JP2020119480A - 様式データからデータベースアプリケーションを簡易に作成するシステム - Google Patents

様式データからデータベースアプリケーションを簡易に作成するシステム Download PDF

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Abstract

【課題】開発者がデータベースのフィールド定義を行えば、それをもとにシステムが入力フォームや参照用画面を生成し、なおかつ様式と入力フォームや参照画面が視覚的に同一であることを実現し、また、類似の記入項目がある場合にはフィールド定義の自動登録を実現する、簡易なデータベースアプリケーション作成システムを提供することを課題とする。【解決手段】様式データを解析し描画情報を算出し、画面上で様式データに透過的にフィールド定義操作を行い、様式とフィールド定義の関連をデータ化し記憶し類似箇所を判定する手段により、様式と入力フォームの視覚的な同一性を実現し、フィールド定義の自動化とアプリケーション生成の自動化を可能とする。【選択図】図3

Description

本発明はデータベースアプリケーションを簡易に作成するシステムに関し、特に電子形式で記録された様式データからデータベースアプリケーションを簡易に作成するシステムに関する。
従来から、開発者がデータベースのフィールド定義を行えば、定義をもとにシステムが入力フォームや参照用画面を生成する、データベースアプリケーションを簡易に作成するシステムは存在する。そのような従来システムで、様式データに記載されている記入項目に基づいてフィールド定義を行えば、様式データからデータベースアプリケーションを作成することはできる。
様式データの例を図1に、当該様式から従来システムで生成された入力フォームの例を図2に示す。様式と入力フォームに記載の記入項目は同一であるが、視覚的配置は異なる。
紙を用いた業務形態からコンピュータシステムを用いた業務形態に移行する場合に、視覚的同一性が保たれないことは、習得の容易さ実現とデータ変換時の転記ミス防止においてデメリットとなる。視覚的同一性を実現するためには、簡易的ではない開発手法が必要となる。
そこで本発明では、開発者がデータベースのフィールド定義を行えば、定義をもとにシステムが入力フォームや参照用画面を生成し、なおかつ様式と入力フォームや参照画面が視覚的に同一であることを実現する、データベースアプリケーションを簡易に作成するシステムを提供することを課題とする。
また従来システムでは、類似の記入項目を持つ様式が複数存在する場合でも、全ての様式で個別にフィールド定義を行う必要がある。
そこで本発明では、類似の記入項目がある場合にはフィールド定義の自動登録を実現する、簡易なデータベースアプリケーション作成システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく、本発明では以下の様式データからデータベースアプリケーションを簡易に作成するシステムを提供する。
即ち、本発明では、第一の解決手段として、電子形式で記録された様式データからデータベースアプリケーションを作成するシステムであって、様式データから文字列と罫線と画像からなる様式描画情報を抽出する様式解析手段と、様式描画情報を再生して画面上に様式を表示する手段と、画面上に表示された様式から任意の文字列を選択し、その属性を指定する手段と、画面上の空白部分から任意の入力領域を選択し、その属性を指定する手段と、複数の選択した文字列と入力領域からなるフィールド定義を登録する手段と、様式描画情報とフィールド定義から、入力フォームと参照画面を生成する手段とを具備し、画面に表示された様式上でフィールド定義を行うことを特長とする、データベースアプリケーション作成システムを提供する。
かかるデータベースアプリケーション作成システムは、具体的にはコンピュータを用いて形成され、各種データ及び/又はプログラムを記録するメモリと、プログラムの指令に従って稼動するCPUと、利用者が操作を行うユーザーインターフェースと、様式データを読み込む記憶媒体インターフェースまたはネットワークインターフェースと、各種データ及び/又はプログラムを永続的に記録する外部記憶装置を伴って構成される。ユーザーインターフェースは、たとえば、画面とキーボードとマウスである。記憶媒体インターフェースは、たとえば、USBメモリの接続装置である。外部記憶装置は、たとえば、ハードディスクドライブ(HDD)である。
また、上記様式解析手段は、様式データに記録された情報について、以下の(1)〜(4)の処理の何れか又は全てに基づいて、文字列と罫線と画像からなる様式描画情報を算出するものとして形成されることが望ましい。様式からの正確な文字列抽出により、文字列選択の効率を向上させるため、および自動登録の精度を向上させるためである。(1)情報がビットマップ形式で記録されている場合は、光学的文字認識により文字コードと座標と文字サイズを算出し、光学的文字認識の罫線識別機能により線分の座標を算出し、認識対象外の部分は画像として座標とサイズとビットマップデータを取得する。(2)情報がテキスト形式、ストローク形式、ビットマップ形式の組み合わせで記録されている場合は、その情報を取得する。(3)テキストが文字列でなく個別の文字として記録されている場合は、文字と文字の位置関係と、罫線による区切りと、辞書をもとに、文字を連結して文字列を算出する。このとき、文字列の記述方向は縦書きまたは横書きになり得る。(4)罫線が上下左右を矩形に囲んでいる区画(セル)を算出し、区画の座標と区画内に位置する文字列を算出する。
また、上記データベースアプリケーション作成システムの出力データを記憶し再利用することにより、新たな様式データに対してフィールド登録の自動化を行うこともできる。
即ち本発明では、上記したデータベースアプリケーション作成システムにおいて過去の保存データに基づいて類似するフィールド定義を自動登録するデータベースアプリケーション作成システムあって、様式描画情報とフィールド定義とを保存し記憶する手段と、記憶された様式描画情報とフィールド定義とを別の様式描画情報と比較して類似箇所を算出する類似箇所判定手段と、算出結果に基づいてフィールド定義を自動登録する手段と、必要ならば自動登録された情報を人的操作により取消する手段と、取消をフィードバック情報として記録する手段とを具備する、データベースアプリケーション作成システムを提供する。
また、上記類似箇所判定手段は、記憶された様式描画情報とフィールド定義とを別の様式描画情報と比較する場合に、以下に示す(1)〜(5)に示す処理の何れか又は全てに基づいて、類似箇所を算出するものとして形成されることが望ましい。自動登録の精度を向上させるためである。(1)フィールド定義のうち、一回の操作で登録された、複数の文字列と入力領域からなるフィールド定義を単位として、新たな様式の任意の個所から類似箇所の候補を選出し、類似度スコアを算出し、類似箇所を判定する。(2)フィールド定義に含まれる個々の文字列と入力領域について、所属する罫線区画の位置関係(上/下/左/右、区画数)及び/又は表示座標の位置関係(上/下/左/右、距離)に基づいて類似度スコアを算出する。(3)文字列は、その文字列が一致するか、または辞書による同義語の文字列が一致するか、または表記ゆれを正規化した文字列が一致するかに基づいて類似度スコアを算出する。(4)入力領域は、同等の入力領域を設置するための、文字列の無い空白領域が存在するかどうかに基づいて類似度スコアを算出する。(5)自動登録へのフィードバック情報である取消記録に基づいて類似度スコアを算出する。
また、上記データベースアプリケーション作成システムによって、様式データからデータベースアプリケーションの自動生成を行うこともできる。
即ち本発明では、上記したデータベースアプリケーション作成システムと、記憶された様式描画情報とフィールド定義と、生成された入力フォームと参照画面を用いて、レコードデータの登録と参照と更新と削除の処理の実行手段とを具備し、様式データからデータベースアプリケーションを簡易に作成、または自動に生成することを特長とする、データベースアプリケーション作成システムを提供する。
紙を用いた業務形態からコンピュータシステムを用いた業務形態に移行しても、視覚的同一性が保たれることは、習得の容易さ実現とデータ変換時の転記ミス防止に寄与する。
従来の方法では、システムは様式データを直接読み込まないため原理的にフィールド定義の自動化はできないが、本発明の方法では、システムが様式データを読み込むためフィールド定義の自動登録が可能になる。これにより類似の記入項目を持つ様式が複数存在する場合には、フィールド定義操作の自動化と、さらにアプリケーションの自動生成も可能になる。
様式データの例を示す図面 従来システムで生成された入力フォームの例を示す図面 本実施の形態に係るデータベースプリケーション作成システムの全体構成を示す略図 データベース定義手段のフローチャート 様式上でフィールド定義を行う方法の画面表示例を示す図面 様式上でフィールド定義を行う方法の流れ図 様式上で選択肢(丸囲み)のフィールド定義を行う方法の流れ図 様式上で選択肢(チェック)のフィールド定義を行う方法の流れ図 様式上でフィールド定義が完了した状態の画面表示例を示す図面 生成された入力フォームの画面表示例を示す図面 自動登録されたフィールド定義の例を示す図面 類似箇所判定手段における位置関係を説明する図面 類似箇所判定手段における文字列と入力領域の組み合わせ例を説明する図面
最初に、本実施の形態に係るデータベースプリケーション作成システムの全体構成を図3に基づいて説明する。本実施の形態にかかるデータベースプリケーション作成システム300は、コンピュータを用いて形成され、様式データをもとにデータベース定義を行いアプリケーションを実行するシステムとして構成されている。
そして、この実施の形態におけるデータベースプリケーション作成システム300は、様式データからデータベース定義を行うデータベース定義部310と、データベース定義に基づいてアプリケーションを実行するアプリケーション実行部320から構成されている。データベース定義部310は、様式データをコンピュータシステムで扱うための設定を行う部分で、簡易なシステム開発を行うための機能を提供する。アプリケーション実行部320は、様式データの登録、参照、更新、削除などの操作を行う部分で、エンドユーザーがシステムを利用するための機能を提供する。データベース定義部310とアプリケーション実行部320は、一つのコンピュータで構成されてもよいし、ネットワーク接続された複数のコンピュータで構成されてもよい。
「データベース定義部310」において、様式データ330は、申請書などの様式を電子形式で記録したもので、PDFやWordなどのファイル形式で保存され、記憶媒体インターフェースまたはネットワークィンターフェースを介して供給される。データベース定義手段340は、ユーザーインターフェースを備えたコンピュータ端末で、様式データ330を読み込み、開発者が操作してフィールド定義を行い、プログラムが入力フォーム生成を行い、作成されたフィールド定義と入力フォームを含む定義データを定義データ記憶部350に保存する。定義データ記憶部350は外部記憶装置を備えたコンピュータである。データベース定義手段340と定義データ記憶部350は一つのコンピュータで構成されてもよいし、ネットワーク接続された複数のコンピュータで構成されてもよい。
「アプリケーション実行部320」において、アプリケーション実行手段360は、ユーザーインターフェースを備えたコンピュータ端末で、定義データ記憶部350から定義データを読み込み、様式のレコードデータの登録、参照、更新、削除の手段を提供し、レコードデータ記憶部370にレコードデータを保存または参照する。レコードデータ記憶部370は外部記憶装置を備えたコンピュータである。アプリケーション実行手段360とレコードデータ記憶部370は一つのコンピュータで構成されてもよいし、ネットワーク接続された複数のコンピュータで構成されてもよい。
上記で説明した全体構成において、本発明の独自の仕組みはデータベース定義手段340である。図4データベース定義手段のフローチャートに基づいて処理の流れを説明する。ここでは大まかな流れを下記(1)〜(6)で説明したうえで、その後に主なステップについて詳細な説明を記す。
(1)様式解析処理(ステップ40)
ここでは、様式データ330を読み込んで、様式データから文字列と罫線と画像からなる様式描画情報を算出する。
(2)類似箇所判定処理(ステップ41)
ここでは、前記様式描画情報と過去の保存データを比較して類似箇所を算出し、フィールド定義を自動登録する。
(3)フィールド定義操作を行うかどうかの分岐(ステップ42)
ユーザーによるフィールド定義操作(ステップ43)を行うか、あるいはフィールド定義の自動登録結果を用いて自動でアプリケーション生成を行うかの分岐。この選択は事前に何らかの設定メニューで行うか、実行時にユーザーに判断させる。過去データが蓄積されていない場合はYESに誘導することが望ましい。
(4)フィールド定義操作(ステップ43)
ここでは、画面上に表示された様式の上で、対話的にフィールド定義を行う。
(5)入力フォーム生成処理(ステップ44)
ここでは、様式描画情報とフィールド定義に基づいて入力フォームを生成する。この処理は後からアプリケーション実行手段360で行ってもよい。
(6)定義データの保存(ステップ45)
ここでは、様式描画情報、フィールド定義、入力フォームを定義データ記憶部350に保存する。
<様式解析処理(ステップ40)の詳細説明>
ここでは、以下の(1)〜(4)に示す処理の何れか又は全てに基づいて、様式データから文字列と罫線と画像からなる様式描画情報を算出する。(1)情報がビットマップ形式で記録されている場合は、光学的文字認識により文字コードと座標と文字サイズを算出し、光学的文字認識の罫線識別機能により線分の座標を算出し、認識対象外の部分は画像として座標とサイズとビットマップデータを取得する。(2)情報がテキスト形式、ストローク形式、ビットマップ形式の組み合わせで記録されている場合は、その情報を取得する。(3)テキストが文字列でなく個別の文字として記録されている場合は、文字と文字の位置関係と、罫線による区切りと、辞書をもとに、文字を連結して文字列を算出する。このとき、文字列の記述方向は縦書きまたは横書きになり得る。(4)罫線が上下左右を矩形に囲んでいる区画(セル)を算出し、区画の座標と区画内に位置する文字列を算出する。
続いて、様式描画情報の例を示す。様式データは図1のものとする。図1の様式データには文字列(項目11)と、罫線(項目12)と、画像(項目10)が含まれている。下記(a)〜(c)に、このステップで算出されるべき様式描画情報を示す。
(a)文字列の情報
算出されるべき文字列の情報を表1に示す。幅と高さは文字間隔も含んだ文字列のサイズであり、個別の文字サイズではない。区画IDは、文字列が所属する罫線区画のIDで、空欄は区画外にあることを示す。
(b)罫線の情報
例で算出されるべき罫線の情報は表2と表3の情報を含む。表2は罫線(線分)の座標データであり様式の描画に使用する。表3は罫線の区画(セル)の座標データであり類似箇所判定手段において文字列の位置関係の算出に使用する。
(c)画像の情報
例で算出されるべき画像の情報は表4の情報を含む。画像は様式の描画に使用する。
<フィールド定義操作(ステップ43)>
ここでは、画面上に表示された様式の上で、対話的にフィールド定義を行う。はじめに様式描画情報を再生して画面上に様式を表示する。すなわち、様式描画情報に含まれる、文字列と罫線と画像を画面上に表示する。このときの画面表示例を図5に示す。画面中央に様式(項目50)が表示され、画面下部のボタン表示位置(項目51、52、53)には、必要に応じて機能ボタンが表示される。
次に、ユーザー操作によりフィールド定義を行う。このときの画面遷移を図6に示す。以下の(1)〜(3)に示す操作の組み合わせによりフィールド定義を行う。
(1)画面上に表示された様式から任意の文字列を選択し、その属性を指定する操作。
ユーザーはマウスによるポインタ操作などの手段で任意の文字列を選択する。システムは文字列のテキストと座標の情報を持っているので、これは容易に実現できる。文字列を選択した状態を図6(A)に示す。選択した文字列「住所」(項目60)は区別のため反転表示する。文字列60が選択されると、その属性を指定するために、画面下部のボタン表示位置に、「フィールド名ボタン」(項目62)、「選択肢(チェック)ボタン」(項目63)、「選択肢(丸囲み)ボタン」(項目64)の3種のボタンが表示される。
フィールド名ボタン62の押下により、選択した文字列60をフィールド名であると指定する。指定した状態を図6(B)に示す。フィールド名に指定された文字列60は点線囲みで表示する。
(2)画面上の空白部分から任意の入力領域を選択し、その属性を指定する操作。
続いてポインタ操作などの手段で、フィールド名60に対する入力領域を指定する。図6(B)に選択した入力領域(項目61)を反転表示で示す。入力領域が選択されると、画面下部のボタン表示位置に、「TEXTボタン」(項目65)、「NUMBERボタン」(項目66)の2種のボタンを表示する。これは入力領域のデータ型を選択するボタンで、ここではTEXT型とNUMBER型としているが、システムに応じて種類を増やすことができる。
TEXTボタン65の押下により、入力領域61をTEXTデータ型と指定する。指定した状態を図6(C)に示す。データ型が指定された入力領域61は点線囲みで表示する。
(3)複数の選択した文字列と入力領域からなるフィールド定義を登録する操作。
図6(C)では画面下部のボタン表示位置に「フィールド登録ボタン」(項目67)が表示されている。このボタンは、1つ以上のフィールド名と1つ以上の入力領域または選択肢が指定された状態、すなわち、フィールド登録の準備が整った場合に表示される。
フィールド登録ボタン67の押下により、フィールド名60と入力領域61を要素とするフィールドが登録される。登録後の状態を図6(D)に示す。フィールド登録済みとなったフィールド名60は破線囲みで表示し、入力領域61は破線囲みとグレー背景色で表示する。
上記(1)において「選択肢(丸囲み)ボタン64」の使用例を図7に示す。図7(A)ではあらかじめ、文字列「使用施設」(項目70)をフィールド名に指定したうえで、文字列「会議室1」(項目71)を選択し、「選択肢(丸囲み)ボタン」(項目64)を押下する。押下後の状態を図7(B)に示す。文字列71はフィールドのデータ値の選択肢に指定され、楕円形の点線囲みで表示される。
上記(1)において「選択肢(チェック)ボタン63」の使用例を図8に示す。図8(A)ではあらかじめ、文字列「使用備品」(項目80)をフィールド名に指定したうえで、文字列「□ホワイトボード」(項目81)を選択し、「選択肢(チェック)ボタン」(項目63)を押下する。押下後の状態を図8(B)に示す。文字列81はフィールドのデータ値の選択肢に指定され、点線囲みで表示される。
全てのフィールド定義を終えた状態を図9に示す。7つのフィールド定義(項目90〜項目96)がなされている。
・第1のフィールド(項目90)の構成要素は、4つのフィールド名(「申請日」、「年」、「月」、「日」)と、それらの間に位置する3つの入力領域である。
・第2のフィールド(項目91)の構成要素は、1つのフィールド名(「住所」)と、その右側に位置する1つの入力領域である。
・第3のフィールド(項目92)の構成要素は、1つのフィールド名(「氏名」)と、その右側に位置する1つの入力領域である。
・第4のフィールド(項目93)の構成要素は、1つのフィールド名(「使用目的」)と、その右側に位置する1つの入力領域である。
・第5のフィールド(項目94)の構成要素は、4つのフィールド名(「使用日」、「年」、「月」、「日」)と、それらの間に位置する3つの入力領域である。
・第6のフィールド(項目95)の構成要素は、1つのフィールド名(「使用施設」)と、その右側に位置する3つの選択肢(丸囲み)(「会議室1」、「会議室2」、「会議室3」)である。
・第7のフィールド(項目96)の構成要素は、1つのフィールド名(「使用備品」)と、その右側に位置する3つの選択肢(チェックボックス)(「会議室1」、「会議室2」、「会議室3」)である。
登録したフィールドを取り消す場合は、取り消すフィールドのいずれかの要素(フィールド名、選択肢、入力領域)を選択して、画面左下に表示される「取消ボタン」(項目97)を押下する。取消は、一回の操作で登録された複数の要素からなるフィールド定義を単位として実行される。取り消したフィールド定義が、自動登録されたものであった場合は、自動登録に対するフィードバック情報として、定義データ記憶部350に取消記録を保存する。
1つのフィールド定義が、構成要素として、複数のフィールド名及び/又は複数の入力領域を持つ場合に、データベーススキーマを機械的に生成する方法について、一つの解決策を示す。例として、前記第1のフィールド(項目90)は4つのフィールド名と3つの入力領域を持つ。データベーススキーマには入力領域の数だけ、3つのフィールドを作成する。データベーススキーマのフィールド名は、全てのフィールド名と入力領域の連番を「.」(ドット/ピリオド)で結合したものとする。表5に例を示す。
<入力フォーム生成処理(ステップ44)>
ここでは、様式描画情報とフィールド定義に基づいて入力フォームを生成する。はじめに様式描画情報を再生して画面上に様式を表示する。その上に重ねて、フィールド定義に基づいて入力用オブジェクトを配置する。入力用オブジェクトの配置座標は、フィールド定義時に関連付けられた文字列または入力領域の座標から算出する。図10に画面表示例を示す。
入力領域にはテキストインプットコントロール(項目100)を配置する。入力領域のデータ型(TEXT,NUMBER)に応じてテキストインプットコントロールの挙動を設定することが望ましい。
選択肢(丸囲み)にはボタン(項目101)を配置する。押下のたびに選択状態/非選択状態が切り替わる。選択状態では、丸囲みの実線が表示される。非選択状態でも、背景色によりボタンの存在が目視できる。
選択肢(チェック)にはボタン(項目102)を配置する。押下のたびに選択状態/非選択状態が切り替わる。選択状態では、チェックマークが表示される。非選択状態でも、背景色によりボタンの存在が目視できる。
<類似箇所判定処理(ステップ41)>
ここでは、過去に算出または作成された定義データと、新規の様式データを比較して、類似箇所を算出し、フィールド定義を自動登録する。前提として、過去に算出または作成された定義データは、定義データ記憶部350に記憶されている。
本処理におけるインプットとアウトプットの関係を表6に示す。過去の様式描画情報および過去のフィールド定義と、新規の様式描画情報とを比較して、新規のフィールド定義を算出する。
ここでは、以下の(1)〜(5)に示す処理の何れか又は全てに基づいて、類似箇所を算出する。(1)フィールド定義のうち、一回の操作で登録された、複数の文字列と入力領域からなるフィールド定義を単位として、新たな様式の任意の個所から類似箇所の候補を選出し、類似度スコアを算出し、類似箇所を判定する。(2)フィールド定義に含まれる個々の文字列と入力領域について、所属する罫線区画の位置関係(上/下/左/右、区画数)及び/又は表示座標の位置関係(上/下/左/右、距離)に基づいて類似度スコアを算出する。(3)文字列は、その文字列が一致するか、または辞書による同義語の文字列が一致するか、または表記ゆれを正規化した文字列が一致するかに基づいて類似度スコアを算出する。(4)入力領域は、同等の入力領域を設置するための、文字列の無い空白領域が存在するかどうかに基づいて類似度スコアを算出する。(5)自動登録へのフィードバック情報である取消記録に基づいて類似度スコアを算出する。
上記の方法で類似箇所を算出し、採否を判定する。判定条件は、完全一致を条件とするか、類似度スコアに一定の閾値を定めてもよい。類似と判定されたフィールドは自動登録する。当該フィールド定義には、自動登録したことを示す属性(自動登録フラグ)を付与する。
自動登録されたフィールド定義の例を図11に示す。図11で用いた様式は、これまで例に用いてきた図1の様式とは別のものである。項目110〜項目114の記入項目は、フィールド定義が自動登録されている。これらの記入項目は、文字列と空白と位置関係が両様式で一致しているため、類似判定され自動登録された。項目115、項目116の記入項目は、図1の様式に一致する文字列が存在しないため、類似判定されない。
上記類似箇所を算出する処理の(2)において、罫線区画の位置関係及び/又は表示座標の位置関係を算出するが、位置関係の具体的な様式例を図12に示す。項目120〜項目124は全て異なる位置関係であり、類似判定では「不一致」となる。
・項目120に示された記入項目の位置関係は、罫線区画に囲まれない。
・項目121では、罫線区画に囲まれ、第1列がフィールド名、第2列が入力領域である。
・項目122では、罫線区画に囲まれ、第1行がフィールド名、第2行が入力領域である。項目121と項目122では表組の縦方向/横方向が違う。
・項目123では、列方向に「住所」「氏名」の属性が指定され、行方向に「申請者」「代理人」の属性が指定されている。4つある入力領域には、それぞれ、「申請者.住所」「申請者.氏名」「代理人.住所」「代理人.氏名」のフィールド名が付与される。ここで「申請者.住所」のフィールド定義では、「申請者」と「住所」の2つのフィールド名と、対応する1つの入力領域を指定して、フィールド定義を行う。
・項目124では、第1列と第2列に階層的に属性が指定されている。
算出例として、項目121の「住所」フィールドと、項目122の「住所」フィールドに着目する。フィールド名と入力領域の、罫線区画の位置関係が、121では「住所」から(右へ1区画)の位置に「入力領域」であり、122では「住所」から(下へ1区画)の位置に「入力領域」である。したがって、類似判定は「不一致」となる。
また、算出例として、項目123の「申請者.住所」フィールドと、項目124の「申請者.住所」フィールドに着目する。フィールド名1とフィールド名2と入力領域の、罫線区画の位置関係が、123では「申請者」から(右へ1区画、上へ1区画)に「住所」、そこから(下へ1区画)に「入力領域」であり、124では「申請者」から(右へ1区画)に「住所」、そこから(右へ1区画)に「入力領域」である。したがって、類似判定は「不一致」となる。
図13も位置関係の事例を示す様式の例である。ここでは、罫線区画の内部で複数のフィールド定義、複数の要素が混在する例を示す。同じ罫線区画内に複数のフィールド要素がある場合は、要素座標の位置関係を用いて類似判定を行う。
300 データベースアプリケーション作成システム
310 データベース定義部
320 アプリケーション実行部
330 様式データ
340 データベース定義手段
350 定義データ記憶部
360 アプリケーション実行手段
370 レコードデータ記憶部

Claims (5)

  1. 電子形式で記録された様式データからデータベースアプリケーションを作成するシステムであって、様式データから文字列と罫線と画像からなる様式描画情報を抽出する様式解析手段と、様式描画情報を再生して画面上に様式を表示する手段と、画面上に表示された様式から任意の文字列を選択し、その属性を指定する手段と、画面上の空白部分から任意の入力領域を選択し、その属性を指定する手段と、複数の選択した文字列と入力領域からなるフィールド定義を登録する手段と、様式描画情報とフィールド定義から、入力フォームと参照画面を生成する手段とを具備し、画面に表示された様式上でフィールド定義を行うことを特長とする、データベースアプリケーション作成システム。
  2. 前記様式解析手段は、様式データに記録された情報について、以下の(1)〜(4)に示す処理の何れか又は全てに基づいて、文字列と罫線と画像からなる様式描画情報を算出する請求項1に記載のデータベースアプリケーション作成システム。(1)情報がビットマップ形式で記録されている場合は、光学的文字認識により文字コードと座標と文字サイズを算出し、光学的文字認識の罫線識別機能により線分の座標を算出し、認識対象外の部分は画像として座標とサイズとビットマップデータを取得する。(2)情報がテキスト形式、ストローク形式、ビットマップ形式の組み合わせで記録されている場合は、その情報を取得する。(3)テキストが文字列でなく個別の文字として記録されている場合は、文字と文字の位置関係と、罫線による区切りと、辞書をもとに、文字を連結して文字列を算出する。このとき、文字列の記述方向は縦書きまたは横書きになり得る。(4)罫線が上下左右を矩形に囲んでいる区画(セル)を算出し、区画の座標と区画内に位置する文字列を算出する。
  3. 前記請求項1および2において、過去の保存データに基づいて類似するフィールド定義を自動登録するデータベースアプリケーション作成システムあって、様式描画情報とフィールド定義とを保存し記憶する手段と、記憶された様式描画情報とフィールド定義とを別の様式描画情報と比較して類似箇所を算出する類似箇所判定手段と、算出結果に基づいてフィールド定義を自動登録する手段と、必要ならば自動登録された情報を人的操作により取消する手段と、取消をフィードバック情報として記録する手段とを具備する、データベースアプリケーション作成システム。
  4. 前記類似箇所判定手段は、記憶された様式描画情報とフィールド定義とを別の様式描画情報と比較する場合に、以下に示す(1)〜(5)に示す処理の何れか又は全てに基づいて、類似箇所を算出する請求項3に記載のデータベースアプリケーション作成システム。(1)フィールド定義のうち、一回の操作で登録された、複数の文字列と入力領域からなるフィールド定義を単位として、新たな様式の任意の個所から類似箇所の候補を選出し、類似度スコアを算出し、類似箇所を判定する。(2)フィールド定義に含まれる個々の文字列と入力領域について、所属する罫線区画の位置関係(上/下/左/右、区画数)及び/又は表示座標の位置関係(上/下/左/右、距離)に基づいて類似度スコアを算出する。(3)文字列は、その文字列が一致するか、または辞書による同義語の文字列が一致するか、または表記ゆれを正規化した文字列が一致するかに基づいて類似度スコアを算出する。(4)入力領域は、同等の入力領域を設置するための、文字列の無い空白領域が存在するかどうかに基づいて類似度スコアを算出する。(5)自動登録へのフィードバック情報である取消記録に基づいて類似度スコアを算出する。
  5. 前記請求項1、2、3、4において、記憶された様式描画情報とフィールド定義と、生成された入力フォームと参照画面を用いて、レコードデータの登録と参照と更新と削除の処理の実行手段とを具備し、様式データからデータベースアプリケーションを簡易に作成、または自動に生成することを特長とする、データベースアプリケーション作成システム。
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