膨大な量の検索結果が得られる理由の1つとして、ユーザが効果的な語句を検索条件に指定できていないことがある。例えば、ユーザが検索数を絞り込むのに有効と考えられる専門性のある語句を知らないために汎用的一般的な語句でしか検索条件に指定できない場合、ユーザが意図するコンテンツと関連性に低いコンテンツも検索結果に含まれてしまう。このため、ユーザは、膨大な量の一覧表示された検索結果の中からユーザが意図するコンテンツを見つけるのに苦労を要する場合がある。
本発明は、検索結果を単に一覧表示する場合に比して、ユーザが意図する検索結果を見つけやすくすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、複数の語句を意味的な関係性で関連付けることにより構造化された語句関連情報及び語句と当該語句に紐付く事例との関連性を示す語句事例関連情報を含む知識情報を取得する取得手段と、前記知識情報を参照して、ユーザにより指定された検索条件に含まれる検索語句と、当該検索語句に紐付く語句及び事例との関連性を示す検索支援情報を生成する生成手段と、前記検索支援情報をグラフ形式にて表示するよう制御する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記検索語句の前記知識情報における階層位置又はユーザ指示に応じて前記検索支援情報を表示させるかどうかを決定することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記知識情報において下位層ほど専門性のレベルが高くなるよう語句の階層が形成されている場合であって事例を語句の階層の最下位に位置する語句と直接紐付けることで語句と事例との関連性が示されている場合、前記検索語句と当該検索語句に紐付く事例との間の階層数が所定の閾値より多い場合に前記検索支援情報を表示させることを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記知識情報において下位層ほど専門性のレベルが高くなるよう語句の階層が形成されている場合であって事例を語句の階層の最下位に位置する語句と直接紐付けることで語句と事例との関連性が示されている場合、前記検索語句を含む階層における最上位層の語句から当該検索語句までの階層数が所定の閾値より少ない場合に前記検索支援情報を表示させることを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記知識情報において下位層ほど専門性のレベルが高くなるよう語句の階層が形成されている場合であって事例を語句の階層の最下位に位置する語句と直接紐付けることで語句と事例との関連性が示されている場合、前記検索語句と当該検索語句に紐付く事例との間の階層数が所定の閾値以下の場合に前記検索支援情報を表示させないことを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、ユーザにより検索条件が指定されると、前記検索支援情報の表示をユーザに促す表示部品を画面に表示させ、ユーザにより前記表示部品が選択されることに応じて前記検索支援情報を表示させることを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記知識情報に設定されている事例のうち前記検索語句に紐付く事例との関連性を前記検索支援情報に含めて生成することを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記検索語句との関連性を示す指標値が所定の閾値以上となる事例との関連性のみを前記検索支援情報に含めて生成することを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記知識情報において下位層ほど専門性のレベルが高くなるよう語句の階層が形成されている場合、前記知識情報において前記検索語句を含む階層の最下位層の語句に直接紐付く事例との関連性のみを前記検索支援情報に含めて生成することを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記検索条件に複数の検索語句が含まれている場合、複数の検索語句の少なくとも1つに紐付く事例との関連性のみを前記検索支援情報に含めて生成することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、表示されている前記検索支援情報において関連性が示されていない事例を追加表示させるための追加表示部品を画面に表示させ、前記生成手段は、ユーザにより前記追加表示部品が選択されると、前記検索語句に紐付く事例のうち前記検索支援情報に含めていない事例との関連性を前記検索支援情報に追加することを特徴とする。
また、前記検索条件に含まれる検索語句に基づき検索を実行する実行手段を有し、前記生成手段は、前記知識情報において下位層ほど専門性のレベルが高くなるよう語句の階層が形成されている場合、前記知識情報において前記検索語句を含む階層の最下位層に位置する語句に紐付く検索結果との関連性を前記検索支援情報に含めて生成することを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記実行手段による検索結果のうち当該検索結果と前記検索語句との関連性を示す指標値が所定の閾値以上の検索結果との関連性を前記検索支援情報に含めて生成することを特徴とする。
また、前記検索条件に含まれる検索語句に基づき検索を実行する実行手段を有し、前記生成手段は、表示されている前記検索支援情報の中からユーザにより事例が選択されると、当該選択された事例に直接紐付く語句に紐付く検索結果との関連性を前記検索支援情報に追加することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、複数の語句を意味的な関係性で関連付けることにより構造化された語句関連情報及び語句と当該語句に紐付く事例との関連性を示す語句事例関連情報を含む知識情報を取得する取得手段、前記知識情報を参照して、ユーザにより指定された検索条件に含まれる検索語句と、当該検索語句に紐付く語句及び事例との関連性を示す検索支援情報を生成する生成手段、前記検索支援情報をグラフ形式にて表示するよう制御する表示制御手段として機能させる。
請求項1に記載の発明によれば、検索結果を単に一覧表示する場合に比して、ユーザが意図する検索結果を見つけやすくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、検索語句の専門性のレベルに応じて検索支援情報を表示させるかどうかを決めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、検索語句は専門性のレベルの低い語句と推定して検索支援情報を表示させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、検索語句は専門性のレベルの低い語句と推定して検索支援情報を表示させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、検索語句は専門性のレベルの高い語句と推定して検索支援情報を表示させないようにすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、検索支援情報の表示の有無をユーザに選択させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、検索語句に関連する事例のみを表示対象とすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、ユーザが求める検索結果に関連すると推測される事例のみを表示対象とすることができる。
請求項9に記載の発明によれば、専門性の高い語句に関連する事例のみを表示対象とすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、事例を絞り込んで表示させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、検索語句と関連性のある事例を追加表示させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、ユーザが求める検索結果と推測される検索結果との関連性を合わせて表示させることができる。
請求項13に記載の発明によれば、ユーザが求める検索結果とより確実に推測される検索結果との関連性を合わせて表示させることができる。
請求項14に記載の発明によれば、ユーザが選択した事例に紐付く検索結果との関連性を追加表示させることができる。
請求項15に記載の発明によれば、検索結果を単に一覧表示する場合に比して、ユーザが意図する検索結果を見つけやすくすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本実施の形態における情報処理装置は、パーソナルコンピュータ(PC)等の従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、情報処理装置は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段、ユーザインタフェースを内部バスに接続して構成される。ユーザインタフェースとしては、マウスやキーボード等の入力手段、ディスプレイ等の表示手段で構成される。もちろん、タッチパネル等入力手段と表示手段を兼用するユーザインタフェースで構成してもよい。
また、記憶手段は、情報処理装置に内蔵された構成要素に限定する必要はなく、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークに接続された他の装置に設けられていてもよい。この場合、接続するネットワークに適合するネットワークインタフェースを内部バスに接続することになる。
図1は、本発明に係る情報処理装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。本実施の形態における情報処理装置10は、入出力部11、入力解析部12、検索実行部13、検索支援情報生成部14、表示制御部15、制御部16、語句関連情報記憶部17及び語句コンテンツ関連情報記憶部18を有している。なお、本実施の形態において説明に用いない構成要素については図から省略している。
入出力部11は、上記ユーザインタフェースを介してデータの入出力を行う。入出力部11に含まれる入力受付部111は、ユーザから入力されたデータを受け付ける。受け付けるデータは、質問文やユーザ操作等である。表示部112は、表示制御部15による制御のもと検索実行部13による検索処理の実行結果(以下、「検索結果」という)等を表示する画面や表示中の画面に情報の追加表示や表示内容の変更等の表示制御を行う。本実施の形態では、情報処理装置10に接続されるディスプレイを表示先とし、情報処理装置10に接続されるマウスやキーボード等を入力手段と想定して説明するが、外部の装置、例えばユーザ端末からインターネットを介して情報処理装置10を利用させる場合、入出力部11は、ネットワークインタフェースを介してデータを送受信することになる。
入力解析部12は、入力受付部111により受け付けられたデータを解析して、ユーザにより行われた操作やデータの内容を認識する。ユーザにより検索条件として質問文が入力された場合、入力解析部12は、その質問文から語句を抽出することによって、あるいはユーザ操作に応じて検索語句を特定する。「検索語句」というのは、検索実行部13が検索を実行する際に用いる語句のことをいう。入力解析部12は、原則、語句関連情報記憶部17に設定登録されている語句と合致する語句を、検索実行部13が用いる検索語句として特定する。なお、「語句」というのは、語や句を意味する。語句関連情報記憶部17には、単なる語(単語)のみならず句も登録されることから、検索実行部13は、句に基づき検索を実行する場合もあり得る。本実施の形態では、このような場合を考慮して「語句」と表現している。
また、「検索条件」というのは、検索実行部13に検索を実行させる際にユーザが入力指定する条件である。基本的には、検索条件には、検索語句が指定される。検索範囲や情報の種類(画像等)等の付加的な設定が可能かもしれないが、本実施の形態では、付加的な設定は特に必要ないので、説明の便宜上、語句に限定して説明する。ユーザは、検索条件として、1又は複数の検索キーワードを指定する場合もあるが、本実施の形態では、自然文で指定されることを想定している。なお、本実施の形態では、検索語句を含む検索文は、質問文と同義であり、ユーザは検索語句を自然文に含めて入力するため、自然文とも同義である。
検索実行部13は、入力解析部12により特定された検索語句に基づき検索処理を実行する。本実施の形態では、検索実行部13のコンテンツの検索先を語句コンテンツ関連情報記憶部18に限定する。検索支援情報生成部14は、語句関連情報記憶部17及び語句コンテンツ関連情報記憶部18を参照して、ユーザにより指定された検索条件に含まれる検索語句と、当該検索語句に紐付く語句及び事例、また場合によっては更に文書との関連性を示す検索支援情報を生成する。「検索語句に紐付く」というのは、語句関連情報に設定される語句の階層上、検索語句に直接紐付く場合と、検索語句の下位層に位置する語句に紐付く場合、すなわち検索語句に間接的に紐付く場合と、がある。
表示制御部15は、制御部16による制御のもと、検索支援情報生成部14により生成された検索支援情報の表示制御及び検索実行部13による検索結果の表示制御を行う。制御部16は、後述する処理が実行されるよう各構成要素11〜15を制御する。
図2は、本実施の形態における語句関連情報記憶部17に設定登録されている語句関連情報に含まれる各語句の関係性を模式的に示す図である。語句関連情報は、オントロジーに相当する辞書であり、複数の概念を意味的な関係性で関連付けることにより構造化された知識情報である。語句は、オントロジーによって定義される概念を表す名前である。図2に示すように、各語句は、語句間の意味的な関係性によって直接又は間接的に紐付けられ、この紐付けによって示される階層関係によって階層構造(階層上の上下関係)が示される。なお、語句関連情報には、他の語句と階層を形成しない語句が存在してもよい。語句関連情報において、階層の上位にある語句は、汎用的一般的な語句と認識され、階層の下位に位置する語句ほど専門性の高い語句や詳細な概念を表す語句と認識される。また、語句は、下位層に紐付く語句の総称、すなわち例えば下位層に位置する語句のグループ名(「クラス名」ともいう)などのように上位概念に相当する語句の場合がある。また、語句によっては、複数の直上の語句から紐付けられる場合がある。つまり、語句の中には、複数の異なる階層に組み込まれる場合がある。図2は、語句の関係性を示すための模式図であって、語句の実際の関係性や登録数、階層数はこれに限るものではない。
図3は、本実施の形態における語句コンテンツ関連情報記憶部18に記憶される語句コンテンツ関連情報のデータ構成の一例を示す図である。語句コンテンツ関連情報は、語句関連情報と共に知識情報を形成する。語句コンテンツ関連情報は、語句とコンテンツとを紐付けるための情報である。語句コンテンツ関連情報には、語句に対応させてコンテンツ情報が設定される。語句は、語句関連情報に含まれている語句である。コンテンツ情報は、当該語句と関連性のあるコンテンツに関する情報であり、コンテンツID、データ及び事例/文書を含む。コンテンツIDは、各コンテンツを識別するための識別情報である。データは、コンテンツ自体である。なお、コンテンツデータの格納先情報を設定し、データの代わりに格納先情報を設定してもよい。本実施の形態では、事例及び文書という2種類のコンテンツを取り扱うが、事例/文書は、当該コンテンツの種別が事例若しくは文書であるかを示す情報である。
本実施の形態では、上記のように各コンテンツに対し、当該コンテンツの内容によって事例若しくは文書という種別を持たせている。文書は、通常、検索結果としてユーザに提供されるコンテンツである。検索結果に含まれるコンテンツの中に、ユーザが意図するコンテンツが含まれているとしても、専門性が相対的に高いコンテンツだとユーザが意図するコンテンツ、換言するとユーザが所望するコンテンツであるとユーザ自身が認識できない場合も考えられる。専門性が相対的に高いコンテンツとして、例えば、法律の条文などがこれに該当する。専門知識が相対的に低い一般的なユーザだと、自分自身で求めているコンテンツかどうかを判別できない可能性もある。一方、事例は、文書に対応させて用意されるコンテンツであり、文書の内容を事例的に紹介するコンテンツという位置付けにある。事例は、専門性が相対的に低いユーザでも文書より理解しやすい内容のコンテンツである。詳細は後述するように、本実施の形態では、ユーザの専門性の高低に従って最初に提供するコンテンツの種別を異ならせることができるようにしている。
前述したように、入力解析部12は、ユーザにより入力された質問文の中から1又は複数の語句を抽出し、その抽出した語句を検索実行部13による検索語句として特定することになるが、入力解析部12が抽出する語句は、語句関連情報に登録されている必要がある。なお、入力解析部12が抽出する語句と、語句関連情報に登録されている語句とが完全に一致していなくても、類義語等の関係で同じ語句とみなすことができるのであれば、入力解析部12が抽出する語句は語句関連情報に登録されているとみなすようにしてもよい。語句コンテンツ関連情報記憶部18に格納されているコンテンツが検索結果として選出されるためには、当該コンテンツに含まれている語句を洗い出すことによって抽出し、その抽出した語句と他の語句との関係性を定義して語句関連情報記憶部17に登録する必要がある。このように、語句関連情報に設定する語句と、語句コンテンツ関連情報記憶部18に登録されているコンテンツに含まれている語句とを関連付けるためには、語句関連情報を語句コンテンツ関連情報記憶部18に登録されているコンテンツを参照して生成するのが好ましい。
情報処理装置10における各構成要素11〜16は、情報処理装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶手段17,18は、情報処理装置10に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、RAM又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
図4は、本実施の形態における表示制御部15が表示対象とする検索サービス画面の概略的な画面構成の一例を示す図である。検索サービス画面20には、対話表示領域21及び検索結果表示領域22が含まれている。本実施の形態では、ユーザと対話形式にて検索サービスを提供するが、対話表示領域21は、そのユーザとシステム(すなわち、情報処理装置10)との入出力部11を介した対話の内容を表示するための領域である。例えば、質問文等ユーザにより入力された内容、ユーザへの問合せ内容、問合せに対するユーザからの回答、検索語句等が対話形式にて表示される。検索結果表示領域22は、検索実行部13による検索結果を所定の形式にて表示するための領域である。所定の形式には、一般的な一覧表示と、本実施の形態において特徴とするグラフ形式とがある。
次に、本実施の形態における情報処理装置10が提供する検索処理について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
前述したように、ユーザは、検索サービス画面20を利用することで情報処理装置10と対話形式にて検索を実行することができる。そのため、ユーザは、検索を実行したい場合、所定の画面表示操作を行う。表示制御部15は、ユーザの画面表示操作に応じて図4に示す検索サービス画面20を画面表示させる。そして、ユーザは、検索サービス画面20の対話表示領域21に検索文を入力する。
なお、ユーザが検索を実行するというのは、情報処理装置10が提供する検索サービスを利用して検索を行うことを意味する。一方、情報処理装置10の検索実行部13が検索を実行するというのは、検索処理アプリケーションを実行することによりユーザの指定に基づく検索語句と関連性の高い情報(コンテンツ)を抽出し、その抽出したコンテンツを検索結果としてユーザに提示するという検索サービス(検索処理)を実行することを意味する。
入力受付部111は、対話表示領域21に入力された検索文を受け付けると(ステップ101)、入力解析部12は、入力された内容を解析して情報の種類を特定する。ここでは、入力受付部111が受け付けた情報は、対話表示領域21からユーザにより入力された情報であり自然文であることから検索文であると特定できる。検索文の場合、入力解析部12は、検索文を解析して検索語句を特定する(ステップ102)。
図6は、本実施の形態における検索処理の際に対話表示領域21に表示される内容の一例を示す図である。この表示例によると、入力解析部12は、ユーザにより入力された質問文U01から検索語句として「貨物」及び「課税」を特定したことがわかる(C01)。なお、図6に示す対話表示領域21への表示例において、図面右側からの吹き出しは、ユーザによる入力に基づく表示であり、図面左側からの吹き出しは、情報処理装置10による出力に基づく表示である。厳密には、情報処理装置10がユーザによる入力を受け付け処理することで対話表示領域21に表示させているかもしれないが、ユーザによる入力内容は、情報処理装置10による出力に基づく表示と分けて対話表示領域21に表示させる。また、各吹き出しに該当しない矩形形状の表示は、情報処理装置10が表示する表示部品(選択ボタン)である。ユーザは、この選択ボタンを選択することによって情報処理装置10に処理を指示したりする。図6には、説明は後述するグラフ表示ボタン31が表示されている例が示されている。
入力解析部12によって検索文の中に含まれている検索語句が特定されると、検索実行部13は、まずユーザモードを特定する(ステップ103)。検索実行部13は、ユーザモードに応じた検索処理を実行することになるが、ここで、ユーザモードについて説明する。ここでは、説明の便宜上、検索語句は1つであるものとする。
ユーザは、検索を実行する際に上記の通り検索語句を含む検索文を入力する。そして、検索語句は、語句関連情報に設定されている必要があるが、検索実行部13は、ユーザにより入力された検索語句が語句関連情報によって示される語句の階層上、どの位置にあるのかを特定する。前述したように、語句関連情報において、階層の上位にある語句は、汎用的一般的な語句と認識され、階層の下位に位置する語句ほど専門性の高い語句や詳細な概念を表す語句と認識される。つまり、検索語句が階層上、上位に位置する語句に対応するのであれば、当該検索語句は汎用的一般的な語句(以下、「一般語句」ともいう)に相当し、一方、下位に位置する語句に対応するのであれば、当該検索語句は専門性のある語句(以下、「専門語句」ともいう)に相当すると判別する。そして、一般語句を検索語句として指定したユーザを「一般ユーザ」と、専門語句を検索語句として指定したユーザを「専門ユーザ」と、それぞれ称することになる。なお、ユーザは、指定した検索語句を用いる分野において一般ユーザ又は専門ユーザと判別される。つまり、ユーザは、分野毎に一般ユーザ又は専門ユーザと判別される。一般語句と専門語句(すなわち、一般ユーザと専門ユーザ)とは、階層上における当該語句の位置と所定の閾値との比較により判別される。
なお、語句関連情報には、最上位置に位置する語句が複数存在し、最上位層の語句毎に分野が対応付けられる。つまり、最上位層から下位層に位置する語句によって当該分野において用いられる語句が規定される。
このように、検索実行部13による検索処理において、検索文を入力したユーザが一般ユーザと判定された場合に実行されるモードがユーザモードであり、専門ユーザと判定された場合に実行されるモードが専門モードである。ユーザモードで検索処理が実行されると、検索支援情報をグラフ形式にて表示するが、これは、ユーザにより入力された検索語句が語句関連情報によって示される階層上、どの位置にあるのかによって、換言すると語検索語句が一般語句とみなされるか、専門語句とみなされるかによって決定されることになる。本実施の形態では、以下に説明する閾値との比較に基づく判定条件のいずれかを用いる。
前述したように、語句関連情報によって語句の階層関係が規定され、語句コンテンツ関連情報によって語句とコンテンツ(事例及び文書)との関連性が規定されている。図7は、図2及び図3に示す語句関連情報及び語句コンテンツ関連情報に基づく語句とコンテンツとの関連性を示す模式図であるが、図7に示すように、事例のいくつかは、語句の階層の最下位に位置する語句と直接紐付けられることで検索語句と事例との関連性が示されている。なお、ここでは、図7に示す「貨物」がただ1つ指定された検索語句32として説明する。
第1の判定条件として、検索語句と当該検索語句に紐付く事例(厳密には、検索語句を含む階層上の最下位層に位置する語句と直接紐付く事例)との間の階層数が所定の閾値より多い場合に、当該検索語句は一般語句と判定して検索支援情報を表示させるようにする。例えば、図7によると、最下位層に位置する「携帯輸入貨物」に直接紐付く「A事例」は、検索語句32である「貨物」から3階層目に紐付けられている。検索語句を含む階層上、検索語句と最下位層に位置する語句に直接紐付く事例との間の階層数が多いということは、検索語句は相対的に上位層に位置する語句と想定できる。つまり、一般語句である可能性が高いといえる。そこで、本実施の形態では、階層数を所定の閾値と比較して、その階層数が所定の閾値より多い場合、当該検索語句は一般語句であり、その検索語句を入力したユーザは、一般ユーザと判定する。
その一方、検索語句と最下位層に位置する語句に直接紐付く事例との間の階層数が少ないということは、検索語句は相対的に下位層に位置する語句と想定できる。つまり、専門語句である可能性が高いといえる。そこで、本実施の形態では、階層数が所定の閾値以下の場合、当該検索語句は専門語句であり、その検索語句を入力したユーザは、専門ユーザと判定する。
第2の判定条件として、検索語句を含む階層における最上位層の語句から当該検索語句までの階層数が所定の閾値より少ない場合に前記検索支援情報を表示させるようにする。例えば、図7によると、検索語句32である「貨物」は最上位層に位置するので、最上位層の語句から「貨物」までの階層数は0である。なお、検索語句は、最上位置に位置する語句とは限らず、最上位層と最下位層との間に位置する場合がある。検索語句を含む階層上、検索語句と最上位層に位置する語句との間の階層数が少ないということは、検索語句は相対的に上位層に位置する語句と想定できる。つまり、一般語句である可能性が高いといえる。そこで、本実施の形態では、階層数を所定の閾値と比較して、その階層数が所定の閾値より少ない場合、当該検索語句は一般語句であり、その検索語句を入力したユーザは、一般ユーザと判定する。
その一方、検索語句と最上位層に位置する語句との間の階層数が多いということは、検索語句は相対的に下位層に位置する語句と想定できる。つまり、専門語句である可能性が高いといえる。そこで、本実施の形態では、階層数が所定の閾値以上の場合、当該検索語句は専門語句であり、その検索語句を入力したユーザは、専門ユーザと判定する。
なお、以上の説明から明らかなように、基本的な処理においては、ユーザモードにおける一般モードと、検索語句における一般語句と、ユーザにおける一般ユーザとは、対応付けられる。
上記説明では、便宜的に検索語句が1つのみの場合で説明した。検索条件に複数の検索語句が含まれている場合、一般語句と専門語句が混在する可能性がある。この場合、多数決、重要性の高いと推定される語句に重みを持たせるなど所定の規則に従っていずれかのユーザモードに特定する必要がある。
以上説明したように、ユーザモードは、ユーザが検索文の中に指定した語句によって決定されることになる。ユーザが図6に示すように質問文として「貨物を輸入した場合、課税されませんか?」と入力したとする。図7に例示する階層関係に基づくと、「貨物」は「貨物」を含む階層上、最上位に位置する語句であることから、検索実行部13により一般語句と特定されるとする。つまり、この質問文からユーザモードは一般モードと特定される。
また、例えば、ユーザが対話表示領域21から質問文として「一般申告課税貨物を輸入した場合、消費税は課税されませんか?」と入力したとする。図7に例示する階層関係に基づくと、「一般申告課税貨物」はコンテンツに直接紐付く最下位層の語句であることから、検索実行部13により専門語句と特定されるとする。つまり、この質問文からユーザモードは専門モードと特定される。
図5に戻り、ユーザモードが専門モードの場合(ステップ104でN)、検索実行部13は、語句コンテンツ関連情報記憶部18に格納されているコンテンツのうち種別が文書であるコンテンツを対象として検索を実行する(ステップ116)。そして、表示制御部15は、検索実行部13により検索結果として得られたコンテンツのリストを表示部112に表示させる(ステップ117)。この専門モードで検索が実行されたときに検索結果表示領域22に表示される検索結果の表示例を図8に示す。図8では、専門語句に基づく検索であることから検索結果としてB文書及びD文書という相対的に少ない数のコンテンツが得られていることを示している。これにより、ユーザが意図するコンテンツは上位に表示される可能性が高くなる。なお、「コンテンツが得られている」とはいっても、検索結果表示領域22には、検索結果としてコンテンツ自体が表示されるわけではなく、コンテンツのリストが表示されるだけである。ユーザは、意図するコンテンツをクリック選択すれば、文書の内容を閲覧することができる。
ところで、複数のコンテンツが検索結果に含まれる場合、本実施の形態では、検索結果(すなわち、コンテンツのリスト)を、関連度の高い順に並べて検索結果表示領域22に表示させる。関連度を所定の閾値と比較し、関連度がその閾値以上となる文書のみを表示させるようにしてもよい。ここで、「関連度」について図9を用いて説明する。
図9には、自然文で入力された検索文と、その検索文から抽出された語句に基づき検索によりたどり着くコンテンツとの関係が示されている。コンテンツは、語句コンテンツ関連情報記憶部18に格納されている。図9に示す語句とコンテンツとの関係によると、検索文からは、「消費税額」及び「特例」という2つの語句が検索語句として抽出されていることからコンテンツにたどり着くまで2経路存在する。そして、各経路においてコンテンツにたどり着くまでに語句関連情報記憶部17を経由する語句の数(以下、「ホップ数」という)を求める。まず、「消費税額」からのホップ数は、「消費税額」、「税額」及び「所得税額」の3である。一方、「特例」からのホップ数は、「特例」のみで1である。関連度は、経路数が同じ場合、ホップ数が小さいほど関連度が高くなり、関連度が高いほど検索文とコンテンツとの関連性が高いということができる。
なお、本実施の形態では、検索結果と検索語句との関連性を示す指標値として関連度を用いて検索結果の並び順を決めていたが、関連度以外の指標、例えば、tf−idf(Term Frequency Inverse Document Frequency)などの指標に基づき決定してもよい。
前述した専門モードでの処理においては、検索実行部13がユーザモードを判別し、また、関連度の計算、閾値との比較を行うことを想定して説明した。ただ、検索実行部13は、単に検索語句に基づき検索を実行し、検索支援情報生成部14又は表示制御部15が語句関連情報記憶部17及び語句コンテンツ関連情報記憶部18を参照して、ユーザモードを判別し、検索実行部13による検索結果の中から種別が文書のコンテンツを抽出し、関連度を計算し、閾値に基づき表示対象とするコンテンツを絞り込むことによって図8に示す検索結果が表示されるよう処理してもよい。つまり、専門モードの場合も検索支援情報生成部14が検索結果の表示に関わるように処理してもよい。
一方、ユーザモードが一般モードの場合(ステップ104でY)、検索実行部13は、語句コンテンツ関連情報記憶部18に格納されているコンテンツのうち種別が事例であるコンテンツを対象として検索を実行する(ステップ105)。ここでは、全ての検索語句に紐付く事例であって検索語句の最下位層に位置する語句に直接紐付く事例を検索結果として得るように検索を実行する。もちろん、少なくとも1つの検索語句に紐付く事例を検索結果として得るようにしてもよい。続いて、検索支援情報生成部14が検索実行部13による検索結果に基づき検索支援情報を生成すると(ステップ106)、表示制御部15は、表示部112に、生成された検索支援情報をグラフ形式にて検索結果表示領域22に表示させる(ステップ107)。
図10は、仮に一般モードで検索が実行されたとしても、図8に示す専門モードと同様に検索結果として得られるコンテンツ(文書)のリストを一覧表示形式にて表示させた場合の表示例を示す図である。この場合、「貨物」の下位層には、「一般申告課税貨物」と比較して数多くの文書が直接又は間接的に紐付けられることになるため、検索結果数も多くなる。このため、ユーザが意図するコンテンツが検索結果の中に含まれていたとしても上位に表示されるとは限らず、検索結果表示領域22の中からユーザが意図するコンテンツを見つけにくい状態となる可能性が高くなる。
図11は、一般モードによる検索が実行されることで生成された検索支援情報をグラフ形式にて表示した場合の表示例を示す図である。なお、表示制御部15が検索支援情報を表示した時点では、コンテキストメニュー33は表示されていない状態である。図11に示す表示例から明らかなように、「貨物」からコンテンツ(事例)までの階層関係が一目瞭然に把握できる。このように、検索支援情報は、検索語句に紐付く事例との関連性を示す情報であるが、図11では、検索語句を含む階層の下位層に位置する語句のうち最下位層に位置する語句に直接紐付く事例のみを表示させる例を示している。更に、検索語句との関連度が所定値以上となる事例に限定して表示させるようにしてもよい。
なお、表示対象とする事例を最下位層に絞り込む処理は、表示制御部15が行ってもよいし、検索支援情報生成部14が行って、表示制御部15は、検索支援情報生成部14が生成した検索支援情報を単にグラフ形式に表示させるように処理してもよい。
また、前述したように、検索実行部13は、単に検索語句に基づき検索を実行し、検索支援情報生成部14又は表示制御部15が語句関連情報記憶部17及び語句コンテンツ関連情報記憶部18を参照してユーザモードを判別し、検索実行部13による検索結果の中から種別が事例のコンテンツを抽出し、関連度を計算し、閾値に基づき表示対象とするコンテンツを絞り込むことによって検索結果を図11に例示したグラフ形式にて表示されるよう処理してもよい。
ユーザは、絞り込まれた検索結果を得たくても、専門語句を指定できる知識がないため適切な語句を指定できない。本実施の形態では、「貨物」から各コンテンツまでの間に位置する語句を選択可能に表示している。従って、ユーザは、検索結果を絞り込むためにはどの語句を指定(つまり、選択)すればよいのかのヒントを得ていることになる。このようにして、ユーザは、絞込検索を行うことができるので、意図するコンテンツを見つけやすい検索結果を得ることが可能となる。
そして、本実施の形態では、図11に示すようにコンテンツとして事例のみを表示させている。一般ユーザにとっては、当該ユーザが意図するコンテンツ(種別が文書のコンテンツ)を得るために、当該コンテンツを事例にて紹介するコンテンツを参照するのが好適である。そこで、ユーザは、閲覧したい事例を右クリックなど所定のメニュー表示操作をすることで選択する。入力受付部111は、このユーザ操作を受け付け、入力解析部12がユーザによりメニュー表示操作がされたことを認識する。
なお、入力解析部12は、入力受付部111が受け付けた内容を解析して検索文であることや操作指示であることを判別し、制御部16は、その判別した結果に応じて該当する処理を検索実行部13等に実行させるが、以降の説明では、入力受付部111及び入力解析部12の処理については適宜説明を省略する。
ユーザによりメニュー表示操作がされると、表示制御部15は、図11に示すコンテキストメニュー33を、選択された事例に対応させて表示させる。コンテキストメニュー33の中には、「事例を閲覧」と「事例を選択」という項目が含まれている。ここで、ユーザは、事例の内容を参照したい場合、「事例を閲覧」を選択する。「事例を閲覧」を選択すると(ステップ108でY)、検索支援情報生成部14は、ユーザにより選択された事例を語句コンテンツ関連情報記憶部18から読み出し、表示制御部15は、その事例を表示させる(ステップ112)。例えば、検索サービス画面20上にコンテンツ表示領域を形成して表示するようにしてもよい。ユーザは、このように1又は複数の事例の内容を参照することによって、所望の文書(つまり、ユーザが意図するコンテンツ)に対応する事例を特定する。
ユーザが事例を特定すると、その事例に対応させて表示させたコンテキストメニュー33の中の「事例を選択」を選択する。「事例を選択」を選択すると(ステップ108でN,109でY)、検索支援情報生成部14は、語句コンテンツ関連情報記憶部18を参照して、ユーザにより選択された事例に直接紐付けられている語句を特定し、その特定した語句に直接紐付く文書を特定する(ステップ110)。そして、検索支援情報生成部14は、特定された文書を含めるよう表示中の検索支援情報を更新する。なお、検索語句との関連度が所定値以上となる文書に限定して検索支援情報に含めるようにしてもよい。これにより、表示制御部15は、特定された文書、すなわち選択された事例に関連する文書をグラフ形式にて表示されている検索支援情報に追加表示させる(ステップ111)。
図11には、「B事例」が選択された場合の表示例が示されており、図12には、選択されたことによって「B事例」に関連する文書34、すなわち「B文書」及び「D文書」が表示中の画面に追加して表示された場合の例が示されている。
なお、上記説明では、検索支援情報生成部14が語句コンテンツ関連情報記憶部18を参照して該当する文書を特定するようにしたが、検索実行部13が検索語句に基づき検索を実行させることで検索結果として文書を得るようにしてもよい。また、ユーザにより選択された事例(「B事例」)に関連する文書34のみを表示対象としたが、事例と同様に検索語句の下位層に位置する語句のうち最下位層に位置する語句の紐付く文書を表示対象としてもよい。
そして、ユーザが追加表示された文書の中から意図する文書をクリック選択すれば、その文書のデータは、語句コンテンツ関連情報記憶部18から読み出されて表示される。例えば、検索サービス画面20上にコンテンツ表示領域を形成して表示するようにしてもよい。
ユーザが一般ユーザの場合、前述したように検索文の入力に応じて文書をいきなり表示させるのではなく、ユーザが意図する文書を見つけやすいように事例をいったん表示させ、その表示された事例の中からユーザが意図するコンテンツに関連付いているであろう事例をユーザに選択させるようにした。本実施の形態の場合、検索語句に紐付く最下位層の語句に直接紐付く事例のみを抽出して検索支援情報に含めて表示させるようにした。ただ、最下位層に位置する語句に直接紐付く事例の中に、ユーザが期待する事例が表示されるとは限らない。
そこで、図13に示すように検索結果表示領域22上に追加グラフ表示ボタン35を表示させるようにしてもよい。ユーザが追加グラフ表示ボタン35を選択すると(ステップ109でN,113でY)、検索支援情報生成部14は、最下位層に位置する語句に限定していたところをその限定を外し、検索語句に直接又は間接的に紐付く事例を含めるよう表示中の検索支援情報を更新する。つまり、表示中の検索支援情報に含めていなかった事例との関連性を検索支援情報に追加する。これにより、表示制御部15は、新たに得られた事例を検索結果表示領域22に追加表示させる(ステップ115)。図13には、追加表示された事例36として「E事例」及び「F事例」が示されている。
本実施の形態によれば、一般ユーザに対しては、有効な検索結果が得られるように検索支援情報をグラフ形式にて提供できるようにした。なお、検索支援情報は、検索文の入力に応じて表示されるので、検索結果ともいうことができる。そして、ユーザは、グラフ形式にて表示された検索支援情報を参照することによって、コンテンツが単に一覧表示される場合に比して、ユーザが意図する検索結果、すなわちユーザが所望するコンテンツまで簡便にたどり着きやすくなる。
なお、本実施の形態では、検索支援情報のグラフ形式での提供は、検索文を入力したユーザが一般ユーザであることが判別できると自動的に行うようにしていたが、一般ユーザからの指示に応じて行うようにしてもよい。例えば、図6に示すようにグラフ表示ボタン31を選択可能に対話表示領域21に表示させると共に、検索支援情報は、図10に示すように一覧形式にて表示させる。そして、一般ユーザがグラフ表示ボタン31を選択すると、その選択操作に応じてユーザモードにて、すなわち図11に示すように検索支援情報をグラフ形式にて表示させる。
また、事例のグラフ形式での表示は一般ユーザに限定して実施していたが、専門ユーザに対しても提供できるようにしてもよい。この場合もグラフ表示ボタン31を選択可能に対話表示領域21に表示させればよい。そして、専門ユーザがグラフ表示ボタン31を選択すると、その選択操作に応じてユーザモードにて動作し、すなわち図11に示すように検索支援情報をグラフ形式にて表示させる。