JP2020114170A - 無線電力伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 充電面の異物質を容易に検出することができる無線電力伝送装置を提供する。【解決手段】 複数のコイル及び前記複数のコイルにそれぞれ接続される複数のキャパシタ素子を含む共振回路部と、共振周波数で、前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数と前記複数コイルの総品質係数を演算し、前記共振周波数での前記総品質係数及び個別品質係数に基づいて、充電面の異物質存在有無を演算する制御部とを備えてなり、これにより、充電面の異物質をより容易に検出することができる。【選択図】 図7

Description

〔関連技術〕
本発明は、韓国特許出願第10−2019−0004590号(出願日:2019年1月14日)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂されるものである。
〔本発明〕
本発明は無線電力伝送装置に関するもので、より詳しくは充電面の異物質をより容易に検出することができる無線電力伝送装置に関する。
電子機器に電力を供給するための方法として、商用電源と電子機器に物理的なケーブル又は電線を連結する端子供給方式がある。このような端子供給方式は、ケーブル又は電線が相当な空間を占め、整理が容易でなく、断線の危険がある。
近年、このような問題点を解決するために、無線電力伝送方式に対する研究が論議されている。
無線電力伝送システムは、単一コイル又はマルチコイルを介して電力を供給する無線電力伝送装置と、無線電力伝送装置から無線で供給される電力を受信し、これを使用する無線電力受信装置とからなることができる。
無線電力供給方法としては、誘導結合方式(inductive coupling)方式が主に使われている。この方式は、二つの隣接したコイル(coil)のうち1次コイルに流れる電流の強度を変化させれば、その電流によって磁場が変わり、これにより2次コイルを通る磁束が変わることにより、2次コイル側に誘導起電力が発生する原理を用いる。すなわち、この方式によれば、2本の導線を空間的に動かさずに二つのコイルを離隔させたままで1次コイルの電流のみ変化させれば、誘導起電力が発生することになる。
しかし、このような誘導結合方式も、無接点充電という特性のため、充電時に無線電力送信装置と無線電力受信装置との間に異物質が挿入される場合、異物質による劣化現象によって、過負荷、製品焼損、爆発などの問題点が発生し得る。
したがって、無線電力送信装置の充電面の異物質をより容易に感知する方法が要求されると言える。
一方、アメリカ合衆国特許第9,825,486B2号に開示された‘無線電力システム’は、検出コイル及びキャパシタを含む共振タンクの電圧振動(oscillation)を用いて異物質を検出する方案を提示する。
しかし、前記‘無線電力システム’は、パワー伝送コイルの他に異物質検出のための検出コイルがさらに必要なので、製品の値段が上昇し、回路が複雑になるという問題点がある。
一方、アメリカ合衆国特許出願第2017/0302111号に開示された‘誘導帯電装置’は、共振周波数を用いて充電面の物体(object)を感知し、品質係数を用いて異物質を検出する方案を提示する。
しかし、前記‘誘導帯電装置’は、共振周波数を用いて物体(object)を認識する段階をさらに含むので、総充電時間が増加し、単一コイルの共振周波数と品質係数(Quality factor:Q)を用いて異物質を検出するから、充電領域が広くなるほど異物質検出性能が低下するという問題点がある。
アメリカ合衆国特許第9,825,486B2号明細書 アメリカ合衆国特許出願第2017/0302111号明細書
本発明の目的は、部分的に重畳するマルチコイルにおいて、充電面の異物質をより正確に検出することができる無線電力伝送装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、部分的に重畳するマルチコイルにおいて、充電面の広い範囲で異物質をより容易に検出することができる無線電力伝送装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、別途の異物質検出回路なしも充電面の異物質をより正確に検出することができる無線電力伝送装置を提供することにある。
前記目的を達成するための、本発明の実施例による無線電力伝送装置は、複数のコイル及び前記複数のコイルにそれぞれ接続される複数のキャパシタ素子を含む共振回路部と、共振周波数で、前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数と前記複数コイルの総品質係数を演算し、前記共振周波数での前記総品質係数及び個別品質係数に基づいて、充電面の異物質存在有無を演算する制御部とを含む。
〔本発明の一の態様〕
本発明の一の態様は以下の通りである。
〔1〕 無線電力伝送装置であって、
複数のコイル及び前記複数のコイルにそれぞれ接続される複数のキャパシタ素子を含む共振回路部と、
共振周波数で、前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数と前記複数コイルの総品質係数を演算し、前記共振周波数での前記総品質係数及び個別品質係数に基づいて、充電面の異物質存在有無を演算する制御部と、を備えてなることを特徴とする、無線電力伝送装置。
〔2〕 前記制御部は、前記共振周波数での前記総品質係数が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、前記充電面に異物質が存在すると演算することを特徴とする、〔1〕に記載の無線電力伝送装置。
〔3〕 前記制御部は、前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれる場合、前記共振周波数での前記個別品質係数に基づいて前記充電面の異物質存在有無を演算することを特徴とする、〔2〕に記載の無線電力伝送装置。
〔4〕 前記制御部は、前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれるとともに前記共振周波数での全ての個別品質係数が既設定の第2基準範囲に含まれる場合、前記充電面に異物質が存在しないと演算することを特徴とする、〔3〕に記載の無線電力伝送装置。
〔5〕 前記複数のコイルのそれぞれに入力される入力電圧を感知する第1電圧感知部と、
前記複数のコイルのそれぞれの両端電圧を感知する第2電圧感知部と、を更に備えてなることを特徴とする、〔1〕に記載の無線電力伝送装置。
〔6〕 前記制御部は、周波数スイープ(sweep)によって変化する前記入力電圧に対する前記両端電圧の比のうち最大値を、前記共振周波数で、該当コイルの個別品質係数に演算し、
前記共振周波数で前記個別品質係数の和を前記共振周波数での前記総品質係数に演算することを特徴とする、〔5〕に記載の無線電力伝送装置。
〔7〕 前記制御部は、動作周波数帯域内で、低周波数から高周波数にスイープ(sweep)し、
前記第1電圧感知部は、周波数スイープ(sweep)に対応して、前記複数のコイルのそれぞれに入力される前記入力電圧を前記制御部に伝送し、
前記第2電圧感知部は、周波数スイープ(sweep)に対応して、前記複数のコイルのそれぞれの前記両端電圧を前記制御部に伝送することを特徴とする、〔6〕に記載の無線電力伝送装置。
〔8〕 前記制御部は、
第1動作周波数帯域内で、第1周波数スイープ(sweep)単位で、第1周波数スイープ(sweep)した後、
前記第1周波数スイープ(sweep)によって演算される前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数値に基づいて、前記第1動作周波数帯域より小さい第2動作周波数帯域を演算し、
前記第2動作周波数帯域内で、前記第1周波数スイープ(sweep)単位より小さい第2周波数スイープ(sweep)単位で第2周波数スイープ(sweep)を行うことを特徴とする、〔7〕に記載の無線電力伝送装置。
〔9〕 前記制御部は、前記第1周波数スイープ(sweep)によって演算される前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数が既設定の基準品質係数より大きい動作周波数帯域を前記第2動作周波数帯域に演算することを特徴とする、〔8〕に記載の無線電力伝送装置。
〔10〕 前記第1基準範囲及び第2基準範囲を記憶するメモリを更に備えてなり、
前記第1基準範囲は、前記共振周波数で、前記充電面に異物質が存在しない場合、前記複数コイルの総品質係数に第1測定誤差を合わせた値であり、
前記第2基準範囲は、前記共振周波数で、前記充電面に異物質が存在しない場合、前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数に第2測定誤差を合わせた値であることを特徴とする、〔4〕に記載の無線電力伝送装置。
〔11〕 前記共振回路部は、部分的に重なるように配置される第1コイル〜第4コイルを備えることを特徴とする、〔1〕に記載の無線電力伝送装置。
〔12〕 無線電力伝送方法であって、
共振周波数で、複数のコイルのそれぞれの個別品質係数を演算する段階と、
前記共振周波数で、複数コイルの総品質係数を演算する段階と、
前記共振周波数での前記総品質係数及び個別品質係数に基づいて充電面の異物質存在有無を演算する段階と、を含んでなることを特徴とする、無線電力伝送方法。
〔13〕 前記充電面の異物質存在有無を演算する段階は、
前記共振周波数での前記総品質係数が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、前記充電面に異物質が存在すると演算し、
前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれる場合、前記共振周波数での前記個別品質係数に基づいて前記充電面の異物質存在有無を演算し、
前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれるとともに前記共振周波数での全ての個別品質係数が既設定の第2基準範囲に含まれる場合、前記充電面に異物質が存在しないと演算することを特徴とする、〔12〕に記載の無線電力伝送方法。
〔14〕 前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数を演算する段階は、
前記複数のコイルのそれぞれに入力される入力電圧を感知する段階と、
前記複数のコイルのそれぞれの両端電圧を感知する段階と、
周波数スイープ(sweep)によって変化する前記入力電圧に対する前記両端電圧の比のうち最大値を、前記共振周波数で、該当コイルの個別品質係数に演算する段階と、を含んでなることを特徴とする、〔12〕に記載の無線電力伝送方法。
〔15〕 前記複数コイルの総品質係数を演算する段階は、前記共振周波数で前記個別品質係数の和を前記共振周波数での前記総品質係数に演算することを特徴とする、〔14〕に記載の無線電力伝送方法。
本発明の実施例による無線電力伝送装置は、マルチコイルのインダクタンスなどを演算する必要なしに、マルチコイルの総品質係数及び個別品質係数に基づいて異物質を検出するので、充電面の異物質をより容易に検出することができる。
また、無線電力伝送装置は、マルチコイルの総品質係数が正常範囲を外れた場合、充電面に異物質が存在するか無線電力受信装置が配置されていない状態であると演算し、マルチコイルの総品質係数が正常範囲に含まれるとともに個別品質係数まで正常範囲に含まれた場合、充電面に無線電力受信装置が配置されたと演算するので、従来のように、物体(object)感知のためのアナログピング(Analog Ping:AP)を送出する必要がないという利点がある。
一方、マルチコイルの総品質係数のみで充電面の異物質を検出する場合、異物質検出のエラーが発生し得るが、本発明は、マルチコイルの総品質係数だけでなく個別品質係数まで考慮して充電面の異物質を検出するので、異物質検出の正確性が向上する。
また、無線電力伝送装置は、コイル又はキャパシタの両端電圧(本発明のV2に対応する)はもちろんのこと、コイル又はキャパシタに入力される入力電圧(本発明のV1に対応する)まで考慮して個別品質係数を演算するので、品質係数演算の正確性が向上し、これにより、異物質検出の正確性も向上する。
一方、充電面に異物質が存在する場合、品質係数(Quality factor:Q)が減少することが普通であるが、設計エラー、測定エラー、異物質の移動などによって品質係数が増加することもある。よって、従来、品質係数の臨界値に基づいて充電面の異物質を検出する方法は、異物質検出が不正確であるという欠点があるが、本発明は、品質係数が正常範囲(本発明の第1基準範囲、第2基準範囲に対応する)に含まれたかによって充電面の異物質存在有無を演算するので、より正確な異物質検出が可能である。
また、無線電力伝送装置は、共振周波数での品質係数を演算するために、初期に第1動作周波数帯域内で第1周波数スイープ(sweep)単位で第1周波数スイープ(sweep)を行い、前記第1周波数スイープ(sweep)によって演算される前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数値に基づき、前記第1動作周波数帯域より小さな第2動作周波数帯域内で前記第1周波数スイープ(sweep)単位より小さい第2周波数スイープ(sweep)単位で第2周波数スイープ(sweep)を行うので、品質係数を演算するための周波数スイープ(sweep)時間が短縮され、総充電時間が短縮されることはもちろんのこと、第2周波数スイープ(sweep)によってより正確な品質係数演算が可能になる。
また、無線電力伝送装置は、部分的に重畳するマルチコイルを含むので、充電領域を拡大させながらも、マルチコイルの総品質係数と個別品質係数を用いて充電面の異物質を検出するので、異物質検出の正確性を向上させる。
また、無線電力伝送装置は、異物質を検出するための別途の回路又はモジュールなしもパワー伝送コイルを介して異物質の検出が可能であるので、回路構造が簡素化し、製造コストが減少する効果がある。
また、無線電力伝送装置は、特徴値の組合せにより、充電面の異物質を感知し、異物質感知の際、充電を中断して、爆発、火災などの危険から使用者を保護することができる。
本発明の実施例による無線電力システムの内部ブロック図の一例である。 図1の無線電力システム内の無線電力伝送装置の内部ブロック図である。 図1の無線電力システム内の無線電力受信装置の内部ブロック図である。 図2のコイル部の構造を説明するための図である。 図4のコイル部の階層構造を示す斜視図である。 本発明の実施例による無線電力伝送方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例による異物質検出方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例による共振周波数での個別品質係数を演算するための周波数スイープ方法を説明するためのフローチャートである。 図8の個別品質係数を演算する方法を説明するためのフローチャートである。 図8の個別品質係数を説明するための参照図である。 図8の周波数スイープ方法を説明するためのフローチャートである。
以下では添付図面に基づいて本発明をより詳細に説明する。
以下の説明に使われる構成要素に対する接尾辞“モジュール”及び“部”は単純にこの明細書作成の容易性のみを考慮して付与するもので、そのものとして特別に重要な意味又は役割を付与するものではない。よって、前記“モジュール”及び“部”は互いに混用されることもできる。
第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使えるが、前記構成要素は前記用語によって限定されない。前記用語は一構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
この出願で、“含む”又は“有する”などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組合せが存在することを指定しようとするものであり、一つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらの組合せなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものに理解されなければならない。
図1は本発明の実施例による無線電力システムの内部ブロック図の一例である。
図面に基づいて説明すれば、無線電力システム10は、無線で電力を伝送する無線電力伝送装置100及び無線伝送された電力を受ける無線電力受信装置200を含むことができる。
無線電力伝送装置100は、コイル181の磁場を変化させることにより、受信コイル281に電流が誘導される磁気誘導現象を用いて、無線電力受信装置200に電力を伝達することができる。ここで、無線電力伝送装置100及び無線電力受信装置200はWPC(Wireless Power Consortium)又はPMA(Power Matters Alliance)に定義される電磁気誘導方式の無線充電方式を用いることができる。もしくは、無線電力伝送装置100及び無線電力受信装置200は、A4WP(Alliance for Wireless Power)で定義された磁気共鳴方式の無線充電方式を用いることができる。
無線電力伝送装置100は、無線で電力を伝送して無線電力受信装置200を充電させることができる。
実施例によって、単一の無線電力伝送装置100が複数の無線電力受信装置200を充電することもできる。ここで、無線電力伝送装置100は、時分割方式で複数の無線電力受信装置200に電力を分配して伝送することができるが、これに限定されない。他の例として、無線電力伝送装置100は、無線電力受信装置200別に割り当てられた相異なる周波数帯域を用いて複数の無線電力受信装置200に電力を分配して伝送することができる。一つの無線電力伝送装置100に連結可能な無線電力受信装置200の台数は、無線電力受信装置200別の要求電力量、無線電力伝送装置100の可用電力量などを考慮して適応的に決定することができる。
さらに他の実施例で、複数の無線電力伝送装置100が少なくとも一つの無線電力受信装置200を充電することも可能である。この場合、少なくとも一つの無線電力受信装置200は、複数の無線電力伝送装置100と同時に連結されることができ、連結された無線電力伝送装置100から同時に電力を受信して充電を遂行することができる。ここで、無線電力伝送装置100の台数は、無線電力受信装置200別の要求電力量、無線電力伝送装置100の可用電力量などを考慮して適応的に決定することができる。
無線電力受信装置200は、無線電力伝送装置100から伝送された電力を受けることができる。
例えば、無線電力受信装置200は、携帯電話(mobile phone)、ノートブック型パソコン(laptop computer)、スマートワッチ(Smart watch)のようなウェアラブルデバイス、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーション、MP3プレーヤー、電動歯ブラシ、照明装置、又はリモートコントローラーであってもよいが、本発明はこれに限定されなく、バッテリー充電の可能な電子機器であれば十分である。
無線電力伝送装置100及び無線電力受信装置200は両方向通信することができる。実施例によって、無線電力伝送装置100及び無線電力受信装置200が、一方向通信又は半二重通信することもできる。
ここで、通信方式は、同じ周波数帯域を用いる帯域内(in−band)通信方式及び/又は互いに異なる周波数帯域を用いる帯域外(out−of−band)通信方式であってもよい。
一例として、無線電力伝送装置100と無線電力受信装置200との間に交換される情報は、相互間の状態情報、電力使用量情報、バッテリー充電情報、バッテリー出力電圧/電流情報、制御情報などを含むことができる。
図2は図1の無線電力システム内の無線電力伝送装置の内部ブロック図である。
図面を参照して説明すれば、無線電力伝送装置100は、商用交流電源405を直流電力に変換するコンバーター110と、直流電力を交流電力に変換する無線電力駆動部170と、変換された交流電力を用いて無線で電力を伝送する共振回路部180とを備えることができる。
また、無線電力伝送装置100は、電力伝達及び通信のために、無線電力伝送装置100内の内部構成を制御する制御部160と、複数のコイル181〜184の少なくとも一つのコイルを含むようにコイル組合せを生成するコイル組合生成部161と、所定の通信方式で無線電力受信装置200と通信する第1通信部140及び第2通信部150と、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧を感知する第1電圧感知部131と、複数のコイルのそれぞれの両端電圧を感知する第2電圧感知部133と、無線電力伝送装置100の駆動のための制御プログラムなどを記憶するメモリ120とをさらに含むことができる。
無線電力伝送装置100は、直流電力によって動作し、この直流電力は商用交流電源を直流電力に変換するコンバーター110によって供給されることができる。
コンバーター110は、商用交流電源405を直流電力に変換して出力することができる。図面では、商用交流電源405を単相交流電源として示しているが、三相交流電源であってもよい。商用交流電源405の種類によってコンバーター110の内部構造も変わることができる。
一方、コンバーター110は、スイッチング素子なしにダイオードなどからなり、別途のスイッチング動作なしに整流動作を遂行することもできる。
例えば、単相交流電源の場合、4個のダイオードがブリッジ形態で使われることができ、3相交流電源の場合、6個のダイオードがブリッジ形態で使われることができる。
一方、コンバーター110は、例えば2個のスイッチング素子及び4個のダイオードが連結されたハーフブリッジ型のコンバーターが使われることができる。3相交流電源の場合、6個のスイッチング素子及び6個のダイオードが使われることもできる。
制御部160は、無線電力伝送の際、コンバーター110からの直流電力が無線電力駆動部170に供給される場合、電力駆動部170を制御して、無線電力受信装置200に無線で電力を伝送することができる。ここで、無線電力駆動部170は直流電力を無線電力伝送のための交流電力に変換することができる。
具体的に、制御部160は、PWM信号を発生するPWM発生部160a、及びPWM信号に応じて駆動信号Sicを生成して出力するドライバー160bを備えることができる。
制御部160は、電力伝送量、無線電力駆動部170に流れる電流値などに基づいてPWM信号のデューティーを決定することができる。PWM発生部160aは、PWM信号のデューティーに基づいてPWM信号を発生させることができる。ドライバー160bは、PWM信号に応じて、無線電力駆動部170の駆動のための駆動信号Sicを出力することができる。
無線電力駆動部170は、直流電力を交流電力に変換するための少なくとも一つのスイッチング素子(図示せず)を備えることができる。例えば、スイッチング素子がIBGTの場合、ドライバー160bからゲート駆動信号が出力されてスイッチング素子のゲート端子に入力されることができる。また、ゲート駆動信号に応じて、スイッチング素子がスイッチング動作を遂行することができる。スイッチング素子のスイッチング動作によって直流電力が交流電力に変換されて共振回路部180に出力されることができる。
一方、実施例によって、無線電力駆動部170を制御部160内の構成として含むこともできる。
共振回路部180は、複数のコイル181〜184(以下、区分の必要がない場合、181という)を含むことができる。複数のコイル181は、部分的に重畳することができる。
共振回路部180は、複数のコイル181から選択されたいずれか一つのコイル組合せを介して、無線電力受信装置200に無線で電力を伝送することができる。
共振回路部180に含まれたコイル組合せによって電力伝送されるので、共振回路部180は伝送コイル部又はコイル部と名付けることができる。
また、複数のコイル181は、図3の受信コイル281との区分のために、複数の伝送コイル181と名付けることもできる。
一方、複数のコイル181は受信コイル281から離隔しているので漏洩インダクタンスが高く、結合係数(coupling factor)が低いので伝送効率が低い。
したがって、本発明の無線電力伝送装置100は、伝送効率を向上させるために、複数のコイル181〜184のそれぞれにキャパシタを連結して、受信コイル281と共振回路を形成することができる。
共振回路部180は、複数のコイル181〜184と複数のコイル181〜184にそれぞれ接続される複数のキャパシタ素子185〜188を含むことができる。
複数のキャパシタ素子185〜188は、複数のコイル181〜184のそれぞれに直列で接続されて共振回路を形成することができる。
実施例によって、図2とは違い、複数のキャパシタ素子185〜188は、複数のコイル181〜184のそれぞれに並列で接続されて共振回路をなすこともできる。
複数のコイル181〜184及び複数のキャパシタ素子185〜188は、電力伝送の共振周波数を決定することができる。
共振回路部180は、複数のコイル181の一側に配置され、漏洩される磁場を遮蔽する遮蔽材(図4の190)をさらに含むことができる。
コイル組合生成部161は、複数のコイル181〜84の少なくとも一つのコイルを含むようにコイル組合せを生成することができる。
第1通信部140は、無線電力受信装置200と第1通信方法で通信することができる。第1通信部140は、無線電力伝送装置100の状態情報、電力制御情報などを所定の信号処理して無線電力受信装置200に伝送し、無線電力受信装置200の状態情報、電力使用量情報、充電効率情報などを受信して所定の信号処理した後、制御部160に伝送することができる。
第2通信部150は、無線電力受信装置200と第1通信方法とは違う第2通信方法で通信することができる。第2通信部150も、無線電力伝送装置100の状態情報、電力制御情報などを所定の信号処理して無線電力受信装置200に伝送し、無線電力受信装置200の状態情報、電力使用量情報、充電効率情報などを受信して所定の信号処理した後、制御部160に伝送することができる。
第1通信部140及び第2通信部150は、無線電力伝送装置100から送出されるデータ信号及び無線電力受信装置200から受信されるデータ信号を変復調(modulation/demodulation)するための変復調部(図示せず)をさらに含むことができる。
また、第1通信部140及び第2通信部150は、無線電力受信装置200からのデータ信号をフィルタリングするフィルター部(図示せず)をさらに含むことができる。ここで、フィルター部(図示せず)は、バンドパスフィルター(Band Pass Filter:BPF)を備えることができる。
一方、第1通信方法は、無線電力受信装置200と同じ周波数帯域を使う帯域内(in−band)通信方法であってもよく、第2通信方法は、無線電力受信装置200と異なる周波数帯域を使う帯域外(out−of−band)通信方法であってもよい。
無線電力伝送装置100は、無線電力受信装置200の電力情報に基づいて通信方法を変更することができる。
一方、充電面に物体(object)が置かれた場合、複数のコイル181〜184、又は複数のキャパシタ素子185〜188の両端電圧が変わることができる。
例えば、充電面に金属物質が置かれた場合、複数のコイル181〜184の両端電圧が低下することができる。
また、図10のような実験によって、充電面に物体(object)が置かれた場合、共振回路部180に入力される入力電圧も変わることが分かる。
第1電圧感知部131は、複数のコイル181〜184及び/又は複数のキャパシタ素子185〜188のそれぞれに入力される入力電圧V1を感知することができる。
第2電圧感知部133は、複数のコイル181〜184及び/又は複数のキャパシタ素子185〜188のそれぞれの両端電圧V2を感知することができる。
一方、以下では、説明の便宜のために、第1電圧感知部131が複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1を感知し、第2電圧感知部133が複数のコイル181〜184のそれぞれの両端電圧V2を感知するものとして説明するが、前記のように、第1電圧感知部131が複数のキャパシタ素子185〜188のそれぞれに入力される入力電圧V1を感知し、第2電圧感知部133が複数のキャパシタ素子185〜188のそれぞれの両端電圧V2を感知する場合にも後述する品質係数(Q)の値は同一である。
第1電圧感知部131は、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1を感知値として制御部160に伝送することができる。
第2電圧感知部133は、複数のコイル181〜184のそれぞれの両端電圧V2を感知値として制御部160に伝送することができる。
制御部160は、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1及び複数のコイル181〜184のそれぞれの両端電圧V2に基づいて、複数のコイル181〜184の個別品質係数(Qi)を演算することができる。
より詳細に、個別品質係数(Qi)は、次の式1によって演算されることができる。ここで、Qiは個別品質係数、V1は入力電圧、V2は両端電圧であり得る。
Qi=V2/V1 (式1)
特に、制御部160は、共振周波数で複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)を演算することができる。
具体的に、制御部160は、動作周波数(又は可用周波数)帯域内で、低周波数から高周波数にスイープ(sweep)することができる。
複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1は、周波数スイープ(sweep)にもかかわらず、変わらないことが一般的である。しかし、実際には、図10のように、充電面に異物質が置かれる時点でちょっと減少することができる。
複数のコイル181〜184の両端電圧V2は、周波数が増加するにつれて徐々に上昇してから下降することができる。
第1電圧感知部131は、周波数スイープ(sweep)に対応して、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1を制御部160に伝送することができる。
第2電圧感知部133は、周波数スイープ(sweep)に対応して、複数のコイル181〜184のそれぞれの両端電圧V2を制御部160に伝送することができる。
制御部160は、周波数スイープ(sweep)によって、変化する入力電圧V1に対する両端電圧V2の比のうち最大値を、共振周波数で、該当コイルの個別品質係数(Qi)に演算することができる。
制御部160は、共振周波数で、それぞれの個別品質係数(Qi)の和を共振周波数での総品質係数(Qt)に演算することができる。
例えば、共振回路部180が第1〜第4コイルを備え、個別品質係数(Qi)がそれぞれQi1、Qi2、Qi3、Qi4の場合、総品質係数(Qt)は、次の式2によって演算されることができる。
t=Qi1+Qi2+Qi3+Qi4 (式2)
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)及び個別品質係数(Qi)に基づいて充電面の異物質存在有無を演算することができる。
一方、充電面に異物質が存在する場合、複数のコイル181〜184の両端電圧V2が減少するので、品質係数が減少することが普通であるが、設計エラー、測定エラー、異物質の移動などによって品質係数が増加することもできる。
したがって、本発明は、品質係数の正常臨界値ではない正常範囲に基づいて異物質を判断することができる。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が既設定の第1基準範囲に含まれるかを演算することができる。
ここで、第1基準範囲は、総品質係数(Qt)の正常臨界値に第1測定誤差を合わせた値であり得る。一方、正常臨界値は、充電面に異物質が存在しない場合、複数のコイル181〜184の総品質係数(Qt)を意味することができる。また、第1測定誤差は、例えば±1.2%であり得る。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、充電面に異物質が存在すると演算することができる。
一方、共振周波数での総品質係数(Qt)のみで充電面の異物質を検出する場合、エラーが発生し得る。すなわち、共振周波数での総品質係数(Qt)は正常範囲にあるが、個別品質係数の少なくとも一つが正常範囲を外れることができる。
したがって、制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が第1基準範囲に含まれても、充電面に異物質が存在しないと直ちに演算せず、共振周波数での個別品質係数(Qi)に基づいて充電面の異物質存在有無を再演算することができる。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が第1基準範囲に含まれるとともに、共振周波数での全ての個別品質係数(Qi)が既設定の第2基準範囲に含まれる場合、充電面に異物質が存在しないと演算することができる。
ここで、第2基準範囲は、総品質係数(Qt)の正常臨界値に第2測定誤差を合わせた値であり得る。一方、正常臨界値は、充電面に異物質が存在しない場合、複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)を意味することができる。また、第2測定誤差は、例えば±1.2%であり得る。
一方、それぞれの個別品質係数(Qi)の正常臨界値はコイル別に異なるように、又は全て同じに設定されることができる。
例えば、複数のコイル181〜184のそれぞれの共振周波数が異なるように設定された場合、個別品質係数(Qi)の正常臨界値はコイル別に異なることができる。ここで、第2測定誤差は、コイル別に異なるように設定されることができる。
他の例として、複数のコイル181〜184のそれぞれの共振周波数が全て同じに設定された場合、個別品質係数(Qi)の正常臨界値は全て同一であり得る。
メモリ120は、無線電力伝送装置100の動作のためのプログラムを記憶することができる。
また、メモリ120は、充電面の物体を感知するために、複数のコイルから送出されるそれぞれの物体感知信号の送出強度を記憶することができる。
また、メモリ120は、複数のコイルから送出されるそれぞれのコイル選択信号の送出強度を記憶することができる。
ここで、物体感知信号の送出強度及びコイル選択信号の送出強度は、工場校正(factory calibration)されたものであり得る。
具体的に、本発明の複数のコイル181〜184は、図4のように、部分的に重なって層を形成するので、それぞれのコイルで同じ送出強度で物体感知信号及びコイル選択信号を送出する場合、無線電力受信装置200が配置される充電面でのそれぞれの物体感知信号及びコイル選択信号の強度は異なることがあり得る。
このような充電面での物体感知信号及びコイル選択信号の強度差は、物体(object)感知及び動作コイル組合せにおいてエラーを引き引き起こすことができる。
本発明は、このような問題点を解決するために、物体感知信号の送出強度及びコイル選択信号の送出強度を、それぞれのコイルと無線電力受信装置200が配置される充電面間の距離を補償して設定することができる。
例えば、充電面とコイル間の距離が大きいほど物体感知信号の送出強度及びコイル選択信号の送出強度が大きくなるように設定されることができる。
例えば、充電面とコイル間の距離が大きいほど物体感知信号の送出強度及びコイル選択信号の送出強度が大きくなるように設定されることができる。
これにより、無線電力受信装置200が配置される充電面でのそれぞれの物体感知信号の強度はいずれも同一であることができる。また、充電面でのそれぞれのコイル選択信号の強度はいずれも同一であることができる。一方、補償された物体感知信号の送出強度及びコイル選択信号の送出強度は、工場校正(factory calibration)された値であり、メモリ120に記憶されることができる。
メモリ120は、正常状態で、共振回路部180の総品質係数(Qt)及び個別品質係数(Qi)を記憶することができる。正常状態は、充電面に異物質なしに無線電力受信装置200のみ存在する場合を意味することができる。
メモリ120は、正常状態で、共振回路部180の総品質係数(Qt)に第1測定誤差が反映された第1基準範囲を記憶することができる。
また、メモリ120は、正常状態で、複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)に第2測定誤差が反映された第2基準範囲を記憶することができる。
制御部160は、無線電力伝送装置100の全般的な動作を制御することができる。
制御部160は、コイル組合生成部161によって生成されたコイル組合せから、無線電力伝送に使うべき動作コイル組合せを選択し、選択された動作コイル組合せを介して無線電力受信装置200を充電させることができる。
具体的に、制御部160は、コイル組合せに含まれたコイルを介して、コイル選択信号を送出し、コイル選択に対する応答信号を受信することができる。
また、制御部160は、応答信号の強度及び無線電力受信装置200の充電効率に基づき、コイル組合せのうち、無線電力に使われる動作コイル組合せを選択することができる。
制御部160は、動作コイル組合せを介して、無線電力受信装置200に無線で電力を伝送することができる。
一方、コイル組合生成部161は、複数のコイル181を介して物体感知信号を送出し、物体感知信号に対する電流変化量に基づいて無効コイルを演算することができる。
また、コイル組合生成部161は、複数のコイル181のうち、無効コイルを除き、有効コイル組合せを生成することができる。
ここで、制御部160は、有効コイル組合せから、無線電力に使われる動作コイル組合せを選択することができる。
一方、コイル組合生成部161は、共振回路部180を介して受信した無線電力受信装置200の固有情報に基づき、無線電力受信装置200の電力を演算し、演算された無線電力受信装置200の電力に基づいて動作コイルの個数を演算することもできる。
また、コイル組合生成部161は、動作コイルの個数によってコイル組合せを生成することができる。
一方、コイル組合生成部161は、図2とは違い、制御部160に含まれる構成であってもよい。すなわち、コイル組合生成部161は、制御部160の一部構成として具現されることができる。
一方、本発明の無線電力伝送装置100の複数のコイル181〜184のそれぞれの温度、無線電力受信装置200に伝達される電力の電圧、電流などを測定するセンシング部(図示せず)をさらに含むことができる。ここで、制御部160は、センシング部によって測定された電圧、電流、温度情報などに基づいて、無線電力受信装置200への無線電力伝送を中断することができる。
図3は図1の無線電力システム内の無線電力受信装置の内部ブロック図である。
図面を参照して説明すると、無線電力受信装置200は、無線電力伝送装置100から無線電力を受信する電力受信部280と、受信された無線電力を整流する整流部210と、整流された無線電力を安定化するスイッチングレギュレーター220と、スイッチングレギュレーター220を制御して負荷動作電源を出力するスイッチングレギュレーター制御部230とを含むことができる。
また、無線電力受信装置200は、無線電力伝送装置100と通信するための第1通信部240及び第2通信部150をさらに含むことができる。
電力受信部280は、共振回路部180から伝送された無線電力を受信することができる。このために、電力受信部280は、受信コイル281を備えることができる。
受信コイル281は、複数のコイル181〜184のいずれか一つのコイルで発生した磁場によって、誘導起電力を発生することができる。誘導起電力による無線電力が、後述する整流部210、スイッチングレギュレーター220を介して、無線電力を使う負荷に直接供給されるか、負荷がバッテリーの場合、電力はバッテリーを充電するために用いられることができる。
受信コイル281は、プリント基板(PCB)に薄膜形態の導電性パターンに形成されることができる。受信コイル281は、閉ループ形状に受信パッド(図示せず)に印刷されることができる。受信コイル281の極性は、同じ方向に極性を有するように巻回する形状であり得る。
一方、無線電力受信装置200は、無線電力伝送装置100内の共振回路部180と共振回路を形成するためのキャパシタ素子(図示せず)をさらに含むことができる。ここで、キャパシタ素子(図示せず)は、受信コイル281に直列で又は並列で接続されることができる。
整流部210は、無線電力伝送装置100からの無線電力の受信時、受信コイル281を介して受信される無線電力を整流することができる。整流部210は、少なくとも一つのダイオード素子(図示せず)を含むことができる。
スイッチングレギュレーター220は、スイッチングレギュレーター制御部230の制御によって、整流された無線電力を、バッテリーに供給される充電電力vとして出力することができる。
スイッチングレギュレーター制御部230は、スイッチングレギュレーターにレギュレーター制御信号Srcを印加して、充電電力vが出力されるように制御することができる。
一方、スイッチングレギュレーター220は、スイッチングレギュレーター制御部230のレギュレーター制御信号Srcに応じてDC−DCコンバーティングを行って出力電圧を調節することができる。スイッチングレギュレーター220は、レギュレーター制御信号Srcに基づき、出力電圧を制御して指定の大きさの電圧を有する充電電力vを出力することができる。
一方、無線電力受信装置200には別途のマイクロプロセッサーが含まれなく、整流された充電電力vがスイッチングレギュレーターによって所定の大きさの電圧で出力されるとき、スイッチングレギュレーター制御部230によってスイッチングレギュレーターが制御されることができる。無線電力受信装置200がマイクロプロセッサーを備えない場合、ハードウェアの構成が簡素化し、消費電力が減少する効果がある。
図4は図2のコイル部の構造を説明するための図、図5は図4のコイル部の階層構造を示す斜視図である。
図面を参照して説明すると、本発明の実施例による共振回路部180は、第1〜第4コイル181〜184を含むことができる。
共振回路部180が単一の大型コイルではない第1〜第4コイル181〜184を備えることにより、充電面の自由度を向上させることはもちろんのこと、大型コイルの漂遊磁界(stray magnetic fields)による電力効率の低下を防止することができるようになる。
第1〜第4コイル181〜184は、互いに一部領域が重畳して配置されることができる。具体的に、図4のように、第1コイル181は第2コイル182と互いに一部領域が重畳し、第2コイル182は第3コイル183と互いに一部領域が重畳し、第3コイル183は第4コイル184と一部領域が重畳することができる。
第1〜第4コイル181〜184の重畳領域は、充電不可の領域であるデッドゾーン(dead zone)が最小になるように設定されることができる。具体的に、第1〜第4コイル181〜184の重畳領域は、充電領域中心部のデッドゾーンが最小になるように設定されることができる。
第1〜第4コイル181〜184は、既設定の外側長ho、内側長hi、外側幅wo、内側幅wi、厚さ及び巻線数に製造されることができる。また、第1〜第4コイル181〜184の外側長ho、内側長hi、外側幅wo、内側幅wiは同一であり得る。
一方、第4コイル184は、無線電力受信装置200に最も近くに配置されるので、第4コイル184のインダクタンスは第1〜第3コイル181〜183のインダクタンスより小さく設定されることができる。これは、共振回路部180の表面の電力伝送量又は電力効率を一定にするためである。
第1〜第4コイル181〜184は遮蔽材190上に配置されることができる。遮蔽材190は、コバルト(Co)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、ホウ素(B)、珪素(Si)などからなる群から選択される1種又は2種以上の元素の組合せからなるフェライトを含むことができる。遮蔽材190はコイルの一側に配置され、漏洩される磁場を遮蔽し、磁場の方向性を極大化することができる。
遮蔽材190は、第1〜第4コイル181〜184が配置された面積より大きな面積に形成されることができる。例えば、図4及び図5のように、遮蔽材190は、第1〜第4コイル181〜184の横方向外側からa1の間隔で延設されることができる。また、遮蔽材190は、第1〜第4コイル181〜184の縦方向外側からa1の間隔で延設されることができる。
遮蔽材190が第1〜第4コイル181〜184の外側長より大きく形成されることにより、漏洩磁場が低減し、磁場の方向性が極大化することができる。
一方、第1〜第4コイル181〜184は互いに一部領域が重畳して配置されるので、重畳しない領域で浮き上がり現象が発生し得る。例えば、図5で、第1コイル181と第2コイル182は互いに一部領域のみ重畳するので、重畳しない領域にd1の離隔距離が発生し得る。
このような離隔距離によって、第2コイル182の漏洩磁場が遮蔽できなくて、無線電力伝送装置100の伝送効率が低下することはもちろんのこと、磁場の方向が分散されることができる。また、このような離隔距離のため、無線電力伝送装置100が外部衝撃によって易しく破損することができる。
本発明は、このような問題を解決するために、第1〜第4コイル181〜184と遮蔽材190が層を成して形成されることができる。
より詳細に、共振回路部180の第1層ly1には、基礎(base)遮蔽材191が配置されることができる。
基礎遮蔽材191の上側の第2層ly2には、第1コイル181と第1遮蔽材192が配置されることができる。
第1コイル181の上側の第3層ly3には、第1コイル181と部分的に重なる第2コイル182が配置されることができる。ここで、第2層ly2に配置される第1遮蔽材192が、第1コイル181及び第2コイル182の重畳構造によって発生する浮き上がり現象を防止するようになる。
同様に、共振回路部180の第3層ly3には、第2コイル182だけでなく第2遮蔽材193も配置されることができる。
第2コイル182の上側の第4層ly4には、第2コイル182と部分的に重なる第3コイル183が配置されることができる。ここで、第3層ly3に配置される第2遮蔽材193が、第2コイル182と第3コイル183の重畳構造によって発生する浮き上がり現象を防止するようになる。
また、共振回路部180の第4層ly4には、第3コイル183だけでなく第3遮蔽材194も配置されることができ、第3遮蔽材194は、第3コイル183と第4コイル184の重畳構造による浮き上がり現象を防止することができる。
また、第1〜第4コイル181〜184は、浮き上がり現象なしに、遮蔽材190(基礎遮蔽材191及び第1遮蔽材〜第3遮蔽材192〜194を含む)に接着されなければならないので、遮蔽材の厚さtkfは、第1〜第4コイル181〜184の厚さtkcと同一であることが好ましい。
一方、図5には共振回路部180の各層(layer)が離隔したものとして示されているが、これは説明の便宜のためのものであり、共振回路部180の各層は互いに密着することができる。
共振回路部180が図5のように配置されることにより、部分的に重なる第1〜第4コイル181〜184の浮き上がり現象が防止され、外部衝撃から第1〜第4コイル181〜184の離脱を防止することができる。
また、それぞれのコイルの一側に遮蔽材190が配置されるので、漏洩磁場が遮蔽され、磁場の方向を一層集中させることにより、伝送効率が上昇することができる。
また、それぞれのコイルの間に遮蔽材190が配置されることにより、マルチコイルで発生する熱をより易しく低減させることができる。
一方、第1〜第4コイル181〜184は、説明の便宜のために図示しなかったケースに収容されることができる。ケースの一側面には無線電力受信装置200が置かれることができる。無線電力受信装置200がケースの一側面に置かれた場合、共振回路部180が無線で電力を伝送して無線電力受信装置200を充電させるので、無線電力受信装置200が置かれるケースの一側面を充電面と名付けることができる。また、充電面とインターフェース表面を混用して使うことができる。
図6は本発明の実施例による無線電力伝送方法を説明するためのフローチャートである。
図面を参照して説明すると、無線電力伝送は、選択段階(selection phase、S610)、ピング段階(ping phase、S620)、識別及び構成段階(identification and configuration phase、S630)、ハンドオーバー段階(handover phase、S640)、交渉段階(negotiation phase、S650)、補正段階(calibration phase、S660)、及び電力伝送段階(power transfer phase、S670)及び再交渉段階(re−negotiation phase、S680)を含むことができる。
まず、選択段階(S610)で、無線電力伝送装置100は、感知領域内に物体(object)が存在するかを感知することができる。
無線電力伝送装置100は、感知領域内に物体(object)が存在するかを感知するために、物体感知信号に対する電力変化(例えば、コイルの電流変化)に基づいて、充電領域に物体(object)が存在するかを感知することができる。ここで、物体感知信号は、非常に短いパルスのアナログピング(Analog Ping:AP)信号であってもよい。無線電力伝送装置100は充電面上の物体(object)が感知されるまで所定の周期でアナログピング(AP)信号を送出することができる。
無線電力伝送装置100が複数のコイル181を備える場合、無線電力伝送装置100は、物体感知信号を複数のコイル181を介して、所定の順に送出し、それぞれの物体感知信号に対するコイルの電流変化量に基づいて、充電領域に物体(object)が存在するかを感知することができる。
具体的に、無線電力伝送装置100は、電流変化量が既設定の電流変化量以上の場合、該当コイルに対応する充電領域に物体(object)が存在すると演算することができる。ここで、該当コイルを後述する有効コイル組合せに使われる有効コイルと名付けることができる。
無線電力伝送装置100は、選択段階(S610)で、充電領域に異物質が存在するかを演算することができる。異物質は、コイン、キーなどを含む金属性物体であってもよい。このような異物質はFO(Foreign object)と名付けることができる。
選択段階(S610)で、無線電力伝送装置100は、感知領域内の物体(object)の配置又は除去を持続的に感知することができる。また、選択段階(S610)で、無線電力伝送装置100が、感知領域内の物体(object)を感知した場合、ピング段階(S620)に遷移することができる。
無線電力伝送装置100が物体(object)を感知した場合、無線電力伝送装置100は、ピング段階(S620)で、無線電力受信装置200を活性化(awake)させ、感知された物体(object)が無線電力受信装置200であるかを識別するための受信装置感知信号を伝送することができる。ここで、受信装置感知信号は、デジタルピング(Digital Ping:DP)信号であってもよい。
デジタルピング(DP)信号は、無線電力受信装置200との通信設定を試みるために、アナログピング(AP)信号に比べてデューティーが大きく設定されることができる。
無線電力受信装置200は、デジタルピング(DP)信号を変調し、変調されたデジタルピング(DP)信号を無線電力伝送装置100に伝送することができる。
無線電力伝送装置100は、変調されたデジタルピング(DP)信号を復調し、復調されたデジタルピング(DP)信号から、受信装置感知信号に対する応答に相当するデジタル形態の感知データを獲得することができる。
無線電力伝送装置100は、デジタル形態の感知データから、電力伝送対象となる無線電力受信装置200を認知することができる。
無線電力伝送装置100は、ピング段階(S620)で、無線電力受信装置200を識別した場合、識別及び構成段階(S630)に遷移することができる。
もしくは、無線電力伝送装置100は、ピング段階(S620)で、デジタル形態の感知データを受信することができなかった場合、再び選択段階(S610)に遷移することができる。
識別及び構成段階(S630)で、無線電力伝送装置100は、無線電力受信装置200が伝送する識別情報、電力情報などを受信して、電力が効率的に伝達されるように制御することができる。
まず、識別及び構成段階(S630)で、無線電力受信装置200は、識別データを伝送することができる。
識別データには、無線電力伝送規約のバージョン情報、無線電力受信装置200の製造業者情報、基本装置識別子情報、拡張装置識別子の有無を示す情報などが含まれることができる。
また、識別及び構成段階(S630)で、無線電力受信装置200は、電力データを伝送することができる。
電力データには、無線電力受信装置200の最大電力についての情報、残余電力についての情報、電力クラス情報などが含まれることができる。
無線電力伝送装置100は、識別データ及び電力データに基づいて、無線電力受信装置200を識別し、無線電力受信装置200の電力情報を獲得することができる。
無線電力伝送装置100は、無線電力受信装置200を識別し、無線電力受信装置200の電力情報を獲得した場合、ハンドオーバー段階(S630)に遷移することができる。
もしくは、無線電力伝送装置100は、識別及び構成段階(S630)で、識別データ及び/又は電力データを受信することができなかった場合、選択段階(S610)に遷移することができる。
無線電力伝送装置100は、ハンドオーバー段階(S640)で、無線電力受信装置200との通信方法の変更可否を演算することができる。
具体的に、無線電力伝送装置100は、無線電力受信装置200と帯域内(in−band)通信方法で通信する状態で、選択段階(S610)、ピング段階(S620)又は識別及び構成段階(S630)の少なくとも一つの段階で獲得した無線電力受信装置200の電力情報に基づいて、帯域内(in−band)通信を維持するか又は帯域外(out−of−band)通信方法に変更するかを演算することができる。
一方、無線電力伝送装置100は、識別及び構成段階(S630)又はハンドオーバー段階(S640)で受信された交渉フィールド(negotiation field)値に基礎して、交渉段階(S650)への進入が必要であるかを演算することができる。
無線電力伝送装置100は、演算結果、交渉が必要な場合、交渉段階(S650)に遷移し、異物質検出(Foreign object Detection:FOD)の手続きを遂行することができる。
また、無線電力伝送装置100は、演算結果、交渉が不必要な場合、直ちに電力伝送段階(S670)に遷移することもできる。
無線電力伝送装置100は、選択段階(S610)又は交渉段階(S650)で、演算された充電面の異物質存在有無に基づいて、補正段階(S660)への進入可否を決定することができる。
無線電力伝送装置100は、異物質が検出されない場合、補正段階(S660)を経て電力伝送段階(S670)に遷移することができる。
もしくは、無線電力伝送装置100は、異物質が検出された場合、電力伝送を遂行せずに選択段階(S610)に遷移することもできる。
補正段階(S660)で、無線電力伝送装置100は、無線電力伝送装置100の送信電力と無線電力受信装置200の受信電力間の差に基づいて電力損失を演算することができる。
電力伝送段階(S670)で、無線電力伝送装置100は、無線電力受信装置200に電力を伝送することができる。
電力伝送段階(S670)で、無線電力伝送装置100は、電力伝送途中に、無線電力受信装置200から電力制御情報を受信し、受信した電力制御情報に対応して、コイルに印加される電力の特性を調節することができる。
電力伝送段階(S670)で、無線電力伝送装置100は、望まないデータを受信するか(unexpected data)、既設定の時間の間に、所望のデータ、例えば電力制御情報を受信することができないか(time out)、既設定の電力伝送契約に対する違反が発生するか(power transfer contract violation)、充電が完了した場合、選択段階(S610)に遷移することができる。
また、電力伝送段階(S670)で、無線電力伝送装置100は、無線電力伝送装置100又は無線電力受信装置200の状態変化などによって電力伝送交渉を再構成する必要がある場合、再交渉段階(S680)に遷移することができる。ここで、無線電力伝送装置100は、再交渉が正常に完了すれば、電力伝送段階(S670)に回帰することができる。
図7は本発明の実施例による異物質検出方法を説明するためのフローチャート、図8は本発明の実施例による共振周波数での個別品質係数を演算するための周波数スイープ方法を説明するためのフローチャート、図9は図8の個別品質係数を演算する方法を説明するためのフローチャート、図10は図8の個別品質係数を説明するための参照図、図11は図8の周波数スイープ方法を説明するためのフローチャートである。
図面を参照して説明すると、図7で、制御部160は、共振周波数で、複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数を演算することができる(S710)。
具体的に、図9で、入力電圧V1が共振回路部180に印加されることができる。これにより、第1コイル181の両端にV2電圧が印加されることができる。同様に、第1キャパシタ素子185にも、V2と振幅は同一であるが位相が反対である−V2電圧が印加されることができる。
図9では、V2が第1コイル181の両端電圧として示されているが、V2が第1キャパシタ素子185の両端電圧の場合にもその結果は同一である。
第1電圧感知部131は、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1を感知することができる。
第2電圧感知部133は、複数のコイル181〜184のそれぞれの両端電圧V2を感知することができる。
例えば、第1電圧感知部131及び第2電圧感知部133で感知した入力電圧V1及び両端電圧V2は図10の通りであり得る。
第1電圧感知部131は、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1を感知値として制御部160に伝送することができる。
第2電圧感知部133は、複数のコイル181〜184のそれぞれの両端電圧V2を感知値として制御部160に伝送することができる。
制御部160は、入力電圧V1及び両端電圧V2に基づいて、前記式1を用いて、複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)を演算することができる。
特に、制御部160は、共振周波数で、複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)を演算することができる。
制御部160は、共振周波数で、複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)を演算するために、周波数をスイープ(sweep)することができる。
より詳細に、図8及び図11で、制御部160は、動作周波数帯域内で低周波数から高周波数にスイープ(sweep)することができる。
制御部160は、第1動作周波数帯域fo1を設定することができる(S1010)。ここで、動作周波数は、無線電力伝送装置100の可用周波数を意味するもので、既設定の値であり得る。例えば、第1動作周波数帯域fo1は70kHz〜120kHzであり得る。
制御部160は、第1動作周波数帯域fo1内で、第1周波数スイープ単位fu1で第1周波数スイープを行うことができる(S1030)。
例えば、制御部160は、70kHz〜120kHzの第1動作周波数帯域fo1内で、低周波数から高周波数まで、300Hzのステップで第1周波数スイープを行うことができる。
一方、第1周波数スイープは、複数のコイル181〜184に対して、同時に又は順次行うことができる。
第1電圧感知部131及び第2電圧感知部133は、第1周波数スイープに対応して、感知された電圧値を制御部160に伝送することができる。
制御部160は、それぞれの入力電圧V1及びそれぞれの両端電圧V2に基づいて、周波数スイープに対応する複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)を演算することができる(S1050)。
制御部160は、第1周波数スイープによって演算される複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)に基づいて第2動作周波数帯域fo2を演算することができる(S1070)。
制御部160は、第1周波数スイープによって演算される複数のコイル181〜184のそれぞれの個別品質係数(Qi)が既設定の基準品質係数(Qref)より大きい動作周波数帯域を第2動作周波数帯域fo2に演算することができる。
第2動作周波数帯域fo2は、図11のように、第1動作周波数帯域fo1より小さい帯域を意味することができる。
制御部160は、第2動作周波数帯域fo2内で第1周波数スイープ単位fu1より小さい第2周波数スイープ単位fu2で第2周波数スイープを行うことができる(S1090)。
例えば、70kHz〜120kHzの第1動作周波数帯域fo1で第2動作周波数帯域fo2が100kHz〜103kHzに演算された場合、制御部160は、100kHz〜103kHz帯域で、50Hzで第2周波数スイープすることができる。
一方、第2周波数スイープも、複数のコイル181〜184に対して、同時に又は順次遂行されることができる。
また、実施例によって、複数のコイル181〜184のそれぞれに対して、第2動作周波数帯域fo2及び第2周波数スイープ単位fu2が異なることもできる。
第1電圧感知部131及び第2電圧感知部133は、第2周波数スイープに対応して、感知された電圧値を制御部160に伝送することができる。
制御部160は、第2周波数スイープによって変化する入力電圧V1に対する両端電圧V2の比のうち最大値を、共振周波数で、該当コイルの個別品質係数(Qi)に演算することができる。
一方、複数のコイル181〜184のそれぞれに入力される入力電圧V1は、周波数スイープ(sweep)にもかかわらず、変わらないことが一般的であるが、実際には、図10のように、充電面に異物質が置かれる時点でちょっと減少することができる。
本発明は、複数のコイル181〜184の両端電圧V2だけでなく複数のコイル181〜184に入力される入力電圧V1まで考慮して個別品質係数(Qi)を演算するので、充電面の異物質をより正確に検出することができる。
また、本発明は、初期周波数スイープ段階から小さな周波数スイープ単位で、周波数スイープせず、2段階に分け、1段階で大きい周波数スイープ単位で周波数スイープして共振周波数での品質係数を概略で探索し、2段階で小さい周波数スイープ単位で周波数スイープすることにより、共振周波数での品質係数を確定することができる。これにより、共振周波数での品質係数探索をより効率的に遂行することができ、より正確な品質係数探索が可能になる。
また、本発明は、共振周波数を直接探索するのではなく、周波数スイープによる品質係数の変化に基づいて異物質を検出するので、直接共振周波数値を導出する場合に比べ、演算過程が単純であり、より迅速な異物質検出が可能であるという利点がある。
一方、制御部160は、共振周波数での個別品質係数(Qi)に基づいて共振周波数での総品質係数(Qt)を演算することができる(S720)。
制御部160は、式2によって、共振周波数で個別品質係数(Qi)の和を共振周波数での総品質係数(Qt)に演算することができる。
一方、制御部160は、総品質係数が第1基準範囲内に含まれるかを演算することができる(S730)。
ここで、第1基準範囲は、総品質係数(Qt)の正常臨界値に第1測定誤差を合わせた値であり得る。一方、正常臨界値は、充電面に異物質が存在しない場合、複数のコイル181〜184の総品質係数(Qt)を意味することができる。また、第1測定誤差は、例えば±1.2%であり得る。
第1基準範囲は既設定の値としてメモリ120に記憶されることができる。第1基準範囲は、無線電力伝送装置100の構造、コイル容量、設計などを考慮して予め設定されることができる。もしくは、第1基準範囲は測定によって決まる値であり得る。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、充電面に異物質が存在すると演算することができる(S760)。
また、制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、充電面に無線電力受信装置200が配置されていない状態に演算することができる。
本発明による無線電力伝送装置100は、共振周波数での総品質係数(Qt)が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、充電面に異物質が存在するか、無線電力受信装置200が配置されていない状態に演算するので、図6のように、送信機が充電面の物体(object)を感知するためのアナログピング(AP)を送出する必要がないという利点がある。
一方、共振周波数での総品質係数(Qt)のみで充電面の異物質を検出する場合、エラーが発生し得る。すなわち、共振周波数での総品質係数(Qt)は正常範囲にあるが、個別品質係数の少なくとも一つが正常範囲を外れることができる。
したがって、制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が第1基準範囲に含まれても、充電面に異物質が存在しないと直ちに演算せずに、共振周波数での個別品質係数(Qi)に基づいて充電面の異物質存在有無を再演算することができる。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が第1基準範囲に含まれるとともに共振周波数での個別品質係数(Qi)が第2基準範囲内に含まれるかを演算することができる(S740)。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が第1基準範囲に含まれるとともに共振周波数での個別品質係数(Qi)が第2基準範囲内に含まれない場合、充電面に異物質が存在すると演算することができる(S760)。
制御部160は、共振周波数での総品質係数(Qt)が第1基準範囲に含まれるとともに共振周波数での個別品質係数(Qi)が第2基準範囲内に含まれる場合、充電面に異物質が存在しないと演算することができる(S750)。
前記のような過程によれば、本発明の実施例による無線電力伝送装置100は、共振回路部180のインダクタンス演算又は共振周波数演算なしに、品質係数演算のみで充電面の異物質をより効率的に検出することができる。
一方、本発明の制御部160は、無線電力伝送装置100に備えられたプロセッサが読める記録媒体にプロセッサ可読のコードとして具現することが可能である。プロセッサ可読の記録媒体はプロセッサによって読められるデータが記憶される全ての種類の記録装置を含む。プロセッサ可読の記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などがあり、また、インターネットを介しての伝送などのキャリアウェーブの形態に具現されるものも含む。また、プロセッサ可読の記録媒体はネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でプロセッサ可読のコードが記憶されて実行されることができる。
また、以上では本発明の好適な実施例について図示して説明したが、本発明は上述した特定の実施例に限定されず、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱しない範疇内で本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることはもちろんのこと、このような変形実施は本発明の技術的思想や見込みから別個に理解されてはいけないであろう。
10 無線電力システム
100 無線電力伝送装置
131 第1電圧感知部
133 第2電圧感知部
160 制御部
180 共振回路部
200 無線電力受信装置

Claims (15)

  1. 無線電力伝送装置であって、
    複数のコイル及び前記複数のコイルにそれぞれ接続される複数のキャパシタ素子を含む共振回路部と、
    共振周波数で、前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数と前記複数コイルの総品質係数を演算し、前記共振周波数での前記総品質係数及び個別品質係数に基づいて、充電面の異物質存在有無を演算する制御部と、を備えてなることを特徴とする、無線電力伝送装置。
  2. 前記制御部は、前記共振周波数での前記総品質係数が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、前記充電面に異物質が存在すると演算することを特徴とする、請求項1に記載の無線電力伝送装置。
  3. 前記制御部は、前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれる場合、前記共振周波数での前記個別品質係数に基づいて前記充電面の異物質存在有無を演算することを特徴とする、請求項2に記載の無線電力伝送装置。
  4. 前記制御部は、前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれるとともに前記共振周波数での全ての個別品質係数が既設定の第2基準範囲に含まれる場合、前記充電面に異物質が存在しないと演算することを特徴とする、請求項3に記載の無線電力伝送装置。
  5. 前記複数のコイルのそれぞれに入力される入力電圧を感知する第1電圧感知部と、
    前記複数のコイルのそれぞれの両端電圧を感知する第2電圧感知部と、を更に備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の無線電力伝送装置。
  6. 前記制御部は、
    周波数スイープ(sweep)によって変化する前記入力電圧に対する前記両端電圧の比のうち最大値を、前記共振周波数で、該当コイルの個別品質係数に演算し、
    前記共振周波数で前記個別品質係数の和を前記共振周波数での前記総品質係数に演算することを特徴とする、請求項5に記載の無線電力伝送装置。
  7. 前記制御部は、動作周波数帯域内で、低周波数から高周波数にスイープ(sweep)し、
    前記第1電圧感知部は、周波数スイープ(sweep)に対応して、前記複数のコイルのそれぞれに入力される前記入力電圧を前記制御部に伝送し、
    前記第2電圧感知部は、周波数スイープ(sweep)に対応して、前記複数のコイルのそれぞれの前記両端電圧を前記制御部に伝送することを特徴とする、請求項6に記載の無線電力伝送装置。
  8. 前記制御部は、
    第1動作周波数帯域内で、第1周波数スイープ(sweep)単位で、第1周波数スイープ(sweep)した後、
    前記第1周波数スイープ(sweep)によって演算される前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数値に基づいて、前記第1動作周波数帯域より小さい第2動作周波数帯域を演算し、
    前記第2動作周波数帯域内で、前記第1周波数スイープ(sweep)単位より小さい第2周波数スイープ(sweep)単位で第2周波数スイープ(sweep)を行うことを特徴とする、請求項7に記載の無線電力伝送装置。
  9. 前記制御部は、前記第1周波数スイープ(sweep)によって演算される前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数が既設定の基準品質係数より大きい動作周波数帯域を前記第2動作周波数帯域に演算することを特徴とする、請求項8に記載の無線電力伝送装置。
  10. 前記第1基準範囲及び第2基準範囲を記憶するメモリを更に備えてなり、
    前記第1基準範囲は、前記共振周波数で、前記充電面に異物質が存在しない場合、前記複数コイルの総品質係数に第1測定誤差を合わせた値であり、
    前記第2基準範囲は、前記共振周波数で、前記充電面に異物質が存在しない場合、前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数に第2測定誤差を合わせた値であることを特徴とする、請求項4に記載の無線電力伝送装置。
  11. 前記共振回路部は、部分的に重なるように配置される第1コイル〜第4コイルを備えることを特徴とする、請求項1に記載の無線電力伝送装置。
  12. 無線電力伝送方法であって、
    共振周波数で、複数のコイルのそれぞれの個別品質係数を演算する段階と、
    前記共振周波数で、複数コイルの総品質係数を演算する段階と、
    前記共振周波数での前記総品質係数及び個別品質係数に基づいて充電面の異物質存在有無を演算する段階と、を含んでなることを特徴とする、無線電力伝送方法。
  13. 前記充電面の異物質存在有無を演算する段階は、
    前記共振周波数での前記総品質係数が既設定の第1基準範囲に含まれない場合、前記充電面に異物質が存在すると演算し、
    前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれる場合、前記共振周波数での前記個別品質係数に基づいて前記充電面の異物質存在有無を演算し、
    前記共振周波数での前記総品質係数が前記第1基準範囲に含まれるとともに前記共振周波数での全ての個別品質係数が既設定の第2基準範囲に含まれる場合、前記充電面に異物質が存在しないと演算することを特徴とする、請求項12に記載の無線電力伝送方法。
  14. 前記複数のコイルのそれぞれの個別品質係数を演算する段階は、
    前記複数のコイルのそれぞれに入力される入力電圧を感知する段階と、
    前記複数のコイルのそれぞれの両端電圧を感知する段階と、
    周波数スイープ(sweep)によって変化する前記入力電圧に対する前記両端電圧の比のうち最大値を、前記共振周波数で、該当コイルの個別品質係数に演算する段階と、を含んでなることを特徴とする、請求項12に記載の無線電力伝送方法。
  15. 前記複数コイルの総品質係数を演算する段階は、前記共振周波数で前記個別品質係数の和を前記共振周波数での前記総品質係数に演算することを特徴とする、請求項14に記載の無線電力伝送方法。
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