JP2020116174A - 内視鏡用チューブおよび内視鏡 - Google Patents

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丈士 大井
武彦 西村
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Abstract

【課題】メインルーメンの断面積を大きく確保することができる内視鏡用チューブと、この内視鏡用チューブを備え、先端部の偏向操作の安定性および強度に優れた内視鏡を提供する。【解決手段】内視鏡用チューブ2は、長尺かつ中空であり、長手方向の内側に形成されたメインルーメン21と、メインルーメン21の内周面に一体成型され、互いに対向する少なくとも一対のワイヤールーメン22とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、医療機器に関して、特に、内視鏡用チューブおよび内視鏡に関する。
従来より、チューブ内に光学系を内蔵し、先端を体内に挿入することによって内部の映像を手元で見ることができる内視鏡が知られている。例えば、特許文献1には、遠位端側開口から鉗子などの処置具の遠位端の露出および引き込み可能なメインルーメンが内部に形成されているメインチューブと、ガイドワイヤーの遠位端の露出および引き込み可能なガイドワイヤールーメンが内部に形成されているガイドワイヤーチューブとを有する内視鏡が記載されている。
一方、内視鏡と同様に、先端部が偏向自在な医療機器として、カテーテルが知られている。カテーテルは、体腔、管腔部または血管等を通して、各種の臓器(例えば、心臓)等の目的組織まで挿入されるもの(例えば、電極カテーテル、アブレーションカテーテル、カテーテルシースを含む)が知られている。このようなカテーテルにおいては、その挿入や目的組織への接近の容易化等を図るため、体内に挿入されるカテーテルの先端近傍(先端部)の向きを、体外に配置されるカテーテルの基端部に設けられた操作部を操作することにより偏向できるように構成されている。
具体的には、例えば特許文献2に記載されているように、カテーテルの先端部の偏向すべき部分は、先端に行くに従ってその硬度が段階的に低く設定されており、その先端には略円筒状の金属からなるリング(プルリング)が配置され、さらに樹脂からなる略円筒状のチップ(先端チップ)が配置されている。チップ、リング及びカテーテルチューブの先端部は、薄肉の被覆チューブに内挿されて、被覆チューブをチップおよびカテーテルチューブの先端部にそれぞれ融着することにより、互いに一体的に取り付けられている。リングの180°対向位置には、ワイヤールーメンを通じて、一対のワイヤーのそれぞれの先端が接続され、一対のワイヤーのそれぞれの基端側において、一方のワイヤー(第1ワイヤー)を引っ張り、他方のワイヤー(第2ワイヤー)を弛ませることにより、カテーテルチューブの先端の向きを制御できるように構成されている。
特開2014-30492号公報 特開2014-188039号公報 特開2015-188526号公報 特開2015-173822号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡の構造の場合、ガイドワイヤーチューブがメインチューブと別体として固定されているため、チューブ全体の径が大きくなるとともに、先端部を自在に偏向することが難しいという問題がある。
一方、特許文献2のようなカテーテルの構造を内視鏡に応用することで、先端部を自在に偏向可能とすることはできると考えられる。しかしながら、チューブ内に対向する2つのワイヤールーメン用のチューブが埋め込まれていることで、チューブ内のメインルーメンの断面積を確保することが難しく、メインルーメンに挿入する光学系の配置が制限されるという問題がある。また、チューブの先端部の偏向のための構造についても、操作の安定性、強度をさらに高める工夫が望まれている。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、メインルーメンの断面積を大きく確保することができる内視鏡用チューブと、この内視鏡用チューブを備え、先端部の偏向操作の安定性および強度に優れた内視鏡を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明の内視鏡用チューブは、長尺かつ中空な内視鏡用チューブであって、
長手方向の内側に形成されたメインルーメンと、
前記メインルーメンの内周面に一体成型され、互いに対向する少なくとも一対のワイヤールーメンと、
を備えることを特徴としている。
この内視鏡用チューブは、遠位端には末端部材が配設されているとともに、前記末端部材の後端部側の外周面に、内側に一段凹む切欠部を備えた接合部が設けられており、外部の継手部材の一端が前記切欠部に挿入されて、前記末端部材と係合していることが好ましい。
この内視鏡用チューブは、前記メインルーメンの内周面には、互いに離間して対向する内壁面部が一体成型されており、この内壁面部の内側に前記ワイヤールーメンが形成されていることが好ましい。
本発明の内視鏡は、先端側が偏向自在な内視鏡であって、
メインルーメンと、前記メインルーメンの内周面に一体成型され、互いに対向する少なくとも一対のワイヤールーメンとを備える内視鏡用チューブと、
前記内視鏡用チューブの近位端側に接続するハンドル部と、
前記ハンドル部から延出し、前記内視鏡用チューブの前記メインルーメンに挿通されて、先端部が前記内視鏡用チューブの遠位端側の開口付近に位置する光学系と、
前記内視鏡チューブの遠位端側に配設される筒状の継手部材と、
前記ハンドル部から延出し、前記内視鏡用チューブの前記ワイヤールーメンに挿通された先端側が前記継手部材と接続する引張りワイヤーと、
を有し、
前記継手部材の内周面に前記引張りワイヤーの先端が固定されており、
前記ハンドル部によって前記引張りワイヤーを操作することにより、前記内視鏡用チューブの遠位端側が偏向可能とされていることを特徴としている。
この内視鏡では、前記継手部材の内周面には、内方に向かって突出する環状凸段部が形成されており、この環状凸段部に、前記引張りワイヤーの先端が固定されていることが好ましい。
この内視鏡では、前記内視鏡用チューブの遠位端には末端部材が配設されているとともに、前記末端部材の後端部側の外周面に、内側に一段凹む切欠部を備えた接合部が設けられており、前記継手部材の一端が前記切欠部に挿入されて、前記末端部材と係合していることが好ましい。
この内視鏡では、前記内視鏡用チューブの前記メインルーメンの内周面には、互いに離間して対向する内壁面部が一体成型されており、この内壁面部の内側に前記ワイヤールーメンが形成されていることが好ましい。
本発明の内視鏡用チューブは、メインルーメンの断面積を大きく確保することができる。また、本発明の内視鏡は、先端部の偏向操作の安定性および強度に優れている。
本発明の内視鏡の一実施形態を例示した正面図である。 本発明の内視鏡における内視鏡用チューブの第1実施形態を例示した断面図である。 本発明の内視鏡用チューブの第2実施形態を例示した断面図である。 第2実施形態の内視鏡用チューブと特許文献3、4の内視鏡チューブについて、内視鏡チューブの外形を等しく設計した場合の比較を示した断面図である。 第2実施形態の内視鏡用チューブと特許文献3、4の内視鏡用チューブについて、メインルーメンの断面積(内径)を等しく設計した場合の比較を示した断面図である。 図1に示した内視鏡の遠位端の内部を示した縦断面図である。 (A)は、内視鏡用チューブの遠位端側に配設されている継手部材を例示した正面図であり、(B)は、(A)のA−A矢視断面図である。
本発明の内視鏡の一実施形態について、図面とともに説明する。図1は、本発明の内視鏡の一実施形態を例示した正面図である。図2は、本発明の内視鏡における内視鏡用チューブの第1実施形態を例示した断面図である。
内視鏡1は、例えば、腎盂尿管、膵臓・胆道部分(尿道)、上部消化管、大腸内部位・小腸内部位などの所望の部位に挿入して使用される。
内視鏡1は、内視鏡用チューブ2と、ハンドル部3と、光学系4と、継手部材5と、一対の引張りワイヤー7とを有しており、例えば、内視鏡用チューブ2、ハンドル部3、継手部材5、引張りワイヤー7などは、ディスポーザブルなものとして構成することができる。
内視鏡用チューブ2は、長尺かつ中空である。内視鏡用チューブ2の近位端側は、ハンドル部3と接続している。内視鏡用チューブ2の遠位端側の開口2aからは、内部に挿入される光学系4の端部が露出する。
内視鏡用チューブ2の長さは特に限定されないが、例えば600〜3500mm程度を例示することができる。内視鏡用チューブ2の肉厚は特に限定されないが、例えば、0.01〜0.4mmの範囲を例示することができる。
また、内視鏡用チューブ2の材質は、適切な可撓性を有するもので、医療機器分野に適用できるのであれば特に限定されないが、例えばポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−スチレン(AS)樹脂、シリコーン樹脂、ポリエーテルブロックアミド共重合体(PEBAX)、ポリアミド12(VESTAMID)などを例示することができる。
内視鏡用チューブ2の内側には、長手方向に沿ってメインルーメン21が形成されている。メインルーメン21は、内視鏡用チューブ2の近位端から遠位端まで連続しており、メインルーメン21には、後述する光学系4や処置具が挿入される。メインルーメン21の内径は特に限定されないが、例えば、0.2〜5.5mm程度の範囲を例示することができる。
メインルーメン21の内周面は、滑り特性が良いことが好ましく、材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエーテルブロックアミド共重合体(PEBAX)、ポリアミド12(VESTAMID)などのフッ素樹脂などを例示することができる。
さらに、この実施形態の内視鏡用チューブ2の内側には、メインルーメン21の内周面に、一対のワイヤールーメン22が一体成型されており、互いに180°対向している(円周方向に180°差がある)。ワイヤールーメン22の内径は特に限定されないが、例えば0.1〜1.2mm程度の範囲を例示することができる。後述するように、この一対のワイヤールーメン22には引張りワイヤー7が挿通される。
なお、この実施形態では、対向する2つで一対のワイヤールーメンが一体成型されている形態を例示したが、ワイヤールーメンは、2つで一対のワイヤールーメンが2以上設けられていてもよい。すなわち、ワイヤールーメンは、偶数個(例えば4つ、6つなど)設けられていてもよい。
この実施形態の内視鏡用チューブ2では、メインルーメン21の内周面に一対のワイヤールーメン22が一体成型されているため、例えば、メインルーメン21の内側に、引張りワイヤー7を挿通させるためのチューブ部材を別途配設する形態(例えば特許文献3、4など)と比較して、メインルーメン21の断面積を大きく確保することができる。
図3は、本発明の内視鏡用チューブの第2実施形態を例示した断面図である。
この実施形態の内視鏡用チューブ2では、メインルーメン21の内周面には、互いに離間して対向する内壁面部23が一体成型されており、この内壁面部23の内側にワイヤールーメン22が形成されている。内壁面部23は平坦であり、かつ、互いに略平行であり、メインルーメン21を介して互いに対向している。メインルーメン21には、例えば、光学系4を構成するLED電線やカメラ電線、ワーキングチャンネルチューブWなどが適宜挿入される。また、図3では、引張りワイヤーについては図示していない。
この実施形態の内視鏡用チューブ2においても、メインルーメン21の内周面に一対のワイヤールーメン22が一体成型されているため、例えば、メインルーメン21の内側に、引張りワイヤー7を挿通させるためのチューブ部材を別途配設する形態(例えば特許文献3、4など)と比較して、メインルーメン21の断面積を大きく確保することができる。また、この実施形態では、メインルーメン21の内周面に内壁面部23が形成されているため、内視鏡用チューブ2を偏向させた場合も外周面に皺が発生することが抑制される。
図4は、第2実施形態の内視鏡用チューブと特許文献3、4の内視鏡チューブについて、内視鏡チューブの外形を等しく設計した場合の比較を示した断面図である。図5は、第2実施形態の内視鏡用チューブと特許文献3、4の内視鏡用チューブについて、メインルーメンの断面積(内径)を等しく設計した場合の比較を示した断面図である。図4(A)および図5(A)は、特許文献3、4に示されている従来の内視鏡用チューブを示しており、図4(B)および図5(B)は、本発明の第2実施形態の内視鏡用チューブを示している。なお、図4(B)および図5(B)の内視鏡用チューブでは、外周面付近の内部に、編組(図中の点線で示す)が導入されている。
図4(A)および図5(A)に示したように、特許文献3、4に示されている従来の内視鏡チューブは、ワイヤールーメン22が一体成型されておらず、外周面側に埋め込まれている円筒状のワイヤールーメン用チューブT1の内側にワイヤールーメン22が形成されている。さらに、ワイヤールーメン用チューブT1の位置や厚みなどを考慮して、その内側にメインルーメン用チューブT2を配置して、その内側にメインルーメン21を形成している。このため、特許文献3、4に示されている従来の内視鏡用チューブは、図4に示したように、内視鏡用チューブの外形を等しく設計した場合、本発明の内視鏡用チューブ2と比較して、メインルーメン21の断面積を大きく確保することが難しい。一方、図5に示したように、メインルーメン21の断面積を等しく設計した場合、特許文献3、4に示されている従来の内視鏡用チューブは、外形が大きくなることが不可避である。本発明の内視鏡用チューブ2は、メインルーメン21の内周面に一対のワイヤールーメン22が一体成型されているため、ワイヤールーメン用チューブT1やメインルーメン用チューブT2などが不要であり、内視鏡用チューブ2の外形を例えば3.0mm以下に小さく抑えつつも、メインルーメン21の断面積を大きく確保することができる。このため、内視鏡用チューブ2の径が小さく設計される場合も、メインルーメン21に挿入される光学系4の配置などが制限され難く、設計の自由度を高めることができる。
また、図1に例示したように、ハンドル部3は、内視鏡用チューブ2の近位端に接続されており、操作者が内視鏡1を操作する際に把持するグリップや、内視鏡用チューブ2内部に形成されたメインルーメン21内に接続する外部流路等を設置するためのコネクターなどを有する。
ハンドル部3の材料は特に限定されないが、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアクリレート、メタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体などの熱可塑性樹脂や、例えばSUSなどの金属を例示することができる。
そして、ハンドル部3を操作して引張りワイヤー7を引っ張ることにより、内視鏡用チューブ2の先端部を偏向させることができる。ハンドル部3によって引張りワイヤー7を引っ張る構造は、従来知られている構造を採用することができる。図示していないが、例えば、特許文献2〜4に記載されているように、一対の引張りワイヤー7の近位端が第1回動片と第2回動片の外周部に巻き付けられており、第1回動片と第2回動片か回動中心回りを回動することで、引っ張りワイヤーの近位端が引き出されたり、戻されたりする構造を例示することができる。
光学系4は、ハンドル部3から延出し、内視鏡用チューブ2のメインルーメン21に挿通されて遠位端側の開口付近まで到達している。
光学系4には、被検者体内の映像を外部に表示するための公知の各種装置が含まれる。具体的には、例えば、カメラ、LEDなどのライトなどが含まれる。また、光学系4の補助装置として、CCU、接続ケーブル41、ディスプレイなどが含まれ得る。これらの光学系4は、内視鏡用チューブ2のメインルーメン21に挿入して使用されるように設計される。
また、内視鏡用チューブ2のメインルーメン21には、光学系4とともに、各種の処置具が挿入可能な処置具用チューブが配設されていてもよい。具体的には、処置具は、例えば、バスケット、把持鉗子、バルーン型拡張器(バルーンカテーテル)、高周波電流を加えループ状ワイヤーで焼灼を行うスネア、高周波ナイフ、止血クリップなどを例示することができる。
図6は、図1に示した内視鏡の遠位端の内部を示した縦断面図である。図7(A)は、内視鏡用チューブ2の遠位端側に配設されている継手部材を例示した正面図であり、図7(B)は、(A)のA−A矢視断面図である。
図7に示したように、この実施形態において配設されている継手部材5は略円筒状であり、内視鏡用チューブ2の遠位端側に設けられている。継手部材5の中央付近の内周面には、内方に向かって突出する環状凸段部51が周方向に沿って形成されている。
この実施形態では、内視鏡用チューブ2の遠位端に、先端に開口部61を有する中空な末端部材6が取り付けられている。末端部材6は、後端部6a側の外周面に、内側に一段凹む切欠部62を備えた接続部Dが設けられている。なお、図7では、末端部材6の内部に挿入される光学系4の図示は省略している。
そして、末端部材6の切欠部62には、継手部材5の一端5aが挿入されて係合しており、末端部材6の外周面と継手部材5の外周面が面一になるように接続されている。継手部材5の環状凸段部51は、末端部材6の後端部6aと接触している。
一対の引張りワイヤー7は、近位端がハンドル部3内に接続されており、ハンドル部3から延出する部分は、内視鏡用チューブ2の一対のワイヤールーメン22に挿通され、遠位端側に向かって延びている。引張りワイヤー7がワイヤールーメン22に挿通されていることで、引張りワイヤー7の長手方向への移動が確保されるとともに、断線なども抑制されている。
この実施形態では、引張りワイヤー7の先端は、継手部材5の環状凸段部51に固定されている。固定方法は特に限定されないが、例えば、レーザー溶接などによる熱融着を利用する方法や、環状凸段部51に設けた貫通孔に引張りワイヤー7の先端を通して固定する方法、接着剤による接着などを例示することができる。
なお、引張りワイヤー7は、必ずしも環状凸段部51に固定されている必要はなく、継手部材5の形状に応じて、継手部材5のいずれかの部分に固定されていればよい。例えば、継手部材5の内周面において、ワイヤールーメン22の先端に対応する位置(2箇所)に、内方に向かって突出する凸部を設け、この凸部に引張りワイヤー7の先端を固定する形態であってもよい。
引張りワイヤー7の線径は、ワイヤールーメン22を円滑に移動できる線径であれば特に限定されないが、例えば0.02〜1.2mm程度の範囲を例示することができる。引張りワイヤー7の材質も特に限定されず、例えば、形状記憶合金(NiTiなど)、ステンレス、樹脂などを例示することができる。
この内視鏡1では、ハンドル部3を操作することで、引張りワイヤー7の一方を引っ張り、他方を弛ませることにより、内視鏡用チューブ2の先端を偏向させることができるように構成されている。
そして、引張りワイヤー7の先端が継手部材5の環状凸段部51に固定されているため、内視鏡用チューブ2の偏向に伴う操作の安定性および強度に優れている。また、継手部材5の一端5aが切欠部に挿入されて末端部材6と係合しているため、継手部材5が安定に取り付けられており、内視鏡用チューブ2の偏向に伴う操作の安定性と強度がさらに向上している。
本発明の内視鏡用チューブは、以上の実施形態に限定されることはない。
1 内視鏡
2 内視鏡用チューブ
21 メインルーメン
22 ワイヤールーメン
23 内壁面部
3 ハンドル部
4 光学系
5 継手部材
51 環状凸段部
6 末端部材
62 切欠部
7 引張りワイヤー

Claims (9)

  1. 長尺かつ中空な内視鏡用チューブであって、
    長手方向の内側に形成されたメインルーメンと、
    前記メインルーメンの内周面に一体成型され、互いに対向する少なくとも一対のワイヤールーメンと、
    を備えることを特徴とする内視鏡用チューブ。
  2. 前記メインルーメンの遠位端には末端部材が配設されているとともに、前記末端部材の後端部側の外周面に、内側に一段凹む切欠部を備えた接合部が設けられており、外部の継手部材の一端が前記切欠部に挿入されて、前記末端部材と係合していることを特徴とする請求項2の内視鏡用チューブ。
  3. 前記メインルーメンの内周面には、互いに離間して対向する内壁面部が一体成型されており、この内壁面部の内側に前記ワイヤールーメンが形成されていることを特徴とする請求項1または2の内視鏡チューブ。
  4. 前記内壁面部の厚さは、前記内視鏡用チューブの管壁の厚さより大きいことを特徴とする請求項3の内視鏡チューブ。
  5. 先端側が偏向自在な内視鏡であって、
    メインルーメンと、前記メインルーメンの内周面に一体成型され、互いに対向する少なくとも一対のワイヤールーメンとを備える内視鏡用チューブと、
    前記内視鏡用チューブの近位端側に接続するハンドル部と、
    前記ハンドル部から延出し、前記内視鏡用チューブの前記メインルーメンに挿通されて、先端部が前記内視鏡用チューブの遠位端側の開口付近に位置する光学系と、
    前記内視鏡チューブの遠位端側に配設される筒状の継手部材と、
    前記ハンドル部から延出し、前記内視鏡用チューブの前記ワイヤールーメンに挿通された先端側が前記継手部材と接続する引張りワイヤーと、
    を有し、
    前記継手部材の内周面に前記引張りワイヤーの先端が固定されており、
    前記ハンドル部によって前記引張りワイヤーを操作することにより、前記内視鏡用チューブの遠位端側が偏向可能とされていることを特徴とする内視鏡。
  6. 前記継手部材の内周面には、内方に向かって突出する環状凸段部が形成されており、この環状凸段部に、前記引張りワイヤーの先端が固定されていることを特徴とする請求項5の内視鏡。
  7. 前記内視鏡用チューブの遠位端には末端部材が配設されているとともに、前記末端部材の後端部側の外周面に、内側に一段凹む切欠部を備えた接合部が設けられており、前記継手部材の一端が前記切欠部に挿入されて、前記末端部材と係合していることを特徴とする請求項5の内視鏡。
  8. 前記内視鏡用チューブの遠位端には末端部材が配設されているとともに、前記末端部材の後端部側の外周面に、内側に一段凹む切欠部を備えた接合部が設けられており、前記継手部材の一端が前記切欠部に挿入されて、前記末端部材と係合していることを特徴とする請求項6の内視鏡。
  9. 前記内視鏡用チューブの前記メインルーメンの内周面には、互いに離間して対向する内壁面部が一体成型されており、この内壁面部の内側に前記ワイヤールーメンが形成されていることを特徴とする請求項5から8のいずれかの内視鏡。
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