JP2020113227A - 通信装置、通信システム、移動体、隊列走行システム、サーバ、通信方法、情報管理方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、移動体、隊列走行システム、サーバ、通信方法、情報管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動経路での車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などにおいても移動体間通信を継続することができる移動体の通信装置を提供する。【解決手段】移動経路を移動可能な第1移動体に設けられ移動経路において他の第2移動体との間で移動体間通信を行う通信装置は、指向性アンテナにより第2移動体に向かう指向性ビームを形成し第2移動体と無線通信を行う。前記通信装置は、第2移動体が指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに第2移動体に対する指向性ビームの追尾を開始するように制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、車車間通信などの移動体間通信を行う通信装置、通信方法及びプログラム、その通信装置を備えた通信システム、移動体及び隊列走行システム、並びに、移動体の情報を管理するサーバ及び情報管理方法に関するものである。
従来、道路などの移動経路上を移動する車両などの移動体に設けられ、前記移動経路を移動している他の移動体との間で車車間通信を行う通信装置が知られている。
特許文献1には、車車間通信の通信可能範囲を可変にしたり複数の通信方式を状況に応じて選択的に使い分けたりすることができる車車間通信装置が開示されている。特許文献1によれば、1台以上の車両をスキップして車車間通信を中継できるとされている。
特許文献2には、先行車(第1移動体)の送信機が先行車の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信し、後続車(第2移動体)の受信機が前記無線信号を受信し、前記無線信号の送信方向を認識することによって先行車が存在する方向を特定し、受信された無線信号で表される先行車の識別情報と進行方向を運転支援装置へ出力する運転支援情報伝送システムが開示されている。特許文献2によれば、後続車(第2移動体)の運転支援装置において、車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、先行車を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができるとされている。
特開2005−038202号公報 国際公開第2017/104224号
従来の車車間通信において、干渉回避等のために指向性アンテナを用いて指向性ビームの直接波により無線通信を行うことが考えられる。しかしながら、指向性ビームの直接波により無線通信を行う場合、自車又は通信相手の車両の車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などにより、通信相手の車両との無線通信が遮断され、車車間通信を継続することができないおそれがある。
本発明の一態様に係る通信装置は、移動経路を移動可能な第1移動体に設けられ前記第1移動体が前記移動経路を移動するとき他の第2移動体との間で移動体間通信を行う通信装置である。当該通信装置は、指向性アンテナにより前記第2移動体に向かう指向性ビームを形成し前記第2移動体と無線通信を行う無線通信部と、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第2移動体に対する前記指向性ビームの追尾を開始するように前記無線通信部を制御する制御部と、を備える。
前記通信装置において、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測する予測部を更に備え、前記制御部は、前記予測部の予測結果を示す予測情報に基づいて、前記指向性ビームの追尾を開始するように制御してもよい。
ここで、前記予測部は、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性の程度を示す指標値を算出し、前記制御部は、前記予測部が算出した指標値が閾値よりも高い場合に、前記指向性ビームの追尾を開始するように制御してもよい。
前記通信装置において、前記制御部は、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測した予測結果を示す予測情報をサーバ又は他の車両から受信し、前記予測情報に基づいて、前記指向性ビームの追尾を開始するように制御してもよい。
前記通信装置において、前記制御部は、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第1移動体の指向性ビームを前記第2移動体に追尾させるための制御情報をサーバ又は他の車両から受信し、前記制御情報に基づいて、前記指向性ビームの追尾を行うように制御してもよい。
前記通信装置において、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性は、前記第1移動体又は前記第2移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記第1移動体又は前記第2移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記第1移動体又は前記第2移動体の位置情報、前記第1移動体と前記第2移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記第1移動体又は前記第2移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報に基づいて、予測してもよい。
ここで、前記走行状態情報、前記位置情報、前記移動経路情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報は繰り返し取得され、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性は、前記少なくとも一つの情報がその直前の情報から変化したか否かに基づいて予測してもよい。
前記通信装置において、前記無線通信部の指向性アンテナは、前記指向性ビームの方向が変化するように回転可能に構成され、前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するように、前記無線通信部の指向性アンテナを回転制御してもよい。
前記通信装置において、前記無線通信部の指向性アンテナは、複数のアンテナ素子が配置されたアレイアンテナであり、前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するように、前記アンテナ素子に対する信号の位相を制御してもよい。
前記通信装置において、前記無線通信部は、前記指向性ビームの方向が互いに異なる複数の指向性アンテナを有し、前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するように前記複数の指向性アンテナの切り替えを制御してもよい。
前記通信装置において、前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するとき前記指向性ビームのビーム幅を変化させるように制御してもよい。
前記通信装置において、前記移動体間通信の周波数帯は、1GHz以上の高周波数帯であってもよい。
前記通信装置において、当該通信装置は車両であってもよい。
本発明の他の態様に係る通信システムは、前記いずれかの通信装置を複数備える通信システムである。
本発明の更に他の態様に係る移動体は、前記いずれかの通信装置を備える移動体である。
ここで、前記移動体において、当該移動体の走行状態を示す走行状態情報、当該移動体の位置情報、当該移動体のナビゲーション情報、当該移動体と他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、当該移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を、サーバ又は移動体間通信の通信相手である他の移動体に送信してもよい。
前記移動体において、当該移動体は車両であってもよい。
本発明の更に他の態様に係る隊列走行システムは、前記いずれかの通信装置を複数備え、前記複数の移動体が移動体間通信を行って隊列走行する隊列走行システムである。
本発明の更に他の態様に係るサーバは、前記移動体の情報を管理するサーバである。当該サーバは、前記移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記移動体の位置情報、前記移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記移動体の他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部と、前記走行状態情報、前記位置情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報、又は、前記少なくとも一つの情報に基づいて生成した前記指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を、前記移動体に送信する情報送信部と、を備える。
本発明の更に他の態様に係る方法は、移動経路を移動している第1移動体と第2移動体との間で移動体間通信を行う通信方法である。当該通信方法は、前記第1移動体が、指向性アンテナにより前記第2移動体に向かう指向性ビームを形成し前記第2移動体と無線通信を行うことと、前記第1移動体が、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第2移動体に対する前記指向性ビームの追尾を開始することと、を含む。
本発明の更に他の態様に係る方法は、前記移動体の情報を管理する情報管理方法である。当該情報管理方法は、前記移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記移動体の位置情報、前記移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記移動体の他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を取得することと、前記走行状態情報、前記位置情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報、又は、前記少なくとも一つの情報に基づいて生成した前記指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を、前記移動体に送信することと、を含む。
本発明の更に他の態様に係るプログラムは、移動経路を移動可能な第1移動体に設けられ前記第1移動体が前記移動経路を移動するとき他の第2移動体との間で移動体間通信を行う通信装置に備えるコンピュータ又はプロセッサにおいて実行されるプログラムである。当該プログラムは、指向性アンテナにより前記第2移動体に向かう指向性ビームを形成し前記第2移動体と無線通信を行うプログラムコードと、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第2移動体に対する前記指向性ビームの追尾を開始するプログラムコードと、を含む。
本発明の更に他の態様に係るプログラムは、前記移動体の情報を管理するサーバに備えるコンピュータ又はプロセッサにおいて実行されるプログラムである。当該プログラムは、前記移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記移動体の位置情報、前記移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記移動体の他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を取得するプログラムコードと、前記走行状態情報、前記位置情報、前記移動経路情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報、又は、前記少なくとも一つの情報に基づいて生成した前記指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を、前記移動体に送信するプログラムコードと、を含む。
本発明によれば、移動経路での車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などにおいても移動体間通信を継続することができる。
(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る隊列走行中の複数の車両の側面図及び上面図。 (a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る隊列走行中の車両が車線変更したときの車車間通信の遮断の様子を示す側面図及び上面図。 本実施形態に係る車両の主要な構成の一例を示す機能ブロック図。 本実施形態に係る車両の主要な構成の他の例を示す機能ブロック図。 本実施形態に係るサーバの主要な構成の一例を示す機能ブロック図。 本実施形態に係る車両の車車間通信のビーム制御の一例を示すフローチャート。 本実施形態に係るサーバによる車車間通信のビーム制御の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る隊列走行中の複数の車両10,20の側面図及び上面図である。本実施形態において、移動経路である片側2車線の道路90の進行方向左側の走行車線を、後方の第1移動体(第1車両)としての車両(以下「後続車両」ともいう。)10と先行の第2移動体(第2車両)としての車両(以下「先行車両」ともいう。)20が互いに同じ方向に走行している。後続車両10及び先行車両20は車車間通信しながら所定の車間距離で走行する隊列走行を行っている。これらの車両10,20により隊列走行システムが構成される。
なお、本実施形態における車両10,20は、例えば乗用車、トラック、バスなどの自動車であり、本発明は車両の種類及び数に制限されない。また、本発明は、移動体が上空や水上などに設定された移動経路を移動する飛行体、船舶などの車両以外の移動体である場合にも適用することができる。
後続車両10と先行車両20との間の車車間通信は、例えばマイクロ波、ミリ波等の電波を用いられる。車車間通信の周波数は、例えば、1GHzよりも低い数百MHzでもよいし、1GHz以上の高周波数帯であってもよい。また、車車間通信の周波数は、ITS(Intelligent Transport Systems)やCACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)で使用される700MHz帯(715MHz〜725MHz)、5.8GHz帯(5770MHz〜5850MHz)等であってもよい。
車両10,20それぞれの前面部には、前方の車両と車車間通信ための指向性アンテナ11f,21fと、前方の画像を撮像する撮像装置としてのカメラ13f,23fとが設けられている。同様に、車両10,20それぞれの後面部には、後方の車両と車車間通信ための指向性アンテナ11b,21bと、後方の画像を撮像する撮像装置としてのカメラ13b,23bとが設けられている。
車両10,20それぞれの指向性アンテナ11f,21f,11b,21bは、車車間通信時に直接波以外の路面反射波などの他の電波による干渉を抑制するために、図中の破線で示すような狭ビームを形成する。狭ビームは、例えばビーム幅が20度以下のビームであってもよい。指向性アンテナ11f,21f,11b,21bは、単一のアンテナ素子で構成してもよいし、複数のアンテナ素子を1次元、2次元又は3次元的に配置したアレイアンテナであってもよい。
また、車両10,20それぞれの指向性アンテナ11f,21f,11b,21bはそれぞれ、例えば回転制御可能な回転台に設けられ指向性ビームの方向が変化するように回転可能に構成され、車車間通信の通信相手の車両を追尾するように各指向性アンテナを回転制御してもよい。
また、指向性アンテナ11f,21f,11b,21bはそれぞれ、アレイアンテナを用いた場合、その指向性ビームが車車間通信の通信相手の車両を追尾したり指向性ビームのビーム幅を変化させたり(例えば指向性ビームの広角化を行ったり)するように、各アンテナ素子に対する信号の位相を制御してもよい。
また、指向性アンテナ11f,21f,11b,21bはそれぞれ、指向性ビームの方向が互いに異なる複数の指向性アンテナを有し、その指向性ビームが車車間通信の通信相手の車両を追尾するように、前記複数の指向性アンテナの切り替えを制御してもよい。ここで、指向性ビームを通信相手の車両に追尾させるときに指向性ビームのビーム幅を変化させるように(例えば指向性ビームの広角化を行うように)制御してもよい。
また、指向性アンテナ11f,21f,11b,21bはそれぞれ、指向性ビームのビーム幅が互いに異なる複数の指向性アンテナを有し、指向性ビームのビーム幅を変化させるように(例えば指向性ビームの広角化を行うように)複数の指向性アンテナの切り替えを制御してもよい。ここで、指向性ビームのビーム幅を変化させるときに(指向性ビームを広角化するときに)、指向性ビームを通信相手の車両に追尾させるように制御してもよい。
狭ビームを用いて車車間通信を行う場合、パイロット信号を用いてビーム合わせを行う同期システムを用いてもよい。例えば、後続車両10からパイロット信号を狭ビームで先行車両20に送信し、その狭ビームのパイロット信号を先行車両20が広いビームモード又は無指向性ビームモードで検知し、その検知結果に基づいて先行車両20の狭ビームの方向を調整する。
車両10,20の車車間通信に指向性アンテナを用いて狭ビームの直接波により無線通信を行うと、車両10,20の車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などにより、車両10,20間の無線通信が遮断され、車車間通信を継続することができないおそれがある。
例えば、図2(a)及び(b)に示すように、狭ビームを形成して車車間通信を行っている先行車両20が進行方向右側の車線に車線変更すると、車車間通信の無線伝搬路を遮断され、車車間通信をできないおそれがある。
そこで、本実施形態では、後続車両10は、先行車両20が指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに先行車両20に対する指向性ビームの追尾を開始する。同様に、先行車両20は、後続車両10が指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに後続車両10に対する指向性ビームの追尾を開始する。
また、本実施形態では、後続車両10は、先行車両20が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに先行車両20に対する指向性ビームの広角化を開始する。同様に、先行車両20は、後続車両10が指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに後続車両10に対する指向性ビームの広角化を開始する。ここで、指向性ビームの広角化は、例えば、指向性ビームのビーム幅を通常の20度から21度乃至90度の範囲の角度に変更するように行う。
このように先行車両20及び後続車両10が車車間通信を行っているときに、車両10,20の車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などにより通信相手の車両が指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記指向性ビームの追尾及び広角化の少なくとも一方を開始することにより、車両10,20が車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などを行う馬合でも、車車間通信の無線伝搬路の遮断を回避することができるので、車車間通信を継続することができる。
図3は、本実施形態に係る車両(後続車両)10の主要な構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、車両10の前方を走行している先行車両20の構成は、図3の後続車両10の構成と同様であるので、説明を省略する。
図3において、車両10は、先方又は後方の車両と車車間通信を行うための通信装置100と、車両10を駆動する車両駆動部150とを備える。車両駆動部150は、例えば、車両10を駆動するエンジン、モータなどの駆動源、駆動源の動力をタイヤ等の駆動出力部に伝える駆動伝達装置、車両10の進行方向を変える操舵装置などである。
通信装置100は、無線通信部110と、位置情報取得部120と、ナビゲーション情報取得手段122と、走行状態情報取得部124と、画像情報取得部としての前方撮像部130f及び後方撮像部130bと、制御部140とを備える。隊列走行する後続車両10の通信装置と先行車両20の通信装置により、車車間通信の通信システムが構成される。
無線通信部110は、指向性アンテナ11f,11bをそれぞれ有する前方アンテナ部111f及び後方アンテナ部111bと、通信処理部112と備える。
無線通信部110は、指向性アンテナ(前方アンテナ11f,後方アンテナ11b)により前方又は後方の通信相手である他の車両に向かう狭ビームからなる指向性ビームを形成し、他の車両と無線通信を行う。例えば、無線通信部110は、前方アンテナ11fにより前方の通信相手である先行車両20の後方アンテナ21bに向かう狭ビームからなる指向性ビームを形成し、先行車両20と無線通信を行う。
無線通信部110は、車車間通信の状態を示す通信状態情報(例えば受信レベル情報)を取得する通信状態情報取得部としても機能する。取得した通信状態情報(例えば受信レベル情報)に基づいて、車車間通信に用いる指向性ビームの追尾又はビーム幅の広角化の開始の制御を行ってもよい。例えば、車車間通信の受信レベル情報が所定の閾値以下になったときに、指向性ビームの追尾又はビーム幅の広角化を開始してもよい。
無線通信部110は、通信相手である第2移動体としての先行車両20が自車両10の指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測した予測結果を示す予測情報を、先行車両20から受信する予測情報受信部として機能してもよい。また、無線通信部110は、通信相手である第2移動体としての先行車両20が自車両10の指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに自車両10の指向性ビームを先行車両20に追尾させるための制御情報又は指向性ビームを広角化するための制御情報を、先行車両20から受信する予測情報受信部として機能してもよい。
前方アンテナ部111f及び後方アンテナ部111bはそれぞれ、前方アンテナ11f及び後方アンテナ11bと、各アンテナのビームを制御するビーム制御機構とを備える。例えば、機械式のアンテナビーム制御の場合、前記ビーム制御機構は、前方アンテナ11f及び後方アンテナ11bを1軸又は複数軸のまわりに回転させるアンテナ回転装置と回転制御装置とを用いて構成される。また、電子式のアンテナビーム制御の場合、前記ビーム制御機構は、ABF(アナログビームフォーミング)装置、DBF(デジタルビームフォーミング)装置、ABFとDBFとを組み合わせたハイブリッド装置などを用いて構成される。ABFには、移相器を用いたフェーズドアレイ、バトラーマトリックスによるマルチビームアンテナなどがある。
通信処理部112は、前方アンテナ部111f及び後方アンテナ部111bを介して送受信される信号を増幅したり、所定の符号化・変調方式でデータを符号化・変調して送信信号を生成したり、受信信号を復号化・復調してデータを生成したりする。
位置情報取得部120は、例えばGPS等のGNSS(全球測位衛星システム)の人工衛星からの信号を受信し、その受信結果に基づいて、車両10の位置情報(例えば、緯度、経度及び高度の情報)を出力することができる。
ナビゲーション情報取得手段122は、車両10に搭載されたナビゲーションシステムから、地図情報、道路に関する移動経路情報としての道路情報、走行予定のルート情報等の道路関連情報を取得する。道路関連情報は、道路90のT字路、カーブなどの形状に関する情報、道路90の工事や事故などのリアルタイム交通情報を含む。
走行状態情報取得部124は、自車両10の車両駆動部150から、自車両10の走行速度情報、ブレーキ情報、舵角情報、ウィンカー情報等の走行状態を示す情報を取得する。
前方撮像部130f及び後方撮像部130bはそれぞれ、通信相手の車両の画像を含む前方又は後方を撮像する撮像装置としてのカメラ13f,23fを有し、通信相手の車両の画像情報を取得することができる。車両の画像情報に含まれる方向指示ランプの点滅、ブレーキランプの点灯の有無、車両の傾きなどから、当該車両の車線変更、右折、左折、カーブ走行などを判断することができる。
制御部140は、CPU等のプロセッサ、メモリなどで構成され、所定の制御プログラムが読み込まれて実行されることにより、無線通信部110、車両駆動部150などの各種制御を行う。例えば、制御部140は、先行車両20が自車両10の指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに先行車両20に対する指向性ビームの追尾及び広角化の少なくとも一つを開始するように、無線通信部110を制御する。この制御により、自車両10又は通信相手の先行車両20の道路90での車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行などにおいても狭ビームの電波を先行車両20の後方アンテナ11bに到達させることができ、先行車両20との車車間通信を継続することができる。
制御部140は、車両10、20の走行状態情報、ナビゲーション情報、位置情報、車車間通信の通信状態情報及び画像情報の少なくとも一つの情報に基づいて、車車間通信の通信相手である先行車両20が自車両10の指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測する予測部としても機能してもよい。制御部140は、自ら予測した予測結果を示す予測情報に基づいて、指向性ビームの追尾及び広角化の少なくとも一つを開始するように無線通信部110を制御する。
なお、本実施形態において、制御部140は、車両10、20が直線状の道路90における通常の隊列走行状態に戻ったとき、指向性ビームの追尾及び広角化を終了するように無線通信部110を制御してもよい。例えば、制御部140は、車両10、20が直線状の道路90における通常の隊列走行状態に戻ったとき、制御の負荷を軽減するために指向性ビームの追尾を終了し、指向性ビームの方向を車両10の進行方向に固定するように無線通信部110を制御してもよい。また、制御部140は、車両10、20が直線状の道路90における通常の隊列走行状態に戻ったとき、車車間通信の受信レベルの低下を抑制するために指向性ビームの広角化を終了し、指向性ビームのビーム幅を元の初期設定状態のビーム幅に戻すように無線通信部110を制御してもよい。
図4は、本実施形態に係る車両(後続車両)10の主要な構成の他の例を示す機能ブロック図である。なお、車両10の前方を走行している先行車両20の構成は、図4の後続車両10の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図4において、図3と共通する部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図4の例では、隊列走行する複数の車両の情報を管理するサーバと移動通信網を介して通信するためのネットワーク通信部126を備えている。ネットワーク通信部126は、移動通信網を介して通信可能なユーザ装置(以下「UE」という。)を用いて構成することができる。UEは、ユーザ端末、端末、端末装置、移動局、移動機等と呼ばれる無線通信装置であってもよい。
ネットワーク通信部126は、例えば先行車両20が自車両10の指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測した予測結果を示す予測情報を、移動通信網を介してサーバから受信する予測情報受信部として機能する。この場合、制御部140は、サーバから受信した予測結果を示す予測情報に基づいて、指向性ビームの追尾及び広角化の少なくとも一つを開始するように無線通信部110を制御する。
また、ネットワーク通信部126は、先行車両20が自車両10の指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに自車両10の指向性ビームを先行車両20に追尾させるための制御情報又は指向性ビームを広角化するための制御情報を、移動通信網を介してサーバから受信する予測情報受信部として機能してもよい。この場合、制御部140は、サーバから受信した制御情報に基づいて、指向性ビームの追尾及び広角化の少なくとも一つを開始するように無線通信部110を制御する。
図5は、本実施形態に係るサーバ40の主要な構成の一例を示す機能ブロック図である。図5のサーバ40は、隊列走行する複数の車両の情報を管理するサーバである。サーバ40は、例えば、移動通信網の基地局に設けられ、複数の車両の通信装置との間で基地局を介して送受信される各種のデータ処理を行うことができるMEC(Multi-access Edge Computing)装置である。MEC装置からなるサーバ40は、基地局と移動通信網のコアネットワークとの間のノード又はコアネットワークの外側に設けてもよい。
サーバ40は、ネットワーク通信部400と記憶部410とビーム遠隔制御部420とを備える。ネットワーク通信部400は、移動通信網の基地局を介して、隊列走行している車両10,20それぞれと通信する。記憶部410は、ビーム遠隔制御部420で取得した各種情報及びビーム遠隔制御部420で生成した情報(予測情報、制御情報)を記憶する。
ビーム遠隔制御部420は、位置情報取得部421と、ナビゲーション情報取得手段422と、走行状態情報取得部423と、画像情報取得部424と、制御部425とを備える。
位置情報取得部421は、隊列走行している複数の車両10,20からネットワーク400を介して、各車両10、20の位置情報(例えば、緯度、経度及び高度の情報)を受信して取得する。
ナビゲーション情報取得手段422は、隊列走行している複数の車両10,20からネットワーク400を介して、各車両10,20のナビゲーションシステムから出力された地図情報、道路に関する移動経路情報としての道路情報等の道路関連情報を受信して取得する。
走行状態情報取得部423は、隊列走行している複数の車両10,20からネットワーク400を介して、各車両10,20の走行速度情報、ブレーキ情報、舵角情報、ウィンカー情報等の走行状態を示す情報を受信して取得する。
画像情報取得部424は、隊列走行している複数の車両10,20からネットワーク400を介して、各車両で撮像された前方及び後方の画像情報を受信して取得する。
制御部425は、隊列走行している複数の車両10、20の走行状態情報、ナビゲーション情報、位置情報、車車間通信の通信状態情報及び画像情報の少なくとも一つの情報に基づいて、各車両10,20について、車車間通信の通信相手の車両が指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測し、その予測結果を示す予測情報を車両10、20に送信するようにネットワーク通信部400を制御する。
制御部425は、前記予測結果に基づいて、各車両10、20の指向性ビームの追尾及び広角化の少なくとも一つを開始するための制御情報を車両10、20に送信するようにネットワーク通信部400を制御してもよい。また、制御部425は、各車両10、20が直線状の道路90における通常の隊列走行状態に戻ったとき、指向性ビームの追尾及び広角化を終了するための制御情報を車両10、20に送信するようにネットワーク通信部400を制御してもよい。
図6は、本実施形態に係る車両(後続車両)10の車車間通信のビーム制御の一例を示すフローチャートである。なお、車両10と車車間通信を行っている先行車両20についても本例と同様なビーム制御を行ってもよい。
図6において、車両10は、前述の位置情報、ナビゲーション情報、走行状態情報及び通信状態情報を含む各種情報を取得し(S101)、各情報について、直前の情報との差異があるか否かを判断する(S102)。例えば、自車両(車両)10又は先行車両20の走行状態情報である走行速度情報、ブレーキ情報又はウィンカー情報について、その直前の情報との差異があるか否かを判断する。ここで、前述の各種情報は、車車間通信の通信相手の先行車両20から取得してもよいし、前述のサーバ40から取得してもよい。
上記ステップS102において直前の情報との差異があると判断した場合(S102でYES)、車両10は、更に、先行車両20との車車間通信の切断の可能性があるか否かを予測する(S103)。例えば、自車両(車両)10又は先行車両20の走行状態情報である舵角情報又はウィンカー情報、ナビゲーション情報、及び指向性ビームのアンテナパターン情報に基づいて、先行車両20との車車間通信の切断の可能性があるか否かを予測して判断する(S103)。一方、上記ステップS102において直前の情報との差異がないと判断した場合(S102でNO)は、車両10は、上記ステップS101及びS102を繰り返す。
上記ステップS103において車車間通信の切断の可能性があると予測・判断した場合(S103でYES)、車両10は、車車間通信に用いる指向性ビームの制御を開始する(S104)。例えば、車両10は、車車間通信の通信相手の先行車両20に対する指向性ビームの追尾を開始するように制御する。車両10は、車車間通信の通信相手の先行車両20に対する指向性ビームの追尾に代えて当該指向性ビームの広角化を開始するように制御してもよい。また、車車間通信の通信相手の先行車両20に対する指向性ビームの追尾とともに当該指向性ビームの広角化を開始するように制御してもよい。車車間通信に用いる指向性ビームの制御を開始した後、車両10は、上記ステップS101〜S103を繰り返す。
上記ステップS103において車車間通信の切断の可能性がないと予測・判断した場合(S103でNO)、車両10は、更に、指向性ビームの方向が初期設定の範囲内か否かを判断する(S105)。
上記ステップS105において指向性ビームの方向が初期設定の範囲内でないと判断した場合(S105でNO)、車両10は、指向性ビームの方向及びビーム幅を維持したまま、上記ステップS101〜S105を繰り返す。一方、上記ステップS105において指向性ビームの方向が初期設定の範囲内であると判断した場合(S105でNO)、車両10は、指向性ビームの制御(追尾、広角化、又は、その両方の制御)を終了し(S106)、上記ステップS101〜S105を繰り返す。
図7は、本実施形態に係るサーバ40による車車間通信の遠隔ビーム制御の一例を示すフローチャートである。
図7において、サーバ40は、車車間通信を行いながら隊列走行を行っている複数の車両10,20から、前述の位置情報、ナビゲーション情報、走行状態情報及び通信状態情報を含む各種情報を取得し(S201)、各車両の各情報について、直前の情報との差異があるか否かを判断する(S202)。例えば、後続車両10及び先行車両20の走行状態情報である走行速度情報、ブレーキ情報又はウィンカー情報について、その直前の情報との差異があるか否かを判断する。
上記ステップS202において直前の情報との差異があると判断した場合(S102でYES)、サーバ40は、更に、後続車両10と先行車両20のとの間の車車間通信の切断の可能性があるか否かを予測する(S203)。例えば、後続車両10又は先行車両20の走行状態情報である舵角情報又はウィンカー情報、ナビゲーション情報、及び指向性ビームのアンテナパターン情報に基づいて、車車間通信の切断の可能性があるか否かを予測して判断する(S203)。一方、上記ステップS202において直前の情報との差異がないと判断した場合(S202でNO)は、サーバ40は、上記ステップS201及びS202を繰り返す。
上記ステップS203において車車間通信の切断の可能性があると予測・判断した場合(S203でYES)、サーバ40は、後続車両10及び先行車両20における車車間通信に用いる指向性ビームの制御を開始するための制御情報を生成して各車両10,20に送信する(S204)。例えば、サーバ40は、車車間通信の通信相手の車両に対する指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を生成して各車両10,20に送信するように制御する。サーバ40は、車車間通信の通信相手の車両に対する指向性ビームの追尾に代えて当該指向性ビームの広角化を開始するための制御情報を生成して各車両10,20に送信してもよい。また、車車間通信の通信相手の車両に対する指向性ビームの追尾とともに当該指向性ビームの広角化を開始するための制御情報を生成して各車両10,20に送信してもよい。制御情報の生成及び送信を行った後、サーバ40は、上記ステップS201〜S203を繰り返す。
上記ステップS203において車車間通信の切断の可能性がないと予測・判断した場合(S203でNO)、サーバ40は、更に、各車両10,20の指向性ビームの方向が初期設定の範囲内か否かを判断する(S205)。
上記ステップS205において各車両10,20の指向性ビームの方向が初期設定の範囲内でないと判断した場合(S205でNO)、サーバ40は、各車両10,20の指向性ビームの方向及びビーム幅が維持されたまま、上記ステップS201〜S205を繰り返す。一方、上記ステップS205において指向性ビームの方向が初期設定の範囲内であると判断した場合(S205でNO)、サーバ40は、指向性ビームの制御(追尾、広角化、又は、その両方の制御)を終了するための制御情報を生成して各車両10,20に送信し(S206)、上記ステップS201〜S205を繰り返す。
以上、本実施形態によれば、隊列走行等を行っている複数の車両10,20間で車車間通信しているときに、道路90の表面での路面反射波などの他の無線電波の干渉を回避するとともに、道路90での車線変更、交差点などでの右折・左折、カーブ走行など場合でも通信相手の車両との無線通信を継続することができる。
なお、本明細書で説明された処理工程並びに通信装置の構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、Node B、端末、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であれよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 車両(後続車両)
11f 前方アンテナ(指向性アンテナ)
11b 後方アンテナ(指向性アンテナ)
13f,13b カメラ
20 車両(先行車両)
21f 前方アンテナ(指向性アンテナ)
21b 後方アンテナ(指向性アンテナ)
23f,23b カメラ
40 サーバ
100 通信装置
110 無線通信部 111f 前方アンテナ部
111b 後方アンテナ部
120 位置情報取得部
122 ナビゲーション情報取得部
124 走行状態情報取得部
126 ネットワーク通信部
130f 前方撮像部(画像情報取得部)
130b 後方撮像部(画像情報取得部)
140 制御部
150 車両駆動部

Claims (22)

  1. 移動経路を移動可能な第1移動体に設けられ前記第1移動体が前記移動経路を移動するとき他の第2移動体との間で移動体間通信を行う通信装置であって、
    指向性アンテナにより前記第2移動体に向かう指向性ビームを形成し前記第2移動体と無線通信を行う無線通信部と、
    前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第2移動体に対する前記指向性ビームの追尾を開始するように前記無線通信部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1の通信装置において、
    前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測する予測部を更に備え、
    前記制御部は、前記予測部の予測結果を示す予測情報に基づいて、前記指向性ビームの追尾を開始するように制御することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2の通信装置において、
    前記予測部は、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性の程度を示す指標値を算出し、
    前記制御部は、前記予測部が算出した指標値が閾値よりも高い場合に、前記指向性ビームの追尾を開始するように制御することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1の通信装置において、
    前記制御部は、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性を予測した予測結果を示す予測情報をサーバ又は他の車両から受信し、前記予測情報に基づいて、前記指向性ビームの追尾を開始するように制御することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1の通信装置において、
    前記制御部は、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第1移動体の指向性ビームを前記第2移動体に追尾させるための制御情報をサーバ又は他の車両から受信し、前記制御情報に基づいて、前記指向性ビームの追尾を行うように制御することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの通信装置において、
    前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性は、前記第1移動体又は前記第2移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記第1移動体又は前記第2移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記第1移動体又は前記第2移動体の位置情報、前記第1移動体と前記第2移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記第1移動体又は前記第2移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報に基づいて、予測されることを特徴とする通信装置。
  7. 請求項6の通信装置において、
    前記走行状態情報、前記位置情報、前記移動経路情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報は繰り返し取得され、
    前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れる可能性は、前記少なくとも一つの情報がその直前の情報から変化したか否かに基づいて予測されることを特徴とする通信装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかの通信装置において、
    前記無線通信部の指向性アンテナは、前記指向性ビームの方向が変化するように回転可能に構成され、
    前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するように、前記無線通信部の指向性アンテナを回転制御することを特徴とする通信装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかの通信装置において、
    前記無線通信部の指向性アンテナは、複数のアンテナ素子が配置されたアレイアンテナであり、
    前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するように、前記アンテナ素子に対する信号の位相を制御することを特徴とする通信装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかの通信装置において、
    前記無線通信部は、前記指向性ビームの方向が互いに異なる複数の指向性アンテナを有し、
    前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するように前記複数の指向性アンテナの切り替えを制御することを特徴とする通信装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかの通信装置において、
    前記制御部は、前記指向性ビームが前記第2移動体を追尾するとき前記指向性ビームのビーム幅を変化させるように制御することを特徴とする通信装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかの通信装置において、
    前記移動体間通信の周波数帯は、1GHz以上の高周波数帯であることを特徴とする通信装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかの通信装置を複数備えることを特徴とする通信システム。
  14. 請求項1乃至12のいずれかの通信装置を備え、自車両の走行方向の前方及び後方の少なくとも一方に位置する他の移動体との間で移動体間通信を行うことを特徴とする移動体。
  15. 請求項14の移動体において、
    当該移動体の走行状態を示す走行状態情報、当該移動体の位置情報、当該移動体のナビゲーション情報、当該移動体と他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、当該移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を、サーバ又は移動体間通信の通信相手である他の移動体に送信することを特徴とする移動体。
  16. 請求項14又は15の移動体において、
    当該移動体は車両であることを特徴とする移動体。
  17. 請求項14乃至16のいずれかの移動体を複数備え、前記複数の移動体が移動体間通信を行って隊列走行することを特徴とする隊列走行システム。
  18. 請求項14乃至16のいずれかの移動体の情報を管理するサーバであって、
    前記移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記移動体の位置情報、前記移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記移動体の他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部と、
    前記走行状態情報、前記位置情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報、又は、前記少なくとも一つの情報に基づいて生成した前記指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を、前記移動体に送信する情報送信部と、を備えることを特徴とするサーバ。
  19. 移動経路を移動している第1移動体と第2移動体との間で移動体間通信を行う通信方法であって、
    前記第1移動体が、指向性アンテナにより前記第2移動体に向かう指向性ビームを形成し前記第2移動体と無線通信を行うことと、
    前記第1移動体が、前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第2移動体に対する前記指向性ビームの追尾を開始することと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  20. 請求項14乃至16のいずれかの移動体の情報を管理する情報管理方法であって、
    前記複数の移動体それぞれについて、前記移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記移動体の位置情報、前記移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記移動体の他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を取得することと、
    前記走行状態情報、前記位置情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報、又は、前記少なくとも一つの情報に基づいて生成した前記指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を、前記移動体に送信することと、
    を含むことを特徴とする情報管理方法。
  21. 移動経路を移動可能な第1移動体に設けられ前記第1移動体が前記移動経路を移動するとき他の第2移動体との間で移動体間通信を行う通信装置に備えるコンピュータ又はプロセッサにおいて実行されるプログラムであって、
    指向性アンテナにより前記第2移動体に向かう指向性ビームを形成し前記第2移動体と無線通信を行うプログラムコードと、
    前記第2移動体が前記指向性ビームの範囲から外れて通信切断が予測されるときに前記第2移動体に対する前記指向性ビームの追尾を開始するプログラムコードと、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  22. 請求項14乃至16のいずれかの移動体の情報を管理するサーバに備えるコンピュータ又はプロセッサにおいて実行されるプログラムであって、
    前記移動体の走行状態を示す走行状態情報、前記移動体の位置情報、前記移動体が走行している移動経路に関する移動経路情報を含むナビゲーション情報、前記移動体の他の移動体との間の移動体間通信の状態を示す通信状態情報、及び、前記移動体で撮影された画像情報の少なくとも一つの情報を取得するプログラムコードと、
    前記走行状態情報、前記位置情報、前記ナビゲーション情報、前記通信状態情報及び前記画像情報の少なくとも一つの情報、又は、前記少なくとも一つの情報に基づいて生成した前記指向性ビームの追尾を開始するための制御情報を、前記移動体に送信するプログラムコードと、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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