JP2020119403A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020119403A
JP2020119403A JP2019011682A JP2019011682A JP2020119403A JP 2020119403 A JP2020119403 A JP 2020119403A JP 2019011682 A JP2019011682 A JP 2019011682A JP 2019011682 A JP2019011682 A JP 2019011682A JP 2020119403 A JP2020119403 A JP 2020119403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
information
introduction
contract
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2019011682A
Other languages
English (en)
Inventor
裕介 柴田
Yusuke Shibata
裕介 柴田
恭平 向
Kyohei Mukai
恭平 向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019011682A priority Critical patent/JP2020119403A/ja
Publication of JP2020119403A publication Critical patent/JP2020119403A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行うこと。【解決手段】開示の技術の一態様に係る情報処理装置は、パッケージに含まれる複数のアプリケーションが実行される情報処理装置であって、前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に導入処理を実行する導入処理実行部と、前記パッケージの契約情報を取得する契約情報取得部と、前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与部と、前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定部と、を有する。【選択図】図22A

Description

本願は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
画像形成装置等の情報処理装置において、拡張機能のアプリケーションを追加購入してライセンスを受けたユーザが、ライセンスに基づいて拡張機能のアプリケーションを利用する利用形態が知られている。このようなライセンスを管理するシステムとして、ライセンス管理サーバが更新確認日と利用期間を含むライセンスを生成し、情報処理装置が更新確認日から利用期間が終わるまでの間だけライセンス管理サーバとの通信を行うことで、好適なタイミングでライセンスを自動更新するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、拡張機能のアプリケーションの購入において、アプリケーション単独で購入する形態と、複数のアプリケーションをパッケージとして購入する形態が知られている。また、パッケージとして購入された複数のアプリケーションをパッケージ単位でアクティベーション(利用制限の解除)することで、各アプリケーションの利用可否を容易に設定可能にした装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、アプリケーションの購入時の支払い方式の一つとして、利用料金を定期的に支払い続けることにより、契約した期間内でアプリケーションを利用できるサブスクリプション方式がある。そして、サブスクリプション方式では、ライセンス管理サーバとは別に、契約管理サーバが契約期間や料金の支払い方法等の契約情報を管理し、契約情報に応じてアプリケーションの利用可否を設定する場合がある。パッケージで購入された場合は、パッケージ毎に契約が締結され、契約情報が管理される。
このような場合、ライセンス管理サーバと契約管理サーバとの間で通信ができないシステムでは、ライセンス管理サーバは、契約管理サーバが管理する契約期限等の契約情報を把握できない。そのため、単体で購入され、情報処理装置に既にインストール(導入)された単体のアプリケーションと同一のアプリケーションを含むパッケージの契約が終了すると、単体のアプリケーションが利用できなくなる等、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行えなくなる場合があった。
これは、従前の支払い方式としては、一括支払い方式が主流であり、一括支払い方式の場合、一度支払いがされれば永久に使用でき、契約管理が必要なく、最初に、ライセンス管理サーバでアクティベーションができればよかったため、契約管理サーバを必要としていなかったからである。そして、後から既存のライセンス管理サーバと契約管理サーバを接続し、一方のみで管理できるようにするのはシステム改修が大掛かりになるため、ライセンス管理サーバと契約管理サーバとの間で通信ができないシステムにすることは、現実的には仕方がないことである。
特許文献1に記載のシステム、及び特許文献2に記載の装置では、ライセンス管理サーバと契約管理サーバとの間で通信ができないシステムについては開示されていないため、上記の課題を解決することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行うことを課題とする。
開示の技術の一態様に係る情報処理装置は、パッケージに含まれる複数のアプリケーションが実行される情報処理装置であって、前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に導入処理を実行する導入処理実行部と、前記パッケージの契約情報を取得する契約情報取得部と、前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与部と、前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定部と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行うことができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る契約管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るパッケージの構成の一例を示す図である。 パネル表示部に表示されたランチャー画面の一例を示す図である。 アプリケーションのインタフェース画面の一例を示す図(その1)である。 アプリケーションのインタフェース画面の一例を示す図(その2)である。 単体及びパッケージ毎のアプリケーションの構成の一例を示す図である。 比較例に係る情報処理システムにおけるアプリケーション毎の利用可否を示す図である。 第1の実施形態に係る契約管理サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 アプリケーション毎に付与された導入フラグの一例を示す図である。 アプリケーション毎に付与された導入フラグ及び利用フラグの一例を示す図である。 アプリケーションの利用可否を示すテーブルの一例を説明する図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムにおけるアプリケーション毎の利用可否の一例を示す図である。 利用できないように設定されたアプリケーションの表示画面の一例を示す図(その1)である。 利用できないように設定されたアプリケーションの表示画面の一例を示す図(その2)である。 第1の実施形態に係る画像形成装置によるインストール処理の一例を示すフローチャートである。 パッケージP1のアプリケーションのみがインストールされた場合の一例を説明する図である。 単体のアプリケーションとパッケージP1のアプリケーションがインストールされた場合の一例を説明する図である。 単体のアプリケーションとパッケージP1及びP2のアプリケーションがインストールされた場合の一例を説明する図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置による利用設定処理の一例を示すフローチャートである。 インストール及びアンインストールの履歴情報の一例を説明する図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置による利用設定処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
本実施形態では、情報処理装置の一例として画像形成装置を備える情報処理システムを説明する。
本実施形態に係る情報処理システムは、画像形成装置の拡張機能のアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションという)を追加購入してライセンスを受けたユーザが、ライセンスに基づいて、拡張機能のアプリケーションを利用できるシステムである。
また、アプリケーションの購入時の支払い方式の一つとして、利用料金を定期的に支払い続けることにより、契約した利用可能な期間(有効期限)内でアプリケーションを利用できるサブスクリプション方式がある。本実施形態に係る情報処理システムは、サブスクリプション方式を採用し、情報処理システムに含まれる契約管理サーバ(「契約情報管理装置」の一例)が、契約の有効期限や料金の支払い方法等の契約情報を管理するシステムである。
<第1の実施形態に係る情報処理システムの構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、契約管理サーバ5と、画像形成装置9とを有する。
契約管理サーバ5、及び画像形成装置9は、インターネット等のネットワーク100を介して接続されている。
契約管理サーバ5は、一般的なOS(Operating System)等が搭載された、コンピュータ等の情報処理装置によって実現することができ、無線による通信の手段又は有線による通信の手段を備えている。
また、契約管理サーバ5は、複数のパッケージのそれぞれの契約情報を管理する機能を備えている。複数のパッケージには、それぞれ複数のアプリケーションが含まれている。パッケージ及びパッケージに含まれるアプリケーションについては、別途詳述する。
パッケージの契約情報は、パッケージの購入時に締結された契約に関する情報であり、パッケージの契約の有効期限や契約形態(月契約、年契約等)、料金、料金の支払い方法、パッケージに含まれるアプリケーションの種類等の情報である。
画像形成装置9は、複合機等の画像形成機能を有する装置であり、無線による通信の手段又は有線による通信の手段を有する。画像形成装置9は、複合機、コピー機、スキャナ、プリンタ、レーザプリンタ、プロジェクタ、電子黒板等、画像形成に係る処理を実行することができる。図1の例では、一例として画像形成装置9が一台である例を示しているが複数台であっても良い。
なお、画像形成装置9は、通信機能を備えた装置であれば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であっても良い。
なお、図1に示す情報処理システム1の構成は、一例であって他の構成であっても良い。
<第1の実施形態に係る契約管理サーバのハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る契約管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示されているように、契約管理サーバ5は、コンピュータによって構築されている。図2に示されているように、契約管理サーバ5は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、HD(Hard Disk)504と、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505とを備えている。また、契約管理サーバ5は、ディスプレイ506と、外部機器接続I/F(Interface)508と、ネットワークI/F509と、データバス510と、キーボード511と、ポインティングデバイス512と、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514と、メディアI/F516とを備えている。
これらのうち、CPU501は、サーバ5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。
外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。データバス510は、図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力手段の一種である。
DVD−RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD−RWに限らず、DVD−R等であっても良い。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
本実施形態に係る契約管理サーバ5は、図2に示したハードウェア構成により、後述する各種機能を実現することが可能である。
<第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成>
次に、図3は、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。画像形成装置9は、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)等である。
図3に示されているように、画像形成装置9は、コントローラ910と、近距離通信回路920と、エンジン制御部930と、操作パネル940と、ネットワークI/F950とを備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901と、システムメモリ(MEM−P)902と、ノースブリッジ(NB)903と、サウスブリッジ(SB)904と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906と、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)907と、HDDコントローラ908と、記憶部であるHD909とを備える。また、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、画像形成装置9の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM−P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM−P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを備える。
MEM−P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。
なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM−C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジック等により画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。
なお、ASIC906には、USBのインタフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続するようにしても良い。
MEM−C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。
AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。ここで、パネル表示部940aは、「表示画面」の一例であり、画像形成装置9にインストールされている複数のアプリケーションのそれぞれを識別するアイコン(「識別図形」の一例)等を表示することができる。
コントローラ910は、画像形成装置9全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置9は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。
ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<第1の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成>
次に、本実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成について説明する。図4は、本実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。図4に示されているように、画像形成装置9は、アプリケーション層91と、サービス層92と、ハンドラ層93とを備える。
アプリケーション層91、サービス層92及びハンドラ層93の実体は、ROM103や2次記憶装置16等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU901が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。ハードウェア層94は画像形成装置9が備えるハードウェア資源を示している。サービス層92、ハンドラ層93及びハードウェア層94は、まとめてプラットフォームと称される。
アプリケーション層91のソフトウェアは、ハードウェア層94に属するハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーション等である。操作パネル940を介してユーザから指示、又は設定の要求を受け、プラットフォームに要求を行うことでアプリケーションの機能を実現する。
アプリケーションとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャン機能を提供するためのスキャンアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリント機能を提供するためのプリントアプリ等が挙げられる。また、ユーザにより追加購入された拡張機能のアプリケーションも含まれる。
サービス層92のソフトウェアは、アプリケーション層91とハンドラ層93との間に介在し、アプリケーションに対し、画像形成装置9が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層92が受け付ける動作要求としては、スキャナ部931による読み取りやプリンタ部932による印刷の要求等が挙げられる。サービス層92のインタフェース機能は、WebAPI(Web Application Programming Interface)等で提供される。
ハンドラ層93のソフトウェアは、画像形成装置9が備えるハードウェア資源を制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェアである。サービス層92のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、ハンドラ層93が解釈可能なコマンドに変換してハンドラ層93に渡す。そして、ハンドラ層93のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
ハンドラ層93のソフトウェアにより実行される動作としては、MEM−P902のデータ格納及び/又はデータ取り出しの制御や、HD909のデータ格納及び/又はデータ取り出しの制御、スキャナ部931の制御、プリンタ部932の制御等である。
<パッケージ及びアプリケーションの構成等>
次に、図5は、本実施形態に係るパッケージの構成の一例を示す図である。図5に示されているように、パッケージP1には、ランチャーアプリL1と、アプリケーション21と、アプリケーション22と、アプリケーション23とが含まれている。
ランチャーアプリL1は、アプリケーションのアイコンが並んでいるランチャー画面(ホーム画面)を、操作パネル940のパネル表示部940aに表示させるアプリケーションである。また、ランチャーアプリL1は、アプリケーションの初回起動時、又は任意のタイミングで、契約者IDとパスワードによりログインし、契約との紐づけを行う機能契約認証機能を備える。なお、後述するランチャーアプリL2も、ランチャーアプリL1と同様の機能を備える。
ランチャーアプリL1、及びアプリケーション21〜23は、画像形成装置9の拡張機能として、ユーザによりパッケージP1としてパッケージ単位で追加購入され、画像形成装置9にインストール(導入)されたものである。パッケージP1を購入することで、パッケージP1に含まれるランチャーアプリL1、及びアプリケーション21〜23を利用するためのライセンスがユーザに与えられる。
ここで、拡張機能のアプリケーションには、紙で受け取った見積書等をスキャナ部931で読み取り、所望のファイル形式に自動変換して個人のPC(Personal Computer)に送信するもの(アプリケーション21)や、免税販売手続きで必要となる「輸出免税物品購入記録票」と「購入者誓約書」を簡単且つスピーディーに作成するもの(アプリケーション22)、免許証や保険証等のID(Identify)カードの表面と裏面をスキャナ部931で読み取り、A4用紙1枚に集約してプリンタ部932で印刷するもの(アプリケーション23)等がある。
パッケージP1は、クラウドサーバ等に設けられたアプリケーションサイトから、ネットワークI/F950を介してダウンロードされ、パッケージP1に含まれる各アプリケーションが画像形成装置9にインストールされる。
図6は、パネル表示部に表示されたランチャー画面の一例を示す図である。ランチャーアプリL1によりパネル表示部940aには、図6に示すようなランチャー画面L11が表示される。ランチャー画面L11上には、コピーアプリを実行させるアイコン61やスキャナーアプリを実行させるアイコン62等が表示されている。
パッケージP1を購入し、クラウドサーバからダウンロードすると、パッケージP1に含まれるアプリケーションのアイコンがパネル表示部940aに追加される。追加されたアイコンに対して画面タッチ等の操作を行うと、拡張機能のアプリケーションのインタフェース画面がパネル表示部940aに表示され、インタフェース画面に対する画面タッチ等の操作によりアプリケーションを起動させることができる。
図7は、拡張機能のアプリケーションのインタフェース画面の一例を示す図(その1)である。このアプリケーションは、パネル表示部940a上での操作ボタンの数や大きさを簡略化することで、コピー機能の操作を簡単に行えるようにするものである。
また、図8は、拡張機能のアプリケーションのインタフェース画面の一例を示す図(その2)である。このアプリケーションは、スキャナ部931で読み取った文書の保存先やファイル名等の設定を、インタフェース画面への操作により簡単に行えるようにするものである。
ここで、パッケージは、業種や業務に応じて有用なアプリケーションが集約され、業種・業務パッケージとして提供されたり、或いは読み取り機能や印刷機能等の機能に応じて、関連する機能を有するアプリケーションが集約され、機能パッケージとして提供されたりする。このように、パッケージの用途に応じて有用なアプリケーションが集約されるため、複数のパッケージの中に、単体のアプリケーションとして画像形成装置に既にインストールされているもの(以下、単体のアプリケーションという)と同一のアプリケーションが含まれる場合がある。
一方、拡張機能のアプリケーションや、複数の拡張機能のアプリケーションが含まれるパッケージは、従来、ユーザによる購入に応じて対価が一括で支払われる一括支払い方式で販売されることが多かった。一括支払い方式では、ユーザに提供されたライセンスはライセンス管理サーバで管理され、アプリケーションの利用可否が設定される。
しかし、昨今では、拡張機能のアプリケーションをサブスクリプション方式で販売する場合が増え、従来のライセンス管理システムを維持しながら、有効期限等の契約情報を管理する契約管理サーバを増設し、サブスクリプション方式で販売された拡張機能のアプリケーションの利用可否を契約情報に基づいて設定する場合がでてきている。
このような場合等に、ライセンス管理サーバと契約管理サーバとの間で通信(連携)ができない状態で、単体のアプリケーションが含まれるパッケージの契約が終了すると、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行えなくなる場合があった。
これは、一括支払い方式の場合、一度支払いがされれば、永久に使用でき、契約管理が必要なく、最初に、ライセンス管理サーバでアクティベーションができればよかったため、契約管理サーバを必要としていなかったからである。そして、後から既存のライセンス管理サーバと契約管理サーバを接続し、一方のみで管理できるようにするのはシステム改修が大掛かりになるため、ライセンス管理サーバと契約管理サーバとの間で通信ができないシステムにすることは、現実的には仕方がないことである。
以下に、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行えなくなる場合を、事例を参照してより具体的に説明する。
図9は、単体及びパッケージ毎のアプリケーションの構成の一例を示す図である。図9において、最も左側の列には各種のアプリケーション名が行毎に示されている。その右隣の列には、単体のアプリケーションが、該当する行に「○」が付されて示されている。また、その右隣の列には、パッケージP1に含まれるアプリケーションが、該当する行に「○」が付されて示され、さらに右隣の列には、パッケージP2に含まれるアプリケーションが、該当する行に「○」が付されて示されている。
図9に示されているように、画像形成装置9には、単体のアプリケーションの一例であるアプリケーション21がインストールされている。また、パッケージP1には、ランチャーアプリL1と、アプリケーション21〜23が含まれ、パッケージP2には、ランチャーアプリL2と、アプリケーション22〜25が含まれている。パッケージP1に含まれるアプリケーション21、パッケージP1及びP2とも画像形成装置9にインストールされた状態である。
ここで、一例として、パッケージP1の有効期限は「2018年12月17日」、パッケージP2の有効期限は「2018年12月24日」とし、現在の日付が2018年12月20日であるとする。また、単体のアプリケーション21は、一括支払い方式でユーザに提供されたアプリケーションであるとする。
つまり、2018年12月20日時点では、パッケージP1は有効期限が切れ、ユーザはパッケージP1に含まれるアプリケーションを利用できない状態である。一方、パッケージP2はまだ有効期限になっていないため、ユーザはパッケージP2に含まれるアプリケーションを利用可能な状態であり、また、単体のアプリケーション21も、一括支払い方式で提供されているため、単体のライセンスで利用可能な状態である。
単純に、画像形成装置にインストールされたアプリケーション単位で、有効期限を一元管理し、利用可否を決定する機能を備えた場合に、このような有効期限の状態になると、アプリケーション毎の利用可否は図10のようになる。
図10において、上述したようにパッケージP1の有効期限が切れたことで、利用可否の情報が更新され、パッケージP1に含まれるランチャーアプリL1、アプリケーション21の利用可否は「否」として示されている。
つまり、アプリケーション21は、単体のアプリケーションのライセンスで利用可能であるにも関わらず、パッケージP1にも含まれてパッケージP1の有効期限が切れたことで、実線の丸101で示すように、利用「否」の状態になっている。
このように、ライセンス管理サーバと契約管理サーバ5の間で通信ができないシステムでは、ライセンス管理サーバがサブスクリプション方式の契約情報を把握できないため、画像形成装置9に既にインストールされた単体のアプリケーションと同一のアプリケーションを含むパッケージの契約が終了すると、アプリケーションの利用可否の設定を適切に行えない場合があった。
そこで、本実施形態では、以下に示す構成により、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行えるようにする。
<第1の実施形態に係る情報処理システムの機能構成>
先ず、図11は、本実施形態に係る契約管理サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。なお、図11に示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。各機能ブロックの全部又は一部を、任意の単位で機能的又は物理的に分散・結合して構成しても良い。また、図11は、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定に係る機能ブロックのみを示しているが、契約管理サーバ5は、他に機能を備えていても良い。
図11に示されているように、契約管理サーバ5は、要求受信部51と、契約情報送信部52と、HD504等で構成される契約情報保持部53とを備える。
要求受信部51は、画像形成装置9にインストールされた全て、又は一部のパッケージの契約情報の送信を要求する要求信号を、画像形成装置9から外部機器接続I/F508を介して受信する。そして、要求があったことを契約情報送信部52に通知する。なお、要求信号には、画像形成装置9にインストールされたパッケージを特定する情報が含まれ、要求受信部51は、このようなパッケージの特定情報を併せて契約情報送信部52に通知する。
契約情報送信部52は、要求受信部51からの通知に応じて、契約情報保持部53を参照し、契約情報保持部53により保持されるパッケージの契約情報のうち、画像形成装置9にインストールされた全て、又は一部のパッケージの契約情報を取得する。なお、パッケージの契約情報には、パッケージに含まれるアプリケーションを利用可能な期間を示す情報が含まれる。契約情報送信部52は、取得した契約情報と、契約管理サーバ5の備える計時部等から取得した現在の日時を示す情報とを外部機器接続I/F508を介して画像形成装置9に送信する。
次に、図12は、本実施形態に係る画像形成装置9の機能構成の一例を示すブロック図である。図12に示されているように、画像形成装置9は、個数情報取得部95と、導入処理実行部951と、導入情報付与部952と、要求送信部96と、契約情報受信部97と、利用情報付与部98と、利用設定部99と、利用設定表示部991とを備える。
個数情報取得部95は、画像形成装置9にインストールされた複数のパッケージの個数情報Mと、複数のパッケージ内にそれぞれ含まれる全てのアプリケーションの個数情報Nとを取得する。本実施形態では、パッケージの個数情報Mは2であり、アプリケーションの個数情報Nは7である。個数情報取得部95は、取得したパッケージの個数情報Mを利用情報付与部98に出力し、また、アプリケーションの個数情報Nを利用設定部99に出力する。
導入処理実行部951は、パッケージに含まれるアプリケーションが画像形成装置9にインストールされているか否かの判定結果に応じて、各アプリケーションのインストール処理を実行する。
具体的には、導入処理実行部951は、パッケージに含まれるアプリケーションを画像形成装置9にインストールする際に、これらのアプリケーションが画像形成装置9に既にインストールされているか否かを判定する。導入処理実行部951は、画像形成装置9に既にインストールされているアプリケーション(プログラム)の識別情報等を参照して判定する。そして、既にインストールされているアプリケーションのインストール処理は行わず、インストールされていないアプリケーションのインストール処理のみを実行することができる。
一例として、単体のアプリケーション21が画像形成装置9に既にインストールされており、パッケージP1及びP2に含まれるアプリケーションはインストールされていない状態で、パッケージP1に含まれるアプリケーションのインストールを行うとする。アプリケーション21は画像形成装置9に既にインストールされているが、パッケージP1に含まれるランチャーアプリL1、及びアプリケーション22〜23はインストールされていない。そのため、導入処理実行部951は、アプリケーション21のインストール処理を実行せず、ランチャーアプリL1、及びアプリケーション22〜23のインストール処理のみを実行する。
その後、パッケージP2に含まれるアプリケーションのインストールを行う場合、アプリケーション22〜23は画像形成装置9に既にインストールされているが、ランチャーアプリL2、及びアプリケーション24〜25はインストールされていない。そのため、導入処理実行部951は、アプリケーション22〜23のインストール処理を実行せず、ランチャーアプリL2、及びアプリケーション24〜25のインストール処理のみを実行することができる。
導入情報付与部952は、導入処理実行部951によりインストール処理が実行された場合に、パッケージとしてインストールされたアプリケーションであるか否かを示す導入フラグ(「導入情報」の一例)を、アプリケーション毎に付与することができる。
上述した例では、ランチャーアプリL1及びL2と、アプリケーション22〜25は、パッケージP1又はP2からインストールされたものであるため、パッケージとしてインストールされたアプリケーションであることを示す導入フラグが付与される。
一方、アプリケーション21は、単体でインストールされたものであるため、パッケージとしてインストールされたアプリケーションであることを示す導入フラグは付与されない。或いは、パッケージとしてインストールされたアプリケーションでないことを示す導入フラグが付与されても良い。
要求送信部96は、画像形成装置9にインストールされた全て、又は一部のパッケージの契約情報の送信を要求する要求信号を契約管理サーバ5に送信する。また、契約情報受信部97は、要求信号に応じて契約管理サーバ5が送信した全て、又は一部のパッケージの契約情報と、現在の日時情報とを受信し、これらを利用情報付与部98に出力する。ここで、契約情報受信部97は、「契約情報取得部」の一例である。また、契約情報受信部97が受信した契約情報は、画像形成装置9のMEM−C907等にキャッシュされても良い。
利用情報付与部98は、入力したパッケージの契約情報と、現在の日時情報に基づき、全てのパッケージに含まれるアプリケーション毎に、利用可否を示す利用フラグ(利用情報)を付与することができる。
より詳しくは、利用情報付与部98は、各パッケージの契約情報に含まれる有効期限と現在の日時とを比較し、現在の日時がパッケージの有効期限になっていない(利用可能な期間内である)場合に、パッケージに含まれる全てのアプリケーションに、利用可能であることを示す利用フラグを付与する。反対に、現在の日時がパッケージの有効期限を過ぎている(利用可能な期間を過ぎている)場合に、パッケージに含まれる全てのアプリケーションに利用フラグを付与しない。或いは、パッケージに含まれる全てのアプリケーションに利用できないことを示す利用フラグを付与しても良い。
ここで、パッケージがインストールされた直後にログインされ、契約情報が特定できずに問い合わせできない場合や、ネットワークトラブル等により契約管理サーバ5との通信が出来なかった場合等には、利用情報付与部98は、契約情報受信部97を介して契約管理サーバ5からその旨を示す通知を入力し、契約情報に依らずに、要求送信部96が契約情報の送信を要求したパッケージを利用不可にする(利用フラグを付与しない)。なお、ネットワークトラブル等で契約管理サーバ5との通信が出来ない場合は、一般に、一定期間(24時間、7日間等)の猶予を置いた後、再度、要求送信部96から契約情報の送信が要求される。
画像形成装置9に、複数のパッケージとしてパッケージP1及びP2がインストールされている場合には、パッケージP1及びP2に含まれる全てのアプリケーション(ランチャーアプリL1及びL2、アプリケーション21〜23)に、それぞれ利用フラグが付与される。利用情報付与部98は、利用フラグを付与する処理を、個数情報取得部95から入力したパッケージの個数分だけ繰り返して実行することができる。
利用設定部99は、導入情報付与部952により付与された導入フラグと、利用情報付与部98により付与された利用フラグに基づき、アプリケーション毎に利用可否を設定することができる。
具体的には、利用設定部99は、利用フラグが1つも付与されておらず、且つ導入フラグが付与されている場合に、アプリケーションを無効化する等してユーザが利用できないように設定する。そして、それ以外の場合には、利用設定部99は、アプリケーションを利用可能に設定する。なお、利用設定部99は、アプリケーションを自動的にアンインストールすることで、利用できないように設定しても良い。
利用設定部99は、利用可否を設定する処理を、個数情報取得部95から入力したアプリケーションの個数分だけ繰り返して実行することができる。
利用設定表示部991は、パネル表示部940a等により構成され、利用設定部99により利用できないように設定されたアプリケーションのアイコンを、パネル表示部940a上で、利用可能な状態に対して異なる色で表示する。これにより、アプリケーションを利用できないことをユーザに視認させることができる。
或いは、利用設定表示部991は、利用設定部99により設定された利用可否に応じて、パネル表示部940a上でアイコンを表示又は非表示にしても良い。また、利用「否」の場合に、利用設定表示部991は、アプリケーションの利用中にアプリケーションが利用できないことを通知するダイアログを表示しても良いし、アプリケーションを自動的に終了させる処理を利用設定部99等に実行させても良い。
ここで、図13は、アプリケーションに付与された導入フラグの一例を示す図である。ランチャーアプリL1及びL2と、アプリケーション22〜25は、パッケージP1又はP2からインストールされたものであるため、パッケージとしてインストールされたアプリケーションであることを示す白旗の導入フラグ131が付与されている。一方、アプリケーション21は、単体でインストールされ、導入処理実行部951によりインストール処理が実行されたものではないため、導入フラグ131は付与されていない。
次に、図14は、導入情報付与部952による処理の実行後に、利用情報付与部98によりアプリケーションに付与された利用フラグの一例を示す図である。パッケージP1の有効期限は切れているため、パッケージP1に含まれるランチャーアプリL1、アプリケーション21〜23に黒旗の利用フラグ132は付与されていない。一方、パッケージP2の有効期限は切れていないため、パッケージP2に含まれるランチャーアプリL2、アプリケーション22〜25に黒旗の利用フラグ132が付与されている。
利用設定部99は、パッケージP1及びP2に含まれる全てのアプリケーションであるランチャーアプリL1及びL2、アプリケーション21〜25に、それぞれ導入フラグ131及び利用フラグ132が付与されているか否かを確認する。
そして、利用設定部99は、利用フラグ132が1つも付与されておらず、且つ導入フラグ131が付与されているランチャーアプリL1を無効化する等してユーザが利用できないように設定する。ランチャーアプリL1以外のアプリケーションは、利用フラグ132が1以上付与されるか、或いは導入フラグ131が付与されていないため、利用設定部99により、利用可能に設定される。
ここで、図15Aは、アプリケーションの利用可否を示すテーブルの一例を説明する図である。テーブル981において、最も左側の列には各種のアプリケーション名が行毎に示されている。その右隣の列には、単体のアプリケーションが示され、その右隣の列には、パッケージP1に含まれるアプリケーションが示されている。さらに右隣の列には、パッケージP2に含まれるアプリケーションが示されている。
テーブル981では、単体のアプリケーション21と、パッケージP1におけるランチャーアプリL1と、アプリケーション21〜23が利用「可」の状態になっている。また、パッケージP2のランチャーアプリL2と、アプリケーション22〜25が利用「可」の状態になっている。
このようなテーブル981は、利用情報付与部98、又は導入情報付与部951で記憶されており、利用設定部99は、テーブル981を参照しながらアプリケーション毎に利用可否を設定することができる。
図15Bは、本実施形態に係る情報処理システムにおける2018年12月20日時点でのアプリケーション毎の利用可否の一例を示す図である。図10に示した比較例に対して、図15Bのテーブル992では、アプリケーション21は、パッケージP1の契約が終了しても、単体のアプリケーションの契約に基づき、破線の丸151で示すように利用可能な状態になっている。
このように、有効期限が切れたパッケージP1に含まれるアプリケーションであっても、単体でインストールされたアプリケーション21を、利用可能なように適切に設定することができる。利用設定部99は、テーブル981を参照しながらアプリケーション毎に利用可否を設定し、テーブル992を作成して記憶することができる。
図16は、利用設定部99により利用できないように設定されたアプリケーションの表示画面の一例を示す図(その1)である。
図16は、パネル表示部940aに表示されたランチャー画面L11を示している。ランチャー画面L11には、アプリケーション毎のアイコンが表示されている。これらのアイコンのうち、破線の丸で示したアイコン161は、利用設定部99により利用できないように設定されたアプリケーションのアイコンである。図示されているように、アイコン161は、他のアイコンに対して色が薄くなっている。
このように、利用設定表示部991は、利用設定部99により利用できないと判定されたアプリケーションのアイコン161を、パネル表示部940a上で、利用可能な状態に対して薄い色で表示させる。これにより、利用できないことをユーザに容易に視認させることができる。ここで、上記のアイコンの薄い色は、「利用可能な状態に対して異なる色」の一例である。
また、図17は、利用設定部99により利用できないように設定されたアプリケーションの表示画面の一例を示す図(その2)である。
図16と同様に、図17は、パネル表示部940aに表示されたランチャー画面L11を示している。ランチャー画面L11に表示されたアイコンのうち、破線の丸で示した部分171では、利用設定部99により利用できないように設定されたアプリケーションのアイコンが非表示にされている。
このように、利用設定表示部991は、利用設定部99により利用できないと判定されたアプリケーションのアイコンを非表示にしても良い。非表示にすることで、利用できないことをユーザに報知することができる。
また、上記以外にも、利用設定表示部991は、アイコンがクリックされた時にアプリケーションが利用できないことを通知するダイアログを表示させること等で、アプリケーションが利用できないことを報知しても良い。
<第1の実施形態に係る画像形成装置によるインストール処理>
次に、本実施形態に係る画像形成装置によって、アプリケーションのインストール時に実行される処理について説明する。図18は、本実施形態に係る画像形成装置によるインストール処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、パッケージP1及びP2に含まれるアプリケーションをインストールする場合を例に説明する。
先ず、ステップS181において、導入処理実行部951は、パッケージP1又はP2に含まれる所定のアプリケーションを選択する。
続いて、ステップS182において、導入処理実行部951は、所定のアプリケーションが、画像形成装置9に既にインストールされているか否かを判定する。
ステップS182で、既にインストールされていると判定された場合は(ステップS182、Yes)、ステップS185に移行する。一方、まだインストールされていないと判定された場合は(ステップS182、No)、ステップS183において、導入処理実行部951は、所定のアプリケーションのインストール処理を実行する。
続いて、ステップS184において、導入情報付与部952は、所定のアプリケーションに導入フラグ131を付与する。なお、ステップS183とS184の順番は適宜変更可能であり、また、両者が並行して実行されてもよい。
続いて、ステップS185において、導入処理実行部951は、パッケージP1又はP2に含まれる全てのアプリケーションのインストール処理を実行したか否かを判定する。
ステップS185において、全てのアプリケーションのインストール処理を実行したと判定された場合は(ステップS185、Yes)、画像形成装置9は、インストール処理を終了する。一方、全てのアプリケーションのインストール処理を実行していないと判定された場合は(ステップS185、No)、ステップS181に戻り、導入処理実行部951は、パッケージP1又はP2に含まれ、インストール処理が実行されていないアプリケーションを選択し、ステップS182以降の処理を再度実行する。
このようにして、画像形成装置9は、パッケージP1又はP2に含まれるアプリケーションを画像形成装置9にインストールすることができる。
ここで、図19〜21は、様々な条件下で、図18に示した処理により、パッケージに含まれるアプリケーションがインストールされた場合の例を説明する図である。図19〜21において、左側の列は、パッケージを識別するためのパッケージIDを示し、中央の列は、パッケージ毎に含まれるアプリケーションを示している。また、右側の列は、パッケージ毎でインストールされたアプリケーションを示している。
図19は、パッケージP1のアプリケーションのみが画像形成装置9にインストールされた場合を説明する図である。図19に示すように、パッケージP1には、ランチャーアプリL1、及びアプリケーション21〜23が含まれている。この場合は、アプリケーションは重複しないため、パッケージP1に含まれる全てのアプリケーションがインストールされる。
次に、図20は、アプリケーション21が単体として既に画像形成装置9にインストールされている状態で、パッケージP1のアプリケーションが画像形成装置9にインストールされた場合を説明する図である。
図20に示すように、パッケージP1には、ランチャーアプリL1、及びアプリケーション21〜23が含まれている。しかし、この場合は、アプリケーション21は単体のアプリケーションとして既にインストールされているため、パッケージP1としてはインストールされない。従って、ランチャーアプリL1、及びアプリケーション22〜23がパッケージP1としてインストールされる。
次に、図21は、アプリケーション21が単体として既に画像形成装置9にインストールされている状態で、パッケージP1のアプリケーションがインストールされ、その後に、パッケージP2のアプリケーションがインストールされた場合を説明する図である。
図21に示すように、パッケージP1には、ランチャーアプリL1、及びアプリケーション21〜23が含まれ、パッケージP2には、ランチャーアプリL2、及びアプリケーション22〜25が含まれている。この場合は、アプリケーション21は単体のアプリケーションとして既にインストールされているため、パッケージP1としてはインストールされない。
従って、ランチャーアプリL1、及びアプリケーション22〜23がパッケージP1としてインストールされる。また、ランチャーアプリL2、及びアプリケーション24〜25がパッケージP2としてインストールされる。
パッケージP1又はP2としてインストールされたアプリケーションには、導入情報付与部952により、それぞれ導入フラグ131が付与される。
<第1の実施形態に係る画像形成装置による利用設定処理>
次に、図22Aは、本実施形態に係る画像形成装置による利用設定処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS221において、個数情報取得部95は、画像形成装置9にインストールされている複数のパッケージの個数情報Mと、複数のパッケージに含まれる全てのアプリケーションの個数情報Nとを取得する。そして、パッケージの個数情報Mを利用情報付与部98に出力し、また、アプリケーションの個数情報Nを利用設定部99に出力する。
続いて、ステップS222において、要求送信部96は、画像形成装置9にインストールされた全てのパッケージの契約情報の送信を要求する要求信号を契約管理サーバ5に送信する。
続いて、ステップS223において、契約情報受信部97は、要求信号に応じて契約管理サーバ5が送信した全てのパッケージの契約情報を受信し、これを利用情報付与部98に出力する。
なお、ステップS221とステップS222の処理の順番は適宜変更可能であり、両者が並行して実行されてもよい。
続いて、ステップS224において、利用情報付与部98は、画像形成装置9にインストールされているパッケージのうち、所定のパッケージを選択し、選択した所定のパッケージの契約情報を参照する。
続いて、ステップS225において、利用情報付与部98は、選択したパッケージの契約情報に含まれるパッケージの有効期限と、画像形成装置9の計時部等から取得した現在の日時を示す情報とを比較し、現在の日時が所定のパッケージの有効期限内であるか否かを判定する。そして、利用可否を示す判定結果を反映させたテーブル981を記憶する。
ステップS225で有効期限内であると判定された場合は(ステップS225、Yes)、ステップS226において、利用情報付与部98は、所定のパッケージに含まれる全てのアプリケーションに利用可能であることを示す利用フラグ132を付与する。一方、ステップS225で有効期限内でないと判定された場合は(ステップS225、No)、ステップS226をスキップして、ステップS227に移行する。つまり、所定のパッケージに含まれるアプリケーションに、何れも利用フラグ132を付与しない。
続いて、ステップS227において、利用情報付与部98は、個数情報Mに基づき、全てのパッケージについて利用可否の判定が行われたか否かを判定する。
ステップS227で、全てのパッケージについて利用可否の判定が行われていないと判定された場合は(ステップS227、No)、ステップS224に戻り、利用情報付与部98は、利用可否の判定が行われていないパッケージを選択する。そして、ステップS225以降の処理が再度実行される。
一方、ステップS227で全てのパッケージについて利用可否の判定が行われたと判定された場合は(ステップS227、Yes)、ステップS228において、利用設定部99は、複数のパッケージに含まれるアプリケーションのうち、所定のアプリケーションを選択する。
続いて、ステップS229において、利用設定部99は、所定のアプリケーションに導入フラグ131が付与されているか否かを判定する。
ステップS229で、導入フラグ131が付与されていないと判定された場合は(ステップS229、No)、ステップS230に移行し、ステップS230において、利用設定部99は、所定のアプリケーションを利用可能に設定する。
そして、ステップS231において、利用設定表示部991は、パネル表示部940a上で、所定のアプリケーションのアイコンを、濃い色で表示させる。
一方、ステップS229で導入フラグ131が付与されていると判定された場合は(ステップS229、Yes)、ステップ232において、利用設定部99は、テーブル981を参照しながら、選択した所定のアプリケーションに1以上のフラグが付与されているか否かを判定する。そして、アプリケーション毎の利用可否の設定結果を示すテーブル992を作成し、記憶する。
ステップS232で所定のアプリケーションに1以上の利用フラグ132が付与されていると判定された場合は(ステップS232、Yes)、ステップS230に移行し、ステップS230〜231の処理が実行される。
一方、ステップS232で、所定のアプリケーションに1以上の利用フラグ132が付与されていないと判定された場合は(ステップS232、No)、ステップS233において、利用設定部99は、所定のアプリケーションをユーザが利用できないように設定する。
続いて、ステップS234において、利用設定表示部991は、パネル表示部940a上で、所定のアプリケーションのアイコンを、利用可能な状態に対して薄い色で表示させる。
続いて、ステップS235において、利用設定部99は、複数のパッケージに含まれる全てのアプリケーションで、利用可否の設定処理を実行したか否かを判定する。
ステップS235において、複数のパッケージに含まれる全てのアプリケーションで、利用可否が設定されたと判定された場合は(ステップS235、Yes)、画像形成装置9は、処理を終了する。一方、複数のパッケージに含まれる全てのアプリケーションで、利用可否が設定されていないと判定された場合は(ステップS235、No)、ステップS228に戻り、利用設定部99は、利用可否が設定されていないアプリケーションを選択する。そして、ステップS228以降の処理が再度実行される。
このようにして、画像形成装置9は、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定処理を実行することができる。
図22Aのフローチャートで示した処理は、例えば1日1回等、定期的に実行され、画像形成装置9にインストールされている複数のパッケージの有効期限が確認されて、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否が設定される。但し、処理を実行する周期は、定期的に限定されるものではなく、不定期であっても良い。
また、定期的に実行される場合の周期は、1日に限定されるものではなく、1日より長くても短くてもよい。但し、契約の有効期限の設定単位に応じた周期で実行することが好適である。例えば、契約の有効期限が○○年□□月××日迄有効といったように、日単位で設定されている場合は1日周期で実行する。また○○年□□月迄有効といったように、月単位で設定されている場合は1月周期で実行する。このようにすることで、契約の有効期限に応じてタイムリーに利用可否を設定できるため、より好適である。
<効果>
本実施形態では、情報処理システム1は、画像形成装置9に導入されているか否かの判定結果に応じて、パッケージに含まれるアプリケーション毎に導入処理を実行する導入処理実行部と、パッケージの契約情報を取得する契約情報取得部と、取得された契約情報、及びパッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かの判定結果に応じて、アプリケーション毎に利用可否を設定する利用設定部とを有する。
例えば、画像形成装置9に単体としてアプリケーション21がインストールされている場合に、導入情報付与部952は、アプリケーション21にはパッケージとしてインストールされたことを示す導入フラグ131を付与しない。
そして、利用設定部99は、導入フラグ131が付与されていないアプリケーションを、利用できないようにする対象から除外する(利用可能にする)。これにより、単体としてインストールされたアプリケーション21が含まれるパッケージP1の有効期限が切れた場合に、アプリケーション21が利用できなくなることを防ぐことができる。そして、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行うことができる。
また、本実施形態は、従来のライセンス管理システムを維持しながら、有効期限等の契約情報を管理する契約管理サーバを増設し、サブスクリプション方式で販売された拡張機能のアプリケーションの利用可否を契約情報に基づいて設定する場合に好適である。本実施形態により、既存のアプリケーションに手を加えずに、サブスクリプション方式でアプリケーションを提供することができる。
本実施形態では、パッケージにランチャーアプリと複数のアプリケーションが含まれる例を説明したが、これに限定されるものではなく、パッケージにランチャーアプリと1つのアプリケーションが含まれる構成であっても良い。このようにすることで、単体アプリケーションのサブスクリプション化も可能となる。
また、本実施形態では、導入情報の一例として導入フラグ131を用いる例を示したが、これに限定されるものではない。インストール及びアンインストールの少なくとも1つの履歴情報を導入情報として用いても良い。ここで、図22Bは、インストール及びアンインストールの少なくとも1つの履歴情報の一例を説明する図である。図22Bにおいて、最も左側の列には各種のアプリケーション名が行毎に示されている。その右隣の列には、インストール、又はアンイストールかの処理を示す情報が示され、その右隣の列には、導入手段に関する情報が示されている。さらに右隣の列には、インストール、又はアンインストール処理の完了日時が示されている。
画像形成装置9は、アプリケーションのインストール及びアンインストールの少なくとも1つの履歴情報を保持している。この履歴情報に基づき、アプリケーションが単体で導入されたものか否かを次のように判別することができる。
具体的には、先ず、判別するアプリケーションを含む履歴をすべて抽出する。その中で、最新の処理完了日時を持つ履歴1件を抽出する。抽出された履歴において、導入手段が単体である場合は、単体として導入されたアプリケーションであり、パッケージとして導入された場合は、パッケージで導入されたアプリケーションであることと判別できる。
例えば、アプリケーション22の場合は、3件の履歴が抽出され、最新の履歴である2000/01/04 00:00の履歴から、パッケージP1としてインストールされたことが分かる。
図22AのステップS229の処理に代えて、上記判別方法にて、単体であるか否かを判別しても良い。なお、この履歴情報は、パッケージで導入されたアプリケーションに対しては、導入フラグが設定されたことと等価である。
また、本実施形態の場合、図18で説明した処理のように、インストール時に導入フラグを必ずしも設定する必要はなく、定期的な処理として導入手段の判別を行うか、または、利用可否判断や更新設定をする際に、随時導入手段の判別を行えば良い。
さらに、アプリケーションがネットワーク経由で導入される場合は、上記の履歴情報が画像形成装置9ではなく、アプリケーションを配布するサーバに保持されていてもよい。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る情報処理装置を説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の構成部についての説明は省略する。
本実施形態では、情報処理装置の一例として画像形成装置について説明する。また、本実施形態に係る画像形成装置は、拡張機能のアプリケーションソフトウェアを追加購入してライセンスを受けたユーザが、ライセンスに基づいて、拡張機能のアプリケーションを利用できるものである。また、サブスクリプション方式を採用し、画像形成装置、又は画像形成装置とは別の契約管理サーバが、契約の有効期限や料金の支払い方法等の契約情報を管理しているものとする。
<第2の実施形態に係る画像形成装置の機能構成>
図23は、本実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図23に示されているように、画像形成装置9aは、契約情報格納部971と、契約情報取得部972と、利用情報付与部98aとを備える。
契約情報格納部971は、HD909等により構成され、画像形成装置9aにインストールされた全てのパッケージの契約情報を格納(記憶)する。契約情報格納部971が格納する契約情報は、アプリケーションのユーザやアプリケーションの管理者、画像形成装置9aの管理者等により、1日1回等の周期で定期的に更新される。
契約情報取得部972は、契約情報格納部971から全てのパッケージの契約情報を取得し、利用情報付与部98aに出力することができる。また、利用情報付与部98aは、契約情報取得部972から入力した全てのパッケージの契約情報に基づき、全てのパッケージに含まれるアプリケーション毎に、利用可否を示す利用フラグ132を付与する機能を有する。
<第2の実施形態に係る画像形成装置による処理>
次に、図24は、本実施形態に係る画像形成装置による処理の一例を示すフローチャートである。図24におけるステップS241の処理は、図22AにおけるステップS221の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS242において、契約情報取得部972は、契約情報格納部971の格納する全てのパッケージの契約情報を契約情報格納部971から取得し、利用情報付与部98aに出力する。
図24におけるステップS243〜S254の処理は、利用情報付与部98aが契約情報取得部972から契約情報を取得する点を除き、図22AにおけるステップS224〜S235の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
このようにして、画像形成装置9は、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否を設定することができる。図24に示した処理は、第1の実施形態と同様に、定期的、又は不定期に実行される。但し、最新の契約情報を反映させるために、ユーザ等により契約情報格納部971が格納する契約情報が更新された後で、図24に示した処理が実行される。
以上説明した構成により、パッケージの契約情報に基づき、パッケージに含まれるアプリケーション毎に、利用可否を示す利用フラグ132を付与し、付与された利用フラグ132に基づき、アプリケーション毎に利用可否を設定することができる。そして、パッケージに含まれるアプリケーションの利用可否の設定を適切に行うことができる。
なお、本実施形態では、契約情報格納部971が保持する契約情報を、ユーザ等が更新する例を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置9aは、要求送信部と、契約情報受信部とをさらに備え、契約管理サーバから受信した契約情報に基づいて、契約情報格納部971が格納する契約情報が更新されるようにしても良い。
また、上記以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
また、実施形態は、情報処理方法も含む。例えば、情報処理方法は、パッケージに含まれる複数のアプリケーションが実行される情報処理装置による情報処理方法であって、前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に、導入処理を実行する導入処理実行ステップと、前記パッケージの契約情報を取得する契約情報取得ステップと、前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与ステップと、前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定ステップと、を含む。このような情報処理方法により、上述の情報処理システムと同様の効果を得ることができる。
さらに、実施形態は、プログラムも含む。例えば、プログラムは、情報処理装置を、前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に、導入処理を実行する導入処理実行部、複数のアプリケーションを含むパッケージの契約情報を取得する契約情報取得部、前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与部、前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定部、として機能させる。このようなプログラムにより、上述の情報処理システムと同様の効果を得ることができる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 情報処理システム
5 契約管理サーバ(契約情報管理装置の一例)
51 要求受信部
52 契約情報送信部
53 契約情報保持部
501 CPU
9、9a 画像形成装置(情報処理装置の一例)
91 アプリケーション層
92 サービス層
93 ハンドラ層
94 ハードウェア層
95 個数情報取得部
951 導入処理実行部
952 導入情報付与部
96 要求送信部
97 契約情報受信部
98、98a 利用情報付与部
99 利用設定部
991 利用設定表示部
901 CPU
909 HD
971 契約情報格納部
972 契約情報取得部
940 操作パネル
940a パネル表示部(表示画面の一例)
950 ネットワークI/F
931 スキャナ部
932 プリンタ部
21、22、23、24、25 アプリケーション
61、62、161、171 アイコン(識別図形の一例)
131 導入フラグ(導入情報の一例)
132 利用フラグ(利用情報の一例)
100 ネットワーク
P1、P2 パッケージ
L1、L2 ランチャーアプリ
L11 ランチャー画面
M パッケージの個数情報
N アプリケーションの個数情報
特開2017−146870号公報 特許第5107159号公報

Claims (8)

  1. パッケージに含まれる複数のアプリケーションが実行される情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に導入処理を実行する導入処理実行部と、
    前記パッケージの契約情報を取得する契約情報取得部と、
    前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与部と、
    前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定部と、を有する
    情報処理装置。
  2. 前記契約情報取得部は、前記契約情報を管理する契約情報管理装置から前記契約情報を受信することで前記契約情報を取得する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記契約情報を格納する契約情報格納部を有し、
    前記契約情報取得部は、前記契約情報格納部から前記契約情報を取得する
    請求項1、又は2に記載の情報処理装置。
  4. アプリケーションを識別する識別図形を表示する表示画面と、
    前記利用設定部により利用できないように設定されたアプリケーションの前記識別図形を、前記表示画面上で、利用可能な状態に対して異なる色で表示する利用設定表示部と、を有する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. アプリケーションを識別する識別図形を表示する表示画面と、
    前記利用設定部による前記利用可否の設定に応じて、前記表示画面上で、前記識別図形を表示又は非表示にする利用設定表示部と、を有する
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置と、それぞれが複数のアプリケーションを含む複数のパッケージ毎に、契約情報を管理する契約情報管理装置と、を含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に、導入処理を実行する導入処理実行部と、
    前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与部と、
    前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定部と、を有する、
    前記契約情報管理装置は、
    前記契約情報を保持する契約情報保持部と、
    前記要求信号に応じて、前記情報処理装置に前記契約情報を送信する契約情報送信部と、を有する
    情報処理システム。
  7. パッケージに含まれる複数のアプリケーションが実行される情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に、導入処理を実行する導入処理実行ステップと、
    前記パッケージの契約情報を取得する契約情報取得ステップと、
    前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与ステップと、
    前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定ステップと、を含む
    情報処理方法。
  8. 情報処理装置を、
    前記情報処理装置に導入されているか否かの判定結果に応じて、前記アプリケーション毎に、導入処理を実行する導入処理実行部、
    複数のアプリケーションを含むパッケージの契約情報を取得する契約情報取得部、
    前記導入処理が実行される場合に、パッケージとして導入されたアプリケーションであるか否かを示す導入情報を、前記アプリケーション毎に付与する導入情報付与部、
    前記導入情報が付与されていない場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、少なくとも1つの有効な前記契約情報がある場合は前記アプリケーションを利用可能とし、前記導入情報が付与されている場合であって、有効な前記契約情報がない場合は前記アプリケーションを利用不可能とする利用設定部、として機能させるためのプログラム。
JP2019011682A 2019-01-25 2019-01-25 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Withdrawn JP2020119403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019011682A JP2020119403A (ja) 2019-01-25 2019-01-25 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019011682A JP2020119403A (ja) 2019-01-25 2019-01-25 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020119403A true JP2020119403A (ja) 2020-08-06

Family

ID=71892110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019011682A Withdrawn JP2020119403A (ja) 2019-01-25 2019-01-25 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020119403A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163896A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Fuji Xerox Co Ltd ライセンスキーデータ、ソフトウエアパッケージ制御プログラム、ライセンス確認プログラム、コンピュータ、ソフトウエアパッケージ制御方法
JP2009026065A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Canon Inc 情報処理装置、アプリケーション管理方法、及びコンピュータプログラム
JP2010113476A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、インストール方法、プログラム、記憶媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163896A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Fuji Xerox Co Ltd ライセンスキーデータ、ソフトウエアパッケージ制御プログラム、ライセンス確認プログラム、コンピュータ、ソフトウエアパッケージ制御方法
JP2009026065A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Canon Inc 情報処理装置、アプリケーション管理方法、及びコンピュータプログラム
JP2010113476A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、インストール方法、プログラム、記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5502195B2 (ja) シードアプリケーションに基づく、別個のデバイスからのアプリケーションのインストール
JP2015215825A (ja) 出力システム、端末装置、プログラム及び出力方法
US20230010119A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
JP2020107124A (ja) 情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム
JP6938983B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法
JP2011070537A (ja) 印刷システム、該印刷システムに使用されるサーバ、該印刷システムにおける印刷方法、および、該印刷システムに使用される印刷プログラム
US8411301B2 (en) Document printing by setting time and location based on facility/building map
JP2015056167A (ja) 処理管理システム、処理管理装置、プログラム、情報処理システム及び処理管理方法
JP2020119403A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP6127489B2 (ja) 処理要求装置、処理要求装置の制御プログラム
CN104850362A (zh) 打印指示装置、图像形成系统和打印指示方法
JP2020119402A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
CN101854448A (zh) 生成数字签名的方法、打印控制终端和图像形成装置
JP2020119400A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2021086569A (ja) 情報処理装置、機器システム、ジョブ実行方法
US11445090B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method for executing applications on which use permission is granted
JP2021128385A (ja) 情報処理システム、システム、利用制限方法
CN112153233A (zh) 设备设定装置和计算机可读非临时性记录介质
JP7459552B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2015046015A (ja) 画像データ提供システム、機能制御プログラム、プリンタドライバ及び表示制御方法
US11842146B2 (en) Information processing apparatus, system, and information processing method
US20220107995A1 (en) Iinformation processing apparatus, method, and non-transitory recording medium
US20210349974A1 (en) System and method for providing service, and recording medium
JP6107084B2 (ja) 情報処理装置、アップデート用プログラム、アップデート制御システム
EP4102815A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20221111