JP2020121251A - 噴霧装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】噴霧手段が目詰まりを起こすことなく、長期に使用可能な噴霧装置を提供する。【解決手段】給水口3と噴霧口4を有する本体ケース2と、前記給水口3から噴霧口4へ向かう配管6上に配置したカラム8と、噴霧口4の下流に配置した噴霧手段5とを備え、噴霧手段5からミストを噴霧する噴霧装置であって、カラム8には粒子状のポリマー材料9を充填し、ポリマー材料9は、カルシウムを1wt%から20wt%含有し、カルボキシル基を有する不飽和化合物の付加重合体であり、粒子径が0.1mm−5mmであることを特徴としたことにより、水道水中の金属イオン成分がポリマー材料の作用でナノ結晶(15nm程度)を生成し水中で固体化することにより、乾燥によって水垢が析出するときに水垢と噴霧手段を構成する基材との反応が抑制され、水垢の付着力が低下する。【選択図】図2
Description
本発明は、水をミスト状にして対象物に噴霧する噴霧装置とミスト噴霧による対象物の洗浄を行う装置に関するものである。
従来、この種の噴霧装置では、ミストを噴霧するノズルに水道水に含まれる成分が水垢として固着してしまうことが懸念されていた。
例えば、シャワーカランにミストを供給するキッチンシンクでは、水道水の給水経路に、ミネラル成分等の蒸発後に残る不純物を除去する不純物制御手段を設けてもよいとの示唆がされている(例えば、特許文献1を参照)。また、水垢成分の固着を抑制することに着眼すると、薬剤を入れて水垢成分を懸濁させ、ろ過して取り除くという技術(例えば、特許文献2を参照)や水道水にポリマーを溶解させ、ポリマーが水垢成分を覆い囲むことで水垢の固着を抑制するという技術を用いたものが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
このような従来の噴霧装置においては、ろ材の再生や薬品の補充が必要であり、こまめな手入れなしでは長期間に渡り使用できないという課題を有していた。
そこで、本発明は、噴霧手段が目詰まりを起こすことなく、長期的に使用可能な噴霧装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を解決するために、本発明に係る噴霧装置は、給水口と噴霧口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に、前記給水口から前記噴霧口へ向かう配管上に配置したカラムと、前記噴霧口の下流に配置した噴霧手段とを備え、前記噴霧手段からミストを噴霧することを特徴とした噴霧装置であって、前記カラムには粒子状のポリマー材料を充填し、前記ポリマー材料は、カルシウムを1wt%から20wt%含有し、カルボキシル基を有する不飽和化合物の付加重合体であり、粒子径が0.1mm−5mmであることを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、給水口と噴霧口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に、前記給水口から前記噴霧口へ向かう配管上に配置したカラムと、前記噴霧口の下流に配置した噴霧手段とを備え、前記噴霧手段からミストを噴霧することを特徴とした噴霧装置であって、前記カラムには粒子状のポリマー材料を充填し、前記ポリマー材料は、カルシウムを1wt%から20wt%含有し、カルボキシル基を有する不飽和化合物の付加重合体であり、粒子径が0.1mm−5mmであることを特徴としたことにより、水道水中の金属イオン成分がポリマー材料の作用でナノ結晶(15nm程度)を生成し水中で固体化することにより、乾燥によって水垢として析出するときに水垢と噴霧手段を構成する基材との反応が抑制され、水垢の付着力が低下するので、噴霧手段が水垢による目詰まりを起こすことなく、ミストの噴霧が可能な噴霧装置を提供することができる。
本発明の請求項1に係る噴霧装置は、給水口と噴霧口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に、前記給水口から前記噴霧口へ向かう配管上に配置したカラムと、前記噴霧口の下流に配置した噴霧手段とを備え、前記噴霧手段からミストを噴霧することを特徴とした噴霧装置であって、前記カラムには粒子状のポリマー材料を充填し、前記ポリマー材料は、カルシウムを1wt%から20wt%含有し、カルボキシル基を有する不飽和化合物の付加重合体であり、粒子径が0.1mm−5mmであることを特徴としたものである。
これにより、水道水中の金属イオン成分がポリマー材料の作用でナノ結晶(15nm程度)を生成し水中で固体化することにより、噴霧装置の使用後に、乾燥によって水垢として析出するときに水垢と噴霧手段を構成する基材との反応が抑制され、水垢の付着力が低下し、水垢が残りにくくなる。また、水垢が噴霧手段を構成する基材上で乾燥し残留してしまった場合も、付着力が弱いため、次に噴霧装置を使用したときに流れる水流により水垢は流れ落ち、噴霧手段の目詰まりが抑制される。
また、請求項2に係る噴霧装置は、付加重合体がアクリル酸、マレイン酸の共重合体であることを特徴としたものである。
これにより、付加重合体が水垢成分の金属イオンを安定化させ、ナノ結晶を生成しやすくなるため、水垢による噴霧手段の目詰まりが抑制される。
また、請求項3に係る噴霧装置は、ポリマー材料を詰めたカラムに、線速度(0.02〜1〔m/Hr〕)、空間速度(0.2〜10〔1/Hr〕)となるように水を通水させる流量調整弁を備えたことを特徴としたものである。
これにより、ポリマー材料による水処理効果がより効率的になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、噴霧装置1の本体ケース2は、外部から供給された水を受ける給水口3と外部へ流出させる噴霧口4とを備えている。噴霧口4には、噴霧手段5が備えられている。本体ケース2の中には、給水口3から噴霧口4までを接続する配管6を備え、配管6上に流量調整弁7とカラム8を備えている。流量調整弁7はカラム8の上流側に配置している。つまり、供給された水の流れる方向に、配管6には、給水口3、流量調整弁7、カラム8、噴霧口4、噴霧手段5を順番に配置している。給水口3は水道管と直結できるものである。
図1に示すように、噴霧装置1の本体ケース2は、外部から供給された水を受ける給水口3と外部へ流出させる噴霧口4とを備えている。噴霧口4には、噴霧手段5が備えられている。本体ケース2の中には、給水口3から噴霧口4までを接続する配管6を備え、配管6上に流量調整弁7とカラム8を備えている。流量調整弁7はカラム8の上流側に配置している。つまり、供給された水の流れる方向に、配管6には、給水口3、流量調整弁7、カラム8、噴霧口4、噴霧手段5を順番に配置している。給水口3は水道管と直結できるものである。
カラム8の中にはポリマー材料9が詰められている。ポリマー材料9は、カルシウムを1wt%から20wt%含有し、カルボキシル基を有する不飽和化合物の付加重合体である。粒子径は0.1mm−5mmであることを特徴としている。ポリマー材料9の粒子径は、ノギスを用いて確認することができる。ポリマー材料9の量は、必要流量、処理対象水の硬度、処理時間により変化するため、処理条件によって調整する必要がある。
流量調整弁7を用いて、カラム8の通水量が線速度(0.02〜1〔m/Hr〕)、空間速度(0.2〜10〔1/Hr〕)となるように調整することが望ましい。ポリマー材料による水処理効果がより効率的になる。カラム8の設置向きは、通水方向に縦向きでも横向きでもよく、ポリマー材料全体が水に接触しやすい形が好ましい。
噴霧手段5は、水をミスト状にして噴霧するものであり、噴霧目的によってノズル径を自由に変えることができる。
上記構成において、給水口3へ水道管を接続して、通水をするとカラム8を通過した水が噴霧手段5から噴霧装置1の外部へ噴霧されることとなる。
このとき、水道水中の金属イオン成分がポリマー材料9の作用でナノ結晶(15nm程度)に変化し、水中で固体化することになる。これにより、噴霧装置1の使用後、乾燥によって水垢として析出しても、水垢と噴霧手段5を構成する基材との反応が抑制され、水垢の付着力が低下し、水垢が残りにくくなる。また、水垢が噴霧手段5を構成する基材上で乾燥し残留したとしても、付着力が弱いため、次に噴霧装置1の使用を開始したときに流れる水流により水垢が流れ落ち、噴霧手段の目詰まりが抑制される。
このように、噴霧手段の目詰まりを起こさず、微細なミストを噴霧することができる。
なお、本実施の形態のカラム8を用いることでノズル径は0.01〜5mmの範囲で選択することが可能となる。
ポリマー材料9を構成する付加重合体は、アクリル酸、マレイン酸の共重合体であることが望ましいい。付加重合体が水垢成分の金属イオンを安定化させ、ナノ結晶を生成しやすくなるため、噴霧手段5を構成する基材の表面と反応しにくい構造となり、水垢による噴霧手段の目詰まりがさらに抑制される。
また、ポリマー材料は触媒的な働きをするため、ポリマー材料自身は消耗・劣化が起こりにくく、交換や再生することなく長期に使用することができる。
ミスト噴霧装置は、空間冷却や温湿度管理のためのミスト噴霧装置、植物への散水装置、除菌・脱臭剤の散布装置、洗面ドレッシング、キッチンシンク、ミストサウナ、食器洗浄機等における洗浄を目的とした散水装置、などに適用ができる。
1 噴霧装置
2 本体ケース
3 給水口
4 噴霧口
5 噴霧手段
6 配管
7 流量調整弁
8 カラム
9 ポリマー材料
2 本体ケース
3 給水口
4 噴霧口
5 噴霧手段
6 配管
7 流量調整弁
8 カラム
9 ポリマー材料
Claims (3)
- 給水口と噴霧口を有する本体ケースと、前記給水口から前記噴霧口へ向かう配管上に配置したカラムと、前記噴霧口の下流に配置した噴霧手段とを備え、前記噴霧手段からミストを噴霧することを特徴とした噴霧装置であって、前記カラムには粒子状のポリマー材料を充填し、前記ポリマー材料は、カルシウムを1wt%から20wt%含有し、カルボキシル基を有する不飽和化合物の付加重合体であり、粒子径が0.1mm−5mmであることを特徴とした噴霧装置。
- 前記付加重合体がアクリル酸、マレイン酸の共重合体であることを特徴とした請求項1記載の噴霧装置。
- 前記ポリマー材料を詰めたカラムに、線速度(0.02〜1〔m/Hr〕)、空間速度(0.2〜10〔1/Hr〕)となるように水を通水させる流量調整弁を備えたことを特徴とした請求項1記載の噴霧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019013366A JP2020121251A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 噴霧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019013366A JP2020121251A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 噴霧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020121251A true JP2020121251A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71993335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019013366A Pending JP2020121251A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 噴霧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020121251A (ja) |
-
2019
- 2019-01-29 JP JP2019013366A patent/JP2020121251A/ja active Pending
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