JP2020114135A - 回転電機のロータおよび回転電機 - Google Patents

回転電機のロータおよび回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】加工性を向上し、かつ、低コスト化を図る。【解決手段】実施形態の回転電機のロータ4は、筒状のロータコア21と、ロータコア21の径方向中央部に固定され、回転可能な筒状のシャフト5と、シャフト5の径方向内方に配置され、冷媒が通るパイプ30と、を備え、シャフト5は、シャフト5の外周面を開口するシャフト側孔5b,5cを有し、パイプ30は、パイプ30の外周面を開口し、冷媒が排出されるパイプ側孔30bを有し、パイプ30の延在方向においてパイプ側孔30bの片側に設けられ、シャフト5の内周面に向けて突出し、かつ、パイプ側孔30bの外方に向けて傾斜する傾斜壁31を更に備える。【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機のロータおよび回転電機に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等に搭載される回転電機では、コイルに電流が供給されることでステータコアに磁界が形成され、ロータの磁石とステータコアとの間に磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータがステータに対して回転する。
回転電機は、作動に伴って熱を発生するため、冷媒によって冷却される。例えば、ロータの内部には、径方向内側から径方向外側に向かって冷媒流路が設けられている。例えば、ロータ内周部に一旦溜められた冷媒をロータの回転に伴う遠心力により冷媒流路を介して径方向内側から径方向外側に向けて移動させることで、冷媒により回転電機を冷却している。
例えば、特許文献1には、回転可能に設けられた回転シャフトと、回転シャフトに固設されたコア体と、を備え、回転シャフトおよびコア体には、冷媒が流通する冷媒通路が軸方向に間隔をあけて複数配置され、回転シャフトおよびコア体において各冷媒通路を径方向に連通させた構造が開示されている。
国際公開第2009/060758号
しかしながら、回転シャフトおよびコア体において各冷媒通路を径方向に連通させた構造では、回転シャフトの冷媒通路と同じ位置に、コア体の冷媒通路を設ける必要があるため、回転シャフト側とコア体側とで冷媒通路の位置を同等にしなければならず、加工が困難となり、高コストとなる可能性がある。
そこで本発明は、加工性を向上し、かつ、低コスト化を図ることができる回転電機のロータおよび回転電機を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る回転電機(例えば、実施形態における回転電機1)のロータ(例えば、実施形態におけるロータ4)は、筒状のロータコア(例えば、実施形態におけるロータコア21)と、前記ロータコアの径方向中央部に固定され、回転可能な筒状のシャフト(例えば、実施形態におけるシャフト5)と、前記シャフトの径方向内方に配置され、冷媒が通るパイプ(例えば、実施形態におけるパイプ30)と、を備え、前記シャフトは、前記シャフトの外周面を開口するシャフト側孔(例えば、実施形態におけるシャフト側孔5b,5c)を有し、前記パイプは、前記パイプの外周面を開口し、前記冷媒が排出されるパイプ側孔(例えば、実施形態におけるパイプ側孔30b)を有し、前記パイプの延在方向において前記パイプ側孔の片側に設けられ、前記シャフトの内周面に向けて突出し、かつ、前記パイプ側孔の外方に向けて傾斜する傾斜壁(例えば、実施形態における傾斜壁31)を更に備える。
(2)本発明の一態様において、前記傾斜壁は、前記パイプを通る前記冷媒の流れ方向において前記パイプ側孔の下流側に設けられていてもよい。
(3)本発明の一態様において、前記傾斜壁は、前記パイプを通る前記冷媒の流れ方向において前記パイプ側孔の上流側に設けられていてもよい。
(4)本発明の一態様において、前記パイプは、水平方向に延在し、前記パイプ側孔は、複数設けられ、複数の前記パイプ側孔は、前記パイプの上部外周面を開口する上孔(例えば、実施形態における上孔30b)と、前記パイプの下部外周面を開口する下孔(例えば、実施形態における下孔30c)と、を有し、前記傾斜壁は、前記パイプの延在方向において前記上孔の片側に設けられていてもよい。
(5)本発明の一態様に係る回転電機は、筒状のステータ(例えば、実施形態におけるステータ3)と、前記ステータに対して径方向の内側に配置された上記のロータと、を備える。
上記(1)の態様によれば、パイプの延在方向においてパイプ側孔の片側に設けられ、シャフトの内周面に向けて突出し、かつ、パイプ側孔の外方に向けて傾斜する傾斜壁を備えることで、パイプ側孔から排出される冷媒を傾斜壁に沿って流出させることができるため、パイプ側とシャフト側とで孔の位置を同等にする必要がない。したがって、加工性を向上し、かつ、低コスト化を図ることができる。加えて、パイプ側孔から排出される冷媒を、パイプ側孔の近傍のシャフト側孔だけではく、パイプ側孔から遠く離れたシャフト側孔に届くようにすることができるため、高効率化に寄与する。
上記(2)の態様によれば、傾斜壁は、パイプを通る冷媒の流れ方向においてパイプ側孔の下流側に設けられていることで、パイプ側孔から排出される冷媒が傾斜壁に当たることよって、跳ね返る力で冷媒が傾斜壁とは逆に飛ぶため、シャフト側孔に冷媒が入りやすくなる。
上記(3)の態様によれば、傾斜壁は、パイプを通る冷媒の流れ方向においてパイプ側孔の上流側に設けられていることで、パイプ側孔から排出される冷媒が傾斜壁に沿って案内されるため、狙いのシャフト側孔に冷媒が届きやすくなる。
上記(4)の態様によれば、複数のパイプ側孔は、パイプの上部外周面を開口する上孔と、パイプの下部外周面を開口する下孔と、を有することで、パイプを流れる冷媒を上孔および下孔を通じてパイプの上方および下方に流出させることができる。加えて、傾斜壁は、パイプの延在方向において上孔の片側に設けられていることで、上方に流出される冷媒を、パイプ側孔から遠く離れたシャフト側孔に届くようにすることができるため、高効率化に寄与する。
上記(5)の態様によれば、筒状のステータと、ステータに対して径方向の内側に配置された上記のロータと、を備えることで、加工性を向上し、かつ、低コスト化を図ることができる回転電機を提供することができる。
第一実施形態に係る回転電機の概略構成図。 第一実施形態に係るロータを、軸線を含む断面視で見た要部拡大図。 図2のIII−III断面図。 比較例に係るロータを、軸線を含む断面視で見た要部拡大図。 図4のV−V断面図。 第二実施形態に係るロータを、軸線を含む断面視で見た要部拡大図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態においては、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される回転電機(走行用モータ)を挙げて説明する。
[第一実施形態]
<回転電機>
図1は、第一実施形態に係る回転電機1の全体構成を示す概略構成図である。図1は、軸線Cを含む仮想平面で切断した断面を含む図である。図2は、第一実施形態に係るロータを、軸線Cを含む断面視で見た要部拡大図である。
図1に示すように、回転電機1は、ケース2、ステータ3、ロータ4および冷媒供給機構(不図示)を備える。
以下、回転電機1の軸線Cに沿う方向を「軸方向」、軸線Cに直交する方向を「径方向」、軸線C回りの方向を「周方向」とする。回転電機1は、軸線Cを水平方向に沿わせて配置されている。
ケース2は、ステータ3およびロータ4を収容する箱形をなしている。ケース2内には、冷媒(不図示)が収容されている。ステータ3の一部は、ケース2内において、冷媒に浸漬された状態で配置されている。例えば、冷媒としては、トランスミッションの潤滑や動力伝達等に用いられる作動油である、ATF(Automatic Transmission Fluid)等が用いられる。
ステータ3は、ステータコア11と、ステータコア11に装着されたコイル12と、を備える。
ステータコア11は、軸線Cと同軸に配置された筒状をなしている。ステータコア11は、ケース2の内周面に固定されている。例えば、ステータコア11は、電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されている。なお、ステータコア11は、金属磁性粉末を圧縮成形した、いわゆる圧粉コアであってもよい。
コイル12は、ステータコア11に装着されている。コイル12は、三相のコイル(U相コイル、V相コイル及びW相コイル)を備える。コイル12は、ステータコア11のスロット13に挿通された挿通部12aと、ステータコア11から軸方向に突出したコイルエンド部12bと、を備える。ステータコア11には、コイル12に電流が流れることで磁界が発生する。図2において、符号12b1は第一コイルエンド部、符号12b2は軸方向において第一コイルエンド部12b1とは反対側に位置する第二コイルエンド部をそれぞれ示す。
<ロータ>
ロータ4は、ステータ3に対して径方向の内側に、間隔をあけて配置されている。ロータ4は、ロータコア21、磁石22、端面板23、シャフト5、パイプ30および傾斜壁31(図2参照)を備える。
ロータコア21は、軸線Cと同軸に配置された筒状をなしている。ロータコア21の径方向内側には、シャフト5が圧入固定されている。ロータコア21は、軸線C回りにシャフト5と一体で回転可能に構成されている。ロータコア21は、ステータコア11と同様に電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されていても、圧粉コアであってもよい。
ロータコア21の外周部には、ロータコア21を軸方向に貫通する磁石挿入孔25が設けられている。磁石挿入孔25は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。各磁石挿入孔25内には、磁石22が挿入されている。実施形態において、磁石22は永久磁石である。ロータ4は、磁石22がロータコア21の内部において複数の磁石挿入孔25のそれぞれに埋設された、いわゆるIPM(Interior Permanent Magnet)である。
ロータコア21は、冷媒が流通可能なロータ内部流路14を有する。ロータ内部流路14は、径方向においてシャフト5(シャフト挿通孔8)と磁石22(磁石挿入孔25)との間に配置されている。
ロータ内部流路14は、径方向に延在する径方向流路14aと、軸方向に延在する軸方向流路14bと、を有する。径方向流路14aは、シャフト5のシャフト側孔5b,5c(図2参照)とロータ内部流路14の軸方向流路14bとを連通している。軸方向流路14bは、端面板23の冷媒流通孔27とロータ内部流路14の径方向流路14aとを連通している。径方向流路14aおよび軸方向流路14bは、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
端面板23は、ロータコア21に対して軸方向の両端部に配置されている。端面板23は、ロータコア21における少なくとも磁石挿入孔25を軸方向の両端側から覆っている。端面板23は、ロータコア21の軸方向の外端面に当接している。
<シャフト>
シャフト5は、ロータコア21の径方向中央部に固定されている。シャフトは、軸線C回りに回転可能な筒状を有する。シャフト5は、ケース2に回転可能に支持されている。図2において符号6は、シャフト5を回転可能に支持する軸受を示す。
シャフト5は、シャフト5に同心で設けられた軸方向冷媒路5aと、シャフト5の外周面を開口するシャフト側孔5b,5c(図2参照)と、を有する。図2に示すように、シャフト側孔5b,5cは、軸方向冷媒路5aから径方向外方に延在している。シャフト側孔5b,5cは、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
図2の例では、複数のシャフト側孔5b,5cは、軸方向冷媒路5aの軸方向中央部から径方向外方に延びてシャフト5の外周面で開口する軸方向中央孔5bと、軸方向冷媒路5aの軸方向第一端部側から径方向外方に延びてシャフト5の外周面で開口する第一端部側孔5cと、である。シャフト側孔5b,5cの数(図2の例では各2つずつ図示)は、パイプ側孔30b,30cの数(図2の例では各1つずつ図示)よりも多い。第一端部側孔5cの流路断面は、軸方向中央孔5bの流路断面よりも小さい。
<パイプ>
パイプ30は、シャフト5の径方向内方に配置されている。パイプ30は、軸線Cと同軸に配置された筒状をなしている。パイプ30は、水平方向に延在している。例えば、パイプ30は、定位置に固定されている。パイプ30は、シャフト5の回転に伴って回転しない。断面視で、パイプ30は円環状を有する。
パイプ30は、軸心冷却による冷媒が通る配管である。パイプ30は、パイプ30に同心で設けられた軸心流路30aと、パイプ30の外周面を開口するパイプ側孔30b,30cと、を有する。図中符号V1は、パイプ30の軸心流路30aを流れる冷媒の流れ方向(以下「パイプ内冷媒流れ方向」ともいう。)を示す。パイプ側孔30b,30cからは、軸心流路30aを流れる冷媒が排出される。上下方向において、パイプ側孔30b,30cは、シャフト5の軸方向中央孔5bと重なっている。
パイプ側孔30b,30cは、パイプ30の周方向に間隔をあけて複数(例えば本実施形態では2つ)設けられている。複数のパイプ側孔30b,30cは、パイプ30の上部外周面を開口する上孔30bと、パイプ30の下部外周面を開口する下孔30cと、である。上孔30bおよび下孔30cは、パイプ30の軸方向中央部に配置されている。上孔30bと下孔30cとは、互いに上下方向に対向している。
<傾斜壁>
傾斜壁31は、パイプ内冷媒流れ方向V1とは反対向きに傾斜している。以下、パイプ内冷媒流れ方向V1の上流側を単に「上流側」、パイプ内冷媒流れ方向V1の下流側を単に「下流側」ということがある。傾斜壁31は、パイプ30の軸方向(延在方向)において上孔30bの片側に設けられている。傾斜壁31は、パイプ内冷媒流れ方向V1において上孔30bの下流側に設けられている。傾斜壁31は、上孔30bの下流側からシャフト5の内周面に向けて突出している。傾斜壁31は、上孔30bの外方に向けて傾斜している。傾斜壁31は、傾斜壁31の基端31a(下端)が下流側に位置し、かつ、傾斜壁31の先端31b(上端)が上流側に位置するように直線状に傾斜している。傾斜壁31の上流端31cは、シャフト5の軸方向中央孔5bよりも上流側に配置されている。傾斜壁31は、下孔30c側には設けられていない。
傾斜壁31は、パイプ30と同一の部材で一体に形成されている。例えば、傾斜壁31は、パイプ30の外周壁の一部を切り起こすことにより形成することができる。なお、傾斜壁31は、パイプ30と異なる部材で一体に設けられていてもよい。例えば、傾斜壁31は、パイプ30の上孔30bの片側に突出片を結合させることにより形成してもよい。
<冷媒の流れ>
以下、図1等を参照して第一実施形態における冷媒の流れを説明する。
実施形態においては、パイプ30に設けた軸心流路30aを利用して、軸心冷却が行われる。冷媒供給機構(不図示)により、冷媒が軸心流路30aに供給される。例えば、冷媒供給機構には、パイプ30内に冷媒を圧送するポンプが含まれる。
軸心流路30aに供給された冷媒の一部は、パイプ内冷媒流れ方向V1(図2参照)に沿って流れる。軸心流路30aに供給された冷媒の一部は、パイプ側孔30b,30c(図2参照)から排出される。パイプ側孔30b,30cから排出された冷媒は、シャフト5の軸方向冷媒路5aに供給される。シャフト5の軸方向冷媒路5aに供給された冷媒の一部は、シャフト側孔5bを通ってロータ内部流路14に供給される。
ロータ4の回転に伴う遠心力により、ロータ内部流路14に供給された冷媒は、径方向流路14a、軸方向流路14bを通って冷媒流通孔27からロータ4の外部へ排出される。このように、冷媒がロータ内部流路14を移動することにより、ロータコア21が冷却される。ロータ4の外部へ排出される冷媒の一部は、コイルエンド部12に向かって飛散する。これにより、コイル12が冷却される。
<作用>
以下、第一実施形態の回転電機1の作用について説明する。
まず、比較例について説明する。
図4は、比較例に係るロータ4Xを、軸線Cを含む断面視で見た要部拡大図である。図5は、図4のV−V断面図である。
図4に示すように、比較例におけるロータ4Xは、実施形態における傾斜壁31を有していない。比較例におけるパイプ30Xは、軸方向に間隔をあけて配置された複数のパイプ側孔30Xb〜30Xeを有する。比較例においては、軸心流路30Xaに供給された冷媒の一部は、パイプ側孔30Xb〜30Xeから排出される。パイプ側孔30Xb〜30Xeから排出された冷媒は、シャフト5の軸方向冷媒路5aに供給される。シャフト5の軸方向冷媒路5aに供給された冷媒の一部は、シャフト側孔5b,5cに向かう。シャフト5の軸方向冷媒路5aに供給された冷媒の残りの一部は、シャフト5の内周面に当たる。図中符号K1,K2は、シャフト5の内周面に当たった冷媒がシャフト5の内周面に沿って流れる方向(シャフト内周面に沿う冷媒の流れ方向)を示す。
ロータ4Xの回転に伴う遠心力により、シャフト5側に供給された冷媒には、径方向外側に向かう力が作用する。比較例においては、シャフト5側に供給された冷媒がいずれのシャフト側孔5b,5cに向けて向かうかの制御を有しないため、パイプ側孔30Xb〜30Xeから排出される冷媒を狙いのシャフト側孔に届けることは困難である。
加えて、比較例においては、複数のパイプ側孔30Xb〜30Xeおよび複数のシャフト側孔5b,5cが軸方向に間隔をあけて配置されている。各パイプ側孔30Xb,30Xd(30Xc,30Xe)と各シャフト側孔5b,5cとは、上下方向で重なる位置に配置されている。そのため、比較例においては、パイプ30X側とシャフト5側とで孔の位置を同等にしなければならず、加工が困難となり、高コストとなる可能性がある。
特に、比較例においては、冷却効率向上等の観点から多数のシャフト側孔を設ける場合、多数のシャフト側孔と同じ位置にパイプ側孔が必要になるため、パイプ30Xの加工が極めて困難となり、高コストとなる可能性が高い。
次に、第一実施形態について図2等を参照して説明する。
第一実施形態においては、パイプ30の周方向に間隔をあけて複数のパイプ側孔30b,30c(上孔30bおよび下孔30c)が設けられている。傾斜壁31は、パイプ内冷媒流れ方向V1において上孔30bの下流側に設けられている(図2参照)。そのため、上孔30bから排出される冷媒の一部が傾斜壁31に当たることよって、跳ね返る力で冷媒が傾斜壁31とは逆に飛ぶ(図中矢印V2)。これにより、シャフト5の第一端部側孔5cに冷媒が入りやすくなる。
なお、上孔30bから排出される冷媒の残りの一部は、シャフト5の軸方向中央孔5bまたはシャフト5の内周面に向けて流れる。一方、下孔30cから排出(滴下)される冷媒の一部は、シャフト5の軸方向中央孔5bまたはシャフト5の内周面に向けて流れる(図中矢印V3)。
加えて、第一実施形態においては、上下方向において、パイプ側孔30b,30cがシャフト5の軸方向中央孔5bと重なっている。パイプ側孔30b,30cとシャフト5の第一端部側孔5bとは、軸方向に間隔をあけて配置されている。そのため、第一実施形態においては、パイプ30側とシャフト5側とで孔の位置を同等にする必要はなく、加工性を向上し、かつ、低コスト化を図ることができる。
加えて、第一実施形態においては、パイプ側孔30b,30cが上下方向でシャフトの軸方向中央孔5bと重なる位置にのみ設けられているため、パイプ側孔30b,30cの数を最小限にすることができる。そのため、パイプ30の加工が容易となり、低コスト化しやすい。
更に、第一実施形態においては、冷却効率向上等の観点から多数のシャフト側孔を設ける場合、パイプ側孔30b,30cの数はシャフト側孔の数よりも少なくてよい。そのため、パイプ30の加工性を向上し、かつ、低コスト化を図りつつ、冷却効率向上を図ることができる。
以上説明したように、上記実施形態の回転電機1のロータ4は、筒状のロータコア21と、ロータコア21の径方向中央部に固定され、回転可能な筒状のシャフト5と、シャフト5の径方向内方に配置され、冷媒が通るパイプ30と、を備え、シャフト5は、シャフト5の外周面を開口するシャフト側孔5b,5cを有し、パイプ30は、パイプ30の外周面を開口し、冷媒が排出されるパイプ側孔30bを有し、パイプ30の延在方向においてパイプ側孔30bの片側に設けられ、シャフト5の内周面に向けて突出し、かつ、パイプ側孔30bの外方に向けて傾斜する傾斜壁31を更に備える。
この構成によれば、パイプ30の延在方向においてパイプ側孔30bの片側に設けられ、シャフトの内周面に向けて突出し、かつ、パイプ側孔30bの外方に向けて傾斜する傾斜壁31を備えることで、パイプ側孔30bから排出される冷媒を傾斜壁31に沿って流出させることができるため、パイプ30側とシャフト5側とで孔の位置を同等にする必要がない。したがって、加工性を向上し、かつ、低コスト化を図ることができる。加えて、パイプ側孔30bから排出される冷媒を、パイプ側孔30bの近傍のシャフト側孔5bだけではく、パイプ側孔30bから遠く離れたシャフト側孔5cに届くようにすることができるため、高効率化に寄与する。
上記実施形態では、傾斜壁31は、パイプ内冷媒流れ方向V1においてパイプ側孔30bの下流側に設けられていることで、以下の効果を奏する。
パイプ側孔30bから排出される冷媒が傾斜壁31に当たることよって、跳ね返る力で冷媒が傾斜壁31とは逆に飛ぶため、シャフト側孔5cに冷媒が入りやすくなる。
上記実施形態では、シャフト側孔5b,5cの数は、パイプ側孔30b,30cの数よりも多いことで、以下の効果を奏する。
パイプ側孔30b,30cの数がシャフト側孔5b,5cの数よりも多い場合と比較して、パイプ側孔30b,30cの加工の手間が減るため、加工性を更に向上し、かつ、低コスト化をより一層図ることができる。加えて、複数のシャフト側孔5b,5cを通じてロータコア21へ冷媒を流出させることができるため、更なる高効率化に寄与する。
上記実施形態では、複数のパイプ側孔30b,30cは、パイプ30の上部外周面を開口する上孔30bと、パイプ30の下部外周面を開口する下孔30cと、を有することで、以下の効果を奏する。
パイプ30を流れる冷媒を上孔30bおよび下孔30cを通じてパイプ30の上方および下方に流出させることができる。加えて、傾斜壁31は、パイプ30の延在方向において上孔30bの片側に設けられていることで、上方に流出される冷媒を、パイプ側孔30b,30cから遠く離れたシャフト側孔5cに届くようにすることができるため、高効率化に寄与する。
上記実施形態の回転電機1は、筒状のステータ3と、ステータ3に対して径方向の内側に配置された上記のロータ4と、を備えることで、加工性を向上し、かつ、低コスト化を図ることができる回転電機1を提供することができる。
[第二実施形態]
第一実施形態では、傾斜壁31がパイプ内冷媒流れ方向V1においてパイプ側孔30bの下流側に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。
図6は、第二実施形態に係るロータ204を、軸線Cを含む断面視で見た要部拡大図である。図6は、第一実施形態の図2に相当する。
第二実施形態において第一実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図6に示すように、傾斜壁231は、パイプ内冷媒流れ方向V1においてパイプ側孔30bの上流側に設けられていてもよい。傾斜壁231は、上孔30bの上流側からシャフト5の内周面に向けて突出している。傾斜壁231は、上孔30bの外方に向けて傾斜している。傾斜壁231は、傾斜壁231の下端231aが上流側に位置し、かつ、傾斜壁231の上端231bが下流側に位置するように直線状に傾斜している。傾斜壁231の下流端231cは、シャフト5の軸方向中央孔5bよりも下流側に配置されている。傾斜壁231は、下孔30c側には設けられていない。図中符号205cは、シャフト5の軸方向冷媒路5aの軸方向第二端部側から径方向外方に延びてシャフト5の外周面で開口する第二端部側孔を示す。
第二実施形態においては、上孔30bから排出される冷媒の一部が傾斜壁231に沿って案内されることよって、冷媒が傾斜壁231の傾斜に沿って飛ぶ(図中矢印V4)。これにより、シャフト5の第二端部側孔205cに冷媒が入りやすくなる。
なお、上孔30bから排出される冷媒の残りの一部は、シャフト5の軸方向中央孔5bまたはシャフト5の内周面に向けて流れる。一方、下孔30cから排出(滴下)される冷媒の一部は、シャフト5の軸方向中央孔5bまたはシャフト5の内周面に向けて流れる(図中矢印V3)。
第二実施形態によれば、傾斜壁231は、パイプ内冷媒流れ方向V1においてパイプ側孔30bの上流側に設けられていることで、以下の効果を奏する。
パイプ側孔30bから排出される冷媒が傾斜壁231に沿って案内されるため、狙いのシャフト側孔(例えば、第二端部側孔205c)に冷媒が届きやすくなる。
上述した実施形態では、回転電機1が、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される走行用モータである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、回転電機1は、発電用モータやその他用途のモータ、車両用以外の回転電機(発電機を含む)であってもよい。
上述した実施形態では、パイプ30に設けた軸心流路30aを利用して、軸心冷却を行っている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ロータ4の回転により、端面板23に設けられた誘導壁(不図示)に沿って冷媒を磁石22に供給してもよい。例えば、ケース2等に設けた供給口を通して、端面板23の開口部に冷媒を供給してもよい。
上述した実施形態では、シャフト5のシャフト側孔5bが軸方向冷媒路5aの軸方向中央部から径方向外方に延びる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、シャフト側孔5bは、軸方向に間隔をあけて複数配置されていてもよい。例えば、シャフト側孔5bは、ロータコア21の軸方向端部寄りに配置されていてもよい。この場合、ロータ内部流路14の径方向流路14aは、ロータコア21の軸方向端部寄りに配置されていてもよい。
上述した実施形態では、複数のパイプ側孔30b,30cが設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、パイプ側孔は1つのみ設けられていてもよい。例えば、パイプ30は上孔30bのみ有していてもよい。また、パイプは2つのパイプ側孔30b,30cに限らず、3つ以上のパイプ側孔を有していてもよい。
上述した実施形態では、パイプ側孔30b,30cが上下方向でシャフト5の軸方向中央孔5bと重なる位置にのみ設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、パイプ側孔は、パイプ30の軸方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。この場合、傾斜壁31は、パイプ側孔の数に合わせて複数設けられていてもよい。
上述した実施形態では、パイプ30が水平方向に延在している例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、パイプ30は、水平方向と交差する方向に延在していてもよい。すなわち、回転電機1は、軸線Cを水平方向と交差させて配置されていてもよい。
上述した実施形態では、ロータ4がパイプ側孔30bの下流側に設けられた傾斜壁31を備えた例(図2参照)、およびロータ204がパイプ側孔30bの上流側に設けられた傾斜壁231を備えた例(図6参照)を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ロータは、パイプ側孔の上流側に設けられた上流側傾斜壁と、パイプ側孔の下流側に設けられた下流側傾斜壁と、を備えていてもよい。
上述した実施形態では、ロータがIPMである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ロータは、磁石22をロータ表面(ロータコア21の外周面)に組み込んだ、いわゆる表面磁石型(SPM:Surface Permanent Magnet)であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であり、上述した変形例を適宜組み合わせることも可能である。
1…回転電機
3…ステータ
4,204…ロータ
5…シャフト
5b…軸方向中央孔(シャフト側孔)
5c…第一端部側孔(シャフト側孔
21…ロータコア
30…パイプ
30b…上孔(パイプ側孔)
30c…下孔(パイプ側孔)
31,231…傾斜壁
205c…第二端部側孔(シャフト側孔)
V1…パイプ内冷媒流れ方向(パイプを通る冷媒の流れ方向)

Claims (5)

  1. 筒状のロータコアと、
    前記ロータコアの径方向中央部に固定され、回転可能な筒状のシャフトと、
    前記シャフトの径方向内方に配置され、冷媒が通るパイプと、を備え、
    前記シャフトは、前記シャフトの外周面を開口するシャフト側孔を有し、
    前記パイプは、前記パイプの外周面を開口し、前記冷媒が排出されるパイプ側孔を有し、
    前記パイプの延在方向において前記パイプ側孔の片側に設けられ、前記シャフトの内周面に向けて突出し、かつ、前記パイプ側孔の外方に向けて傾斜する傾斜壁を更に備えることを特徴とする回転電機のロータ。
  2. 前記傾斜壁は、前記パイプを通る前記冷媒の流れ方向において前記パイプ側孔の下流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のロータ。
  3. 前記傾斜壁は、前記パイプを通る前記冷媒の流れ方向において前記パイプ側孔の上流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のロータ。
  4. 前記パイプは、水平方向に延在し、
    前記パイプ側孔は、複数設けられ、
    複数の前記パイプ側孔は、前記パイプの上部外周面を開口する上孔と、前記パイプの下部外周面を開口する下孔と、を有し、
    前記傾斜壁は、前記パイプの延在方向において前記上孔の片側に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機のロータ。
  5. 筒状のステータと、
    前記ステータに対して径方向の内側に配置された請求項1から4のいずれか一項に記載のロータと、を備えることを特徴とする回転電機。
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