JP2020119854A - 固体酸化物形燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セルスタックの周囲を断熱しつつ、セルスタックでの発熱増に対応してセルスタック周囲からの熱除去の促進を行うことができる固体酸化物形燃料電池システムの提供。【解決手段】収納筐体1の内部空間Sに、改質器11と、固体酸化物形燃料電池セルを複数積層したセルスタックCSと、セルスタックCSの内部から排出された排出燃料ガスを燃焼する燃焼部14とを備える固体酸化物形燃料電池システムであって、内部空間Sにおいて、セルスタックCSの上方に改質器11と燃焼部14とが設けられ、電気化学反応で用いられた後にセルスタックCSの内部から排出された排出酸化剤ガスは、セルスタックCSの下部側でセルスタックCSの周囲の内部空間Sに流出し、セルスタックCSの周囲をセルスタックCSの下部側から上部側へ向かって流れた後、燃焼部14において排出燃料ガスを燃焼させるために利用されるように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、収納筐体の内部空間に、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板形状の固体酸化物形燃料電池セルを複数積層したセルスタックと、前記電気化学反応で用いられた後に前記セルスタックの内部から排出された排出燃料ガスを燃焼する燃焼部とを備える固体酸化物形燃料電池システムに関する。
家庭用システムとしても適した固体酸化物形燃料電池システムとして、原燃料ガスを水蒸気改質するための改質器と、改質器での原燃料ガスの改質により生成された燃料ガス及び酸化剤ガスの酸化及び還元によって発電を行うセルスタックと、セルスタックの酸素極(空気極)側に酸化剤ガスとしての空気を供給するための空気供給手段と、改質器に原燃料ガスを供給するための燃料ガス供給手段とを備え、セルスタック及び改質器が高温状態に保たれる高温空間に収容されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、改質器で生成された燃料ガスがセルスタックの燃料極側に送給され、空気供給手段からの空気がセルスタックの空気極側に送給され、このセルスタックにおける電気化学反応により発電が行われる。
特許文献1に記載の固体酸化物形燃料電池システムでは、セルスタックの上側の空間に燃焼域が設定され、この燃焼域の上方に改質器が配設されている。セルスタックの上側の燃焼域には、セルスタックの燃料極から排出燃料ガス(即ち、アノードオフガス)が排出され、空気極側から排出酸化剤ガス(即ち、カソードオフガス)が排出され、燃焼域で燃焼される。そして、この燃焼熱を利用して高温空間が高温状態に保たれるとともに、改質器などが加熱される。
特許文献2には、セルスタックの上側に燃焼域を設けることに代えて、専用の燃焼器(排ガス燃焼器18)を備えた固体酸化物形燃料電池システムが記載されている。このセルスタックは、平板型と呼ばれるタイプであり、直方体形状のセルスタックの6面の内、5面には、断熱ボードや顆粒状断熱材が密着するように配置されている。そして、セルスタックの残りの1面には、改質器が相対して配置され、燃料ガス及び酸化剤ガスがセルスタックに供給される。
特許文献2に記載の固体酸化物形燃料電池システムでは、セルスタックの燃料極側からの排出燃料ガスが排出燃料ガス送給流路を通して燃焼器に送給され、セルスタックの空気極側からの排出酸化剤ガスが排出酸化剤ガス送給流路を通して燃焼器に送給される。そして、この燃焼器において排出燃料ガスが排出酸化剤ガスにより燃焼され、この燃焼熱を利用して、断熱ボードや顆粒状断熱材で囲まれた高温空間が高温状態に保たれるとともに、改質器などが加熱される。
特開2005−285340号公報 特開2016−207342号公報
定置用の固体酸化物形燃料電池システムのセルスタックは一般的に定格発電の条件で10年間で10〜20%程度の電圧低下が起こる可能性がある。そのため、セルスタックの抵抗発熱が初期に比べ3割程度増大することになるので、セルスタック内の温度分布を初期状態より大きく乱すことなく、冷却する方法が求められている。
尚、特許文献2に記載のような平板型のセルスタックの場合、セルスタックの周囲には、改質器と相対している面以外の5面は断熱ボードや顆粒状断熱材が密着しており、それら5面の部分ではセルスタックからの放熱量を調節することは困難である。そのため、改質器と相対している面で、セルスタックに供給する燃料ガス(燃料ガスの顕熱及びセルスタック内でも起こる改質反応(吸熱)分)と空気(空気の顕熱分)とを用いて、セルスタックからの放熱量を調節する必要がある。
つまり、特許文献2のように、セルスタックの6面の内、5面を断熱施工した構造では、経年劣化後の発熱増に対応させることが容易ではなく、セルスタック劣化後には例えば最大発電出力値の相当割合を抑制する必要があると考えられる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、セルスタックの周囲を断熱しつつ、セルスタックでの発熱増に対応してセルスタック周囲からの熱除去の促進を行うことができる固体酸化物形燃料電池システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの特徴構成は、収納筐体の内部空間に、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板形状の固体酸化物形燃料電池セルを複数積層したセルスタックと、前記電気化学反応で用いられた後に前記セルスタックの内部から排出された排出燃料ガスを燃焼する燃焼部とを備える固体酸化物形燃料電池システムであって、
前記内部空間において、前記セルスタックの上方に前記改質器と前記燃焼部とが設けられ、
前記電気化学反応で用いられた後に前記セルスタックの内部から排出された排出酸化剤ガスは、前記セルスタックの下部側で前記セルスタックの周囲の前記内部空間に流出し、前記セルスタックの周囲を前記セルスタックの下部側から上部側へ向かって流れた後、前記燃焼部において前記排出燃料ガスを燃焼させるために利用されるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、セルスタックの内部から排出された排出酸化剤ガスは、セルスタックの下部側でセルスタックの周囲に流出した後、セルスタックの周囲をセルスタックの下部側から上部側へ向かって流れるように構成されている。つまり、セルスタックの内部から排出される排出酸化剤ガスの単位時間当たりの流量を変化させれば、セルスタックの周囲を流れる排出酸化剤ガスの流量も変化する。その結果、セルスタックからの放熱量を調節する運転が可能になる。
従って、セルスタックの周囲を断熱しつつ、セルスタックでの発熱増に対応してセルスタック周囲からの熱除去の促進を行うことができる固体酸化物形燃料電池システムを提供できる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの別の特徴構成は、前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記酸化剤ガスを前記セルスタックの内部に導く導入酸化剤ガス流通管と、
前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記セルスタックの内部から排出された前記排出酸化剤ガスを前記セルスタックの周囲の下部側へと導く排出酸化剤ガス流通管と、
前記導入酸化剤ガス流通管を流れる前記酸化剤ガスと、前記排出酸化剤ガス流通管を流れる前記排出酸化剤ガスとが熱交換するように構成される熱交換部とを備え、
前記熱交換部で熱交換した後の前記酸化剤ガスは前記セルスタックの内部に供給され、
前記熱交換部で熱交換した後の前記排出酸化剤ガスは、前記セルスタックの下部側で前記セルスタックの周囲の前記内部空間に流出する点にある。
上記特徴構成によれば、熱交換部では、セルスタックに供給される前の酸化剤ガスと、セルスタックの内部から排出された排出酸化剤ガスとの熱交換が行われる。つまり、熱交換部での熱交換により、セルスタックの内部に供給される酸化剤ガスの温度が、セルスタックの内部の温度(排出酸化剤ガスの温度)に近く、それよりも低い温度になる。その結果、セルスタックの内部に供給する酸化剤ガスにより、セルスタックの内部から熱を持ち出すことができる。
また、セルスタックに供給される酸化剤ガスの温度が低過ぎると、セルスタックの酸化剤ガスの入口付近の温度が低下して内部抵抗が高くなる。そして、セルスタックの酸化剤ガスの入口付近では発電が進まないのに対して、内部抵抗の低い部位では発電が活発になる。このように、セルスタックにおいて発電が活発に行われている部位とそうでない部位とが発生することで、セルスタックで有効に発電に使用されている面積が減少し、電流密度に偏りが生じることやセル電圧の低下が生じることにつながる。また、発電反応が行われている部分での燃料電池セルの温度が特に上がるため、耐久性の面でも不利となる。
ところが本特徴構成では、熱交換部での熱交換により、セルスタックの内部に供給される酸化剤ガスの温度が、セルスタックの内部の温度(排出酸化剤ガスの温度)に近くなるため、そのような問題の発生を回避できる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの更に別の特徴構成は、前記セルスタックは、直方体形状になっており、
前記熱交換部は、前記収納筐体の前記内部空間に設置された前記セルスタックの4つの側方のうち、水平方向の長さが短い一つの側面に相対して設けられ、
前記熱交換部では、前記酸化剤ガス及び前記排出酸化剤ガスは上方から下方に向かって流れる点にある。
上記特徴構成によれば、収納筐体の内部空間でセルスタックと熱交換部とが組み合わされて設置された構造を考えると、熱交換部は、セルスタックの4つの側方のうち、水平方向の長さが短い一つの側面に相対して、即ち、水平方向の長さが長い方向に沿ってセルスタックと隣接して設けられる。つまり、収納筐体の内部空間でセルスタックと熱交換部とが組み合わされて設置された構造の最も薄い部分はセルスタックの最も薄い部分と同等になる。その結果、セルスタック及び熱交換部を収納する収納筐体を薄型化することが可能になる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの更に別の特徴構成は、前記収納筐体の前記内部空間を上側内部空間と下側内部空間とに仕切る仕切板を備え、
前記仕切板は、前記上側内部空間と前記下側内部空間との間で気体の流通を可能にする通気孔を有し、
前記下側内部空間に前記セルスタック及び前記熱交換部が設けられ、
前記上側内部空間に前記改質器及び前記燃焼部が設けられる点にある。
上記特徴構成によれば、収納筐体の内部の下側内部空間では、セルスタックの下部側でセルスタックの周囲に流出した排出酸化剤ガスが、セルスタックの周囲をセルスタックの下部側から上部側へ向かって流れることで、セルスタックからの放熱量が調節される。加えて、収納筐体の内部の上側内部空間では、仕切板に設けられた通気孔を通って下側内部空間から上側内部空間へと流入した排出酸化剤ガスを用いて、燃焼部での排出燃料ガスの燃焼が行われることで、上側内部空間の温度を高めることができる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの更に別の特徴構成は、前記導入酸化剤ガス流通管は、前記収納筐体の天面側を構成する天面板状部材に固定されて鉛直下方に延びる点にある。
上記特徴構成によれば、セルスタックは、収納筐体の天面板状部材に固定される導入酸化剤ガス流通管及び熱交換部を介して、収納筐体の天面板状部材から吊り下げられた形態で設置される。つまり、収納筐体の内部でセルスタックを支えるための支柱などの構造体を特別に設ける必要性が低くなる点で好ましい。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの更に別の特徴構成は、前記セルスタックは、直方体形状になっており、複数の前記固体酸化物形燃料電池セルの積層方向が水平方向に沿う状態で前記収納筐体の前記内部空間に設置される点にある。
上記特徴構成によれば、固体酸化物形燃料電池セルの積層数に応じて、水平方向でのセルスタックの長さ(厚さ)が決まる。つまり、セルスタックを薄型化して、それを収納する収納筐体も薄型化することが可能になる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池システムの更に別の特徴構成は、前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記改質器で生成された前記燃料ガスを前記セルスタックの内部に導く導入燃料ガス流通管と、
前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記セルスタックの内部から排出された前記排出燃料ガスを前記燃焼部に導く排出燃料ガス流通管とを備える点にある。
上記特徴構成によれば、導入燃料ガス流通管を通して、改質器で生成された燃料ガスをセルスタックの内部に供給でき、排出燃料ガス流通管を通して、セルスタックの内部から排出された排出燃料ガスを燃焼部に導くことができる。
固体酸化物形燃料電池システムの外観を示す図である。 収納筐体の内部空間に設置される複数の機器を示す図である。 固体酸化物形燃料電池システムの縦断面を示す図である。 固体酸化物形燃料電池システムの縦断面を示す図である。 収納筐体の内部空間での排出酸化剤ガスの流れ方を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池システムについて説明する。
図1は、固体酸化物形燃料電池システムの外観を示す図である。図2は、収納筐体1の内部空間Sに設置される複数の機器を示す図である。図3は、固体酸化物形燃料電池システムの縦断面を示す図である。図4は、固体酸化物形燃料電池システムの縦断面を示す図である。図5は、収納筐体1の内部空間Sでの排出酸化剤ガスの流れ方を示す図である。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池システムは、直方体形状の収納筐体1を備える。収納筐体1は、正面構造体2と、背面構造体3と、右側構造体4と、左側構造体5と、天面構造体6と、底面構造体7とで構成される。図1に示す例では、正面構造体2及び背面構造体3はZ軸方向に対面している。右側構造体4及び左側構造体5はX軸方向に対面している。天面構造体6及び底面構造体7はY軸方向に対面している。
固体酸化物形燃料電池システムは、収納筐体1の内部空間Sに、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質器11と、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板形状の固体酸化物形燃料電池セルを複数積層したセルスタックCSと、電気化学反応で用いられた後にセルスタックCSの内部から排出された排出燃料ガスを燃焼する燃焼部14とを備える。内部空間Sにおいて、セルスタックCSの上方に改質器11と燃焼部14とが設けられる。セルスタックCSには電流取出部20が接続され、電流取出部20は収納筐体1の底面構造体7の部分から収納筐体1の外部に引き出される。
収納筐体1の内部には、内部空間Sを上側内部空間S1と下側内部空間S2とに仕切る仕切板8が設けられる。仕切板8は、上側内部空間S1と下側内部空間S2との間で気体の流通を可能にする通気孔8aを有する。下側内部空間S2にはセルスタックCS及び熱交換部16が設けられる。上側内部空間S1には改質器11及び燃焼部14が設けられる。
右側構造体4は、収納筐体1の外側から内側に向かって順に第1右側部材4aと第2右側部材4bと第3右側部材4cとを有する。第1右側部材4aと第2右側部材4bと第3右側部材4cとは何れも板状の部材であり、互いに間隔を空けて配置される。後述するように、第1右側部材4aと第2右側部材4bとの間の空間には酸化剤ガスが流れ、第2右側部材4bと第3右側部材4cとの間の空間には燃焼排ガスが流れる。
左側構造体5は、収納筐体1の外側から内側に向かって順に第1左側部材5aと第2左側部材5bと第3左側部材5cとを有する。第1左側部材5aと第2左側部材5bと第3左側部材5cとは何れも板状の部材であり、互いに間隔を空けて配置される。後述するように、第1左側部材5aと第2左側部材5bとの間の空間には酸化剤ガスが流れ、第2左側部材5bと第3左側部材5cとの間の空間には燃焼排ガスが流れる。
正面構造体2は、収納筐体1の外側から内側に向かって順に第1正面部材2aと第2正面部材2bと第3正面部材2cとを有する。第1正面部材2aと第2正面部材2bと第3正面部材2cとは何れも板状の部材であり、互いに間隔を空けて配置される。後述するように、第1正面部材2aと第2正面部材2bとの間の空間には酸化剤ガスが流れ、第2正面部材2bと第3正面部材2cとの間の空間には燃焼排ガスが流れる。
背面構造体3は、収納筐体1の外側から内側に向かって順に第1背面部材3aと第2背面部材3bと第3背面部材3cとを有する。第1背面部材3aと第2背面部材3bと第3背面部材3cとは何れも板状の部材であり、互いに間隔を空けて配置される。後述するように、第1背面部材3aと第2背面部材3bとの間の空間には酸化剤ガスが流れ、第2背面部材3bと第3背面部材3cとの間の空間には燃焼排ガスが流れる。
天面構造体6は、収納筐体1の外側から内側に向かって順に第1天面部材6aと第2天面部材6bとを有する。第1天面部材6aと第2天面部材6bとは何れも板状の部材であり、互いに間隔を空けて配置される。後述するように、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間には酸化剤ガスが流れる。
底面構造体7は、収納筐体1の外側から内側に向かって順に第1底面部材7aと第2底面部材7bと第3底面部材7cとを有する。第1底面部材7aと第2底面部材7bと第3底面部材7cとは何れも板状の部材であり、互いに間隔を空けて配置される。後述するように、第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間には酸化剤ガスが流れ、第2底面部材7bと第3底面部材7cとの間の空間には燃焼排ガスが流れる。
仕切板8よりも上方の上側内部空間S1には、上部断熱材H5が設けられる。そして、上部断熱材H5で囲われた空間に、改質器11と燃焼部14とが設置される。
仕切板8よりも下方の下側内部空間S2には、正面断熱材H1と背面断熱材H2と右側断熱材H3と左側断熱材H4と底面断熱材H6とが設けられる。そして、正面断熱材H1と背面断熱材H2と右側断熱材H3と左側断熱材H4と底面断熱材H6とで囲われる空間に、セルスタックCSなどが設置される。
収納筐体1の底面構造体7には、給気管18と排気管19とが接続されている。
給気管18を通って収納筐体1の内部に導入される酸化剤ガス(空気)は、先ず第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間に至る。本実施形態の収納筐体1では、第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間は、第1正面部材2aと第2正面部材2bとの間の空間、及び、第1背面部材3aと第2背面部材3bとの間の空間、及び、第1右側部材4aと第2右側部材4bとの間の空間、及び、第1左側部材5aと第2左側部材5bとの間の空間の全てに繋がっている。また、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間も、第1正面部材2aと第2正面部材2bとの間の空間、及び、第1背面部材3aと第2背面部材3bとの間の空間、及び、第1右側部材4aと第2右側部材4bとの間の空間、及び、第1左側部材5aと第2左側部材5bとの間の空間の全てに繋がっている。
その結果、第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間に導入された酸化剤ガスは、第1正面部材2aと第2正面部材2bとの間の空間を経由して、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間に至る。第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間に導入された酸化剤ガスは、第1背面部材3aと第2背面部材3bとの間の空間を経由して、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間に至る。第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間に導入された酸化剤ガスは、第1右側部材4aと第2右側部材4bとの間の空間を経由して、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間に至る。第1底面部材7aと第2底面部材7bとの間の空間に導入された酸化剤ガスは、第1左側部材5aと第2左側部材5bとの間の空間を経由して、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間に至る。
第2天面部材6bには、導入酸化剤ガス流通管15が接続され、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間を流れる酸化剤ガスが、導入酸化剤ガス流通管15に流れ込むように構成されている。そして、導入酸化剤ガス流通管15は、収納筐体1の内部空間Sに設置され、酸化剤ガスをセルスタックCSの内部に導くように機能する。つまり、導入酸化剤ガス流通管15は、第1天面部材6aと第2天面部材6bとの間の空間を流れる酸化剤ガスを、収納筐体1の内部空間Sに設置されたセルスタックCSへと導く。
収納筐体1には給水管9及び原燃料ガス供給管10が接続される。給水管9及び原燃料ガス供給管10は上側内部空間S1に設置される改質器11に接続されて、改質器11へ水及び原燃料ガスを供給する。改質器11では、給水管9から供給される水の気化と原燃料ガスの水蒸気改質とが行われ、水素を主成分とする燃料ガスが生成される。後述するように、改質器11には、その下方にある燃焼部14で発生した燃焼熱が伝達される。
導入燃料ガス流通管12は、収納筐体1の内部空間Sに設置され、改質器11で生成された燃料ガスをセルスタックCSの内部に導く。セルスタックCSが有する複数の固体酸化物形燃料電池セルでは、供給される燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電が行われる。その電気化学反応で用いられた後の燃料ガスである排出燃料ガスはセルスタックCSの内部から排出され、収納筐体1の内部空間Sに設置される排出燃料ガス流通管13を通って燃焼部14に導かれる。また、その電気化学反応で用いられた後の酸化剤ガスである排出酸化剤ガスは、セルスタックCSの内部から排出された後、収納筐体1の内部空間Sに設置される排出酸化剤ガス流通管17を流れる。
固体酸化物形燃料電池システムは、導入酸化剤ガス流通管15を流れる酸化剤ガスと、排出酸化剤ガス流通管17を流れる排出酸化剤ガスとが熱交換するように構成される熱交換部16とを備える。熱交換部16で熱交換した後の酸化剤ガスはセルスタックCSの内部に供給されて電気化学反応のために用いられる。
熱交換部16では、酸化剤ガス及び排出酸化剤ガスは上方から下方に向かって流れ、導入酸化剤ガス流通管15を流れる酸化剤ガスと、排出酸化剤ガス流通管17を流れる排出酸化剤ガスとが熱交換する。このように、熱交換部16での熱交換により、セルスタックCSの内部に供給される酸化剤ガスの温度が、セルスタックCSの内部の温度(排出酸化剤ガスの温度)に近く、それよりも低い温度になる。その結果、セルスタックCSの内部に供給する酸化剤ガスにより、セルスタックCSの内部から熱を持ち出すことができる。
また、セルスタックCSに供給される酸化剤ガスの温度が低過ぎると、セルスタックCSの酸化剤ガスの入口付近の温度が低下して内部抵抗が高くなる。そして、セルスタックCSの酸化剤ガスの入口付近では発電が進まないのに対して、内部抵抗の低い部位では発電が活発になる。このように、セルスタックCSにおいて発電が活発に行われている部位とそうでない部位とが発生することで、セルスタックCSで有効に発電に使用されている面積が減少し、電流密度に偏りが生じることやセル電圧の低下が生じることにつながる。また、発電反応が行われている部分での燃料電池セルの温度が特に上がるため、耐久性の面でも不利となる。
ところが本実施形態の固体酸化物形燃料電池システムでは、熱交換部16での熱交換により、セルスタックCSの内部に供給される酸化剤ガスの温度が、セルスタックCSの内部の温度(排出酸化剤ガスの温度)に近くなるため、そのような問題の発生を回避できる。
熱交換部16で熱交換した後の排出酸化剤ガスは、セルスタックCSの下部側でセルスタックCSの周囲の内部空間Sに流出する。例えば、図示は省略するが、熱交換部16の下端付近で排出酸化剤ガス流通管17が内部空間Sに開放され、そこから内部空間Sへ向かって排出酸化剤ガスが放出される。つまり、排出酸化剤ガス流通管17は、セルスタックCSの内部から排出された排出酸化剤ガスをセルスタックの周囲の下部側へと導くように構成されている。その結果、電気化学反応で用いられた後にセルスタックCSの内部から排出された排出酸化剤ガスは、セルスタックCSの下部側でセルスタックCSの周囲の内部空間Sに放出され、セルスタックCSの周囲をセルスタックCSの下部側から上部側へ向かって流れた後、燃焼部14において排出燃料ガスを燃焼させるために利用されるようになる。
セルスタックCSは、直方体形状になっており、複数の固体酸化物形燃料電池セルの積層方向が水平方向に沿う状態で収納筐体1の内部空間Sに設置される。具体的に説明すると、セルスタックCSは、複数の固体酸化物形燃料電池システムがZ軸方向に積層されて構成される。そして、セルスタックCSは、Z軸方向の長さが、X軸方向の長さ及びY軸方向の長さよりも短い直方体形状になっている。また、収納筐体1も、Z軸方向の長さが、X軸方向の長さ及びY軸方向の長さよりも短い直方体形状になっている。このような構成を採用することで、固体酸化物形燃料電池セルの積層数に応じて、水平方向でのセルスタックCSの長さ(厚さ)が決まる。つまり、セルスタックCSを薄型化して、それを収納する収納筐体1も薄型化することが可能になる。
熱交換部16は、収納筐体1の内部空間Sに設置されたセルスタックCSの4つの側方のうち、水平方向の長さが短い一つの側面に相対して設けられる。収納筐体1の内部空間SでセルスタックCSと熱交換部16とが組み合わされて設置された構造を考えると、熱交換部16は、セルスタックCSの4つの側方のうち、水平方向の長さが短い一つの側面に相対して、即ち、水平方向の長さが長い方向に沿ってセルスタックCSと隣接して設けられる。図示する例では、熱交換部16は、X軸方向に沿ってセルスタックCSと並ぶ状態で設置される。つまり、収納筐体1の内部空間SでセルスタックCSと熱交換部16とが組み合わされて設置された構造の最も薄い部分はセルスタックCSの最も薄い部分と同等になる。その結果、セルスタックCS及び熱交換部16を収納する収納筐体1を薄型化することが可能になる。
熱交換部16とセルスタックCSとは間隔を空けて配置されている。そして、熱交換部16とセルスタックCSとの間の空間には、放出された排出酸化剤ガスが流れることができる。
導入酸化剤ガス流通管15は、収納筐体1の天面側を構成する天面板状部材としての第2天面部材6bに固定されて鉛直下方に延びる。そして、導入酸化剤ガス流通管15は、途中に熱交換部16を介してセルスタックCSに接続される。つまり、セルスタックCSは、収納筐体1の第2天面部材6bに固定される導入酸化剤ガス流通管15及び熱交換部16を介して、収納筐体1の第2天面部材6bから吊り下げられた形態で設置される。つまり、収納筐体1の内部でセルスタックCSを支えるための支柱などの構造体を特別に設ける必要性が低くなる点で好ましい。
収納筐体1の下側内部空間S2では、正面断熱材H1が第3正面部材2cに相対して接した状態で設けられ、背面断熱材H2が第3背面部材3cに相対して接した状態で設けられ、右側断熱材H3が第3右側部材4cに相対して接した状態で設けられ、左側断熱材H4が第3左側部材5cに相対して接した状態で設けられ、底面断熱材H6が第3底面部材7cに相対して接した状態で設けられる。そして、下側内部空間S2で、正面断熱材H1と背面断熱材H2と右側断熱材H3と左側断熱材H4と底面断熱材H6とに囲まれた空間に、セルスタックCSと熱交換部16と導入酸化剤ガス流通管15と排出酸化剤ガス流通管17と導入燃料ガス流通管12と排出燃料ガス流通管13とが配置される。このような構成を採用することで、セルスタックCSの温度を所望の温度に維持し易くなる
具体的には、図4に示すように、導入酸化剤ガス流通管15及び排出酸化剤ガス流通管17及び導入燃料ガス流通管12及び排出燃料ガス流通管13はセルスタックCSの正面側に接続されている。また、図4に示すように、正面断熱材H1には第1凹部H1aと第2凹部H1bとが形成されている。そして、第1凹部H1aの部分で、排出燃料ガス流通管13はセルスタックCSの正面側に接続され、且つ、排出酸化剤ガス流通管17はセルスタックCSの正面側に接続される。また、第2凹部H1bの部分で、導入燃料ガス流通管12はセルスタックCSの正面側に接続され、且つ、導入酸化剤ガス流通管15はセルスタックCSの正面側に接続される。
収納筐体1の上側内部空間S1では、上部断熱材H5が設けられる。上部断熱材H5は、改質器11及び燃焼部14の上部と側部(正面側の側部と背面側の側部)とを覆うように設けられている。また、上側内部空間S1では、第2正面部材2bには正面排気口2dが設けられ、第2背面部材3bには背面排気口3dが設けられ、第3右側部材4cには右側排気口4dが設けられ、第3左側部材5cには左側排気口5dが設けられている。
燃焼部14では、排出燃料ガス流通管13を通って供給される排出燃料ガスに含まれる燃料成分が、仕切板8に形成される通気孔8aを介して上側内部空間S1に流入し、燃焼部14の通気部14aを通って供給された排出酸化剤ガスに含まれる酸素を用いて燃焼される。
燃焼部14で発生した燃焼排ガスは、第3右側部材4cに形成される右側排気口4dを通って第2右側部材4bと第3右側部材4cとの間の空間へと流出し、第3左側部材5cに形成される左側排気口5dを通って第2左側部材5bと第3左側部材5cとの間の空間へと流出する。また、燃焼部14で発生した燃焼排ガスは、上部断熱材H5と第2天面部材6bとの間の空間に流れ込み、その空間から、第3正面部材2cに形成される正面排気口2dを通って第2正面部材2bと第3正面部材2cとの間の空間へと流出し、第3背面部材3cに形成される背面排気口3dを通って第2背面部材3bと第3背面部材3cとの間の空間へと流出する。
そして、第2正面部材2bと第3正面部材2cとの間の空間を下方へ流れる燃焼排ガス、第2背面部材3bと第3背面部材3cとの間の空間を下方へ流れる燃焼排ガス、第2右側部材4bと第3右側部材4cとの間の空間を下方へ流れる燃焼排ガス、第2左側部材5bと第3左側部材5cとの間の空間を下方へ流れる燃焼排ガスは、第2底面部材7bと第3底面部材7cとの間の空間を経由して排気管19に至り、収納筐体1から排出される。このように、収納筐体1では、内部空間Sへと導入される酸化剤ガスが、内部空間Sから排出される燃焼排ガスと熱交換する、即ち、内部空間Sへと導入される酸化剤ガスの予熱が行われるように構成されている。
以上のように、本実施形態の固体酸化物形燃料電池システムでは、セルスタックCSの内部から排出された排出酸化剤ガスは、セルスタックCSの下部側でセルスタックCSの周囲に流出した後、セルスタックCSの周囲をセルスタックCSの下部側から上部側へ向かって流れるように構成されている。つまり、セルスタックCSでの空気利用率を変化させるなどしてセルスタックCSの内部から排出される排出酸化剤ガスの単位時間当たりの流量を変化させれば、セルスタックCSの周囲を流れる排出酸化剤ガスの流量も変化する。その結果、セルスタックCSからの放熱量を調節する運転が可能になる。従って、セルスタックCSの周囲を断熱しつつ、必要に応じて外部からセルスタックCSの温度調節を行うことができる固体酸化物形燃料電池システムを提供できる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、固体酸化物形燃料電池システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成については適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、改質器11で水の気化と原燃料ガスの水蒸気改質とが行われる例を説明したが、専用の気化器を改質器11とは別に設けてもよい。
また、収納筐体1の形状や各断熱材H1〜H5の形状なども適宜変更可能である。
<2>
上記実施形態では、セルスタックCSの内部から排出された排出燃料ガスを排出燃料ガス流通管13によって燃焼部14に供給する例を説明したが、セルスタックCSから燃焼部14への排出燃料ガスの経路は適宜変更可能である。例えば、セルスタックCSの内部から排出された排出燃料ガスを収納筐体1の外部に取り出し、冷却して水分を除去した後で燃焼部14に供給するといった構成を採用してもよい。
<3>
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
本発明は、セルスタックの周囲を断熱しつつ、セルスタックでの発熱増に対応してセルスタック周囲からの熱除去の促進を行うことができる固体酸化物形燃料電池システムに利用できる。
1 収納筐体
8 仕切板
8a 通気孔
10 原燃料ガス供給管
11 改質器
12 導入燃料ガス流通管
13 排出燃料ガス流通管
14 燃焼部
15 導入酸化剤ガス流通管
16 熱交換部
17 排出酸化剤ガス流通管
CS セルスタック
S 内部空間
S1 上側内部空間
S2 上側内部空間

Claims (7)

  1. 収納筐体の内部空間に、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板形状の固体酸化物形燃料電池セルを複数積層したセルスタックと、前記電気化学反応で用いられた後に前記セルスタックの内部から排出された排出燃料ガスを燃焼する燃焼部とを備える固体酸化物形燃料電池システムであって、
    前記内部空間において、前記セルスタックの上方に前記改質器と前記燃焼部とが設けられ、
    前記電気化学反応で用いられた後に前記セルスタックの内部から排出された排出酸化剤ガスは、前記セルスタックの下部側で前記セルスタックの周囲の前記内部空間に流出し、前記セルスタックの周囲を前記セルスタックの下部側から上部側へ向かって流れた後、前記燃焼部において前記排出燃料ガスを燃焼させるために利用されるように構成されている固体酸化物形燃料電池システム。
  2. 前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記酸化剤ガスを前記セルスタックの内部に導く導入酸化剤ガス流通管と、
    前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記セルスタックの内部から排出された前記排出酸化剤ガスを前記セルスタックの周囲の下部側へと導く排出酸化剤ガス流通管と、
    前記導入酸化剤ガス流通管を流れる前記酸化剤ガスと、前記排出酸化剤ガス流通管を流れる前記排出酸化剤ガスとが熱交換するように構成される熱交換部とを備え、
    前記熱交換部で熱交換した後の前記酸化剤ガスは前記セルスタックの内部に供給され、
    前記熱交換部で熱交換した後の前記排出酸化剤ガスは、前記セルスタックの下部側で前記セルスタックの周囲の前記内部空間に流出する請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  3. 前記セルスタックは、直方体形状になっており、
    前記熱交換部は、前記収納筐体の前記内部空間に設置された前記セルスタックの4つの側方のうち、水平方向の長さが短い一つの側面に相対して設けられ、
    前記熱交換部では、前記酸化剤ガス及び前記排出酸化剤ガスは上方から下方に向かって流れる請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  4. 前記収納筐体の前記内部空間を上側内部空間と下側内部空間とに仕切る仕切板を備え、
    前記仕切板は、前記上側内部空間と前記下側内部空間との間で気体の流通を可能にする通気孔を有し、
    前記下側内部空間に前記セルスタック及び前記熱交換部が設けられ、
    前記上側内部空間に前記改質器及び前記燃焼部が設けられる請求項2又は3に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  5. 前記導入酸化剤ガス流通管は、前記収納筐体の天面側を構成する天面板状部材に固定されて鉛直下方に延びる請求項2〜4の何れか一項に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  6. 前記セルスタックは、直方体形状になっており、複数の前記固体酸化物形燃料電池セルの積層方向が水平方向に沿う状態で前記収納筐体の前記内部空間に設置される請求項1〜5の何れか一項に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  7. 前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記改質器で生成された前記燃料ガスを前記セルスタックの内部に導く導入燃料ガス流通管と、
    前記収納筐体の前記内部空間に設置され、前記セルスタックの内部から排出された前記排出燃料ガスを前記燃焼部に導く排出燃料ガス流通管とを備える請求項1〜6の何れか一項に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
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