JP2020117948A - ハンドル回転駆動用のアタッチメント - Google Patents
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Abstract
【課題】手動式のハンドルから外れ難い、ハンドル回転駆動用のアタッチメントを提供する。【解決手段】アタッチメント10は、出力軸Soを有する電動工具Teを用いて、ハンドルHdを回転駆動できる。アタッチメント10は、円盤状の本体11、複数の操作桿12、及び、入力軸13を備える。本体11は、一方の面から突出した突部111を有し、突部111の先端面がハブHbに当接できる。操作桿12は、本体11の一方の面から突出し、隣設し合うスポークSp・Spの間に導入できる。入力軸13は、本体11の他方の面の中心部から突出し、電動工具Teの出力軸Soと連結できる。操作桿12は、一組の凹部12a・12aを外周から切り欠いている。操作桿12を隣設し合うスポークSp・Spの間に導入すると、凹部12aは、スポークSpの外周に係合し、スポークSpから抜け止めできる。【選択図】図1
Description
本発明は、ハンドル回転駆動用のアタッチメントに関する。特に、水門などのゲートを開閉するために設置したハンドルを回転駆動するために好適な、ハンドル回転駆動用のアタッチメントの構造に関する。
例えば、浄水施設などでは、ポンプを用いて浄水を汲み上げ、高地の配水池又は給水池に貯水している、そして、配水池又は給水池から落差で水圧をかけて、下方の給水管に浄水を供給している。これらの配水池又は給水池では、水門又は水路に設置したゲートを開閉することで、給水管に供給する浄水の流量を調整している。
このような水門又は水路に設置したゲート開閉機は、一般に、ゲートを開閉する頻度が少ないので、電動開閉機に代えて、手動の開閉機を備えている場合が多い。又、電動開閉機を設置していても、停電の場合には、ゲートを手動操作で開閉できるように構成している。
このような手動のゲート開閉機は、重量のゲートを開閉するために、ラック・アンド・ピニオン機構、又はねじ送り機構を用いて、ハンドルの回転運動をゲートの開閉運動に変換している。このような変換機構を手動のゲート開閉機に用いることで、ハンドルを回す小さな力で、重量のゲートを開閉できる。
一方、上述した変換機構を手動のゲート開閉機に用いることで、ゲートに所定の昇降量を確保するためには、ハンドルを数多く回転する必要があった。このため、作業員が手動でハンドルを数多く回転操作するには手間を要することから、例えば、可搬式の電動モータを現場まで持ち運び、電動モータをハンドルに連結して、ハンドルを回転させていた。
しかし、高地の配水池又は給水池まで、可搬式の電動モータを現場まで持ち運ぶことは容易でないことから、手動のゲート開閉機を開閉するために、小型軽量で持ち運びが容易な開閉機の可搬型駆動装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来技術による開閉機の可搬型駆動装置の構成を示す斜視図である。図8は、従来技術による開閉機の可搬型駆動装置に備わる別のアタッチメントの構成を示す斜視図である。図9は、図8のA−A矢視断面図である。
なお、本願の図7は、特許文献1の図1に相当している。又、本願の図8と図9は、特許文献1の図6と図7に相当している。
図7を参照すると、従来技術による開閉機の可搬型駆動装置(以下、駆動装置と略称する)9は、手動のゲート開閉機8に備わるハンドルHdを回転できる。ゲート開閉機8は、略水平な設置面に設置した支持管81の上部にハンドルHdを設置している。
図7を参照すると、ハンドルHdは、中心部に配置されたハブHb、複数のスポークSp、及び、円環状のリムRmを有している。複数のスポークSpは、ハブHbを中心に放射状に延びている。リムRmは、複数のスポークSpの延端と結合している。又、リムRmには、グリップGpを回転自在に取り付けている。グリップGpを把持して、ハンドルHdを手動で回転することもできる。
図7を参照すると、ゲート開閉機8は、回転軸82を更に備えている。回転軸82の一端部は、六角ボルトを用いて、ハブHbと着脱自在に固定されている。又、回転軸82は、支持管81が延びる方向と略直交する方向に配置されている。
図7を参照すると、支持管81は、図示しないラック棒を内部に配置している。図示しないラック棒は、鉛直方向に昇降自在に、支持管81の内部に支持されている。一方、回転軸82は、図示しないラック棒に噛み合うピニオン(図示せず)を他端部に取り付けている。
図7を参照して、ハンドルHdを回転すると、ハンドルHdの回転運動を図示しないラック棒の昇降運動に変換できる。図示しないラック棒の下部には、自在継手を介して、ロッドが連結されている。このロッドには、ゲートが連結されている。これにより、ゲート開閉機8は、ハンドルHdを回転することで、水門や水路のゲートを開閉できる。
図7を参照すると、駆動装置9は、円柱状のアタッチメント91と歯車減速器92を備えている。又、駆動装置9は、携帯型の電動工具Teを備えている。電動工具Teは、例えば、電動ドリル又はインパクトレンチを用いることができる。電動工具Teは、電源コードCpを介して、電源Seと電気的に接続している。
図7を参照すると、歯車減速器92は、入力軸92aを一端部に有し、出力軸92bを他端部に有している。入力軸92aは、連結シャフト92cを介して、電動工具Teの出力軸と連結している。電動工具Teを駆動すると、電動工具Teの回転を入力軸92aに伝動できる。
又、図7を参照すると、歯車減速器92の出力軸92bには、アタッチメント91を同軸上に連結している。電動工具Teを駆動すると、歯車減速器92を介して、電動工具Teの回転をアタッチメント91に伝動できる。
図7を参照すると、駆動装置9は、架台93を更に備えている。架台93は、天板93t、四本の円柱状の支持脚93f、及び、ジャッキ93jを備えている。架台93は、歯車減速器92を天板93tに設置している。支持脚93fは、軸方向に二分割して、天板93tの高さを調整自在に構成している。ジャッキ93jは、その下部に配置したシャフトレバーを回転することで、設置面からアタッチメント91の軸中心までの高さを調整できる。
図7を参照すると、アタッチメント91は、正六角形状の凹部911を先端面から穿設している。凹部911は、ハンドルHdの中心部に配置された六角ボルトの頭部Bhと嵌合できる。アタッチメント91の凹部911を六角ボルトの頭部Bhに嵌合した状態で、電動工具Teを駆動すると、ハンドルHdを回転できる。
図8又は図9を参照して、図7に示したアタッチメント91に替えて、別の円筒状のアタッチメント7を用いることで、電動工具Teを駆動して、ハンドルHdを回転できる。
図8又は図9を参照すると、アタッチメント7は、有底筒形の本体部71と円柱状の連結部72を有している。連結部72は、本体部71の底面から突出している。連結部72は、正四角形状の凹部721を先端面から穿設している。凹部721は、歯車減速器92の出力軸92bと嵌合できる(図7参照)。アタッチメント7の凹部721を歯車減速器92の出力軸92bに嵌合した状態で、電動工具Teを駆動すると、ハンドルHdを回転できる(図7参照)。
図8又は図9を参照すると、本体部71は、その先端面から底部に向って、複数の切り欠き71dを切り欠いている。これらの切り欠き71dには、ハンドルHdに設けたスポークSpを導入できる。又、本体部71は、切り欠き71dにスポークSpを導入したときに、六角ボルトの頭部Bh(図7参照)を回避する凹部711を有している。
特許文献1による別のアタッチメント7は、ハンドルHdのスポークSpに嵌合してハンドルHdを回転できる、としている。又、特許文献1による駆動装置9は、別のアタッチメント7をハンドルHdの外形よりも小さい外径寸法に形成できる、としている。図7から図9を参照すると、別のアタッチメント7は、電動工具Teの出力軸に直結することも考えられる。
図7に示したゲート開閉機8と同様に、ゲートを開閉する装置として、ダブルストレーナ型濾過機が知られている。ダブルストレーナ型濾過機は、ケーシングと一対のストレーナを備えている。ケーシングは、隔壁で仕切った一対の濾過室を内部に形成している。そして、これらの濾過室には、ストレーナをそれぞれ設置している。
ダブルストレーナ型濾過機は、上流側ゲートと下流側ゲートをケーシングの内部に備えている。これらの上流側ゲート及び下流側ゲートは、一組のねじ送り機構により、一対の濾過室の間を往復動可能に配置されている。ケーシングの外部に設置したハンドルを回転すると、上流側ゲートと下流側ゲートを連動して、移動できる。ダブルストレーナ型濾過機は、一方のストレーナで異物を濾過しているときは、他方のストレーナを整備できる。
しかし、このハンドルは、ねじ送り機構を介して、上流側ゲート及び下流側ゲートと連結しているので、これらのゲートに所定の昇降量を確保するためには、ハンドルを手動で数多く回転する必要があるという、従来技術と同様な課題があった。
ダブルストレーナ型濾過機は、一般に、屋外に設置しているので、図7に示したような架台93を屋外に設置して、ダブルストレーナ型濾過機のハンドルを回転することは容易でないという問題がある。
携帯型の電動工具を用いて、図8又は図9に示した別のアタッチメント7を電動工具の出力軸に取り付け、ダブルストレーナ型濾過機のハンドルを回転できるが、アタッチメント7がハンドルから外れ易いという問題がある。
従来技術による別のアタッチメント7の長所を活かしながら、手動式のハンドルから外れ難い、ハンドル回転駆動用のアタッチメントが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、手動式のハンドルから外れ難い、ハンドル回転駆動用のアタッチメントを提供することを目的とする。
本発明者らは、円盤状のアタッチメント本体の一方の面から一つ以上の操作桿を突出し、この操作桿には、スポークの外周に係合し、スポークから抜け止めできる一組の凹部を外周に設けることにより、ハンドル回転駆動用のアタッチメントがハンドルから外れ難いことを見出し、これに基づいて、以下のような新たなハンドル回転駆動用のアタッチメントを発明するに至った。
(1)本発明によるハンドル回転駆動用のアタッチメントは、回転する出力軸を有する電動工具を用いて、中心部が回転軸と結合したハブ、このハブを中心に放射状に延びる複数のスポーク、及び、これらのスポークの延端に結合する円環状のリムと、を有するハンドルを回転駆動するためのハンドル回転駆動用のアタッチメントであって、一方の面から突出した円柱状の突部を有し、この突部の先端面が前記ハブに当接自在な円盤状のアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体の一方の面から突出し、複数の前記スポークの間に導入自在な一つ以上の棒状の操作桿と、前記アタッチメント本体の他方の面の中心部から突出し、前記電動工具の出力軸と連結できる入力軸と、を備え、前記操作桿は、前記スポークの外周に係合し、前記スポークから抜け止めできる一組の凹部を外周に有している。
(2)前記アタッチメント本体の突部は、前記ハブの中心部に突出した六角ボルトの頭部を逃げる逃げ部を先端面から穿設していることが好ましい。
(3)前記入力軸は、多角柱状に形成していることが好ましい。
本発明によるハンドル回転駆動用のアタッチメントは、突部の先端面がハブに当接自在な円盤状のアタッチメント本体と、アタッチメント本体の一方の面から突出し、複数のスポークの間に導入自在な操作桿と、電動工具の出力軸と連結できる入力軸と、を備え、操作桿は、スポークの外周に係合し、スポークから抜け止めできる一組の凹部を外周に有しているので、ハンドル回転駆動用のアタッチメントがハンドルから外れ難くなる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
(ダブルストレーナ型濾過機の構成)
本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントの構成を説明する前に、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントが適用されるダブルストレーナ型濾過機の構成を説明する。
(ダブルストレーナ型濾過機の構成)
本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントの構成を説明する前に、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントが適用されるダブルストレーナ型濾過機の構成を説明する。
なお、従来技術で付した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じにするので、以下説明を省略することがある。
図4から図6を参照すると、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントが適用されるダブルストレーナ型濾過機(以下、濾過機と略称する)60は、ケーシング6と一対の截頭円筒状のストレーナ5・5を備えている。ケーシング6は、ケーシング本体61、上流側ボンネット62、及び、下流側ボンネット63を含んでいる。又、ケーシング6は、一対の円盤状のトップカバー64a・64bと一対の円筒状のボトムカバー15a・15bを含んでいる。
図4又は図5を参照すると、ケーシング本体61は、隔壁Whで仕切った一対の濾過室Ra・Rbを並列状態で内部に形成している。そして、これらの濾過室Ra・Rbには、ストレーナ5・5を内部に設置している。
図4又は図5を参照すると、上流側ボンネット62は、ケーシング本体61の一方の端面に取り付けられている。上流側ボンネット62は、上流Su側から流通する海水などの流体を導水容易に、内部を開口している。そして、上流側ボンネット62は、上流Su側から導水した流体を濾過室Ra又は濾過室Rbに流通している。
図4から図6を参照すると、下流側ボンネット63は、ケーシング本体61の他方の端面に取り付けている。下流側ボンネット63は、濾過室Ra又は濾過室Rbから流通する海水などの流体を流出容易に、内部を開口している。そして、下流側ボンネット63は、濾過室Ra又は濾過室Rbから流通した流体が異物を捕集された状態で流体を下流Sd側に流出できる。
図4から図6を参照すると、一対のトップカバー64a・64bは、ケーシング本体61の上面に着脱自在に固定されている。一方のトップカバー64aは、濾過室Raの上部の開口を密閉している。一方のトップカバー64aをケーシング本体61から取り外すと、濾過室Raに設置したストレーナ5を取り出すことができる。そして、ストレーナ5に残留した異物を除去できる。
図4から図6を参照すると、他方のトップカバー64bは、濾過室Rbの上部の開口を密閉している。他方のトップカバー64bをケーシング本体61から取り外すと、濾過室Rbに設置したストレーナ5を取り出すことができる。そして、ストレーナ5に残留した異物を除去できる。なお、トップカバー64aとトップカバー64bは、同じものであるが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図4又は図5を参照すると、濾過機60は、上流側ゲート3と下流側ゲート4を更に備えている。上流側ゲート3は、上流側ボンネット62とケーシング本体61の一方の端面の間に配置されている。上流側ゲート3は、後述する第1ねじ送り機構1Msにより、濾過室Raと濾過室Rbの間を往復動可能に配置されている。下流側ゲート4は、下流側ボンネット63とケーシング本体61の他方の端面の間に配置されている。下流側ゲート4は、後述する第2ねじ送り機構2Msにより、濾過室Raと濾過室Rbの間を往復動可能に配置されている。
図4又は図5を参照して、上流側ゲート3が濾過室Rb側に移動した状態では、上流側ゲート3が濾過室Rbの流入口1Kbを閉鎖することで、上流Su側から流通する流体が濾過室Rbに流入することを阻止できる。上流側ゲート3が濾過室Rb側に移動した状態では、上流側ゲート3が濾過室Raの流入口1Kaを開放することで、上流Su側から流通する流体を濾過室Raに流入できる。
図4又は図5を参照して、上流側ゲート3が濾過室Ra側に移動した状態では、上流側ゲート3が濾過室Rbの流入口1Kbを開放でき、上流側ゲート3が濾過室Raの流入口1Kaを閉鎖できる。
図4又は図5を参照して、下流側ゲート4が濾過室Rb側に移動した状態では、下流側ゲート4が濾過室Rbの流出口2Kbを閉鎖することで、濾過室Rbに収容した流体が下流Sd側に流出することを阻止できる。下流側ゲート4が濾過室Rb側に移動した状態では、下流側ゲート4が濾過室Raの流出口2Kaを開放することで、濾過室Raを介して、上流Su側から流通する流体を下流Sd側に流出できる。
図4又は図5を参照して、下流側ゲート4が濾過室Ra側に移動した状態では、下流側ゲート4が濾過室Rbの流出口2Kaを開放でき、下流側ゲート4が濾過室Raの流出口2Kaを閉鎖できる。
又、図4から図6を参照すると、濾過機60は、第1ねじ送り機構1Msと第2ねじ送り機構2Msを備えている。第1ねじ送り機構1Msは、濾過室Raと濾過室Rbの間で、上流側ゲート3を往復動できる。第2ねじ送り機構2Msは、濾過室Raと濾過室Rbの間で、下流側ゲート4を往復動できる。
なお、第1ねじ送り機構1Msと第2ねじ送り機構2Msは、同様に構成しているので、第2ねじ送り機構2Msを代表して、ねじ送り機構の構成を主に説明する。
図4から図6を参照すると、第2ねじ送り機構2Msは、送りねじSf、歯車箱Bg、及び、ハンドルHdを備えている。送りねじSfは、その両端部が下流側ボンネット63に回転自在に保持されている。又、送りねじSfは、下流側ゲート4の背面側に突出した雌ねじ部41と螺合している。送りねじSfを回転すると、下流側ゲート4を送りねじSfに沿って移動できる。
図4から図6を参照すると、送りねじSfは、その両端部が上流側ボンネット62に回転自在に保持されている。又、送りねじSfは、上流側ゲート3の背面側に突出した雌ねじ部31と螺合している。送りねじSfを回転すると、上流側ゲート3を送りねじSfに沿って移動できる。
図4から図6を参照すると、歯車箱Bgは、互いに噛み合う一組のベベルギア(図示せず)を内部に備えている。一方のベベルギア(図示せず)は、ハンドルHdの回転軸に固定されている。他方のベベルギア(図示せず)は、送りねじSfの延長軸に固定されている。図示しない一対のベベルギアは、ハンドルHdの回転を送りねじSfに伝動できる。
図4を参照すると、濾過機60は、連接棒Rcを更に備えている。連接棒Rcは、一組の歯車箱Bg・Bgの間に配置されている。連接棒Rcは、一方のハンドルHdの回転を他方のハンドルHdに伝動できる。
図4に示した状態から、一方のハンドルHdを一方の方向に回転すると、上流側ゲート3と下流側ゲート4を連動して、濾過室Rb側から濾過室Ra側に移動できる。そして、濾過室Raの両端部の開口を閉鎖できる。一方、上流側ゲート3と下流側ゲート4が濾過室Raの両端部の開口を閉鎖した状態から、一方のハンドルHdを他方の方向に回転すると、上流側ゲート3と下流側ゲート4を連動して、濾過室Ra側から濾過室Rb側に移動できる。そして、濾過室Rbの両端部の開口を閉鎖できる。
このように、濾過機60は、一方のハンドルHd又は他方のハンドルHdを正転又は逆転することで、上流側ゲート3と下流側ゲート4が連動して移動し、濾過室Ra又は濾過室Rbの流入口1Ka・1Kbと流出口2Ka・2Kbを択一的に開閉できる。
しかし、図4から図6を参照すると、これらのハンドルHdは、第1ねじ送り機構1Msと第2ねじ送り機構2Msを介して、上流側ゲート及び下流側ゲートと連結しているので、これらのゲートに所定の昇降量を確保するためには、ハンドルHdを手動で数多く回転する必要があるという、従来技術と同様な課題があった。
[ハンドル回転駆動用のアタッチメントの構成]
次に、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントの構成を説明する。図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメント(以下、アタッチメントと略称する)10は、回転する出力軸Soを有する電動工具Teを用いて、ハンドルHdを回転駆動できる。
次に、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメントの構成を説明する。図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態によるハンドル回転駆動用のアタッチメント(以下、アタッチメントと略称する)10は、回転する出力軸Soを有する電動工具Teを用いて、ハンドルHdを回転駆動できる。
図1又は図3を参照すると、ハンドルHdは、ハブHb、複数のスポークSp、及び、円環状のリムRmを有している。ハブHbは、その中心部が、例えば、歯車箱Bgに内蔵した一方のベベルギア(図示せず)の回転軸と結合している(図4参照)。複数のスポークSpは、ハブHbを中心に放射状に延びている。リムRmは、複数のスポークSpの延端に結合している。
図1から図3を参照すると、アタッチメント10は、円盤状のアタッチメント本体(以下、本体と略称する)11、複数の棒状の操作桿12、及び、入力軸13を備えている。本体11は、円柱状の突部111を有している。突部111は、本体11の一方の面から突出している。又、突部111は、その先端面をハブHbに当接できる。
図1から図3を参照すると、突部111は、円形の逃げ部11aを先端面から穿設している。突部111の先端面をハブHbに当接した状態では、逃げ部11aは、ハブHbの中心部に突出した六角ボルトの頭部Bhを逃げることができる。
図1から図3を参照すると、複数の操作桿12は、本体11の一方の面から突出している。これらの操作桿12は、隣設し合うスポークSp・Spの間に導入できる。操作桿12の基端部は、溶接などにより、本体11に接合しておくことが好ましい。実施形態では、操作桿12は、円柱状に構成しているが、操作桿12は、多角柱状に構成してもよい。
図1又は図2を参照すると、入力軸13は、本体11の他方の面の中心部から突出している。入力軸13は、電動工具Teの出力軸Soと連結できる。入力軸13は、多角柱状に形成していることが好ましい。入力軸13を回り止めできる。電動工具Teは、例えば、電動ドリル又はインパクトレンチを用いることができる。
図1から図3を参照すると、操作桿12は、一組の凹部12a・12aを外周から切り欠いている。操作桿12を隣設し合うスポークSp・Spの間に導入すると、凹部12aは、スポークSpの外周に係合し、スポークSpから抜け止めできる。
図1から図3を参照すると、実施形態によるアタッチメント10は、突部111の先端面がハブHbに当接自在な円盤状の本体11と、本体11の一方の面から突出し、複数のスポークSpの間に導入自在な操作桿12と、電動工具Teの出力軸Soと連結できる入力軸13と、を備え、操作桿12は、スポークSpの外周に係合し、スポークSpから抜け止めできる一組の凹部12a・12aを外周に有しているので、アタッチメント10がハンドルHdから外れ難くなる。
[ハンドル回転駆動用のアタッチメントの作用]
次に、実施形態によるアタッチメント10の操作方法を説明しながら、アタッチメント10の作用及び効果を説明する。
次に、実施形態によるアタッチメント10の操作方法を説明しながら、アタッチメント10の作用及び効果を説明する。
最初に、図1を参照して、入力軸13を電動工具Teの出力軸Soに連結する。次に、図1を参照して、入力軸13を電動工具Teの出力軸Soに連結した状態で、アタッチメント10をハンドルHdに向って移動する。突部111の先端面がハブHbに当接した状態では、複数の操作桿12を隣設し合うスポークSp・Spの間に導入できる。
次に、図1を参照して、電動工具Teを駆動して、出力軸Soを一方の方向に回転すると、図3(A)に示すように、操作桿12をスポークSpの外周に左側から当接できる。そして、更に、電動工具Teを駆動して、出力軸Soを一方の方向に回転すると、ハンドルHdを時計方向に回転駆動できる。
図3(A)に示した状態では、例えば、上流側ゲート3と下流側ゲート4を連動して、濾過室Rb側から濾過室Ra側に移動できる(図4参照)。
図3(A)に示した状態では、一方の凹部12aがスポークSpの外周に係合しているので、操作桿12をスポークSpから抜け止めできる。このように、実施形態によるアタッチメント10は、ハンドルHdから外れ難いという効果がある。
一方、図1を参照して、電動工具Teを駆動して、出力軸Soを他方の方向に回転すると、図3(B)に示すように、操作桿12をスポークSpの外周に右側から当接できる。そして、更に、電動工具Teを駆動して、出力軸Soを他方の方向に回転すると、ハンドルHdを反時計方向に回転駆動できる。
図3(B)に示した状態では、例えば、上流側ゲート3と下流側ゲート4を連動して、濾過室Ra側から濾過室Rb側に移動できる(図4参照)。
図3(B)に示した状態では、他方の凹部12aがスポークSpの外周に係合しているので、操作桿12をスポークSpから抜け止めできる。このように、実施形態によるアタッチメント10は、ハンドルHdから外れ難いという効果がある。なお、図3においては、凹部12aとスポークSpの係合状態を理解し易いように、一方又は他方の凹部12aの図示を省略している。
図1から図3を参照すると、実施形態によるアタッチメント10は、突部111の先端面がハブHbに当接自在な円盤状の本体11と、本体11の一方の面から突出し、複数のスポークSpの間に導入自在な操作桿12と、電動工具Teの出力軸Soと連結できる入力軸13と、を備え、操作桿12は、スポークSpの外周に係合し、スポークSpから抜け止めできる一組の凹部12a・12aを外周に有しているので、アタッチメント10がハンドルHdから外れ難くなる、という効果がある。
本発明によるハンドル回転駆動用のアタッチメントは、以下の効果を期待できる。
(1)ダブルストレーナ型濾過機に備わるハンドルに、アタッチメントを連結することで、インパクトレンチなどの電動工具によるゲートの移動操作が可能となる。
(2)ゲートの操作時間が大幅に短縮され、労力も軽減する。
(3)一組のハンドルを一人の作業員で回転でき、業務を効率化できる。
(4)アタッチメントがハンドルから外れ難くなる。
(1)ダブルストレーナ型濾過機に備わるハンドルに、アタッチメントを連結することで、インパクトレンチなどの電動工具によるゲートの移動操作が可能となる。
(2)ゲートの操作時間が大幅に短縮され、労力も軽減する。
(3)一組のハンドルを一人の作業員で回転でき、業務を効率化できる。
(4)アタッチメントがハンドルから外れ難くなる。
10 アタッチメント(ハンドル回転駆動用のアタッチメント)
11 本体(アタッチメント本体)
12 操作桿
12a・12a 一組の凹部
13 入力軸
111 突部
Hd ハンドル
Hb ハブ
Sp スポーク
Rm リム
Te 電動工具
So 出力軸
11 本体(アタッチメント本体)
12 操作桿
12a・12a 一組の凹部
13 入力軸
111 突部
Hd ハンドル
Hb ハブ
Sp スポーク
Rm リム
Te 電動工具
So 出力軸
Claims (3)
- 回転する出力軸を有する電動工具を用いて、中心部が回転軸と結合したハブ、このハブを中心に放射状に延びる複数のスポーク、及び、これらのスポークの延端に結合する円環状のリムと、を有するハンドルを回転駆動するためのハンドル回転駆動用のアタッチメントであって、
一方の面から突出した円柱状の突部を有し、この突部の先端面が前記ハブに当接自在な円盤状のアタッチメント本体と、
前記アタッチメント本体の一方の面から突出し、複数の前記スポークの間に導入自在な一つ以上の棒状の操作桿と、
前記アタッチメント本体の他方の面の中心部から突出し、前記電動工具の出力軸と連結できる入力軸と、を備え、
前記操作桿は、前記スポークの外周に係合し、前記スポークから抜け止めできる一組の凹部を外周に有している、ハンドル回転駆動用のアタッチメント。 - 前記アタッチメント本体の突部は、前記ハブの中心部に突出した六角ボルトの頭部を逃げる逃げ部を先端面から穿設している、請求項1記載のハンドル回転駆動用のアタッチメント。
- 前記入力軸は、多角柱状に形成している、請求項1又は2記載のハンドル回転駆動用のアタッチメント。
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JP2019010298A JP2020117948A (ja) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | ハンドル回転駆動用のアタッチメント |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7257085B1 (ja) | 2022-12-29 | 2023-04-13 | 菅原産業株式会社 | ゲート開閉用動力伝達装置 |
WO2023161983A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 株式会社オートマイズ・ラボ | 水門の補助駆動装置、水門開閉装置及び補助駆動装置の組み付け方法 |
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2019
- 2019-01-24 JP JP2019010298A patent/JP2020117948A/ja active Pending
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