JP2020119691A - 蓄電モジュール - Google Patents

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卓矢 山本
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悟士 山本
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Abstract

【課題】蓄電モジュールの製造における作業性を向上可能な蓄電モジュールを提供すること。【解決手段】蓄電モジュールは、それぞれが安全弁を有し、配列方向Dに沿って配列された複数の蓄電セルと、配列方向Dに延在し、安全弁を覆う排煙ダクト5と、排煙ダクト5上に設けられる本体部と、サーミスタ64が搭載される先端部62gを含む分岐部62Aと、を有するフレキシブルプリント基板と、排煙ダクト5と複数の蓄電セルとによって画定される内部空間Vに設けられ、複数の蓄電セル上における先端部62gの位置を規定する位置決め部材57と、を備え、分岐部62Aは、本体部から延び、排煙ダクト5には、分岐部62Aが挿通されるスリット56が設けられる。【選択図】図4

Description

本発明の一側面は、蓄電モジュールに関する。
従来、電池の温度を検知するための温度検知素子を備えた蓄電モジュールが知られている。例えば、特許文献1に記載された技術では、フレキシブルプリント基板に設けられたサーミスタによって、電池の温度が検知されている。
特開2013−97894号公報
特許文献1に記載されているように、フレキシブルプリント基板にサーミスタが設けられている場合、フレキシブルプリント基板のうちのサーミスタが搭載されている部分(搭載領域)を電池の所望の位置に固定することが考えられる。しかしながら、フレキシブルプリント基板は柔軟性を有するので、搭載領域の位置合わせに時間を要し、作業性が低下するおそれがある。
本発明の一側面は、蓄電モジュールの製造における作業性を向上可能な蓄電モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る蓄電モジュールは、それぞれが安全弁を有し、一方向に沿って配列された複数の蓄電セルと、一方向に延在し、安全弁を覆う排煙ダクトと、排煙ダクト上に設けられる本体部と、サーミスタが搭載される先端部を含む分岐部と、を有するフレキシブルプリント基板と、排煙ダクトと複数の蓄電セルとによって画定される内部空間に設けられ、複数の蓄電セル上における先端部の位置を規定する位置決め部材と、を備える。分岐部は、本体部から延びる。排煙ダクトには、分岐部が挿通される挿通孔が設けられる。
この蓄電モジュールでは、排煙ダクトと複数の蓄電セルとによって画定される内部空間に、フレキシブルプリント基板の分岐部に含まれる先端部の位置を規定する位置決め部材が設けられる。このため、蓄電モジュールを製造する際に、位置決め部材によって、複数の蓄電セル上における先端部の位置が定められるので、先端部の位置合わせを簡易化することができる。その結果、蓄電モジュールの製造における作業性を向上させることが可能となる。
位置決め部材は、上記位置よりも分岐部の基端側に設けられてもよい。分岐部は本体部から延びているので、分岐部の基端は本体部に固定されている。このため、蓄電モジュールの製造時において、分岐部が排煙ダクトの挿通孔に挿通された後、分岐部の基端を固定端として、分岐部の先端部が内部空間内で移動し得る。しかしながら、複数の蓄電セル上において、先端部を位置合わせする際には、分岐部の長さによって、先端部が分岐部の基端から離れる方向に移動することが規制される。さらに、先端部の配置位置よりも分岐部の基端側に位置決め部材が設けられているので、先端部が分岐部の基端に近づく方向に移動することが規制される。したがって、先端部の移動を規制することができるので、先端部の位置合わせをさらに簡易化することができる。その結果、蓄電モジュールの製造における作業性をさらに向上させることが可能となる。
位置決め部材は、上記位置から挿通孔に向かって傾斜する傾斜面を有してもよい。この場合、蓄電モジュールを製造する際に、フレキシブルプリント基板の分岐部が傾斜面によって支持され得るので、分岐部の配線を容易化することができる。したがって、蓄電モジュールの製造における作業性をさらに向上させることが可能となる。
上記蓄電モジュールは、先端部のうちのサーミスタの周辺部を複数の蓄電セルに向けて押圧する押圧部材をさらに備えてもよい。この場合、サーミスタをフレキシブルプリント基板に接合する接合部に応力が加わることが抑制され、蓄電セルの温度の検知精度を向上させることが可能となる。
位置決め部材は、排煙ダクトと一体であってもよい。この場合、複数の蓄電セルとして同じ形状の蓄電セルが用いられ得るので、生産性を向上させることが可能となる。
本発明の一側面によれば、蓄電モジュールの製造における作業性を向上することができる。
図1は、一実施形態に係る蓄電モジュールを模式的に示す平面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1に示される蓄電モジュールの排煙ダクトの一部を模式的に示す斜視図である。 図4は、図1に示される蓄電モジュールの一部を拡大して示す斜視図である。 図5は、変形例に係る蓄電モジュールの一部を拡大して示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。図面にはXYZ直交座標系が示される。
図1は、一実施形態に係る蓄電モジュールを模式的に示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示されるように、蓄電モジュール1は、配列体2と、弾性部材3と、拘束部材4と、排煙ダクト5と、フレキシブルプリント基板6と、カバー7と、監視装置100と、を備え得る。
蓄電モジュール1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、及び電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電モジュール1は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であるが、電気二重層キャパシタであってもよい。
配列体2は、一方向(以下、配列方向Dという。)に沿って配列された複数(本実施形態では7つ)の蓄電セル11を備える。各蓄電セル11は、例えば、矩形箱状のケースと、ケース内に収容された電極組立体と、を備える単電池である。各蓄電セル11は、樹脂製のセルホルダに保持されてもよい。蓄電セル11の上面(表面)11dには、正極端子11a及び負極端子11bが互いに離間して設けられている。正極端子11aは、電極組立体の正極に接続された電極端子である。負極端子11bは、電極組立体の負極に接続された電極端子である。
隣り合う2つの蓄電セル11は、正極端子11aと負極端子11bとが互いに隣り合うように配列され、隣り合う正極端子11aと負極端子11bとがバスバー12によって互いに電気的に接続されている。これにより、隣り合う2つの蓄電セル11が電気的に直列に接続される。正極端子11a及び負極端子11bは、ボルトによってバスバー12に接続されてもよいし、溶接によってバスバー12に接続されてもよい。配列体2に含まれる複数の蓄電セル11のうち、配列方向Dにおける一端に位置する蓄電セル11の負極端子11bと、配列方向Dにおける他端に位置する蓄電セル11の正極端子11aとには、例えば板状の導電部材である外部接続端子13がそれぞれ接続されている。
各蓄電セル11は、安全弁11cを有している。安全弁11cは、例えば蓄電セル11の上面11dに設けられる。安全弁11cは、蓄電セル11内のガス圧力が予め定められた値を超えた場合にガスを外部に放出する。安全弁11cは、蓄電セル11の上面11dにおいて、正極端子11aと負極端子11bとの間に配置される。よって、複数の安全弁11cが配列方向Dに沿って配列される。
弾性部材3は、配列方向Dにおいて、配列体2の一端に配置されている。弾性部材3は、拘束荷重による蓄電セル11の破損を防止する目的で用いられる部材であり、例えばウレタン製のゴムスポンジから構成されている。弾性部材3は、矩形の板状部材である。弾性部材3の材料としては、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、及びシリコンゴム等が挙げられる。弾性部材3は、ゴムに限られず、バネ材等であってもよい。弾性部材3は、配列方向Dにおける配列体2の両端に配置されていてもよく、互いに隣り合う2つの蓄電セル11間に配置されていてもよい。
拘束部材4は、配列方向Dに沿って配列体2に拘束荷重を付加するための部材である。拘束部材4は、一対のエンドプレート41と、複数の連結部材42と、を備えている。一対のエンドプレート41は、配列体2を配列方向Dの両側から挟持するための部材である。エンドプレート41は、鉄等の金属材料からなる板状部材である。
連結部材42は、一対のエンドプレート41同士を連結する。連結部材42は、例えば鉄等の金属から構成されたボルト及びナットによって構成されている。各連結部材42のボルトは、一方のエンドプレート41の挿通孔、各セルホルダの挿通孔、及び他方のエンドプレート41の挿通孔に順次挿通され、他方のエンドプレート41の外側でナットにより締結されている。この締結によって配列体2に対して配列方向Dに拘束荷重が付加される。
排煙ダクト5は、蓄電セル11から放出されたガスを蓄電モジュール1の外部に排出するための部材である。排煙ダクト5は、配列方向Dに延在し、複数の安全弁11cを覆う。排煙ダクト5は、正極端子11aと負極端子11bとの間に配置され得る。例えば、排煙ダクト5は、セルホルダ等に固定されてもよい。排煙ダクト5は、例えば樹脂製の部材である。排煙ダクト5は、側板51と、側板52と、上板53と、を有する。上板53は、側板51と側板52との間に延在し、安全弁11cと向かい合うように配置される。安全弁11cから放出されるガスは、排煙ダクト5の側板51,52及び上板53と、蓄電セル11の上面11dとによって画定される(囲まれる)内部空間Vを通って外部に排出される。配列方向Dと交差(直交)する排煙ダクト5の断面における空間領域は、例えば矩形状であるが、上板53から蓄電セル11の上面11dに向かうに連れて幅が広がる台形状であってもよい。
排煙ダクト5は、側板51の下端から外側に広がる底板54と、側板52の下端から外側に広がる底板55と、を有してもよい。底板54,55は、それぞれ側板51,52と交差する方向に延在し、蓄電セル11の上面11d上に載置される。底板54,55によって、排煙ダクト5は、蓄電セル11の上面11d上に安定して載置され得る。
フレキシブルプリント基板6は、例えば排煙ダクト5の上板53上に設けられる。フレキシブルプリント基板6は複数の蓄電セル11に接続される。本実施形態では、フレキシブルプリント基板6は、チップが実装される実装面6aと、実装面6aと反対側の非実装面6bと、を有する。つまり、フレキシブルプリント基板6は、実装面6aのみに部品が実装される片面型の基板である。
フレキシブルプリント基板6は、排煙ダクト5上に設けられ配列方向Dに延在する本体部61と、本体部61から分岐して延びる複数の分岐部62Aと、本体部61から分岐して延びる複数の分岐部62Bと、を備える。本実施形態では、フレキシブルプリント基板6は、配列方向Dを長手方向(長辺方向)とする矩形状の基板から形成され得る。この場合、各分岐部62A,62Bは、基板に切れ込みを入れることによって形成され得る。図示例では、基板の幅方向(短辺方向)の端縁から内側に入った切れ込み62aと、切れ込み62aの先端から配列方向Dに延びる切れ込み62bとによって分岐部62A,62Bが形成されている。これにより、分岐部62A,62Bの基端62cは本体部61と接続される。
本体部61は、例えば接着材等により排煙ダクト5の上板53に固定される。本体部61の非実装面6bは蓄電セル11の上面11dと向かい合う。本体部61の実装面6aは蓄電セル11とは反対側を向く。本体部61の配列方向Dにおける一方の端部は、監視装置100のコネクタ101に接続される。
分岐部62Aは、蓄電セル11の温度を監視するための部分である。分岐部62Aは、配列方向Dに沿って延びており、後述するスリット56(挿通孔)を介して内部空間Vに挿入される。分岐部62Aの詳細は後述する。
分岐部62Bは、蓄電セル11の電圧を監視するための部分である。分岐部62Bは、バスバー12に接続される。分岐部62Bは、例えば分岐部62Bの一部が山折りに折り曲げられた屈曲部62dを有している。図示例では、屈曲部62dが分岐部62Bの基端62c近傍に形成されている。分岐部62Bは、折り返し部62eを有している。折り返し部62eは、屈曲部62dよりも分岐部62Bの先端側に形成されている。分岐部62Bのうちの折り返し部62eよりも先端側が幅方向外側に向くように、分岐部62Bが例えば90度の角度で折り返されることによって、折り返し部62eが形成されている。分岐部62Bにおいて、折り返し部62eよりも先端側は、バスバー12まで延在している。これにより、分岐部62Bは、本体部61からバスバー12に向かって外側に延在し得る。
本体部61の実装面6aには、複数のヒューズ63が実装され得る。各ヒューズ63は、本体部61の実装面6aにおいて絶縁フィルムに形成された開口から露出した各配線に接続される。ヒューズ63に電気的に接続された各配線は、各分岐部62Bの先端における実装面6aにおいて露出しており、例えばリベット接続、溶接、又ははんだ接続等によってバスバー12又は外部接続端子13に接続される。本実施形態では、ヒューズ63は、バスバー12に接続された分岐部62Bの基端に配置される。バスバー12に電気的に接続されるフレキシブルプリント基板6の配線は、蓄電セル11の電圧に関する信号を監視装置100に伝達する。
カバー7は、排煙ダクト5の上板53上に、配列体2を覆うように設けられる。なお、図1においてカバー7の図示は省略されている。カバー7は、例えば平面視矩形状を有する。カバー7は、上板71と、上板71の周縁に形成された側板73と、を有し得る。上板71の内側面には、押圧片75が設けられ得る。押圧片75は、例えば配列方向Dに交差する幅方向の中央に設けられている。押圧片75は、上板71の内側面から本体部61の実装面6aまで延びている。押圧片75は、排煙ダクト5の上板53上に配置されたフレキシブルプリント基板6を上板53に向けて押圧し得る。押圧片75は、例えばゴム材料、及びスポンジ等の弾性部材によって形成されている。押圧片75は、漏電等を防止するために、電気絶縁性を有している。
監視装置100は、蓄電モジュール1を監視する装置である。監視装置100は、プリント配線板とプリント配線板に実装された部品(例えば半導体チップ)とによって構成され得る。監視装置100は、配列方向Dにおいて一端に位置するエンドプレート41の外側に位置する。監視装置100は、コネクタ101と、監視回路103と、電源回路104と、を備える。コネクタ101には、フレキシブルプリント基板6が接続される。これにより、蓄電セル11の電圧及び温度に関する信号が、フレキシブルプリント基板6を介して監視装置100に送られる。監視回路103は、蓄電セル11の電圧及び温度を監視する回路である。監視回路103は、複数の配線101aによりコネクタ101と接続される。電源回路104は、監視回路103に電力を供給する回路である。
図3及び図4をさらに参照して、蓄電モジュールを詳細に説明する。図3は、図1に示される蓄電モジュールの排煙ダクトの一部を模式的に示す斜視図である。図4は、図1に示される蓄電モジュールの一部を拡大して示す斜視図である。
排煙ダクト5には、分岐部62Aが挿通されるスリット56が設けられている。スリット56は、上板53から側板52にかけて連続して形成されている。上板53において、スリット56が形成されている幅は、分岐部62Aの幅よりも大きい。
排煙ダクト5には、位置決め部材57と押圧板58(押圧部材)とが設けられている。位置決め部材57及び押圧板58は、内部空間V内に位置している。本実施形態では、位置決め部材57及び押圧板58は、側板52の内側面に一体形成されている。位置決め部材57及び押圧板58は、側板52の内側面から内部空間Vに向けて幅方向に突出している。
位置決め部材57は、複数の蓄電セル11上における分岐部62Aの先端部62g(後述)の位置を規定するための部材である。具体的には、位置決め部材57は、複数の蓄電セル11の上面11dにおける所定の領域R上に分岐部62Aの先端部62gが位置するように、分岐部62Aの先端部62gの位置を規定する。領域Rは、分岐部62Aの先端部62gが配置される位置である。領域Rは、内部空間V内における配列体2の上面(上面11d)に設定される。領域Rは、平面視でスリット56よりも分岐部62Aの延在方向の前方(分岐部62Aの先端側)に位置している。位置決め部材57は、平面視で領域Rよりも分岐部62Aの基端62c側に設けられる。より具体的には、位置決め部材57は、配列方向Dにおいて領域Rの後端縁Reに接するように設けられる。後端縁Reは、領域Rの縁のうち、分岐部62Aの延在方向における後方(分岐部62Aの基端62c側)に位置する縁である。
本実施形態では、位置決め部材57は、位置決め部材57の幅方向と交差する断面が台形形状を有する四角柱である。位置決め部材57は、傾斜面57aを有する。傾斜面57aは、配列体2の上面(上面11d)からスリット56まで延びている。傾斜面57aは、領域Rの後端縁Reからスリット56に向かって傾斜している。つまり、位置決め部材57の高さは、分岐部62Aの先端から基端62cに向かう方向において、領域Rから離れるにつれて高くなっている。
押圧板58は、側板52の下端から内側(すなわち、排煙ダクト5の内部空間V)に向かって延在する。本実施形態では、押圧板58は平面視でC字状形状を有する。つまり、押圧板58には、押圧板58を上下方向に貫通する欠落部58aが設けられている。欠落部58aは、例えば矩形形状を有する。押圧板58は、領域Rの真上に位置している。
分岐部62Aは、折曲部62j及び折曲部62kを有する。図示例では、折曲部62jが分岐部62Aの基端62c近傍に形成され、折曲部62kが折曲部62jよりも分岐部62Aの先端側に形成されている。折曲部62jでは、分岐部62Aが下側に折り曲げられている。これにより、分岐部62Aの先端側が、上板53に形成されたスリット56から排煙ダクト5の内部空間V内に挿通され、位置決め部材57の傾斜面57aに沿って延在している。折曲部62kでは、折曲部62kよりも分岐部62Aの先端側の先端部62gが配列方向Dに沿うように、分岐部62Aが前方に折り曲げられている。これにより、分岐部62Aの先端部62gにおける実装面6aが上方に向けられている。先端部62gは、伝熱板65及び接着テープ66を介して蓄電セル11の上面11d上に配置されている。
先端部62gの実装面6aは、搭載領域62hを含む。搭載領域62hには、蓄電セル11の温度を検知するためのサーミスタ64が搭載される。先端部62gにおいて、非実装面6bは蓄電セル11の上面11dと向かい合っている。蓄電セル11の上面11dと先端部62g(搭載領域62h)との間には、伝熱板65が配置されている。つまり、領域Rは、伝熱板65が設けられた領域である。伝熱板65は、例えば、銅、及びアルミニウム等の金属で形成される。伝熱板65は、矩形板状であってもよい。伝熱板65は、上面11dに接着テープ66によって固定されている。先端部62gは、伝熱板65に接着材等によって固定されている。これにより、蓄電セル11で発生した熱が接着テープ66、伝熱板65、及びフレキシブルプリント基板6を介してサーミスタ64に伝わる。
蓄電セル11で発生した熱がサーミスタ64により確実に伝わるようにするために、先端部62gは、押圧板58と蓄電セル11の上面11dとの間に配置されている。この状態では、搭載領域62hに実装されたサーミスタ64は、欠落部58aから露出している。押圧板58が蓄電セル11の上面11dに当接するように固定されることによって、搭載領域62hの周辺部が押圧板58によって蓄電セル11の上面11dに向けて押圧される。言い換えると、押圧板58は、フレキシブルプリント基板6(分岐部62A)のうちの搭載領域62hの周辺部を蓄電セル11に向けて押圧する。搭載領域62hの周辺部は、実装面6aのうちの搭載領域62hを囲む部分である。なお、本実施形態において、搭載領域62hの周辺部とは、分岐部62Aの先端部62gであってもよい。
次に、蓄電モジュール1の製造方法に含まれるフレキシブルプリント基板6の配線方法を説明する。まず、フレキシブルプリント基板6が準備される。この工程では、フレキシブルプリント基板6のもととなる矩形状のフレキシブルプリント基板が準備され、分岐部62A,62Bを形成するために、矩形状のフレキシブルプリント基板の幅方向(短辺方向)の端縁から内側に向かって切れ込み62aが形成され、切れ込み62aの先端からフレキシブルプリント基板6の長さ方向(長辺方向)に向かって切れ込み62bが形成される。これにより、本体部61、複数の分岐部62A、及び複数の分岐部62Bを備えるフレキシブルプリント基板6が形成される。
なお、分岐部62Aの切れ込み62bの長さは、分岐部62Aが蓄電セル11の上面11dに接触可能な程度に設定される。同様に、分岐部62Bの切れ込み62bの長さは、分岐部62Bがバスバー12に接触可能な程度に設定される。また、分岐部62Bの基端62c近傍において、分岐部62Bが山折りに折り曲げられることによって、屈曲部62dが形成される。さらに、分岐部62Bの先端側が幅方向外側に向くように、分岐部62Bが例えば90度の角度で折り返されることによって、折り返し部62eが形成される。フレキシブルプリント基板6の準備工程おいて、分岐部62Aには折り曲げ加工が施されない。
続いて、フレキシブルプリント基板6が、排煙ダクト5上に搭載される。具体的には、フレキシブルプリント基板6の長手方向が配列方向Dに合わせられ、本体部61の非実装面6bが排煙ダクト5の上板53と向かい合うように本体部61が上板53上に配置される。
続いて、分岐部62Aがスリット56に挿通され、内部空間Vに挿入される。このとき、不図示の治具を用いて、分岐部62Aの先端部62gが上から押さえられ、先端部62gが押圧板58の下に挿入される。これにより、分岐部62Aが位置決め部材57の傾斜面57aに沿うように配置され、先端部62gが押圧板58によって蓄電セル11の上面11dに向けて押圧されて領域Rに固定される。このとき、上板53と傾斜面57aとによって画成される角部によって、分岐部62Aの折曲部62jが形成され、傾斜面57aと配列体2の上面(上面11d)とによって画成される角部によって、分岐部62Aの折曲部62kが形成される。
また、各分岐部62Bの先端が、対応するバスバー12又は外部接続端子13に接続される。そして、本体部61の配列方向Dにおける一方の端部は、監視装置100のコネクタ101に接続される。このようにして、フレキシブルプリント基板6が配線される。なお、スリット56は、フレキシブルプリント基板6が配線された後に、例えば樹脂等によって塞がれてもよい。
以上説明したように、蓄電モジュール1では、排煙ダクト5と複数の蓄電セル11とによって画定される内部空間Vに、フレキシブルプリント基板6の分岐部62Aに含まれる先端部62gの位置を規定する位置決め部材57が設けられる。このため、蓄電モジュール1を製造する際に、位置決め部材57によって、複数の蓄電セル11(配列体2)上における先端部62gの位置が定められるので、先端部62gの位置合わせを簡易化することができる。その結果、蓄電モジュール1の製造における作業性を向上させることが可能となる。
先端部62g(領域R)が排煙ダクト5の内部空間Vに配置されるので、配列方向Dと交差する幅方向のスペースが小さい場合であっても、サーミスタ64を配置することができる。
分岐部62Aは本体部61から延びているので、分岐部62Aの基端62cは本体部61に固定されている。このため、蓄電モジュール1の製造時において、分岐部62Aが排煙ダクト5のスリット56に挿通された後、分岐部62Aの基端62cを固定端として、先端部62gが内部空間V内で移動し得る。しかしながら、複数の蓄電セル11上において、先端部62gを位置合わせする際には、分岐部62Aの長さによって、先端部62gが分岐部62Aの基端62cから離れる方向に移動することが規制される。さらに、領域Rよりも分岐部62Aの基端62c側に位置決め部材57が設けられているので、先端部62gが分岐部62Aの基端62cに近づく方向に移動することが規制される。したがって、先端部62gの配列方向Dにおける移動が規制されるので、先端部62gの位置合わせをさらに簡易化することができる。その結果、蓄電モジュール1の製造における作業性をさらに向上させることが可能となる。
位置決め部材57は、領域Rの後端縁Reからスリット56に向かって傾斜する傾斜面57aを有している。このため、蓄電モジュール1を製造する際に、分岐部62Aが傾斜面57aによって支持され得るので、分岐部62Aの配線を容易化することができる。したがって、蓄電モジュール1の製造における作業性をさらに向上させることが可能となる。また、分岐部62Aを傾斜面57aに沿わせ、先端部62gを上から押圧することによって、折曲部62j及び折曲部62kが形成される。このため、折曲部62j及び折曲部62kを予め形成しておく必要がない。したがって、蓄電モジュール1の製造効率を向上させることが可能となる。
蓄電モジュール1は、先端部62gのうちのサーミスタ64の周辺部を複数の蓄電セル11に向けて押圧する押圧板58を備えている。このため、サーミスタ64をフレキシブルプリント基板6に接合する接合部に応力が加わることが抑制され、蓄電セル11の温度の検知精度を向上させることが可能となる。
位置決め部材57は、排煙ダクト5と一体に形成されている。このため、複数の蓄電セル11として同じ形状の蓄電セルが用いられ得るので、生産性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、位置決め部材57は、配列方向Dにおいて領域Rよりも分岐部62Aの基端62c側に配置されているが、配列方向Dにおいて領域Rよりも分岐部62Aの基端62cとは反対側に配置されてもよい。この場合、分岐部62Aを配線する際に、先端部62gを位置決め部材57に当接させることで、分岐部62Aの先端部62gの先端が領域Rの前端縁に合わせられる。
位置決め部材57の傾斜面57aは、蓄電セル11の上面11dからスリット56(上板53)まで延びていなくてもよい。例えば、傾斜面57aが蓄電セル11の上面11d付近にのみ設けられ、分岐部62Aの先端部62g付近のみの移動の規制を行ってもよい。あるいは、傾斜面57aがスリット56付近にのみ設けられ、分岐部62Aの基端62c付近の移動の規制を行うことで、分岐部62Aの先端部62gの位置を規定してもよい。
位置決め部材57は、分岐部62Aの先端部62gの位置を規定できればよく、傾斜面57aを有していなくてもよい。位置決め部材57の形状は、例えば、幅方向に延びる円柱状あるいは角柱状であってもよい。
フレキシブルプリント基板6を配線する前に、分岐部62Aに折曲部62j及び折曲部62kが形成されていてもよい。
上記実施形態では、位置決め部材57及び押圧板58は、排煙ダクト5と一体であるが、位置決め部材57及び押圧板58の少なくともいずれかは排煙ダクト5と別体であってもよい。例えば、位置決め部材57は、蓄電セル11を保持するセルホルダに形成されていてもよい。
図5に示されるように、蓄電モジュール1は、押圧板58に代えて、筒状の形状を有する押圧部材8を備えていてもよい。図5に示される例では、押圧部材8は、円筒形状を有する。押圧部材8は、断熱性を有し、実装面6aのうちの搭載領域62hの周辺部を蓄電セル11に向けて押圧する。押圧部材8の一端8aは、排煙ダクト5の上板53の内面に接触している。押圧部材8の他端8bは、不図示の断熱シートを介して搭載領域62hの周辺部に設けられる。つまり、押圧部材8の他端8bは、実装面6aに設けられ、搭載領域62h(サーミスタ64)を囲んでいる。押圧部材8の他端8bにおける内周面は、搭載領域62h(サーミスタ64)から離れている。押圧部材8は、上板53と搭載領域62hの周辺部との間に、押し縮められた状態で挟持されている。押圧部材8は弾性部材によって構成されているので、押圧部材8の弾性力によって搭載領域62hの周辺部が断熱シートを介して蓄電セル11の上面11dに向けて押圧される。これにより、先端部62g(搭載領域62h)が、伝熱板65を介して蓄電セル11の上面11dに確実に固定される。また、押圧部材8は、上板53の内面に設けられているが、上板71の内面に設けられてもよい。この場合、押圧部材8が挿通可能な開口が上板53に設けられる。
1…蓄電モジュール、2…配列体、5…排煙ダクト、6…フレキシブルプリント基板、8…押圧部材、11…蓄電セル、11c…安全弁、56…スリット(挿通孔)、57…位置決め部材、57a…傾斜面、58…押圧板(押圧部材)、61…本体部、62A…分岐部、62c…基端、62g…先端部、62h…搭載領域、64…サーミスタ、D…配列方向(一方向)、R…領域、Re…後端縁、V…内部空間。

Claims (5)

  1. それぞれが安全弁を有し、一方向に沿って配列された複数の蓄電セルと、
    前記一方向に延在し、前記安全弁を覆う排煙ダクトと、
    前記排煙ダクト上に設けられる本体部と、サーミスタが搭載される先端部を含む分岐部と、を有するフレキシブルプリント基板と、
    前記排煙ダクトと前記複数の蓄電セルとによって画定される内部空間に設けられ、前記複数の蓄電セル上における前記先端部の位置を規定する位置決め部材と、
    を備え、
    前記分岐部は、前記本体部から延び、
    前記排煙ダクトには、前記分岐部が挿通される挿通孔が設けられる、蓄電モジュール。
  2. 前記位置決め部材は、前記位置よりも前記分岐部の基端側に設けられる、請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記位置決め部材は、前記位置から前記挿通孔に向かって傾斜する傾斜面を有する、請求項2に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記先端部のうちの前記サーミスタの周辺部を前記複数の蓄電セルに向けて押圧する押圧部材をさらに備える、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
  5. 前記位置決め部材は、前記排煙ダクトと一体である、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の蓄電モジュール。
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