    前記処理データの利用が可能である場合、前記処理データの削除を中止する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記端末装置は、前記処理データを利用するか、削除するかをユーザに問い合わせる選択画面を表示部に表示させる表示制御部を有し、
    前記データ削除部は、前記選択画面で前記処理データを利用することが選択された場合、前記処理データの削除を中止する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記端末装置は、前記データ削除部が前記処理データを削除した後に、前記処理手順の実行を要求したユーザが前記端末装置にログインしたときに、前記処理データを削除したことを示す情報を表示部に表示させる表示制御部を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. ネットワークを介して通信可能に接続される端末装置からの要求に応じて、所定の処理手順を実行するサーバ装置であって、
    前記処理手順の実行を要求した端末装置と、前記処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理するデータ管理部と、
    前記処理データを所定の出力先に出力する前に、新たな処理の開始を示す情報を受け付けた場合、前記端末装置と対応付けて管理されている前記処理データを削除するデータ削除部と、
    を有する、サーバ装置。
  9. ネットワークを介して通信可能に接続される端末装置からの要求に応じて、所定の処理手順を実行するコンピュータが、
    前記処理手順の実行を要求した端末装置と、前記処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理する処理、及び
    前記処理データを所定の出力先に出力する前に、新たな処理の開始を示す情報を受け付けた場合、前記端末装置と対応付けて管理されている前記処理データを削除する処理、
    を実行する、情報処理方法。
  10. ネットワークを介して通信可能に接続される端末装置からの要求に応じて、所定の処理手順を実行するコンピュータに、
    前記処理手順の実行を要求した端末装置と、前記処理手順を実行した処理データとを対応付けて管理する処理、及び
    前記処理データを所定の出力先に出力する前に、新たな処理の開始を示す情報を受け付けた場合、前記端末装置と対応付けて管理されている前記処理データを削除する処理、
    を実行させる、プログラム。
JP2019013647A 2019-01-29 2019-01-29 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム Withdrawn JP2020123073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019013647A JP2020123073A (ja) 2019-01-29 2019-01-29 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019013647A JP2020123073A (ja) 2019-01-29 2019-01-29 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020123073A true JP2020123073A (ja) 2020-08-13

Family

ID=71992820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019013647A Withdrawn JP2020123073A (ja) 2019-01-29 2019-01-29 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020123073A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5887860B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、制御方法、およびプログラム。
CN102214077B (zh) 文档管理系统及文档管理方法
JP5169429B2 (ja) 画像処理装置
JP2015213256A (ja) 画像形成装置、情報処理方法及びプログラム
JP6174896B2 (ja) 印刷システム、サーバ、情報処理装置、画像処理装置、印刷制御方法およびプログラム
KR20240020719A (ko) 정보 처리 장치, 저장 매체, 및 저장 방법
JP2021086584A (ja) サーバシステム
JP6855268B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
US20160253128A1 (en) Output system, terminal device and output method
CN103116478A (zh) 信息处理系统、信息处理设备及按钮处理方法
JP2012216147A (ja) データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
CN109246325B (zh) 打印装置、其控制方法和存储介质
JP2021033526A (ja) サーバシステムおよびアプリケーション
JP6557969B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
US10248338B2 (en) Information processing apparatus, method for controlling information processing apparatus, and storage medium
US9001372B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and recording medium
CN111638856A (zh) 图像形成系统、图像形成装置、输出方法和存储介质
JP2015093394A (ja) 画像形成装置、その制御方法及びプログラム。
JP4846830B2 (ja) 画像形成装置とその情報処理方法及びプログラム
JP2008129857A (ja) ファイル管理装置、ファイル管理方法、およびプログラム
JP2017081054A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、その制御方法及びプログラム
EP4002085A1 (en) Information processing system and program
US11614905B2 (en) Server, information processing system, and information processing method that transmit data of one more pages of an electronic file
JP2020123073A (ja) 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム
EP3825837A1 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211021

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20220804